JP4499006B2 - 免震装置の取付構造、その施工方法、および免震装置取付用ベースプレート - Google Patents

免震装置の取付構造、その施工方法、および免震装置取付用ベースプレート Download PDF

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Description

本発明は、免震装置取付用のベースプレートを上部架台や下部架台に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能な、免震装置の取付構造、その施工方法、およびそれらに使用される免震装置取付用ベースプレートに関する。
従来、建物の基礎と本体との間に免震装置を取り付けるその取付構造は、例えば図7に示すようなものであった。すなわち、建物の基礎80上に設置される免震装置81と、建物本体82の底部に構築されるコンクリート製の上部架台83との間には、鋼製の、免震装置取付用の上部ベースプレート84が設けられており、当該上部ベースプレート84の下面側は、免震装置81の上端面、すなわち免震装置81の上部フランジプレート81aの上面に、ボルト85と袋ナット86などの締結具を用いて固定される。そのため上部ベースプレート84にはボルト85を螺合させるためのボルト孔が形成されているとともに、当該ボルト孔に対応する位置に袋ナット86が溶接される。上部ベースプレート84の免震装置81と接する面、すなわち下面側は、免震装置81の上端面にぴったりと密着するよう高い平滑度が要求される。
ところが図8に示すように、上部ベースプレート84の上面側には、上記袋ナット86や、上部架台83に一体的に埋設されて定着部(アンカー)を構成するための複数のアンカーボルト87(図8および図9において取り付けられる位置を×印で示している)などが溶接されるため、上部ベースプレート84には波打つような反りを形成する溶接ひずみが生じやすい。このようなひずみが生じると、上部ベースプレート84と免震装置81との間の上下方向の圧接力が均等に分散されず、水平方向の震動に対する摩擦抗力が十全に発揮されない。また、免震装置81の上端面と接合するための締結具、すなわち本図示例にあってはボルト85と袋ナット86との締結力が不均一になり、全体として締結力が低下してしまう。
このような問題を回避するため、上部ベースプレート84は、一定以上の厚み、例えば25mm程度の厚さ寸法を有するとともに、溶接しても反りがほとんど生じないよう、高度な技術により製造される必要があり、結果的に製造コストが非常に高くなってしまっていた。また、図7のように上部架台83の平面寸法よりも上部ベースプレート84の寸法が小さい場合には、上部架台83のコンクリートを打設する際にその下面の一部、すなわち上部ベースプレート84により覆われない部分に型枠Fを設ける必要があり、さらにはこの型枠を支持する支保工Sを設ける必要があったため、これらの設置および解体に手間がかかり、不利であった。
以上の事情は、建物の基礎80上に立設されるコンクリート製の下部架台88と免震装置81との間に設けられる免震装置取付用の下部ベースプレート89についても全く同様であった。図9には下部ベースプレート89の平面図を示しているが、袋ナット86やアンカーボルト87が下面側、すなわち下部架台88側に突出するよう溶接されている点や、下部架台88を打設するためのコンクリート充填孔90が形成されている点などを除いて上部ベースプレート84とほぼ同様の構成であり、上述の不利な点についても同様であった。
そこで、鋼板からなる免震装置取付用ベースプレートの代わりにプレキャストコンクリート(以下、PCaという)製のベースプレートを用いた技術として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の「建築構造物の施工における免震装置の取付工法」は、免震装置を下部基礎の施工に際して取り付けるための技術分野に属するものであって、PCaからなる下部ベースプレート(「下部アンカープレート」)を、下部架台(「基礎立ち上がり部」)のコンクリート打設空間に設けたアンカーフレームにアンカーボルトを介して連結する工程と、前記コンクリート打設空間にコンクリートを打設して下部架台を施工するとともに当該下部架台と前記下部ベースプレートとを一体的に接合する工程と、免震装置の下部フランジプレートを前記下部ベースプレート上に、ナットにねじ込むボルトを介して固定する工程とからなる(「請求項1」など参照)。工場で高強度コンクリートを用いて予め成形された均一な板厚を有する下部ベースプレートには、厚さ方向(上下方向)に複数の長ナットが一体的に貫設されている。そして、現場における施工時に、各長ナットの下部に、下部架台のコンクリート中に埋設一体化されて定着を図るアンカーボルトをねじ込んで取り付けるとともに、これら各アンカーボルトの下部をアンカーフレームに溶接する(「発明の実施の形態」、段落番号0010、0011など参照)。また、上部ベースプレート(「上部アンカープレート」)に、下部ベースプレートと同様のPCa製のベースプレートを用いることについても開示されており、その場合は、免震装置の上部フランジプレート上に、下部ベースプレート同様のPCa製で厚さ方向に複数の長ナットが一体的に貫設された均一な板厚の上部ベースプレートを位置決め配置し、上部フランジプレート上に上部ベースプレートを固定した後、上部架台(「上部基礎」)のコンクリート中に埋設一体化されて定着を図るアンカーボルトが各長ナットの上部に螺合されて取り付けられ、上部架台用の鉄筋やアンカーフレームの形成、コンクリートの打設などを経て上部架台が構築される(「発明の実施の形態」、段落番号0017、0018など参照)。長ナットとアンカーボルトは、上部ベースプレートにおいても下部ベースプレートにおいてもそれぞれ複数設けられている(図4など参照)。
特開平10−88853号公報
ところで、上記特許文献1の背景技術にあっては、免震装置取付用のベースプレートを上部架台や下部架台に一体的に接合するために上部架台や下部架台のコンクリート中に埋設一体化されて定着を図る定着部として、アンカーボルトを用いていたが、上述のようにその施工方法は、アンカーボルトをそれぞれ上部ベースプレートあるいは下部ベースプレートの長ナットにねじ込んで取り付けた後、上部架台あるいは下部架台内に組み立てられたアンカーフレームに溶接した上で、上部架台あるいは下部架台にコンクリートを打設し一体的に埋設して定着部となすといった、工数の多い、非常に手間のかかるものであった。しかもこれら長ナットとアンカーボルトは、上部ベースプレートにおいても下部ベースプレートにおいてもそれぞれ複数設けられているので、ねじ込みや溶接などの作業もその本数だけ行う必要があり、全体として非常に手間のかかるものであった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、免震装置取付用のベースプレートを上部架台や下部架台に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能な、免震装置の取付構造、その施工方法、およびそれらに使用される免震装置取付用ベースプレートを提供することを目的とする。
本発明にかかる免震装置の取付構造は、建物の基礎上に設置される免震装置と、該免震装置と、建物本体の底部に構築されるコンクリート製の上部架台との間に設けられる免震装置取付用の上部ベースプレートとを有し、該上部ベースプレートは、トラス筋と、上記免震装置の上面に当該上部ベースプレートを固定するためのボルトを螺合させる袋ナットとが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、上記トラス筋が上記上部架台に一体的に埋設されることにより当該上部架台に接合されることを特徴とする。
また、前記上部ベースプレートの平面形状は、前記上部架台の下面全体を覆うことを特徴とする。
また、前記免震装置と、前記建物の基礎上に立設されるコンクリート製の下部架台との間に設けられる免震装置取付用の下部ベースプレートを有し、該下部ベースプレートは、トラス筋と、当該下部ベースプレート上に上記免震装置を固定するためのボルトを螺合させる袋ナットとが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、上記トラス筋が上記下部架台に一体的に埋設されることにより当該下部架台に接合されることを特徴とする。
また、本発明にかかる免震装置の取付構造の施工方法は、前記免震装置の上面に前記上部ベースプレートを固定するステップと、該上部ベースプレートの上部にコンクリートを打設して前記上部架台を構築するとともに、当該上部ベースプレートと当該上部架台とを接合するステップとを有することを特徴とする。
また、前記下部架台のコンクリート打設空間の上に、前記下部ベースプレートを位置決め配置するステップと、上記下部架台の上記コンクリート打設空間にコンクリートを打設して当該下部架台を構築するとともに、上記下部ベースプレートと当該下部架台とを接合するステップと、上記下部ベースプレートの上面に前記免震装置を固定するステップとを有することを特徴とする。
また、前記下部ベースプレートを位置決め配置するステップは、当該下部ベースプレートの前記トラス筋を前記建物の基礎側に固定することによって当該下部ベースプレートの位置ずれを防止するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる免震装置取付用ベースプレートは、建物の基礎上に設置される免震装置と、建物本体の底部に構築されるコンクリート製の上部架台や上記建物の基礎上に立設されるコンクリート製の下部架台との間に設けられる免震装置取付用ベースプレートであって、トラス筋と、上記免震装置取付用ベースプレートに上記免震装置を固定するためのボルトを螺合させる袋ナットとが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、上記トラス筋が上記上部架台や上記下部架台に一体的に埋設されることにより当該上部架台や当該下部架台に接合されることを特徴とする。
本発明にかかる免震装置の取付構造、その施工方法、および免震装置取付用ベースプレートにあっては、免震装置取付用のベースプレートを上部架台や下部架台に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能となる。
以下に、本発明にかかる免震装置の取付構造、その施工方法、および免震装置取付用ベースプレートの好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる免震装置の取付構造の施工方法を、図1から図4に示している。本実施形態の免震装置の取付構造は基本的には、建物の基礎1、例えば基礎梁などの上に立設されたコンクリート製の下部架台2と、当該下部架台2の上方、建物本体3の底部に構築されたコンクリート製の上部架台4との間に免震装置5を取り付ける構造である。
まず、図1に示すように、建物の基礎1の上に立設される下部架台2の、コンクリート打設空間2aの上に、免震装置取付用ベースプレートである下部ベースプレート6を位置決め配置する。具体的には、まず下部架台2のコンクリート打設空間2a内に構築されたレベル調整フレーム7上に、下部ベースプレート6の下面に突設したレベル調整ボルト8を介して、下部ベースプレート6を載置する。レベル調整フレーム7の配置によって下部ベースプレート6の水平方向位置が位置決めされ、レベル調整フレーム7の上端に形成されたボルト孔7aに螺合されるレベル調整ボルト8を調節することによって下部ベースプレート6の高さ位置を調整する。また、下部架台2のコンクリート打設空間2aへのコンクリート打設に備え、型枠F1や、図示しない配筋などを設置する。
下部ベースプレート6は、図5にその平面図を示すように、複数のトラス筋9と、下部ベースプレート6上に免震装置5を固定するためのボルト10を螺合させる複数の袋ナット11とが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなる。トラス筋9と袋ナット11は、それらの上部がハーフプレキャストコンクリート版内に一体的に埋設されており、それらの下部が下方に突出するように設けられている。袋ナット11の下部は、必ずしも下方に突出している必要はないが、本実施形態のように下方に突出する構成とすることにより、トラス筋9の下部と同様に下部架台2のコンクリート14内に埋設一体化されて定着作用を発揮するので好ましい。また本実施形態の袋ナット11の下端にはフランジ状の鍔部11aが形成されており、このような鍔部11aを形成することは下部架台2のコンクリート14内への定着作用をより一層高めることができるので好ましい。袋ナット11の、ボルト10を螺合する側の端部である上端部の位置は、下部ベースプレート6の上面とほぼ一致するように形成されている。
各トラス筋9は、ハーフプレキャストコンクリート版内に延びる2本の上端配力筋(図示省略)と、当該上端配力筋と平行に延びる1本の下端配力筋9aとの間に四角錐型のラチス筋9bを組み合わせて構成されており、各ラチス筋9bの四角錐の頂点が下方を向くよう構成されている。
下部架台2のコンクリート打設空間2a上に位置決め配置された下部ベースプレート6の、コンクリート打設時などにおける位置ずれを防止するためには、下部ベースプレート6のトラス筋9を利用して建物の基礎1側に固定することが好ましい。具体的には、本実施形態にあっては、下端部が建物の基礎1に固定された位置固定用鉄筋12を用いて、当該位置固定用鉄筋12の上端付近をトラス筋9の下端配力筋9aに固定することにより位置ずれを防止している。図9に示した背景技術における鋼板製の下部ベースプレート89にあっては、その下面側に、下部架台2との間の定着を図るためのアンカーボルト87のみならず、位置ずれ防止用の固定手段であるスタッドボルト91(図9において、その取り付けられる位置を△で示している)が設けられていたが、本実施形態の下部ベースプレート6にあっては、トラス筋9の下方突出部分を位置ずれ防止用の固定手段として利用することができるので、特段従来のようなスタッドボルトなどを設ける必要がなく、有利である。
次いで、図2に示すように、下部ベースプレート6のコンクリート充填孔13を介して、型枠F1により囲繞される下部架台2のコンクリート打設空間2aにコンクリート14を打設し、下部架台2を構築するとともに、下部ベースプレート6と下部架台2とを接合する。具体的には、下部ベースプレート6のトラス筋9の下方に突出した部分が、下部架台2に一体的に埋設されることによりコンクリート14の硬化を経てコンクリート14に対する定着作用を発揮し、下部ベースプレート6と下部架台2とを一体的に接合する。またこの際、上述したように、袋ナット11の鍔部11aを有する下部が下部架台2に一体的に埋設されることによっても定着効果が得られる。この時点ではまだ、図2に示すように下部ベースプレート6と下部架台2の上面との間に隙間が存在していてもよい。なお、図2にではコンクリート14が既に硬化した状態で示している。
上記特許文献1に開示された従来技術の場合には、下部ベースプレートと下部架台との間の定着を図るための定着部として、アンカーボルトのような特別の部材を使用する必要があり、さらには上述したように、そのアンカーボルトの下部ベースプレートおよび下部架台側への取り付け作業は非常に手間のかかるものであった。これに対し本実施形態にあっては、定着部として機能するトラス筋9が、もともと下部ベースプレート6に一体的に埋設されて形成されているため、現場の施工においてはただ単にコンクリート14を打設するだけで定着部を形成することができる。また、工場においてトラス筋9を一体化させたハーフプレキャストコンクリート版からなる下部ベースプレート6を製造する製法は、あらかじめ組み立てられたトラス筋9を埋設一体化するようにコンクリート14を打設するだけであって、非常に簡単である。これに対し上記従来技術では、上述したように、複数のアンカーボルトを下部ベースプレートの長ナットにひとつひとつねじ込まなければならず、非常に手間のかかるものであった。
次いで、図3に示すように、下部ベースプレート6のコンクリート充填孔13を介して、下部ベースプレート6と下部架台2の上面との間の隙間を埋めるようにグラウト15を注入する。この際、隙間に存在していた空気が下部ベースプレート6に複数形成されたエアー抜き孔16から排出され、当該エアー抜き孔16やコンクリート充填孔13の高さまでグラウト15が充填されて、グラウト15の硬化を経て、下部ベースプレート6と下部架台2の上面とが空隙なく接合される。
次いで、まず下部ベースプレート6の上面に、図4に示すように免震装置5が載置され両者が互いに固定される。本実施形態における免震装置5は積層ゴム5aの上下にフランジプレート5b、5cが設けられたものである。免震装置5の下部フランジプレート5bトに形成されたボルト孔(図示省略)を介して、ボルト10を上方から、下部ベースプレート6の袋ナット11に螺合させることによって、免震装置5が下部ベースプレート6に固定される。
そして次に、免震装置5の上部フランジプレート5cの上面に免震装置取付用ベースプレートである上部ベースプレート17が固定される。具体的には、免震装置5の上部フランジプレート5cに形成されたボルト孔(図示省略)を介して、ボルト18を下方から、上部ベースプレート17の袋ナット20に螺合させることによって、免震装置5が上部ベースプレート17に固定される。
ここで、上部ベースプレート17の構成は、図6にその平面図を示すように、複数のトラス筋19と、免震装置5の上面に上部ベースプレート17を固定するためのボルト18を螺合させる複数の袋ナット20とが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなる。なお、図6では、袋ナット20はその断面のみを点線で描いている。トラス筋19と袋ナット20は、それらの下部がハーフプレキャストコンクリート版内に一体的に埋設されており、それらの上部が上方に突出するように設けられている。袋ナット20の上部は、必ずしも上方に突出している必要はないが、本実施形態のように上方に突出する構成とすれば、トラス筋9の上部と同様に上部架台4のコンクリート21内に埋設一体化されて定着作用を発揮するので好ましい。また本実施形態の袋ナット20の上端にはフランジ状の鍔部20aが形成されており、このような鍔部20aを形成することは上部架台4のコンクリート21内への定着作用をより一層高めることができるので好ましい。袋ナット20の、ボルト18を螺合する側の端部である下端部の位置は、上部ベースプレート17の下面とほぼ一致するように形成されている。
各トラス筋19は、ハーフプレキャストコンクリート版内に延びる2本の下端配力筋(図示省略)と、当該下端配力筋と平行に延びる1本の上端配力筋19aとの間に四角錐型のラチス筋19bを組み合わせて構成されており、各ラチス筋19bの四角錐の頂点が上方を向くよう構成されている。以上要するに、上部ベースプレート17の構成は、上下方向が逆転してはいるものの下部ベースプレート6とほぼ同様であるが、下部ベースプレート6と異なり、コンクリート充填孔やエアー抜き孔などは設けられていない。
そして次に、上部ベースプレート17の上部に図4に示すようにコンクリート21を打設して上部架台4を構築するとともに、上部ベースプレート17と上部架台4とを接合する。具体的には、上部ベースプレート17の外周部分に型枠F2を立設し、図示しない鉄筋の配筋などを経て、型枠F2の上方開口部からコンクリート21を流し込む。この際、上部ベースプレート17のトラス筋9の、上方に突出した部分が、上部架台4に一体的に埋設されることによりコンクリート21の硬化を経て定着作用を発揮し、上部ベースプレート17と上部架台4とが一体的に接合される。図4では、既に上部架台4のコンクリート21が硬化した状態を示している。またこの際、上述したように、袋ナット20の鍔部20aを有する上部が上部架台4に一体的に埋設されることによっても定着効果が得られる。
上部ベースプレート17と上部架台4との間の定着を図るための定着部として、アンカーボルトのような特別の部材を使用する上記特許文献1に開示された従来技術のような場合と較べ、本実施形態にあっては、定着部として機能するトラス筋19が、もともと上部ベースプレート17に一体的に埋設されて形成されているため、現場の施工においてはただ単にコンクリート21を打設するだけで定着部を形成することができる。また、工場においてトラス筋9を一体化させたハーフプレキャストコンクリート版からなる上部ベースプレート17を製造する製法は、あらかじめ組み立てられたトラス筋9を埋設一体化するようにコンクリート21を打設するだけであって、複数のアンカーボルトを上部ベースプレートの長ナットにひとつひとつねじ込まなければならない上記従来技術と較べ、非常に簡単である。
また、本実施形態における上部ベースプレート17の平面形状は、上部架台4の下面と一致しており、従って上部架台4の下面全体を完全に覆うものである。そのため、上部架台4のコンクリート21を打設するに際し、その下面部分の型枠としては上部ベースプレート17をそのまま利用すればよく、下面部分の周縁部などにおいても特段、型枠やそれを支持する支保工を設ける必要がない。
以上の工程により、図4に示すような、本実施形態の免震装置5の取付構造が構築される。
本実施形態における免震装置取付用ベースプレートである、上部ベースプレート17および下部ベースプレート6(以下、両者を指す場合は単にベースプレート6、17という)についてさらに詳述する。工場で製造される本実施形態におけるベースプレート6、17の、免震装置5と接する側の面は、免震装置5の上下のフランジプレート5b、5cにぴったりと密着するよう、高い平滑度が要求されるため、平滑度の高い鋼板などの型枠を用いて打設される。
また、例えばグラウト15やコンクリート21の硬化に伴う膨張圧力などによりベースプレートに発生するひずみを極力防止することが必要となるが、本実施形態における、トラス筋9、19が一体的に埋設されたハーフプレキャストコンクリート版からなるベースプレート6、17にあっては、当該トラス筋9、19がベースプレート6、17の強度や曲げ剛性を高める補強筋として機能することから、そのようなひずみの発生を確実に防止できる。さらに、そのようなひずみをより一層確実に防止するために、ベースプレート6、17のコンクリート部分を高強度コンクリートにより打設し形成することも有効である。また、ベースプレート6、17のコンクリート部分にリブ、例えばトラス筋9の延びる方向に沿ってベースプレート6、17の一端から他端まで延びるリブを設けることによってベースプレート6、17の曲げ剛性を高めておくことや、プリストレスを導入しておくことによってベースプレート6、17の曲げ剛性を高めておくことも有効である。
本実施形態におけるベースプレート6、17の、上部架台4および下部架台2(以下、両者を指す場合は単に架台2、4という)に対する定着手段であるトラス筋9、19は、特にその架台2、4側に突出したラチス筋9b、19bや配力筋9a、19aの構造が、架台2、4側に対してフック状、あるいはかご状を呈しており、打設されたコンクリート14、21が当該フックやかご形状の内部にまで回り込み硬化することにより、架台2、4側コンクリート14、21とトラス筋9、19とが互いに係合し合う状態となるので、上記特許文献1に開示された従来技術におけるアンカーボルトのような通常の定着手段と較べ、高い定着性を発揮する。
また、図8に示した、背景技術における鋼板製の上部ベースプレート84にあっては、その上面に揚重用の吊り具であるアイプレート92が設けられていた。しかしながら本実施形態におけるベースプレート6、17にあっては、トラス筋9の、配力筋9a、19aやラチス筋9b、19bなどの突出部分を揚重用のフックとして利用することができるので、特段、アイプレートなどの吊り具を設ける必要がない。
また、図8および図9に示した鋼板製のベースプレート84、89の場合は、例えば25mm程度の厚さ寸法のもので15万円程度と非常に製造コストが高いものであったが、本実施形態の、トラス筋9、19と袋ナット11、20とが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるベースプレート配力筋6、17は、例えば9千円程度のコストで製造することができ、コスト面からも非常に有利である。
以上説明したように、本実施形態における免震装置の取付構造にあっては、建物の基礎1上に設置される免震装置5と、当該免震装置5と建物本体3の底部に構築されるコンクリート製の上部架台4との間に設けられる免震装置取付用の上部ベースプレート17とを有し、上部ベースプレート17は、トラス筋19と、免震装置5の上面に上部ベースプレート17を固定するためのボルト18を螺合させる袋ナット20とが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、当該トラス筋19が上部架台4に一体的に埋設されることにより上部架台4に接合されることとしたので、上部ベースプレート17を上部架台4に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能となり、有利である。また、従来技術におけるアンカーボルトなどの定着手段に比して、本実施形態の上部ベースプレート17におけるトラス筋19は、より高い定着性を発揮するので、上部ベースプレート17が上部架台4に対してより一層確実に接合されるため、有利である。また、トラス筋9が配筋されたハーフプレキャストコンクリート版からなる上部ベースプレート17は、従来技術における、トラス筋を備えていないプレキャストコンクリート製のベースプレートに較べてひずみにくいため、免震装置5との間の高い密着性を維持することができ、有利である。また、トラス筋9が配筋されたハーフプレキャストコンクリート版からなる上部ベースプレート17は、従来技術における、トラス筋を備えていないプレキャストコンクリート製のベースプレートに設けられる必要があった揚重用の吊り具を省略することができるため、有利である。また、本実施形態の上部ベースプレート17に設けられる袋ナット20は上方に突出した部分を有し、さらにこの上方突出部分には鍔部20aが形成されているため、上部架台4に埋設一体化されて、トラス筋9とあわせて上部架台4に対する定着性を発揮し、上部ベースプレート17が上部架台4に対してより一層確実に接合されることが可能となるため、有利である。
また、本実施形態における免震装置5の取付構造にあっては、上部ベースプレート17の平面形状は上部架台4の下面全体を覆うこととしたので、上部架台4のコンクリート21を打設する際、図7に示した背景技術のような型枠Fや支保工Sを上部架台4の下面部分に設置する必要がないため、施工作業を簡略化することができ、有利である。
また、本実施形態における免震装置5の取付構造にあっては、免震装置5と、建物の基礎1上に立設されるコンクリート製の下部架台2との間に設けられる免震装置取付用の下部ベースプレート6を有し、当該下部ベースプレート6は、トラス筋9と、下部ベースプレート6上に免震装置5を固定するためのボルト10を螺合させる袋ナット11とが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、当該トラス筋9が下部架台2に一体的に埋設されることにより下部架台2に接合されることとしたので、上部ベースプレート17同様、下部ベースプレート6を下部架台2に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能となり、有利である。また、従来技術におけるアンカーボルトなどの定着手段に比して、本実施形態の下部ベースプレート6におけるトラス筋9は、より高い定着性を発揮するので、下部ベースプレート6が下部架台2に対してより一層確実に接合されるため、有利である。また、トラス筋9が配筋されたハーフプレキャストコンクリート版からなる下部ベースプレート6は、上部ベースプレート17同様、従来技術における、トラス筋を備えていないプレキャストコンクリート製のベースプレートに較べてひずみにくいため、免震装置5との間の高い密着性を維持することができ、有利である。また、トラス筋9が配筋されたハーフプレキャストコンクリート版からなる下部ベースプレート6は、従来技術における、トラス筋を備えていないプレキャストコンクリート製のベースプレートに設けられる必要があった揚重用の吊り具を省略することができるため、有利である。また、本実施形態の下部ベースプレート6に設けられる袋ナット11は下方に突出した部分を有し、さらにこの下方突出部分には鍔部11aが形成されているため、下部架台2に埋設一体化されて、トラス筋9とあわせて下部架台2に対する定着性を発揮し、下部ベースプレート6が下部架台2に対してより一層確実に接合されることが可能となるため、有利である。
また、本実施形態における免震装置5の取付構造の施工方法にあっては、免震装置5の上面に上部ベースプレート17を固定するステップと、上部ベースプレート17の上部にコンクリート21を打設して上部架台4を構築するとともに、上部ベースプレート17と上部架台4とを接合するステップとを有することとしたので、上部ベースプレート17を上部架台4に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能となり、有利である。
また、本実施形態における免震装置5の取付構造の施工方法にあっては、下部架台2のコンクリート打設空間2aの上に、下部ベースプレート6を位置決め配置するステップと、下部架台2のコンクリート打設空間2aにコンクリート14を打設して下部架台2を構築するとともに、下部ベースプレート6と下部架台2とを接合するステップと、下部ベースプレート6の上面に免震装置5を固定するステップとを有することとしたので、上部ベースプレート17同様、下部ベースプレート6を下部架台2に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能となり、有利である。
また、本実施形態における免震装置5の取付構造の施工方法にあっては、下部ベースプレート6を位置決め配置するステップは、下部ベースプレート6のトラス筋9を建物の基礎1側に固定することによって下部ベースプレート6の位置ずれを防止するステップを含むこととしたので、図9に示す従来技術におけるスタッドボルト91などの位置ずれ防止用の固定手段をわざわざ設ける必要がなく、トラス筋9を利用して下部ベースプレート6の位置ずれ防止を図ることができるため、有利である。
また、本実施形態における免震装置取付用ベースプレート6、17にあっては、建物の基礎1上に設置される免震装置5と、建物本体3の底部に構築されるコンクリート製の上部架台4や建物の基礎1上に立設されるコンクリート製の下部架台2との間に設けられ、トラス筋9と、免震装置取付用ベースプレート6、17に免震装置5を固定するためのボルト10、18を螺合させる袋ナット11、20とが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、当該トラス筋9が上部架台4や下部架台2に一体的に埋設されることにより当該上部架台4や当該下部架台2に接合されることとしたので、上部ベースプレート17や下部ベースプレート6として使用するに際し、上部架台4や下部架台2に一体的に接合するための定着部の施工を大幅に簡略化することが可能となり、有利である。また、従来技術におけるアンカーボルトなどの定着手段に比して、本実施形態の免震装置取付用ベースプレート6、17におけるトラス筋9、19は、より高い定着性を発揮するので、免震装置取付用ベースプレート6、17が上部架台4や下部架台2に対してより一層確実に接合されるため、有利である。また、トラス筋9、19が配筋されたハーフプレキャストコンクリート版からなる免震装置取付用ベースプレート6、17は、従来技術における、トラス筋を備えていないプレキャストコンクリート製のベースプレートに較べてひずみにくいため、免震装置5との間の密着性を高く維持することができ、有利である。また、トラス筋9、19が配筋されたハーフプレキャストコンクリート版からなる免震装置取付用ベースプレートは、従来技術における、トラス筋を備えていないプレキャストコンクリート製のベースプレートに設けられる必要があった揚重用の吊り具を省略することができるため、有利である。また、本実施形態の免震装置取付用ベースプレート6、17に設けられる袋ナット11、20は上方や下方に突出した部分を有し、さらにこの突出部分には鍔部11a、20aが形成されているため、上部架台4や下部架台2に埋設一体化されて、トラス筋9とあわせて上部架台4や下部架台2に対する定着性を発揮し、当該免震装置取付用ベースプレート6、17が上部架台4や下部架台2に対してより一層確実に接合されることが可能となるため、有利である。
また、下部架台2を構築する際のコンクリート打設空間2a内には通常、図示しない免震用ベース筋が先組みされるため、この免震用ベース筋を、アンカーボルトや袋ナットに干渉しないように精度良く組み立てておかなければならなかった。本実施形態にあっては、トラス筋9がその一部となることにより、免震用ベース筋を設置する際の手間を簡略化することができる。
上記実施形態の変形例として、下部ベースプレートには従来技術と同様の鋼板製のベースプレートなどを使用し、上部ベースプレートにのみ、上記実施形態の免震装置取付用ベースプレート17を使用することとしてもよい。
本発明の免震装置の取付構造およびその施工方法の、好適な一実施形態を示す、工程の説明図である。 図1の施工方法の、図1の次の工程を示す説明図である。 図1の施工方法の、図2の次の工程を示す説明図である。 図1の施工方法の、完成状態を示す説明図である。 図1の免震装置の取付構造の、下部ベースプレートを示す平面図である。 図1の免震装置の取付構造の、上部ベースプレートを示す平面図である。 従来の免震装置の取付構造を示す説明図である。 図7の免震装置の取付構造の、上部ベースプレートを示す説明的な平面図である。 図7の免震装置の取付構造の、下部ベースプレートを示す説明的な平面図である。
符号の説明
1 (建物の)基礎
2 下部架台
3 建物本体
4 上部架台
5 免震装置
6 下部ベースプレート
9、19 トラス筋
10、18 ボルト
11、20 袋ナット
12 位置固定用鉄筋
17 上部ベースプレート

Claims (7)

  1. 建物の基礎上に設置される免震装置と、
    該免震装置と、建物本体の底部に構築されるコンクリート製の上部架台との間に設けられる免震装置取付用の上部ベースプレートとを有し、
    該上部ベースプレートは、トラス筋と、上記免震装置の上面に当該上部ベースプレートを固定するためのボルトを螺合させる袋ナットとが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、上記トラス筋が上記上部架台に一体的に埋設されることにより当該上部架台に接合されることを特徴とする免震装置の取付構造。
  2. 前記上部ベースプレートの平面形状は、前記上部架台の下面全体を覆うことを特徴とする請求項1に記載の免震装置の取付構造。
  3. 前記免震装置と、前記建物の基礎上に立設されるコンクリート製の下部架台との間に設けられる免震装置取付用の下部ベースプレートを有し、
    該下部ベースプレートは、トラス筋と、当該下部ベースプレート上に上記免震装置を固定するためのボルトを螺合させる袋ナットとが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、上記トラス筋が上記下部架台に一体的に埋設されることにより当該下部架台に接合されることを特徴とする請求項1または2に記載の免震装置の取付構造。
  4. 前記免震装置の上面に前記上部ベースプレートを固定するステップと、
    該上部ベースプレートの上部にコンクリートを打設して前記上部架台を構築するとともに、当該上部ベースプレートと当該上部架台とを接合するステップと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の免震装置の取付構造の施工方法。
  5. 前記下部架台のコンクリート打設空間の上に、前記下部ベースプレートを位置決め配置するステップと、
    上記下部架台の上記コンクリート打設空間にコンクリートを打設して当該下部架台を構築するとともに、上記下部ベースプレートと当該下部架台とを接合するステップと、
    上記下部ベースプレートの上面に前記免震装置を固定するステップと
    を有することを特徴とする請求項3に記載の免震装置の取付構造の施工方法。
  6. 前記下部ベースプレートを位置決め配置するステップは、当該下部ベースプレートの前記トラス筋を前記建物の基礎側に固定することによって当該下部ベースプレートの位置ずれを防止するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の免震装置の取付構造の施工方法。
  7. 建物の基礎上に設置される免震装置と、建物本体の底部に構築されるコンクリート製の上部架台や上記建物の基礎上に立設されるコンクリート製の下部架台との間に設けられる免震装置取付用ベースプレートであって、
    トラス筋と、上記免震装置取付用ベースプレートに上記免震装置を固定するためのボルトを螺合させる袋ナットとが一体化されたハーフプレキャストコンクリート版からなるとともに、
    上記トラス筋が上記上部架台や上記下部架台に一体的に埋設されることにより当該上部架台や当該下部架台に接合されることを特徴とする免震装置取付用ベースプレート。
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