JPH1097181A - 演奏操作指示装置 - Google Patents

演奏操作指示装置

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JPH1097181A
JPH1097181A JP8247739A JP24773996A JPH1097181A JP H1097181 A JPH1097181 A JP H1097181A JP 8247739 A JP8247739 A JP 8247739A JP 24773996 A JP24773996 A JP 24773996A JP H1097181 A JPH1097181 A JP H1097181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション機能を有する電子鍵盤楽器に
おいて、演奏者の熟練度に応じたナビゲーションを行
い、演奏者の熟練度に応じた練習が行えるようにするこ
とである。 【解決手段】 音高表示部と押鍵位置指示部とを有し、
選択した練習曲の押鍵タイミングの前に誤った押鍵操作
を行った場合には、まず音高表示部で音高を表示し、更
に、誤った押鍵操作を行った場合には、押鍵位置指示部
により押鍵位置を指示する。選択した練習曲の押鍵タイ
ミングが過ぎた後に誤った押鍵操作を行った場合には、
まず音高表示部で音高を表示し、更に、音高表示部で音
高を表示してから所定の時間が過ぎたにもかかわらず正
しい押鍵操作が行行われない場合には、押鍵位置指示部
により押鍵位置を指示する。選択した練習曲の押鍵タイ
ミングの前に誤った押鍵操作を行い音高表示部で音高が
表示され、選択した練習曲の押鍵タイミングが過ぎたに
もかかわらず正しい押鍵操作が行行われない場合には、
押鍵位置指示部により押鍵位置を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション
(演奏ガイド)機能を備えた電子鍵盤楽器のナビゲーシ
ョン技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲート機能を有する電子鍵盤
楽器として、LED(発光ダイオード)等の発光表示体
を電子鍵盤楽器の各鍵に対応して設け、演奏者は自動演
奏される楽曲に応じて順次点灯される発光表示体にした
がって押鍵操作するというものがある。
【0003】具体的には、演奏者によって選択された練
習曲のイベントデータより、前記練習曲に対応した押鍵
操作のイベント時間になったとき、電子鍵盤楽器の各鍵
に対応して設けられた発光表示体のうち、押鍵すべき音
高の鍵に対応して設けられた発光表示体が点灯するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のナビゲート機能を有する電子鍵盤楽器は、発光表示体
を電子鍵盤楽器の各鍵に対応して設け、演奏者は自動演
奏される楽曲に応じて順次点灯される発光表示体を見な
がら、それに対応する鍵を演奏操作するものであった。
すなわち、ナビゲート機能によって指示される鍵を追っ
て、それに合わせて弾いていくだけの練習であった。
【0005】しかし、このような練習方法では、楽譜上
の音符を見ないで演奏することになり、楽譜上の音符の
位置と鍵盤位置の対応を学習することはできず、どんな
に練習しても楽譜が読めるようにはならなかった。
【0006】本発明の課題は、複数のナビゲート方法を
有し、初めは楽譜をみながら演奏する感覚に近いナビゲ
ートの方法である五線譜を模した表示装置に音符を表示
する方法から、間違った押鍵操作の回数や、押鍵タイミ
イグから所定の時間が過ぎているかなどによって、各鍵
に対応して設けた発光表示体を点灯するというより親切
なナビゲート方法に変えることにより、演奏能力の低い
初心者から各譜を見ながら演奏のできる人まで対応する
ことのできるナビゲート装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、押鍵タイミング指示手段は、選択した練習曲
の各押鍵タイミングを指示する。
【0008】音高表示手段は、五線譜を模し、前記練習
曲の前記各押鍵タイミングの前後において、正しい押鍵
操作が行なわれなかったときに、発音すべき音高を前記
五線譜に表示する。
【0009】押鍵位置指示手段は、各鍵に対応して設け
られ、前記押鍵タイミングに対応する音高表示手段によ
る音高表示の後所定条件が満たされたときに、該押鍵タ
イミングにおいて発音すべき音高に対応する鍵を指示す
る。
【0010】そして、前記練習曲の各押鍵タイミングの
前に誤った押鍵操作が行われたときには、前記音高表示
手段によって音高を表示し、前記音高表示手段によって
音高を表示された後に更に誤った押鍵操作が行われたと
きには、更に前記押鍵位置指示手段によって押鍵位置を
指示する。
【0011】前記練習曲の各押鍵タイミングが過ぎたに
もかかわらず正しい押鍵操作が行われなかったときに
は、前記音高表示手段によって音高を表示し、音高表示
後所定の時間が過ぎたにもかかわらず正しい押鍵操作が
行われなかったときには、更に前記押鍵位置指示手段に
よって押鍵位置を指示する、前記練習曲の各押鍵タイミ
ングの前に誤った押鍵操作が行われたときには、前記音
高表示手段によって音高を表示し、その後、選択した練
習曲の前記各押鍵タイミングが過ぎるまで押鍵操作がな
かったときには、更に前記押鍵位置指示手段によって押
鍵位置を指示する、そして、正しい押鍵操作が行なわれ
たならば、音高表示及び押鍵位置指示が解除される。
【0012】本発明の作用は次の通りである。押鍵タイ
ミング指示手段により、選択した練習曲の各押鍵タイミ
ングが指示される。
【0013】音高表示手段により、五線譜を模し、前記
練習曲の前記各押鍵タイミングの前後において、正しい
押鍵操作が行なわれなかったときに、発音すべき音高が
前記五線譜に表示される。
【0014】押鍵位置指示手段により、各鍵に対応して
設けられ、前記押鍵タイミングに対応する音高表示手段
による音高表示の後所定条件が満たされたときに、該押
鍵タイミングにおいて発音すべき音高に対応する鍵が指
示される。
【0015】そして、前記練習曲の各押鍵タイミングの
前に誤った押鍵操作が行われたときには、前記音高表示
手段によって音高を表示し、前記音高表示手段によって
音高を表示された後に更に誤った押鍵操作が行われたと
きには、更に前記押鍵位置指示手段によって押鍵位置が
指示される。
【0016】前記練習曲の各押鍵タイミングが過ぎたに
もかかわらず正しい押鍵操作が行われなかったときに
は、前記音高表示手段によって音高を表示し、音高表示
後所定の時間が過ぎたにもかかわらず正しい押鍵操作が
行われなかったときには、更に前記押鍵位置指示手段に
よって押鍵位置が指示される。
【0017】前記練習曲の各押鍵タイミングの前に誤っ
た押鍵操作が行われたときには、前記音高表示手段によ
って音高を表示し、その後、選択した練習曲の前記各押
鍵タイミングが過ぎるまで押鍵操作がなかったときに
は、更に前記押鍵位置指示手段によって押鍵位置が指示
される。
【0018】そして、正しい押鍵操作が行なわれたなら
ば、音高表示及び押鍵位置指示は解除される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の構成に
ついて説明する。図1は本発明の全体的な回路構成を示
すブロック図である。
【0020】コントロールスイッチ群101、鍵盤以外
の演奏操作子102、鍵盤部103、鍵盤情報生成部1
04、音高位置表示部109、スピーカー(SP)11
3及び鍵位置指示部114は、電子鍵盤楽器の操作部に
配設されている。
【0021】音高位置表示部109は、図2(a)に示
したように五線譜を模しており、各音階毎に発光体が配
設され、発光体を発光させることによって音階を表わせ
るようになっている。
【0022】鍵位置指示部114は、図2(b)に示し
たように各鍵に対応して設けられている。鍵盤情報生成
部104は、演奏者の押鍵操作によって鍵盤部103よ
り出力される押鍵信号を必要に応じて押鍵情報として生
成する。
【0023】メインCPU105は、コントロールスイ
ッチ群101、鍵盤以外の演奏操作子102、プログラ
ムROM106、ワークRAM107、曲シーケンスデ
ータROM108、音高位置表示部109、楽音発生部
110及び鍵位置指示部114と接続されており、内部
ROMに記憶されたプログラムやワークRAM107に
一時的に記憶されたデータ等に基づき、この電子鍵盤楽
器において必要な処理を行う。
【0024】曲シーケンスデータROM108は、練習
曲の演奏データを記憶している。該シーケンスデータR
OM108は、1ワードが8ビット構成であり、容量4
ワード(32ビット)のキーステイタス格納域を有す
る。そして、32ビットの各ビットには、半音単位の各
音高の鍵のステイタスがそれぞれ格納される。
【0025】楽音発生部110は、PCM音源等のデジ
タル音源を有し、メインCPU105から加わる楽音制
御信号に応じて、デジタル楽音信号を発生する。楽音発
生部110から出力されるデジタル楽音信号は、D/A
コンバータ111により、アナログ楽音信号へ変換され
た後、アンプ(Amp)112で増幅され、スピーカー
(SP)113を介して外部に放音される。
【0026】つぎに、本発明の実施の形態の動作につい
て説明する。まず、電源スイッチがオンとなると、コン
トロールスイッチ群101の状態をメインCPU105
が読み取る。コントロールスイッチ群101の特に図示
していないストップ/プレイスイッチがオンならば、選
択されている練習曲の最初のノート情報及び最初のノー
トまでのイベント時間を得る。そして、前記イベント時
間をタイムカウンタにセットし、タイマーをスタートす
る。これで練習曲がスタートする。
【0027】ここで練習曲に合わせて演奏を行うわけだ
が、正しい押鍵操作が行われた場合と誤った押鍵操作が
行われた場合によって、この後の処理が変ってくるので
それぞれの場合について分けて説明する。
【0028】まず、演奏者によって練習曲の押鍵タイミ
ングに正しい押鍵操作が行われた場合について説明す
る。練習曲の押鍵タイミングに正しい押鍵操作が行われ
た場合は、特にナビゲートは行われず、通常のイベント
処理である楽音作成処理や発音処理が行われるととも
に、次の押鍵イベント情報(イベント時間、音高、ベロ
シティー等)を取得し、イベント時間をタイマカウンタ
1にセットし、つぎのイベントに備える。
【0029】つぎに、演奏者によって練習曲の押鍵タイ
ミングより早く押鍵操作が行われた場合は、1回目の誤
った押鍵操作のときには操作部に設けた五線譜を模した
音高位置表示部109に音高位置が表示される。更に誤
った押鍵操作が行われた場合は、各鍵盤に対応して設け
た押鍵位置表示部114が点灯される。
【0030】演奏者によって練習曲の押鍵タイミングが
過ぎたにもかかわらず、正しい押鍵操作が行われない場
合は、もし、音高位置表示部109に音高位置が表示さ
れていれば、タイマカウンタ2にセットされた値が
“0”になっているかを判断し、値が“0”になってい
れば押鍵位置指示部114が点灯される。
【0031】もし、音高表示部が表示されていなけれ
ば、音高位置表示部109を表示し、タイムカウンタ2
へ押鍵位置表示部114へ押鍵位置を指示するまでの時
間をセットする。更に、正しい押鍵操作が行われないま
まタイマカウンタ2にセットされた時間が経過した場合
は、各鍵盤に対応して設けた押鍵位置指示部114を点
灯する。
【0032】また、演奏者によって練習曲の押鍵タイミ
ングより早く押鍵操作が行われ、音高位置表示部109
に音高位置が表示された状態で、練習曲の押鍵タイミン
グが過ぎても正しい押鍵操作が行われない場合は、各鍵
盤に対応して設けた押鍵位置指示部114を点灯する。
【0033】そして、正しい押鍵操作が行われたなら、
音高位置表示部109の表示と押鍵位置指示部114の
点灯は解除され消えるとともに、楽音データ作成処理や
発音処理等が行われる。
【0034】つぎに、図3、図4、図5、図6、図7及
び図8のフローチャートを用いて本発明の実施の形態の
動作を詳細に説明する。メインCPU105の内部のR
OMに記憶されたプログラムや内部RAMに一時的に記
憶されたデータなどに基づき、この電子鍵盤楽器におい
て必要な処理が行われる。
【0035】まず、本発明の実施の形態の動作につい
て、図3のメインフローチャートを用いて説明する。コ
ントロールスイッチ群101の図示していない電源スイ
ッチがオンとなると、ワークRAM107の内容のクリ
ア、CPU内のレジスタの内容のクリア等のシステムイ
ニシャライズが行われる(S301)。
【0036】イニシャライズの後、ユーザの押鍵に基づ
く鍵盤部103からのイベントに対するイベント処理
(S302)が行われる。もし、練習モードになってい
れば、練習曲の各押鍵タイミングより早く押鍵操作が行
われた場合のナビゲートが行われる。
【0037】イベント処理が終わると、つぎの押鍵イベ
ント情報(イベント時間、音高、ベロシティ)の取得等
の曲データ処理が行われる(S303)。もし、練習モ
ードになっていれば、練習曲の各押鍵タイミングが経過
した後のナビゲートが行われ、正しい押鍵操作が行われ
てから曲データ処理が行われる。
【0038】もし、イベント処理中にスイッチ操作があ
った場合には、メインCPU105がコントロールスイ
ッチ群101の状態を読み取り、スイッチ状態に基づく
設定が行われる(S304)。
【0039】そして、発音処理等のその他のメインフロ
ーが処理され(S305)、イベント処理へ戻る。イベ
ント処理(S302)、曲データ処理(S303)及び
スイッチ処理(S304)の詳細は、後述するイベント
処理のフローチャート(図4)、曲データ処理のフロー
チャート(図5)及びスイッチ処理のフローチャート
(図7)の説明のところで述べる。
【0040】つぎに、イベント処理について詳細に説明
する。図4は、イベント処理のフローチャートである。
図4を用いて説明する。このイベント処理は、演奏者の
押鍵操作が鍵盤部103から鍵盤情報生成部104を介
して発生される。
【0041】イベント処理が実行されると、ステップS
401において、押鍵操作等のイベントがあるか否かが
判断される。もし、イベントがある場合はステップS4
02へ進み、イベントが無い場合はリターンとなる。
【0042】ステップS402において、イベントが押
鍵操作か否かを判断される。もし、イベントが押鍵操作
ならばステップS403へ進み、イベントが押鍵操作以
外ならばステップS408へ進む。
【0043】ステップS403において、モードが練習
モードか否かが判断される。もし、モードが練習モード
ならばステップS404へ進み、モードが練習モード以
外ならばステップS408へ進む。
【0044】ステップS404において、演奏者がプレ
イ中であるか否かが判断される。もし、演奏者がプレイ
中であるならばステップS405へ進み、演奏者がプレ
イしていなければステップS408へ進む。
【0045】ステップS405において、演奏者の押鍵
操作により選択された音高が選択した練習曲の所望の音
高と同じであるか否かが判断される。演奏者の押鍵操作
により選択された音高が選択した練習曲の所望の音高と
同じである場合、すなわち、正しい押鍵操作が行われた
場合は、表示されている音高表示及び鍵位置指示を解除
(S409)し、ステップS408へ進む。
【0046】演奏者の押鍵操作により選択された音高が
選択した練習曲の所望の音高と異なる場合、すなわち、
誤った押鍵操作が行われた場合は、ステップS406へ
進む。
【0047】ステップS406において、既に音高表示
が行われているか否かが判断される。もし、既に音高表
示が行われているならば所望の音高に対応した鍵位置が
表示され、ステップS408へ進む。音高表示が行われ
ていなければ所望の音高に対応した音高位置が表示さ
れ、ステップS408へ進む。
【0048】ステップS408において、押鍵された音
高や音色の情報を楽音発生部110ヘ送り、これによっ
て発音動作が行われる。すなわち、上記イベント処理に
おいて、演奏者が練習曲の押鍵タイミングより早く押鍵
操作を行った場合は、1回目の誤った押鍵操作のときに
は操作部に設けた五線譜を模した音高位置表示部109
に音高位置を表示する。更に誤った押鍵操作が行われた
場合は、各鍵盤に対応して設けた押鍵位置表示部114
を点灯する。
【0049】つぎに曲データ処理について詳細に説明す
る。図5の曲データ処理のフローチャートを用いて説明
する。ステップS501において、曲練習モードである
か否かが判断される。曲練習モードであればステップS
502へ進み、曲練習モードでなければリターンとな
る。
【0050】ステップS502において、イベント時間
が過ぎたか否かが判断される。イベント時間が過ぎてい
ればステップS503へ進み、イベント時間が過ぎてい
なければリターンとなる。
【0051】前述したイベント処理の中で、練習曲の押
鍵タイミングの前に誤った押鍵操作をしたときに音高と
鍵位置を表示することを説明した。曲データ処理におい
ても、誤った押鍵操作をしたときに、音高と鍵位置の表
示を行う(曲データ処理における、誤った押鍵操作をし
たときの音高と鍵位置表示については後述する)。この
イベント処理における音高と鍵位置の表示と、曲データ
処理における音高と鍵位置の表示とは、ステップS50
2において、イベント時間が過ぎたか否かが判断される
ため、曲データ処理における音高と鍵位置の表示は、練
習曲の押鍵タイミング後における処理に限られることに
なり、イベント処理の中で行われる音高と鍵位置の表示
とは処理時期が時間的に分けられている。
【0052】ステップS503において、既に正しい押
鍵操作が行われているか否かが判断される。既に正しい
押鍵操作が行われているならば、つぎのイベント情報
(イベント時間、音高、ベロシティ)を取得し(S50
4)、イベント時間がタイマカウンタ1にセットされる
(S505)。これにより、つぎのイベント処理へ移
る。
【0053】タイマカウンタ1にセットされたイベント
時間は、つぎのイベント処理における押鍵タイミングの
基準となる。なお、タイマカウンタ1のディクリメント
を行うタイムインタラプトの処理については後述する。
【0054】正しい押鍵操作が行われていなければ、ス
テップS506へ進む。ステップS506において、既
に音高位置が表示されているか否かが判断される。音高
位置が表示されていなければ、練習曲の押鍵タイミング
における音高位置が表示され(S507)、タイマカウ
ンタ2に所定の値がセットされる(S508)。なお、
タイマカウンタ2にセットする値は、音高位置を表示し
てから鍵位置を表示するまでの時間である。既に音高位
置が表示されているならば、ステップS509へ進む。
なお、タイマカウンタ2のディクリメントを行うタイム
インタラプトの処理については後述する。
【0055】ステップS509において、タイマカウン
タ2の値が“0”であるか否かが判断される。タイマカ
ウンタ2の値が“0”であれば、すなわち音高位置の表
示が行われてから、所定の時間が経過したならば、鍵位
置の指示が行われる。タイマカウンタ2の値が“0”で
なければ、リターンとなる。
【0056】上述したように、曲データ処理ではイベン
ト時間が過ぎたにもかかわらず正しい押鍵処理が行われ
なかったときのナビゲートが行われる。練習曲の押鍵タ
イミングが過ぎたにもかかわらず正しい押鍵が行われて
いない場合は、まず音高位置が表示され、タイマカウン
ト2に所定の時間がセットされる。更に、タイマカウン
ト2にセットした時間が過ぎても正しい押鍵が行われな
い場合には、鍵位置が表示される。
【0057】練習曲の押鍵タイミングの前に誤った押鍵
を行い音高位置の表示が行われており、かつ押鍵タイミ
ングが過ぎたにもかかわらず正しい押鍵が行われていな
い場合は、ステップS506において判断が“Yes”
となりステップS509へ進み、ステップS509にお
いてタイマカウント2の値が“0”であるので判断が
“Yes”となり、鍵位置が表示される。
【0058】練習曲の押鍵タイミングの前に誤った押鍵
を2回以上行い音高位置の表示及び鍵位置の指示が行わ
れており、かつイベント時間が経過した場合は、ステッ
プS506において判断が“Yes”となりステップS
509へ進み、ステップS509においてタイマカウン
ト2の値が“0”であるので判断が“Yes”となり、
鍵位置が表示される。
【0059】また、本発明はステップS503におい
て、正しい押鍵が行われたと判断されて初めてつぎの押
鍵イベント情報を取得するので、正しい音高を選択する
押鍵操作が行なわれるまで、つぎのナビゲート(イベン
ト処理)へは進まないようになっている。
【0060】つぎに、タイマインタラプト処理について
詳細に説明する。図5のタイマインタラプト処理のフロ
ーチャートを用いて説明する。タイマインタラプト処理
は、CPUの割り込み処理としてCPUのハードウェア
タイマ等からの通知によって一定時間毎に実行される。
【0061】タイマカウンタ1は、イベント時間を制御
し、一定時間毎にディクリメントされる。タイマカウン
タ2は、音高表示が行われてから押鍵位置指示が行われ
るまでの時間を制御し、一定時間毎にタイマカウンタ2
が“0”になるまでディクリメントされる。
【0062】曲データ処理のステップS505におい
て、タイマカウンタ1にイベント時間がセットされる
と、それが一定時間毎にディクリメントされていき、タ
イマカウンタ1が“0”となったところがイベントの押
鍵タイミングとなる。
【0063】また、曲データ処理のステップS508に
おいて、タイマカウンタ2に押鍵位置を表示するまでの
時間がセットされると、それが一定時間毎にディクリメ
ントされていき、タイマカウンタ2が“0”となったこ
とをステップS509で判断されると、鍵位置が表示さ
れる。
【0064】つぎに、スイッチ処理について詳細に説明
する。図7のスイッチ処理のフローチャートを用いて説
明する。スイッチ処理はコントロールスイッチ群101
のスイッチの状態をメインCPU105が読み取ること
によって行われる。
【0065】まず、スイッチ操作の有無が判断される
(S701)。スイッチ操作が行われた場合は、ステッ
プS702へ進む。スイッチ操作がない場合は、リター
ンとなる。
【0066】ストップ/プレイスイッチの操作の有無が
判断される(S702)。スイッチの操作がある場合
は、ステップS703へ進む。ストップ/プレイスイッ
チの操作がない場合は、その他のスイッチ処理が実行さ
れ(S705)、リターンとなる。
【0067】現在のモードが練習モードであるか否かが
判断される(S703)。現在のモードが練習モードで
あれば、ストップ/プレイスイッチ処理が実行されリタ
ーンへ進む。現在のモードが練習モードでなければ、リ
ターンへ進む。
【0068】すなわち、練習モードにおいて、ストップ
/プレイスイッチの操作によって、練習曲のスタートや
ストップが行われる。ストップ/プレイスイッチ処理に
ついて、図8を用いて詳しく説明する。
【0069】ストップ/プレイスイッチを操作してスト
ップ/プレイスイッチ処理が発生すると、プレイ中であ
るか否かの判断がなされる(S801)。プレイ中なら
ば、練習曲の終了処理(STOP)が行われ(S80
2)、リターンとなる。
【0070】プレイ中でなければ、練習曲の最初のノー
ト情報を得て(S803)、最初のノートまでのイベン
ト時間を得る(S804)。イベント時間をタイムカウ
ンタ1にセットし(S805)、タイマーをスタートし
て(S806)、リターンへ戻る。これで、練習曲がス
タートする。
【0071】このように、本実施の形態では、練習モー
ドで練習を行っているときに、選択した練習曲の各イベ
ントにおいて、正しい押鍵操作が行われなかった場合
に、まず、1回目の正しい押鍵操作がなされなかった場
合は前記選択した練習曲の所望のイベントにおける音高
に対応した音高位置の表示が五線譜上に行われる。更
に、音高位置の表示が行われたにもかかわらず誤った押
鍵操作が行われた場合、又は、音高位置の表示が行われ
てから所定の時間が経過したときに、押鍵位置を指示す
るようになっている。
【0072】このような段階に分けてナビゲーション方
法を変えられるようにすることにより、初めは簡単なナ
ビゲーションから始まり、誤った押鍵操作を繰り返す毎
により親切なナビゲーションへと変化させることのでき
るナビゲーション機能を実現することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
演奏者が誤った押鍵操作を繰り返す度に簡単なナビゲー
ションから始まり、誤った押鍵操作を繰り返す毎に親切
なナビゲーションへと変化させることのできる。
【0074】すなわち、演奏能力が低く誤った押鍵操作
を繰り返しやすい初心者に対しては、誤った押鍵操作を
繰り返したときには所望の音高に対応した鍵が指示され
るため、その所望の音高に対応して指示された鍵を押鍵
すれば正しい押鍵操作を行うことができる。また、ある
程度演奏能力を有する人に対しては、誤った押鍵操作が
なされたときのみにナビゲーションが行われ、必要以上
のナビゲーションが行われることがなくなる。
【0075】このように本発明のナビゲーション機能に
よれば、演奏者の演奏能力に応じたナビゲーションを行
うことができ、初心者に対しては演奏能力の向上に応じ
てナビゲーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるナビゲーション機
能を有する電子鍵盤楽器の全体の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明を適用した電子鍵盤楽器の一例である。
【図3】本発明の実施の形態に係わるメインフローチャ
トである。
【図4】本発明の実施の形態に係わるイベント処理のフ
ローチャトである。
【図5】本発明の実施の形態に係わる曲データ処理のフ
ローチャトである。
【図6】本発明の実施の形態に係わるタイムインタラプ
トのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係わるスイッチ処理のフ
ローチャトである。
【図8】本発明の実施の形態に係わるストップ/プレイ
スイッチ処理のフローチャトである。
【符号の説明】
101 メインCPU 102 鍵盤以外の演奏操作子 103 鍵盤部 104 鍵盤情報生成部 105 メインCPU 106 プログラムROM 107 ワークRAM 108 曲シーケンスデータROM 109 音高位置表示部 110 楽音発生部 111 D/Aコンバータ 112 アンプ 113 スピーカー 114 押鍵位置指示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択した練習曲の各押鍵タイミングを指
    示する押鍵タイミング指示手段と、 五線譜を模し、前記練習曲の各押鍵タイミングの前後に
    おいて正しい押鍵操作が行なわれなかったときに、発音
    すべき音高を前記五線譜上に表示する音高表示手段と、 各鍵に対応して設けられ、前記押鍵タイミングに対応す
    る音高表示手段による音高表示の後、所定条件が満たさ
    れたときに、該押鍵タイミングにおいて発音すべき音高
    に対応する鍵を指示する押鍵位置指示手段と、 を具備することを特徴とする演奏操作指示装置。
  2. 【請求項2】 前記練習曲の各押鍵タイミングの前に誤
    った押鍵操作が行われたときには、前記音高表示手段に
    よって音高を表示し、前記音高表示手段によって音高を
    表示された後に更に誤った押鍵操作が行われたときに
    は、更に前記押鍵位置指示手段によって押鍵位置を指示
    する、 ことを特徴とする請求項1に記載の演奏操作指示装置。
  3. 【請求項3】 前記練習曲の各押鍵タイミングが過ぎた
    にもかかわらず正しい押鍵操作が行われなかったときに
    は、前記音高表示手段によって音高を表示し、音高表示
    後所定の時間が過ぎたにもかかわらず正しい押鍵操作が
    行われなかったときには、更に前記押鍵位置指示手段に
    よって押鍵位置を指示する、 ことを特徴とする請求項1に記載の演奏操作指示装置。
  4. 【請求項4】 前記練習曲の各押鍵タイミングの前に誤
    った押鍵操作が行われたときには、前記音高表示手段に
    よって音高を表示し、その後、選択した練習曲の前記各
    押鍵タイミングが過ぎるまで押鍵操作がなかったときに
    は、更に前記押鍵位置指示手段によって押鍵位置を指示
    する、 ことを特徴とする請求項1に記載の演奏操作指示装置。
  5. 【請求項5】 前記練習曲の前記各押鍵タイミングが過
    ぎた後に正しい押鍵操作が行われたときには、音高表示
    及び押鍵位置指示を解除する、 ことを特徴とする請求項1に記載の演奏操作指示装置。
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