JP2010124159A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め設定されたリストでデジタルオーディオ放送のサービスの選択である順送りキーによる選局を行うとき、短時間で選局を行うことができる「デジタル放送受信機」とする。
【解決手段】デジタル放送受信部で受信可能なサービスを受信可能サービス検出部で検出し、これをアンサンブル毎に受信可能サービス記憶部に記憶し、サービスソート方式選択指示部で指示した例えばサービス名順、或いはジャンル順等のサービスソート方式に応じて、受信可能サービス記憶部に記憶している受信可能サービスのリストを作成する。利用者が操作するアップダウンキーの作動を検出して受信するサービスを順に指示し、受信可能サービスリスト作成部のリストによって順にサービスを選択する。その選択に際しては、指示したサービスが複数のアンサンブルで受信可能の時、直前に選択したアンサンブルと同一のアンサンブルが存在する際には、当該アンサンブルを選択する。
【選択図】図1

Description

本発明はデジタルオーディオ放送(DAB)で受信される多数のサービスを効率よく選択して聴くことができるようにしたデジタル放送受信機に関する。
例えば車両にはオーディオ装置を備え、特に運転者は車両の前方に注意を払っている状態で、快適な環境とするためには、オーディオ装置は欠くことができないものとなっている。車載オーディオ装置は、放送受信機、CD、DVD等の種々のオーディオ機器が存在するが、料金の面や新曲をいち早く聴くことができる等の面から、放送受信機が最も手軽に楽しめるオーディオ機器ということができる。
このような放送受信機において、特に近年の放送技術の進歩によりデジタルオーディオ放送[DAB(Digital Audio Broadcasting)]が普及している。このデジタルオーディオ放送は、従来のFM放送と比べて高音質のオーディオ伝送が可能であるだけでなく、データ伝送や、単一周波数(SFN:Single Frequency Network)による伝送が可能である。また、移動体受信時におけるフェージングの影響も少ないため、車両用の放送受信機として適している。
このデジタルオーディオ放送は、所定の番組の音声信号データを周波数多重で挿入した複数のデータフィールドと、番組とデータフィールドの対応を示す番組配列データが挿入される情報フィールドとを含んで放送される。デジタル放送受信機では、周波数多重放送受信機を用いてこの多重放送信号を受信し、別途ユーザにより指定された番組に応じたデータフィールドに挿入された周波数多重信号を復調し、オーディオ信号に変換して出力するものである。
このときのDABの信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調されたマルチキャリア信号であり、各キャリアは、π/4シフトDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)変調される。キャリア数とキャリア間隔は、モードI〜IVの各モードによって異なるが、モードIを例にとると、キャリア数が1536、キャリア間隔が1kHzである。いずれのモードでも、一信号の帯域幅は1.536MHzである。バンドとしては現在、BAND3(170〜240MHz)とL−BAND(1.45〜1.49GHz)の2つのバンド等が用いられている。ベースバンド信号は、モードによって96m秒、24m秒または48m秒のフレームに分割され、各フレームは、同期用のチャネル、番組構成やデコードなどの情報が挿入されたFIC(Fast Information Channel)、および実際のオーディオ情報やデータが挿入されたMSC(Main Service Channel)からなる。
DABでは、上記のように一つのチャネルで約1.5MHzの帯域を用い、これをアンサンブルと称し、各アンサンブルは、幾つかのサービスから構成される。したがってDABでは、ある一つの周波数を選択すると、その中から幾つかのサービスを選択することができる。このような信号の構成を図5(a)に、またこの信号を受信するDAB受信機による複数アンサンブル受信態様を同図(b)に示している。同図(a)のメインサービスチャネル(MSC)内の各サービスは一つ以上のコンポーネント(サービスコンポーネント)から構成され、同一のサービス内でプライマリーコンポーネント(プライマリーサービスコンポーネント)とセカンダリーコンポーネント(セカンダリーサービスコンポーネント)を放送することができる。
プライマリーコンポーネントは、サービスの主体で、あるサービス識別子及びサービス名のもとでサービスを放送するとき、必ず放送するものである。セカンダリーコンポーネントは、プライマリーコンポーネントを放送するとき、一つまたは複数放送することができるものであり、各コンポーネントにはコンポーネント識別子およびコンポーネント名が付加され、それにより容易に各コンポーネントの識別ができ、検索が可能となっている。このようにDABの規格では、「アンサンブル」「サービス」「コンポーネント」について定義付けされており、以降はこれらの名称について、前記の意味で用いている。
更に、DABでは、そのサービスで、どのような内容の放送をしているかを、プログラムタイプとして伝送することができる。このプログラムタイプとしては、0番から63番まで、64のタイプを設定できるように規定され、1番は「News」、4番は「Sport」、6番は「Drama」・・・のように31番目まで予め定義され、32番から63番までは、国毎に独自に決定できるように規定されている。したがってこのデータによっても各サービス及びコンポーネントのジャンルを含む各種識別ができ検索が可能となっている。
オーディオサービスに対しては、関連する種々の情報を付加することができ、例えば、アンサンブル、サービス、コンポーネントには、16文字までのラベルを付加することができ、そのほかアーティスト名や曲名など、放送内容に応じて128文字までのダイナミックラベルを付加することができ、したがってこれらのデータを用いて放送内容の検索を行うことができる。更にDABでは、オーディオサービスと同様に、データサービスを伝送することができる。データサービスのデータとしては、静止画データ、天気図付きの天気予報、HTML形式等の各種データが存在する。
このDABを受信するデジタル放送受信機では、番組リストによって番組を選択して受信する機能が備えられ、例えばある選択されたアンサンブルに含まれるサービスリスト上で、順送りキーとしてのアップダウンキーを上下操作する等によって、そのサービスリストからサービスが選択され、更にキーを押す等によってその選択されたサービス下のコンポーネントリストを表示することができるようにもなっている。この状態で、アップダウンキー等を更に操作することによって、そのコンポーネントリストからコンポーネントが選択され、これを確定することによってそのコンポーネントが受信され、音声が出力されることとなる。
更にデジタルオーディオ放送では、例えば図5(b)に示すように、同じコンポーネントが周波数の異なる複数のアンサンブル下で放送されることがあり、受信機では、場所の関係などによって、それまで聞いていた番組を受信できなくなった場合、放送局から送られるリンク情報によって、同じ番組を放送しているアンサンブルおよびサービスのリストを呼び出し、例えばジョグレバーを上下させることによって、そのリストから、同じ番組を放送している他のアンサンブル下のコンポーネントを選択し、さらに、例えばジョグレバーを押すことによって、その選択を確定させて、そのコンポーネントを受信することができるように構成されているものも存在する。
なお、デジタル放送受信機において、受信されたデータのヘッダ情報に基づいて、放送中の全てのチャネルを認識し、キー入力の操作によって順次選択されるチャネルの順序を、所定の規則に従って、例えばチャネル名の頭文字のアルファベット順等に並べ替えることができるようにした技術は特開2000−349672号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2000−349672号公報
前記のようにデジタルオーディオ放送においては、1つの周波数帯域としてのアンサンブルで多数のサービスを放送し、各サービスにおいてそれぞれ複数の番組としてのコンポーネントを含んでいるので、デジタル放送受信機では例えば図5(b)に示すような種々のサービス、及びコンポーネントを受信することができる。図5(b)に示す例においては、1つの周波数帯の放送であるアンサンブルAについて、ALPHA1、ALPHA2、BETA2のサービスを図5(a)のサービス1、サービス2・・として受信し、各サービスに含まれる複数のコンポーネントを受信している。図5(b)の例ではBETA2のサービスにおいて番組1及び番組2が含まれ、これを受信していることを示している。同様に他の周波数帯の放送であるアンサンブルBの受信においては、ALPHA2、BETA1、BETA2、BETA3、のサービスを受信し、各サービスに含まれれる複数のコンポーネントを受信している。
このような複数アンサンブルの受信を行っているときには、図示する例ではBETA2がアンサンブルAでも、またアンサンブルBでも受信することができる状態となっていることを示している。したがってこのような放送を受信できる状態において、放送受信機では受信できる前記のようなサービスについて、前記特許文献1に記載しているように、利用者が容易にそれらのサービスを選択して聴くことができるようにリストにして、キー操作等によって順次選択することが行われる。
そのリストの作成に際しては、各サービスがチャネルに相当するとき、各チャネルの頭文字のアルファベットに基づいてリスト化すると、図1(c)の従来例に示すような各サービス名のアルファベット順のリストを作成することができる。即ち同図に示すリストにおいては、受信されるサービスについてサービス毎にわかりやすく並列させて示しており、このリストからわかるように、BETA2のサービスはアンサンブルA及びアンサンブルBで受信可能であることがわかる。このように複数のアンサンブルで同じサービスを受信可能な場合には、従来は例えば、より受信品質の良いサービスを選択する、等によって1つのサービスを選択するようにしている。それにより図3(c)の例では、アンサンブルAのBETA2が選択されている。このようなリストが放送受信機で作成されるとき、利用者が放送受信機に設けたアップダウンキーを操作することにより、昇順に、或いは降順に選択して所望のサービスを選択し、またコンポーネントを選択することができる。
図1(c)のような従来の例においては、前記のようにBETA2がアンサンブルA及びアンサンブルBで受信できるとき、より受信特性がよいBETA2のサービスがアンサンブルAのサービスであるとき、前記選択用リストにおいてはこれのみを選択しており、したがってアップダウンキーの操作によって図示の例ではALPHA1から降順に選択していくとき、アンサンブルBのALPHA2、アンサンブルAのALPHA3、アンサンブルBのBETA1、アンサンブルAのBETA2、アンサンブルBのBETA3と順に選択することとなる。
一方、DAB放送受信機においては、前記のようなリストを利用して順に選局移動を行うとき、同じアンサンブル内で異なるサービスを選択するときには、先に取り込んであるアンサンブル内の情報を利用して選局移動を行うことができるため、約0.1秒で選局移動を行うことができる。それに対して、例えばアンサンブルAの特定のサービスであるBETA1を選択している状態から、他のアンサンブルであるアンサンブルBのBETA2を選択するとき、図5(a)に示すようなアンサンブルのデータにおけるチャネル情報等を全て取り込んでからアンサンブルBのBETA2を選択することとなるため、このようなアンサンブル間の選曲移動には約1秒の時間がかかる。
そのため前記の例では図3(a)に示すように、ALPHA1からBETA3迄選局のための移動を行うとき、合計5秒かかることとなり、この放送受信機の利用者にとっては操作性の悪い放送受信機であると感じるとととなる。このような問題は、前記のような車両用DAB放送受信機以外に、各種のデジタル放送受信機においても同様の問題を生じる野は当然である。
したがって本発明は、予め設定されたリストにしたがってデジタルオーディオ放送のサービスの選択である順送りキーによる選局を行うとき、できる限り短時間で選局を行うことができるようにしたデジタル放送受信機を提供することを主たる目的とする。
本発明に係るデジタル放送受信機は、前記課題を解決するため、デジタル放送を受信するデジタル放送受信部と、前記デジタル放送受信部で受信可能なサービスを検出する受信可能サービス検出部と、前記受信可能サービス検出部で検出した受信可能サービスをアンサンブル毎に記憶する受信可能サービス記憶部と、サービスのソート方式を選択して指示するサービスソート方式選択指示部と、前記サービスソート方式選択指示部の指示に応じて、前記受信可能サービス記憶部に記憶している受信可能サービスのリストを作成する受信可能サービスリスト作成部と、利用者が操作する順送りキーの作動検出により受信するサービスを指示し、前記受信可能サービスリスト作成部のリストによって順にサービスを選択するサービス選択部とを備え、前記サービス選択部では、指示したサービスが複数のアンサンブルで受信可能の時、直前に選択したアンサンブルと同一のアンサンブルが存在する際には、当該アンサンブルのサービスを選択することを特徴とする。
また、本発明に係る他のデジタル放送受信機は、前記デジタル放送受信機において、前記サービス選択部では、指示したサービスが複数のアンサンブルで受信可能の時、直前に選択したアンサンブルと同一のアンサンブルが存在しない際には、当該複数のアンサンブルでその次に指示することとなるサービスが受信可能なアンサンブルが存在する時、当該アンサンブルのサービスを選択することを特徴とする。
また、本発明に係る他のデジタル放送受信機は、前記デジタル放送受信機において、前記サービスのソート方式は、サービス名順、ジャンル順、利用者が予め指示した順のいずれかであることを特徴とする。
本発明は上記のように構成したので、予め設定されたリストにしたがってデジタルオーディオ放送のサービスの選択である順送りキーによる選局を行うとき、アンサンブルが異なるサービスを選択する時には約1秒かかるのに対して、同じアンサンブル内のサービスを選択する時には0.1秒程度しかかからないことを利用して、短時間で選局を行うことができるようにしたデジタル放送受信機が得られる。
本発明は予め設定されたリストにしたがってデジタルオーディオ放送のサービスの選択である順送りキーによる選局を行うとき、できる限り短時間で選局を行うという目的を、デジタル放送を受信するデジタル放送受信部と、前記デジタル放送受信部で受信可能なサービスを検出する受信可能サービス検出部と、前記受信可能サービス検出部で検出した受信可能サービスをアンサンブル毎に記憶する受信可能サービス記憶部と、サービスのソート方式を選択して指示するサービスソート方式選択指示部と、前記サービスソート方式選択指示部の指示に応じて、前記受信可能サービス記憶部に記憶している受信可能サービスのリストを作成する受信可能サービスリスト作成部と、利用者が操作する順送りキーの作動検出により受信するサービスを指示し、前記受信可能サービスリスト作成部のリストによって順にサービスを選択するサービス選択部とを備え、前記サービス選択部では、指示したサービスが複数のアンサンブルで受信可能の時、直前に選択したアンサンブルと同一のアンサンブルが存在する際には、当該アンサンブルのサービスを選択することにより実現した。
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明を実施するデジタル放送受信機の主要機能を行う機能ブロック図であり、同図に示す例においてはデジタル放送を行っている放送局から発信される電波を受信するデジタル放送受信部1を備え、ここで前記図5(a)に示すような各アンサンブルのデータを受信することにより、受信局選択指示部10で指示したアンサンブルに対応する放送局のデジタルデータを取り込む。
取り込んだ図5(a)に示すようなデジタルデータの中の、アンサンブル、サービス、コンポーネント等の情報に基づき、受信可能サービス検出部3では、このデジタル放送受信機で現在受信することができるサービスの検出を行う。この検出に際しては前記従来例の技術を用いることもできる。また受信データ再生処理部2では、デジタル放送受信部1で受信したデジタルデータに基づき、受信局選択指示部10で指定されたコンポーネントのデータについて再生処理を行い、スピーカから出力する。なお、ここで画像データも存在するときには、モニタに表示出力も行う。
受信可能サービス検出部3で検出した現在このデジタル放送受信機で受信可能なサービスは、受信可能サービス記憶部4に一時的に記憶する。特に本発明では受信可能サービスは互いに重複するサービスが存在しても全て記憶しておく。サービスソート方式選択指示部5では、受信可能サービス記憶部4に記憶した受信可能サービスについて、利用者が選局操作しやすい方式でリスト化するためのソート方式を選択する。その際には、例えば各サービスに付与されているテキストデータによって、サービス名順にソートを行う方式、或いは各サービスに付与された前記のような各種放送ジャンルのデータによってジャンル順にソートを行う方式、或いは利用者が指定した特定のソート方式や特定の順序等の中から、任意のソート方式を選択することとなる。
受信可能サービスリスト作成部6では、サービスソート方式選択指示部で指示した前記のような各種のソート方式のいずれかにより、受信可能サービス記憶部4に記憶した受信可能サービスをリスト化する。アップダウンキー操作検出部7では、このデジタル放送受信機に順送りキーとしての代表例であるアップダウンキーが存在し、その操作によって受信可能サービスのリストに基づき順に選局を行うことができるようになっているとき、利用者がそのアップダウンキーの操作を行ったことをアップダウンキー操作検出部7で検出する。
サービス選択部8では、アップダウンキー操作検出部7で検出した利用者の指示により、受信可能サービスリスト作成部6で作成したリストに基づき、サービスの順送り指示による選択を行う。その際には、同一アンサンブル内サービス選択部9において、受信可能サービス記憶部4に記憶していた前記のような受信可能なサービスを全て含むデータにより作成されたリストによって、同一サービスを行っているアンサンブルが複数存在することを検出したとき、先に選択していたアンサンブルと同じアンサンブルにそのサービスが存在する場合には、そのアンサンブルのサービスを選択する作動を行う。
この本発明の作動は図1(b)に、同図(c)の前記従来の技術と対応して示しており、図1(b)の例ではBETA2のサービスについて、アンサンブルAとアンサンブルBに存在し、同図(c)の従来例では例えば受信品質の良い方等の理由に基づいて、アンサンブルAを選択していたのに対して、同図(b)のように本発明では、全て同等にリスト化しておき、例えばアップダウンキーを降順に操作しているとき、BETA1のサービスはアンサンブルBに存在していたことにより、BETA2は同じアンサンブルであるアンサンブルBのサービスにおけるBETA2を選択する。それにより、アンサンブルが替わる毎に新たなデータを受信して読み込む例えば1秒等の時間が必要なくなり、0.1秒等の短時間で次のアンサンブルであるBETA2を受信することができる。
上記のような選局作動を行うことにより、従来は図4(a)に示すようにALPHA1からBETA3迄順に選局する際、全ての選局時にアンサンブルが変更するため、アンサンブル変更時の所要時間である1000ms必要であることにより、合計5000ms(5秒)必要であるのに対して、本発明は同図(b)に示すようにBETA2のサービスを、その前に選局していたアンサンブルBと同じアンサンブルであるアンサンブルBを選択することにより100msで選局することができ、少なくともそれにより900ms選局時間を短縮することができる。また、図示の例ではアンサンブルBのサービスであるBETA2を選択することにより、次のBETA3もアンサンブルBであるため、ここでも同様に100msで選局することができ、BETA3迄合計3200ms(3.2秒)で選局することができるようになる。
なお、従来は同じサービスであるBETA2がアンサンブルAとアンサンブルBとに存在するとき、受信品質が良いという理由でアンサンブルAの方を選択していた場合でも、アンサンブルBの受信品質が悪くてもデジタル放送では大きな相違がない場合が多く、またこの放送受信機が車両に搭載されているときには受信状態が変化する可能性が高いので、必ずしもアンサンブルAがアンサンブルBより常に受信品質が高いとは限らないこともあり、本発明のようにアンサンブルBを選択することは必ずしも不適切なこととはいえないのは当然である。
図1に示した機能ブロックからなる本発明の実施例においては、例えば図2に示す作動フローにしたがって作動させて実施することができる。即ち図2に示す複数サービスのアップダウンキーによる選択処理の例においては、最初その時点において受信可能サービスを検出し(ステップS1)、受信可能サービスをソートする方式を指定する(ステップS2)。その際には例えばサービス名のアルファベット順、或いはジャンル順、更には利用者が任意に指定した順序でソートを行う、等の選択がなされる。次いで全ての受信可能サービスを指定された方式でソートし、これをリスト化してメモリに記憶する(ステップS3)。
ここでは特に、受信可能なサービスを全てリスト化して記憶しており、したがって例えば図1(b)に示すようなリストが作成され、BETA2のサービスについて、アンサンブルAとアンサンブルBに存在することが明らかとなる。これらの作動は、図1のデジタル放送受信部1で受信したデータにより受信サービス検出部3で現在受信可能なサービスを検出し、これを受信可能サービス記憶部4に記憶することにより行う。
その後利用者が順送りキーの代表例であるアップダウンキーによりサービスを順送りに指示し(ステップS4)、そのとき指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在するか否かを判別する(ステップS5)。それにより例えば図1(b)の例では、ALPHA1のサービスからアップダウンキーでこのリストに沿って順送りを行う時、BETA1迄はステップS5の判別で、指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在しないと判別するのに対して、BETA1からアップダウンキーでBETA2を指示する時、ステップS5では指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在する、と判別することとなる。
その時にはステップS6に進み、直前の選択サービスのアンサンブルと同じアンサンブルで受信可能なサービスは存在するか否かを判別する。例えば図4に示すように放送受信器で受信できるアンサンブルがアンサンブルA〜Cの3つが存在する時、アンサンブルAとアンサンブルBについては前記図1(b)と同様のアンサンブルを受信可能としており、アンサンブルCについてはBETA1とBETA3が受信できる場合、前記のようにアップダウンキーで順に選局している時、ALPHA3からBETA1を選局する際には、BETA1はアンサンブルBとアンサンブルCで受信可能となっていることにより、図2のステップS5では指示されたサービス(BETA1)は複数のアンサンブルに存在すると判別することとなる。その後前記ステップS6において、直前の選択サービスのアンサンブルと同じアンサンブルで受信可能なサービスが存在するか否かを判別し、図4の例では存在しないと判別することとなる。
その後ステップS7に進み、該当する複数のアンサンブルでその次に指示することとなるサービスは存在するか否かを判別する。図4の例ではALPHA3からBETA1を選択する時アンサンブルBとアンサンブルCに存在することにより、ここで前記ステップS7における、該当する複数のアンサンブルで次に指示することとなるサービスは存在するか否かの判別を行う。ここではその次に指示することとなるサービスはBETA2であるので、BETA2のサービスを受信できるサービスはアンサンブルAとアンサンブルBであり、アンサンブルBには次に指示することとなるサービスであるBETA2が存在するのに対して、アンサンブルCには存在しないことが判別される。
前記の例のように、ステップS7で該当する複数のアンサンブルでその次に指示することとなるサービスは存在すると判別した時には、その次に指示することとなるサービスが存在するアンサンブルを選択する(ステップA8)。それにより前記の例ではアンサンブルBのBETA1を選択し、アンサンブルCのサービスであるBETA1を選択することはない。ステップS8の後はステップS4に戻り、アップダウンキーによりサービスを順送り指示する作動を継続する。なお、図1(a)の例においては、ALPHA3のサービスからアップダウンキーでBETA1を指示する時、ステップS5において指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在しないと判別するので、その後ステップS9に進んで受信可能のサービスを選択し、それによりアンサンブルBのサービスであるBETA1を選択することとなり、その後同様にステップS4に戻る。
図4の例において、前記のようにBETA1のサービスにおいてアンサンブルBを選択した後、次のアンサンブルであるBETA2の指示を行う時、ステップS5では指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在すると判別し、ステップS6では直前の選択サービスのアンサンブルであるアンサンブルBと同じアンサンブルで受信可能なサービスは存在するか否かを判別し、ここで存在すると判別することとなる。その際にはステップS10に進み、同じアンサンブルの受信可能サービスを選択することにより、アンサンブルBのサービスBを選択することとなる。
このような作動を行うことにより、図4の例において、ALPHA3の次にBETA1を選択する時に、アンサンブルCのサービスを選択することなくアンサンブルBを選択することができ、更にその後BETA2を選択する時アンサンブルAを選択することなくアンサンブルBを選択することができる。したがって、アップダウンキーでBETA1からBETA2を選択する時、同じアンサンブルBの中で選択することができ、アンサンブルが異なるサービスの選択指示は1000msかかっていた時間が、100msと短時間で行うことが可能となる。
前記のように図4の例においてアンサンブルBのBETA2のサービスを選択している時、再びステップS5に戻って前記と同様の作動を行い、アップダウンキーによりサービスを順送り指示することによりBETA3を指示する際には、ステップS5で指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在すると判別し、ステップS6の直前の選択サービスのアンサンブルと同じアンサンブルで受信可能なサービスは存在するか否かの判別では存在すると判別し、ステップS10で同じアンサンブルの受信可能サービスを選択することは、前記作動と同様である。その結果、ここでも選局時間が100msと短時間ですみ、結局ALPHA1からBETA3迄の選局に要する時間は図4(b)に示すように合計3.2秒となり、同図(a)の従来例の5秒より短時間で選局を終了することができる。
なお、図2の例においては、ステップS7で該当する複数のアンサンブルでその次に指示することとなるサービスが存在するか否かの判別において、BETA1からBETA2を選択する時に、存在するとして判別したが、もしも存在しない時には、ステップS11に進んで、例えば受信品質の良いサービスを選択する等の、任意のアンサンブルのサービスを選択し、再びステップS4に戻ることとなる。
また、図1(b)の例においては、前記のようにBETA2を選択した後BETA3の選択に際しては、ステップS5において指示されたサービスは複数のアンサンブルに存在しないと判別し、それによりステップS9で受信可能サービスを選択し、アンサンブルBのBETA3のサービスを選択することとなる。このときBETA3がBETA2と同じアンサンブルに属していたため、図4(b)と同じ選択作動を行い、合計3.2秒で選局を終了することができる。
(a)は本発明の実施例の機能ブロック図であり、(b)は本発明の作動説明図、(c)は従来例の作動説明図である。 本発明において複数サービスのアップダウンキーによる選択処理の作動フロー図である。 (a)は従来の選局所要時間を示す図であり、(b)は本発明の選局所要時間を示す図である。 本発明によるアップダウンキーによるサービス選択例を示す図である。 (a)はDABの1フレームの信号構成の例を示す図であり、(b)はDAB受信器の夜複数アンサンブル受信態様の例を示す図である。
符号の説明
1 デジタル放送受信部
2 受信データ再生処理部
3 受信可能サービス検出部
4 受信可能サービス記憶部
5 サービスソート方式選択指示部
6 受信可能サービスリスト作成部
7 アップダウンキー操作検出部
8 サービス選択部
9 同一アンサンブル内サービス選択部
10 受信局選択指示部

Claims (3)

  1. デジタル放送を受信するデジタル放送受信部と、
    前記デジタル放送受信部で受信可能なサービスを検出する受信可能サービス検出部と、
    前記受信可能サービス検出部で検出した受信可能サービスをアンサンブル毎に記憶する受信可能サービス記憶部と、
    サービスのソート方式を選択して指示するサービスソート方式選択指示部と、
    前記サービスソート方式選択指示部の指示に応じて、前記受信可能サービス記憶部に記憶している受信可能サービスのリストを作成する受信可能サービスリスト作成部と、
    利用者が操作する順送りキーの作動検出により受信するサービスを指示し、前記受信可能サービスリスト作成部のリストによって順にサービスを選択するサービス選択部とを備え、
    前記サービス選択部では、指示したサービスが複数のアンサンブルで受信可能の時、直前に選択したアンサンブルと同一のアンサンブルが存在する際には、当該アンサンブルのサービスを選択することを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記サービス選択部では、指示したサービスが複数のアンサンブルで受信可能の時、直前に選択したアンサンブルと同一のアンサンブルが存在しない際には、当該複数のアンサンブルでその次に指示することとなるサービスが受信可能なアンサンブルが存在する時、当該アンサンブルのサービスを選択することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記サービスのソート方式は、サービス名順、ジャンル順、利用者が予め指示した順のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
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