JPH1096158A - タフテッドパイル布帛 - Google Patents

タフテッドパイル布帛

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JPH1096158A
JPH1096158A JP26542496A JP26542496A JPH1096158A JP H1096158 A JPH1096158 A JP H1096158A JP 26542496 A JP26542496 A JP 26542496A JP 26542496 A JP26542496 A JP 26542496A JP H1096158 A JPH1096158 A JP H1096158A
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JP
Japan
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pile
stitch
tufted
gauge
yarns
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JP26542496A
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English (en)
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Koji Kobayashi
弘司 小林
Shinjiro Kobayashi
信二郎 小林
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無地のタフテッドパイル布帛を製造するため
に使用されている植毛ミシンによってパイル面に簡便に
図柄を描出する。 【解決手段】 基布の少なくとも一部に、第1バックス
テッチXと第2バックステッチYを、ステッチ方向を変
え、それらのバックステッチが交叉するように2回タフ
テイングする。それらのバックステッチにはそれぞれ異
色2種のパイル糸U、Vを使用し、且つ、第1バッ
クステッチXの異色2種のパイル糸を第2バックステッ
チYの異色2種のパイル糸と同色にし、それらの異色2
種のパイル糸UとVはそれぞれ4本以下の数本また
は1本おきに交互に繰り返し配列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基布にパイル糸を
差し込んでパイルを形成する植毛ミシン(タフテッド
機)によって、その形成するタフテッドパイル布帛のパ
イル面に図柄を描出する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】植毛ミシンによって図柄を描出する方法
には、異色2本のパイル糸をペアーにして隣合う2本の
ニードルに通してタフテイングする過程において、その
ペアーとなる2本のパイル糸の供給量(テンション)を
変え、それら2本のパイル糸の形成するパイルに高低差
を付け、その一方のパイルの先端を他方のパイルの先端
の上に突き出す所謂ハイ・ロー柄出方式と、原画の細部
の色彩が変わる度にニードルに通すパイル糸を切り替え
つつ、その原画の細部に該当する箇所に順次タフテイン
グする所謂部分タフト方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハイ・ロー柄出方式に
おいて、高パイルとペアーとなる低パイルは、高パイル
の根元を支える補強材としての役目を果たしているとは
言え、高パイルの下に沈んでパイル面を構成していない
のでロスに等しく、その低パイルが横に嵩の縮み難いル
ープパイルなので、そのループパイルを見えなくするた
めに高パイルを5mm以上も高くしなければならず、そ
の分パイル糸の使用量が増えてコスト高になる。而も、
ペアーとなる2本のパイル糸の供給量(テンション)を
変える柄出装置も複雑高価なので、ハイ・ロー柄出方式
は手軽には実施し得ない。一方、部分タフト方式では、
原画に合わせて基布を縦横に移動しつつタフテイング
し、原画の細部の色彩が変わる度にパイル糸を切り替え
なければならないので、それによるタフテッドパイル布
帛の生産効率は低い。特に、原画が地模様のように細か
いものでは、その原画を忠実にパイル面に再現すること
は難しい。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、無地のタフテッドパイ
ル布帛を製造するために使用されている植毛ミシンによ
ってパイル面に簡便に図柄を描出することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタフテッド
パイル布帛は、少なくとも一部において、ステッチ方向
が異なる数条の第1バックステッチXと数条の第2バッ
クステッチYとが交叉して重なっており、それらの第1
バックステッチXと第2バックステッチYの双方がそれ
ぞれ異色2種のパイル糸によって構成されており、第1
バックステッチXの異色2種のパイル糸は第2バックス
テッチYの異色2種のパイル糸と同色であり、その第1
バックステッチXと第2バックステッチYの異色2種の
パイル糸UとVはそれぞれ4本以下の数本または1本お
きに交互に繰り返し配列されていることを第1の特徴と
する。
【0006】本発明に係るタフテッドパイル布帛の第2
の特徴は、上記第1の特徴に加えて、第1バックステッ
チXのニードルゲージN1 が第2バックステッチYのス
テッチゲージS2 よりも粗く、第2バックステッチYの
ニードルゲージN2 が第1バックステッチXのステッチ
ゲージS1 よりも粗くなっていることにある。
【0007】本発明に係るタフテッドパイル布帛の第3
の特徴は、上記第1の特徴に加えて、第1バックステッ
チXのニードルゲージN1 が第2バックステッチYのス
テッチゲージS2 の1.5〜2.5倍になっており、第
2バックステッチYのニードルゲージN2 が第1バック
ステッチXのステッチゲージS1 の1.5〜2.5倍に
なっていることにある。
【0008】本発明に係るタフテッドパイル布帛の第4
の特徴は、上記第1、第2、または、第3の特徴に加え
て、第1バックステッチXと第2バックステッチYの異
色2種のパイル糸UとVが、それぞれ異色2種の一方の
パイル糸(U)1本につき他方のパイル糸(V)が1〜
3本の割合で繰り返し配列されていることにある。
【0009】本発明に係るタフテッドパイル布帛の第5
の特徴は、上記第1、第2、第3、または、第4の特徴
に加えて、第1バックステッチXの上に重ねてタフテイ
ングされる第2バックステッチYのパイルQのパイル長
7 が、第1バックステッチXのパイルPのパイル長H
1 よりも長く、そのパイル長の差H6 が2mm以下(H
6 ≦H7 −H1 )になっていることにある。
【0010】本発明に係るタフテッドパイル布帛の第6
の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、または、第5
の特徴に加えて、第1バックステッチXの上に重ねてタ
フテイングされる第2バックステッチYのステッチゲー
ジS2 が、第1バックステッチXのステッチゲージS1
よりも細かくなっている(S2 <S1 )ことにある。
【0011】
【作用】本発明に係るタフテッドパイル布帛では、その
少なくとも一部において、ステッチ方向が異なる数条の
第1バックステッチXと数条の第2バックステッチYと
が交叉して重なっているので、一方のバックステッチの
パイル糸は、他方のバックステッチのパイル糸をタフテ
イングしてから、そのバックステッチに交叉させてタフ
テイングすると言うように、ステッチ方向を変えて前後
2回タフテイングすることになる。
【0012】このように基布の同じ箇所にステッチ方向
が異なる第1バックステッチXと第2バックステッチY
とが交叉するように、同じ植毛ミシン(タフテッド機)
によって、パイル長を決定する押さえ針とルーパーとの
距離を変えずに重ねてタフテイングしても、それらのバ
ックステッチXとYが交叉する箇所では、先にタフテイ
ングされたパイルは後からタフテイングされたパイルの
先端の下に隠れてパイル面に殆ど露出せず、その交叉箇
所のパイル面は、その後からタフテイングされたパイル
の色彩に彩られ、先にタフテイングされたパイルの色彩
は、その後からタフテイングされたパイルの色彩の中に
細かく点在する恰好になる。
【0013】このことを図1〜3を参照しつつ具体的に
説明する。図1は本発明に係るタフテイングパイル布帛
のパイル面を図示し、図2は、そのバックステッチ面を
図示している。図2に図示する如く、基布11には、最
初黒糸(VX )1本と白糸(UX )2本との3本1組の
パイル糸が、黒糸(VX )1本と白糸(UX )2本の順
に繰り返し配列してタフテイングされ、次いで、その最
初のタフテイングにより形成された第1バックステッチ
Xに直交する方向に黒糸(VY )2本と白糸(UY )1
本との3本1組のパイル糸が、黒糸(VY )2本と白糸
(VX )1本の順に繰り返し配列してタフテイングされ
ている。
【0014】常識からすれば、最初にタフテイングした
黒糸(VX )のパイルPV と白糸(UX )のパイル
U 、及び、最後にタフテイングした黒糸(VY )のパ
イルQVと白糸(UY )のパイルQU は、図3に図示す
る如く、それぞれ同じようにパイル面に現れ、従って、
パイル面には、それらのパイルがステッチ方向に真っ直
ぐ並び、最初にタフテイングした黒糸(VX )のパイル
列(PV )と白糸(UX )のパイル列(PU )が最後に
タフテイングした黒糸(VY )のパイル列(QV )と白
糸(UY )のパイル列(QU )が交叉した格子模様が描
出されることになる。
【0015】しかし実際には、図1に図示する如く、最
初にタフテイングした黒糸(VX )のパイルPV と白糸
(UX )のパイルPU は、最後にタフテイングした黒糸
(VY )のパイルQV と白糸(UY )のパイルQU の先
端の下に隠れてパイル面に殆ど現れず、従って、パイル
面には、最後にタフテイングした黒糸(VY )のパイル
列(QV )と白糸(UY )のパイル列(QU )がステッ
チ方向に真っ直ぐ並んだ縞模様が描出される。
【0016】このように、最前にタフテイングされたパ
イルが最後にタフテイングされたパイルの下に隠れてパ
イル面に露出し難くなる理由は、次のように考えられ
る。即ち、植毛ミシン(タフテッド機)によってタフテ
イングされるパイルPのパイル長H1 は、図4(a)に
図示する如く、基布11を支える押さえ針17(フイン
ガー、フインガーニードル、フインガープレート等とも
称される)とルーパー14との距離H2 によって設定さ
れ、最前にパイルPがタフテイングされた基布11に、
その最前にタフテイングするために使用した植毛ミシン
(タフテッド機)をそのまま使用してタフテイングすれ
ば、その最後にタフテイングされたパイルQのパイル長
7 は最前にタフテイングされたパイルPのパイル長H
1 と同じになると考えられる。
【0017】しかし、最前にパイルPがタフテイングさ
れた基布11を再び植毛ミシン(タフテッド機)に通す
場合、基布11は、押さえ針17とルーパー14との距
離H2 が最前のタフテイング時と同じであっても、その
最前にタフテイングされたパイルPによって、その厚み
分H4 だけ押さえ針17から押し上げられ、その厚み分
4 だけ基布11とルーパー14との距離H3 が長くな
り、従って、その厚み分H4 だけ最後にタフテイングさ
れるパイルQのパイル長も長くなることになる。厳密に
言えば、パイル長は、ルーパー14のナイフ16との協
働箇所から基布11までの距離によって設定されるので
あり、最前にタフテイングするために使用した植毛ミシ
ン(タフテッド機)をそのまま使用してタフテイングす
る場合において基布11とルーパー14との距離H3
最初のパイルPの厚み分H4 だけ長くなれば、その長く
なった分だけパイル糸ループ12に強いテンションが作
用し、そのテンションによって、図4(b)に図示する
如く、ルーパー14のナイフ16との協働箇所では基布
11が引き下げられ(H4 −H5 )、最初のパイルPに
基布11が押し上げられていた量H4 も少なくなるとは
言え、最後にタフテイングされるパイルQのパイル長H
7 は、最前にタフテイングされたパイルPのパイル長H
1 よりも幾分なりとも長くなる。
【0018】又、タフテッドパイル布帛の隣合うパイル
は、ステッチ方向においてはバックステッチを介してU
字形に連続している一方、ニードルゲージ方向において
はI字形を成して個々独立しており、その構造上バック
ステッチを介してU字形に連続しているステッチ方向に
比してニードルゲージ方向に倒れ易い。特に、ニードル
ゲージNの粗い植毛ミシン(タフテッド機)を使用して
製造されるタフテッドパイル布帛では、そのパイル密度
を緻密にするためにニードルゲージNよりも細かいステ
ッチゲージSをもってタフテイングされており、パイル
は緻密なステッチゲージ方向に比して粗いニードルゲー
ジ方向に倒れ易い。
【0019】そして最前にタフテイングしたバックステ
ッチに最後にタフテイングするバックステッチを交叉さ
せてタフテイングする場合、基布11は、最前にタフテ
イングしたパイルPを下向きにし、最前にタフテイング
したバックステッチに交叉する方向に植毛ミシンの上を
移動し、その際、最前にタフテイングされたパイルP
は、最前にタフテイングしたバックステッチに交叉する
方向、即ち、ニードルゲージ方向に擦られて倒される。
又、最前にタフテイングしたバックステッチに最後にタ
フテイングするバックステッチを交叉させてタフテイン
グする場合、最前にタフテイングされたパイルPは、ル
ープパイルではなく倒れ易いカットパイルであり、それ
がニードル13とルーパー14の間に挟まれて押し倒さ
れることになる。そして、最前にタフテイングされたパ
イルPは、最後にパイルQをタフテイングして引き返す
ニードル13によって基布側へと引きずり込まれ、先端
から基布に至る距離が短くなる。
【0020】最後にタフテイングされるパイル糸は、そ
の最前にタフテイングされたパイルPが押し倒され、ニ
ードル13に引きずり込まれて先端から基布に至るパイ
ルPの高さが短くなった状態で基布11に差し込まれ、
その差し込まれて出来るパイル糸ループ12は、最前に
タフテイングされたパイルPのパイル面を越えて突き出
され、そのまま最後のパイルQを形成することになる。
ところで、一旦押し倒されたパイルPは、その有する弾
性回復力によっては基布に直立した元の状態には完全に
復元することはなく、又、最後にタフテイングされるパ
イルQが最前にタフテイングされたパイルPよりもパイ
ル長が僅かながらも長くなるので、最前にタフテイング
されたパイルPは、最後にタフテイングされるパイルQ
の先端の下に隠される恰好になる。勿論、最後にタフテ
イングされたパイル糸ループ12は基布11とルーパー
14の間で緊張された状態でパイルQになり、そのパイ
ル長はルーパー14から切り離された直後に比して漸次
収縮して僅かに短くなるとしても、その緊張されていた
パイルQが収縮する過程では、それに隣合って接触して
いる最前のパイルPの先端も最後のパイルQに引きずら
れるようにして押し下げられることになるので、最後に
タフテイングされたパイルQの先端が最前にタフテイン
グされたパイルPのパイル面よりも突き出た状態に変化
は生じない。かくして、最前にタフテイングされたパイ
ルPが最後にタフテイングされたパイルQの下に隠れ、
洗濯によってもパイル面に露出し難いものになるものと
考えられる。
【0021】しかし、最後にタフテイングされるパイル
Qのパイル長H7 が、最前にタフテイングされたパイル
Pのパイル長H1 よりも余り長くなると、最前にタフテ
イングされたパイルPが最後にタフテイングされるパイ
ルQの下に隠れて全く見えなくなる。この点につき種々
実験するに、最後にタフテイングされるパイルQのパイ
ル長H7 と最前にタフテイングされたパイルPのパイル
長H1 との差H6 が2mm以下(H6 ≦H7 −H1 )の
場合、最前にタフテイングされたパイルPが最後にタフ
テイングされるパイルQの間から見えることが分かっ
た。そのように最後にタフテイングされるパイルQのパ
イル長H7 を、最前にタフテイングされたパイルPのパ
イル長H1 よりも余り長くならないようにするには、最
後のパイルQをタフテイングするときパイル糸に掛かる
テンションを、最前のパイルPをタフテイングする場合
よりも強くする。そうすると、ルーパーに係止されるパ
イル糸ループ12が強く緊張され、図4(b)に図示す
る如く、ルーパー14のナイフ16との協働箇所ではパ
イル糸ループ12を介してルーパー14が基布11を強
く引き下げ、その引き下げられた分H8 だけ、最初のパ
イルPによって押さえ針17から押し上げられていた基
布11の高さH5 が低くなり、最前のパイルPが最後の
パイルQの下に完全に隠れてしまうようなことがなくな
る。
【0022】そして、最初にタフテイングされるパイル
糸(VX ・UX )と最後にタフテイングされるパイル糸
(VY ・UY )が、それぞれ同色の異色2種であり、そ
れら異色2種のパイル糸UとVはそれぞれ4本以下の数
本または1本おきに交互に繰り返し配列されており、最
初のタフテイング時のニードルゲージN1 が最後のタフ
テイング時のステッチゲージS2 よりも粗く、最後のタ
フテイング時のニードルゲージN2 が最初のタフテイン
グ時のステッチゲージS1 よりも粗くなっている場合、
つまり、ステッチゲージSよりも粗い同じニードルゲー
ジNをもって最初のタフテイングと最後のタフテイング
を行う場合には、隣合う最初のバックステッチXとバッ
クステッチXの間に最後のバックステッチYから長く突
き出た1個以上のパイルが介在することになり、その最
初のバックステッチXに沿って続くパイル列のパイルP
の色彩に交叉する最後のバックステッチYから突き出た
パイルQの色彩が同色となる箇所では、その交叉箇所で
最後のパイルQの縞線(Y)の幅は更に太くなる一方、
その最後のバックステッチYに沿って続くパイル列のパ
イルQの色彩に交叉する最初のバックステッチXから突
き出たパイルPの色彩が異色となる箇所では、その交叉
箇所で最後のパイルQの縞線(Y)の幅は若干細くな
り、最初のパイルPの縞線よりも太く現れる最後のパイ
ルQの太い縞線は幅が広狭変化したものとなる。
【0023】特に、最初のパイルPがタフテイングされ
ていて凹凸のある基布は、パイルがタフテイングされて
いない平滑な基布に比して滑り難く、僅かではあっても
植毛ミシン(タフテッド機)のニードルとルーパーとの
協働箇所を通過する移動速度が遅くなる一方、ニードル
やルーパーは常に一定の速度で作動しているので、最後
のパイルQのステッチゲージS2 は、パイルのタフテイ
ングされていない平滑な基布にタフテイングされた最初
のパイルPのステッチゲージS1 よりも、基布の移動速
度が遅くなった分だけ細かくなり(S2 <S1 )、その
分だけパイル密度が緻密になってパイル面に最後のパイ
ルQの色彩が強く現れ、パイルPの影が薄れることにな
る。最後のパイルQのステッチゲージS2 は、最初のパ
イルPのステッチゲージS1 よりも1〜2割細かくなる
ようにするとよい(S2 ≒0.8S1 〜0.9S1 )。
【0024】本発明は、このように最初にタフテイング
されるパイル糸(VX ・UX )と、その最初にタフテイ
ングされたバックステッチに交叉する方向に最後にタフ
テイングされるパイル糸(VY ・UY )を、それぞれ同
色の異色2種とし、それら異色2種のパイル糸UとVは
それぞれ4本以下の数本または1本おきに交互に繰り返
し配列されており、最初のタフテイング時のニードルゲ
ージN1 が最後のタフテイング時のステッチゲージS2
よりも粗く、最後のタフテイング時のニードルゲージN
2 が最初のタフテイング時のステッチゲージS1 よりも
粗くすれば、最後にタフテイングした黒糸(VY )のパ
イル列(QV )と白糸(UY )のパイル列(QU )がス
テッチ方向に真っ直ぐ並び、而も、その最後にタフテイ
ングした黒糸(VY )のパイル列(QV )と白糸
(UY )のパイル列(QU )の幅が広狭変化し、その広
狭変化した異色のパイル列(QV ・QU )が交互に並ん
だ縞模様がパイル面に描出されると言う知見(以下、本
発明知見と言う。)に基づいて完成されたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図5〜6は、前記の本発明知見に
基づいてパイル面に描出される図柄・模様の基本形態を
図示するものである。図5〜6において、分図(a)
は、黒糸(VY)と白糸(UY )を並べて基布の縦方向
にステッチゲージSの2倍のニードルゲージNをもって
タフテイングした場合に形成されるパイル面を図示し、
その場合、図示する如く、パイル面には、黒糸(VY
のパイル列(PV )と白糸(UY)のパイル列(PU
が交互に並んだ縦縞模様が描出されることになる。図5
においては、黒糸1本(VY )と白糸1本(UY )が交
互に配列されており、図6においては、黒糸1本
(VY )と白糸2本(UY )が交互に配列されている。
【0026】分図(b)は、黒糸(VX )と白糸
(UX )を並べて基布の横方向にステッチゲージSの2
倍のニードルゲージNをもってタフテイングした場合に
形成されるパイル面を図示し、その場合、図示する如
く、パイル面には、黒糸(VX )のパイル列(QV )と
白糸(UX )のパイル列(QU )が交互に並んだ横縞模
様が描出されることになる。図5においては、黒糸3本
(VX )と白糸2本(UX )が交互に配列されており、
図6においては、黒糸1本(VX )と白糸2本(UX
が交互に配列されている。
【0027】分図(c)は、分図(a)に図示するよう
に黒糸(VY )と白糸(UY )を並べて基布の縦方向に
ステッチゲージSの2倍のニードルゲージNをもって最
初にタフテイングし、次いで、分図(b)に図示するよ
うに黒糸(VX )と白糸(UX )を並べて基布の横方向
に、最初のタフテイング時と同じステッチゲージSの2
倍のニードルゲージNをもって最後のタフテイングした
場合に形成されるパイル面を図示する。
【0028】このようにステッチ方向を変え、ステッチ
ゲージSよりも粗い同じニードルゲージNをもって前後
2回タフテイングすると、分図(c)に図示するよう
に、最初にタフテイングした黒糸(VY )のパイルPV
と白糸(UY )のパイルPU は、最後にタフテイングし
た黒糸(VX )のパイルQV と白糸(UX )のパイルQ
U の先端の下に隠れてパイル面に殆ど現れず、パイル面
には、最後にタフテイングした黒糸(VX )のパイル列
(QV )と白糸(UX )のパイル列(QU )がステッチ
方向に真っ直ぐ並んだ縞模様が描出される。
【0029】そして、ニードルゲージNをステッチゲー
ジSよりも粗く、特に、ニードルゲージNをステッチゲ
ージSの2倍にしてタフテイングすれば、図5の分図
(d)に図示するように、相互に交叉する一方の隣合う
バックステッチとバックステッチの間に他方のバックス
テッチから突き出た2個以上のパイルが介在することに
なる。その結果、分図(c)に図示するように、縞模様
を形成する黒糸(VX )のパイル列(QV )が、最初に
タフテイングした黒糸(VY )のパイル列(PV)に交
叉する箇所Eでは、その黒糸(VX )のパイル列
(QV )の脇から最初にタフテイングした黒糸(VY
のパイル(PV )が僅かに食み出るように現れ、その交
叉箇所Eでは黒糸(VX )のパイル列(QV )が若干太
くなる一方、縞模様を形成する黒糸(VX )のパイル列
(QV )が、最初にタフテイングした白糸(UY )のパ
イル列(PU )に交叉する箇所Fでは、その黒糸
(VX )のパイル列(QV )の脇へと最初にタフテイン
グした白糸(UY )のパイル(PU )が僅かに食い込む
ように現れ、その交叉箇所Fでは黒糸(VX )のパイル
列(QV )が若干細くなる。同様に、分図(c)に図示
するように、縞模様を形成する白糸(UX )のパイル列
(QU )が、最初にタフテイングした白糸(UY )のパ
イル列(PU )に交叉する箇所Eでは、その白糸
(UX )のパイル列(QU )の脇から最初にタフテイン
グした白糸(UY )のパイル(PU )が僅かに食み出る
ように現れ、その交叉箇所Eでは白糸(UX )のパイル
列(QU )が若干太くなる一方、縞模様を形成する白糸
(UX )のパイル列(QU )が、最初にタフテイングし
た黒糸(VY )のパイル列(PV )に交叉する箇所Fで
は、その白糸(UX )のパイル列(QU )の脇へと最初
にタフテイングした黒糸(VY )のパイル(PV )が僅
かに食い込むように現れ、その交叉箇所Fでは白糸(U
X )のパイル列(QU )が若干細くなる。
【0030】かくして、最後のタフテイングによってパ
イル面に描出される縞模様は、その縞線(パイル列QV
・QU )の幅が広狭変化したものとなる。一方、その縞
線(パイル列QV ・QU )の脇から食み出るように、或
いは、食い込むように微かに現れる最初にタフテイング
した黒糸(VX )のパイルPV と白糸(UX )のパイル
U が、ループパイルではなく横方向に嵩が縮み易いカ
ットパイルであるから、その縞線(パイル列QV
U )に交叉する方向に細かく点在して微かな縞線(パ
イル列PV ・PU )を形成する。このため、パイル面に
は、幅が広狭変化した太い縞線(パイル列QV ・QU
と微かな縞線(パイル列PV ・PU )が交叉して格子模
様風の変化のある縞模様が描出されることになる。
【0031】このように、最後のタフテイングによって
構成される縞線(パイル列QV ・QU )の広狭変化は、
その脇から食み出るように、或いは、食い込むように微
かに現れる最初にタフテイングした黒糸(VX )のパイ
ルPV と白糸(UX )のパイルPU によるものであるか
ら、その最後のタフテイングによって構成される縞線
(パイル列QV ・QU )が余り太ければ目立ち難くな
る。従って、前後してタフテイングされる第1バックス
テッチXと第2バックステッチYの異色2種のパイル糸
UとVはそれぞれ4本以下の数本または1本おきに交互
に、好ましくは、異色2種の一方のパイル糸(U)1本
につき他方のパイル糸(V)が1〜3本、更に好ましく
は、異色2種の一方のパイル糸(U)1本につき他方の
パイル糸(V)が1〜2本の割合で繰り返し配列し、縦
横に形成されるフテイングに際して配列する縞線(パイ
ル列QV ・QU 或いはPV ・PU )が余り太く成らない
ようにする。そして、その最後のタフテイングによって
構成される縞線(パイル列QV・QU )の広狭変化を目
立ち易くするには、前後して行うタフテイング時のニー
ドルゲージNをステッチゲージSよりも粗く、ニードル
ゲージNをステッチゲージSの1.5倍以上に、好まし
くは2倍前後(1.5〜2.5倍)にすると、最前にタ
フテイングされたパイルPが最後にタフテイングされた
パイルQの下に隠れ易くなり、又、最後にタフテイング
して形成される縞線(パイル列QV ・QU)から最初に
タフテイングしたパイルPV ・PU が食み出し、或い
は、食い込み易くすると効果的である。
【0032】本発明に係るタフテッドパイル布帛は、同
じ箇所にステッチ方向を変えて前後2回にわたってタフ
テイングされており、その前後2回にわたるタフテイン
グによって設定された所要のパイル目付となる。従っ
て、従来技法に従ってタフテッドパイル布帛を製造する
場合に使用されているパイル糸よりも細いパイル糸を使
用するか、或いは又、前後2回の各タフテイング時のニ
ードルゲージNやステッチゲージSを、従来技法に従っ
て1回のタフテイングによって無地のタフテッドパイル
布帛を製造する場合の2倍になるように粗くする。特
に、パイル糸を細くするか、或いは又、ニードルゲージ
Nを粗くすると、最初のタフテイングのバックステッチ
に交叉する方向に爾後のタフテイングを行う場合、左右
隣合うステッチ列のパイルが相互に凭れ合い難くなり、
その交叉する方向に倒れ易くなり、爾後にタフテイング
されるパイルの先端が、最初にタフテイングされたパイ
ルよりも高く突出して、本発明の効果が現れ易くなる。
【0033】本発明を効果的に実施するには、最後のタ
フテイング時に最前のパイルが倒れてパイル層が低くな
るようにするために、最前のタフテイングによるパイル
のニードルゲージをステッチゲージよりも粗く(大き
く)し、パイルの根元から先端までの繊維長も5mm以
上にするとよい。本発明によるタフテッドパイル布帛
は、前後数回のタフテイングによって所定のパイル密度
に仕上げられるので、最前のタフテイングによって形成
されるパイル層は、ニードルゲージが粗く基布がパイル
とパイルの間から透けて見える程のパイル密度の少ない
ものであっても、最後のタフテイングによるパイルによ
って最前のパイル間の隙間が埋められ、基布がパイルと
パイルの間から透けて見えない程のパイル密度に仕上が
る。
【0034】本発明において「少なくとも一部におい
て、ステッチ方向が異なる数条の第1バックステッチX
と数条の第2バックステッチYとが交叉して重なってい
る」とは、上記のようにして描出される図柄・模様は、
タフテッドパイル布帛の一部に描出されていてもよく、
その他の部分、例えば、バスマットや玄関マットなどと
して使用されるタフテッドパイル布帛では、そのボーダ
ー(マットの周囲)となる部分などは在来の方法でタフ
テイングされた無模様一色の無地になっていてもよいと
言うことを意味する。
【0035】
【発明の実施の具体例】図7と8は、本発明の具体例を
図示し、図7と8の分図(a)はタフテッドパイル布帛
のバックステッチ面を図示し、図7と8の分図(b)
は、分図(a)に図示するタフテッドパイル布帛を図面
の上下方向に裏返して表われるパイル面を図示するもの
である。
【0036】図7に図示するタフテッドパイル布帛は、
白糸1本(UY )と黒糸1本(VY)と白糸1本
(UY )の順に並べられた3本1組のパイル糸を一定の
ニードルゲージNで繰り返し配列して左上がりとなる左
斜め方向にタフテイングし、次いで、それらのバックス
テッチに交叉する右斜め方向に、黒糸1本(VX )と白
糸1本(UX )と黒糸1本(VX )の順に並べられた3
本1組のパイル糸を、最初のタフテイング時と同じニー
ドルゲージNで繰り返し配列して重ねてタフテイングし
て製造され、そのパイル面には、分図(b)に図示する
如く、最後にタフテイングした左右隣合う2本の黒糸
(VX )が纏まった太いパイル列(QV )と1本の白糸
(UX )による細いパイル列(QU )が交互に並んだ斜
め縞模様が形成されると共に、最初にタフテイングした
白糸(UY )のパイル列(PU )と黒糸(VY )のパイ
ル列(PV )は最後にタフテイングした黒糸(VX )の
パイル列(QV )と白糸(UX )のパイル列(QU )の
脇から食み出るように微かに現れ、それが最後のタフテ
イングによって形成された斜め縞模様(QV ・QU )に
交叉する微かな斜め縞模様(PU ・PV )を形成してい
る。
【0037】図8に図示するタフテッドパイル布帛は、
黒糸1本(VY )と白糸1本(UY)と黒糸1本
(VY )の順に並べられた3本1組のパイル糸を一定の
ニードルゲージNで繰り返し配列して左側に突き出た湾
曲を描いてタフテイングし、次いで、それらのバックス
テッチに交叉する右側に突き出た湾曲を描いて、白糸1
本(UX )と黒糸1本(VX )と白糸1本(UX )の順
に並べられた3本1組のパイル糸を、最初のタフテイン
グ時と同じニードルゲージNで繰り返し配列して重ねて
タフテイングして製造され、そのパイル面には、分図
(b)に図示する如く、最後にタフテイングしたバック
ステッチと最初にタフテイングしたバックステッチが略
平行に並ぶ中央部分Dでは、その最後にタフテイングし
た黒糸(VX )のパイル列(QV )と白糸(UX )のパ
イル列(QU )と最初にタフテイングした白糸(UY
のパイル列(PU )と黒糸(VY )のパイル列(PV
が略平行に並んだ縞模様が形成され、最後にタフテイン
グしたバックステッチと最初にタフテイングしたバック
ステッチが交叉する箇所AとBとCでは、その最後にタ
フテイングした黒糸(VX )のパイル(QV )と白糸
(UX )のパイル(QU )の脇に最初にタフテイングし
た白糸(UY )のパイル(PU )と黒糸(VY )のパイ
ル(PV )が微かに現れ、それらの交叉箇所AとBおよ
びBとCの間の部分Mでは、最後にタフテイングした黒
糸(VX )のパイル列(QV )と白糸(UX )のパイル
列(QU )と最初にタフテイングした白糸(UY )のパ
イル列(PU )と黒糸(VY )のパイル列(PV )が混
在するように平行に並び、その並び方が最後にタフテイ
ングしたバックステッチと最初にタフテイングしたバッ
クステッチが交叉する度に変化し、全体として変化に富
んだ模様がパイル面に描出されている。
【0038】
【発明の効果】上記の通り本発明によると、無地のタフ
テッドパイル布帛を製造するために使用されている植毛
ミシン(タフテッド機)によって、縞線が広狭変化した
図柄・模様をパイル面に簡便に描出することが出来る。
【0039】そのためには、ステッチ方向を変えて、2
回にわたってタフテイングすることになるが、ニードル
本数が10以下の小幅のタフテッド機である植毛ミシン
によって、バスマットやキッチンマット、玄関マット、
ダストコントロールマットに使用される小サイズのタフ
テッドパイル布帛を製造する場合には、その基布の全面
にパイルをタフテイングするために何回もタフテイング
しているので、本発明においてステッチ方向を変えて2
回タフテイングするとしても、そのことによってタフテ
ッドパイル布帛の生産効率が低下することにはならな
い。
【0040】そして、ニードル本数が10以下の小幅の
タフテッド機である植毛ミシンを使用して本発明を実施
すれば、より複雑で細かく縞線が広狭変化した図柄・模
様を描出することが出来、最初にタフテイングされるパ
イルPと最後にタフテイングされるパイルQの間には2
mm以下の長短差があって、その僅かに突き出たパイル
Qはパイル布帛全体を柔らかく肌触りのよいものにし、
特に、具体例に示す如く、縞線を斜めに描いた図柄・模
様は肩苦しい印象を与えず、全体として優しく温和な印
象を与え、小サイズのバスマットやキッチンマット、玄
関マット、ダストコントロールマットに好適なタフテッ
ドパイル布帛が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタフテッドパイル布帛のパイル面
の斜視図である。
【図2】本発明に係るタフテッドパイル布帛のバックス
テッチ面の斜視図である。
【図3】従来技術水準から想定される本発明に係るタフ
テッドパイル布帛のパイル面の斜視図である。
【図4】本発明に係るタフテッドパイル布帛のタフテイ
ング過程での側面断面図である。
【図5】本発明に係るタフテッドパイル布帛のタフテイ
ング工程の関係図である。
【図6】本発明に係るタフテッドパイル布帛のタフテイ
ング工程の関係図である。
【図7】本発明に係るタフテッドパイル布帛のバックス
テッチ面とパイル面との関係図である。
【図8】本発明に係るタフテッドパイル布帛のバックス
テッチ面とパイル面との関係図である。
【符号の説明】
11 基布 12 パイル糸ループ 13 ニードル 14 ルーパー 16 ナイフ 17 押さえ針 A・B・C・D・E・F・M バックステッチが並ぶ箇
所 P・Q パイル U パイル糸(白糸) V パイル糸(黒糸)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部において、ステッチ方向
    が異なる数条の第1バックステッチXと数条の第2バッ
    クステッチYとが交叉して重なっており、それらの第1
    バックステッチXと第2バックステッチYの双方がそれ
    ぞれ異色2種のパイル糸によって構成されており、第1
    バックステッチXの異色2種のパイル糸は第2バックス
    テッチYの異色2種のパイル糸と同色であり、その第1
    バックステッチXと第2バックステッチYの異色2種の
    パイル糸UとVはそれぞれ4本以下の数本または1本お
    きに交互に繰り返し配列されていることを特徴とタフテ
    ッドパイル布帛。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の第1バックステッ
    チXのニードルゲージN1 が第2バックステッチYのス
    テッチゲージS2 よりも粗く、第2バックステッチYの
    ニードルゲージN2 が第1バックステッチXのステッチ
    ゲージS1 よりも粗いことを特徴とする前掲請求項1に
    記載のタフテッドパイル布帛。
  3. 【請求項3】 前掲請求項1に記載の第1バックステッ
    チXのニードルゲージN1 が第2バックステッチYのス
    テッチゲージS2 の1.5〜2.5倍であり、第2バッ
    クステッチYのニードルゲージN2 が第1バックステッ
    チXのステッチゲージS1 の1.5〜2.5倍であるこ
    とを特徴とする前掲請求項1に記載のタフテッドパイル
    布帛。
  4. 【請求項4】 前掲請求項1に記載の第1バックステッ
    チXと第2バックステッチYの異色2種のパイル糸Uと
    Vが、それぞれ異色2種の一方のパイル糸(U)1本に
    つき他方のパイル糸(V)が1〜3本の割合で繰り返し
    配列されていることを特徴とする前掲請求項1に記載の
    タフテッドパイル布帛。
  5. 【請求項5】 前掲請求項1に記載の第1バックステッ
    チXの上に重ねてタフテイングされる第2バックステッ
    チYのパイルQのパイル長H7 が、第1バックステッチ
    XのパイルPのパイル長H1 よりも長く、そのパイル長
    の差H6 が2mm以下(H6 ≦H7 −H1 )になってい
    ることを特徴とする前掲請求項1に記載のタフテッドパ
    イル布帛。
  6. 【請求項6】 前掲請求項1に記載の第1バックステッ
    チXの上に重ねてタフテイングされる第2バックステッ
    チYのステッチゲージS2 が、第1バックステッチXの
    ステッチゲージS1 よりも細かくなっている(S2 <S
    1 )ことを特徴とする前掲請求項1に記載のタフテッド
    パイル布帛。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130169A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Toli Corp タイルカーペット
JP2006197996A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Toli Corp タイルカーペット

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JP2006130169A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Toli Corp タイルカーペット
JP2006197996A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Toli Corp タイルカーペット

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