JPH11100821A - 土木用不織シート - Google Patents

土木用不織シート

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JPH11100821A
JPH11100821A JP9263616A JP26361697A JPH11100821A JP H11100821 A JPH11100821 A JP H11100821A JP 9263616 A JP9263616 A JP 9263616A JP 26361697 A JP26361697 A JP 26361697A JP H11100821 A JPH11100821 A JP H11100821A
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JP
Japan
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civil engineering
sheet
nonwoven fabric
nonwoven
nonwoven sheet
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Application number
JP9263616A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ito
哲哉 伊藤
Yoshikazu Yakake
善和 矢掛
Yasuyoshi Horiguchi
泰義 堀口
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高強度で岸壁の凹凸に馴染む風合を
有し、かつ親水性、自己水中沈降性に優れた土木用不織
シート(特に防砂シート)を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明の土木用不織シートは、熱可塑性合
成ポリマーから成る長繊維で構成される不織布であっ
て、該不織布に親水性を有する樹脂バインダーが付着固
定されていることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強度、親水性(自
己水中沈降性)など施工性に優れた土木用不織シート、
特に水質汚染などが少ない海岸、湖岸、河岸などの防波
堤や岸壁に敷設される埋立土砂の吸い出し防止シートや
防砂シートとして有効な土木用不織シートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】土木用不織シートには、短繊維をニード
ルパンチして機械的に絡合させた後、樹脂バインダーに
より接着固定させて得られる不織布、また紡糸口金より
押し出し、高速吸引するエジェクターで吸引延伸しフィ
ラメントを移動するネット上に捕集した後ニードルパン
チして機械的に絡合させた、いわゆるスパンボンド不織
布などが一般的に用いられている。
【0003】土木用不織シートには、高強力、透水性、
耐生分解性などの耐久性などが要求され、特に強度面か
ら、近年、ポリエステルやポリプロピレン長繊維のスパ
ンボンド不織布が増加し、益々需要が旺盛である。
【0004】土木用不織シートの中でも防砂シートは、
図1に示すように、例えば海岸などの岸壁背後の埋立土
砂の吸い出し防止や基礎割石の砂の洗掘を防止する目的
で敷設されるシートである。この防砂シートには、上記
土木用不織シートに要求される機能の他に、海など水中
に沈めるために親水性、言い換えれば自己水中沈降性が
要求され、また直径30cmほどの石が凸凹に積まれた上
に敷設されるため、凹凸に馴染む密着性が要求されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の施工では、例え
ばポリエステル長繊維のスパンボンド不織布を用いて施
工した場合、ポリエステルが疎水性ポリマーであり、さ
らにシート中に多量の空気を含んでいるために水中に沈
降しにくく、シートの端末に重りを吊して、その荷重の
力で沈降させ、かつ潜水夫による敷設作業が不可欠であ
り、敷設に長時間と多大の労力を要する問題点があっ
た。
【0006】従来の防砂シートでは、例えば短繊維を樹
脂バインダーによって接着固定した不織布は、シート強
度を得るために、エマルジョンタイプの樹脂バインダー
を短繊維不織布に含浸など行い、樹脂固形分が約10〜
40%もの多量の樹脂バインダーを付着するように絞液
した後、乾燥して得られるものが一般的であり、樹脂エ
マルジョン中に含有される界面活性剤についても樹脂バ
インダーとともに不織布に固着する結果、この樹脂バイ
ンダーに付随する多量の界面活性剤の作用により親水性
が良く、親水性(自己水中沈降性)に優れている利点が
あった。しかしながら、短繊維不織布であるために、長
繊維スパンボンド不織布と比較すると強度が著しく劣る
ばかりか、約10〜40%もの多量の樹脂バインダーが
付着するため風合が硬く、凸凹への密着性が悪くなる傾
向があり、岸壁の凹凸に対する曲面に沿ってシートを敷
設しずらいといった欠点があった。
【0007】また、強度に利点がある長繊維スパンボン
ド不織布は、一般にポリエステルやポリプロピレン製で
あるために疎水性が高く、水中に沈降しにくいといった
問題がある。近年、長繊維スパンボンド不織布に界面活
性剤などを付与し、親水性さらには水中沈降性を改善し
た防砂シートも開発され製品化されつつあるが、界面活
性剤を付与した場合は、親水性に非常に優れた効果を有
するものの、敷設現場で防砂シートを海中などに沈める
まで数日間、野晒し状態にされた場合などには、雨など
により界面活性剤が溶出してしまい、この結果実際に海
中に沈降させる際に自己水中沈降しないといった問題が
あった。
【0008】本発明は、かかる従来の土木用不織シート
(特に防砂シート)に鑑み、高強度で岸壁の凹凸に馴染
む風合を有し、かつ親水性、自己水中沈降性に優れた土
木用不織シート(特に防砂シート)を提供せんとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の土木用不織シートは、熱可塑性
合成ポリマーから成る長繊維で構成される不織布であっ
て、該不織布に親水性を有する樹脂バインダーが付着固
定されていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、高強度で岸壁の凹凸に
馴染む風合を有し、かつ親水性、自己水中沈降性に優れ
た土木用不織シート、特に防砂シートを提供できないも
のか、鋭意検討したところ、熱可塑性合成ポリマーから
成る長繊維で構成される不織布に、特定の樹脂バインダ
ーを付着固定すると,上述の課題を一挙に解決すること
ができることを究明したものである。
【0011】すなわち、本発明の基本思想は、高強度で
伸縮性能に優れた熱可塑性合成ポリマーから成る長繊維
で構成される不織布に、親水性を有する樹脂バインダー
を付着固定させているところにある。親水性を有する樹
脂バインダーとは、水酸基(−OH)、カルボキシル基
(−COOHまたは−COOA、A:塩基)、ニトロ基
(−NO2 )、スルホン酸基(−SO3 Hまたは−SO
3 A、A:塩基)、メルカプト基(−SH)、アミノ基
(−NH2 )などの親水基を有するポリマー、より好ま
しくは、水酸基(−OH)もしくはカルボキシル基(−
COOH)を有するポリマー、さらにポリカルボン酸ソ
ーダ(−COONa)などポリカルボン酸塩(−COO
A、A:塩基)系樹脂、ポリスルホン酸ソーダ(−SO
3 Na)などのポリスルホン酸塩(−SO3 A、A:塩
基)系樹脂などのポリマーである。
【0012】親水基を有する樹脂バインダーには、水酸
基(−OH)を有するポリビニルアルコール系樹脂、澱
粉系糊剤、カルボキシメチルセルロースなどのセルロー
ス系樹脂などやカルボキシル基(−COOHまたは−C
OOA、A:塩基)を有するポリアクリル酸系樹脂、ポ
リメタクリル酸系樹脂など、さらにニトロ基(−N
2 )を有するニトロセルロース系樹脂、ウレタン系樹
脂など、スルホン酸基(−SO3 Hまたは−SO3 A、
A:塩基)を有するポリスルホン酸塩系樹脂、ウレタン
系樹脂、ポリエステル系樹脂など、またメルカプト基
(−SH)を有するチオール系樹脂、アミノ基(−NH
2 )を有するポリウレタン系樹脂などがあげられ、中で
も好ましくは、ポリビニルアルコール系樹脂、澱粉系糊
剤、セルロース系樹脂などの水酸基(−OH)を有する
樹脂バインダーやポリアクリル酸系樹脂、ポリメタクリ
ル酸系樹脂などのカルボキシル基(−COOHまたは−
COOA、A:塩基)を有する樹脂バインダーが良い。
【0013】また、ポリカルボン酸塩系樹脂バインダー
は、一部上記カルボキシル基(−COOHまたは−CO
OA、A:塩基)を有する樹脂バインダーと重複する
が、ポリアクリル酸ソーダ系樹脂、ポリメタクリル酸ソ
ーダ系樹脂などのポリアクリル(ポリメタクリル)酸塩
系樹脂、更にはアクリル酸エステル−アクリル酸ソーダ
共重合樹脂、メタクリル酸エステル−アクリル酸ソーダ
共重合樹脂、アクリル酸エステル−メタクリル酸ソーダ
共重合樹脂、メタクリル酸エステル−メタクリル酸ソー
ダ共重合樹脂などの(メタ)アクリル酸エステル−(メ
タ)アクリル酸塩系共重合樹脂があげられる。ポリカル
ボン酸塩系樹脂バインダーの中でも、親水性機能と樹脂
バインダーとしての繊維接着機能のバランスが得られや
すい(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸
塩系共重合樹脂が特に好ましい。
【0014】また、ポリスルホン酸塩系樹脂などのポリ
マーには、アルキルスルホン酸塩系樹脂、ナフタレンス
ルホン酸塩のホルマリン縮合物やポリスチレンスルホン
酸塩系樹脂があげられる。
【0015】かかる親水性を有する樹脂バインダーは、
単独に用いても良く、2種類以上を共重合物や混合物と
して用いても良く、また親水性能を阻害しない範囲で親
水性の乏しいポリビニル系樹脂との共重合物やその他一
般的に用いられるラッテクス系樹脂バインダーの混合併
用して用いても良い。
【0016】防砂シートの敷設現場では、数日間シ−ト
が野晒しになる場合があるが、その場合に雨、雪などに
晒され樹脂バインダーが水と共に溶出して(海)水中に
沈降させる敷設の際に沈降し難くなる傾向が生じるた
め、親水性を有する樹脂バインダーは、親水性の機能を
持続(耐久親水性)させる点において、水中において溶
出しにくい方が好ましい。
【0017】耐久親水性を考慮すると、樹脂バインダー
としては、特に好ましくはポリビニルアルコールとポリ
アクリル酸塩(またはメタクリル酸塩)の共重合樹脂、
もしくはポリアクリル酸(またはメタクリル酸)エステ
ルとアクリル酸塩(またはメタクリル酸塩)の共重合樹
脂が使用される。
【0018】また樹脂バインダーのガラス転移点(Tg)
は、好ましくは40℃以下、より好ましくは20℃以
下、特に好ましくは0℃以下であるものが使用される。
ガラス転移点(Tg)は40℃を越えると、不織布に付着
固定した後のシートの風合が硬く、凸凹への密着性が悪
くなる傾向があり、岸壁の凹凸に対する曲面に沿ってシ
ートを敷設しずらいといった欠点が発生しやすくなる。
【0019】樹脂バインダーの不織布の繊維成分に対す
る付着量は、好ましくは0.1〜40%、より好ましく
は1〜20%、特に好ましくは1〜10%の範囲であ
る。付着量が0.1%未満の場合は、樹脂バインダーの
親水性能にもよるが、(海)水中への自己水中沈降性が
得られ難くなる傾向があり、逆に付着量が40%を越え
る場合は、不織布に付着固定した後のシートの風合が硬
く、凸凹への密着性が悪くなる傾向があり、岸壁の凹凸
に対する曲面に沿ってシートを敷設しずらいといった欠
点が発生しやすくなるばかりか、コスト的にも好ましく
なく安価な土木用不織シートが提供し難くなるなどの不
都合が生じる。
【0020】不織布へ樹脂バインダーを付着固定する方
法は、水溶液系もしくはエマルジョン系の樹脂バインダ
ー中に不織布を含浸させた後乾燥する方法、水溶液系も
しくはエマルジョン系の樹脂バインダーを用いスプレー
付与した後乾燥する方法、樹脂バインダーをドクターナ
イフ、コーターロールなどにより不織布へ塗布した後乾
燥する方法、発泡させたエマルジョン系の樹脂バインダ
ーを不織布中に浸透させた後乾燥する方法、粉末状また
は繊維状の樹脂バインダーを不織布上(または不織布
中)に散布してホットメルトする方法などいずれの方法
でもよく特に限定されるものではないが、均一に付着さ
せるためには、水溶液系もしくはエマルジョン系の樹脂
バインダー中に不織布を含浸させた後乾燥する方法や発
泡させたエマルジョン系の樹脂バインダーを不織布中に
浸透させた後乾燥する方法が好ましく、乾燥に消費する
エネルギーなどの製造コストを安価にするためには水溶
液系もしくはエマルジョン系の樹脂バインダーを用いス
プレー付与した後乾燥する方法や発泡させたエマルジョ
ン系の樹脂バインダーを不織布中に浸透させた後乾燥す
る方法が好ましい。
【0021】長繊維不織布の形態は、土木用不織シート
としての強度、伸縮性、風合、厚み、透水性などの機能
性を得るためにニードルパンチやウォータージェットパ
ンチなどの繊維が機械的に絡合しているものが好まし
く、より好ましくは、製造が比較的容易であるニードル
パンチ不織布が使用される。
【0022】さらに、長繊維不織布は、JIS L 1
906に準じて測定される目付で、好ましくは少なくと
も300g/m2 以上、さらに好ましくは400〜150
0g/m2 、特に好ましくは500〜1000g/m2 であ
るものが使用される。かかる目付が300g/m2 未満の
場合は、土木用不織シート、特に防砂シートとして必要
な強度が得られにくく、鋭利な割石の上に敷設したとき
に破れやすい傾向があり、防砂シートとしての機能を果
たすことが困難な傾向にある。一方、高目付になれば、
例えば1500g/m2 を越えると、強度的には有利にな
るが、重量が重く運搬・敷設作業性が悪化する傾向にあ
るばかりか、ニードルパンチなどの処理を行いにくく、
不織布製造が困難となる不都合が生じやすくなる。
【0023】このような高目付不織布のニードルパンチ
処理の方法は、予め繊維ウエブに繊維と金属(ニード
ル)の動摩擦抵抗を抑制する油剤など平滑剤を付与した
後に、ニードルパンチすることが好ましい。また、10
0〜300g/m2 程度の不織布を予めニードルパンチ処
理した後、かかる不織布数枚を積層し、再度ニードルパ
ンチ処理してもよい。
【0024】不織布を構成する繊維の単糸平均繊度は、
好ましくは1〜20デニール、より好ましくは3〜10
デニールのものが使用される。単糸平均繊度が1デニー
ル未満の場合は、紡糸時に繊維切れが起こりやすく製造
が困難になるばかりでなく、例えば上記ニードルパンチ
処理の際に、ニードルによって繊維切れを生じやすく、
土木用不織シートとしての必要な強度を得られにくくな
るため好ましくない。一方、単糸平均繊度が20デニー
ルを越える場合は、単位目付当たりの不織布を構成する
繊維本数が少なくなる結果、土木用不織シートに必要な
強度が得難くなる傾向があるため好ましくない。また、
不織布の特性については、以下の特性のものが好まし
い。まず第1に、不織布の見掛密度が好ましくは0.2
g/cm3 以下、より好ましくは0.15g/cm3 以下、特に
好ましくは0.1g/cm3 以下であるものが使用される。
不織布の見掛密度が0.2g/cm3 を越えると、土木用不
織シート、特に防砂シートとして、風合が硬くなり凸凹
への密着性が悪くなる傾向があり、岸壁の凹凸に対する
曲面に沿ってシートを敷設しずらくなり、また鋭利な割
石と接したときに破れなどの破損が生じやすくなる。
【0025】第2に、[JIS L 1906に準じて
測定される引張強力(kgf/5cm) /JIS L1906に
準じて測定される目付(g/m2 )]で算出される不織布
の単位目付当たりの引張強力が、好ましくは0.2[(kg
f/5cm)/(g/m2 )]以上、より好ましくは0.25[(kgf/
5cm)/(g/m2 )]以上、特に好ましくは0.3[(kgf/5cm)
/(g/m2 )]以上のものが使用される。単位目付当たりの
引張強力が、0.2[(kgf/5cm)/(g/m2 )]未満の場合
は、土木用不織シート、特に防砂シートとしての強度が
不足する結果、鋭利な割石と接したときに破れなどの破
損が生じやすくなり、防砂シートとしての機能を満足す
ることが困難となる。
【0026】第3に、不織布の標準状態下で測定した引
張強力に対する水湿潤時の引張強力の強力保持率が好ま
しくは85%以上、より好ましくは90%以上、特に好
ましくは95%以上であるものが使用される。防砂シー
トとして使用する場合は、水中における強度が必要とな
るが、標準状態下で測定した引張強力に対する水湿潤時
の引張強力の強力保持率が85%未満の場合は、たとえ
標準状態下で測定した引張強力が高くても、(海)水中
に敷設したときに強度低下が生じ、シートが破れやすく
なる傾向があり、また波に洗われるうちに不織布の繊維
が毛羽上にももけ易くなり、シートがすぬけて土砂が流
出する不都合が生じやすくなる。
【0027】第4に、45°カンチレバー法で測定した
不織布の剛軟度が、好ましくは350mm以下、より好
ましくは300mm以下、特に好ましくは250mm以
下であるものが使用される。不織布の剛軟度が350m
mを越えると、土木用不織シート、特に防砂シートとし
て、風合が硬くなり凸凹への密着性が悪くなる傾向があ
り、岸壁の凹凸に対する曲面に沿ってシートを敷設しず
らくなり、また鋭利な割石と接したときに破れなどの破
損が生じやすくなる。
【0028】長繊維不織布の繊維素材は、熱可塑性合成
ポリマーであれば、いかなるポリマーでもよいが、好ま
しくは安価で高強度であるポリエステルが使用される。
特に高強度で耐候性に優れるポリエチレンテレフタレー
トが好ましく使用される。
【0029】また、これらの繊維には、カーボンブラッ
クを好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.1
〜1%、特に好ましくは0.2〜0.5%含有されてい
るものが使用される。港湾工事などの敷設に際し、シー
トが白色であった場合、太陽光によるシートの光の反射
により、雪目現象が発生し、作業上の障害、特に作業者
に障害が及ぶばかりか、敷設後の美観が損なわれやす
い。繊維中のカーボンブラックの含有率が0.01%未
満の場合には上記不都合が生じやすいため好ましくな
い。さらに、カーボンブラックを0.01%以上添加す
ることにより、港湾や河川堤防に敷設した場合において
は、白色シートと比較して太陽光の遮光性が向上するた
め、上記欠点を解決するばかりか防草効果が得られるな
ど土木用不織シートとしてカーボンブラック添加の効果
は絶大なものとなる。
【0030】また、不織布中における繊維の形態は、単
成分繊維不織布、2成分以上の繊維が混繊されている不
織布、2成分以上のポリマーのうち1成分が芯部、他の
成分が鞘部を形成する芯鞘複合型繊維で構成された不織
布などいずれの形態でも良いが、好ましくは芯鞘複合型
繊維で構成された不織布が好ましい。特に好ましくは、
カーボンブラックを含有しているポリマーが芯部、カー
ボンブラックを含有しないポリマーが鞘部を形成する芯
鞘複合型繊維で構成された不織布であることが好まし
い。つまり、不織布の紡糸においては、カーボンブラッ
クのごとき添加剤を含有した場合、口金の吐出孔汚れな
どによる単糸切れのトラブルを生じ易く、不織布の収率
(歩留まり)が悪くなる傾向が認められる。このため、
カーボンブラックを含有しているポリマーが芯部、カー
ボンブラックを含有しないポリマーが鞘部を形成する芯
鞘複合型繊維として紡糸することにより、口金の吐出孔
汚れを著しく改善し、収率しいては採算性の良い不織布
を得る効果を奏するものである。
【0031】また、かかる不織布として、ポリエチレン
テレフタレートを芯部、ポリプロピレンを鞘部とする芯
鞘複合繊維で構成したものを使用すると、ポリエチレン
テレフタレートの有する高強力とポリプロピレンの有す
る耐薬品性能を合わせ持つ、高機能な土木用不織シート
を提供することができる。
【0032】本発明の土木用不織シートは、強度に優
れ、かつ伸縮性や親水性(自己水中沈降性)などの施工
性に優れ、海水などの水質を汚染することが少ない環境
に優しい、更には雪目現象などが生じにくい施工作業者
に優しい土木用不織シートであり、特に港湾や河川など
の防波堤や岸壁に敷設される埋立土砂の吸い出し防止シ
ートもしくは防砂シートとして好適なものである。
【0033】
【実施例】以下実施例に基づき更に詳細に説明するが、
本発明が以下の実施態様のみに限定されるものではない
ことは言うまでもない。なお、実施例における各特性の
評価方法は、次の通りである。
【0034】(1)不織布の見掛密度 不織布の見掛密度は、JIS L 1906に準じて測
定される目付と厚さより、次式により算出した。
【0035】見掛密度(g/cm3 )=樹脂バインダーを含
む不織布の目付/不織布の厚さ (2)不織布の引張強力および単位目付当たりの引張強
力 不織布の引張強力は、JIS L 1906に準じて測
定した。なお、不織布の長手方向をタテ、幅方向をヨコ
と記載した。
【0036】また、単位目付当たりの引張強力は、次式
により算出した。
【0037】単位目付当たりの引張強力[(kgf/5cm)/(g/
2 )] =A/B 式中、A:JIS L 1906に準じて測定される引
張強力(kgf/5cm) B:JIS L 1906に準じて測定される目付(g/
2 ) (3)不織布の水湿潤時の引張強力および強力保持率 不織布の水湿潤時の引張強力は、不織布を水中に浸漬し
たのち、水分率(ウエットピックアップ)が約150%
となるように絞液した後、JIS L 1906の引張
強力試験と同条件で測定した。なお、不織布の長手方向
をタテ、幅方向をヨコと記載した。
【0038】また、標準状態下の引張強力に対する水湿
潤時の引張強力の強力保持率は、次式にて算出した。
【0039】 強力保持率(%)=(T1 /T0 )×100 式中、T0 :標準状態下の引張強力、T1 :水湿潤時の
引張強力 (4)親水性(自己水中沈降性) 樹脂バインダー(親水処理剤)を付着固定させた不織布
(土木用不織シート)を5cm(長手方向)×5cm(幅方
向)の大きさに切り取り試料とした。水道水または大阪
湾で採取した海水上に試料片を静かに置き、不織布の上
面が水面下に沈降したときの時間を秒数で測定し、親水
性の評価とした。なお、600秒以上たっても沈降しな
いものについては×と記載した。
【0040】(5)耐久親水性(耐久自己水中沈降性) 樹脂バインダー(親水処理剤)を付着固定させた不織布
(土木用不織シート)を5cm(長手方向)×5cm(幅方
向)の大きさに切り取り、水道水または大阪湾で採取し
た海水中中に12時間浸漬した。これを市販の洗濯機を
用いて遠心脱水し、さらに熱風乾燥機を用いて6時間、
120℃の条件で乾燥した後、(4)と同様の方法で親
水性を評価した。
【0041】(6)剛軟度 2cm×40cmの試験片を採取し、JIS L 10
96に準じて45°カンチレバー法にて測定した。な
お、不織布の長手方向をタテ、幅方向をヨコと記載し
た。
【0042】実施例1〜3 単糸繊度が(1)3デニール、(2)5デニール、
(3)10デニール、さらにカーボンブラック含有量が
0.3%であるポリエチレンテレフタレートの長繊維ウ
エブにジメチルシリコーン平滑剤を繊維成分に対して
0.05%スプレーにて噴霧付与した後、針密度100
回/cm2 の条件でニードルパンチ処理を行い、目付約5
00g/m2 の長繊維不織布を得た。引き続き、ガラス転
移点(Tg)が3℃であるポリアクリル酸エステルーアク
リル酸ソーダ共重合樹脂のエマルジョン中に不織布を含
浸させ、固形分の付着量が繊維成分に対して約5%とな
るようにマングルにて絞液した後、150℃で20分間
乾燥して土木用不織シートを作成した。
【0043】実施例4〜6 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、ポリアク
リル酸エステル−アクリル酸ソーダ共重合樹脂の付着量
が(4)約3%、(5)約10%、(6)約30%とし
た以外は、実施例2と同様の操作で土木用不織シートを
作成した。
【0044】実施例7 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、樹脂バイ
ンダーを完全ケン化ポリビニルアルコール樹脂としたこ
と以外は、実施例2と同様の操作で土木用不織シートを
作成した。実施例8 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、樹脂バイ
ンダーを部分ケン化(全−OCOCH3 基のうち約90
%が−OH基)ポリビニルアルコール樹脂としたこと以
外は、実施例2と同様の操作で土木用不織シートを作成
した。
【0045】実施例9 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、樹脂バイ
ンダーを酢酸ビニル−アクリル酸メチル共重合樹脂をケ
ン化して得られたポリビニルアルコール−ポリアクリル
酸ソーダ共重合樹脂としたこと以外は実施例2と同様の
操作で土木用不織シートを作成した。
【0046】実施例10 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、長繊維に
カーボンブラック含有量が0.3%であるポリエチレン
テレフタレートを芯部、カーボンブラックの添加してい
ないポリエチレンテレフタレートを鞘部とした芯鞘複合
型繊維(芯:鞘比率、80:20)を用いた以外は実施
例2と同様の操作で土木用不織シートを作成した。この
芯鞘複合型繊維の紡糸時の単糸切れ回数は、カーボンブ
ラック含有量が0.3%であるポリエチレンテレフタレ
ート繊維の単糸切れ回数に対して1/3の頻度であり、
紡糸性良好であった。
【0047】比較例1〜3 実施例1〜3において、ポリアクリル酸エステル−アク
リル酸ソーダ共重合樹脂を付与しないこと以外は、実施
例1〜3と同様の操作で土木用不織シートを作成した。
【0048】比較例4〜5 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、ポリアク
リル酸エステル−アクリル酸ソーダ共重合樹脂を付与せ
ずに、親水剤(1)C8 フォスフェートK塩、(2)C
8 スルホサクシネートNa塩を繊維成分に対して有効成
分で約2%付着させたこと以外は、実施例2と同様の操
作で土木用不織シートを作成した。
【0049】比較例6 実施例2(単糸繊度が5デニール)において、ポリアク
リル酸エステル−アクリル酸ソーダ共重合樹脂の代り
に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を付着固定させた
こと以外は、実施例2と同様の操作で土木用不織シート
を作成した。
【0050】比較例7 平均単糸繊度が10デニールであるポリエチレンテレフ
タレートの目付約700g/m2 の短繊維不織布に、実施
例1と同様にポリアクリル酸エステル−アクリル酸ソー
ダ共重合樹脂を5%付着させて土木用不織シートを作成
した。
【0051】実施例1〜10、比較例1〜7の土木用不
織シートの特性、性能を表1、表2示した。
【0052】
【表1】
【表2】 以上、本発明の実施例1〜10の土木用不織シートは、
比較例1〜3および6の土木用不織シートと比較して、
親水性(自己水中沈降性)に優れるものであり、比較例
4〜5と比較して、親水性の有する樹脂バインダーが繊
維に付着固定していることにより、水または海水中への
溶出が少なく、耐久親水性に優れるものであった。ま
た、本発明の土木用不織シートは比較例7と比較して、
長繊維不織布であるため、強度が非常に優れたものであ
った。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、高強度でかつ親水性
(自己水中沈降性)に優れた土木用不織シートを提供す
ることができ、水中敷設性(施工性)に非常に優れ、か
つ、親水剤が樹脂バインダーであるため溶出しにくい環
境に優しい効果を有するので、海岸、湖岸、河岸などの
防波堤や岸壁に敷設される埋立土砂の吸い出し防止シー
ト、防砂シート等の用途用のシートとして特に有効なも
のを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の土木用不織布シートを防砂シート
(吸い出し防止シート)として使用したときの敷設例を
示す断面面。
【符号の説明】
1 長繊維不織布などの防砂シート(吸い出し防止シー
ト) 2 岸壁 3 石、連結ブロックなど 4 海面などの水面

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成ポリマーから成る長繊維で
    構成される不織布であって、該不織布に親水性を有する
    樹脂バインダーが付着固定されていることを特徴とする
    土木用不織シート。
  2. 【請求項2】 該不織シートが、水または海水上に静置
    した際、該シート上面が水または海水中へ沈降するまで
    の時間が300秒未満である請求項1記載の土木用不織
    シート。
  3. 【請求項3】 該樹脂バインダーが、ポリビニルアルコ
    ール系樹脂、ポリアクリル酸塩系樹脂、ポリメタクリル
    酸塩系樹脂、アルキルスルホン酸塩系樹脂、ポリスチレ
    ンスルホン酸塩系樹脂、カルボキシメチルセルロース樹
    脂から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2
    記載の土木用不織シート。
  4. 【請求項4】 該樹脂バインダーが、ポリビニルアルコ
    ールとアクリル酸塩(またはメタクリル酸塩)の共重合
    樹脂、もしくはアクリル酸(またはメタクリル酸)エス
    テルとアクリル酸塩(またはメタクリル酸塩)の共重合
    樹脂である請求項3記載の土木用不織シート。
  5. 【請求項5】 該樹脂バインダーのガラス転移点(Tg)
    が40℃以下である請求項1〜4のいずれかに記載の土
    木用不織シート。
  6. 【請求項6】 該樹脂バインダーの不織布の繊維成分に
    対する付着量が0.1〜40%の範囲である請求項1〜
    5のいずれかに記載の土木用不織シート。
  7. 【請求項7】 該不織布が、機械的に絡合した長繊維で
    構成された不織布である請求項1〜6のいずれかに記載
    の土木用不織シート。
  8. 【請求項8】 該不織布が、ニードルパンチ不織布であ
    る請求項7記載の土木用不織シート。
  9. 【請求項9】 該長繊維の単糸平均繊度が1〜20デニ
    ールの範囲である請求項1記載の土木用不織シート。
  10. 【請求項10】 該不織布のJIS L 1906に準
    じて測定される目付が少なくとも300g/m2 以上であ
    る請求項1〜9のいずれかに記載の土木用不織シート。
  11. 【請求項11】 該不織布の見掛密度が0.2g/cm3
    下である請求項1〜10のいずれかに記載の土木用不織
    シート。
  12. 【請求項12】 該不織布の単位目付当たりの引張強力
    が下記条件を満足する請求項1〜11のいずれかに記載
    の土木用不織シート。 引張強力[(kgf/5cm)/(g/m2 )]=A/B≧0.20 A:JIS L 1906に準じて測定される引張強力
    (kgf/5cm) B:JIS L 1906に準じて測定される目付(g/
    2
  13. 【請求項13】 該不織布の標準状態下で測定した引張
    強力に対する水湿潤時の引張強力の強力保持率が85%
    以上である請求項1〜12のいずれかに記載の土木用不
    織シート。
  14. 【請求項14】 該不織布が、45°カンチレバー式剛
    軟度で350mm以下の剛軟度を有するものである請求
    項1〜13のいずれかに記載の土木用不織シート。
  15. 【請求項15】 該長繊維を構成する熱可塑性合成ポリ
    マーの比重が1より大きい、請求項1〜14のいずれか
    に記載の土木用不織シート。
  16. 【請求項16】 該長繊維がポリエステル繊維である請
    求項1〜15のいずれかに記載の土木用不織シート。
  17. 【請求項17】 該ポリエステル繊維がポリエチレンテ
    レフタレート繊維である請求項 16に記載の土木用不
    織シート。
  18. 【請求項18】 該長繊維がカーボンブラックを0.0
    1%以上含有する請求項1〜17のいずれかに記載の土
    木用不織シート。
  19. 【請求項19】 該長繊維が2成分以上の熱可塑性合成
    高分子からなり、1成分が芯部、他の成分が鞘部を形成
    する芯鞘複合型繊維である請求項1〜18のいずれかに
    記載の土木用不織シート。
  20. 【請求項20】 該長繊維が、カーボンブラックを含有
    しているポリマーが芯部、カーボンブラックを含有しな
    いポリマーが鞘部を形成する芯鞘複合型繊維である請求
    項1〜19のいずれかに記載の土木用不織シート。
  21. 【請求項21】 該不織布が、防波堤や岸壁に敷設され
    る埋立土砂の吸い出し防止シート用もしくは防砂シート
    用である請求項1〜20のいずれかに記載の土木用不織
    シート。
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