JP2016220049A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なラベルを、表示装置に表示させるために確実に取得するデジタル放送受信機を提供する。【解決手段】サービスと、サービスに係る識別子及び識別子に関連付けられたラベルを含むサービス構成情報が多重化されたデジタル放送信号を受信する受信手段と、サービス構成情報に基づいて予め作成された第一のリストを記憶する記憶手段と、受信手段により受信されたデジタル放送信号に含まれるサービス構成情報に基づいて第二のリストを作成するリスト作成手段と、第二のリスト内でブランクのラベルを検出するブランク検出手段と、検出された第二のリスト内のブランクのラベルを、第一のリスト内において該ラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルに更新する第一の更新手段を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、デジタル放送信号を受信して処理するデジタル放送受信機に関する。
音響機器や映像機器等において音声や映像をデジタル符号化処理することが一般化している。このような音響機器等における音声や映像のデジタル符号化の趨勢はラジオ放送の分野にも波及し、幾つかの方式のデジタルラジオ放送が規格化され、実用化されている。その一つに、例えばDAB(Digital Audio Broadcast)が知られている。DABは、EUREKA(European Research Coordination Agency)のプロジェクト147で規格化されたデジタルオーディオ放送規格であり、世界各国で実用放送され又は試験放送されている。DABは、伝送方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)を採用し、音声符号化にはMPEG Audio Layer 2を採用している。
DABの伝送フォーマットにおいては、約1.5MHz帯域の一つのチャンネル(アンサンブル)の中に複数のサービス(音声サービス又はデータサービス)及びサービス構成情報が多重化されている。サービスには、1つのプライマリサービスコンポーネントが必ず含まれており、最大で11個のセカンダリサービスコンポーネントが任意で含まれている。
アンサンブル、サービス、サービスコンポーネントにはそれぞれ、識別子として、EID(Ensemble Identifier)、SID(Service Identifier)、SCIdS(Service Component Identifier within the Service)が設定されている。しかし、これらの識別子は、アルファベットや数字を列記したものにすぎない。そのため、ユーザが識別子からサービス等を直接識別することは難しい。そこで、任意ではあるが、アンサンブル、サービス、サービスコンポーネントにはラベルが設定される。例えばサービスラベルには、放送局名が付けられる。
ラベルは、識別子等の他の情報と比べて重要度が高くないことから、送信の繰り返し頻度が低い。そのため、放送電波の受信電界強度が低下すると、例えば、識別子データのデコードには成功しても、ラベルデータのデコードには失敗することがある。ラベルデータのデコードに失敗した場合、例えば視聴中のサービスやサービスコンポーネントが何であるかをユーザが知得することができないという問題がある。
そこで、例えば特許文献1に、受信中のサービスコンポーネントのラベルデータのデコードに失敗した場合に、その中位階層(サービス)又は上位階層(アンサンブル)のラベルデータをデコードし、デコードによって得たラベルを表示する放送受信機が記載されている。
特開2001−358673号公報
しかし、アンサンブルラベルでは、アンサンブル内の個々のサービス、サービスコンポーネントを区別することができない。そのため、特許文献1に記載の放送受信機において、例えばサービスコンポーネントラベルの代替にアンサンブルラベルを表示させたとしても、出力再生中のサービスコンポーネントが何であるかをユーザに知得させることが難しい。また、特許文献1に記載の放送受信機では、サービスコンポーネントのラベルデータに加えてサービスやアンサンブルのラベルデータのデコードにも失敗した場合には、ラベルを一切表示することができないという問題が指摘される。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、適切なラベルを表示装置に表示させるため、適切なラベルをより確実に取得することが可能なデジタル放送受信機を提供することである。
本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機は、サービスと、該サービスに係る識別子及び該識別子に関連付けられたラベルを含むサービス構成情報が多重化されたデジタル放送信号を受信する受信手段と、サービス構成情報に基づいて予め作成された第一のリストを記憶する記憶手段と、受信手段により受信されたデジタル放送信号に含まれるサービス構成情報に基づいて第二のリストを作成するリスト作成手段と、第二のリスト内でブランクのラベルを検出するブランク検出手段と、検出された第二のリスト内のブランクのラベルを、第一のリスト内において該ラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルに更新する第一の更新手段とを備える。
また、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機は、第二のリスト内でブランクでないラベルについて第一のリストとの差分を検出する差分検出手段と、検出された差分に基づいて第一のリスト内のラベルを更新する第二の更新手段とを備える構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、第一の更新手段は、ブランク検出手段により検出されたブランクのラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルが第一のリスト内に存在しない場合、所定のネットワーク上のサーバにアクセスし、該ブランクのラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルを該サーバより取得し、取得されたラベルで該ブランクのラベルを更新する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、デジタル放送信号は、例えばDAB信号である。また、リスト内のラベルは、例えばアンサンブルラベル、サービスラベル、サービスコンポーネントラベルの少なくとも1つを含む。
本発明の一実施形態によれば、適切なラベルを表示装置に表示させるため、適切なラベルをより確実に取得することが可能なデジタル放送受信機が提供される。
本発明の一実施形態に係る放送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る放送システムに備えられるデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機のタッチパネルディスプレイ上に表示される表示画面例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機のタッチパネルディスプレイ上に表示されるステーションリストを例示する図である。 ステーションリストのデータ内容を例示する図である。 本発明の一実施形態において実行されるリスト補完処理のフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機のフラッシュメモリに格納されているDABラベルリストを例示する図である。 図6の処理ステップS17の詳細を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本発明の一実施形態として、デジタル放送受信機とサーバとを備える放送システムを例に取り説明する。
[放送システム1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る放送システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態に係る放送システム1は、リスト保有サーバ100及びデジタル放送受信機200を備えている。リスト保有サーバ100は、例えば、メモリに保持されたプログラム及びデータを用いて動作するコンピュータ端末である。デジタル放送受信機200は、例えば、道路を走行する車両に搭載された車載器である。リスト保有サーバ100とデジタル放送受信機200は、所定のプロトコルに従い、インターネット網等の通信回線網を介して無線により双方向通信可能となっている。なお、デジタル放送受信機200は車載器に限らず、例えば、スマートフォン、フィーチャフォン、PHS(Personal Handy phone System)、タブレット端末、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Portable Navigation Device)、携帯ゲーム機等の携帯型端末であってもよい。
[デジタル放送受信機200の構成]
図2は、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機200の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、デジタル放送受信機200は、MPU(Micro Processing Unit)210、HMI(Human Machine Interface)220、DABブロック230、フラッシュメモリ240、オーディオアンプ250、スピーカ260及び通信インタフェース270を備えている。なお、図2では、本実施形態の説明に必要な主たる構成要素を図示しており、デジタル放送受信機として一般的な構成要素である筐体など、一部の構成要素については、その図示を適宜省略している。
例えば車両にエンジンが掛けられると、図示省略されたバッテリからデジタル放送受信機200の各種回路に電源ラインを通じて電源供給が行われる。MPU210は電源供給後、内部メモリに格納された制御プログラムを読み出してワークエリアにロードし、ロードされた制御プログラムを実行することにより、デジタル放送受信機200全体の制御を行う。
HMI220は、ユーザと放送受信機200とが情報をやり取りするためのインタフェースであり、具体的には、タッチパネルディスプレイ及びその周りに配置されたメカニカルキー、リモートコントローラ等である。MPU210は、HMI220に対する選局操作に従い、DABブロック230に受信制御信号を出力する。
DABブロック230は、DAB信号の受信処理を行うブロックであり、アンテナ232及びDAB受信機234を備えている。
アンテナ232は、DABアンサンブル信号を受信する。DABアンサンブル信号は、復調の際にフレーム同期に用いられる同期チャンネル、サービス構成情報等が含まれるFIC(Fast Information Channel)、音声サービスやデータサービスが含まれるMSC(Main Service Channel)で構成されている。
FICは、FIB(Fast Information Block)で構成されており、EID、SID、SCIdS等の各識別子及び該識別子に関連付けられたラベルデータを含む。FIBは、FIG(Fast Information Group)及びCRC(Cyclic Redundancy Check)を含む。FIGは、その用途によりType 0からType 7の8種類で分類されている。
FIGは、FIGヘッダ及びFIGデータフィールドを含む。FIGのTypeは、FIGヘッダ内で通知され、通知されるラベルの種類は、FIGデータフィールド内のExtensionで識別される。ラベルデータは、Type 1のFIGで送信される。アンサンブルラベル、サービスラベル、サービスコンポーネントラベルはそれぞれ、Extension=0、Extension=1、Extension=4で通知される。アンサンブルラベルの通知を行うFIGは、TypeとExtensionを組み合わせて、FIG 1/0(type 1 field for extension 0)と表記される。サービスラベル、サービスコンポーネントラベルの通知を行うFIGについても同様に、FIG 1/1、FIG 1/4と表記される。
FIGデータフィールド内のType 1 fieldは、Identifier field、Character field、Character flag fieldで構成されている。FIG Type 1のIdentifier fieldには、通知されるラベルがアンサンブルラベルの場合はEIDが挿入され、サービスラベルの場合はSIDが挿入され、サービスコンポーネントラベルの場合はSID及びSCIdSが挿入される。FIG Type 1のCharacter fieldには、ラベルの文字列データ(データ長:16Byte 固定)が挿入される。
ラベルの送信は、DAB放送規格上必須ではないものの、少なくともサービスラベルの送信については強く推奨されている。実際上、ほぼ全ての放送局でサービスラベルの送信が行われている。また、サービスコンポーネントは、基本的に、サービスとサービスコンポーネント(プライマリサービスコンポーネント)とをユーザに識別させる必要がないため、ラベルが設定されていないことが多い。但し、セカンダリサービスコンポーネントについては、プライマリサービスコンポーネントと識別する必要上、ラベルが設定されていることが多い。また、アンサンブルラベルも送信されていることが多い。
DAB受信機234は、アンテナ232にて受信されたDABアンサンブル信号を復調し、MPU210より入力される受信制御信号に従い、復調されたDABアンサンブル信号からサービスを選択してデコードする。デコードすることによって得られた音声サービス信号、表示用データ(ラベルデータを含む。)はそれぞれ、オーディオアンプ250、HMI220に出力される。
オーディオアンプ250は、DAB受信機234より入力される音声サービス信号を増幅してスピーカ260に出力する。これにより、選局中の放送局より放送されている音声サービスが出力再生される。
HMI220は、DAB受信機234より入力される表示用データに基づいてタッチパネルディスプレイ上に現在の情報を表示する。図3に、その表示画面例を示す。図3の例では、受信中のアンサンブルの周波数が「225.648MHz」であることを示し、アンサンブルラベルが「BBC National DAB」であることを示し、選択(出力再生)されているサービスのラベルが「BBC Radio 1」であることを示す画面が表示されている。
[ステーションリストの更新(作成)]
MPU210の内部メモリには、受信経験のあるアンサンブルに含まれるサービスのラベルをリストしたステーションリスト212が格納される。図4に、HMI220のタッチパネルディスプレイ上に表示されるステーションリスト212を例示する。また、図5に、ステーションリスト212のデータ内容を例示する。なお、デジタル放送受信機200のサイズ上の制約から、タッチパネルディスプレイを大画面化することは難しい。そのため、ステーションリスト212は、例えば、複数ページに分割して表示されたり、アンサンブル単位で表示されたりしてもよい。また、図4の例では、ステーションリスト212は、アンサンブル毎にまとめられているが、全てのアンサンブルのサービスラベルを所定の条件で並び替えたものにしてもよい。
上述したように、プライマリサービスコンポーネントにはラベルが設定されていないことが多いため、ステーションリスト212は、基本的には、サービスラベルがリストされたものとなっている。但し、プライマリサービスコンポーネントラベルが設定されている場合には、サービスラベルに代えて、プライマリサービスコンポーネントラベルがリストされてもよい。また、セカンダリサービスコンポーネントラベルが設定されている場合には、サービスラベルやプライマリサービスコンポーネントラベルに加えて、セカンダリサービスコンポーネントラベルがリストされてもよい。
MPU210は、HMI220に対するユーザ操作に従い、ステーションリスト212を更新(作成)する。具体的には、MPU210は、ステーションリスト212を内部メモリに保持している場合には、これを消去する。MPU210は、次いで、DABブロック230に受信制御信号を出力して、1つの周波数チャンネルの選局を指示する。
DABブロック230では、MPU210より入力される受信制御信号に従って受信処理が行われる。DABブロック230でアンサンブルが検出されてデコードが成功すると、ステーションリスト212の更新(作成)に必要なサービス構成情報が得られて、MPU210に出力される。ステーションリスト212の更新に必要なサービス構成情報には、例えば、EID、周波数ブロックID、アンサンブルラベル、ECC(Extended Country Code)、サービスコンポーネントが含まれる(図5参照)。このサービスコンポーネントは、サービスとサービスコンポーネントに関する情報を含み、例示的には、サービス、SID、サービスラベル、プライマリ/セカンダリ種別、SCIdS、サービスコンポーネントラベルを含む(図5参照)。
MPU210は、DABブロック230よりサービス構成情報を取得すると、次の周波数チャンネルの選局をDABブロック230に指示して、次の周波数チャンネルについても同様にサービス構成情報の取得を試みる。MPU210は、一定時間内にDABブロック230よりサービス構成情報を取得できなかった場合にも、次の周波数チャンネルの選局をDABブロック230に指示してサービス構成情報の取得を試みる。MPU210は、このような処理を、DAB放送の周波数帯域に含まれる全ての周波数チャンネルについて行う。なお、DAB放送の周波数帯域には、チャンネル5Aから13Fまでの41チャンネルを含むBand III帯(174〜240MHz)と、LAからLWまでの23チャンネルを含むL-Band帯(1452〜1492MHz)がある。
MPU210は、DAB放送の周波数帯域に含まれる全ての周波数チャンネルについてサービス構成情報の取得・取得失敗の結果が得られると、取得されたサービス構成情報に基づいてステーションリスト212を作成し(図5参照)、作成されたステーションリスト212(放送局のリスト)をHMI220のタッチパネルディスプレイ上に表示させる(図4参照)。
なお、SID等の識別子は、重要度の高い情報であることから、送信の繰り返し頻度が高く、例えば1秒間に10回の頻度で送信されている。これに対し、ラベルデータは、識別子等の他の情報と比べて重要度が高くないことから、送信の繰り返し頻度が低い。ラベルデータは、例示的には、1秒間に1回の頻度で送信されている。そのため、放送電波の受信電界強度の低下時には、SID等の識別子のデコードには成功してもラベルデータのデコードには失敗することが往々にしてある。図5の例では、ステーションリスト212が放送電波の受信電界強度の低下時に更新(作成)されたため、一部のサービスラベル(SIDがC236のサービスラベル)が取得失敗となっている。
ユーザは、HMI220のタッチパネルディスプレイ上に表示されたステーションリスト212の中から希望局(サービス(プライマリサービスコンポーネント)又はセカンダリサービスコンポーネント)を選択することができる。ステーションリスト212上の希望局が選択操作されると、MPU210は、選択された希望局に関連付けられて記憶されたアンサンブルの周波数、EID、SIDに基づいて希望局のサービスが放送されているアンサンブルを選局し、選択された希望局の音声サービスをスピーカ260より出力再生させる。
[リスト補完処理]
図6は、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機200のMPU210により実行されるステーションリスト212の補完処理(リスト補完処理)のフローチャートを示す図である。図6に示されるリスト補完処理は、例えば、ステーションリスト212の更新(作成)処理後など、所定のタイミングで実行が開始される。
[図6のS11(プライマリサービスコンポーネントの情報確認)]
本処理ステップS11では、ステーションリスト212内のプライマリサービスコンポーネントの情報が確認される。本処理ステップS11の初回実行時には、ステーションリスト212内の先頭のプライマリサービスコンポーネント(図5中、SIDが「C1C0」のサービスに属するプライマリサービスコンポーネント)の情報が確認される。本処理ステップS11の2回目以降の実行時には、所定の順序(例えばステーションリスト212内の並び順)に従って選択されたプライマリサービスコンポーネントの情報が確認される。
[図6のS12(ブランク判定)]
本処理ステップS12では、処理ステップS11(プライマリサービスコンポーネントの情報確認)にて確認されたプライマリサービスコンポーネント(以下、説明の便宜上、「注目プライマリサービスコンポーネント」と記す。)が属するサービス(以下、説明の便宜上、「注目サービス」と記す。)のサービスラベル(以下、説明の便宜上、「注目サービスラベル」と記す。)がブランク(取得失敗により空欄)であるか否かが判定される。
[図6のS13(DABラベルリスト242の検索)]
図7に、フラッシュメモリ240に格納されているDABラベルリスト242を示す。DABラベルリスト242は、例えば、製品出荷時にその時点で最新のサービス構成情報に基づいて予め作成され、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ240に格納されており、以後、任意で更新することが可能となっている。DABラベルリスト242は、基本的には、ステーションリスト212と同じであるが、ブランク(取得失敗による空欄)が1つも無い。
本処理ステップS13は、処理ステップS12(ブランク判定)にて注目サービスラベルがブランク(取得失敗により空欄)であると判定された場合(S12:YES)に実行される。本処理ステップS13では、DABラベルリスト242の中から、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクと判定された注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものについて検索が行われる。
なお、SIDには4bitの国コードが含まれている。しかし、アルメニアやオーストリア、アイスランド等の一部の国では、国コードが同じである。そのため、DABのアンサンブルやサービスを国際的に固有なものとして特定するためには、拡張国コードであるECCをSIDに組み合わせる必要がある。そのため、本処理ステップS13では、SIDにECCを組み合わせた条件で検索が行われる。
[図6のS14(サービスラベルの書き込み)]
本処理ステップS14は、処理ステップS13(DABラベルリスト242の検索)にて、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクと判定された注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものが検索された場合(S13:YES)に実行される。本処理ステップS14では、ステーションリスト212内の注目サービスラベル(ブランクのサービスラベル)に、処理ステップS13(DABラベルリスト242の検索)にてDABラベルリスト242の中から検索されたプライマリサービスコンポーネントが属するサービスのサービスラベルが書き込まれる。なお、注目サービスラベルがブランクである場合、これに対応するアンサンブルラベルやプライマリサービスコンポーネントラベル、セカンダリサービスコンポーネントラベル等の情報もブランクである可能性が高い。そのため、サービスラベルだけでなく、アンサンブルラベルやプライマリサービスコンポーネントラベル、セカンダリサービスコンポーネントラベル等の情報もDABラベルリスト242の中から検索し、ステーションリスト212に書き込むようにしてもよい。
図5に例示されるステーションリスト212では、ECCが「E1」のアンサンブルにおいて、SIDが「C236」のサービスラベルがブランクとなっている。この場合、処理ステップS13(DABラベルリスト242の検索)にて、DABラベルリスト242の中から、SIDが「C236」のサービスラベルのサービスに属するプライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものが検索され、検索されたプライマリサービスコンポーネントが属するサービスのサービスラベル(BBC Asian Network)がステーションリスト212内の該ブランクのサービスラベルに書き込まれる。
[図6のS15(リスト保有サーバへの問い合わせ)]
本処理ステップS15は、処理ステップS13(DABラベルリスト242の検索)にて、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクと判定された注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものが検索されなかった場合(S13:NO)に実行される。本処理ステップS15では、注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものがあるか否かがリスト保有サーバ100に問い合わせられる。リスト保有サーバ100へのアクセスは、通信インタフェース270より有線通信又は無線通信で行われる。
リスト保有サーバ100には、サービス構成情報に基づいて予め作成されたDABラベルリスト110が格納されている。DABラベルリスト110は、例えばサーバ管理者により適宜最新の情報にアップデートされている。DABラベルリスト110は、デジタル放送受信機200のフラッシュメモリ240に格納されているDABラベルリスト242と同様に、ブランク(取得失敗による空欄)が1つも無い。但し、DABラベルリスト110は、更新時期や更新時の電波の受信環境が放送受信機200のDABラベルリスト242と異なるため、DABラベルリスト242と必ずしも完全一致しているわけではない。
リスト保有サーバ100では、デジタル放送受信機200の問い合わせが受けられると、DABラベルリスト110の中から、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクと判定された注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものについて検索が行われ、検索結果がデジタル放送受信機200に返される。
[図6のS16(サービスラベルの書き込み)]
本処理ステップS16は、処理ステップS15(リスト保有サーバへの問い合わせ)の実行により、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクと判定された注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものが得られた場合(S15:YES)に実行される。本処理ステップS16では、ステーションリスト212内の注目サービスラベル(ブランクのサービスラベル)に、処理ステップS15(リスト保有サーバへの問い合わせ)の実行によりDABラベルリスト110の中から検索されたプライマリサービスコンポーネントが属するサービスのサービスラベルが書き込まれる。なお、処理ステップS14(サービスラベルの書き込み)と同様に、サービスラベルだけでなく、アンサンブルラベルやプライマリサービスコンポーネントラベル、セカンダリサービスコンポーネントラベル等の情報もDABラベルリスト110の中から検索し、ステーションリスト212に書き込むようにしてもよい。
[図6のS17(DABラベルリスト242の更新)]
本処理ステップS17は、処理ステップS12(ブランク判定)にて注目サービスラベルがブランク(取得失敗により空欄)でないと判定された場合(S12:NO)、又は処理ステップS16(サービスラベルの書き込み)にてサービスラベルの書き込みが行われた後に実行される。図8に、本処理ステップS17を詳細に示す。
・図8のS17a
本処理ステップS17aでは、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクでないと判定された注目サービスラベルがステーションリスト212の更新(作成)処理時に得られたものであるか否かが判定される。
・図8のS17b
本処理ステップS17bは、処理ステップS17aにて注目サービスラベルがステーションリスト212の更新(作成)処理時に得られたものであると判定された場合(S17a:YES)に実行される。この場合、かかる注目サービスラベルは、現時点で最新の(正しい)情報となる。そこで、本処理ステップS17bでは、ステーションリスト212内の注目サービスラベルと、これに対応する(SID及びECCが一致する)DABラベルリスト242内のサービスラベルとが異なるか否かが判定される。
本処理ステップS17bにて、ステーションリスト212内の注目サービスラベルと、これに対応する(SID及びECCが一致する)DABラベルリスト242内のサービスラベルとが一致すると判定された場合(S17b:NO)、本処理ステップS17が完了して、処理ステップS18(完了判定)に進む。
・図8のS17c
本処理ステップS17cは、処理ステップS17bにて、ステーションリスト212内の注目サービスラベルと、これに対応するDABラベルリスト242内のサービスラベルとが異なると判定された場合(S17b:YES)に実行される。本処理ステップS17cでは、DABラベルリスト242内の該サービスラベルに、現時点で最新の(正しい)情報であるステーションリスト212内の注目サービスラベルが書き込まれる。
・図8のS17d
本処理ステップS17dでは、ステーションリスト212内の注目サービスラベルがリスト保有サーバ100に通知される。次いで、本処理ステップS17が完了して、処理ステップS18(完了判定)に進む。
リスト保有サーバ100では、デジタル放送受信機200より通知されたステーションリスト212内の注目サービスラベルと、これに対応する(SID及びECCが一致する)DABラベルリスト110内のサービスラベルとが異なるか否かが判定される。互いのサービスラベルが異なると判定された場合には、DABラベルリスト110内の該サービスラベルに、現時点で最新の(正しい)情報であるステーションリスト212内の注目サービスラベルが書き込まれる。
・図8のS17e
本処理ステップS17eは、処理ステップS17aにて注目サービスラベルがステーションリスト212の更新(作成)処理時に得られたものでない、すなわち、リスト保有サーバ100(DABラベルリスト110)より得られたものと判定された場合(S17a:NO)に実行される。本処理ステップS17eでは、DABラベルリスト242内の該サービスラベルに、リスト保有サーバ100(DABラベルリスト110)より得られた注目サービスラベルが書き込まれる。なお、DABラベルリスト242内に書き込まれる情報には、サービスラベルだけでなく、アンサンブルラベルやプライマリサービスコンポーネントラベル、セカンダリサービスコンポーネントラベル等の他の情報が含まれてもよい。次いで、図8の処理が終了して、図6の処理ステップS18(完了判定)に進む。
[図6のS18(完了判定)]
本処理ステップS18は、処理ステップS14(サービスラベルの書き込み)の実行後、又は処理ステップS15(リスト保有サーバへの問い合わせ)の実行により、処理ステップS12(ブランク判定)にてブランクと判定された注目サービスラベルのサービスに属する注目プライマリサービスコンポーネントとSID及びECCが一致するものが得られなかった場合(S15:NO)、又は処理ステップS17(DABラベルリスト242の更新)の実行後、実行される。
本処理ステップS18では、ステーションリスト212内の全てのプライマリサービスコンポーネントの情報が確認されたか否かが判定される。ステーションリスト212内の全てのプライマリサービスコンポーネントの情報が確認されたと判定された場合(S18:YES)、図6のリスト補完処理は終了する。ステーションリスト212内で情報の確認が行われていないプライマリサービスコンポーネントが残っていると判定された場合(S18:NO)には、図6のリスト補完処理は、処理ステップS11(プライマリサービスコンポーネントの情報確認)に戻る。
本実施形態によれば、ステーションリスト212の更新(作成)処理時にサービスラベルの取得に失敗した場合であっても、該サービスラベルをローカル(DABラベルリスト242)又はネットワーク上(DABラベルリスト110)から漏れなく取得することができる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施例等又は自明な実施例等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記の実施形態では、リスト保有サーバ100のDABラベルリスト110とデジタル放送受信機200のDABラベルリスト242が必ずしも完全一致しているわけではないが、別の実施形態では、双方のDABラベルリストが所定のタイミングで(例えばデジタル放送受信機200の電源投入時に)同期(例えばDABラベルリスト242をDABラベルリスト110と同じ内容に更新)するようにしてもよい。
また、サービスラベルは、リスト保有サーバ100ではなく、オフラインで(例えば最新の情報が格納されたUSBメモリから)取得できるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、サービスラベルを対象にリスト補完処理(図6参照)を実行しているが、別の実施形態では、サービスラベルに代えて又は加えて、アンサンブルラベルやプライマリサービスコンポーネントラベル、セカンダリサービスコンポーネントラベルを対象にリスト補完処理を実行してもよい。
1 放送システム
100 リスト保有サーバ
110 DABラベルリスト
200 デジタル放送受信機
210 MPU
212 ステーションリスト
220 HMI
230 DABブロック
232 アンテナ
234 DAB受信機
240 フラッシュメモリ
242 DABラベルリスト
250 オーディオアンプ
260 スピーカ
270 通信インタフェース

Claims (4)

  1. サービスと、該サービスに係る識別子及び該識別子に関連付けられたラベルを含むサービス構成情報が多重化されたデジタル放送信号を受信する受信手段と、
    前記サービス構成情報に基づいて予め作成された第一のリストを記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信されたデジタル放送信号に含まれるサービス構成情報に基づいて第二のリストを作成するリスト作成手段と、
    前記第二のリスト内でブランクのラベルを検出するブランク検出手段と、
    検出された前記第二のリスト内のブランクのラベルを、前記第一のリスト内において該ラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルに更新する第一の更新手段と、
    を備える、
    デジタル放送受信機。
  2. 前記第二のリスト内でブランクでないラベルについて前記第一のリストとの差分を検出する差分検出手段と、
    検出された差分に基づいて前記第一のリスト内のラベルを更新する第二の更新手段と、
    を備える、
    請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記第一の更新手段は、
    前記ブランク検出手段により検出されたブランクのラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルが前記第一のリスト内に存在しない場合、所定のネットワーク上のサーバにアクセスし、該ブランクのラベルと同一の識別子に関連付けられたラベルを該サーバより取得し、取得されたラベルで該ブランクのラベルを更新する、
    請求項1又は請求項2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記デジタル放送信号は、
    DAB(Digital Audio Broadcasting)信号であり、
    前記リスト内のラベルは、
    アンサンブルラベル、サービスラベル、サービスコンポーネントラベルの少なくとも1つを含む、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載のデジタル放送受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4203489A3 (en) * 2021-12-24 2023-07-05 Faurecia Clarion Electronics Co., Ltd. Broadcast receiver and broadcast receiving program

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