JP2002049302A - 演奏練習装置 - Google Patents

演奏練習装置

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JP2002049302A
JP2002049302A JP2000236113A JP2000236113A JP2002049302A JP 2002049302 A JP2002049302 A JP 2002049302A JP 2000236113 A JP2000236113 A JP 2000236113A JP 2000236113 A JP2000236113 A JP 2000236113A JP 2002049302 A JP2002049302 A JP 2002049302A
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finger
operator
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JP2000236113A
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English (en)
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Yuji Fujiwara
祐二 藤原
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初心者の場合であっても、正しい指を使って
なめらかな演奏を行うように演奏支援することができる
演奏練習装置を提供する。 【解決手段】 演奏練習装置は、各鍵11a〜11eと
演奏者の指(右手の指)が1対1で対応しており、手の
図形12の各指部分に配設されたLED13a〜13e
により操作対象の鍵を通知する。このため、押鍵対象の
鍵をその鍵を操作する指を示して通知することとなり、
初心者の場合であっても、どの指を動かせばよいか迷う
ことなく、容易かつ素早く押鍵対象の鍵を押鍵すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤楽器等の演奏
練習に好適な演奏練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より鍵盤楽器の各鍵に対応して複数
の発光体を配設し、楽曲の進行に伴って変化する押鍵対
象の各鍵に対応する発光体を順次発光させることによ
り、押鍵対象の鍵を演奏者に通知して演奏支援を行う鍵
盤楽器が各種提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の演
奏支援機能を有する鍵盤楽器は、押鍵対象の鍵位置を通
知して演奏支援を行うものであったため、その鍵をどの
指で押鍵するかは示していなかった。しかし、特に演奏
の練習を始めたばかりの初心者は、押鍵対象の鍵位置が
わかった後、その鍵をどの指で押鍵すべきかを考えて演
奏を行うため、その分押鍵するタイミングが遅れ、この
演奏支援機能を使っても楽曲の速度に従ったなめらかな
演奏を行うことは困難な場合があった。また、上級者の
場合は、鍵位置が分かればその鍵を正しい指で押鍵する
ことができるが、初心者や中級者の場合は、鍵位置が分
かってもその鍵を間違った指で押鍵することがあり、間
違った指を使ったことも気づきにくいので、間違った指
を使いがちになってしまう問題があった。さらに、この
種の演奏支援機能を有する鍵盤楽器は、演奏者に対して
発光した発光体と鍵の相対位置から押鍵対象の鍵を通知
することとしているので、発光体を鍵のそばに配設しな
ければ押鍵対象の鍵がわかりにくかった。このため、演
奏者は、演奏支援機能を使うときは鍵盤方向を見ながら
演奏しなければならなかった。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、初心者の場合であっても、正しい指を使っ
てなめらかな演奏を行うように演奏支援することができ
る演奏練習装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、演奏練習装置において、
指で操作を行う複数の操作子と、前記複数の操作子のう
ち操作対象の操作子を、当該操作子を操作する指を示し
て通知する操作子通知手段と、前記操作対象の操作子と
して楽曲の演奏を行うための操作子を前記操作子通知手
段に順次通知させる通知制御手段とを備えることを特徴
としている。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の演奏練習装置において、前記操作子通知手段は、前記
複数の操作子のそれぞれに対応する複数の発光手段と、
前記複数の操作子のそれぞれを操作する指を特定する手
の一部または全体を模した図形とを有し、前記複数の発
光手段と操作する指を特定する前記図形とは、それぞれ
対応付けされて配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の演奏練習装
置において、前記図形は、平面図形、立体図形またはこ
れら図形の組み合わせのいずれかであることを特徴とし
ている。
【0006】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の演奏練習装置において、前記図形は、指名称
に対応する文字または予め定めた指番号を表す少なくと
も一種類以上の文字を含むことを特徴としている。請求
項5に記載の発明は、請求項1に記載の演奏練習装置に
おいて、前記操作子通知手段は、前記複数の操作子のそ
れぞれに対応する複数の発光手段と、前記複数の操作子
のそれぞれを操作する指をそれぞれ特定する文字とを有
し、前記複数の発光手段と操作する指を特定する前記文
字とは、それぞれ対応付けされて配置されていることを
特徴としている。請求項6に記載の発明は、請求項5に
記載の演奏練習装置において、前記文字は、指名称に対
応する文字または予め定めた指番号を表す少なくとも一
種類以上の文字を含むことを特徴としている。請求項7
に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の
演奏練習装置において、前記複数の操作子は、5n(n
は自然数)個の操作子であることを特徴としている。
【0007】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれかに記載の演奏練習装置において、前記通知
制御手段は、前記楽曲の演奏データと運指を指定するた
めの運指データとを含む楽曲データを入力し、前記楽曲
データ中の運指データで指定される指に対応する操作子
を前記操作対象の操作子として前記操作子通知手段に順
次通知させることを特徴としている。請求項9に記載の
発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の演奏練習
装置において、前記複数の操作子のうち操作された操作
子を検出する検出手段と、前記検出手段により検出され
た操作子と、前記操作子通知手段が通知した前記操作対
象の操作子とが所定の条件を満たすときには、前記楽曲
の演奏を行うための操作子に対応する楽音を出力する楽
音出力手段とをさらに有することを特徴としている。
【0008】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の演奏練習装置において、前記所定の条件は、前記検
出手段により検出された操作子と、前記操作子通知手段
が通知した前記操作対象の操作子とが一致することであ
ることを特徴としている。請求項11に記載の発明は、
請求項9または10に記載の演奏練習装置において、前
記所定の条件は、前記操作子通知手段が前回通知した前
記操作対象の操作子に対して、前記検出手段により今回
検出された操作子と、前記操作子通知手段が今回通知し
た前記操作対象の操作子とが、前記複数の操作子の配列
方向において同じ側にあることであることを特徴として
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
く、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】A.実施形態 A−1.実施形態の構成 本発明の実施形態に係る演奏練習装置1は、右手演奏装
置2と、左手演奏装置3とを備えて構成されている。こ
の演奏練習装置1において、右手演奏装置2と左手演奏
装置3とは同様の構成であり、説明が煩雑になるのを避
けるために、演奏練習装置1の構成は右手演奏装置2を
中心に説明する。
【0011】図1は、演奏練習装置1の右手演奏装置2
の外観を示す斜視図である。図示のように、右手演奏装
置2には、本体10の手前側(演奏者側)に鍵11a、
11b、11c、11dおよび11eが配設されると共
に、奥側(演奏者と反対側)に右手のイラスト図形12
が描かれている。ここで、この右手のイラスト図形12
は、親指が鍵11aに、人差し指が鍵11bに、中指が
鍵11cに、薬指が鍵11dに、小指が鍵11eにそれ
ぞれ対応するように描かれている。すなわち、この右手
演奏装置2は、各鍵11a〜11eと右手の各指とが1
対1で対応し、その対応関係が右手のイラスト図形12
によって視覚で認識できるようになされている。
【0012】さらに、右手演奏装置2においては、本体
10の右手のイラスト図形12の各指部分にそれぞれL
ED(発光手段)13a、13b、13c、13dおよ
び13eが配設されている。従って、この右手演奏装置
2においては、いずれかのLEDを発光させることによ
り、発光したLEDと右手のイラスト図形12の関係に
より操作対象の指を通知でき、発光したLEDと各鍵1
1a〜11eとの関係では操作対象の鍵を通知できるよ
うになされている。なお、左手演奏装置3の場合は、右
手のイラスト図形12に代えて左手のイラスト図形が描
かれている点を除いて同様の構成である。このように、
本実施形態に係る演奏練習装置1は、押鍵対象の鍵をそ
の鍵を操作する指を視覚的に特定して通知することがで
きるので、演奏者が押鍵対象の鍵をどの指で押鍵すべき
か迷うことがなくなる。従って、演奏の練習を始めたば
かりの初心者であっても、押鍵対象の鍵をLEDが点灯
した後、すぐに押鍵することができる。
【0013】次に、図2を参照して、本実施形態に係る
演奏練習装置1の制御システムについて説明する。同図
に示すように、この演奏練習装置1の制御システムは、
CPU101、ROM102、RAM103、外部記憶
装置104、操作部105、音源106、スピーカ10
7、LEDドライバ108、鍵駆動部109および押鍵
検出部110により構成されている。制御システムの各
部は、演奏練習装置1の右手演奏装置2や左手演奏装置
3に埋設された構成としてもよいし、右手演奏装置2や
左手演奏装置3とは別個の箱体内に設けられた構成とし
てもよい。
【0014】CPU101は、バス111を介して接続
された各部、すなわち、ROM102、RAM103、
外部記憶装置104、操作部105、音源106、LE
Dドライバ108、鍵駆動部109および押鍵検出部1
10との間で各種情報の授受を行うことにより、この演
奏練習装置1全体を制御する。ROM102は、CPU
101によって実行される各種制御プログラムを記憶し
ている。RAM103は、CPU101によって主記憶
として使用されるとともに、後述する楽曲データを記憶
する記憶エリアや、後述する各種フラグおよびレジスタ
がセットされる記憶エリアを有している。
【0015】外部記憶装置104は、楽曲データ等の楽
曲の演奏に関する情報を記憶した磁気記憶媒体やCD−
ROMなどの記憶媒体と、この記憶媒体から楽曲データ
などを読み取る読取装置とにより構成されている。この
外部記憶装置104の記憶媒体に記憶される楽曲データ
は、CPU101からの指示に応答して読み出され、R
AM103にロードされるようになっている。
【0016】ここで、楽曲1曲分の楽曲データは、図3
(a)、(b)に例示するように、右手によって演奏す
べきパート(以下、「右手パート」という)の演奏に関
する情報を含んだ右手用楽曲データと、左手によって演
奏すべきパート(以下、「左手パート」という)の演奏
に関する情報を含んだ左手用楽曲データとにより構成さ
れている。そして、右手用楽曲データおよび左手用楽曲
データは、演奏動作を指示するためのイベントデータ
(図3に示す「ステータス」)と、これらのイベントデ
ータ間の時間間隔を表す時間データ(図3に示す「Δ
t」)とを含んで構成されている。ここで、このイベン
トデータには、ノートオン(note on)イベント、ノー
トオフ(note off)イベントおよびキープレッシャー
(key pressure)イベントの3種類がある。
【0017】ノートオンイベントは、楽音の発生を指示
するためのイベントデータであり、図3(a)、(b)
に示すように、発生する楽音を指定するためのノートナ
ンバと、該楽音の強さを指定するためのベロシティとを
含んでいる。なお、従来の鍵盤楽器においてはノートナ
ンバと鍵とが1対1に対応していたが、本実施形態にお
いてはノートナンバと鍵とが1対1に対応していない。
すなわち、いずれか1の鍵が押鍵されると、通常の鍵盤
楽器において出力可能な楽音(例えば88種類の楽音)
のうちのいずれかの楽音が出力されるようになってい
る。
【0018】ノートオフイベントは、ノートオンイベン
トによって発生した楽音の消音を指示するためのイベン
トデータであり、消音すべき楽音を指示するためのノー
トナンバと、ベロシティとを含んでいる。ただし、ノー
トオフイベントデータは楽音の消音を指示するためのデ
ータであるから、ベロシティはデフォルト値である「6
4」となっている。なお、以下の説明においては、ノー
トオンイベントおよびノートオフイベントを総称して
「演奏イベント」という。
【0019】キープレッシャーイベントは、押鍵を行う
べき指を指定するための運指データ(図3に示す「運
指」)を含んでいる。ここで、各運指データは「1」か
ら「5」までのいずれかの番号(指番号)を含んでお
り、この指番号により操作対象の指を特定するようにな
っている。すなわち、親指は「1」、人差し指は
「2」、…、といった具合である。なお、本実施形態に
おいては、演奏者の各指と各鍵とが1対1で対応してい
るから、上記運指データは、押鍵すべき鍵を指定するこ
とにもなる。そして、本実施形態においては、キープレ
ッシャーイベント中の運指データによって指定された指
に対応して設けられたLEDが点灯し、これにより、演
奏者に対して、押鍵すべき鍵(=押鍵を行うべき指)を
報知するようになっている。
【0020】なお、本実施形態においては、キープレッ
シャーイベントを読み出すタイミングが、該キープレッ
シャーイベントに対応する楽音の発生を指示するための
ノートオンイベントを読み出すタイミングよりも所定時
間(図3(a)および(b)に示す例においては
「6」)だけ早くなるように楽曲データ中の時間データ
が設定されている。すなわち、実際に押鍵して楽音を出
力すべきタイミングよりも所定時間だけ早いタイミング
でLEDを予告点灯させるようになっている。
【0021】CPU101は、楽曲データ中の時間デー
タによって指定されるタイミング、またはいずれかの鍵
が押鍵されたタイミングでこれらのイベントデータを読
み出し、演奏イベントは音源106または鍵駆動部10
9に、キープレッシャーイベントはLEDドライバ10
8または鍵駆動部109に、といった具合に、各イベン
トデータの種類に応じた宛先に送信する。以上が本実施
形態において用いられる楽曲データの構成である。
【0022】次に、図2において、操作部105は、演
奏者が演奏動作の開始を指示するためのスタートスイッ
チ、演奏動作の終了を指示するためのストップスイッ
チ、および後述する各種演奏モードを選択するためのモ
ード選択キー等の他、各種スイッチおよび操作子等を備
えており、ユーザによる操作に対応した信号をCPU1
01に対して送信する。
【0023】音源106は、CPU101によって供給
される演奏イベントに従って楽音信号の生成等を行う手
段である。具体的には、CPU101によってノートオ
ンイベントを供給された場合には、該ノートオンイベン
トに含まれるノートナンバおよびベロシティに対応した
楽音信号を生成して出力する。一方、CPU101によ
ってノートオフイベントを供給された場合、音源106
は、該ノートオフイベントに含まれるノートナンバによ
って指定される楽音の生成を停止する。なお、本実施形
態における音源106は、CPU101によって指示さ
れる複数の打楽器音を出力できるようになっている(後
述する打楽器モード)。この音源106から出力された
信号は、図示しないアンプによって増幅され、スピーカ
107から出力される。なお、スピーカ107の代わり
にヘッドフォンを設けた構成としてもよい。
【0024】LEDドライバ108は、右手演奏装置2
および左手演奏装置3に配設されたLEDのいずれかを
点灯させる手段である。すなわち、LEDドライバ10
8は、CPU101によってキープレッシャーイベント
が供給されると、複数のLEDのうち、該キープレッシ
ャーイベント中の運指データによって指定される鍵に対
応したLEDを点灯させるようになっている。この場
合、右手演奏装置2および左手演奏装置3では、演奏者
に対して、点灯したLEDと鍵との関係では押鍵対象の
鍵を通知すると共に、点灯したLEDと右手のイラスト
図形12または左手のイラスト図形との関係では操作対
象の指を通知するようになされている。このように、L
EDドライバ108、複数のLEDおよびイラスト図形
12により、特許請求の範囲における「操作子通知手
段」が構成され、CPU101、ROM102、RAM
103、外部記憶装置104および操作部105によ
り、特許請求の範囲における「通知制御手段」が構成さ
れている。
【0025】鍵駆動部109は、演奏モードが後述する
鍵駆動モードに設定されている場合に、CPU101に
よって供給されるキープレッシャーイベント中の運指デ
ータによって指定される鍵を公知の手法によって駆動す
るための手段である。すなわち、鍵駆動部109は、C
PU101によって指定された鍵を押鍵された状態に駆
動したり、または押鍵された鍵を解放された状態に駆動
したりすることができるようになっている。押鍵検出部
110は、演奏者によっていずれかの鍵が押鍵される
と、その旨および押鍵または解放された鍵を表す信号を
CPU101に対して出力する。以上が本実施形態であ
る演奏練習装置の構成である。
【0026】A−2.演奏モード 次に、本実施形態において演奏時に選択可能な演奏モー
ドについて説明する。本実施形態においては、楽曲の自
動演奏を行う自動演奏モードと、演奏者が楽曲の練習を
行うための練習モードとが用意されており、演奏者は、
操作部105のモード選択キーを操作することによりこ
れらの各モードを選択的に切り換えることができるよう
になっている。さらに、本実施形態においては、左手パ
ートと右手パートとについて、それぞれ別個のモードを
設定することができるようになっている。例えば、左手
パートについては自動演奏モードによって自動演奏を行
うとともに、右手パートについては練習モードによって
演奏練習を行う、といった具合である。
【0027】また、本実施形態においては、上述した練
習モードとして、a.運指一致モード、b.運指方向一
致モード、c.エニーキーモード、d.鍵駆動モード、
およびe.打楽器モードの5つのモードのうちのいずれ
かのモードを選択できるようになっている。以下、各モ
ードについて説明する。
【0028】a.運指一致モード この運指一致モードにおいては、キープレッシャーイベ
ント中の運指データによって指定される鍵と、実際に演
奏者によって押鍵された鍵とが完全に一致した場合にの
み楽音が出力される。すなわち、楽曲データによって指
定される運指と、演奏者による実際の運指とが一致した
場合にのみ楽音が出力される。
【0029】b.運指方向一致モード この運指方向一致モードにおいては、運指データによっ
て前回指定された鍵(以下、「前回の鍵」という)に対
して、運指データによって今回指定された鍵と、実際に
演奏者によって押鍵された鍵とが、鍵が配列された方向
(図1中のx軸方向)において同じ方向(x軸の正の方
向または負の方向)にある場合に楽音が出力されるよう
になっている。例えば、前回の鍵が鍵12cであり、今
回押下すべき鍵が鍵12aである場合、今回押鍵すべき
鍵12aは、前回の鍵12cに対してx軸の負の方向に
位置する。従って、該前回の鍵12cに対してx軸の負
の方向に位置する鍵が押鍵された場合、つまり、鍵12
aまたは鍵12bが押鍵された場合には、楽曲中の該時
点における楽音が出力される。
【0030】この運指方向一致モードについて別の表現
をすれば、前回押鍵を行うべきであった指に対して、運
指データによって今回指定された指と、実際に押鍵を行
った指とが、手のなかにおいて同じ側にある場合に楽音
が出力される、ということもできる。すなわち、上述の
例において、前回押鍵を行うべきであった指は右手の中
指であり、今回押鍵を行うべき指は右手の親指である。
ここで、右手の甲側から見た場合、親指は、中指に対し
て左側に位置する。従って、中指に対して左側(親指
側)にある指、つまり親指または人差し指によって押鍵
が行われた場合には、楽曲中の該時点における楽音が出
力される。
【0031】c.エニーキーモード このエニーキーモードにおいては、いずれの鍵が押鍵さ
れた場合であっても、すなわち、いずれの指で押鍵が行
われた場合であっても楽音が出力されるようになってい
る。
【0032】d.鍵駆動モード この鍵駆動モードにおいては、キープレッシャーイベン
ト中の運指データによって指定される鍵が、押鍵または
解放された状態に自動的に駆動されるとともに、このモ
ードに設定されたパートについて自動演奏が行われるよ
うになっている。すなわち、楽曲演奏の進行に伴って鍵
の駆動が行われる点で、上記自動演奏モードとは異な
る。演奏者は、この鍵駆動を見て運指を覚えたり、各鍵
に対応した位置に各指を配置し、鍵の駆動に合わせて指
を動かす、といった練習を行うことができる。なお、以
下では、この鍵駆動モードにおける演奏、すなわち、自
動演奏とともに鍵駆動が行われる演奏を、「模範演奏」
という。
【0033】e.打楽器モード 本実施形態に係る演奏練習装置においては、操作部10
5に対して所定の操作を行うことにより、各鍵に対し
て、打楽器音を割り当てることができるようになってい
る。すなわち、例えば、右手の親指に対応する鍵には大
太鼓の音を割り当て、人差し指にはシンバルの音を割り
当て、……、といった具合である。そして、演奏モード
が打楽器モードに設定されている場合には、楽曲の進行
の如何に関わらず、いずれかの鍵が押鍵されると、該鍵
に割り当てられた打楽器音が出力されるようになってい
る。なお、この打楽器モードにおいては、押鍵すべき鍵
(=押鍵を行うべき指)を演奏者に対して指示する必要
はないから、LEDの点灯は行われない。以上が本実施
形態における演奏モードである。
【0034】このようにして、本実施形態に係る演奏練
習装置においては、LEDの点灯によって指示された鍵
(すなわち、押鍵を行うべき指)と、実際に演奏者が押
鍵した鍵(すなわち、実際に押鍵を行った指)とが各演
奏モードで異なる所定の条件を満たす場合に、楽曲中の
何等かの楽音を出力して演奏支援を行うようになされて
いる。すなわち、CPU101、音源106、スピーカ
107および鍵駆動部109により、特許請求の範囲に
おける「楽音出力手段」が構成されている。
【0035】A−3:フラグおよびレジスタ 次に、RAM103にセットされる各種フラグおよびレ
ジスタについて説明する。RAM103には、スタート
フラグSF、パートフラグPFおよび練習モードフラグ
PM(R)ならびに(L)と、レジスタAD(R)およ
びAD(L)、DU(R)およびDU(L)、ADG
(R)およびADG(L)ならびにDUG(R)および
DUG(L)とが、それぞれ設定されるようになってい
る。なお、これらのフラグまたはレジスタについて、
「(R)」が付されているものは右手パートについての
レジスタまたはフラグを、「(L)」が付されているも
のは左手パートについてのレジスタまたはフラグを、そ
れぞれ表す。
【0036】まず、スタートフラグSFは、演奏動作を
行うか否かを表すフラグであり、後述するスタート/ス
トップ処理において、操作部105のスタートスイッチ
が押鍵された場合には“1”が、ストップスイッチが押
鍵された場合には“0”が、それぞれセットされる。
【0037】パートフラグPFは、右手パートおよび左
手パートが、それぞれ練習モードおよび自動演奏モード
のうちのいずれに設定されているのかを示すフラグであ
る。具体的には、右手パートが練習モード、左手パート
が自動演奏モードに設定されている場合にはパートフラ
グPFに“0”がセットされ、左手パートが練習モー
ド、右手パートが自動演奏モードに設定されている場合
にはパートフラグPFに“1”がセットされ、右手パー
ト、左手パートともに練習モードに設定されている場合
にはパートフラグPFに“2”がセットされるようにな
っている。
【0038】練習モードフラグPM(R)およびPM
(L)は、それぞれ、右手パートまたは左手パートのい
ずれかまたは両方が練習パートに設定されている場合
に、上述した各モードのうちのいずれのモードが練習モ
ードとして選択されているのかを示すフラグである。具
体的には、運指一致モードに設定されている場合には、
練習モードフラグPM(RまたはL)に“0”がセット
され、運指方向一致モードに設定されている場合には練
習モードフラグPM(RまたはL)に“1”がセットさ
れ、エニーキーモードに設定されている場合には練習モ
ードフラグPM(RまたはL)に“2”がセットされ、
鍵駆動モードに設定されている場合には練習モードフラ
グPM(RまたはL)に“3”がセットされ、打楽器モ
ードに設定されている場合には練習モードフラグPM
(RまたはL)に“4”がセットされるようになってい
る。
【0039】次に、上述した各種レジスタについて説明
する。これらのレジスタは、経過時間を計時するために
用いられるレジスタDU(R)およびDU(L)、なら
びにDUG(R)およびDUG(L)と、RAM103
内のアドレスを記憶するために用いられるレジスタAD
(R)およびAD(L)、ならびにADG(R)および
ADG(L)とに分けることができる。
【0040】レジスタDU(R)には、右手用楽曲デー
タ中の各演奏イベント間の時間間隔がセットされる。す
なわち、図3(a)の例においては、楽曲の演奏開始直
後には、楽曲データの最初から最初の演奏イベントまで
の時間間隔「10(4+6)」がセットされ、以後、順
次「12」、「14(8+6)」、…、といった具合に
各値がセットされる。同様に、レジスタDU(L)に
は、左手用楽曲データ中の各演奏イベント間の時間間隔
(図3(b)の例においては「18(12+6)」、
「32」、「8(2+6)」、…)がセットされる。
【0041】また、レジスタDUG(R)には、右手用
楽曲データ中の各キープレッシャーイベント間の時間間
隔がセットされる。すなわち、図3(a)の例において
は、楽曲の演奏開始直後には、楽曲データの最初から最
初のキープレッシャーイベントまでの時間間隔「4」が
セットされ、以後、「26(6+12+8)」、…、と
いった具合に各値がセットされる。また、レジスタDU
G(L)には、左手用楽曲データ中の各キープレッシャ
ーイベント間の時間間隔(図3(b)の例においては
「12」、「40(6+32+2)」、…)がセットさ
れる。
【0042】レジスタAD(R)には、右手用楽曲デー
タ中の各演奏イベントが格納されたRAM103内のア
ドレスが、上記レジスタDU(R)にセットされた時間
によって指定されるタイミングで順次セットされる。す
なわち、図3(a)の例においては、アドレス「R
4」、「R6」、「R10」、…、といった具合に順次
セットされる。同様に、レジスタAD(L)には、左手
用楽曲データ中の次の演奏イベントが格納されたRAM
103内のアドレス(「L4」、「L6」、「L10」
…)が順次セットされる。
【0043】また、ADG(R)には、右手用楽曲デー
タ中の各キープレッシャーイベントが格納されたRAM
103内のアドレスが順次セットされる。すなわち、図
3(a)の例においては、「R2」、「R8」、…、と
いった具合に順次セットされる。同様に、レジスタAD
G(L)には、左手用楽曲データ中の次のキープレッシ
ャーイベントが格納されたRAM103内のアドレス
(「L2」、「L8」、…)が順次セットされる。以上
が本実施形態において用いられるフラグおよびレジスタ
である。
【0044】A−4.実施形態の動作 次に、本実施形態の動作について説明する。まず、図4
に示すフローチャートを参照して、本実施形態において
実行される処理のメインルーチンについて説明する。な
お、以下に説明する各処理は、CPU101がROM1
02内に格納された各種プログラムに従って実行するよ
うになっている。
【0045】まず、該演奏練習装置1の電源が投入され
ると、CPU101は初期設定処理を行う(ステップS
10)。この初期設定処理において、CPU101は、
上述した各種レジスタおよびフラグ等の初期化を行う。
この初期化処理が終了すると、CPU101は、図5に
示すスタート/ストップ処理を行う(ステップS2
0)。このスタート/ストップ処理においては、操作部
105のスタートスイッチまたはストップスイッチが押
下された場合に、上記各レジスタのセット等の処理が行
われる(詳細は後述)。
【0046】このスタート/ストップ処理が終了する
と、CPU101は、図6に示す鍵盤処理を行う(ステ
ップS30)。この鍵盤処理においては、いずれかの鍵
が押鍵または解放された場合に、設定された演奏モード
に応じた発音処理(図7(a)〜(e))または消音の
ための処理が行われる(詳細は後述)。この鍵盤処理が
終了すると、CPU101は、パネル処理を行う(ステ
ップS40)。このパネル処理においては、操作部10
5における各種スイッチの状態を検出するとともに、各
スイッチの状態に対応して上述した各種フラグのセット
を行う。パネル処理が終了すると、CPU101はその
他の処理(ステップS50)を行った後、再び鍵盤処理
を行う。以後、CPU101は、上述した鍵盤処理から
その他の処理に至るまでの処理(ステップS20〜S5
0)を、演奏練習装置1の電源が切断されるまで繰り返
す。
【0047】さらに、CPU101は、上述したメイン
ルーチンの他、一定時間間隔毎に、図8に示す割込処理
を行う。この割込処理においては、自動演奏モードに設
定されているパートの自動演奏処理や、LED点灯のた
めの処理等が行われる。
【0048】ここで、図5に示すフローチャートを参照
して、上述したスタート/ストップ処理について詳述す
る。スタート/ストップ処理を開始すると、CPU10
1は、操作部105のスタートスイッチがオンされたか
否かの判断を行う(ステップS201)。この判断の結
果、スタートスイッチがオンされたと判断した場合に
は、CPU101は、スタートフラグSFに“1”をセ
ットするとともに(ステップS202)、データセット
処理を行う(ステップS203)。
【0049】このデータセット処理において、CPU1
01は、まず外部記憶装置104内の読出装置に対して
楽曲データの読み出しを指示する。そして、CPU10
1は、この指示に応答して読み出された楽曲データをR
AM103内の所定の記憶エリアに書き込む。さらに、
CPU101は、レジスタDU(RおよびL)に、楽曲
データ中の最初のノートオンイベントを読み出すまでの
時間を、レジスタDUG(RまたはL)に、楽曲データ
中の最初のキープレッシャーイベントを読み出すまでの
時間をそれぞれセットする。図3(a)および(b)に
示す例において、各レジスタにセットされる具体的な値
は、DU(R)=10、DU(L)=18、DUG
(R)=4、DUG(L)=12、となる。
【0050】このようなデータセット処理が終了した場
合、または、上述した判断(ステップS201)の結
果、スタートスイッチがオンされていないと判断した場
合、CPU101は、操作部105のストップスイッチ
がオンされたか否かを判断する(ステップS204)。
ここで、ストップスイッチがオンされたと判断した場
合、CPU101は、スタートフラグSFに“0”をセ
ットして(ステップS205)、該スタート/ステップ
処理を終了する。これに対し、上述した判断の結果、ス
トップスイッチがオンされていないと判断した場合に
は、スタートフラグSFの値を変更する必要がないの
で、そのままスタート/ストップ処理を終了する。
【0051】次に、図6ないし図8に示すフローチャー
トを参照して、上述した割込処理および鍵盤処理等にお
いて行われる詳細な処理について説明する。なお、以下
の説明においては、左手パートが自動演奏パートに、右
手パートが練習モードに設定されている場合を例に説明
を進める。また、以下では、右手パートが、(1)運指
一致モード、(2)運指方向一致モード、(3)エニー
キーモード、(4)鍵駆動モード、および(5)打楽器
モード、の各モードに設定されている場合に分けて説明
を進める。
【0052】(1)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートが運指一致モードに設定されている場合(パー
トフラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=0) 上述したように、CPU101は、一定時間間隔(例え
ば、演奏者が操作部105を操作することによって設定
されたテンポに応じた時間間隔)毎に割込処理を行う。
図8は、この割込処理を示すフローチャートである。
【0053】割込処理を開始すると、CPU101は、
まず、スタートフラグSFが“1”であるか否かを判断
する(ステップS101)。上述したように、スタート
フラグSFは、演奏動作の開始指示が与えられた場合に
“1”がセットされるようになっている。従って、この
判断の結果、スタートフラグSFが“1”でないと判断
した場合、すなわち、演奏動作が開始されていない場合
には、以下の処理を行う必要がないから、直ちに割込処
理を終了する。
【0054】これに対し、スタートフラグSFが“1”
であると判断した場合には、演奏動作の開始が指示され
ていることを意味している。この場合、CPU101
は、レジスタDU(L)、DU(R)、DUG(L)お
よびDUG(R)にセットされた値を、それぞれ「1」
ずつデクリメントする(ステップS102)。
【0055】次にCPU1は、パートフラグPFが
“0”、“1”および“2”のうちのいずれの値である
かを判断する(ステップS103)。すなわち、右手パ
ートおよび左手パートが、それぞれ練習モードおよび自
動演奏モードのいずれに設定されているのかを判断す
る。
【0056】いま、パートフラグPFには“0”がセッ
トされている。この場合、CPU101は、ステップS
104〜S114までの処理、すなわち、処理a.左手
パートの自動演奏処理、処理b.右手パートのLED点
灯処理、ならびに処理c.右手パートに関するレジスタ
のセット等、を行う。以下、これらの各処理について説
明する。
【0057】処理a.左手パートの自動演奏処理 左手パートの自動演奏処理においては、レジスタDU
(L)にセットされた時間が「0」となったタイミング
で左手用楽曲データ中の演奏イベントをRAM103か
ら読み出して音源106に出力する、といった自動演奏
のための処理が行われる。具体的には、以下の通りであ
る。
【0058】CPU101は、まず、上述したレジスタ
DU(L)のデクリメント(ステップS102)の結
果、該レジスタDU(L)の値が「0」となったか否か
を判断する(ステップS104)。上述したように、こ
のレジスタDU(L)には、左手用楽曲データ中の演奏
イベント間の時間がセットされる。従って、上記判断に
おいてレジスタDU(L)の値が「0」でないと判断し
た場合には、まだ左手用楽曲データ中の演奏イベントを
読み出すタイミングではないことを意味しているから、
以下の処理(ステップS105およびS106)は行わ
れない。これに対し、レジスタDU(L)の値が「0」
であると判断した場合には、左手用楽曲データ中の演奏
イベントを読み出すタイミングが到来したことを意味し
ているから、左手パートの演奏に関する処理を行う。す
なわち、CPU101は、該時点においてレジスタAD
(L)にセットされたアドレスに格納された演奏イベン
トの次の演奏イベントが格納されたアドレスをレジスタ
AD(L)にセットする。ただし、楽曲演奏開始後、最
初にレジスタDU(L)の値が「0」となった際には、
左手用楽曲データ中の最初の演奏イベントが格納された
アドレスをレジスタAD(L)にセットする。また、C
PU101は、次の演奏イベントを読み出すまでの時間
を、レジスタDU(L)にセットする(ステップS10
5)。
【0059】次に、CPU101は、上記ステップS1
05において新たにレジスタAD(L)セットされたア
ドレスに格納された演奏イベントをRAM103から読
み出し、音源106に出力する(ステップS106)。
一方、CPU101から演奏イベントを供給された音源
106は、該演奏イベントに従って楽音信号の生成およ
び出力または楽音信号の出力の停止等の動作を行う。こ
のようにして、左手パートの自動演奏が順次進行され
る。
【0060】処理b.LED点灯処理(ステップS10
7〜S110) 上述した処理aが終了すると、CPU101は、右手パ
ートのLED点灯処理を開始する。このLED点灯処理
においては、レジスタDUG(R)にセットされた時間
が「0」となった場合に、キープレッシャーイベントに
含まれる運指データによって指定される鍵に対応したL
ED15を点灯させるための処理が行われる。
【0061】この処理bが開始されると、CPU101
は、上述したデクリメント(ステップS102)の結
果、該レジスタDUG(R)の値が「0」となったか否
かを判断する(ステップS107)。上述したように、
レジスタDUG(R)には、右手用楽曲データ中の各キ
ープレッシャーイベント間の時間がセットされる。従っ
て、この判断の結果、レジスタDUG(R)の値が
「0」でないと判断した場合には、まだLEDの点灯タ
イミングではないことを意味しているから、直ちに処理
bを終了し、後述する処理cに移行する。これに対し、
レジスタDUG(R)の値が「0」であると判断した場
合には、いずれかのLED15の点灯タイミングが到来
したことを意味しているから、CPU101は、ステッ
プS108に示す処理を行う。
【0062】すなわち、CPU101は、キープレッシ
ャーイベントが格納されたアドレスを、レジスタADG
(R)にセットする。具体的には、該時点においてレジ
スタADG(R)にセットされたアドレスに格納された
キープレッシャーイベントの次のキープレッシャーイベ
ントが格納されたアドレスを、レジスタADG(R)に
セットする。ただし、楽曲演奏開始後、最初にレジスタ
DUG(R)の値が「0」となった際には、最初のキー
プレッシャーイベントが格納されたアドレスをレジスタ
ADG(R)にセットする。さらに、CPU101は、
新たにレジスタADG(R)にセットされたアドレスに
格納されたキープレッシャーイベントの次のイベントを
読み出すまでの時間を、レジスタDUG(R)にセット
する(ステップS108)。
【0063】次に、CPU101は、練習モードフラグ
PM(R)が“4”であるか否かを判断する(ステップ
S109)。ここで、練習モードフラグPM(R)は
“0”にセットされている。従って、CPU101は、
上記ステップS108においてレジスタADG(R)に
新たにセットされたアドレスに格納されたキープレッシ
ャーイベントをRAM103から読み出してLEDドラ
イバ108に出力する(ステップS110)。これによ
り、処理bが終了する。
【0064】ここで、LEDドライバ108は、右手運
指表示部14に含まれるLEDのうち、CPU101か
ら受け取ったキープレッシャーイベントに含まれる運指
データによって指定される鍵に対応したLEDを点灯さ
せる。さらにLEDドライバ108は、該LEDを点灯
させてから一定時間が経過すると、点灯したLEDを消
灯させる。このような処理が行われることにより、打楽
器モード以外の演奏モードにおいて、楽曲データ中のキ
ープレッシャーイベントによって指定される鍵(すなわ
ち、押鍵を行うべき指)が、演奏者に対して報知される
こととなる。なお、LEDを消灯させるタイミングは、
点灯時から一定時間経過後に限らず、例えば、次のキー
プレッシャーイベントを受け取ったタイミングで消灯さ
せる構成としてもよいし、あるいは、楽曲データ中のノ
ートオフイベントを受け取ったタイミングで消灯させる
構成としてもよい。
【0065】処理c.右手パートについてのレジスタの
セット等(ステップS111〜S114) 上述した処理bが終了すると、CPU101は、レジス
タDU(R)にセットされた時間が「0」となったタイ
ミングで右手パートについてのレジスタのセットを行
う。詳述すると、以下の通りである。
【0066】まず、CPU101は、上述したレジスタ
DU(R)のデクリメント(ステップS102)の結
果、該レジスタDU(R)の値が「0」となったか否か
を判断する(ステップS111)。上述したように、こ
のレジスタDU(R)には、右手用楽曲データ中の各演
奏イベント間の時間がセットされる。従って、上記判断
の結果、レジスタDU(R)の値が「0」でないと判断
した場合には、まだ、右手パートのレジスタのセットお
よび模範演奏のための処理のタイミングが到来していな
いことを意味しているから、以下の処理(ステップS1
12〜S114)を行うことなく処理cを終了するとと
もに、割込処理を終了する。
【0067】これに対し、レジスタDU(R)の値が
「0」であると判断した場合には、右手パートの演奏に
関するレジスタのセットを行うタイミングが到来したこ
とを意味している。この場合、CPU101は、該時点
においてレジスタAD(R)にセットされたアドレスに
格納された演奏イベントの次の演奏イベントが格納され
たアドレスを、レジスタAD(R)にセットする。ただ
し、楽曲演奏開始後、最初にレジスタDUG(R)の値
が「0」となった場合には、最初の演奏イベントが格納
されたアドレスをレジスタAD(R)にセットする。さ
らに、CPU101は、新たにレジスタAD(R)にセ
ットされたアドレスに格納された演奏イベントを読み出
すまでの時間を、レジスタDU(R)にセットする(ス
テップS112)。
【0068】次に、CPU101は、練習モードフラグ
PM(R)に“3”がセットされているか否かを判断す
る(ステップS113)。ここで、上述したように、右
手パートは運指一致モードに設定されている(PM
(R)=0)から、CPU101は、ステップS114
の処理(詳細は後述)を行うことなく処理cを終了する
とともに、割込処理を終了する。
【0069】次に、図6及び図7に示すフローチャート
を参照して、上述したメインルーチンにおいて実行され
る鍵盤処理について説明する。この鍵盤処理が開始され
ると、CPU101は、まず、前回の鍵盤処理において
解放されていた鍵のうちのいずれかの鍵が押鍵されたか
否かを判断する(ステップS301)。この判断は、押
鍵検出部110から送信される信号に基づいて行われ
る。この判断の結果、押鍵されていないと判断した場
合、楽音発生のための処理(ステップS303〜S30
9)を行う必要はないから、CPU101は、楽音の消
音のための処理(ステップS310〜312)に進む。
【0070】これに対し、前回の鍵盤処理において解放
されていた鍵のうちのいずれかが押鍵されたと判断した
場合、CPU101は、パートフラグPFの値が
“0”、“1”および“2”のうちのいずれであるかを
判断する(ステップS302)。いま、パートフラグP
Fは“0”に設定されているから、CPU101は、次
に、押鍵された鍵が右手演奏部12に含まれる鍵である
か否かを判断する(ステップS303)。この判断は、
押鍵検出部110によって出力される信号に基づいて行
われる。ここで、左手パートは自動演奏モードに設定さ
れているから、上述した判断の結果、操作された鍵が右
手演奏部12ではない場合、すなわち、左手演奏部11
である場合には発音処理を行う必要はない。従って、楽
音の消音のための処理(ステップS310)に進む。
【0071】これに対し、押鍵された鍵が右手演奏部1
2に含まれる鍵である場合、CPU101は、現在設定
されている右手パートの演奏モード、すなわち、運指一
致モードに対応した発音処理を行う(ステップS30
4)。
【0072】図7(a)は、右手パートの演奏モードが
運指一致モードに設定されている場合に、前掲図6のフ
ローチャート中のステップS304において行われる発
音処理を示すフローチャートである。図7(a)に示す
ように、この発音処理において、CPU101は、ま
ず、スタートフラグSFに“1”がセットされているか
否かを判断する(ステップSa10)。この結果、スタ
ートフラグSFに“1”がセットされていない場合に
は、演奏動作が開始されていないことを意味しており、
発音処理等を行う必要はないから、何ら処理を行うこと
なく鍵盤処理に戻る。
【0073】これに対し、スタートフラグSFが“1”
である場合、すなわち、演奏動作が開始されている場合
には、CPU101は、該時点においてレジスタADG
(R)にセットされているアドレスに格納されたキープ
レッシャーイベント内の運指データによって指定される
鍵と、演奏者によって押鍵された鍵(押鍵検出部110
から送信された信号によって判別)とが一致しているか
否かを判断する(ステップSa11)。この結果、運指
データによって指定された鍵と、押鍵された鍵とが一致
していない場合には、発音処理を行うことなく鍵盤処理
に戻る。
【0074】これに対し、運指データによって指定され
た鍵と、押鍵された鍵とが一致していると判断した場
合、CPU101は、該時点においてレジスタAD
(R)にセットされたアドレスに格納された演奏イベン
トをRAM103から読み出して音源106に出力(ス
テップSa12)した後、鍵盤処理に戻る。
【0075】演奏イベントを受け取った音源106は、
該演奏イベントに従って楽音信号を生成し、スピーカ1
07に出力する。このように、練習モードが運指一致モ
ードに設定されている場合には、運指データによって指
定された鍵と、演奏者によって押鍵された鍵とが一致し
た場合にのみ楽音が発生し、運指データによって指定さ
れた鍵と、演奏者によって押鍵された鍵とが一致しない
場合には楽音を発生しないようになっている。なお、運
指データによって指定された鍵と、演奏者によって押鍵
された鍵とが一致しない場合には、楽音を発生しないの
ではなく、アラーム等を出力し、これにより、演奏者に
対して押鍵された鍵が誤った鍵であることを報知するよ
うにしてもよい。
【0076】なお、上述したように、楽曲データ中のキ
ープレッシャーイベントを読み出すタイミングは、演奏
イベントを読み出すタイミングよりも所定時間(図3に
例示する楽曲データにおいては「6」)だけ早くなるよ
うに、楽曲データ中の時間データが設定されている。こ
こで、キープレッシャーイベントがレジスタADG(R
またはL)にセットされてから、演奏イベントがレジス
タAD(RまたはL)にセットされるまでの間に、演奏
者によっていずれかの鍵が押鍵された場合には、該押鍵
が行われたタイミングで次の演奏イベントをレジスタA
D(RまたはL)にセットし、該演奏イベントに対応し
た楽音を出力する構成としてもよいし、何ら楽音を出力
しないようにしてもよい。また、図8中のステップS1
08において、新たなデータをレジスタADG(R)お
よびDUG(R)にセットする直前に、レジスタADG
(R)にセットされているアドレスに記憶されたキープ
レッシャーイベントを読み出してRAM103内の所定
領域に記憶しておき、この記憶されたデータを用いて、
図7(a)中のステップSa11、および後述する図7
(b)中のステップSb11における判断を行うように
してもよい。すなわち、図7(a)中のステップSa1
1および図7(b)中のステップSb11において、押
鍵が行われた鍵と、RAM103内の所定領域に記憶さ
れたキープレッシャーイベントによって指定される指に
対応した鍵とを比較するようにしてもよい。
【0077】さて、以上示した発音処理が行われた後、
CPU101は、以下に示す消音処理(ステップS31
0〜S312)を行う。
【0078】この消音処理において、CPU101は、
まず、押鍵された鍵のパート(右手パートまたは左手パ
ート)の練習モードフラグPM(RまたはL)が、
“3”であるか否かを判断する(ステップS310)。
ここで、練習モードフラグPM(R)は、“0”にセッ
トされているから、ステップS310に進む。すなわ
ち、CPU101は、前回の鍵盤処理において押鍵され
ていた鍵のうちのいずれかの鍵が解放されたか否かを判
断する(ステップS311)。この判断の結果、いずれ
かの鍵が解放されたと判断した場合、CPU101は、
解放された鍵に対応した楽音の発生を停止すべき旨の指
示を音源106に対して送信して(ステップS31
2)、鍵盤処理を終了する。これに対し、いずれの鍵も
解放されていないと判断した場合には、楽音停止のため
の処理を行う必要はないから、そのまま鍵盤処理を終了
する。以上が、左手パートが自動演奏モードに、右手パ
ートが運指一致モードに設定されている場合の割込処理
および鍵盤処理である。
【0079】(2)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートが運指方向一致モードに設定されている場合
(パートフラグPF=0、練習モードフラグPM(R)
=1) 左手パートが自動演奏モードに、右手パートが運指方向
一致モードに設定されている場合には、上記(1)の場
合と概ね同様の処理が行われる。従って、上記(1)の
場合と同様の処理については、説明を省略する。
【0080】左手パートが自動演奏モードに、右手パー
トが運指方向一致モードに設定されている場合には、上
記(1)における鍵盤処理(図6)中のステップS30
4において、運指方向一致モードに対応した発音処理、
すなわち、図7(b)に示す発音処理が実行される。
【0081】図7(b)に示す発音処理が開始される
と、CPU101は、まず、図7(a)に示した発音処
理と同様、スタートフラグSFが“1”であるか否かを
判断する(ステップSb10)。この結果、スタートフ
ラグSFが“1”でないと判断した場合には、発音処理
を行う必要はないから、そのまま鍵盤処理に戻る。
【0082】これに対し、スタートフラグSFが“1”
である場合、CPU101は、該時点においてレジスタ
ADG(R)にセットされているアドレスに格納された
キープレッシャーイベント内の運指データによって指定
される鍵(今回押鍵すべき鍵)が、該キープレッシャー
イベントの前のキープレッシャーイベント内の運指デー
タによって指定される鍵(前回の鍵)に対してx軸の正
の方向および負の方向のいずれに位置するかを判断す
る。さらに、CPU101は、演奏者によって押鍵され
た鍵が、上記前回の鍵に対してx軸の正の方向および負
の方向のうちのいずれの方向に位置するかを判断する。
そして、この結果、前回の鍵の位置に対し、今回押鍵す
べき鍵の位置と実際に押鍵された鍵の位置とが、x軸方
向において同じ方向であるか否かを判断する(ステップ
Sb11)。
【0083】この判断の結果、同じ方向にないと判断し
た場合には、発音処理を行うことなく鍵盤処理に戻る。
これに対し、同じ方向にあると判断した場合、CPU1
01は、該時点においてレジスタAD(R)にセットさ
れたアドレスに格納された演奏イベントをRAM103
から読み出して音源106に出力(ステップSb12)
し、鍵盤処理に戻る。
【0084】このように、練習モードが運指方向一致モ
ードに設定されている場合には、直前に押鍵すべきであ
った鍵に対し、今回押鍵すべき鍵と実際に押鍵された鍵
とが、x軸方向において同じ方向(正の方向または負の
方向)にある場合にのみ楽音が発生されるようになって
いる。すなわち、例えば、前回押鍵すべきであった鍵が
右手の人差し指に対応した鍵12bであり、今回押鍵す
べき鍵が右手の薬指に対応した鍵12dである場合、今
回押鍵すべき鍵12dは、直前の鍵12bに対して右側
にある。従って、該直前の鍵12bに対して右側にある
鍵が押鍵された場合、すなわち、右手の中指に対応する
鍵12c、薬指に対応する鍵12d、および小指に対応
する鍵12eが押鍵された場合に楽音が出力される。
【0085】(3)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートがエニーキーモードに設定されている場合(パ
ートフラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=
2) 左手パートが自動演奏モードに、右手パートが運指方向
一致モードに設定されている場合に行われる処理は、上
述した(1)における処理と概ね同様である。従って、
上述した(1)と共通する処理については、説明を省略
する。
【0086】左手パートが自動演奏モードに、右手パー
トがエニーキーモードに設定されている場合には、上記
(1)の場合の鍵盤処理(図7)中のステップS304
において、図7(c)に示す処理が実行される。図7
(c)に示すフローチャートにおいて、CPU101
は、まず、図7(a)および(b)に示す発音処理と同
様、スタートフラグSFが“1”であるか否かを判断す
る(ステップSc10)ことにより、演奏動作が開始さ
れているか否かを判断する。そして、演奏動作が開始さ
れている場合には、レジスタAD(R)にセットされた
アドレスに格納された演奏イベントをRAM103から
読み出して音源106に出力し(ステップSc11)、
鍵盤処理に戻る。
【0087】音源106はCPU101から受け取った
演奏イベントに従って楽音信号を生成し、スピーカ10
7に出力する。このように、エニーキーモードにおいて
は、演奏者によっていずれの鍵が押鍵された場合であっ
ても、楽音が出力されるようになっている。
【0088】(4)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートが鍵駆動モードに設定されている場合(パート
フラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=3) この場合、前掲図8に示したフローチャート中の処理
a.左手パートの自動演奏処理、および処理b.右手パ
ートのLED点灯処理、が実行された後、処理cにおい
て、右手パートの模範演奏のための処理が実行される。
【0089】CPU101は、上記(1)と同様に上記
処理aおよび処理bを実行した後、レジスタDU(R)
の値が「0」となったと判断すると(ステップS11
1)、レジスタAD(R)およびDU(R)のセットを
行い(ステップS112)、演奏モードフラグPM
(R)に“3”がセットされているか否かを判断する
(ステップS113)。ここで、演奏モードフラグPM
(R)は“3”にセットされているから、CPU101
は、ステップS114に示す右手パートの模範演奏処理
を開始する。すなわち、CPU101は、レジスタAD
(R)にセットされたアドレスに格納された演奏イベン
トをRAM103から読み出して音源106および鍵駆
動部109に出力するとともに、該時点においてレジス
タADG(R)にセットされたアドレスに格納されたキ
ープレッシャーイベントを読み出して鍵駆動部109に
出力する。
【0090】ここで、音源106は、CPU101によ
って供給された演奏イベントに従って楽音信号の生成お
よび出力または楽音信号の出力の停止等の動作を行う。
【0091】また、鍵駆動部109は、CPU101に
よってノートオンイベントおよびキープレッシャーイベ
ントを供給された場合には、該キープレッシャーイベン
トに含まれる運指データによって指定される鍵を、押鍵
した状態に駆動する。一方、ノートオフイベントおよび
キープレッシャーイベントを供給された場合、鍵駆動部
109は、キープレッシャーイベントに含まれる運指デ
ータによって指定される鍵を、解放した状態に駆動す
る。
【0092】音源106および鍵駆動部109によって
このような処理が行われることにより、右手演奏部12
のうちの押鍵すべき鍵が自動駆動されるとともに、スピ
ーカ107からは右手パートの楽音が出力され、模範演
奏が実行される。
【0093】一方、この割込処理において右手パートの
模範演奏処理が行われるため、図6に示す鍵盤処理中の
ステップS304における練習モードフラグPM(R)
に応じた処理は、図7(d)に示すように、何も行われ
ることはない。また、右手パートが鍵駆動モードに設定
されている場合には、楽音の消音のための処理も上述し
た割込処理において行われるため、鍵盤処理において消
音のための処理を行う必要がない。すなわち、図6に示
す鍵盤処理において、ステップS310の判断の後、ス
テップS311およびS312の処理を行うことなく鍵
盤処理を終了する。
【0094】(5)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートが打楽器モードに設定されている場合(パート
フラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=4) この場合、図8に示す割込処理中の処理a.左手パート
の自動演奏処理を行った後、処理bにおいてLEDの点
灯処理が行われることなく、処理c.右手パートのレジ
スタのセット等が実行される。具体的には、以下の通り
である。
【0095】上記(1)と同様に上記処理aを実行した
後、レジスタDUG(R)が「0」となったタイミング
でレジスタADG(R)およびDUG(R)のセットを
行うと(ステップS107、S108)、CPU101
は、演奏モードフラグPM(R)が“4”であるか否か
を判断する(ステップS109)。ここで、演奏モード
フラグPM(R)は“4”にセットされている。すなわ
ち、右手パートが打楽器モードに設定されている。この
打楽器モードにおいては、LEDの点灯を行う必要はな
いから、キープレッシャーイベントの出力(ステップS
110)を行うことなく、処理bを終了する。以後、C
PU101は、上述した(1)と同様に処理cを実行
し、割込処理を終了する。
【0096】次に、この場合の鍵盤処理について説明す
る。図6に示す鍵盤処理において、右手演奏部12に含
まれる鍵が押鍵されたと判断すると(ステップS30
3)、CPU101は、図7(e)に示す発音処理を行
う。すなわち、CPU101は、押鍵された鍵に予め対
応付けられた打楽器音を出力すべき旨の指示を音源10
6に対して与える(ステップSe10)。音源106
は、この指示に従って打楽器音を出力する。このように
打楽器モードにおいては、押鍵された鍵に対応した打楽
器音が出力されるようになっている。上述した指示を出
力すると、CPU101は、図7(e)に示す処理を終
了して、鍵盤処理に戻る。以上が、左手パートが自動演
奏モードに設定されており、かつ、右手パートが練習モ
ードに設定されている場合の動作である。
【0097】ここで、右手パートが自動演奏モードに設
定されており、かつ、左手パートが練習モードに設定さ
れている場合、すなわち、パートフラグPFに“1”が
セットされている場合には、以下の処理が実行される。
すなわち、図8に示す割込処理中、ステップS103に
おいてパートフラグPFの値が“1”であると判断され
る。この場合、上記処理aと同様の自動演奏処理を右手
パートについて行うとともに(ステップS120)、上
記処理bおよびcに示した処理、すなわち、LEDの点
灯処理およびレジスタのセット等の処理を左手パートに
ついて行う(ステップS121およびS122)。すな
わち、上記(1)の場合の割込処理において、フラグお
よびレジスタに付された「R」と「L」とをそれぞれ入
れ替えた処理が行われる。
【0098】一方、図6に示す鍵盤処理においては、ス
テップS302においてパートフラグPFの値が“1”
であると判断される。この場合、CPU101は、押鍵
された鍵が左手演奏部11に含まれる鍵であるか否かを
判断し(ステップS305)、左手演奏部11に含まれ
る鍵でない場合、すなわち、右手演奏部12に含まれる
鍵である場合には、何ら処理を行うことなく、消音のた
めの処理(ステップS310〜S312)に移行する。
これに対し、左手演奏部12に含まれる鍵が押鍵された
と判断した場合には、CPU101は、左手パートにつ
いての練習モードフラグPM(L)にいずれの値がセッ
トされているかを判断し、図7(a)〜(e)に示した
発音処理のうち、練習モードフラグPM(L)に応じた
発音処理を、左手パートについて実行する(ステップS
306)。以後、CPU101は、消音のための処理
(ステップS310〜S312)を行い、鍵盤処理を終
了する。
【0099】次に、右手パートおよび左手パートともに
練習モードに設定されている場合、すなわち、パートフ
ラグPFに“2”がセットされている場合には、以下の
処理が実行される。すなわち、図8に示す割込処理中、
ステップS103においてパートフラグPFの値が
“2”であると判断される。この場合、上記処理aに示
した自動演奏処理は行われず、上記処理bに示したLE
D点灯処理(ステップS130およびおよびS13
1)、ならびに処理cに示したレジスタのセットおよび
模範演奏のための処理(ステップS132およびS13
3)が、右手パートおよび左手パートの両方について行
われる。
【0100】一方、図6に示す鍵盤処理においては、ス
テップS302においてパートフラグPFの値が“2”
であると判断される。この場合、CPU101は、押鍵
された鍵が右手演奏部12に含まれる鍵であるか、左手
演奏部11に含まれる鍵であるかを判断し(ステップS
307)、この判断の結果、右手演奏部12に含まれる
鍵が押鍵されたと判断した場合には、図7(a)〜
(e)に示した発音処理のうち、練習モードフラグPM
(R)に応じた発音処理を、右手パートについて実行す
る(ステップS308)。これに対し、左手演奏部11
に含まれる鍵が押鍵されたと判断した場合には、図7
(a)〜(e)に示した発音処理のうち、練習モードフ
ラグPM(L)に応じた発音処理を、左手パートについ
て実行する(ステップS309)。これらの発音処理が
終了すると、CPU101は、消音のための処理(ステ
ップS310〜S312)を行い、鍵盤処理を終了す
る。以上が、本実施形態に係る演奏練習装置の動作であ
る。
【0101】A−5.実施形態の効果 このように、本実施形態に係る演奏練習装置1は、各鍵
と演奏者の指が1対1で対応しており、手のイラスト図
形の各指部分に配設されたLEDにより操作対象の鍵を
通知するので、操作対象の指も同時に通知して演奏支援
を行うことができるようになされている。従って、演奏
者が演奏の演習を初めて間もない初心者の場合であって
も、どの指を動かせばよいか迷うことなく、容易かつ素
早く押鍵対象の鍵を押鍵することができ、なめらかな演
奏を行うことができる。
【0102】また、この演奏練習装置1においては、演
奏者は手のイラスト図形と発光したLEDを見て演奏練
習を行うこととなるので、間違った指を使ったこともす
ぐに気づくことができ、間違った指を使った演奏がくせ
になってしまう場合を防止でき、かつ、思った通りの指
を使って演奏を行う練習も同時に行うことができること
となる。従って、この演奏練習装置1を使えば、演奏者
はまず自分の指とLEDとの対応関係を直感的に認識で
きるようになり、その後に自分の指と鍵との対応関係を
直感的に認識できるようになる。また、この演奏練習装
置1においては、演奏者は手のイラスト図形と発光した
LEDとの位置関係で操作すべき指、すなわち、押鍵対
象の鍵がわかるので、LEDを鍵のそばに必ずしも配置
する必要がない。従って、手のイラスト図形とLEDを
配置する位置は任意であり、演奏者の見やすい位置に配
置することができる。これらにより、この演奏練習装置
1を使えば、通常の鍵盤楽器ではぎこちない演奏になっ
てしまう初心者や中級者であっても、なめらかに演奏す
ることができ、楽しく演奏練習を行うことができる。
【0103】さらに、この演奏練習装置1は、練習モー
ドを複数有するため、演奏者の熟達の程度に合わせた練
習を行うことができる。例えば、上記実施形態の例にお
いては、鍵駆動モードが最も容易であり、次いでエニー
キーモード、運指方向一致モード、運指一致モードとい
った順に難易度が増していくと考えられる。従って、最
初は鍵駆動モードによって鍵盤楽器演奏の指の動作に慣
れ、その後エニーキーモード、運指方向一致モード、運
指一致モードといった具合にモードを切り換えていけ
ば、より効果的な練習を行うことができる。
【0104】また、本実施形態に係る演奏練習装置にお
いては、右手パートと左手パートについて、各々独立に
練習モードを設定できるようになっている。従って、苦
手とするパートについて重点的に練習を行うといった具
合に、各演奏者の熟練の程度に合わせて練習を行うこと
ができる。また、右手パートまたは左手パートのうちの
いずれか一方のパートを自動演奏モードまたは練習モー
ドに設定し、他方のパートを打楽器モードに設定すれ
ば、片手でメロディを演奏するとともに、もう一方の手
で打楽器音による伴奏を行うといった演奏態様も実現す
ることができる。
【0105】さらに、本実施形態に係る演奏練習装置に
よれば、鍵の数が少ない構成となっているため、従来の
鍵盤楽器と比較して大幅に小型化・軽量化を図ることが
できるから、携帯性に優れるという利点がある。
【0106】B.変形例 B−1.第1変形例 上述の実施形態においては、操作対象の指を通知するた
めに手全体のイラスト図形を使用する場合について述べ
たが、要は、どの指を操作すべきかを通知できればよ
く、手の一部のイラスト図形や写真でもよく、図9
(a)、(b)に示すように、図形に代えて指名称の文
字(図9(a)は日本語版、図9(b)は英語版)を使
用したり、図10に示すように、指番号の文字(親指が
「1」、……、小指が「5」)などを使用してもよい。
また、図11に示すように、手の平面図形に限らず、手
の立体図形を使用して指番号の文字と組み合わせてもよ
く、その組み合わせは任意である。
【0107】B−2.第2変形例 上述の実施形態においては、鍵の近傍にLEDと手のイ
ラスト図形を配置する場合のみを示したが、LEDと手
のイラスト図形など(写真や立体図形を含む)の他の配
置位置の具体例としては、例えば、図12に示すよう
に、LEDと手のイラスト図形を演奏者の手に近い位置
に寄せて配置したり、図13に示すように、LEDと手
のイラスト図形を右手演奏装置2及び左手演奏装置3と
は別個の箱体に設け、これら演奏練習装置から適当な信
号線420によって接続した構成としてもよい。かかる
構成によれば、LEDや手のイラスト図形を演奏者の見
やすい位置に配置することができる。例えば、初心者は
演奏時は鍵盤をみる傾向があるが、LEDなどを鍵盤か
ら離れた位置に配置すれば、鍵盤を見ないで演奏する練
習を行うことができる。
【0108】B−3.第3変形例 上述の実施形態においては、右手演奏装置2及び左手演
奏装置3が備える鍵を各々5鍵にして、これら10個の
鍵を両手の各指と1対1に対応させる場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、要は、押鍵対象の鍵をそ
の鍵を操作する指を示して通知できればよく、鍵の数が
各々の装置で5n(nは自然数)個あってもよい。ま
た、演奏練習装置1が具備する鍵の数は、通常の鍵盤楽
器と同様の数の鍵(例えば、88個の鍵)であってもよ
い。すなわち、練習モードの場合に使用する鍵の数が5
n個であれば本発明が適用可能である。
【0109】従って、この演奏練習装置は、自動演奏ピ
アノなどの各種鍵盤楽器や、ブラスなどの管楽器や、バ
イオリンなどの弦楽器などの指で演奏可能な楽器に広く
適用することができる。また、電子音源から演奏音を出
力させるための構成を除けば、いわゆるアコースティッ
ク楽器に適用することもできる。
【0110】B−4.第4変形例 上述の実施形態においては、右手演奏装置2と左手演奏
装置3の両方を具備する演奏練習装置1について述べた
が、本発明はこれに限らず、片手だけの演奏練習装置と
していずれか一方のみであっても構わない。また、複数
の演奏者で演奏練習を行ったり、連弾を行ったりするた
めに、右手演奏装置2と左手演奏装置3の少なくともい
ずれか一方が複数あっても構わない。
【0111】B−5.第5変形例 上述の実施形態においては、LEDの点灯により演奏を
促す場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液
晶表示画面などの表示画面を設け、この表示画面に仮想
的にLEDを点灯表示させたりしてもよく、さらに表示
画面に手の画像を表示させ、各指の所定部分を反転表示
(カラー変更を含む)させることによって演奏を促すよ
うにしてもよい。
【0112】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、押鍵対
象の鍵をその鍵を操作する指を示して通知する構成とな
っているため、初心者の場合であっても、容易かつ素早
く押鍵対象の鍵を押鍵することができ、正しい指を使っ
てなめらかな演奏が行えるように演奏支援することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る演奏練習装置の右手
演奏装置の外観を示す斜視図である。
【図2】 同実施形態における電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 同実施形態における楽曲データの構成を示す
図である。
【図4】 同実施形態におけるメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図5】 同実施形態におけるスタート/ストップ処理
を示すフローチャートである。
【図6】 同実施形態における鍵盤処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】 同実施形態における発音処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】 同実施形態における割込処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】 本発明の第1変形例に係る演奏練習装置の右
手演奏装置の外観を示す斜視図である。
【図10】 同変形例に係る演奏練習装置の右手演奏装
置の外観を示す斜視図である。
【図11】 同変形例に係る演奏練習装置の右手演奏装
置の外観を示す斜視図である。
【図12】 本発明の第2変形例に係る演奏練習装置の
右手演奏装置の外観を示す斜視図である。
【図13】 同変形例に係る演奏練習装置の右手演奏装
置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……演奏練習装置、2……右手演奏装置、3……左手
演奏装置、10……本体、10a……左側本体、10b
……右側本体、11……左手演奏部、12……右手演奏
部、11a,11b,11c,11d,11e……鍵、
13a,13b,13c,13d,13e……LED
(発光手段、操作子通知手段)、101……CPU(通
知制御手段、楽音出力手段)、102……ROM、10
3……RAM、104……外部記憶装置(通知制御手
段)、105……操作部(通知制御手段)、106……
音源(楽音出力手段)、107……スピーカ(楽音出力
手段)、108……LEDドライバ(操作子通知手
段)、109……鍵駆動部、110……押鍵検出部(楽
音出力手段)、111……バス。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指で操作を行う複数の操作子と、 前記複数の操作子のうち操作対象の操作子を、当該操作
    子を操作する指を示して通知する操作子通知手段と、 前記操作対象の操作子として楽曲の演奏を行うための操
    作子を前記操作子通知手段に順次通知させる通知制御手
    段とを備えることを特徴とする演奏練習装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の演奏練習装置におい
    て、 前記操作子通知手段は、 前記複数の操作子のそれぞれに対応する複数の発光手段
    と、 前記複数の操作子のそれぞれを操作する指を特定する手
    の一部または全体を模した図形とを有し、 前記複数の発光手段と操作する指を特定する前記図形と
    は、それぞれ対応付けされて配置されていることを特徴
    とする演奏練習装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の演奏練習装置におい
    て、 前記図形は、平面図形、立体図形またはこれら図形の組
    み合わせのいずれかであることを特徴とする演奏練習装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の演奏練習装置
    において、 前記図形は、指名称に対応する文字または予め定めた指
    番号を表す少なくとも一種類以上の文字を含むことを特
    徴とする演奏練習装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の演奏練習装置におい
    て、 前記操作子通知手段は、 前記複数の操作子のそれぞれに対応する複数の発光手段
    と、 前記複数の操作子のそれぞれを操作する指をそれぞれ特
    定する文字とを有し、 前記複数の発光手段と操作する指を特定する前記文字と
    は、それぞれ対応付けされて配置されていることを特徴
    とする演奏練習装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の演奏練習装置におい
    て、 前記文字は、指名称に対応する文字または予め定めた指
    番号を表す少なくとも一種類以上の文字を含むことを特
    徴とする演奏練習装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の演
    奏練習装置において、 前記複数の操作子は、5n(nは自然数)個の操作子で
    あることを特徴とする演奏練習装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の演
    奏練習装置において、 前記通知制御手段は、前記楽曲の演奏データと運指を指
    定するための運指データとを含む楽曲データを入力し、
    前記楽曲データ中の運指データで指定される指に対応す
    る操作子を前記操作対象の操作子として前記操作子通知
    手段に順次通知させることを特徴とする演奏練習装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の演
    奏練習装置において、 前記複数の操作子のうち操作された操作子を検出する検
    出手段と、 前記検出手段により検出された操作子と、前記操作子通
    知手段が通知した前記操作対象の操作子とが所定の条件
    を満たすときには、前記楽曲の演奏を行うための操作子
    に対応する楽音を出力する楽音出力手段とをさらに有す
    ることを特徴とする演奏練習装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の演奏練習装置におい
    て、 前記所定の条件は、前記検出手段により検出された操作
    子と、前記操作子通知手段が通知した前記操作対象の操
    作子とが一致することであることを特徴とする演奏練習
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の演奏練習
    装置において、 前記所定の条件は、前記操作子通知手段が前回通知した
    前記操作対象の操作子に対して、前記検出手段により今
    回検出された操作子と、前記操作子通知手段が今回通知
    した前記操作対象の操作子とが、前記複数の操作子の配
    列方向において同じ側にあることであることを特徴とす
    る演奏練習装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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