JP2623809B2 - 自動押鍵指示装置 - Google Patents

自動押鍵指示装置

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JP2623809B2
JP2623809B2 JP1010336A JP1033689A JP2623809B2 JP 2623809 B2 JP2623809 B2 JP 2623809B2 JP 1010336 A JP1010336 A JP 1010336A JP 1033689 A JP1033689 A JP 1033689A JP 2623809 B2 JP2623809 B2 JP 2623809B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子鍵盤楽器等の演奏練習に用いるに好
適な自動押鍵指示装置に関し、特に和音等の複数同時押
鍵のための押鍵指示技術に関するものである。
[発明の概要] この発明は、同時に押鍵すべき複数の音符のうちその
総数より少ない1又は複数の音符について正押鍵がなさ
れることを条件にして押鍵指示を進行させることにより
スムーズな演奏練習を可能としたものである。
[従来の技術] 従来、鍵盤の複数鍵に対応して複数の押鍵指示ランプ
を設け、これらの押鍵指示ランプをメモリから読出した
音符データに応じて選択的に点灯駆動して押すべき鍵を
指示させるようにした自動押鍵指示装置が知られている
(例えば、特公昭62−10433号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来装置によると、各音符毎に正押鍵がなさ
れたことを条件にして押鍵指示を進行させるようになっ
ているので、例えば和音演奏、オクターブ演奏等のよう
に複数音符が同時に押鍵指示される場合には、指示され
た複数鍵がすべて正しく押されないと押鍵指示の進行が
停止してしまい、スムーズに演奏練習を行なえないとい
う問題点があった。
この発明の目的は、同時押鍵すべき複数音符を含む楽
曲の演奏練習をスムーズに行なえるようにすることにあ
る。
[課題を解決するための手段] この発明による自動押鍵指示装置は、多数の鍵を有す
る鍵盤と、この鍵盤の多数の鍵にそれぞれ対応して設け
られた多数の押鍵指示素子と、押鍵検知手段と、記憶手
段と、押鍵指示制御手段と、読出検知手段と、判定手段
と、進行制御手段とをそなえている。
押鍵検知手段は、鍵盤で鍵が押されるたびにその鍵を
検知して該鍵に対応する鍵情報を送出するものである。
記憶手段は、同時押鍵すべき複数音符を含む一連の音
符についても各音符毎に音符情報を記憶したもので、上
記複数音符のうちその総数より少ない1又は複数の音符
については音符情報に判定対象マークが付されている。
押鍵指示制御手段は、記憶手段から音符進行に従って
音符情報を読出し、各読出しのたびに多数の押鍵指示素
子のうち読出音符情報に相当する鍵に対応するものを駆
動して該鍵を押すべき旨指示させるもので、同時に押鍵
すべき複数音符については複数の音符情報を連続的に読
出して対応する複数の押鍵指示素子を実質的に同時に駆
動するようになっている。
読出検知手段は、記憶手段から上記判定対象マーク付
きの1又は複数の音符情報が読出されたことを検知する
ものである。
判定手段は、読出検知手段で検知された1又は複数の
音符情報と押鍵検知手段からの鍵情報とが音高一致か判
定するものである。
進行制御手段は、読出検知手段で上記1又は複数の音
符情報が検知されないとき又は判定手段での判定結果が
肯定的であるときは押鍵指示制御手段による押鍵指示の
進行を許容する一方、判定手段での判定結果が否定的で
あるときは肯定的となるまで押鍵指示制御手段による押
鍵指示の進行を停止するものである。
上記した構成にあっては、同時押鍵すべき複数音符の
うちその総数より少ない複数の音符について音符情報に
判定対象マークを付した場合、判定手段では、読出検知
手段で検知された複数の音符情報のいずれかと押鍵検知
手段からの鍵情報とが音高一致か判定し、この判定結果
が肯定的又は否定的になるのにそれぞれ対応して押鍵指
示の進行を許容又は停止するようにしてもよい。
[作用] この発明の自動押鍵指示装置によると、同時に押鍵す
べき複数音符のうち音符情報に判定対象マークを付した
1又は複数の音符について正押鍵すれば押鍵指示が進行
する。また、判定対象マークが付された複数の音符情報
のいずれかと鍵情報との音高一致を判定するようにした
場合には、音符情報に判定対象マークを付した複数の音
符のうちいずれかの音符について正押鍵すれば押鍵指示
が進行する。
換言すれば、同時に押鍵すべき複数音符のうち音符情
報に判定対象マークを付さない音符については誤押鍵又
は非押鍵であっても押鍵指示が進行するので、曲構成上
比較的重要な音符について音符情報に判定対象マークを
予め付しておくことにより曲の細部にとらわれず主要な
流れに沿ってスムーズに演奏練習を行なうことができ
る。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例による自動押鍵指示装
置をそなえた電子楽器を示すもので、この電子楽器は、
ノーマルモード、オートプレイモード及びガイドモード
の動作が可能であり、いずれの動作もマイクロコンピュ
ータによって制御されるようになっている。ここで、ノ
ーマルモードは、鍵盤操作に基づいてマニアル演奏音を
発生可能なモードである。オートプレイモードは、メモ
リに記憶した演奏データに基づいてメロディ等の自動演
奏が遂行されるモードであり、このモードでは自動リズ
ム演奏も行なわれる。ガイドモードは、メモリに記憶し
た演奏データに基づいて押鍵指示が遂行されるモードで
あり、このモードでは鍵盤操作に基づいてマニアル演奏
音を発生可能であると共に自動リズム演奏も行なわれ
る。
電子楽器構成(第1図) 第1図において、バス10には、鍵盤回路12、押鍵指示
ランプ群14、スイッチ群16、中央処理装置(CPU)18、
プログラムメモリ20、レジスタ群22、演奏データメモリ
24、テンポクロック発生器26、トーンジェネレータTGK
及びTGR等が接続されている。
鍵盤回路12は、多数の鍵を有する鍵盤を含むもので、
各鍵毎に鍵操作情報が検出されるようになっている。
押鍵指示ランプ群14は、鍵盤の多数の鍵にそれぞれ対
応した多数の押鍵指示ランプ(又は発光ダイオード)を
含むものである。
スイッチ群16は、楽器本体のパネル面に設けられたリ
ズム選択スイッチ、音色選択スイッチ、音量設定スイッ
チ、テンポ設定スイッチ、オートプレイモード指定スイ
ッチ(APSW)、ガイドモード指定スイッチ(GDSW)等を
含むものである。
CPU18は、プログラムメモリ20にストアされたプログ
ラムに従って楽音発生及び押鍵指示のための各種処理を
実行するもので、これらの処理については第6図乃至第
9図を参照して後述する。
レジスタ群22は、CPU16による各種処理の際に利用さ
れるレジスタを含むもので、この発明の実施に関係する
レジスタについては後述する。
演奏データメモリ24は、メロディ、和音等を自動演奏
又は演奏案内(押鍵指示)するための演奏データと、リ
ズムを自動演奏するためのリズムパターンデータとを記
憶したもので、リズムパターンデータはリズム選択スイ
ッチで選択可能なリズム種類毎に記憶されている。
演奏データとしては、第2図に例示するように、キー
イベント(キーオン又はキーオフイベント)毎に2バイ
トのデータがキーイベントの進行順に記憶される。2バ
イトのデータ(キーイベントデータ)のうち、第1バイ
トのデータは、MSB(最上位ビット)が1又は0でそれ
ぞれキーオン又はキーオフを表わすと共に下位7ビット
が予め音高毎に定められたキーコード(例えばC3音なら
ば48)を表わし、第2バイトのデータは、上位2ビット
であるb0及びb1(MSB)が判定フラグであり、下位6ビ
ットが相対イベント時間を表わす。
相対イベント時間は、キーイベント間の相対時間であ
り、例えば第3図に示すようにキーオンイベントKON1
びKON2の間の時間Δt1、キーオンイベントKON2とキーオ
フイベントKOF1との間の時間Δt2、キーオフイベントKO
F1とキーオンイベントKON3との間の時間Δt3等である。
例えば和音のように同一のタイミングに複数のキーイベ
ントがあるときは、複数イベント分のデータを順次に配
列するが、最後に配列されるデータ以外のデータについ
ては相対イベント時間が0とされる。また、ガイドモー
ドの動作では、キーオフイベントを無視するので、キー
オンイベントKON2の終了後相対イベント時間をΔt2+Δ
t3のように加算して次のイベントKON3に移る。
演奏データ配列において、1バイトのデータの記憶領
域をPATとすると、各記憶領域PATはアドレスポインタPN
Tによってアドレス指定される。後述の第7図又は第9
図のルーチンの説明では、アドレスポインタPNTでアド
レス指定された記憶領域PATのデータをPAT(PNT)のよ
うに表わす。演奏データ配列の末尾には、8ビット全部
が0であるエンドデータENDが配置される。
判定フラグb0及びb1は、b0=0,b1=0で正押鍵判定の
対象外であることを表わし、b0=0,b1=1で正押鍵の任
意的判定対象であることを表わし、b0=1,b1=1で正押
鍵の必要的判定対象であることを表わす。ここで、正押
鍵の任意的判定対象とは、発音タイミングが同時である
複数音符のうちいずれかが正押鍵と判定されれば押鍵指
示を進行させてもよいものであり、正押鍵の必要的判定
対象とは1又は複数の音符についていずれも正押鍵と判
定されなければ押鍵指示の進行が許容されないものであ
る。正押鍵判定に際しては、判定用キーコードレジスタ
KCBEQに第4図に示すようにキーコードとb0のビットと
が組合された形でストアされるが、このようにストアさ
れるのは判定対象となるb1=1のデータだけである。す
なわち、判定対象外のb1=0のデータはKCREQにストア
されない。
第5図(A)及び(B)は、判定対象の決定例を示す
もので、(A)のト音記号付きの五線譜において、丸印
を付した音符は必要的判定対象とされ、各丸印の音符を
正押鍵する必要がある。また、各丸印の音符と同時に押
鍵すべき丸印を付さない他の1音符は判定対象外とされ
る。なお、32分音符又はaに示すような16分音符は判定
対象外としてもよく、b〜dに示すような先行音符と同
一音高の音符も判定対象外としてもよい。
第5図(B)のへ音記号付きの五線譜において、丸印
を付したe〜gのような2つの音符は任意的判定対象と
され、各丸印の2音符のうちいずれか1つの音符を正押
鍵すればよく、各丸印の2音符と同時に押鍵すべき丸印
を付さない他の1音符は判定対象外とされる。また、丸
印を付したh,iのような2音符は必要的判定対象とさ
れ、各丸印の2音符両方を正押鍵する必要がある。ま
た、各丸印の2音符と同時に押鍵すべき丸印を付さない
他の1音符は判定対象外とされる。なお、この例におい
ては従来のように同一タイミングのすべての音符を正押
鍵しないと、押鍵指示が進行しない例がないが、もちろ
ん、このような例があってもよい。この場合、その同一
タイミングにおけるすべての音符の判定フラグはb0=b1
=1となる。
テンポクロック発生器26は、テンポ設定スイッチで設
定されたテンポに対応する周波数を有するテンポクロッ
ク信号TCLを発生するもので、この信号TCLはCPU18に割
込み命令として供給される。
トーンジェネレータTGKは、キーコードに応じて駆動
可能な例えば8つの楽音発生チャンネルを有するもの
で、各楽音発生チャンネル毎に供給されるキーコードに
対応した音高の楽音信号を発生する。
トーンジェネレータTGRは、リズム音発生用のもの
で、例えばバスドラム、スネアドラム、シンバル…に対
応した6つの打楽器音発生チャンネルを有する。
トーンジェネレータTGKからの楽音信号及びトーンジ
ェネレータTGRからのリズム音信号は、出力アンプ、ス
ピーカ等を含むサウンドシステムSSに供給され、音響に
交換される。
レジスタ群22 レジスタ群22に属するレジスタのうち、この発明の実
施に関係するものを列挙すると次の通りである。
(1)オートプレイモードフラグAP…これは、1ビット
のレジスタであり、オートプレイモード指定スイッチを
オンするたびに内容が反転されるものである。このフラ
グAPが1ならばオートプレイモード又はガイドモードで
あり、0ならばノーマルモードである。また、このフラ
グAPが1のときに限りガイドモードを指定可能である。
(2)テンポクロックカウンタCLK…これは、テンポク
ロック信号TCLを計数するもので、4拍子の場合1小節
内で0〜31のカウント値をとり、32になるタイミングで
0にリセットされる。このカウンタCLKは、リズムパタ
ーンデータの読出しに使用される。
(3)相対イベント時間カウンタCNT…これは、相対イ
ベント時間がセットされた後テンポクロック信号TCLを
ダウン計数するもので、カウント値が0になると次のイ
ベントのデータが読出される。
(4)相対イベント時間演算用バッファレジスタDUR…
これは、演奏データの読出しにあたりキーオフイベント
を無視して次のキーオンイベントに移る際にいくつかの
相対イベント時間を加算するために用いられるもので、
カウンタCNTと同じビット数を有する。
(5)判定対象サーチ用レジスタFLG…これは、キーイ
ベントデータの1バイト目(キーオン/オフ及びキーコ
ード)を読出すたびにそれに続く2バイト目(b0,b1
び相対イベント時間)がセットされる8ビットのレジス
タであり、このレジスタのMSB(b1)に基づいて判定対
象か否か調査される。
(6)ガイドモードフラグGUIDE…これは、1ビットの
レジスタであり、ガイドモード指定スイッチをオンする
たびに内容が反転されるものである。オートプレイモー
ドフラグAPが1のときにガイドモードフラグGUIDEが1
ならばガイドモードであり、0ならばオートプレイモー
ドである。
(7)キーコードバッファジスタKCBUF0〜KCBUFN…これ
らのレジスタは、押鍵中の鍵に対応するキーコードをス
トアするためのもので、例えばトーンジェネレータTGK
で同時発音可能な音の数に対応して複数N個(TGKが8
チャンネルならば8個)設けられる。
(8)判定用キーコードレジスタKCREQ0〜KCREQ3…これ
ら4つのレジスタは、いずれも8ビットのレジスタであ
り、正押鍵判定に用いられるものである。第4図に示し
たレジスタKCREQは、これら4つのレジスタのうちの任
意の1つであり、KCREQ0〜KCREQ4の各レジスタ毎に第4
図に示したと同様にb0及びキーコードの組合せをストア
可能である。
(9)読出キーコードレジスタKEV…これは、8ビット
のレジスタであり、キーイベントデータの1バイト目
(キーオン/オフ及びキーコード)をストアするための
ものである。
(10)アドレスポインタPNT…これは、演奏データを読
出す際に記憶領域PATのアドレスを指定するのに用いら
れるものである。
(11)相対イベント時間レジスタTCNT…これは、カウン
タCNTと同じビット数を有するレジスタであり、バッフ
ァレジスタDURの相対イベント時間データはこのレジス
タTCNTを介してカウンタCNTにセットされる。
メインルーチン(第6図) 第6図は、メインルーチンの処理の流れを示すもの
で、このルーチンは、電源スイッチオン等に応じてスタ
ートする。
まず、ステップ30では、イニシャライズルーチンを実
行し、例えばフラグAP及びGUIDEにはいずれも0をセッ
トすると共にカウンタCNTに1(32分音符に対応)をセ
ットし、レジスタKCBUF0〜KCBUFN及びKCREQ0〜KCREQ3
いずれも0をセットする(クリアする)。
次に、ステップ32では、オートプレイモード指定スイ
ッチAPSWにオンイベントありか判定し、あり(Y)なら
ばステップ34に移る。ステップ34では、1からAPの値を
差引いたものをAPにセットすることによりAPの内容を反
転する。すなわち、APの値が0であったときはAPの値は
1となり、APの値が1であったときはAPの値は0とな
る。この後、ステップ36に移る。
ステップ36では、トーンジェネレータTGK及びTGRの全
チャンネルを発音停止とすべくキーオフ処理する。そし
て、ステップ38に移り、カウンタCNTに1を、カウンタC
LKに0を、ポインタPNTに0をそれぞれセットする。こ
の後、ステップ40に移る。
ステップ40では、KCREQ0〜KCREQ3をクリアする。そし
て、ステップ42に移り、KCBUF0〜KCBUFNをクリアする。
ステップ42の処理が終ったとき又はステップ32の判定
結果が否定的(N)であったときは、ステップ43に移
り、APの値が1か判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればステップ44に移り、ガイドモード指定ス
イッチGDSWにオンイベントありか判定する。この判定結
果が肯定的(Y)であればステップ46に移り、フラグGU
IDEの内容を反転する。そして、ステップ48に移る。
ステップ48では、GUIDEの値が1か(ガイドモード
か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)であればガ
イドモードの動作を開始すべくステップ50に移る。ステ
ップ50では、TGKの全チャンネルを発音停止とすべくキ
ーオフ処理する。そして、ステップ52に移り、KCREQ0
KCBEQ3をクリアする。この後、ステップ54に移る。
ステップ54では、CNTの値が1又は2か(押鍵すべき
タイミングの32分音符前又は16分音符前か)判定する。
例えば、スイッチAPSW及びGDSWをほぼ同時にオンしたよ
うな場合には、ステップ34でAP=1となった後ステップ
38でCNT=1となってステップ54にくるので、ステップ5
4の判定結果は肯定的(Y)となる。また、AP=1にし
て自動演奏が進行しているときにスイッチGDSWをオンし
たタイミングでCNT=1又は2であればステップ54の判
定結果が肯定的(Y)となる。
ステップ54の判定結果が肯定的(Y)になると、ステ
ップ56に移り、第7図について後述するようにランプ点
灯のサブルーチンを実行する。この結果、スイッチGDSW
のオン後最初に押鍵すべき音符に対応する押鍵指示ラン
プは、押鍵すべきタイミングの32分音符前又は16分音符
前に点灯開始となる。
ステップ48の判定結果が否定的(N)であったとき
は、ガイドモードの動作を停止すべくステップ58に移
る。ステップ58では、TGKの全チャンネルを発音停止と
すべくキーオフ処理する。そして、ステップ60でKCREQ0
〜KCREQ3をクリアしてから、ステップ62に移り、すべて
の押鍵指示ランプを消灯する。
ステップ56又は62の処理が終ったとき、あるいはステ
ップ43、44又は54の判定結果が否定的(N)であったと
きは、ステップ64に移る。
ステップ64では、鍵盤のいずれかの鍵にキーオンイベ
ントありか判定する。この判定結果が肯定的(Y)であ
ればステップ66に移る。ステップ66では、KCBUF0〜KCBU
FNのうち空いているものにキーオンイベントありの鍵に
対応するキーコードをストアする。そして、ステップ68
に移る。
ステップ68では、GUIDEの値が1又はAPの値が0か
(ガイドモード又はノーマルモードか)判定する。この
判定結果が肯定的(Y)であればステップ70に移り、TG
Kのキーオン処理を行なう。すなわち、キーオンイベン
トありの鍵に対応するキーコードを空きチャンネルに割
当てて該キーコード対応の楽音信号を発生させる。この
後、ステップ72に移る。
ステップ72では、GUIDEの値が1か(ガイドモード
か)判定し、この判定結果が肯定的(Y)であればステ
ップ74に移る。ステップ74では、CNTの値が0か(押鍵
すべきタイミングに続く待機期間中か)判定する。この
判定結果が肯定的(Y)であればステップ76に移り、第
8図について後述するように押鍵チェックのサブルーチ
ンを実行する。第8図のサブルーチンは、判定対象でな
い音符については正押鍵か否かを問わずに押鍵指示を進
行させ、判定対象である音符については正押鍵がなされ
たことを条件に押鍵指示を進行させるものである。
ステップ76の処理が終ったとき、あるいはステップ6
4、68、72又は74の判定結果が否定的(N)であったと
きは、ステップ78に移る。ステップ78では、鍵盤のいず
れかの鍵にキーオフイベントありか判定し、この判定結
果が肯定的(Y)であればステップ80に移る。
ステップ80では、KCBUF0〜KCBUFNのうちからキーオフ
イベントに係るキーコードをクリアする。そして、ステ
ップ82に移り、前述のステップ68と同様にGUIDE=1又
はAP=0か判定する。この判定結果が肯定的(Y)であ
ればステップ84に移り、TGKのキーオフ処理を行なう。
すなわち、キーオフイベントに係るキーコードのチャン
ネル割当てを解除して該キーコード対応の楽音信号を発
音停止させる。
ステップ84の処理が終ったとき、あるいはステップ78
又は82の判定結果が否定的(N)であったときは、ステ
ップ86に移り、その他の処理を行なう。その他の処理と
しては、リズム選択スイッチの操作に基づくリズム選択
処理、音色選択スイッチの操作に基づく音色選択処理、
音量設定スイッチの操作に基づく音量設定処理、テンポ
設定スイッチの操作に基づくテンポ設定処理等がある。
ステップ86の後は、ステップ32に戻り、それ以降の処
理を上記したと同様に繰返す。
ランプ点灯のサブルーチン(第7図) 第7図は、ランプ点灯のサブルーチンを示すもので、
ステップ90では、KCREQ0〜KCREQ3がクリア状態か判定す
る。この判定結果が否定的(N)であれば第8図の処理
により判定対象である音符のいずれかが正押鍵されてい
ないことになるので、次の音符の押鍵指示に移らず、元
のルーチン(第6、8又は9図のルーチン)にリターン
する。また、ステップ90の判定結果が肯定的(Y)であ
ればステップ92に移り、レジスタDURに0をセットす
る。そして、ステップ94に移る。
ステップ94では、ポインタPNTでアドレス指定された
記憶領域PATの1バイトのデータPAT(PNT)を読出して
レジスタKEVにセットする。このときセットされるデー
タPAT(PNT)は、キーオン/オフ及びキーコードを表わ
すデータである。次に、ステップ96では、データPAT(P
NT)の次のアドレスの1バイトのデータPAT(PNT+1)
を読出してレジスタFLGにセットする。このときセット
されるデータPAT(PNT+1)は、判定フラグ(b0,b1
及び相対イベント時間を表わすデータである。ステップ
96の後は、ステップ98に移る。
ステップ98では、KEVの値が0か(エンドデータEND
か)判定し、この判定結果が否定的(N)であればステ
ップ100に移る。ステップ100では、DURの値とデータPAT
(PNT+1)の下位6ビット(相対イベント時間)の値
との和をDURにセットする。例えば、ステップ92でDUR=
0となった後はじめてステップ100にきたときは、DURの
値はデータPAT(PNT+1)の下位6ビットと等しいもの
となる。ステップ100の後は、ステップ102に移る。
ステップ102では、データPAT(PNT)より2アドレス
先のデータPAT(PNT+2)のMSBが1か(キーオンイベ
ントか)判定する。この判定結果が肯定的(Y)であれ
ば次のイベントがキーオンイベントであることになり、
ステップ106に移る。また、ステップ102の判定結果が否
定的(N)であれば次のイベントがキーオフイベントで
あることになり、ステップ104でPNTの値を2アップして
からステップ100に戻り、それ以降の処理を上記したと
同様に繰返す。
ステップ100〜104の処理は、キーオフイベントを無視
して次のキーオンイベントに移るためのもので、例えば
第3図に示した例においてステップ94でKEVにキーオン
イベントKON2のデータをセットしたとすると、ステップ
100からステップ102、104を経て再びステップ100に戻っ
たときDURの値はΔt2+Δt3となる。そして、ステップ1
00から102に移ると、次のイベントがキーオンイベントK
ON3であるため、ステップ102の判定結果が肯定的(Y)
となり、ステップ106に移る。
ステップ106では、KEVのキーコードに相当する鍵に対
応する押鍵指示ランプを点灯する。そして、ステップ10
8に移り、FLGのMSB(b1)が1か(判定対象か)判定す
る。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ110
に移る。
ステップ110では、KCREQ0〜KCRFQ3のうちで空いてい
るものにKEVのキーコードをセットし且つMSBとしてFLG
のb0をセットする。この結果、KCREQ0〜KCREQ3のいずれ
かには、第4図に示すようにb0及びキーコードの組合せ
がセットされる。
ステップ110の処理が終ったとき又はステップ108の判
定結果が否定的(N)であった(判定対象外であった)
ときは、ステップ112に移り、PNTの値を2アップする。
この結果、PNTは、次に読出すべきキーオンイベントデ
ータの第1バイトをアドレス指定するようになる。ステ
ップ112の後は、ステップ114に移る。
ステップ114では、DURの値(相対イベント時間)が0
か判定する。この判定結果が否定的(N)であれば単独
押鍵すべき音符が存在することになり、ステップ116に
移る。また、ステップ114の判定結果が肯定的(Y)で
あれば同時押鍵すべき複数音符が存在することになり、
ステップ94に戻ってそれ以降の処理を上記したと同様に
繰返す。
このように繰返し処理が行なわれる場合にあっては、
複数音符に対応して順次に配列されたキーオンイベント
データのうち最後に配列されたもの以外は相対イベント
時間が0とされており、ステップ106を複数回通ること
により複数音符対応の押鍵指示ランプが順次に(実質的
に同時に)点灯されると共に、ステップ108を複数回通
ることにより複数音符について各音符毎に判定対象か否
かの判定が行われる。そして、ステップ108で複数音符
について判定対象である旨判定されればKCREQ0〜KCREQ3
のうち複数のものに該複数音符対応のb0−キーコード組
合せがそれぞれセットされる。また、DURには、最後に
配列されたキーオンイベントデータの相対イベント時間
がステップ100で最終的にセットされ、この後ステップ1
14にくると、判定結果が否定的(N)となり、ステップ
116に移る。
ステップ116では、DURの値をレジスタTCNTにセットす
る。そして、元のルーチン(第6、8又は9図のルーチ
ン)にリターンする。
なお、ステップ98の判定結果が肯定的(Y)であった
ときは、演奏データの読出しが終了したことになり、ス
テップ118でAPに0をセットしてから元のルーチンにリ
ターンする。
押鍵チェックのサブルーチン(第8図) 第8図は、押鍵チェックのサブルーチンを示すもの
で、ステップ120では、制御変数iを0とする。そし
て、ステップ122に移る。
ステップ122では、KCBUF0〜KCBUFNのうちにKCREQi
キーコードと等しい(音高一致の)キーコードありか判
定する。この判定結果が肯定的(Y)であれば正押鍵で
あったことになり、ステップ124に移る。ステップ124で
は、KCREQiのMSB(b1)が1か(必要的判定対象か)判
定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ
126に移る。
ステップ126では、KCREQ1に0をセットする。そし
て、ステップ128に移り、正押鍵に係る鍵に対応する押
鍵指示ランプを消灯する。
ステップ124の判定結果が否定的(N)であったとき
は、任意的判定対象であったことになり、ステップ130
に移る。ステップ130では、KCREQ0〜KCREQ3の中でMSB
(b1)=0のものすべての値を0とし、MSB=0と共に
ストアされていたキーコードに相当する鍵に対応した押
鍵指示ランプを消灯する。この結果、例えば同時押鍵す
べき3つの音符のうち2つの音符が任意的判定対象とさ
れていたのであれば、該2つの音符のうちいずれか1つ
の音符について正押鍵がなされると該2つの音符に対応
する押鍵指示ランプがいずれも消灯されることになる。
ステップ130又は128の処理が終ったとき、あるいはス
テップ122の判定結果が否定的(N)であった(判定対
象外であったか又は正押鍵でなかった)ときは、ステッ
プ132に移り、iの値を1アップする。そして、ステッ
プ134に移る。
ステップ134では、iの値が4より小か判定する。こ
の判定結果が肯定的(Y)であればステップ122に戻
り、それ以降の処理をi=4となるまで上記したと同様
に繰返す。この結果、例えば同時押鍵すべき3つの音符
のうち2つの音符が必要的判定対象とされていたのであ
れば、該2つの音符すべてについて正押鍵がなされると
該2つの音符に対応する押鍵指示ランプが順次に(実質
的に同時に)消灯されることになる。
i=4になると、ステップ134の判定結果が否定的
(N)となり、ステップ136に移る。ステップ136では、
KCREQ0〜KCREQ3がクリア状態か判定し、この判定結果が
肯定的(Y)であればステップ138に移る。ステップ136
の判定結果が肯定的(Y)となるのは、KCBUF0〜KCBUFN
にストアされていたキーコードに対応する音符が判定対
象でない場合又は該音符が判定対象であり且つ正押鍵が
なされた場合であり、これらの場合には、押鍵指示の進
行を可能とすべくステップ138で押鍵指示ランプをすべ
て消灯すると共に、CNTにTCNTの内容(相対イベント時
間)をセットする。そして、ステップ140に移る。
ステップ140では、CNTの値が1又は2か(押鍵すべき
タイミングの32分音符又は16分音符前か)判定する。こ
の判定結果が肯定的(Y)であればステップ142に移
り、第7図について前述したようにランプ点灯のサブル
ーチンを実行する。従って、16分音符又は32分音符に続
く次音符については、前の音符(16分音符又は32分音
符)が判定対象でなければ該前の音符が押鍵されれば正
押鍵か否かを問わず該次音符対応の押鍵指示ランプが点
灯開始され、前の音符が判定対象であれば該前の音符が
正押鍵されることを条件にして該次音符対応の押鍵指示
ランプが点灯開始される。
ステップ136の判定結果が否定的(N)であったとき
は、判定対象である音符のいずれかが正押鍵されていな
いことになり、元のルーチン(第6又は9図のルーチ
ン)にリターンする。また、ステップ140の判定結果が
否定的(N)であった(次に押鍵すべきタイミングまで
の時間が16分音符より長かった)とき又はステップ142
の処理が終ったときにも元のルーチンにリターンする。
クロック割込みルーチン(第9図) 第9図は、クロック割込みルーチンを示すもので、こ
のルーチンは、テンポクロック信号TCLの各パルス毎に
スタートする。
まず、ステップ150では、APの値が1か(オートプレ
イモード又はガイドモードか)判定し、この判定結果が
否定的(N)ならば第6図のメインルーチンにリターン
する。また、ステップ150の判定結果が肯定的(Y)で
あればステップ152に移る。
ステップ152では、GUIDEの値が1で且つCNTの値が0
か(ガイドモードにおいて押鍵すべきタイミングに続く
待機期間中か)判定する。この判定結果が肯定的(Y)
であれば第6図のメインルーチンにリターンする。すな
わち、この場合は、ガイドモードにおいて押すべきタイ
ミングを過ぎても正押鍵がなされていないので、以下に
述べるような自動リズム演奏及び押鍵指示を進行させな
いようにする。そして、第6図のメインルーチンにおい
て、ステップ76で正押鍵と判定されてCNTにTCNTの内容
がセットされる(第8図のステップ138)と、この後第
9図のステップ152にきたときに判定結果が否定的
(N)となる。このように判定対象である音符について
は正押鍵がなされることを条件にして自動リズム演奏及
び押鍵指示を進行させる。
ステップ152の判定結果が否定的(N)となるのは、G
UIDE=0でオートプレイモードの場合又はガイドモード
において押鍵すべきタイミングより前(CNT≠0)の場
合であり、これらの場合には、ステップ154に移る。
ステップ154では、TGRのリズム発音制御を行なう。す
なわち、リズム選択スイッチで選択されたリズム種類に
対応するリズムパターンデータを選択し、このリズムパ
ターンデータにおいてカウンタCLKの値をアドレスとし
て6チャンネル分のリズム音源オン/オフデータを読出
してTGRの6つのチャンネルにそれぞれ供給する。この
結果、リズム音源オン/オフデータ中で1(オン命令)
であるビットに対応するチャンネルから打楽器音信号が
発生される。ステップ154の後は、ステップ156に移る。
ステップ156では、GUIDE=1か(ガイドモードか)判
定する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ
158に移る。ステップ158では、CNTの値を1ダウンさせ
る。そして、ステップ160に移る。
ステップ160では、CNTの値が2か(押鍵すべきタイミ
ングの16分音符前か)判定する。この判定結果が肯定的
(Y)であればステップ162に移り、第7図について前
述したようにランプ点灯のサブルーチンを実行する。従
って、通常は、押鍵すべきタイミングの16分音符前にラ
ンプ点灯が開始され、この例外となるのが第6図のステ
ップ54でCNT=1と判定された場合及び第8図のステッ
プ140でCNT=1と判定された場合である。
ステップ162の処理が終ったとき又はステップ160の判
定結果が否定的(N)であったときは、ステップ164に
移り、CNTの値が0か(押鍵すべきタイミングか)判定
する。この判定結果が肯定的(Y)であればステップ16
6に移り、第8図について前述したように押鍵チェック
のサブルーチンを実行する。
ステップ166の処理が終ったとき又はステップ164の判
定結果が否定的(N)であったときは、第6図のメイン
ルーチンにリターンする。
CNT=0でステップ166に入ったとき、第8図のステッ
プ136の判定結果が肯定的(Y)である(判定対象外又
は正押鍵である)ならば押鍵指示が進行するが、ステッ
プ136の判定結果が否定的(N)である(正押鍵されて
いない)ならば第6図のメインルーチンに戻る。そし
て、メインルーチンのステップ76において、第8図のス
テップ136の判定結果が肯定的(Y)となれば押鍵指示
が進行するが、否定的(N)となればこの後第9図のス
テップ152にきたときにその判定結果が肯定的(Y)と
なり、再びメインルーチンに戻る。従って、正押鍵がな
されるまで押鍵指示の進行は停止する。そして、正押鍵
がなされると、メインルーチンのステップ76において第
8図のステップ136の判定結果が肯定的(Y)となり、
押鍵指示の進行が再開される。
ステップ156の判定結果が否定的(N)であったとき
は、オートプレイモードであったことになり、ステップ
168に移る。ステップ168では、CNTの値を1ダウンさせ
る。そして、ステップ170に移る。
ステップ170では、CNTの値が0か(相対イベント時間
の終了タイミングか)判定し、この判定結果が肯定的
(Y)であればステップ172に移る。ステップ172では、
ポインタPNTでアドレス指定される記憶領域PATの1バイ
トのデータPAT(PNT)を読出してKEVにセットする。こ
のときセットされるデータPAT(PNT)は、キーオン/オ
フ及びキーコードを表わすデータである。
次に、ステップ174では、データPAT(PNT)の次のア
ドレスの1バイトのデータPAT(PNT+1)を読出してそ
のうちの下位6ビット(相対イベント時間)をDURにセ
ットする。ステップ174の後に、ステップ176に移る。
ステップ176では、TGKの発音制御を行なう。すなわ
ち、KEVのMSBに基づきキーオン又はキーオフを判定し、
キーオンならばKEVのキーコードを空きチャンネルに割
当てて該キーコード対応の楽音信号を発生させ、キーオ
フならばKEVのキーコードのチャンネル割当てを解除し
て該キーコード対応の楽音信号を発音停止とする。そし
て、ステップ178に移る。
ステップ178では、PNTの値を2アップして次のイベン
トの第1バイトをアドレス指定させる。そして、ステッ
プ180に移り、DURの内容(相対イベント時間)が0か判
定する。この判定結果が否定的(N)であればステップ
182に移る。また、ステップ180の判定結果が肯定的
(Y)であれば、同一タイミングで発音又は消音すべき
キーイベントデータが複数存在することになり、ステッ
プ172に戻る。そして、ステップ172以降の処理を上記し
たと同様に繰返す。この結果、例えば3和音が実質的に
同時に発音又は消音されるようになる。また、DURに
は、複数のキーイベントデータのうち最後に配列された
ものの相対イベント時間がセットされ、これに応じてス
テップ180の判定結果が否定的(N)となってステップ1
82に移る。
ステップ182では、CNTにDURの内容(相対イベント時
間)をセットする。そして、ステップ184に移る。ま
た、ステップ170の判定結果が否定的(N)であったと
きには、ステップ172〜182の処理が必要ないので、ステ
ップ184に移る。
ステップ184では、CLKの値を1アップする。そして、
ステップ186に移り、CLKの値が32より小か(小節内か)
判定する。この判定結果が肯定的(Y)であれば第6図
のメインルーチンにリターンする。また、ステップ186
の判定結果が否定的(N)であれば、CLK=32で1小節
終了となり、ステップ188でCLKに0をセットしてから第
6図のルーチンにリターンする。
上記したステップ168〜182により演奏データメモリ24
の演奏データに基づくメロディ、和音等の自動演奏が可
能となる。また、上記したステップ154及び184〜188に
より演奏データメモリ24内の選択されたリズムパターン
データに基づいて1小節分のリズムを反復的に自動演奏
可能となる。
変形例 この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、次の
ような変更が可能である。
(1)正押鍵を判定する要素としては、音高、押鍵タイ
ミングの他に、離鍵タイミングを含めるようにしてもよ
い。
(2)複数パートについて各々独立にガイドモーオード
オン/オフ制御可能としてもよい。例えば、メロディパ
ートと伴奏パートを設け、一方のパートを自動演奏しつ
つ他方のパートをガイドモードとして押鍵練習したり、
あるいは両パート共にガイドモードとして押鍵練習した
りできるようにしてもよい。
(3)押鍵指示ランプの点灯開始は、押鍵すべきタイミ
ングの32分音符前又は16分音符前としたが、これより早
め又は遅めにしてもよい。
(4)データフォーマットは実施例に示したものに限ら
ず、例えば相対イベント時間を小節内の時刻表現として
もよい。
[発明の効果] 以上のように、この発明は、同時に押鍵すべき複数音
符のうちその総数より少ない音符について正押鍵すれば
押鍵指示が進行するようにしたので、曲の流れに沿って
効率的に演奏練習を行なえる効果が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による自動押鍵指示装置
をそなえた電子楽器の構成を示すブロック図、 第2図は、演奏データの記憶フォーマットを示す図、 第3図は、キーイベントを例示するタイムチャート、 第4図は、レジスタKCREQの記憶フォーマットを示す
図、 第6図は、メインルーチンを示すフローチャート、 第7図は、ランプ点灯のサブルーチンを示すフローチャ
ート、 第8図は、押鍵チェックのサブルーチンを示すフローチ
ャート、 第9図は、クロック割込みルーチンを示すフローチャー
トである。 10……バス、12……鍵盤回路、14……押鍵指示ランプ
群、16……スイッチ群、18……中央処理装置、20……プ
ログラムメモリ、22……レジスタ群、24……演奏データ
メモリ、26……テンポクロック発生器、TGK,TGR……ト
ーンジェネレータ、SS……サウンドシステム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)多数の鍵を有する鍵盤と、 (b)前記多数の鍵にそれぞれ対応して設けられた多数
    の押鍵指示素子と、 (c)前記鍵盤で鍵が押されるたびにその鍵を検知して
    該鍵に対応する鍵情報を送出する押鍵検知手段と、 (d)同時押鍵すべき複数音符を含む一連の音符につい
    て各音符毎に音符情報を記憶した記憶手段であって、前
    記複数音符のうちその総数より少ない1又は複数の音符
    については音符情報に判定対象マークが付されているも
    のと、 (e)この記憶手段から音符進行に従って音符情報を読
    出し、各読出しのたびに前記多数の押鍵指示素子のうち
    読出音符情報に相当する鍵に対応するものを駆動して該
    鍵を押すべき旨指示させる押鍵指示制御手段であって、
    同時に押鍵すべき前記複数音符については複数の音符情
    報を連続的に読出して対応する複数の押鍵指示素子を実
    質的に同時に駆動するようになっているものと、 (f)前記記憶手段から前記判定対象マークの付された
    1又は複数の音符情報が読出されたことを検知する読出
    検知手段と、 (g)この読出検知手段で検知された1又は複数の音符
    情報と前記押鍵検知手段からの鍵情報とが音高一致か判
    定する判定手段と、 (h)前記読出検知手段で前記1又は複数の音符情報が
    検知されないとき又は前記判定手段での判定結果が肯定
    的であるときは前記押鍵指示制御手段による押鍵指示の
    進行を許容する一方、前記判定手段での判定結果が否定
    的であるときは肯定的となるまで前記押鍵指示制御手段
    による押鍵指示の進行を停止する進行制御手段と をそなえた自動押鍵指示装置。
  2. 【請求項2】(a)多数の鍵を有する鍵盤と、 (b)前記多数の鍵にそれぞれ対応して設けられた多数
    の押鍵指示素子と、 (c)前記鍵盤で鍵が押されるたびにその鍵を検知して
    該鍵に対応する鍵情報を送出する押鍵検知手段と、 (d)同時押鍵すべき複数音符を含む一連の音符につい
    て各音符毎に音符情報を記憶した記憶手段であって、前
    記複数音符のうちその総数より少ない複数の音符につい
    ては音符情報に判定対象マークが付されているものと、 (e)この記憶手段から音符進行に従って音符情報を読
    出し、各読出しのたびに前記多数の押鍵指示素子のうち
    読出音符情報に相当する鍵に対応するものを駆動して該
    鍵を押すべき旨指示させる押鍵指示制御手段であって、
    同時に押鍵すべき前記複数音符については複数の音符情
    報を連続的に読出して対応する複数の押鍵指示素子を実
    質的に同時に駆動するようになっているものと、 (f)前記記憶手段から前記判定対象マークの付された
    複数の音符情報が読出されたことを検知する読出検知手
    段と、 (g)この読出検知手段で検知された複数の音符情報の
    いずれかと前記押鍵検知手段からの鍵情報とが音高一致
    か判定する判定手段と、 (h)前記読出検知手段で前記複数の音符情報が検知さ
    れないとき又は前記判定手段での判定結果が肯定的であ
    るときは前記押鍵指示制御手段による押鍵指示の進行を
    許容する一方、前記判定手段での判定結果が否定的であ
    るときは肯定的となるまで前記押鍵指示制御手段による
    押鍵指示の進行を停止する進行制御手段と をそなえた自動押鍵指示装置。
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