JPH1088853A - 建築構造物の施工における免震装置の取付工法 - Google Patents

建築構造物の施工における免震装置の取付工法

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JPH1088853A
JPH1088853A JP8260119A JP26011996A JPH1088853A JP H1088853 A JPH1088853 A JP H1088853A JP 8260119 A JP8260119 A JP 8260119A JP 26011996 A JP26011996 A JP 26011996A JP H1088853 A JPH1088853 A JP H1088853A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部アンカープレート10の変形を来したり
機械加工を必要とすることなく、免震装置の取付の合理
化を図る。 【解決手段】 プレキャストコンクリートからなる下部
アンカープレート10には長ナット11が一体的に貫設
され、空気抜き孔12が開設されている。長ナット11
にアンカーボルト104を取り付け、このアンカーボル
ト104の下部をコンクリート打設空間Sに構築された
アンカーフレーム102に固定する。型枠103で囲ま
れたコンクリート打設空間Sにコンクリートを打設する
ことによって基礎立ち上がり部2を施工し、直接、ある
いは無収縮グラウトを介して下部アンカープレート10
と基礎立ち上がり部2を一体接合する。下部アンカープ
レート10上に免震装置1をセットしてその下部フラン
ジプレート1aをボルト106で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造物を基礎
上に免震支持する免震装置を下部基礎の施工に際して取
り付けるための技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】地震等が発生した場合に、建築構造物に
伝達される震動エネルギを減少させるには、下部基礎と
その上の構造物本体側の上部基礎との間に免震装置を介
在させることが有効である。図9に示すように、免震装
置1としては、典型的には下部基礎の基礎立ち上がり部
2側に取り付けられる下部フランジプレート1aと、免
震支持対象である構造物本体の上部基礎3側に取り付け
られる上部フランジプレート1bとの間に、ゴム層1及
び金属板を交互に積層して一体化した積層ゴム1cを設
け、基礎立ち上がり部2から上部基礎3への伝達震動を
水平方向への積層ゴム1cの剪断変形によって吸収・絶
縁し、かつ上部基礎3の共振を防止するものである。
【0003】建築構造物の施工に際して、この建築構造
物に免震装置1を取り付けるための従来工法において
は、まず図10に示すように、上述の基礎立ち上がり部
2を施工するためのコンクリート打設空間Sに、鉄筋1
01と、アンカーフレーム102とを組み込み、その周
囲に型枠103を組み立てる。アンカーフレーム102
の上部にはアンカーボルト104を溶接し、更にこのア
ンカーボルト104の上部に、長ナット105及びボル
ト106を介して鋼板からなる下部アンカープレート4
を取り付ける。
【0004】次に前記型枠103内のコンクリート打設
空間Sに、下部アンカープレート4の下側の破線で示す
高さまでコンクリートを打設することによって、基礎立
ち上がり部2を施工する。これによって、鉄筋101、
アンカーフレーム102、アンカーボルト104及び長
ナット105等は基礎立ち上がり部2のコンクリートに
埋設一体化される。図11に示すように、前記基礎立ち
上がり部2のコンクリートが硬化したら、その上面と下
部アンカープレート4との間に無収縮グラウト107を
圧入する。
【0005】無収縮グラウト107が硬化したら、下部
アンカープレート4を締め付けているボルト106をい
ったん長ナット105から取り外し、図12に示すよう
に、免震装置1をセットしてその下部フランジプレート
1aに開設されたボルト挿通孔(図示省略)を通じて前
記ボルト106を再び長ナット105にねじ込むことに
より、前記下部フランジプレート1aを下部アンカープ
レート4に固定する。また、免震装置1の上部フランジ
プレート1b上には、下部アンカープレート4と同様の
鋼板からなる上部アンカープレート5をボルト108及
び長ナット109によって固定し、構造物本体の上部基
礎3を構築するコンクリートを打設するための型枠11
0を組み立て、更に前記コンクリートに埋設一体化され
るアンカーボルト111を前記長ナット109に螺合
し、図示されていない鉄筋の配筋やアンカーフレームの
組み立て等を経て上部基礎3が施工される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来工法によれ
ば、次のような問題が指摘される。 (1) 基礎立ち上がり部2のコンクリートと下部アンカー
プレート4との間に充填される無収縮グラウト107は
膨張性を有するため、鋼板からなる前記下部アンカープ
レート4が曲がってしまうことがあり、したがって下部
アンカープレート4として薄い鋼板は使用することがで
きない。 (2) 免震装置1の下部フランジプレート1aとの接触面
を平滑にして完全に重合させるために、基礎立ち上がり
部2に一体化された下部アンカープレート4の上面に機
械加工を施すことが必要になる場合がある。 (3) 上記(1)(2)の理由から、施工コストが増大する。
【0007】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、下部アン
カープレートの変形を来したり機械加工を必要とするこ
となく、免震装置の取付の合理化を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る免震装置の取付工法は、プレキャストコン
クリートからなる下部アンカープレートを基礎立ち上が
り部のコンクリート打設空間に設けたアンカーフレーム
にアンカーボルトを介して連結し、前記コンクリート打
設空間にコンクリートを打設して基礎立ち上がり部を施
工すると共にこの基礎立ち上がり部と前記下部アンカー
プレートとを一体的に接合し、免震装置の下部フランジ
プレートを前記下部アンカープレート上に前記ナットに
ねじ込むボルトを介して固定するものである。
【0009】すなわち下部アンカープレートは、工場な
どで予め成形されたプレキャストコンクリート製品であ
り、高強度、高精度に製作される。この下部アンカープ
レートには適当な間隔で所要数の空気抜き孔を開設して
おき、あるいは下部アンカープレートの下面を、外周側
へ向けて肉厚が減少するテーパ状に形成しておけば、コ
ンクリート打設空間にコンクリートを打設することによ
り基礎立ち上がり部を施工すると共に下部アンカープレ
ートに接合する際に、その接合部の空気が前記空気抜き
孔又はテーパ状下面から外部へ逃げるので、基礎立ち上
がり部と下部アンカープレートとを、空隙を残さずに良
好に接合することができる。また、コンクリート打設に
は膨張又は無収縮コンクリートを用いることによって、
このコンクリートの上面を下部アンカープレートの下面
に直接接合することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の第一の
実施形態を示すものである。まず図1において、参照符
号10は工場で高強度コンクリートを用いて予め成形さ
れたプレキャストコンクリートからなる均一な板厚の下
部アンカープレートであり、高精度の型枠と高強度コン
クリートを用いることによって、表面が平滑に形成さ
れ、かつ後述するコンクリートあるいはグラウトの膨張
圧に耐え得る強度・剛性を有するものである。この下部
アンカープレート10には、厚さ方向(上下方向)に、
複数の長ナット11が一体的に貫設されると共に、複数
の空気抜き孔12が開設されている。
【0011】下部アンカープレート10の各長ナット1
1の下部に、それぞれアンカーボルト104をねじ込ん
で取り付け、このアンカーボルト104の下部を、基礎
立ち上がり部のコンクリート打設空間Sに構築されたア
ンカーフレーム102に溶接Wする。また、前記コンク
リート打設空間Sには所要の鉄筋101を組み込み、周
囲に型枠103を組み立てる。なお、アンカーボルト1
04の下部は、アンカーフレーム102に設けた長ナッ
ト112に螺合連結するように構成すれば、アンカーボ
ルト104を適宜回転させることによって、下部アンカ
ープレート10の取付高さを微調整することができる。
【0012】次に前記型枠103で囲まれたコンクリー
ト打設空間Sに、図2に参照符号113で示すように、
下部アンカープレート10の下面にほぼ接する高さまで
膨張コンクリート又は無収縮コンクリート(以下、単に
膨張コンクリートという)を打設する。これによって、
鉄筋101、アンカーフレーム102及びアンカーボル
ト104等は、硬化して行く前記コンクリート(基礎立
ち上がり部2)に埋設一体化される。
【0013】膨張コンクリート113は、硬化の過程で
僅かに体積が増加するため、その上面が上昇して確実に
下部アンカープレート10の下面に接触された状態にな
る。このとき、下部アンカープレート10の下側に存在
していた空気は、膨張コンクリート113の体積増加に
伴って下部アンカープレート10の複数の空気抜き孔1
2から外部へ排出されるので、膨張コンクリート113
からなる基礎立ち上がり部2と下部アンカープレート1
0が空隙の介在しない状態で良好に一体接合される。ま
た、膨張コンクリート113の過剰な体積増加分の一部
は空気抜き孔12へ侵入するので、膨張圧力がある程度
吸収され、しかも下部アンカープレート10は剛性の大
きいプレキャストコンクリート製品であるため、前記膨
張圧力による変形を生じない。
【0014】この方法によれば、膨張コンクリート11
3からなる基礎立ち上がり部2が直接下部アンカープレ
ート10と接合されるので、従来のような無収縮グラウ
トの圧入工程が不要であるが、勿論、コンクリート打設
空間Sには、膨張コンクリート113の代わりに図3に
示すように通常のコンクリート113’を打設しても良
い。この場合、通常のコンクリート113’は硬化の過
程で体積収縮が起こり、下部アンカープレート10の下
面と直接接合することは困難であるため、下部アンカー
プレート10の下面と接触しない程度の高さで打設す
る。
【0015】通常のコンクリート113’が硬化するこ
とによって形成された基礎立ち上がり部2の上面と下部
アンカープレート10との間の隙間は、無収縮グラウト
107の圧入によって埋められる。このとき、前記隙間
に存在していた空気は、無収縮グラウト107の侵入に
伴って下部アンカープレート10の複数の空気抜き孔1
2から排出されるので、空隙のない状態で無収縮グラウ
ト107が充填され、その硬化に伴って下部アンカープ
レート10と基礎立ち上がり部2が一体接合される。無
収縮グラウト107は硬化の過程で僅かに体積が増加す
るが、先の図2の場合と同様、その増加分の一部は空気
抜き孔12へ侵入することによって膨張圧力がある程度
吸収され、しかも下部アンカープレート10は剛性の大
きいプレキャストコンクリート製品であるため、前記膨
張圧力による変形を生じない。
【0016】上述の図2又は図3の方法によって基礎立
ち上がり部2と下部アンカープレート10を一体施工し
たら、下部アンカープレート10の長ナット11の上部
にねじ込まれているボルト106をいったん取り外し、
図4に示すように、免震装置1をセットしてその下部フ
ランジプレート1aに開設されたボルト挿通孔(図示省
略)を通じて前記ボルト106を再び長ナット11にね
じ込むことによって、前記下部フランジプレート1aを
下部アンカープレート10に固定する。下部アンカープ
レート10の上面は、その製作時に高精度の成形型枠を
用いることによって平滑に形成されているため、機械加
工を施さなくても免震装置1の下部フランジプレート1
aとよく衝合する。
【0017】また、免震装置1の上部フランジプレート
1b上に、下部アンカープレート10と同様の、プレキ
ャストコンクリートからなり厚さ方向に複数の長ナット
21が一体的に貫設された均一な板厚の上部アンカープ
レート20を位置決め配置し、前記上部フランジプレー
ト1bに開設されたボルト挿通孔(図示省略)を通じて
ボルト108を前記長ナット21の下部にねじ込むこと
によって、前記上部フランジプレート1bに上部アンカ
ープレート20を固定する。
【0018】その後は従来と同様、上部アンカープレー
ト20上に、構造物本体3の上部基礎を構築するコンク
リートを打設するための型枠110を組み立て、更に前
記コンクリートに埋設一体化されるアンカーボルト11
1を前記上部アンカープレート20の長ナット21の上
部に螺合し、図示されていない鉄筋の配筋やアンカーフ
レームの組み立て等を経て上部基礎3が施工される。
【0019】図5乃至図8は、本発明の第二の実施形態
を示すものである。この実施形態において用いられる下
部アンカープレート30は、その下面32が、外周側へ
向けて肉厚が減少するテーパ状をなしている点、及び空
気抜き孔が存在しない点で、上述の第一の実施形態と異
なるものである。この下部アンカープレート30は、そ
の厚さ方向に複数の長ナット31が一体的に貫設されて
いる。
【0020】まず図5に示すように、下部アンカープレ
ート30を、その各長ナット31の下部にねじ込んだア
ンカーボルト104を介して、基礎立ち上がり部のコン
クリート打設空間Sに構築されたアンカーフレーム10
2上に取り付け、前記コンクリート打設空間Sに所要の
鉄筋101を組み込んでその周囲に型枠103を組み立
てたら、前記コンクリート打設空間Sに、図6に参照符
号113で示すように、下部アンカープレート30の下
面32にほぼ接する高さまで膨張コンクリート又は無収
縮コンクリート(以下、単に膨張コンクリートという)
を打設する。これによって、鉄筋101、アンカーフレ
ーム102及びアンカーボルト104等は、硬化して行
く前記膨張コンクリート(基礎立ち上がり部2)に埋設
一体化される。
【0021】膨張コンクリート113は、硬化の過程で
僅かに体積が増加するため、その上面が上昇して確実に
下部アンカープレート30の下面32に接触された状態
になる。しかも、前記下面32はテーパ状に形成されて
いることから、下部アンカープレート30とコンクリー
ト113との間に残存していた空気は前記コンクリート
113の上面が上昇して行く過程で外周側へ円滑に排出
され、このため空隙のない状態で下部アンカープレート
30と基礎立ち上がり部2が一体接合される。また、前
記コンクリート113の過剰な体積増加分113aは、
型枠103の上端と下部アンカープレート30の外周と
の間から溢れ出し、除去される。
【0022】上述の方法によれば、膨張コンクリート1
13からなる基礎立ち上がり部2が直接下部アンカープ
レート30と接合されるので、無収縮グラウトの圧入工
程が不要であるが、勿論、コンクリート打設空間Sに
は、膨張コンクリート113の代わりに通常のコンクリ
ートを打設しても良い。この場合、図7に示すように、
通常のコンクリートからなる基礎立ち上がり部2と下部
アンカープレート30との間の隙間に無収縮グラウト1
07を充填する。
【0023】下部アンカープレート30と基礎立ち上が
り部2が一体接合された後の工程は第一の実施形態と同
様であり、すなわち図8に示すように、下部アンカープ
レート30上に免震装置1をセットしてその下部フラン
ジプレート1aを固定し、その上部フランジプレート1
b上にプレキャストコンクリートからなる均一な板厚の
上部アンカープレート20を固定する。そして上部アン
カープレート20上に、型枠110の組み立てや、アン
カーボルト111の取付を行い、上部基礎3を施工す
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が実現
される。 (1) プレキャストコンクリートからなる高強度の下部ア
ンカープレートを用いるため、基礎立ち上がり部コンク
リートあるいはグラウトの膨張圧力によってこの下部ア
ンカープレートが変形するようなことがない。 (2) プレキャストコンクリートからなる下部アンカープ
レートは高精度に製作できるため、機械加工を施す必要
がない。 (3) 厚い鋼板からなる下部アンカープレートを用いる場
合に比較して、施工コストが安価になる。 (4) 下面をテーパ状とした下部アンカープレートを用い
た場合、基礎立ち上がり部の施工に膨張コンクリートも
しくは無収縮コンクリートを用いて、この基礎立ち上が
り部を直接下部アンカープレートに接合することによっ
て、無収縮グラウトの圧入による接合工程を不要にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態において、下部アンカ
ープレートを基礎立ち上がり部のコンクリート打設空間
に設けたアンカーフレームに連結する工程を示す説明図
である。
【図2】上記第一の実施形態において、基礎立ち上がり
部を直接下部アンカープレートに一体的に接合する工程
を示す説明図である。
【図3】上記第一の実施形態において、基礎立ち上がり
部と下部アンカープレートとを無収縮グラウトにより一
体的に接合する工程を示す説明図である。
【図4】上記第一の実施形態において、免震装置の下部
フランジプレートを前記下部アンカープレート上に固定
し更に上部基礎を構築する工程を示す説明図である。
【図5】本発明の第二の実施形態において、下部アンカ
ープレートを基礎立ち上がり部のコンクリート打設空間
に設けたアンカーフレームに連結する工程を示す説明図
である。
【図6】上記第二の実施形態において、基礎立ち上がり
部を直接下部アンカープレートに一体的に接合する工程
を示す説明図である。
【図7】上記第二の実施形態において、基礎立ち上がり
部と下部アンカープレートとを無収縮グラウトにより一
体的に接合する工程を示す説明図である。
【図8】上記第二の実施形態において、免震装置の下部
フランジプレートを前記下部アンカープレート上に固定
し更に上部基礎を構築する工程を示す説明図である。
【図9】免震装置の一例を示す説明図である。
【図10】従来技術において、下部アンカープレートを
基礎立ち上がり部のコンクリート打設空間に設けたアン
カーフレームに連結する工程を示す説明図である。
【図11】従来技術において、基礎立ち上がり部と下部
アンカープレートとを無収縮グラウトにより一体的に接
合する工程を示す説明図である。
【図12】従来技術において、免震装置の下部フランジ
プレートを前記下部アンカープレート上に固定し更に上
部基礎を構築する工程を示す説明図である。
【符号の説明】
10,30 下部アンカープレート 11,31 長ナット 12 空気抜き孔 102 アンカーフレーム 104 アンカーボルト 107 無収縮グラウト 113 膨張コンクリート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリートからなる下部
    アンカープレートを基礎立ち上がり部のコンクリート打
    設空間に設けたアンカーフレームにアンカーボルトを介
    して連結する工程と、 前記コンクリート打設空間にコンクリートを打設して基
    礎立ち上がり部を施工すると共にこの基礎立ち上がり部
    と前記下部アンカープレートとを一体的に接合する工程
    と、 免震装置の下部フランジプレートを前記下部アンカープ
    レート上に前記ナットにねじ込むボルトを介して固定す
    る工程と、からなることを特徴とする建築構造物の施工
    における免震装置の取付工法。
  2. 【請求項2】 下部アンカープレートには適当な間隔で
    所要数の空気抜き孔が開設されていることを特徴とする
    請求項1に記載の建築構造物の施工における免震装置の
    取付工法。
  3. 【請求項3】 下部アンカープレートの下面が、外周側
    へ向けて肉厚が減少するテーパ状をなすことを特徴とす
    る請求項1に記載の建築構造物の施工における免震装置
    の取付工法。
  4. 【請求項4】 コンクリート打設空間に打設するコンク
    リートが膨張又は無収縮コンクリートであり、このコン
    クリートの上面を下部アンカープレートの下面に接合さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の建築構造物の施
    工における免震装置の取付工法。
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