JP2007105688A - 覆土代替材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】構成単糸繊度が0.05〜2.8dtex、目付けが10〜300g/m2、吸水倍率が自重の5倍以上を有する不織布からなる、廃物物処理場において使用される覆土代替用材料。
【選択図】なし
Description
(1)構成単糸繊度が0.05〜2.8dtex、目付けが10〜300g/m2、吸水倍率が自重の5倍以上の不織布を有することを特徴とする覆土代替用材料。
(2)前記不織布を構成する繊維が、生分解性を有することを特徴とする(1)記載の覆土代替用材料。
(3)湿潤時での被覆物からの剥離強力が0.5N以上であることを特徴とする(1)または(2)記載の覆土代替用材料。
(4)(1)ないし(3)のいずれかに記載の覆土代替用材料に、自重の10倍以上の水を付与して廃棄物を被覆処理することを特徴とする廃棄物被覆処理方法。
(A)×(B)<150dtex・g/m2 (1)
本発明における不織布を構成する繊維の形態は、長繊維あるいは短繊維であってもよいが、好ましくは長繊維である。
本発明における不織布の形態は特に限定されず、適宜用途に応じて使いやすい形状を選択することができる。例えば広げた場合の形状が、正方形や長方形等の多角形、円形や楕円形等でも問題なく使用でき、用途によって適宜選択することができる。
水分を大量に付与して、凹凸被覆性、曲面追従性を高めることができるのは、吸水倍率が自重の5倍以上という優れた吸水特性を有することによる。
処分場の環境等により不織布の万が一のめくれを防止するために、土のうを適宜の位置に配置したり、釘、ワイヤー、ネット等で固定することもできる。ここで固定のために用いる土嚢、釘、ワイヤー、ネット等は、生分解性を有する素材を用いることが好ましい。
1)目付
1m×1mにサンプリングしたサンプルの四隅と中央を測定し、平均値を算出する。
2)単糸デシテックス:構成単糸を拡大して、detxとして算出する。
サンプル重量の100倍の水にて湿潤させた後、被覆物(砂:小川工業所社製砂、粒径1mm程度、石:小川工業所社製バラス、粒径3cm程度、凹凸:左記砂及び石を30:70の割合で混合したもので、凹部と凸部の高低差が3cm未満であるもの)に張り付かせた際の貼りつき性を下記のように判断した。
◎:非常に優れている。
○:優れている。
×:不適である
タテ1m×ヨコ1mにサンプルを切断後、サンプル重量の100倍の水にて湿潤させる。次に被覆物にサンプルを張り付かせた後、サンプルの中央にフックをかけ、サンプルに対して垂直方向に5cm引張った際の剥離強力の値(N)を測定する。
タテ1m×ヨコ1mにサンプルを切断後、サンプル重量の100倍の水にて湿潤させる。次にサンプルを無風下で一昼夜放置乾燥後、サンプルに対し横方向から風速10mの風を30秒当てた際のサンプルの剥離性を下記の様に判断する。
◎:剥離しない。
○:部分的に剥離する。
×:完全に剥離し飛散する。
上記1)〜4)の項目について下記のように総合判断する。
◎:非常に優れている。
○:優れている。
×:不適である
平均目付50g/m2で、単糸デシテックス1.4dtexの再生セルロース連続長繊維不織布(ベンリーゼ(登録商標)、旭化成せんい(株)社製 、品番NE507)を本発明の覆土代替材として用意し(長さ1m、幅1m)、その吸水倍率を測定したところ、11倍であった。
廃棄物処分場おいて、廃棄物上に、ロール巻きにした上記不織布(本発明の覆土代替材)を転がして敷設したのち、シャワーにて水を5リットル/m2(自重の100倍に相当)散布した。本発明の覆土代替材は、廃棄物の凹凸に対して極めて良好に追随することができ、作業性も容易で、極めて良好に敷設することができた。
更に水散布後の覆土代替材を一昼夜放置乾燥後、横方向から風速10mの風を30秒当てた際にも、代替材は極めて良好な貼りつき性を維持していた。
実施例1において、覆土代替材に、平均目付100g/m2で、単糸デシテックス1.4dtexの再生セルロース連続長繊維不織布(ベンリーゼ(登録商標)、旭化成せんい(株)社製 、品番NE107、吸水倍率12倍)不織布を用いること、シャワーにて水を10リットル/m2(自重の100倍に相当)散布すること以外は実施例1と同条件にて処理を行った。結果覆土代替材は、廃棄物の凹凸に対して良好に追随することができ、作業性が容易で良好に敷設することができた。
また、覆土代替材の中心にフックを引掛け、バネばかりにて廃棄物上から覆土代替材が剥離するまでサンプルに対して垂直方向に引張上げた結果、表1に示すような良好な貼りつき性を得ていることが確認された。
更に水散布後の覆土代替材を一昼夜放置乾燥後横方向から風速10m/秒の風を30秒当てた際にも、代替材は良好な貼りつき性を維持していた。
実施例1において、覆土代替材に、平均目付50g/m2で、単糸デシテックス2.4dtexのレーヨンスパンレース不織布(吸水倍率7.8倍)を用いる以外は実施例1と同条件(自重の100倍)にて処理を行った。結果覆土代替材は、廃棄物の凹凸に対して良好に追随することができ、作業性も容易で、良好に敷設することができた。
また、覆土代替材の中心にフックを引掛け、バネばかりにて廃棄物上から覆土代替材が剥離するまでサンプルに対して垂直方向に引張り上げた結果、表1に示すような良好な貼りつき性を有することが確認された。
更に水散布後の覆土代替材を一昼夜放置乾燥後横方向から風速10m/秒の風を30秒当てた際にも、代替材は良好な貼りつき性を維持していた。
実施例1において、覆土代替材に、平均目付150g/m2で、単糸デシテックス4.1dtexのレーヨンスパンレース不織布(吸水倍率9.4倍)を用い、シャワーにて水を15リットル/m2散布する以外は実施例1と同条件にて処理を行った。その結果、覆土代替材は、廃棄物の凹凸に対して良好に追随することができず、また貼りつき性も不十分であった。
また、覆土代替材の中心にフックを引掛け、バネばかりにて廃棄物上から覆土代替材が剥離するまでサンプルに対して垂直方向に引張り上げた結果、表1に示すように簡単に廃棄物表面から剥離してしまった。
更に水散布後の覆土代替材を一昼夜放置乾燥後横方向から風速10m/秒の風を30秒当てた際、代替材はすぐに飛散してしまった。
実施例1において、覆土代替材に、平均目付200g/m2で、単糸デシテックス3.0dtexのポリ乳酸重合体からなるポリ乳酸不織布(テラマック(登録商標)、ユニチカ(株)社製、吸水倍率1倍以下)を用い、シャワーにて水を15リットル/m2散布する以外は実施例1と同条件にて処理を行った。その結果、覆土代替材は、廃棄物の凹凸に対して良好に追随することができず、貼りつき性も不十分であった。
また、覆土代替材の中心にフックを引掛け、バネばかりにて廃棄物上から覆土代替材が剥離するまでサンプルに対して垂直方向に引張り上げた結果、表1に示すように簡単に廃棄物表面から剥離してしまった。
更に水散布後の覆土代替材を一昼夜放置乾燥後横方向から風速10m/秒の風を30秒当てた際、代替材はすぐに飛散してしまった。
廃棄物処分場において、廃棄物上に、実施例3で得られたレーヨンスパンレース不織布、ロール巻きにしている本発明の覆土代替材を転がして敷設したのち、ジョウロにて水を150cc/m2(自重の3倍に相当)散布した。本発明の覆土代替材は、廃棄物の凹凸に対して追随できず、WET剥離強力は測定不能(0.1N/m2以下)で、更に2時間後には乾燥し、端部で剥がれが生じてしまった。散水処理が不十分な場合(自重の5倍未満)では、密着性が不十分になる。
Claims (4)
- 構成単糸繊度が0.05〜2.8dtex、目付けが10〜300g/m2、吸水倍率が自重の5倍以上の不織布を有することを特徴とする覆土代替用材料。
- 前記不織布を構成する繊維が、生分解性を有することを特徴とする請求項1記載の覆土代替用材料。
- 湿潤時での被覆物からの剥離強力が0.5N以上であることを特徴とする請求項1または2記載の覆土代替用材料。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の覆土代替用材料に、自重の10倍以上の水を付与して廃棄物を被覆処理することを特徴とする廃棄物被覆処理方法。
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