JP6577320B2 - デジタル放送受信機及びデジタル放送受信方法 - Google Patents

デジタル放送受信機及びデジタル放送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル放送信号を受信して処理するデジタル放送受信機及びデジタル放送受信方法に関する。
音響機器や映像機器等において音声や映像をデジタル符号化処理することが一般化している。このような音響機器等における音声や映像のデジタル符号化の趨勢はラジオ放送の分野にも波及し、幾つかの方式のデジタルラジオ放送が規格化され、実用化されている。その一つに、DRM(Digital Radio Mondiale)が知られている。
DRMは、特に短波を中心とした振幅変調(AM)のデジタルラジオ放送規格であり、伝送方式としてCOFDM(Coded OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex))を採用している。DRMには、DRM30とDRMがある。例えば、DRM30は、AM帯〜30MHz帯で運用されており、帯域幅が4.5kHz〜20kHzである。DRM30は、4.8k〜72k[bit/s]の放送データ容量を使用し、デジタル符号化された高品質なステレオ音声を放送する。
DRMの伝送フォーマットにおいては、1チャンネル分のDRM放送信号の中に、複数のオーディオサービスやデータサービスが含まれている。DRM放送信号の中には、例えば、選局時の利便性の向上のため、放送局名を示すテキスト情報としてサービスラベルが多重化されている。
DRM放送信号を受信可能な受信機をはじめとする、この種のデジタル放送受信機では、受信可能なサービスのサービスラベルをリストで表示することができる。以下、このサービスラベルのリストを「ステーションリスト」と記す。例えば特許文献1に、ステーションリストを表示することが可能なデジタル放送受信機の具体的構成が記載されている。
特許文献1に記載のデジタル放送受信機は、選択受信中のアンサンブルに含まれる全サービスについて、そのサービスIDで昇順にソーティングを行い、ソーティングされた順序でステーションリストを表示する。ユーザは、ステーションリストから希望局のサービスを選択することができる。
特開2000−216693号公報
DRMラジオ放送規格では、サービスの使用言語を示す言語コードをDRM放送信号に多重化させて放送することができる。また、デジタル放送受信機には、ユーザにより言語を指定する機能を備えるものがある。そこで、ユーザにより指定された指定言語を使用言語とするサービスが優先的に上位に並ぶようにソーティングし、ソーティングされた順序でステーションリストを表示することが考えられる。
しかし、DRMラジオ放送規格では、言語コードの放送が任意である。そのため、言語コードが放送されず使用言語が不明なサービスも存在する。使用言語が不明なサービスは、実際には指定言語で放送されるサービスであっても、上記のソーティング(指定言語で放送されるサービスを優先的に上位に並べるソーティング)で上位に並べられない。このようなサービスがステーションリスト内において指定言語以外の言語で放送されるサービスよりも下位に並べて表示され潜在的にはユーザが視聴を希望するサービスであっても、リストの下位であるが故、ユーザの目に付き難く、ユーザの選択肢から漏れてしまう虞がある。
そこで、このような問題を解決すべく、言語コードが多重化されていないサービスの使用言語を推定することが可能なデジタル放送受信機及びデジタル放送受信方法の提供が望まれる。
本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機は、デジタル放送信号を受信する受信手段と、受信されたデジタル放送信号に含まれる、受信可能なサービスに関する文字コードに基づき、該サービスの使用言語を推定する推定手段とを備える。
また、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機は、言語を指定する指定手段と、文字コード表内の範囲であって、言語で使用される文字が含まれる範囲を言語毎に定義して記憶する記憶手段とを備える構成としてもよい。推定手段は、受信可能なサービスに関する文字コードと、指定手段により指定された指定言語に対応する範囲とを比較し、比較結果に基づいて該サービスの使用言語を推定する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、推定手段は、受信可能なサービスに関する文字コードの全てが指定言語に対応する範囲に含まれる場合、該サービスの使用言語が該指定言語であると推定する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機は、推定手段による推定結果に基づき、受信可能なサービスのリストの並び順を決定する決定手段と、決定された順序で並べられたサービスのリストを表示する表示手段とを備える構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、表示手段は、リスト内において、推定手段により使用言語が指定言語と一致すると推定されたサービスを、該指定言語以外の言語で放送されるサービスよりも上位に並べて表示する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、表示手段は、リスト内において、使用言語を示す情報として指定言語に対応する言語コードが多重化されたサービスを、推定手段により使用言語が該指定言語と一致すると推定されたサービスよりも上位に並べて表示する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、受信可能なサービスに関する文字コードは、例えば、受信手段により受信されたデジタル放送信号に含まれるサービスのサービスラベルの文字コードである。
また、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信方法は、デジタル放送信号を受信する受信ステップと、受信されたデジタル放送信号に含まれる、受信可能なサービスに関する文字コードに基づき、該サービスの使用言語を推定する推定ステップとを含む。
本発明の一実施形態によれば、言語コードが多重化されていないサービスの使用言語を推定することが可能なデジタル放送受信機及びデジタル放送受信方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 DRM30のデータ構成を概略的に示す図である。 DRM30のデータ構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機のモニタに表示されるステーションリストを例示する図である。 本発明の一実施形態におけるサービスラベルの並び替えについて説明する画面例を示す図である。 本発明の一実施形態において実行される優先度決定処理のフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態に係る選択サービスの使用言語の推定方法を説明するための概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本発明の一実施形態として、DRMラジオ放送(DRM放送信号)を受信して処理することが可能なデジタル放送受信機を例に取り説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機1の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るデジタル放送受信機1は、例えば、道路を走行する車両に搭載された車載器であり、図1に示されるように、MPU(Micro Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、操作部13、アンテナ14、チューナ15、OFDM復調器16、デジタル音声復調回路17、D/Aコンバータ18、スピーカ19及びモニタ20を備えている。なお、図1では、本実施形態の説明に必要な主たる構成要素を図示しており、デジタル放送受信機として一般的な構成要素である筐体など、一部の構成要素については、その図示を適宜省略している。
デジタル放送受信機1は車載器に限らず、例えば、スマートフォン、フィーチャフォン、PHS(Personal Handy phone System)、タブレット端末、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Portable Navigation Device)、携帯ゲーム機等の携帯型端末であってもよい。
例えば車両にエンジンが掛けられると、図示省略されたバッテリからデジタル放送受信機1の各種回路に電源ラインを通じて電源供給が行われる。MPU10は電源供給後、ROM11に格納された制御プログラムを読み出してワークエリア(例えばRAM12)にロードし、ロードされた制御プログラムを実行することにより、デジタル放送受信機1全体の制御を行う。
操作部13は、ユーザによる操作入力を受け付ける操作インタフェースであり、操作パネル面に設けられたメカニカルキーを含む。ユーザは、モニタ20に表示される情報を参照しながら操作部13を操作して、例えば希望局のサービスを選択することができる。なお、モニタ20は、タッチパネル式モニタであってもよい。この場合、ユーザは、モニタ20に対するタッチ操作によっても、希望局のサービスを選択することができる。
アンテナ14は、DRM放送信号を受信する。DRM放送信号は、MSC(Main Service Channel)、FAC(Fast Access Channel)、SDC(Service Description Channel)で構成されている。MSCには、オーディオサービスやデータサービスが含まれる。FACには、デコードに必要なチャンネルパラメータと選局に必要なサービスパラメータが含まれる。SDCには、MSC及びFACに含まれないデータであり、サービスラベル、サービスリンキング情報等が含まれる。なお、DRMの具体的な規格・仕様については、例えば「Digital Radio Mondiale (DRM); System Specification (ETSI ES 201 980 V4.1.1 (2014-01))」、「DRM Introduction and Implementation Guide (Revision 2 September 2013,www.drm.org)」等に記載されている。
DRMラジオ放送規格では、サービスの使用言語を示す言語コードをDRM放送信号に任意に多重化させて放送することができる。多重化される言語コードには、二種類ある。ここでは、DRM30を例に取り、言語コードについて説明する。
言語コードの1つはFACに含まれる。以下、説明の便宜上、FACに含まれる言語コードを「言語コード(FAC)」と記す。図2に、DRM30のデータ構成を概略的に示す。図2を用いて言語コード(FAC)について説明する。
DRM放送信号では、トランスミッションスーパーフレームが繰り返し放送されている。図2に示されるように、DRM放送信号に含まれるトランスミッションフレームの各々には、FACブロックが1つ含まれる。DRM30はロバストネスモードA〜Dで放送されており、各FACブロックには、チャンネルパラメータ、サービスパラメータが含まれる。
図2に示されるように、サービスパラメータには、サービスID、ショートID、言語コード(FAC)等が含まれる。サービスIDは、サービスを識別するためのユニークな番号である。ショートIDは、チャンネル内でサービスを識別するための番号である。言語コード(FAC)は、各言語と関連付けられた番号である。例えば、言語コード(FAC)の「1」はアラビア語を示し、「2」はベンガル語を示す。
もう1つの言語コードは、SDCのデータエントリタイプ12から取得されるものであり、ISO639−2で定められた、言語を識別するためのアルファベット3文字である。以下、説明の便宜上、この言語コードを「言語コード(ISO639−2)」と記す。図3に、DRM30のデータ構成を概略的に示す。図3を用いて言語コード(ISO639−2)について説明する。
DRM放送信号で繰り返し放送されるトランスミッションスーパーフレームの各々には、図3に示されるように、SDCブロックが1つ含まれる。SDCで放送される1チャンネル分のデータ総量は、1つのSDCブロックに収まりきらないことがある。そのため、各SDCブロックのAFS(Alternative Frequency Switching)インデックスにて、同じ内容のSDCブロックが次に放送されるまでに伝送されるトランスミッションスーパーフレームの数が通知される。
SDCのデータには十数種類ある。それぞれのデータは、データエントリタイプで区別される。1つのSDCブロックに含まれる1つのデータフィールドには、複数のデータエントリが含まれる。
例えば、データエントリタイプ1には、ショートID、サービスラベル等が含まれる。また、データエントリタイプ12には、国別コード、ショートID、言語コード(ISO639−2)等が含まれる。サービスラベルは、ユーザにサービスを認識させるためのテキスト情報であり、最大16文字である。
SDCの各データエントリタイプには、放送が必須であるか任意であるかを示すトランスミッションステータスが定められている(ETSI ES 201 980)。例えば、データエントリタイプ0は多重化の説明であり、トランスミッションステータスは必須である。そのため、データエントリタイプ0は、全てのSDCブロックに含まれる。また、データエントリタイプ1やデータエントリタイプ12は、トランスミッションステータスが任意である。しかし、データエントリタイプ1に含まれるサービスラベルは、ユーザが選局の際にサービスを識別するためのテキスト情報であり、任意ではあるが殆どのサービスで放送される。
ここで、デジタル放送受信機1の説明に戻る。MPU10は、操作部13に対する選局操作に従い、チューナ15に受信制御信号を出力する。
チューナ15は、MPU10より受けた受信制御信号に基づき、アンテナ14に到来したDRM放送信号(放送電波)からRF(Radio Frequency)信号を抽出して直交復調を施し、実軸成分(I(In Phase)成分)と虚軸成分(Q(Quadrature Phase)成分)からなる複素数で表される複素信号(IQ信号)を得る。チューナ15は、このIQ信号をOFDM復調器16に出力する。
OFDM復調器16は、チューナ15より入力されるIQ信号からCOFDM多重化信号をデコードし、FAC、SDC等の選局に必要なデータを抽出して解析する。OFDM復調器16は、解析の結果得られたFAC、SDCのデコードデータをMPU10に出力する。
MPU10は、OFDM復調器16より入力されるFAC、SDCのデコードデータを解析して、デジタル放送受信機1の仕様に従い出力再生するサービスを決定する。そして、MPU10は、OFDM復調器16を制御して、出力再生させるサービスのオーディオストリームをデコードさせる。
OFDM復調器16は、MPU10の制御下でオーディオストリームをデコードし、デジタル音声信号(例えばSPDIF(Sony Philips Digital InterFace)信号)に変換する。OFDM復調器16は、変換されたデジタル音声信号をデジタル音声復調回路17に出力する。
デジタル音声復調回路17は、デジタル音声信号を復調してD/Aコンバータ18に出力する。
D/Aコンバータ18は、デジタル音声復調回路17より入力される復調後のデジタル音声信号をD/A変換してスピーカ19に出力する。これにより、希望局のサービスがスピーカ19より出力再生される。
次に、ステーションリストについて説明する。ステーションリストは、現時点で受信可能な全てのサービスに関する情報を収集したリスト構造のデータベースである。具体的には、MPU10は、OFDM復調器16より入力されるFAC、SDCのデコードデータに基づき、周波数やサービスID等の選局に必要な情報、HMI(Human Machine Interface)上でユーザにサービスを認識させるためのサービスラベル、言語・プログラムタイプ等の属性情報をサービス毎に関連付けたステーションリストを作成し、例えばRAM12等の所定の記憶媒体に保存する。
図4に、モニタ20に表示されるステーションリストの一例を示す。図4に示されるように、ステーションリストでは、受信可能なサービスのサービスラベルが並べて表示される。ユーザは、操作部13を用いて希望局のサービスのサービスラベルにフォーカスを移動させて決定操作を行ったり、該サービスをタッチ操作したりすることで、該サービスを選択することができる。
なお、デジタル放送受信機1のサイズ上の制約から、モニタ20を大画面化することは難しい。そのため、ステーションリストに含まれる全てのサービスを一画面に収めることは難しい。そこで、図4の例では、ユーザは、画面スクロール操作を行うことによってはじめて、全てのサービスを閲覧できるようになっている。なお、本実施形態では、5つのサービスを一画面に表示することができる。また、説明の便宜上、上位5つのサービスが表示される画面を「トップ画面」と記す。
ステーションリスト内において上位に並ぶサービスほど、必要な画面スクロールの操作量が少ない。ここで、車両の運転中に車載器の操作が制限されることを鑑みると、トップ画面のサービスや、少ない画面スクロール量でモニタ20に表示される上位のサービスほど、ユーザの目に付く機会が多いものと考えられる。すなわち、上位に並ぶサービスほどユーザの目に付きやすく、ユーザの選択肢から漏れるリスクが少ないものと考えられる。
そこで、ステーションリストは、ユーザにより指定された条件でサービスの並び替えができるようになっている。図5(a)〜図5(c)に、サービスの並び替えについて説明する画面例を示す。
ユーザは、ステーションリスト上のサービスのソーティング条件として、モニタ30に表示されるGUI(Graphical User Interface)を介して言語を指定することができる。図5(a)は、指定言語無しの場合のステーションリストを例示する。また、図5(b)は、指定言語がヒンディ語の場合の従来のステーションリストを例示し、図5(c)は、指定言語がヒンディ語の場合の本実施形態におけるステーションリストを例示する。
指定言語無しの場合、サービスは、指定言語以外の条件(例えばデジタル放送受信機1の仕様)に従った順序でソーティングされる。図5(a)に例示されるトップ画面には、サービスラベルSE1、SH1、SE2、SH2、SH3が順に並べて表示される。なお、符合Eが付されたサービスラベルは、英語の言語コードが多重化された(すなわち、使用言語が英語の)サービスのサービスラベルを示す。また、符合Hが付されたサービスラベルは、ヒンディ語の言語コードが多重化された(すなわち、使用言語がヒンディ語の)サービスのサービスラベルを示す。
図5(b)の従来例のトップ画面には、サービスラベルSH1、SH2、SH3、SH4、SE1が順に並べて表示される。すなわち、図5(b)の従来例では、ヒンディ語の言語コードが多重化されたサービスが優先的に上位に並ぶようにソーティングされて表示される。このように、図5(b)の従来例のトップ画面には、ヒンディ語が指定されることにより、サービスラベルSH1〜SH3に加えて、図5(a)のトップ画面では表示されていなかったサービスラベルSH4も表示される。そのため、ユーザは、図5(a)の場合と比べて、ヒンディ語で放送されるより多くのサービスを見付けやすくなる。
しかし、図5(b)の従来例では、実際にはヒンディ語で放送されているサービスであっても、言語コードが多重化されていないものについては、優先的に上位に並ぶようにソーティングされない。すなわち、言語コードが多重化されていないサービスは使用言語がヒンディ語であってもリストの上位に並ぶとは限らないため、ユーザの選択肢から漏れてしまう虞がある。
そこで、本実施形態に係るデジタル放送受信機1は、言語コードと文字コード範囲とを関連付けたコードリストを保持している。コードリストは、例えば、ROM11に保持されている。表1に、コードリストの一例を示す。
Figure 0006577320
表1に示されるように、コードリストは、「言語」、「言語コード(FAC)」、「言語コード(ISO639−2)」及び「文字コード範囲」を関連付けたリストである。なお、「言語」は、デジタル放送受信機1の仕様で定められているテキストであり、図5に例示されるように、指定言語によるソーティングを行った場合に各サービスラベルに付帯表示される。
また、「文字コード範囲」は、文字コード表内の範囲であり、当該言語で使用される文字が含まれる範囲を示す。「文字コード範囲」は、言語毎に定義されている。DRMラジオ放送規格では、文字符号化形式としてUTF−8が採用されている。そのため、「文字コード範囲」は、UTF−8の文字コード表内の範囲を定義したものとなっている。なお、文字コードがUTF−8以外の体系である場合、「文字コード範囲」は、UTF−8以外の該体系の文字コード表内の範囲を、UTF−8の文字コード表内の範囲に変換したものとなっている。
表2に、ステーションリストの一例を示す。
Figure 0006577320
表2に示されるように、ステーションリストは、「No.」、「サービスID」、「周波数」、「サービスラベル」、「言語コード(FAC)」及び「言語コード(ISO639−2)」を関連付けたリストである。なお、「No.」は、ステーションリスト内のアドレスを示す。また、「周波数」は選局に必要な情報であり、AFSの運用により複数となる場合もある。
ステーションリスト内において、「サービスラベル」は、文字コード(例えば16進数表現のUTF−8)の配列として保持されている。一例として、「NEWS TODAY」というサービスラベルを考える。「NEWS TODAY」は、4E、45、57、53、20、54、4F、44、41、59からなる文字コードの配列として保持されている。
ステーションリストのソーティングの条件として言語が指定されると、MPU10は、ステーションリストに保持されている全てのサービスの中から所定の順序に従い1つのサービスを選択し、選択したサービス(以下、説明の便宜上、「選択サービス」と記す。)に対して図6に示される優先度決定処理を実行する。MPU10は、全てのサービスに対して図6に示される優先度決定処理を実行すると、その実行の結果に従いソーティング処理を行う。
[図6のS11(言語コードの有無判定)]
本処理ステップS11では、選択サービスが言語コード、すなわち、ステーションリスト(表2参照)において言語コード(FAC)と言語コード(ISO639−2)の少なくとも一方を保持しているか否かが判定される。
[図6のS12(指定言語の一致判定)]
本処理ステップS12は、処理ステップS11(言語コードの有無判定)にて選択サービスが言語コードを保持していると判定される場合(S11:YES)に実行される。本処理ステップS12では、選択サービスに保持されている言語コードが指定言語と一致するか否かが判定される。
[図6のS13(第1グループへの分類)]
本処理ステップS13は、処理ステップS12(指定言語の一致判定)にて選択サービスに保持されている言語コードが指定言語と一致すると判定された場合(S12:YES)に実行される。本処理ステップS13では、選択サービスが優先度の最も高い第1グループに分類される。選択サービスが第1グループに分類されると、該選択サービスに対して実行されている優先度決定処理が完了し、次のサービスに対して優先度決定処理の実行が開始される。
[図6のS14(サービスラベルの有無判定)]
本処理ステップS14は、処理ステップS11(言語コードの有無判定)にて選択サービスが言語コードを保持していないと判定された場合(S11:NO)に実行される。本処理ステップS14では、選択サービスがサービスラベルを保持しているか否かが判定される。
[図6のS15(値の設定)]
本処理ステップS15は、処理ステップS14(サービスラベルの有無判定)にて選択サービスがサービスラベルを保持していると判定された場合(S14:YES)に実行される。本処理ステップS15では、値iが「1」に設定される。
[図6のS16(文字数の判定)]
本処理ステップS16では、選択サービスのサービスラベルの文字数が値i未満であるか否かが判定される。本処理ステップS16の初回実行時は、値iが処理ステップS15(値の設定)にて「1」に設定されているため、必ずNO判定となる。
[図6のS17(文字コード表内の範囲との比較判定)]
本処理ステップS17は、処理ステップS16(文字数の判定)にて選択サービスのサービスラベルの文字数が値i未満でないと判定された場合(S16:NO)に実行される。本処理ステップS17では、表1に示されるコードリストの中から指定言語に対応する文字コード範囲が取得される。次いで、取得された文字コード範囲と、選択サービスのサービスラベルのi番目の文字の文字コードとが比較され、比較結果に基づいて該文字コードが該文字コード範囲内に入るか否かが判定される。
[図6のS18(値の設定)]
本処理ステップS18は、処理ステップS17(文字コード表内の範囲との比較判定)にて選択サービスのサービスラベルのi番目の文字の文字コードが指定言語に対応する文字コード範囲内に入ると判定された場合(S17:YES)に実行される。本処理ステップS18では、値iが1インクリメントされる。図6に示される優先度決定処理は、値iが1インクリメントされると、処理ステップS16(文字数の判定)に戻る。
[図6のS19(第2グループへの分類)]
本処理ステップS19は、処理ステップS16(文字数の判定)にて選択サービスのサービスラベルの文字数が値i未満であると判定された場合(S16:YES)に実行される。言い換えると、本処理ステップS19は、選択サービスのサービスラベルを構成する全ての文字の文字コードが、指定言語に対応する文字コード範囲内に入る場合に実行される。
選択サービスは、サービスラベルを構成する全ての文字の文字コードが指定言語に対応する文字コード範囲内に入ることから、使用言語が指定言語と一致する可能性が高い。そこで、本処理ステップS19では、選択サービスの使用言語が指定言語と一致すると推定される。
図7に、選択サービスの使用言語の推定方法を説明するための概念図を示す。図7中、矩形で囲われた2つの領域はそれぞれ、文字コード表内で定義された言語A、Bの文字コード範囲を示す。また、各ブロットは、文字コード表内における文字コードの位置であって、選択サービスのサービスラベルを構成する各文字の文字コードの位置を示す。
図7の例では、選択サービスのサービスラベルを構成する全ての文字の文字コードが言語Aの文字コード範囲内に入る。一方、言語Bの文字コード範囲内には、一部の文字コードが入らない。そのため、図7の例では、選択サービスの使用言語が言語Aと一致すると推定される。
本処理ステップS19では、使用言語が指定言語と一致すると推定された選択サービスが第1グループに次いで優先度の高い第2グループに分類される。選択サービスが第2グループに分類されると、該選択サービスに対して実行されている優先度決定処理が完了し、次のサービスに対して優先度決定処理の実行が開始される。
[図6のS20(第3グループへの分類)]
本処理ステップS20は、処理ステップS12(指定言語の一致判定)にて選択サービスに保持されている言語コードが指定言語と一致しないと判定された場合(S12:NO)、又は処理ステップS14(サービスラベルの有無判定)にて選択サービスがサービスラベルを保持していないと判定された場合(S14:NO)、又は処理ステップS17(文字コード表内の範囲との比較判定)にて選択サービスのサービスラベルのi番目の文字の文字コードが指定言語に対応する文字コード範囲内に入らないと判定された場合(S17:NO)に実行される。言い換えると、本処理ステップS20は、指定言語と一致しない言語コードが選択サービスに保持されている場合、若しくは、言語コードが選択サービスに保持されておらず、且つサービスラベルが保持されていない又はサービスラベルが保持されてはいるが、サービスラベルを構成する文字の文字コードのうち指定言語に対応する文字コード範囲内に入らないものがある場合に実行される。
本処理ステップS20では、選択サービスの使用言語を推定することができなかったり、選択サービスのサービスラベルを構成する文字の文字コードうち指定言語に対応する文字コード範囲内に入らないものがあったりすることから、選択サービスの使用言語が指定言語と一致しないものと推定される。
本処理ステップS20では、選択サービスが優先度の最も低い第3グループに分類される。選択サービスが第3グループに分類されると、該選択サービスに対して実行されている優先度決定処理が完了し、次のサービスに対して優先度決定処理の実行が開始される。
このように、図6に示される優先度決定処理では、
第1グループ:指定言語と一致する言語コードを保持するサービス
第2グループ:使用言語が指定言語と一致すると推定されるサービス
第3グループ:それ以外のサービス(使用言語が指定言語と一致しないと推定されるサービス)
の順に各サービスの優先度が決定される。
MPU10は、ステーションリストに含まれる全てのサービスを第1、第2、第3のグループの順に並ぶようにソーティングし、ソーティングされた順序で並ぶサービスのリスト(すなわちステーションリスト)をモニタ20に表示させる。なお、各グループ内におけるサービスの順序は、例えばデジタル放送受信機1の仕様(例えば周波数順、アルファベット順など)に従ったものになる。
図6に示される優先度決定処理を実行することにより、ステーションリストのトップ画面には、図5(c)に例示されるように、サービスラベルSH1、SH2、SH3、SH4、SH1’が順に並べて表示される。なお、サービスラベルSH1’は、第2グループに分類されたサービス、すなわち、使用言語が指定言語(ヒンディ語)と一致すると推定されたサービスである。このように、図5(c)のトップ画面には、サービスラベルSH1〜SH4に加えて、図5(b)のトップ画面では表示されていなかった、使用言語がヒンディ語である可能性が高いサービスラベルSH1’も表示される。そのため、ユーザは、図5(b)の場合と比べて、ヒンディ語で放送されるより多くのサービスを見付けやすくなる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施例等又は自明な実施例等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
1 デジタル放送受信機
10 MPU
11 ROM
12 RAM
13 操作部
14 アンテナ
15 チューナ
16 OFDM復調器
17 デジタル音声復調回路
18 D/Aコンバータ
19 スピーカ
20 モニタ

Claims (12)

  1. デジタル放送信号を受信する受信手段と、
    受信されたデジタル放送信号に含まれる、受信可能なサービスに関する文字コードに基づき、該サービスの使用言語を推定する推定手段と、
    前記推定手段による推定結果に基づき、前記受信可能なサービスのリストの並び順を決定する決定手段と、
    決定された順序で並べられたサービスのリストを表示する表示手段と、
    を備える、
    デジタル放送受信機。
  2. 言語を指定する指定手段と、
    文字コード表内の範囲であって、言語で使用される文字が含まれる範囲を言語毎に定義して記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記推定手段は、
    前記受信可能なサービスに関する文字コードと、前記指定手段により指定された指定言語に対応する前記範囲とを比較し、比較結果に基づいて該サービスの使用言語を推定する、
    請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記推定手段は、
    前記受信可能なサービスに関する文字コードの全てが前記指定言語に対応する範囲に含まれる場合、該サービスの使用言語が該指定言語であると推定する、
    請求項2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記表示手段は、
    前記リスト内において、前記推定手段により使用言語が前記指定言語と一致すると推定されたサービスを、該指定言語以外の言語で放送されるサービスよりも上位に並べて表示する、
    請求項2又は請求項3に記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記表示手段は、
    前記リスト内において、使用言語を示す情報として前記指定言語に対応する言語コードが多重化されたサービスを、前記推定手段により使用言語が該指定言語と一致すると推定されたサービスよりも上位に並べて表示する、
    請求項2から請求項4の何れか一項に記載のデジタル放送受信機。
  6. 前記受信可能なサービスに関する文字コードは、
    前記受信手段により受信されたデジタル放送信号に含まれるサービスのサービスラベルの文字コードである、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載のデジタル放送受信機。
  7. デジタル放送信号を受信する受信ステップと、
    受信されたデジタル放送信号に含まれる、受信可能なサービスに関する文字コードに基づき、該サービスの使用言語を推定する推定ステップと、
    前記推定ステップでの推定結果に基づき、前記受信可能なサービスのリストの並び順を決定する決定ステップと、
    決定された順序で並べられたサービスのリストを表示する表示ステップと、
    を含む、
    デジタル放送受信方法。
  8. 言語を指定する指定ステップ
    を含み、
    所定の記憶媒体に、文字コード表内の範囲であって、言語で使用される文字が含まれる範囲が言語毎に定義され記憶されており、
    前記推定ステップにて、
    前記受信可能なサービスに関する文字コードと、前記指定ステップにて指定された指定言語に対応する前記範囲とを比較し、比較結果に基づいて該サービスの使用言語を推定する、
    請求項に記載のデジタル放送受信方法。
  9. 前記推定ステップにて、
    前記受信可能なサービスに関する文字コードの全てが前記指定言語に対応する範囲に含まれる場合、該サービスの使用言語が該指定言語であると推定する、
    請求項に記載のデジタル放送受信方法。
  10. 前記表示ステップにて、
    前記リスト内において、前記推定ステップにて使用言語が前記指定言語と一致すると推定されたサービスを、該指定言語以外の言語で放送されるサービスよりも上位に並べて表示する、
    請求項8又は請求項9に記載のデジタル放送受信方法。
  11. 前記表示ステップにて、
    前記リスト内において、使用言語を示す情報として前記指定言語に対応する言語コードが多重化されたサービスを、前記推定ステップにて使用言語が該指定言語と一致すると推定されたサービスよりも上位に並べて表示する、
    請求項8から請求項10の何れか一項に記載のデジタル放送受信方法。
  12. 前記受信可能なサービスに関する文字コードは、
    前記受信ステップにて受信されたデジタル放送信号に含まれるサービスのサービスラベルの文字コードである、
    請求項から請求項11の何れか一項に記載のデジタル放送受信方法。
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