JPH08331078A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH08331078A
JPH08331078A JP16143095A JP16143095A JPH08331078A JP H08331078 A JPH08331078 A JP H08331078A JP 16143095 A JP16143095 A JP 16143095A JP 16143095 A JP16143095 A JP 16143095A JP H08331078 A JPH08331078 A JP H08331078A
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Takayuki Nakamura
隆之 中村
Shizutoku Murayama
静得 村山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FM文字多重放送を受信する受信機におい
て、連続して送信されるフレームデータを取りこぼすこ
となく復号処理できるようにする。 【構成】 2段の受信バッファ24Aおよび24Bを設
ける。受信バッファ24Aおよび24Bのメモリ容量
は、それぞれデータの1フレーム分とする。フレーム1
の送信時には、フレーム1を受信バッファ24Aで受信
・蓄積し、フレーム1の横方向誤り訂正処理をする。フ
レーム2の送信時には、フレーム2を受信バッファ24
Bで受信・蓄積し、フレーム2の横方向誤り訂正処理を
するとともに、フレーム1の送信時に受信バッファ24
Aに蓄積済みのフレーム1の積符号誤り訂正処理をす
る。フレーム3の送信時には、フレーム3を受信バッフ
ァ24Aで受信・蓄積し、フレーム3の横方向誤り訂正
処理をするとともに、フレーム2の送信時に受信バッフ
ァ24Bに蓄積済みのフレーム2の積符号誤り訂正処理
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FM文字多重放送な
どの文字多重放送を受信する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】FM放送において、本来の音声放送番組
と一緒に、文字情報などをデジタルデータとして、多重
化して送信することが、FM文字多重放送として実現化
され、その放送を受信して、液晶表示素子などの表示素
子に文字情報などを表示できるFM受信機も、市販され
るに至っている。
【0003】このFM文字多重放送は、移動受信が可能
なDARC方式とされ、文字情報などのデジタルデータ
の多重化の規格は、副搬送波周波数が76kHz、伝送
レートが16キロビット/秒、変調方式がLMSK、誤
り訂正方式が(272,190)短縮化差集合巡回符号
による積符号とされる。
【0004】文字情報などの番組サービスとしては、レ
ベル1,2,3の区別がある。いずれも、ドット表示に
より文字情報などを提示(表示)するものであるが、レ
ベル1は、ヘッダ部を含んで15.5字×2.5行の表
示が可能な受信機に向けたサービスで、情報は文字であ
る。レベル2は、ヘッダ部を含んで15.5字×8.5
行の表示が可能な受信機に向けたサービスで、情報は文
字および図形である。レベル3は、CD−ROMなどに
より詳細な地図を表示できる受信機、すなわちナビゲー
ションシステムに向けた交通情報のサービスである。
【0005】レベル1の番組サービスとしては、ニュー
ス、天気予報、交通情報、エンターテインメントおよび
主な補完番組などが考えられている。エンターテインメ
ントは、占い、リスナー伝言板、クイズ、タウン情報な
どを提供するものであり、主な補完番組は、例えば本来
の音声放送番組が音楽番組であるときに、その曲名、演
奏者名、リクエストの際の電話番号・FAX番号などの
番組補完情報を提供するものである。主な補完番組は、
番組情報または番組連動とも称される。
【0006】なお、上記以外の番組サービスとして、緊
急の必要性があるときに随時提供される「緊急情報」が
考えられている。
【0007】図4に、上記のFM文字多重放送において
多重化されるLMSK信号のフレーム構成を示す。LM
SK信号の1フレームは、272ブロックで構成され、
それぞれのブロックは、288ビットとされる。
【0008】1フレームを構成する272個のブロック
は、190個のデータパケットのブロックと、82個の
縦方向のパリティパケットのブロックとに分けられ、か
つ縦方向のパリティパケットのブロックは分散されて送
出される。
【0009】各ブロックの先頭には、16ビットのBI
C(ブロック識別符号)が付加される。ただし、BIC
としては4種類のものが用いられ、これにより各パリテ
ィパケットが区別されるとともに、フレームの先頭が識
別される。
【0010】データパケットのブロックは、BICに続
いて176ビットのデータパケットを有し、そのあとに
14ビットのCRC符号が付加され、それに続いて82
ビットの横方向のパリティチェック符号を有するものと
される。CRC符号は、積符号による誤り訂正後の残留
誤りを検出するために付加される。縦方向のパリティパ
ケットのブロックは、BICに続いて272ビットの縦
方向のパリティパケットを有するものとされる。
【0011】各データパケットは、図5に示すように、
32ビットのプリフィックスと、それに続く144ビッ
トのデータブロックとからなるものとされる。
【0012】そのプリフィックスは、図6に示すよう
に、サービス識別符号、復号識別フラグ、情報終了フラ
グ、更新フラグ、番組番号、ページ番号、データリンク
符号、およびデータパケット番号からなるものとされ
る。
【0013】サービス識別符号は、4ビットで、番組内
容などを識別するものである。レベル1に関しては、
「1」が逐次受信処理用の一般情報、「2」が記録受信
処理用の一般情報、「4」が交通情報、とされている。
【0014】逐次受信処理とは、受信機において番組デ
ータまたはページデータの最初のデータパケットが着信
し次第、提示の復号処理を開始するモードであり、記録
受信処理とは、番組データまたはページデータの全デー
タを受信記録してデータグループごとのCRC符号によ
る誤り訂正処理を行ったのちに初めて提示の復号処理を
開始するモードである。
【0015】送信側において受信側における提示のタイ
ミングをとる必要がある番組や、データグループの最終
パケットが得られてから復号処理を始めたのでは提示が
間に合わないような番組のときには、逐次受信処理とさ
れる。
【0016】復号識別フラグは、1ビットで、受信機の
誤り訂正回路が横方向のみの復号によりデータを出力す
る場合には「1」とされ、横方向および縦方向の復号後
にデータを出力する場合には「0」とされる。
【0017】逐次受信処理で、復号識別フラグが「0」
の場合には、受信機は、それぞれのデータパケットの先
頭のBICを受信してから302パケット後のデータパ
ケットの先頭のBICの時点で、それぞれのデータパケ
ットについての提示のための復号処理を行うように、規
定されている。
【0018】情報終了フラグは、1ビットで、あるデー
タグループ番号で送出するデータグループが終了する場
合には「1]とされ、そうでない場合には「0」とされ
る。
【0019】更新フラグは、2ビットで、データグルー
プが更新されるごとに1ずつインクリメントされる。
【0020】番組番号は8ビット、ページ番号は6ビッ
トで、両者によりデータグループ番号が形成される。
【0021】データリンク符号は、2ビットで、1つの
データグループに属すべきデータを、パケット数がデー
タパケット番号の最大値を超えるような大容量のデータ
であるなどのために、最大で4つのデータグループに分
割して、データリンク符号が異なる、同一のデータグル
ープ番号により送信する場合に、各データグループの間
で0→1→2→3の順にリンクさせる符号である。
【0022】データリンク符号を除くデータパケット番
号は、8ビットで、「0」から順に割り当てられる。
【0023】番組番号は0から255までで、その
「0」には「総目次」が割り付けられ、主な補完番組
(番組情報ないし番組連動)には「254」が、緊急情
報には「255」が、それぞれ割り付けられている。
【0024】また、ページ番号は1から62までで、す
なわち1番組は最大62ページとされている。1ページ
は、1データグループに相当し、1データグループは、
1つまたは複数のデータブロックで構成される。
【0025】そして、レベル1においては、1ページ
は、一般には15.5字×2.5行の表示書式とされる
が、15.5字×8.5行の表示書式とすることもでき
る。また、この場合の文字データは、JISコードによ
って表示する文字を指定するものとされている。
【0026】レベル1に対応する受信機は、上述したよ
うに、かつ図7に示すように、例えばLCD(液晶表示
素子)1として、15.5字×2.5行の表示が可能な
表示画面1aを有するものが用いられる。ただし、その
表示画面1aのうちの左下側の15字×2行の部分1b
が本文表示領域とされ、斜線を付した上側の0.5行お
よび右側の0.5字の部分1cはヘッダ文表示領域とさ
れる。
【0027】そして、受信機は、ステレオコンポジット
信号とともにLMSK信号を受信し、そのLMSK信号
から上記の文字データをデコードして、バッファメモリ
に書き込むようにされる。
【0028】受信機またはこれを遠隔制御するリモコン
送信機には、「総目次」キーが設けられ、これを操作す
ることによって、受信機は、図8(A)に示すように、
表示画面1a上に、総目次(メインメニュー)を提示す
るようにされる。ただし、図8(A)は、総目次が複数
ページにわたり、または8.5行の表示書式とされ、そ
のうちの最初の1ページ、または8.5行の表示書式と
されたページの本文の最初の2行が表示された状態であ
る。
【0029】受信機またはリモコン送信機には、さらに
「ページ(画面)送り」キーが設けられ、これを操作す
ることによって、図8(B)に示すように、表示画面1
a上には、次の1ページ、または8.5行の表示書式と
されたページの本文の次の2行が表示されるようにされ
る。
【0030】そして、ユーザーが総目次の中から見よう
とする項目の番号を選択決定すると、項目ないし場合に
より、さらにその選択決定された項目についての目次が
提示されるようにされる。例えば、ユーザーが総目次の
中から「3.天気予報」を選択した場合、図9に示すよ
うに、「1.今日の天気 2.明日の天気」というよう
な目次が提示される。
【0031】さらに、ユーザーがその目次の中から見よ
うとする項目の番号を選択決定すると、その選択決定さ
れた項目についての最初のページが提示されるようにさ
れる。例えば、ユーザーが上記の目次の中から「1.今
日の天気」を選択した場合、図10に示すように、「今
日の天気」についての具体的な文字情報が提示される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】FM文字多重放送を受
信する受信機では、送信データの、図4に示したように
272パケットで構成されるフレームを受信し、蓄積す
る際には、誤り訂正として、(1)受信したパケットの
横方向誤り訂正、(2)その受信し、蓄積したパケット
の272パケット単位での縦方向誤り訂正、および
(3)その受信し、蓄積したフレーム内の272パケッ
トの横方向誤り訂正、の各処理を行う。
【0033】この場合、(2)の縦方向誤り訂正処理お
よび(3)の横方向誤り訂正処理、すなわち積符号誤り
訂正処理を行うには、当然のことながら、1フレーム分
である272パケットの受信が完了していなければなら
ない。
【0034】しかしながら、FM文字多重放送では、フ
レームデータが連続して送信されるので、受信済みフレ
ームにつき(2)の縦方向誤り訂正処理および(3)の
横方向誤り訂正処理、すなわち積符号誤り訂正処理を行
っている間にも、次フレームを受信して(1)の横方向
誤り訂正処理を行わないと、フレームデータの受信抜け
ないし取りこぼしを生じることとなる。
【0035】そこで、この発明は、FM文字多重放送な
どの文字多重放送を受信する受信機において、連続して
送信されるフレームデータを取りこぼすことなく復号処
理することができるようにしたものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明では、文字多重
放送を受信する受信回路と、この受信回路により受信さ
れたデータを保持する、それぞれ1フレーム分のメモリ
容量を有する第1および第2の受信バッファと、これら
第1および第2の受信バッファに保持されたデータによ
る情報を表示する表示素子とを設け、上記データの連続
して送信されるフレームごとに交互に、上記第1および
第2の受信バッファの一方に新たなフレームを蓄積する
とともに、他方に蓄積済みのフレーム全体についての誤
り訂正処理をする。
【0037】
【作用】上記のように構成した、この発明の受信機にお
いては、フレーム1の送信時には、そのフレーム1が、
一方の受信バッファで受信され、一方の受信バッファに
蓄積される。次に、フレーム1に連続するフレーム2の
送信時には、そのフレーム2が、他方の受信バッファで
受信され、他方の受信バッファに蓄積されるとともに、
フレーム1の送信時に一方の受信バッファに蓄積済みの
フレーム1全体についての誤り訂正処理がなされる。
【0038】次に、フレーム2に連続するフレーム3の
送信時には、そのフレーム3が、一方の受信バッファで
受信され、一方の受信バッファに蓄積されるとともに、
フレーム2の送信時に他方の受信バッファに蓄積済みの
フレーム2全体についての誤り訂正処理がなされる。以
下、同様である。
【0039】
【実施例】図1は、この発明の受信機の一例で、FM文
字多重放送を受信する、レベル1対応の、車載用のFM
受信機の場合である。
【0040】この例のFM受信機では、アンテナ11に
より受信されたFM信号が、シンセサイザ方式のチュー
ナ回路12に供給されて目的とする周波数の放送局が選
局されるとともに、そのFM信号が中間周波信号に変換
され、この中間周波信号が中間周波増幅回路13を通じ
てFM復調回路14に供給される。
【0041】FM復調回路14からは、ステレオの左右
チャンネルの音声信号L,Rの和信号(L+R)と、差
信号(L−R)により平衡変調されたDSB信号と、パ
イロット信号と、FM文字多重放送における上記のLM
SK信号との周波数多重化信号が取り出される。
【0042】この周波数多重化信号がステレオ復調回路
15に供給されて、和信号(L+R)およびDSB信号
から左右チャンネルの音声信号L,Rが復調され、これ
ら音声信号L,Rが増幅回路16L,16Rを通じて左
右チャンネルのスピーカ17L,17Rに供給される。
【0043】さらに、このFM受信機には、チューナ回
路12における選局およびFM文字多重放送による文字
表示を実行するため、マイクロコンピュータ20が設け
られる。
【0044】マイクロコンピュータ20は、プログラム
を実行するためのCPU21、ROM22、ワークエリ
ア用のRAM23、およびFM文字多重放送のデータの
受信バッファ用のRAM24を有する。ROM22に
は、各種のルーチンが書き込まれる。RAM24は、後
述するように、2段の受信バッファで構成される。
【0045】ROM22およびRAM23,24は、シ
ステムバス29を通じてCPU21に接続され、システ
ムバス29には、インタフェース回路(ポート)25〜
28が接続される。
【0046】そして、インタフェース回路25からチュ
ーナ回路12に選局用のデータが供給されて、その選局
が実行される。また、FM復調回路14からの復調信号
がデコーダ回路41に供給されて、LMSK信号からF
M文字多重放送におけるデータがデコードされて取り出
され、このデータがインタフェース回路26を通じてR
AM24に書き込まれる。RAM24のデータは、後述
するように常に最新のデータで更新される。
【0047】また、インタフェース回路27には、ノン
ロックタイプのプッシュスイッチにより構成された各種
の操作キー42が接続され、そのキー出力がマイクロコ
ンピュータ20に取り込まれる。これにより、操作キー
42のうちの任意のキーを押すと、その押されたキーが
CPU21により判別され、その押されたキーに対応す
る処理が実行される。
【0048】ただし、FM受信機が車載用の場合には、
その操作パネルは狭くて多数の操作キーを配置すること
ができないので、この例においては、操作キー42は、
操作頻度の高いキーおよび重要性の高いキーのみとさ
れ、その他の操作はリモコン(遠隔操作)により行うよ
うにされる。
【0049】このため、インタフェース回路27には、
リモコンの受信回路43も接続される。この例において
は、そのリモコンは赤外線式とされ、受信回路43は、
リモコン送信機60からの赤外線を受光する受光素子
と、この受光素子からのリモコン信号をデコードするデ
コーダ回路とを有する。
【0050】また、リモコン送信機60にも、ノンロッ
クタイプのプッシュスイッチにより構成された各種の操
作キー62(62A〜62N)が設けられる。この操作
キー62の一部は操作キー42と機能が重複するが、操
作キー62のうちの任意のキーを押すと、その押された
キーに対応するデータが形成され、これが赤外線に変換
されてFM受信機に送信される。
【0051】そして、FM受信機においては、リモコン
送信機60から送信された赤外線が受信回路43により
受信されて、もとのデータが取り出され、このデータが
インタフェース回路27に供給される。こうして、操作
キー42を押した場合と同様に、操作キー62を押した
場合も、その押されたキーに対応する処理がマイクロコ
ンピュータ20により実行される。
【0052】インタフェース回路28には、ビープ音信
号形成回路44が接続され、これからのビープ音信号が
増幅回路16L,16Rに供給される。
【0053】さらに、システムバス29には、FM文字
多重放送により送られた文字コードを表示データに変換
するためのフォントデータを有するフォントROM(キ
ャラクタジェネレータ)31が接続されるとともに、表
示用のメモリ32と、ディスプレイコントローラ33と
が接続され、このディスプレイコントローラ33に、表
示素子として例えばLCD50が接続される。
【0054】LCD50は、図7に示して上述したLC
D1と同様に、15.5字×2.5行の表示が可能な表
示画面を有し、そのうちの左下側の15字×2行の部分
が本文表示領域とされ、上側の0.5行および右側の
0.5字の部分がヘッダ文表示領域とされる。
【0055】表示用のメモリ32は、このLCD50の
ドット表示方式に対応してビットマップ方式とされ、1
画面分の容量を有するものとされる。
【0056】そして、RAM24に保持されている文字
コードがCPU21により読み出され、その読み出され
た文字コードがROM31のフォントデータにより表示
データに変換され、その表示データがメモリ32に書き
込まれる。また、このとき、ディスプレイコントローラ
33により、メモリ32の表示データが繰り返し読み出
されるとともに、表示信号に変換されてLCD50に供
給される。したがって、LCD50の表示画面には、C
PU21がRAM24から読み出した文字コードの文字
が表示される。
【0057】RAM24としては、上述したように、か
つ図2に示すように、2段の受信バッファ24Aおよび
24Bが設けられる。受信バッファ24Aおよび24B
のメモリ容量は、それぞれ文字データの1フレーム分と
される。具体的に、図4に示したように、データの1フ
レームは、272×288ビット=9792バイトであ
るので、受信バッファ24Aおよび24Bのメモリ容量
は、それぞれ約10キロバイトとされる。
【0058】そして、CPU21は、データの連続して
送信されるフレームごとに交互に、受信バッファ24A
および24Bの一方に新たなフレームを蓄積し、その新
たなフレームのパケットの横方向誤り訂正処理を行うと
ともに、受信バッファ24Aおよび24Bの他方に蓄積
済みのフレームの積符号誤り訂正処理を行う。すなわ
ち、受信済みフレームの積符号誤り訂正処理と、これに
連続する次フレームの受信および横方向誤り訂正処理と
が、並行して交互になされる。
【0059】図3に、フレーム1,2,3,4の4フレ
ームが連続して送信される場合を示す。なお、上記のよ
うに1フレームは9792バイトであり、データの伝送
レートは16キロビット/秒であるので、1フレームは
5秒弱で送出される。
【0060】まず、フレーム1の送信時には、そのフレ
ーム1が受信バッファ24Aで受信され、受信バッファ
24Aに蓄積されるとともに、そのフレーム1のパケッ
トの横方向誤り訂正処理がなされる。
【0061】次に、フレーム1に連続するフレーム2の
送信時には、そのフレーム2が受信バッファ24Bで受
信され、受信バッファ24Bに蓄積されるとともに、そ
のフレーム2のパケットの横方向誤り訂正処理がなされ
る。同時に、フレーム1の送信時に受信バッファ24A
に蓄積済みのフレーム1についての、272パケット単
位での縦方向誤り訂正処理、および272パケットの横
方向誤り訂正処理、すなわちフレーム1についての積符
号誤り訂正処理がなされる。
【0062】次に、フレーム2に連続するフレーム3の
送信時には、そのフレーム3が受信バッファ24Aで受
信され、受信バッファ24Aに蓄積されるとともに、そ
のフレーム3のパケットの横方向誤り訂正処理がなされ
る。同時に、フレーム2の送信時に受信バッファ24B
に蓄積済みのフレーム2についての積符号誤り訂正処理
がなされる。
【0063】次に、フレーム3に連続するフレーム4の
送信時には、そのフレーム4が受信バッファ24Bで受
信され、受信バッファ24Bに蓄積されるとともに、そ
のフレーム4のパケットの横方向誤り訂正処理がなされ
る。同時に、フレーム3の送信時に受信バッファ24A
に蓄積済みのフレーム3についての積符号誤り訂正処理
がなされる。
【0064】フレーム4で送信データが終了すると、次
のフレーム期間に相当する期間では、フレーム4の送信
時に受信バッファ24Bに蓄積済みのフレーム4につい
ての積符号誤り訂正処理がなされる。
【0065】このように、2段の受信バッファ24Aお
よび24Bが設けられて、受信済みフレームの積符号誤
り訂正処理と、これに連続する次フレームの受信および
横方向誤り訂正処理とが、並行して交互になされるの
で、連続して送信されるフレームデータの受信抜けを生
じることなくデータの復号処理をすることができる。
【0066】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、F
M文字多重放送などの文字多重放送を受信する受信機に
おいて、連続して送信されるフレームデータを取りこぼ
すことなく復号処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の受信機の一例を示す図である。
【図2】その要部の構成を示す図である。
【図3】その動作の説明に供する図である。
【図4】FM文字多重放送におけるデータのフレーム構
成を示す図である。
【図5】そのデータパケットの構成を示す図である。
【図6】そのプリフィックスの構成を示す図である。
【図7】FM文字多重放送のレベル1対応の受信機に設
けられる表示素子を示す図である。
【図8】その表示画面の表示例を示す図である。
【図9】その表示画面の表示例を示す図である。
【図10】その表示画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
12 チューナ回路 14 FM復調回路 15 ステレオ復調回路 20 マイクロコンピュータ 21 CPU 24 RAM(受信バッファ用) 24A 第1の受信バッファ 24B 第2の受信バッファ 31 フォントROM(キャラクタジェネレータ) 32 メモリ(表示用) 33 ディスプレイコントローラ 41 デコーダ回路 42 操作キー 50 LCD 60 リモコン送信機 62 操作キー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字多重放送を受信する受信回路と、 この受信回路により受信されたデータを保持する、それ
    ぞれ1フレーム分のメモリ容量を有する第1および第2
    の受信バッファと、 これら第1および第2の受信バッファに保持されたデー
    タによる情報を表示する表示素子とを備え、 上記データの連続して送信されるフレームごとに交互
    に、上記第1および第2の受信バッファの一方に新たな
    フレームを蓄積するとともに、他方に蓄積済みのフレー
    ム全体についての誤り訂正処理をする、 受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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