JPH06301333A - 演奏教習装置 - Google Patents

演奏教習装置

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JPH06301333A
JPH06301333A JP6096922A JP9692294A JPH06301333A JP H06301333 A JPH06301333 A JP H06301333A JP 6096922 A JP6096922 A JP 6096922A JP 9692294 A JP9692294 A JP 9692294A JP H06301333 A JPH06301333 A JP H06301333A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 演奏者において自己の手動演奏の操作強度デ
ータと模範演奏の操作強度データとの相違を客観的に認
識できるようにすることにより演奏練習効果を高めた演
奏教習装置を提供することを目的とする。 【構成】 ガイド演奏モード時において、自動演奏情報
が取り込まれ、模範演奏表示装置27の音高表示部29
に音高が表示され、タッチ表示部31にはイニシャルタ
ッチが表示される一方、鍵盤の操作状態を示す鍵情報が
取り込まれ、タッチの強さを判別し、このタッチ及び前
記鍵情報に基づいて、手動演奏表示装置28の音高表示
部30に音高が表示され、イニシャルタッチがタッチ表
示部32に表示される。そして、両音高表示部29,3
0に表示された値が一致しているか否かが判別され、不
一致であれば、音高不一致LED33を点灯させ、両タ
ッチ表示部31,32において点灯したLEDの数が一
致したか否かが判別され、不一致であればタッチ不一致
LED34を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、模範演奏と手動演奏と
を比較して、結果を報知する演奏教習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子鍵盤楽器にあっては、例えば
ガイド演奏モードと称される機能モードが設定されてお
り、該ガイド演奏モードにあっては、楽曲のコードパー
ト及びベースパート等を自動演奏させる。また、メロデ
ィパートに関しては、自動演奏させるとともに操作鍵に
対応して設けられたLEDを点灯させ、若しくは、自動
演奏させることなく、LEDのみを点灯させる。したが
って、メロディパートの模範的な操作手順がLEDによ
り視覚的に表示され、該LEDに従って押鍵操作を行う
ことにより、当該楽曲のメロディパートを容易に演奏す
ることができるものである。
【0003】しかしながら、このような従来の電子楽器
にあっては、LEDにより操作手順が視覚的に示される
のみであることから、自動演奏された模範的な演奏と押
鍵操作による自己の手動演奏とが、実際に合致している
か否かに関しては、聴覚的に判断する以外にない。
【0004】そこでこの問題を解消するために、模範演
奏の音高データと手動演奏の音高データとを比較して、
一致・不一致を表示素子にて表示する電子楽器が考えら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
子楽器では、模範演奏の音高データと手動演奏の音高デ
ータとの比較を行っているのみであるので、楽音の音量
を司る操作強度データを比較して表示することができ
ず、充分な演奏練習効果が得られていのが実情であっ
た。
【0006】本発明の課題は、演奏者において自己の手
動演奏の操作強度データと模範演奏の操作強度データと
の相違を客観的に認識できるようにすることにより演奏
練習効果を高めた演奏教習装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、少なくとも操作強度データを含む
一連の演奏データを受信する受信手段と、演奏操作に対
応して発生する少なくとも操作強度データを含む演奏デ
ータを順次入力する入力手段と、上記受信手段にて受信
した演奏データの操作強度データと上記入力手段にて入
力した対応する演奏データの操作強度データとを比較す
る比較手段と、この比較手段の比較結果に応じた報知を
行う報知手段とから構成されている。
【0008】
【作用】前記構成において、受信手段が受信する模範的
な演奏の操作強度データと演奏操作に応じて入力手段が
入力する手動的な演奏の操作強度データとを比較手段が
比較して、その比較結果に応じた報知が報知手段により
行われる。したがって、演奏者は報知手段の報知を認識
することにより、模範演奏の操作強度データと自己の手
動演奏の操作強度データとの相違は客観的に把握され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。すなわち図1は、本発明の一実施例の全体
的な回路構成を示すものであり、CPU10はROM1
1に予め記憶されたプログラム、模範演奏の演奏情報
や、RAM12に記憶されたデータ等に基づき、発音指
示及び後述するガイド演奏モード、表示等に必要な処理
等を実行する。前記ROM11には、図2に示した楽曲
を自動演奏するために、2種類のフォーマットのデータ
からなる演奏情報が予め記憶されている。
【0010】第1のフォーマットは、図3(A)に示す
ように、上位8bitがメロディ、コード、ベース等の
区別をするために使用されるようになっている。そして
該上位8bit中の最上位bitであるMSB1には、
必ず“0”が格納されている。すなわち、CPU10
は、このMSBが“0”であるということにより、RO
M11から読み出した演奏情報が第1のフォーマットで
あることを認識する。また、第1のフォーマットの演奏
情報の中位8bitは、発音或は消音すべき楽音の音高
を示すために使用され、該中位8bit中の最上位bi
tであるMSB2には、発音指示をするときには“1”
が、消音指示をするときには“0”が格納される。さら
に、第1のフォーマットの演奏情報の下位8bitは、
イニシャルタッチを表示するため等に使用されるイニシ
ャルタッチデータが格納されている。ここで、イニシャ
ルタッチに関しては、後述するようにメロディパートに
関してのみ、表示等を行うことから、前記メロディ、コ
ード、ベースのうちコード、ベースに関しては対応する
イニシャルタッチデータが格納されておらず、メロディ
に関してのみ対応するイニシャルタッチデータが格納さ
れている。
【0011】第2のフォーマットは、図3(B)に示す
ように、上位8bitが音色変更を指示するために使用
されている。そして該上位8bit中の最上位ビットで
あるMSB3には必ず“1”が格納されている。すなわ
ち、CPU10は、このMSB3が“1”であるという
ことにより、ROM11から読み出した演奏情報が第2
のフォーマットであることを認識する。また、第2のフ
ォーマットの演奏情報の中位8bitには、新たに変更
されるべき音色を示すデータが格納されている。さら
に、第2のフォーマットの演奏情報の下位8bitは、
形式的に設けられてはいるが、実際には有効に使用され
てはいない。
【0012】前記RAM12には、この電子楽器の使用
者により演奏された手動演奏の演奏情報を記憶するため
に、図4に示したフォーマットが用意されている。この
フォーマットは、上位8bitが手動演奏の演奏情報に
おける音高が記憶され、下位8bitは操作鍵に対する
操作強度(押鍵速度)であるイニシャルタッチが記憶さ
れる。また、前記上位8bit中の最上位bitである
MSB4には、押鍵(ON)を記憶するときには“1”
が、離鍵(OFF)を記憶するときには“0”が格納さ
れる。
【0013】また、スイッチ部13には、操作子である
鍵盤を押鍵することによりオンとなり離鍵することによ
りオフとなる鍵盤スイッチや、音色スイッチ、ボリュー
ムスイッチ等の電子鍵盤楽器に必要なスイッチ類ととも
に、図5に示した演奏モード指定スイッチ14と、図6
に示したメモリ演奏指定スイッチ15が設けられてい
る。
【0014】前記演奏モード指定スイッチ14は、スラ
イドノブ16を有するスライド式であって、「OFF」
「ON」「GUIDE1」「GUIDE2」の各設定部
が設けられており、「ON」〜「GUIDE2」までが
パワーオンの領域となっている。そして、前記スライド
ノブ16を「ON」に設定した場合には鍵盤演奏モード
であり、前記鍵盤の操作に応じて発音がなされ、「GU
IDE1」に設定した場合には、通常ガイド演奏モード
であって、楽曲のメロディパートに従って各鍵に対応し
て設けられたガイド用LEDが点灯するガイドが行われ
るとともに、メロディパート以外の伴奏パートのみが自
動演奏される。前記「GUIDE2」に設定した場合は
発音状態可変ガイド演奏モードであって、前記ガイドと
ともに、メロディパートを小音量で発音させ、かつ前記
メロディパート以外の伴奏パートの自動演奏がなされ
る。
【0015】前記メモリ演奏指定スイッチ15は、録音
開始スイッチ22と録音再生開始スイッチ23、及び終
了スイッチ24とから構成されており、前記録音開始ス
イッチ22と録音再生開始スイッチ23の近傍には、L
ED25,26が配置されている。
【0016】一方、表示部18には、前記ガイド用LE
Dとともに図7に示した模範演奏表示装置27と手動演
奏表示装置28とが近接して設けられている。両表示装
置27,28には、各々対応して音高表示部29,3
0、及び複数のLEDからなるタッチ表示部31,32
が設けられており、該タッチ表示部32の側方には、音
高不一致LED33とタッチ不一致LED34とが配設
されている。
【0017】また、楽音信号発生部20は、前記CPU
10が行った模範演奏等及び手動演奏の発音に必要な処
理に基づいて楽音波形信号を形成し、該楽音波形信号は
特に図示していない、増幅器、スピーカ等よりなるサウ
ンドシステム21を介して外部に放音される。
【0018】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
について図8、図9及び図10に示したフローチャート
に従って説明する。すなわち、このフローチャートは、
前記演奏モード指定スイッチ14のスライドノブ16
を、「ON」「GUIDE1」「GUIDE2」のいず
れかに設定することによりパワーオンとなった時点で開
始され、前記スライドノブ16の設定位置に応じた演奏
モードが読み込まれる(ステップA1 )。
【0019】前記演奏モード指定スイッチ14の状態
は、一定時間間隔をもって監視されて、パワーオフにさ
れたか否かが判別される(ステップA2)。この判別が
NOであってパワーオンの状態が続いていれば、前述し
た鍵盤演奏モード、通常ガイド演奏モード、発音状態可
変ガイド演奏モードのいずれかが設定されており、この
設定されている演奏モードの変更があるか否かが判別さ
れる(ステップA3)。この判別がYESであって、演
奏モードの変更があれば、現在の演奏モードのイニシャ
ライズ処理がなされるとともに(ステップA4)、演奏
モードの変更処理がなされる(ステップA5)。
【0020】次に、鍵盤の操作状態を示す鍵情報が取り
込まれ(ステップA6)、この取り込まれた鍵情報に基
づいて、鍵入力の変化の有無が判別される(ステップA
7)。この判別がYESであって鍵入力の変化があれ
ば、この変化が押鍵によるものか否かが判別され(ステ
ップA8)、この判別がYESであって、押鍵による鍵
入力変化であれば、イニシャルタッチ判別処理を行う
(ステップA9)。すなわち、このイニシャルタッチ判
別処理においては、押鍵された際の鍵に対するタッチの
強さを判別し、このタッチ及び前記鍵情報に基づいて発
音指示を行う(ステップA10)。引き続き、押鍵され
た鍵の音高を、前記手動演奏表示装置28の音高表示部
30に表示させるとともに、イニシャルタッチを前記タ
ッチ表示部32に表示させる(ステップA11)。
【0021】また、ステップA8の判別がNOあれば、
離鍵を意味することから、鍵情報により消音を行うとと
もに(ステップA12)、押鍵されているものの中で、
最新の音高及びイニシャルタッチを前記音高表示部30
と前記タッチ表示部32に表示させる(ステップA1
3)。つまり、演奏情報が押鍵によるものである場合に
は、順次押鍵に対応する音高とイニシャルタッチとを表
示し、離鍵によるものである場合には、最後の押鍵に対
応する音高とイニシャルタッチの表示を行うのである。
【0022】次に、前記録音開始スイッチ22の操作状
態に基づいてRECモードであるか否かを判別し(ステ
ップA14)、この録音開始スイッチ22がオンに操作
されRECモードが設定されていれば、前記鍵情報に基
づいて鍵のオン・オフ、音高、イニシャルタッチをRA
M12に記憶させる(ステップA15)。すなわち、図
11のインターラプトルーチンに示したように、REC
モードが設定されている場合には(ステップB1)、ア
ドレスADRを一定時間ごとにインクリメントし(ステ
ップB2)、逐次前述した鍵のオン・オフ、音高、イニ
シャルタッチを記憶するのである。
【0023】そして、次ステップA16において鍵盤演
奏モードか否かが判別され、この判別がYESであれば
鍵盤演奏モードであることから、通常ガイド演奏モード
や発音状態可変演奏モードに必要な処理であるステップ
A17〜A34を実行することなく、直接ステップA3
5に進む。
【0024】また、前記判別がNOであれば、前記演奏
モード指定スイッチ14が「GUIDE1」か「GUI
DE2」であって、通常ガイド演奏モード若しくは発音
状態可変ガイド演奏モードであることから、両ガイド演
奏モード時において必要となる自動演奏情報が取り込ま
れる(ステップA17)。そして、この取り込まれた自
動演奏情報が音色の変更を指示する演奏情報であるか否
か(すなわち、図3(B)に示す第2のフォーマットの
演奏情報であるか否か)が、該取り込んだ自動演奏情報
のMSBが“1”であるか“0”であるかによって判断
される(ステップA18)。このステップA18におい
て、YESと判断されると、前記取り込んだ自動演奏情
報の中位8bitにより指定される音色に自動演奏の音
色を切り替える(ステップA19)。
【0025】また、前記ステップA18の判別がNOの
とき(すなわち、前記取り込んだ自動演奏情報が図3
(A)に示す第1のフォーマットの演奏情報であると
き)は、該自動演奏情報がメロディデータであるか否か
が判別される(ステップA20)。この判別がYESで
あって、メロディデータであれば、これがON情報であ
るか否かが判別され(ステップA21)、この判別がY
ESであれば、さらに「GUIDE2」であるか否かが
判別される(ステップA22)。
【0026】前記判別がYESであって「GUIDE
2」であれば、発音状態可変ガイド演奏モードであっ
て、このモードにおいては小音量にてイニシャルタッチ
に基づくメロディパートが自動演奏されることから、音
量のダウンセットがなされ(ステップA23)、小音量
にてメロディ音の発音がなされる(ステップA24)。
これと同時に、前記模範演奏表示装置27の音高表示部
29に、音高が表示されるとともに、タッチ表示部31
には、イニシャルタッチが表示される(ステップA2
5)。
【0027】また、前記ステップA22判別がNOであ
れば、演奏モード指定スイッチ14は「GUIDE1」
の通常ガイド演奏モードであって、この通常ガイド演奏
モードにおいては、前述のようにメロディパートは自動
演奏されないことから、ステップA25に直接進み、前
記模範演奏表示装置27の音高表示部29に、音高が表
示されるとともに、タッチ表示部31には、イニシャル
タッチが表示される。すなわち、「GUIDE2」のよ
うに前記メロディパートが自動演奏されていると、自動
演奏による楽音と、自己の演奏による楽音をと聴覚上識
別することが困難となり、また、「GUIDE1」のよ
うにメロディパートが自動演奏されていない場合には、
模範演奏と自己の演奏と聴覚上比較することすら不可能
となる。
【0028】しかし、前記模範演奏表示装置27の音高
表示部29とタッチ表示部31には、メロディパートの
模範演奏の音高とタッチ表示される一方、前記手動演奏
表示装置28には自己の手動演奏による音高とイニシャ
ルタッチが表示される。したがって、各音高表示部2
9,30及び各タッチ表示部31,32に表示された値
を視認することにより、自己の演奏が自動演奏された模
範演奏と実際に合致しているか否かに関して視覚的に判
断することが可能となる。このため、模範演奏との関係
において自己の演奏評価を客観的に行うことがで可能と
なり、これにより演奏練習効果を向上させることができ
る。しかも、前記模範演奏表示装置27と手動演奏表示
部28とが近接して配置されていることから、両演奏の
相違は明瞭となり、一層演奏練習効果を高めることがで
きる。
【0029】なお、「GUIDE1」、「GUIDE
2」のいずれのガイドモードにおいても、鍵盤の鍵に1
対1対応に設けられた複数個のLEDにより、メロディ
パートのガイド表示がなされることは言うまでもない。
【0030】また、ステップA21の判別がNOあれ
ば、OFF情報を意味することから、このOFF情報に
よりメロディ音の消音を行うとともに(ステップA2
6)、発音中のものの中で最新のものの音高及びイニシ
ャルタッチを表示させる(ステップA27)。
【0031】一方、ステップA20の判別がNOであっ
て、メロディデータでない場合には、さらにコードデー
タか否かが判別される(ステップA28)。この判別が
YESであって、コードデータであれば、これがON情
報であるか否かが判別され(ステップA29)、この判
別がYESであればON情報であることからコード音の
発音がなされる(ステップA30)。また、ステップA
29の判別がNOあれば、OFF情報であることから、
このOFF情報によりコード音の消音がなされる(ステ
ップA31)。
【0032】他方、ステップA28の判別がNOであれ
ば、ベースパートの演奏情報であることから、これがO
N情報であるか否かが判別され(ステップA32)、こ
の判別がYESであれば、ベース音の発音がなされ(ス
テップA33)、NOあれば、OFF情報を意味するこ
とから、このOFF情報によりベース音の消音がなされ
る(ステップA34)。
【0033】そして、このようにして音高表示及びイニ
シャルタッチの表示処理、及び各発音処理を行うととも
に、ステップA35にて、前記録音再生開始スイッチ2
3の操作状態に基づいて、再生モードが設定されている
か否かを判別する。この判別がNOであれば、再生モー
ドは設定されていないことから、ステップA36〜A4
1によってなされる再生モード時の処理を実行すること
なく、直接ステップA42に進む。
【0034】該ステップA42においては、前述した鍵
情報と自動演奏情報のメロディパートにおける音高が一
致しているか否か、より具体的には両音高表示部29,
30に表示された値が一致しているか否かが判別され、
この判別がNOであって前記値が不一致であれば音高不
一致LED33を点灯させる(ステップA43)。
【0035】また、ステップA42の判別がYESであ
って、音高が一致していれば次に前記鍵情報と自動演奏
情報のメロディパートにおけるタッチが一致しているか
否か、より具体的には前記両タッチ表示部31,32に
おいて点灯したLEDの数が一致したか否かが判別され
る(ステップA44)。この判別がNOであって、前記
LEDの数が不一致であれば、タッチ不一致LED34
を点灯させる(ステップA45)。
【0036】したがって、前記ステップA43の処理に
より音高不一致LED33が点灯し、あるいはステップ
A45の処理によりタッチ不一致LED34が点灯する
ことより、押鍵を行うごとにメロディパートが、音高的
に誤っていたり、タッチ的つまり発生楽音の大きさにお
いて誤っている場合には、演奏の誤りが逐次指摘され
る。したがって、演奏者においては、前記音高不一致L
ED33やタッチ不一致LED34の点灯頻度から、自
己の演奏実力あるいは演奏技量の向上を客観的に判断す
ることでき、これにより一層練習効果を高めることがで
きる。
【0037】他方、前記ステップA35の判別がYES
であって、再生モードが設定されている場合には、ステ
ップA15にて前述したRAM12に記憶されたREC
メモリ情報が読み出され(ステップA36)、この読み
出された手動演奏の情報がON情報であるか否かが判別
される(ステップA37)。この判別がYESであれ
ば、記憶された手動演奏の音高とイニシャルタッチに応
じてメロディ音を発音させるとともに(ステップA3
8)、この再生されている手動演奏の音高とイニシャル
タッチとを表示させる(ステップA39)。また、ステ
ップA37の判別がNOであって、OFF情報であれば
メロディ音を消音させるとともに(ステップA40)、
発音中のものの中で最新の音高及びイニシャルタッチを
表示させる(ステップA41)。
【0038】そして、この再生モードにおいても、引き
続き前述したステップA42〜ステップA45の判別処
理を実行する。したがって、再生モード時においては、
予め録音された鍵情報における音高と自動演奏の音高の
比較、及び予め録音された鍵情報におけるイニシャルタ
ッチと自動演奏のイニシャルタッチの比較がなされて、
その比較結果に応じて音高不一致LED33やタッチ不
一致LED34が点灯することとなる。
【0039】よって、演奏終了後再生された自己の演奏
対して、演奏操作を伴わず落ち着いた状態で音高の不一
致やイニシャルタッチの不一致を識別することができ、
これにより自己の演奏に対して、一層客観的な評価を行
うことが可能となるのである。
【0040】なお、前述した実施例においては、タッチ
表示部31,32により、イニシャルタッチを表示させ
るようにしたが、イニシャルタッチのかわりに、夫々の
音長を表示させるようにしてもよい。また、音高不一致
LED33やタッチ不一致LED34を設けずとも、表
示された模範演奏と手動演奏の音高又はイニシャルタッ
チのみから、自己の演奏と模範演奏の相違を認識するこ
とも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、受信手段
が受信する模範的な演奏の操作強度データと演奏操作に
応じて入力手段が入力する手動的な演奏の操作強度デー
タとを比較手段が比較して、その比較結果に応じた報知
が報知手段により行われるので、演奏者は報知手段の報
知を認識することにより、模範演奏の操作強度データと
自己の手動演奏の操作強度データとの相違が客観的に把
握でき、これにより完全な演奏練習が行え、より一層練
習効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体的な回路構成を示すブロック図で
ある。
【図2】ROM内に記憶される楽曲の一例を示す譜面図
である。
【図3】ROMに記憶された楽曲データの概念図であ
る。
【図4】RAM内記憶される手動演奏の演奏情報の概念
図である。
【図5】同実施例の演奏モード指定スイッチの説明図で
ある。
【図6】同実施例のメモリ演奏指定スイッチの説明図で
ある。
【図7】同実施例の模範演奏表示装置と手動演奏表示装
置の説明図である。
【図8】同実施例のメインルーチンの一部を示すフロー
チャートである。
【図9】図8のフローチャートに続くフローチャートで
ある。
【図10】図9のフローチャートに続くフローチャート
である。
【図11】同実施例のインターラプトルーチンを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 15 メモリ演奏指定スイッチ 22 録音開始スイッチ 23 録音再生開始スイッチ 27 模範演奏表示装置 28 手動演奏表示装置 29 音高表示部 30 音高表示部 31 タッチ表示部 32 タッチ表示部 33 音高不一致LED 34 タッチ不一致LED

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも操作強度データを含む一連の
    演奏データを受信する受信手段と、 演奏操作に対応して発生する少なくとも操作強度データ
    を含む演奏データを順次入力する入力手段と、 上記受信手段にて受信した演奏データの操作強度データ
    と上記入力手段にて入力した対応する演奏データの操作
    強度データとを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に応じた報知を行う報知手段と、 を有することを特徴とする演奏教習装置。
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