JPH0876750A - 押鍵指示機能付き楽器 - Google Patents

押鍵指示機能付き楽器

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JPH0876750A
JPH0876750A JP6230501A JP23050194A JPH0876750A JP H0876750 A JPH0876750 A JP H0876750A JP 6230501 A JP6230501 A JP 6230501A JP 23050194 A JP23050194 A JP 23050194A JP H0876750 A JPH0876750 A JP H0876750A
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晧 中田
Yasuo Nagahama
康男 長浜
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍵盤のどの付近に手指を配置すればよいかを
演奏者に知らせることによって、スムーズかつ滑らかな
演奏を演奏者に行わせることができるようにする。 【構成】 押鍵指示機能付き楽器は演奏情報を供給する
演奏情報供給手段と表示手段を有する。第1の表示手段
は鍵盤付近に配設され、演奏情報に対応して、演奏者の
指を配置すべき範囲付近の中央部分を明るく、これより
両側に行くに従って暗くなるように表示する。第2の表
示手段は演奏情報に対応して、演奏者の所定の指を配置
すべき位置とその位置から予め決められた範囲を表示す
る。第3の表示手段はそれぞれの鍵に対して図記号を表
示する可能な1つの表示器で構成され、別途設けられた
表示制御手段が演奏情報供給手段から供給される演奏情
報に対応して、演奏者の指を配置すべき位置を図記号で
指示するようにこの表示器を制御する。これらの第1か
ら第3の表示手段に代えて、別の押鍵指示機能付き楽器
は複数の鍵を押し下げる駆動装置を有し、駆動制御手段
が演奏情報に対応して、演奏者の指を配置すべき鍵盤の
鍵を押し下げるように駆動装置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鍵盤楽器演奏時の補
助として演奏者に手指の配置を表示する機能を備えた押
鍵指示機能付き楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鍵盤楽器演奏時の補助として演奏
者に押鍵すべき鍵を指示する機能を備えた押鍵指示機能
付き楽器としては、鍵盤の各鍵の上側近傍に発光ダイオ
ード(LED)を備え、演奏情報に従って現在押鍵すべ
き鍵に対応したLEDを順次発光させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは、押鍵すべき鍵を演奏者に認識させることは容易
にできたが、鍵盤のどの付近に手指を配置すればよいか
を認識させることはできなかった。従って、演奏者が初
心者の場合には、手指の配置が分からずに不要にその配
置を動かすこととなり、スムーズかつ滑らかな演奏を行
うことができないという問題を有していた。また、従来
のものは、現在押鍵すべき鍵に対応したLEDを表示す
るだけなので、演奏者は反射テストのように、発光した
LEDを発見すると同時にそのLEDに対応する鍵を押
鍵するという作業を繰り返し行わなければならず、演奏
自体が散発的かつ離散的なものとなり、スムーズかつ滑
らかな演奏を行うことができないという問題を有してい
た。
【0004】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであり、鍵盤のどの付近に手指を配置すればよいかを
演奏者に知らせることによって、スムーズかつ滑らかな
演奏を演奏者に行わせることのできる押鍵指示機能付き
楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る押鍵指
示機能付き楽器は、複数の鍵を有する鍵盤と、演奏情報
を供給する演奏情報供給手段と、前記鍵盤付近に配設さ
れ、前記演奏情報供給手段から供給される演奏情報に対
応して、演奏者の指を配置すべき範囲付近の中央部分を
明るく、これより両側に行くに従って暗くなるように表
示する表示手段とを具備するものである。
【0006】第2の発明に係る押鍵指示機能付き楽器
は、複数の鍵を有する鍵盤と、演奏情報を供給する演奏
情報供給手段と、前記鍵盤付近に配設され、前記演奏情
報供給手段から供給される演奏情報に対応して、演奏者
の所定の指を配置すべき位置とその位置から予め決めら
れた範囲を表示する表示手段とを具備するものである。
【0007】第3の発明に係る押鍵指示機能付き楽器
は、複数の鍵を有する鍵盤と、演奏情報を供給する演奏
情報供給手段と、前記鍵盤付近に配設され、それぞれの
鍵に対して図記号を表示可能な1つの表示器と、前記演
奏情報供給手段から供給される演奏情報に対応して、演
奏者の指を配置すべき位置を前記図記号で指示するよう
に前記表示器を制御する表示制御手段とを具備するもの
である。
【0008】第4の発明に係る押鍵指示機能付き楽器
は、複数の鍵を有する鍵盤と、前記複数の鍵を押し下げ
る駆動装置と、演奏情報を供給する演奏情報供給手段
と、前記演奏情報供給手段から供給される演奏情報に対
応して、演奏者の指を配置すべき前記鍵盤の鍵を押し下
げるように前記駆動装置を制御する駆動制御手段とを具
備するものである。
【0009】
【作用】鍵盤は演奏に必要な複数の鍵を有する。演奏情
報供給手段は、演奏曲に応じた演奏情報を供給する。第
1の発明では、表示手段は鍵盤付近に配設されている。
そして、表示手段は演奏情報供給手段から供給される演
奏情報に基づいて、左手及び右手のそれぞれ5指を配置
すべき範囲付近の中央部分を明るく、これより両側に行
くに従って暗くなるように表示させる。すなわら、表示
手段が発光ダイオードなどで構成されている場合には、
その中央付近のダイオードを最も明るく発光させ、それ
より両側に行くに従って徐々に明度を低くする。従っ
て、演奏者は表示手段の最も明るい部分を目印にして左
手及び右手を大体その付近に配置するだけでよくなり、
手の大きさや技術力などに差があっても容易に手指の配
置位置を理解することができる。
【0010】第2の発明では、表示手段は鍵盤付記に配
設されている。そして、表示手段は演奏情報供給手段か
ら供給される演奏情報に基づいて、左手及び右手の所定
の指を配置すべき位置と、その位置から予め決められた
範囲を表示するように構成されている。例えば、表示手
段は左手及び右手の親指を配置すべき位置から5度音の
範囲を表示するものとする。すると、演奏者は表示手段
に表示された5度音の範囲のそれぞれの中央付近の左手
及び右手の親指を配置するだけで、指を置く位置を容易
に理解することができる。
【0011】第3の発明では、表示器は鍵盤付近に配設
された1つの画面表示器であり、それぞれの鍵に対応し
た図記号を表示する。そして、表示制御手段は演奏情報
供給手段から供給される演奏情報に基づいて、左手及び
右手のそれぞれ5指を配置すべき位置を図記号を用いて
表示する。表示器はあらゆる種類の図記号を表示するこ
とができるので、例えば、複数鍵にわたる指を配置すべ
き位置を各鍵間にすき間を作ることなく指示表示するこ
とによって、演奏者にわかりやすく指示することができ
る。
【0012】第4の発明では、楽器自体が表示手段を有
しないで、ピアノプレーヤなどのような鍵を押し下げる
駆動装置を有する場合でも押鍵指示を行う。すなわち、
このような場合には、駆動制御手段は演奏情報供給手段
から供給される演奏情報に基づいて、左手及び右手のそ
れぞれ5指を配置すべき位置の鍵盤をある程度押し下げ
るように駆動装置を制御する。これによって、表示手段
を有しない楽器の場合でも演奏者は手指を大体どこに配
置すればよいかを容易に理解することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の押鍵指示機能付き楽器の実
施例として自動演奏機能付き電子楽器を例に説明する。
図2は、この発明の一実施例に係る押鍵指示機能付き電
子楽器のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この押鍵指示機能付き電子楽器は、鍵盤の各鍵の上側近
傍に発光ダイオード(LED)や液晶ディスプレイ(L
CD)を有し、演奏データに従って鍵盤のどの付近に手
指を配置すればよいかをLEDやLCD上に表示すると
共に現在押鍵すべき鍵と次に押鍵すべき鍵を同時にLE
DやLCDで表示するものである。
【0014】この実施例において、電子楽器は、マイク
ロプロセッサユニット(CPU)1、プログラムメモリ
(ROM)2、ワーキングメモリ(RAM)3を含んで
構成されるマイクロコンピュータの制御の下に各種の処
理を実行するようになっている。CPU1は、この電子
楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1に
対して、データ及びアドレスバス18を介してプログラ
ムメモリ2、ワーキングメモリ3、演奏情報メモリ4、
押鍵検出回路5、表示回路6、スイッチ検出回路7、イ
ンターフェイス8、音源回路9が接続されている。
【0015】プログラムメモリ2はCPU1のシステム
プログラム、楽音に関する各種パラメータや各種データ
等を格納しているものであり、リードオンリーメモリ
(ROM)で構成されている。ワーキングメモリ3は、
CPU1がプログラムを実行する際に発生する各種のデ
ータやフラグを一時的に記憶するものであり、ランダム
アクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域がそれ
ぞれ割り当てられる。
【0016】演奏情報メモリ4は、演奏者が演奏しよう
とする演奏曲の押鍵指示データと、その演奏曲に付随し
た伴奏音(和音やベース音やリズム音)に関する演奏デ
ータをそれぞれの演奏曲毎に複数トラックに記憶してい
る。演奏データは、通常の自動伴奏で使用されるような
ものであり、キーオンコード、キーコード及びゲートタ
イムからなるキーデータや、デュレーションコード及び
デュレーションタイムからなるデュレーションデータ
や、音色データやエフェクトデータなどで構成される。
なお、押鍵指示データの構成についは後述する。
【0017】鍵盤11は、発音すべき楽音の音高を選択
するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応したキー
スイッチを有しており、また必要に応じて押圧力検出装
置等のタッチ検出手段を有している。鍵盤11は音楽演
奏のための基本的な操作子であり、これ以外の演奏操作
子でもよいことはいうまでもない。
【0018】押鍵検出回路5は、発生すべき楽音の音高
を指定する鍵盤11のそれぞれの鍵に対応して設けられ
たキースイッチ回路を含むものである。この押鍵検出回
路5は、鍵盤11の離鍵状態から押鍵状態への変化を検
出してキーオンイベントを出力し、押鍵状態から離鍵状
態への変化を検出してキーオフイベントを出力すると共
にそれぞれのキーオンイベント及びキーオフイベントに
関する鍵の音高を示すキーコード(ノートナンバ)を出
力する。押鍵検出回路5は、この他にも鍵押し下げ時の
押鍵操作速度や押圧力等を検出してベロシティデータや
アフタタッチデータとして出力する。
【0019】表示部12は、鍵盤11の上側に隣接して
設けられた複数の発光ダイオード(LED群)や液晶デ
ィスプレイ(LCD)などで構成される。表示部12
は、少なくとも赤色と緑色の2色を発光するものであ
り、各鍵毎に赤色LEDと緑色LEDの2個で構成され
ている。表示回路6は、演奏情報メモリ4に記憶されて
いる演奏データに従ってLEDを発光させたり、LCD
に所定の図記号を表示したりするものである。この実施
例では、表示回路6は、現在押鍵すべき鍵に関しては赤
色LEDを点灯させ、次に押鍵すべき鍵に関しては赤色
LEDを点滅させるようになっている。
【0020】スイッチ検出回路7は、各種のスイッチ群
13に対応して設けられており、各々のスイッチ群の操
作状況に応じた操作データをイベント情報として出力す
る。スイッチ群13は、ディスク14からデータの読み
出しを制御するためのロードスイッチや自動演奏及び押
鍵指示のスタート/ストップを制御するためのスタート
/ストップスイッチや、発生すべき楽音の音色、音量、
音高、効果等を選択、設定、制御するための各種の操作
子を含むものである。
【0021】ディスク14は、フロッピーディスクなど
の記憶媒体であり、演奏曲に対応した各種の演奏データ
や押鍵指示データを記憶しているものである。インター
フェイス8は、ディスク14に記憶されている演奏デー
タ及び押鍵指示データをマイクロコンピュータ内で処理
可能なデータに変換するものである。
【0022】音源回路9は、複数のチャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1
8を経由して与えられる演奏データに基づいた楽音信号
を発生する。音源回路9における楽音信号発生方式はい
かなるものを用いてもよい。例えば、発生すべき楽音の
音高に対応して変化するアドレスデータに応じて波形メ
モリに記憶した楽音波形サンプル値データを順次読み出
すメモリ読み出し方式、又は上記アドレスデータを位相
角パラメータデータとして所定の周波数変調演算を実行
して楽音波形サンプル値データを求めるFM方式、ある
いは上記アドレスデータを位相角パラメータデータとし
て所定の振幅変調演算を実行して楽音波形サンプル値デ
ータを求めるAM方式等の公知の方式を適宜採用しても
よい。
【0023】音源回路9から発生される楽音信号はデジ
タル−アナログ変換器(DAC)15及びサウンドシス
テム16(アンプ及びスピーカからなる)を介して発音
される。タイマ17は時間間隔を計数したり、演奏情報
メモリ4から演奏データ及び押鍵指示データを読み出す
ためのクロックパルスを発生するものであり、このクロ
ックパルスの周波数はスイッチ群13上のテンポスイッ
チ(図示していない)などによって調整される。発生し
たクロックパルスはCPU1に対してインタラプト命令
として与えられ、CPU1はこのクロックパルスに従っ
た割り込み処理を実行して、楽音を発生したり、押鍵指
示を行ったりする。
【0024】図3は、この演奏情報メモリ4に記憶され
ている1トラック分の押鍵指示データの構成例を示す図
である。押鍵指示データは、LED点灯データとLED
点滅データとデュレーションデータの組み合わせからな
る。エンドコードは押鍵指示データの終了を示す。LE
D点灯データは、これ以降のデータがLEDの点灯に関
するデータであることを示すLED点灯コードと、点灯
するLEDの色を示す色コードと、点灯するLEDの明
度を示す明度コードと、点灯するLEDの位置を示すキ
ーコードとから構成される。ここで、LEDの色は、赤
色と緑色の2色なので、色コード『0』を赤色に、色コ
ード『1』を緑色に割り当てる。また、LEDの明度は
『0』〜『7』までの8段階とし、明度コード『0』が
最も暗く、明度コード『7』が最も明るいものとする。
【0025】LED点滅データは、これ以降のデータが
LEDの点滅に関するデータであることを示すLED点
滅コードと、点滅するLEDの色を示す色コードと、点
滅するLEDの明度を示す明度コードと、点滅するLE
Dの位置を示すキーコードとから構成される。なお、L
ED点滅データに関しては、明度コードを省略し、所定
の明度で点滅するようにしてもよい。LED消灯データ
は、次のデータがLED消灯に関するものであることを
示すLED消灯コードと、その消灯位置を示すキーコー
ドとから構成される。デュレーションデータは、次のデ
ータがデュレーションに関するデータであることを示す
デュレーションコードと、そのデュレーションタイムと
から構成される。
【0026】次に、マイクロコンピュータによって実行
される図2の電子楽器の処理の一例を説明する。図4
は、マイクロコンピュータが処理するメインルーチンの
一例を示す図である。このメインルーチンはつぎのよう
なステップで順番に実行される。
【0027】ステップ41:まず、電源が投入される
と、CPU1はプログラムメモリ2に格納されている制
御プログラムに応じた初期設定処理を開始する。そし
て、この「初期設定処理」では、ワーキングメモリ3内
の各種レジスタやフラグ等を初期値に設定する。 ステップ42:押鍵検出回路5をスキャンして鍵盤11
の操作によるキーイベントが有るかどうかを判定し、キ
ーイベント有り(YES)の場合は次のステップ43に
進み、キーイベント無し(NO)の場合はステップ46
にジャンプする。
【0028】ステップ43〜45の処理は鍵盤11の操
作に対応したキーイベントが発生する毎に行われる処理
である。 ステップ43:キーイベントがキーオンイベントかどう
かを判定し、キーオンイベント(YES)の場合はステ
ップ44に進み、そうでないキーオフイベント(NO)
の場合はステップ45に進む。 ステップ44:前ステップ43でキーオンイベントだと
判定されたので、それに対応した発音処理を行う。 ステップ45:前ステップでキーオフイベントと判定さ
れたので、それに対応した消音処理を行う。
【0029】ステップ46:スイッチ群13の中のロー
ドスイッチのオンイベント有りかどうかを判定し、オン
イベント有り(YES)の場合は次のステップ47に進
み、そうでない(NO)場合はステップ48にジャンプ
する。 ステップ47:前ステップ46でロードスイッチのオン
イベントが発生したと判定されたので、ここでは、ディ
スク14から、演奏データと図3に示すような押鍵指示
データを読み出し、それを演奏情報メモリ4に書き込
む。 ステップ48:スイッチ群13をスキャンし、スタート
/ストップスイッチの操作によるオンイベントが発生し
たかどうかを判定し、オンイベント有り(YES)の場
合は次のステップ49に進み、オンイベント無し(N
O)の場合はステップ4Eにジャンプする。
【0030】ステップ49:走行状態フラグRUNを反
転する。すなわち、この実施例では、スタート/ストッ
プスイッチが操作される毎に、LED発光による押鍵指
示と自動演奏を開始したり、停止したりする。 ステップ4A:走行状態フラグRUNが『1』かどうか
を判定し、『1』(YES)の場合は次のステップ4B
に進み、そうでない(NO)場合はステップ4Dに進
む。 ステップ4B:スタート/ストップスイッチが操作さ
れ、走行状態フラグRUNが『1』に反転した直後なの
で、全トラックの読み出しポインタを演奏情報メモリ4
のそれぞれ対応する記憶領域の先頭アドレスにセットす
る。
【0031】ステップ4C:各トラック番号L(0〜
8)に対応したタイミングカウンタTM(L)をそれぞ
れ『0』にリセットする。タイミングカウンタTM
(L)は自動演奏及び押鍵指示(LED発光)のタイミ
ングを計時するためのカウンタであり、トラック毎に存
在する。トラック数は9つである。 ステップ4D:前ステップ4Aで走行状態フラグRUN
が『0』、すなわち押鍵指示及び自動演奏を停止すると
判定されたので、ここでは押鍵指示及び自動演奏のスト
ップ処理を行う。 ステップ4E:スイッチ群13におけるその他の操作子
の操作に基づく処理や、その他の音量変更処理等の種々
の処理を行う。
【0032】図5は、1小節当たり96回の割り込みで
実行される割り込み処理を示す図である。この割り込み
処理では自動伴奏と押鍵指示の制御を行う。この割り込
み処理はつぎのようなステップで順番に実行される。 ステップ51:走行状態フラグRUNが『1』かどうか
を判定し、『1』(YES)の場合は次のステップ52
に進み、そうでない(NO)場合は直ちにリターンす
る。
【0033】ステップ52:演奏データ及び押鍵指示デ
ータの再生処理を行う。この再生処理の詳細については
後述する。 ステップ53:チャンネルレジスタCHの格納値を
『0』にリセットする。 ステップ54:ゲートタイムレジスタGT(CH)の格
納値、すなわちチャンネルレジスタCHの格納値に対応
するチャンネルのゲートタイムが0以下かどうかを判定
し、0以下(YES)の場合はステップ55に進み、0
よりも大きい(NO)場合はステップ56に進む。
【0034】ステップ55:前ステップ54でゲートタ
イムが0以下であると判定されたので、ここでは、その
チャンネルの発音を終了するために、そのチャンネル番
号CHとキーオフ信号を音源回路9に出力する。 ステップ56:前ステップ54でゲートタイムが0より
大きいと判定されたので、ここでは、そのゲートタイム
レジスタGT(CH)の格納値を『1』だけデクリメン
ト処理する。 ステップ57:次のチャンネルに対してステップ54〜
56の処理を行うために、チャンネルレジスタCHの値
を『1』だけインクリメント処理する。 ステップ58:チャンネルレジスタCHの格納値が『1
6』かどうか、すなわち全部で16個のチャンネルに対
してステップ55又はステップ56の処理が行われたか
どうかを判定し、YESの場合はリターンし、NOの場
合はステップ54にリターンし、同様の処理を行う。
【0035】図6は、図5のステップ52の再生処理の
詳細を示す図である。この再生処理は演奏情報メモリ4
内の9つのトラックに対して同様の処理を行う。この再
生処理はつぎのようなステップで順番に実行される。
【0036】ステップ61:図5のステップ51で走行
状態フラグRUNが『1』だと判定されたので、トラッ
ク番号レジスタTRを『0』にリセットする。ここで、
トラック番号レジスタTRは演奏情報メモリ4の再生ト
ラックを特定するためのレジスタであり、『0』〜
『8』の値が格納される。特に、トラック番号『0』
は、右手の押鍵に関する押鍵指示データを記憶している
トラックであり、トラック番号『1』は左手の押鍵に関
する押鍵指示データを記憶しているトラックである。こ
れ以外のトラック番号『2』〜『8』は伴奏音(和音や
ベース音やリズム音)に関する演奏データを記憶してい
るトラックである。
【0037】ステップ62:タイミングカウンタTM
(TR)の格納値、すなわちトラック番号レジスタTR
の格納値に対応するトラックのタイミングカウント値が
『0』以下かどうかを判定し、『0』以下(YES)の
場合はステップ63に進み、『0』よりも大きい(N
O)場合はステップ64に進む。
【0038】ステップ63:前ステップ62でタイミン
グカウント値が『0』以下であると判定されたので、こ
こでは、トラック番号レジスタTRに対応するトラック
の読み出しポインタが指す演奏データ又は押鍵指示デー
タを読み出す。トラック番号が『0』又は『1』の場合
には押鍵指示データが読み出され、それ以外のトラック
番号の場合には演奏データが読み出される。
【0039】ステップ64:前ステップ62でタイミン
グカウント値が『0』より大きいと判定されたので、こ
こでは、そのタイミングカウンタTM(TR)の格納値
を『1』だけデクリメント処理して、ステップ6Aに進
む。 ステップ65:前ステップ63で読み出されたデータが
エンドデータかどうかを判定し、エンドデータ(YE
S)の場合はステップ6Aにジャンプし、それ以外のデ
ータ(NO)の場合はステップ66に進む。
【0040】ステップ66:読み出しポインタを次のデ
ータの読み出しアドレスにセットする。例えば、ステッ
プ63で読み出されたデータがLED点灯データの場合
にはポインタを4つ進め、LED消灯データの場合には
ポインタを2つ進める。 ステップ67:前ステップで進められた読み出しポイン
タの指すデータがデュレーションデータかどうかの判定
を行い、デュレーションデータ(YES)の場合はステ
ップ69に進み、それ以外のデータ(NO)の場合はス
テップ68に進む。
【0041】ステップ68:前ステップ63で読み出さ
れたデータに対応するデータ処理を行う。このデータ処
理の詳細については後述する。 ステップ69:前ステップ67でデュレーションデータ
と判定されたので、そのデュレーションタイムをトラッ
ク番号レジスタTRに対応するトラックのタイミングカ
ウンタTM(TR)に格納する。
【0042】ステップ6A:次のトラックに対して同様
の処理を行うために、トラック番号レジスタTRの値を
『1』だけインクリメント処理する。 ステップ6B:前ステップ6Aのインクリメント処理に
よってトラック番号レジスタTRの値が『9』になった
かどうか、すなわち、全トラックに対して再生処理が終
了したかどうかを判定し、YESの場合は図5のステッ
プ53に進み、NOの場合はステップ62にリターン
し、次のトラックに対して同様の処理を繰り返し実行す
る。
【0043】図7は、図6のステップ68のデータ処理
の一例であるデータ処理1の詳細を示す図である。この
データ処理1では、図3のように押鍵指示データを構成
するLED点灯データとLED点滅データが明度コード
を含んでおり、5指開閉範囲を、中指の押鍵位置とおぼ
しき鍵に対応する緑色LEDから両側の所定幅の緑色L
EDまでを明るさを徐々に暗くしながらぼやっと表示す
るようになっている。このような表示方法をこの明細書
ではグラデーション表示と定義する。このデータ処理1
はつぎのようなステップで順番に実行される。
【0044】ステップ71:図6のステップ63で読み
出されたデータがキーオンデータかどうかの判定を行
い、キーオンデータ(YES)の場合はステップ72に
進み、それ以外のデータ(NO)の場合はステップ75
に進む。 ステップ72:前ステップ71でキーオンデータだと判
定されたので、それに対応した発音処理を行う。すなわ
ち、発音可能なチャンネルを割り当て、そのチャンネル
でキーコードに対応した音高の発音を行う。
【0045】ステップ73:チャンネルレジスタCHに
割り当てられたチャンネル番号を格納する。 ステップ74:ゲートタイムレジスタGT(CH)にキ
ーオンデータ内のゲートタイムを格納する。
【0046】ステップ75:図6のステップ63で読み
出されたデータがLED点灯データかどうかの判定を行
い、LED点灯データ(YES)の場合はステップ76
に進み、そうでない(NO)場合はステップ77に進
む。 ステップ76:読み出されたデータがLED点灯データ
だと判定されたので、キーコードと色コードに対応する
LEDを明度コードに対応する明るさで点灯させる。
【0047】ステップ77:図6のステップ63で読み
出されたデータがLED点滅データかどうかの判定を行
い、LED点滅データ(YES)の場合はステップ78
に進み、そうでない(NO)場合はステップ79に進
む。 ステップ78:読み出されたデータがLED点滅データ
だと判定されたので、キーコードと色コードに対応する
LEDを明度コードに対応する明るさで点滅させる。
【0048】ステップ79:図6のステップ63で読み
出されたデータがLED消灯データかどうかの判定を行
い、LED消灯データ(YES)の場合はステップ7A
に進み、そうでない(NO)場合は図6のステップ62
にリターンする。 ステップ7A:読み出されたデータがLED消灯データ
だと判定されたので、キーコードに対応するLEDを消
灯し、図6のステップ62にリターンする。
【0049】図1は、このデータ処理1によってLED
がどのように発光して押鍵の指示を行うのか、その概念
を模式的に示した図である。図1(A)は押鍵指示すべ
き楽譜例を示す図であり、図1(B)〜(D)はその楽
譜例に従って鍵盤11の上側近傍に設けられたLED群
12の発光状態を時系列的に示す図であり、図1(B)
から図1(D)の順番で発光状態は変化する。なお、鍵
盤上のC4〜E5の英数字は、その鍵のキーコードであ
る。
【0050】図1(A)の楽譜に従えば、『ファ(F
4)』・『ソ(G4)』・『ラ(A4)』の順番で押鍵
することとなる。ここで、カッコ内の英数字はキーコー
ドである。このような楽譜例の場合には、演奏者は『フ
ァ(F4)』の鍵を親指で、『ソ(G4)』の鍵を人指
し指で、『ラ(A4)』の鍵を中指でそれぞれ押鍵す
る。
【0051】図1(B)の時点では、図3の押鍵指示デ
ータは、現在押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ファ
(F4)』の赤色LEDを明度『7』で点灯させ、次に
押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ソ(G4)』の赤
色LEDを明度『5』で点滅させるように構成されてい
る。また、グラデーション表示に関して、図3の押鍵指
示データは、キーコード『ラ(A4)』の緑色LEDを
明度『7』で、キーコード『ラ#(A#4)/シb(B
b4)』及び『ソ#(G#4)/ラb(Ab4)』の緑
色LEDを明度『6』で、キーコード『シ(B4)』の
緑色LEDを明度『5』で、キーコード『ド(C5)』
及び『ファ#(F#4)/ソb(Gb4)』の緑色LE
Dを明度『4』で、キーコード『ド#(C#5)/レb
(Db5)』の緑色LEDを明度『3』で、キーコード
『レ(D5)』及び『ミ(E4』の緑色LEDを明度
『2』で点灯させるように構成されている。このような
押鍵指示データによる表示は図1(B)のようになる。
なお、この図はモノクロ表示であり、色表示や明度表示
などが正確ではないため、押鍵指示の分かりにくくなっ
ているが、実際の色表示及び明度表示によればもっと理
解し易い押鍵指示であることはいうまでもない。
【0052】図1(C)の時点では、図3の押鍵指示デ
ータは、キーコード『ファ(F4)』の赤色LEDを消
灯させ、現在押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ソ
(G4)』の赤色LEDを明度『7』で点灯させ、次に
押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ラ(A4)』の赤
色LEDを明度『5』で点滅させるように構成されてい
る。また、グラデーション表示に関して、図3の押鍵指
示データは、キーコード『ラ#(A#4)/シb(Bb
4)』及び『ソ#(G#4)/ラb(Ab4)』の緑色
LEDを明度『6』で、キーコード『シ(B4)』の緑
色LEDを明度『5』で、キーコード『ド(C5)』及
び『ファ#(F#4)/ソb(Gb4)』の緑色LED
を明度『4』で、キーコード『ド#(C#5)/レb
(Db5)』及び『ファ(F4)』の緑色LEDを明度
『3』で、キーコード『レ(D5)』及び『ミ(E4』
の緑色LEDを明度『2』で点灯させるように構成され
ている。
【0053】図1(D)の時点では、図3の押鍵指示デ
ータは、キーコード『ソ(G4)』の赤色LEDを消灯
させ、現在押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ラ(A
4)』の赤色LEDを明度『7』で点灯させるように構
成されている。この例では、次に押鍵すべき鍵は存在し
ないので、LED点滅データも存在しない。また、グラ
デーション表示に関して、図3の押鍵指示データは、キ
ーコード『ラ#(A#4)/シb(Bb4)』及び『ソ
#(G#4)/ラb(Ab4)』の緑色LEDを明度
『6』で、キーコード『シ(B4)』及び『ソ(G
4)』の緑色LEDを明度『5』で、キーコード『ド
(C5)』及び『ファ#(F#4)/ソb(Gb4)』
の緑色LEDを明度『4』で、キーコード『ド#(C#
5)/レb(Db5)』及び『ファ(F4)』の緑色L
EDを明度『3』で、キーコード『レ(D5)』及び
『ミ(E4』の緑色LEDを明度『2』で点灯させるよ
うに構成されている。
【0054】この実施例のように、5指開閉範囲を中指
を中心にぼんやりとグラデーション表示することによっ
て、演奏者は手指の配置すべき位置を容易に理解するこ
とができる。また、手指の大きさや演奏技術力などに個
人差があっても、5指開閉範囲がぼんやりと表示してあ
るので、演奏者はLED表示による紛らわしさを感じな
くなり、支障なく演奏することができるようになる。な
お、この5指開閉範囲の大きさを適宜変更可能であって
もよい。
【0055】次に、図6のステップ68のデータ処理の
別の実施例として、親指を置くべき位置から所定の範囲
(5度、オクターブ、又は10cmなど)だけを点灯表
示するように押鍵指示データが構成されている場合にお
けるデータ処理2について説明する。図8は、図6のス
テップ68のデータ処理の一例であるデータ処理2の詳
細を示す図である。このデータ処理2で扱う押鍵指示デ
ータは、図9のようにLED点灯データとLED点滅デ
ータが共に明度コードを含んでおらず、親指を置くべき
位置から所定の範囲の緑色LEDを所定の同じ明るさで
表示するように構成されている。従って、このデータ処
理2はステップ86及びステップ87が図7の明度コー
ドに関するステップ76及びステップ77と異なるだけ
であり、他の部分はデータ処理1と同じである。
【0056】すなわち、データ処理1では、図6のステ
ップ63で読み出されたデータがLED点灯データ又は
LED点滅データの場合には、ステップ76又はステッ
プ77の処理によってキーコードと色コードに対応する
LEDを明度コードに対応する明るさで点灯又は点滅さ
せているが、このデータ処理2ではキーコードと色コー
ドに対応するLEDを所定の明るさで点灯又は点滅させ
るだけである。
【0057】図10は、このデータ処理2によってLE
Dがどのように発光して押鍵指示を行うのか、その概念
を模式的に示す図である。ここでは、親指を置くべき位
置から5度音の範囲を緑色LEDで点灯表示する場合に
ついて説明する。図10(A)は押鍵指示すべき楽譜例
を示す図であり、図1(A)と同じである。図10
(B)〜(D)はその楽譜例に従って鍵盤11の上側近
傍に設けられたLED群12の発光状態を時系列的に示
す図であり、図10(B)から図10(D)の順番で発
光状態は変化する。
【0058】図10(B)の時点では、図9の押鍵指示
データは、現在押鍵すべき鍵に対応するキーコード『フ
ァ(F4)』の赤色LEDを明度『7』で点灯させ、次
に押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ソ(G4)』の
赤色LEDを明度『5』で点滅させるように構成されて
いる。また、5度音の範囲表示に関して、図9の押鍵指
示データは、キーコード『ファ#(F#4)/ソb(G
b4)』、『ソ#(G#4)/ラb(Ab4)』、『ラ
(A4)』、『ラ#(A#4)/シb(Bb4)』、
『シ(B4)』及び『ド(C5)』の緑色LEDを所定
の明度『5』で点灯させるように構成されている。
【0059】図10(C)の時点では、図9の押鍵指示
データは、キーコード『ファ(F4)』の赤色LEDを
消灯させ、現在押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ソ
(G4)』の赤色LEDを明度『7』で点灯させ、次に
押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ラ(A4)』の赤
色LEDを明度『5』で点滅させるように構成されてい
る。また、5度音の範囲表示に関して、図9の押鍵指示
データは、キーコード『ファ(F4)』、『ファ#(F
#4)/ソb(Gb4)』、『ソ#(G#4)/ラb
(Ab4)』、『ラ#(A#4)/シb(Bb4)』、
『シ(B4)』及び『ド(C5)』の緑色LEDを所定
の明度『5』で点灯させるように構成されている。
【0060】図10(D)の時点では、図9の押鍵指示
データは、キーコード『ソ(G4)』の赤色LEDを消
灯させ、現在押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ラ
(A4)』の赤色LEDを明度『7』で点灯させるよう
に構成されている。この例では、次に押鍵すべき鍵は存
在しないので、LED点滅データも存在しない。また、
5度音の範囲表示に関して、図9の押鍵指示データは、
キーコード『ファ(F4)』、『ファ#(F#4)/ソ
b(Gb4)』、『ソ(G4)』、『ソ#(G#4)/
ラb(Ab4)』、『ラ#(A#4)/シb(Bb
4)』、『シ(B4)』及び『ド(C5)』の緑色LE
Dを所定の明度『5』で点灯させるように構成されてい
る。
【0061】この実施例のように、親指を置くべき位置
から所定範囲(5度音の範囲)を緑色LEDで点灯表示
することによって、演奏者は手指の配置すべき位置を容
易に理解することができる。また、手指の大きさや演奏
技術力などに個人差があっても、所定の指(この実施例
では親指)を鍵と対応付け、それを基準として一定範囲
を点灯表示しているので、指を置く位置がだいたい分か
り、しかも紛らわしくない。なお、実施例では、所定範
囲として親指を置くべき位置から5度音の範囲を例に説
明したが、これに限らず、中指を置くべき位置から両側
に所定範囲を表示してもよいし、所定範囲としてオクタ
ーブ又は10cmなどのように範囲を適宜変更できるよ
うにしてもよい。これによって、演奏者が手の小さい子
供などの場合には、所定範囲を小さく表示し、手の大き
い人の場合には所定範囲を大きく表示したりできる。ま
た、演奏者の技量に応じてその所定範囲を適宜変更する
こともできる。
【0062】次に、図6のステップ68のデータ処理の
さらに別の実施例として、表示部12が液晶ディスプレ
イ(LCD)で構成され、このLCDに適当な図記号を
表示可能な場合におけるデータ処理3について説明す
る。図11は、図6のステップ68のデータ処理の一例
であるデータ処理3の詳細を示す図である。このデータ
処理3で扱う押鍵指示データは、図12に示されるよう
なLCD表示データとデュレーションデータとの組み合
わせからなる。LCD表示データはLCD表示コード、
図記号コード及び位置コードからなる。LCD表示コー
ドはこれ以降のデータがLCD表示に関するデータであ
ることを示し、図記号コードはLCD表示される図記号
の種類を示し、位置コードは図記号をどの鍵に対応させ
て表示させるかその表示位置を示す。このデータ処理3
はつぎのようなステップで順番に実行される。
【0063】ステップ111:図6のステップ63で読
み出されたデータがキーオンデータかどうかの判定を行
い、キーオンデータ(YES)の場合はステップ112
に進み、それ以外のデータ(NO)の場合はステップ1
15に進む。 ステップ112:前ステップ111でキーオンデータだ
と判定されたので、それに対応した発音処理を行う。す
なわち、発音可能なチャンネルを割り当て、そのチャン
ネルでキーコードに対応した音高の発音を行う。
【0064】ステップ113:チャンネルレジスタCH
に割り当てられたチャンネル番号を格納する。 ステップ114:ゲートタイムレジスタGT(CH)に
キーオンデータ内のゲートタイムを格納する。
【0065】ステップ115:図6のステップ63で読
み出されたデータがLCD表示データかどうかの判定を
行い、LCD表示データ(YES)の場合はステップ1
16に進み、そうでない(NO)場合はリターンする。 ステップ116:読み出されたデータがLCD表示デー
タだと判定されたので、図記号コードに対応する図記号
を位置コードに対応する位置に表示させる。
【0066】図13は、このデータ処理3によってLC
Dがどのような図記号を表示して押鍵指示を行うのか、
その概念を模式的に示す図である。ここでは、親指を置
くべき位置から5度音の範囲をバックライトで背景色と
して白色表示し、そこに黒塗り円、白塗り円及び矢印か
らなる図記号を表示する場合について説明する。図13
(A)は押鍵指示すべき楽譜例を示す図であり、図1
(A)と同じである。図13(B)〜(D)はその楽譜
例に従って鍵盤11の上側近傍に設けられたLCD12
の表示を時系列的に示す図であり、図13(B)から図
13(D)の順番で表示は変化する。なお、図13
(E)及び図13(F)は別の表示例を示す図である。
【0067】図13(B)の時点では、図12の押鍵指
示データは、5度音の範囲表示に関して、キーコード
『ファ(F4)』から『ド(C5)』までをバックライ
トによる白色で表示させ、現在押鍵すべき鍵に対応する
キーコード『ファ(F4)』の上側に黒塗り円を、次に
押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ソ(G4)』の上
側に白塗り円を表示させ、そして黒塗り円から白塗り円
に向かう形の矢印を表示させるように構成されている。
【0068】図13(C)の時点では、図12の押鍵指
示データは、5度音の範囲表示の他に、現在押鍵すべき
鍵に対応するキーコード『ソ(G4)』の上側に黒塗り
円を、次に押鍵すべき鍵に対応するキーコード『ラ(A
4)』の上側に白塗り円を表示させ、そして黒塗り円か
ら白塗り円に向かう形の矢印を表示させるように構成さ
れている。図13(D)の時点では、図12の押鍵指示
データは、5度音の範囲表示の他に、現在押鍵すべき鍵
に対応するキーコード『ラ(A4)』の上側に黒塗り円
を表示させるように構成されている。図13(E)は、
図13(C)の時点で、次に押鍵すべき鍵に対応する位
置が5度音の範囲表示外の場合の表示例を示す図であ
る。この場合には、黒色の背景色に対して白抜き円で表
示する。これによって、演奏者は次に押鍵すべき鍵が5
度音の範囲外であることを容易に理解することができ
る。
【0069】この実施例のように、親指を置くべき位置
から所定範囲(5度音の範囲)をバックライトで白色表
示することによって、演奏者は手指の配置すべき位置を
容易に理解することができる。また、手指の大きさや演
奏技術力などに個人差があっても、所定の指(この実施
例では親指)を鍵と対応付け、それを基準として一定範
囲を白色表示しているので、指を置く位置がだいたい分
かり、しかも紛らわしくない。さらに、種々の図記号を
自由に組み合わせて表示することができるので、他の表
示との共用ができるという利点がある。例えば、図13
(C)の表示を図13(F)のように現在押鍵すべき鍵
に対応する位置にその押鍵に対応した音符を表示し、次
に押鍵すべき鍵に対応する位置にその押鍵に対応した音
符を反転して表示し、押鍵の順番を矢印で表示する。こ
のような表示によって、演奏者は押鍵の位置や順番を理
解することができると共に押鍵のタイミングをも理解す
ることができるという効果がある。なお、この実施例で
も、所定範囲として親指を置くべき位置から5度音の範
囲をバックライトで白色表示する場合を例に説明した
が、これに限らず、中指を置くべき位置から両側に所定
範囲を表示してもよいし、オクターブ範囲、又は10c
mなどのようにその所定範囲を適宜変更できるようにし
てもよい。
【0070】上述の実施例では、鍵盤11の上側近傍に
表示部12を有する電子楽器を例に説明したが、表示部
を有しないピアノなどについて押鍵指示する場合につい
て説明する。図14はこの発明の他の一実施例に係る押
鍵指示機能付きピアノのハードウェア構成例を示すブロ
ック図である。ピアノなどは表示部を有していないの
で、ピアノプレーヤなどのような鍵駆動装置を利用して
押鍵指示する。この押鍵指示機能付きピアノは、ピアノ
プレーヤの鍵駆動装置19を利用して構成される。図1
4において図2と同じ構成のものには同一の符号が付し
てあるので、その説明は省略する。
【0071】図14の押鍵指示機能付きピアノが図2の
ものと異なる点は、表示回路6及び表示部12の代わり
に鍵駆動装置19で鍵盤12上の鍵を駆動することによ
って押鍵指示する点である。例えば、現在押鍵する鍵に
関しては深く鍵を下げ、手指を配置すべき位置の鍵に関
してはこれよりも浅く鍵を下げ、次に押鍵すべき鍵に関
しては所定振幅で上下に振動させるなどして押鍵指示す
る。
【0072】図16は、この押鍵指示機能付きピアノに
関する図6のステップ68のデータ処理の一例であるデ
ータ処理4の詳細を示す図である。このデータ処理4で
扱う押鍵指示データは、図15に示されるような鍵駆動
データ、鍵振動データ、鍵駆動解除データ及びデュレー
ションデータの組み合わせからなる。鍵駆動データは鍵
駆動コード、深さコード及びキーコードからなる。鍵振
動データは鍵振動コード及びキーコードからなる。鍵駆
動解除データは鍵駆動解除コードとキーコードからな
る。鍵駆動コードは次の深さコード及びキーコードが鍵
駆動に関するデータであることを示し、深さコードは鍵
の下げ幅を示し、キーコードはどの鍵を下げるかを示
す。鍵振動コードは次のキーコードが鍵振動の対象であ
ることを示す。鍵駆動解除コードは次のキーコードの鍵
の駆動を解除することを示す。このデータ処理4はつぎ
のようなステップで順番に実行される。
【0073】ステップ161:図6のステップ63で読
み出されたデータがキーオンデータかどうかの判定を行
い、キーオンデータ(YES)の場合はステップ162
に進み、それ以外のデータ(NO)の場合はステップ1
65に進む。 ステップ162:前ステップ161でキーオンデータだ
と判定されたので、それに対応した発音処理を行う。す
なわち、発音可能なチャンネルを割り当て、そのチャン
ネルでキーコードに対応した音高の発音を行う。
【0074】ステップ163:チャンネルレジスタCH
に割り当てられたチャンネル番号を格納する。 ステップ164:ゲートタイムレジスタGT(CH)に
キーオンデータ内のゲートタイムを格納する。
【0075】ステップ165:図6のステップ63で読
み出されたデータが鍵駆動データかどうかの判定を行
い、鍵駆動データ(YES)の場合はステップ166に
進み、そうでない(NO)場合は次のステップ167に
進む。 ステップ166:読み出されたデータが鍵駆動データだ
と判定されたので、キーコードに対応する鍵を深さコー
ドに対応する深さに下げる。
【0076】ステップ167:図6のステップ63で読
み出されたデータが鍵振動データかどうかの判定を行
い、鍵振動データ(YES)の場合はステップ168に
進み、そうでない(NO)場合は次のステップ169に
進む。 ステップ168:読み出されたデータが鍵振動データだ
と判定されたので、キーコードに対応する鍵を所定の振
幅で振動させる。
【0077】ステップ169:図6のステップ63で読
み出されたデータが鍵駆動解除データかどうかの判定を
行い、鍵駆動解除データ(YES)の場合はステップ1
6Aに進み、そうでない(NO)場合はリターンする。 ステップ16A:読み出されたデータが鍵駆動解除デー
タだと判定されたので、キーコードに対応する鍵の押鍵
駆動を解除させる。
【0078】なお、上述の実施例では、鍵盤の上側近傍
に表示部を有する電子楽器を例に説明したが、表示部を
有しない楽器に表示部だけを設けて、上述のような押鍵
指示を行うようにしてもよい。また、上述の実施例で
は、押鍵指示と実際の押鍵との間は無関係に進行する場
合について説明したが、押鍵指示された鍵が実際に押鍵
された場合に次の押鍵指示に進行するように、押鍵指示
と実際の押鍵との間で同期して動作するようにしてもよ
い。さらに、上述の実施例では、押鍵指示データと他の
演奏データとを別のトラックに記憶する場合について説
明したが、同じトラック上に記憶してもよい。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、演奏者は、鍵盤のど
の付近に手指を配置すればよいかを容易に理解すること
ができる。また、現在押鍵すべき鍵と同時に次に押鍵す
べき鍵を知ることができるので、演奏者はスムーズかつ
滑らかな演奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図7のデータ処理1によってLEDがどのよ
うに発光して押鍵の指示を行うのか、その概念を模式的
に示した図である。
【図2】 この発明の一実施例に係る押鍵指示機能付き
電子楽器のハードウェア構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】 図2の演奏情報メモリに記憶されている1ト
ラック分の押鍵指示データの構成例を示す図である。
【図4】 マイクロコンピュータが処理するメインルー
チンの一例を示す図である。
【図5】 1小節当たり96回の割り込みで実行される
割り込み処理を示す図である。
【図6】 図5のステップ52の再生処理の詳細を示す
図である。
【図7】 図6のステップ68のデータ処理の一例であ
るデータ処理1の詳細を示す図である。
【図8】 図6のステップ68のデータ処理の一例であ
るデータ処理2の詳細を示す図である。
【図9】 図2の演奏情報メモリに記憶されている1ト
ラック分の押鍵指示データの別の構成例を示す図であ
る。
【図10】 図8のデータ処理2によってLEDがどの
ように発光して押鍵指示を行うのか、その概念を模式的
に示す図である。
【図11】 図6のステップ68のデータ処理の一例で
あるデータ処理3の詳細を示す図である。
【図12】 図2の演奏情報メモリに記憶されている1
トラック分の押鍵指示データのさらに別の構成例を示す
図である。
【図13】 図11のデータ処理3によってLCDがど
のような図記号を表示して押鍵指示を行うのか、その概
念を模式的に示す図である。
【図14】 この発明の他の一実施例に係る押鍵指示機
能付きピアノのハードウェア構成例を示すブロック図で
ある。
【図15】 図14の演奏情報メモリに記憶されている
1トラック分の押鍵指示データの構成例を示す図であ
る。
【図16】 図14の押鍵指示機能付きピアノに関する
図6のステップ68のデータ処理の一例であるデータ処
理4の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…プログラムメモリ、3…ワーキングメ
モリ、4…演奏情報メモリ、5…押鍵検出回路、6…表
示回路、7…スイッチ検出回路、8…インターフェイ
ス、9…音源回路、11…鍵盤、12…表示部、13…
スイッチ群、14…ディスク、15…デジタル−アナロ
グ変換器、16…サウントシステム、17…タイマ、1
8…データ及びアドレスバス、19…鍵駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鍵を有する鍵盤と、 演奏情報を供給する演奏情報供給手段と、 前記鍵盤付近に配設され、前記演奏情報供給手段から供
    給される演奏情報に対応して、演奏者の指を配置すべき
    範囲付近の中央部分を明るく、これより両側に行くに従
    って暗くなるように表示する表示手段とを具備すること
    を特徴とする押鍵指示機能付き楽器。
  2. 【請求項2】 複数の鍵を有する鍵盤と、 演奏情報を供給する演奏情報供給手段と、 前記鍵盤付近に配設され、前記演奏情報供給手段から供
    給される演奏情報に対応して、演奏者の所定の指を配置
    すべき位置とその位置から予め決められた範囲を表示す
    る表示手段とを具備することを特徴とする押鍵指示機能
    付き楽器。
  3. 【請求項3】 複数の鍵を有する鍵盤と、 演奏情報を供給する演奏情報供給手段と、 前記鍵盤付近に配設され、それぞれの鍵に対して図記号
    を表示可能な1つの表示器と、 前記演奏情報供給手段から供給される演奏情報に対応し
    て、演奏者の指を配置すべき位置を前記図記号で指示す
    るように前記表示器を制御する表示制御手段とを具備す
    ることを特徴とする押鍵指示機能付き楽器。
  4. 【請求項4】 複数の鍵を有する鍵盤と、 前記複数の鍵を押し下げる駆動装置と、 演奏情報を供給する演奏情報供給手段と、 前記演奏情報供給手段から供給される演奏情報に対応し
    て、演奏者の指を配置すべき前記鍵盤の鍵を押し下げる
    ように前記駆動装置を制御する駆動制御手段とを具備す
    ることを特徴とする押鍵指示機能付き楽器。
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