JP6825213B2 - 免震装置支持構造、及び、免震装置支持構造の施工方法 - Google Patents
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Description
上部構造物側又は下部構造物側の基部と、免震装置との間に設けられる免震装置支持構造であって、
前記免震装置が取り付けられるベース鋼板と、
前記ベース鋼板の周囲に沿って設けられ、前記ベース鋼板と前記基部との間に内部空間を形成する側面鋼板と、
前記側面鋼板を前記基部に固定するアンカーボルト又はシアキーと、
前記側面鋼板から前記内部空間に向かって突出する突出部材と、
前記ベース鋼板から前記内部空間に向かって突出する突出板材と、
前記内部空間に充填されたコンクリートと、
を備え、
前記ベース鋼板の中央部に、前記コンクリートの打設孔が設けられている
ことを特徴とする。
このような免震装置支持構造によれば、配置性、耐震性、及び、施工性の向上を図ることができる。
このような免震装置支持構造によれば、免震装置の交換の作業が容易になる。
このような免震装置支持構造によれば、側面鋼板の座屈を防止できる。
このような免震装置支持構造によれば、ベース鋼板と側面鋼板とを外側から溶接するだけでよく、施工の簡易化を図ることができる。また、コンクリートを介さずに鋼板のみで力を伝達させるようにできる。
このような免震装置支持構造によれば、ベース鋼板と側面鋼板とを外側から溶接するだけでよく、施工の簡易化を図ることができる。また、コンクリートを介さずに鋼板のみで力を伝達させるようにできる。
このような免震装置支持構造の施工方法によれば、現場での作業工程を低減させることができる。
<<免震構造について>>
図1は、本実施形態の免震構造の構成を示す概略説明図である。
本実施形態について説明する前に、比較例について説明する。
図2A〜図2Cは、比較例1の下部ペデスタル100の説明図である。図2Aは下部ペデスタル100の平面図であり、図2Bは図2AのA−A´断面図であり、図2Cは、図2BのB−B´断面図である。なお、下部ペデスタル100は鉄筋コンクリートで形成されており、下部ペデスタル100内にはコンクリートが充填されているが、ここでは図示を省略している。
図3A〜図3Cは、比較例2の下部ペデスタル200の説明図である。図3Aは下部ペデスタル300の平面図であり、図3Bは図3AのA−A´断面図であり、図3Cは、図3BのB−B´断面図である。なお、下部ペデスタル200内にはコンクリートが充填されているが、ここでは図示を省略している。
図4A〜図4Cは、本実施形態の下部ペデスタル20の説明図である。なお、図4Aは下部ペデスタル20の平面図であり、図4Bは図2AのA−A´断面図であり、図4Cは、図2BのB−B´断面図である。なお、下部ペデスタル20内にはコンクリートが充填されているが、ここでは図示を省略している。
図5は、比較例と本実施形態との比較を示す図である。また、図6A〜図6Cは、比較例2と本実施形態における荷重の伝わり方の違いを示す概念図である。図6Aは、せん断力についての比較、図6Bは、曲げモーメントについての比較、図6Cは、軸力(圧縮軸力)についての比較をそれぞれ示している。
図7A〜図7Eは、下部ペデスタル20の施工方法の説明図である。また図8A〜図8Cは、上部ペデスタル30の施工方法の説明図である。
まず、図7Aに示すように、下部基礎版3の配筋時にアンカーボルト24をセットし、下部基礎版3のコンクリート打設を行う。
図8Aに示すように、下部ペデスタル20と同様に上部ペデスタル30の鋼板部を施工する。具体的には、側面鋼板32にアンカープレート33とリブ32cを溶接する。アンカープレート33は、側面鋼板32の上端に溶接し、リブ32cは、側面鋼板32の内側の面に溶接する。
前述の実施形態では、各部の施工(溶接など)を全て現場にて行っていた。この変形例では、各ペデスタルの鋼板部分を予め工場で形成(溶接)してモジュール化する。これにより、現場での作業工程を低減させることができる。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
3 下部基礎版
10 免震装置
11 上フランジ板
12 積層体
12a ゴム層
12b 鋼板
13 下フランジ板
20 下部ペデスタル
21 ベースプレート
21a 打設孔
21b 袋ナット
21c リブ
22 側面鋼板
22c リブ
23 アンカープレート
24 アンカーボルト
26 コンクリート
27 無収縮モルタル
30 上部ペデスタル
31 ベースプレート
31b 袋ナット
31c リブ
32 側面鋼板
32c リブ
33 アンカープレート
34 アンカーボルト
36 コンクリート
100 下部ペデスタル
101 ベースプレート
101a 打設孔
101b 袋ナット
102 ペデスタル配筋
103 アンカーセット
104 アンカーフレーム
200 下部ペデスタル
201 ベースプレート
201a 打設孔
201b 袋ナット
201c リブ
202 側面鋼板
202a スタッド
202c リブ
203 アンカーフレーム
204 差筋アンカー
Claims (8)
- 上部構造物側又は下部構造物側の基部と、免震装置との間に設けられる免震装置支持構造であって、
前記免震装置が取り付けられるベース鋼板と、
前記ベース鋼板の周囲に沿って設けられ、前記ベース鋼板と前記基部との間に内部空間を形成する側面鋼板と、
前記側面鋼板を前記基部に固定するアンカーボルト又はシアキーと、
前記側面鋼板から前記内部空間に向かって突出する突出部材と、
前記ベース鋼板から前記内部空間に向かって突出する突出板材と、
前記内部空間に充填されたコンクリートと、
を備え、
前記ベース鋼板の中央部に、前記コンクリートの打設孔が設けられている
ことを特徴とする免震装置支持構造。 - 請求項1に記載の免震装置支持構造であって、
前記ベース鋼板には前記免震装置を取り付けるための袋ナットが溶接されている
ことを特徴とする免震装置支持構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の免震装置支持構造であって、
前記突出部材は、鉛直方向に沿って前記側面鋼板に設けられた板状の部材であることを特徴とする免震装置支持構造。 - 請求項3に記載の免震装置支持構造であって、
前記突出部材は、前記ベース鋼板と縁切りされている
ことを特徴とする免震装置支持構造。 - 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の免震装置支持構造であって、
前記突出板材は、前記側面鋼板と縁切りされている
ことを特徴とする免震装置支持構造。 - 上部構造物側又は下部構造物側の基部と、免震装置との間に設けられ、前記免震装置が取り付けられるベース鋼板と、前記ベース鋼板と前記基部との間に内部空間を形成する側面鋼板とを有する免震装置支持構造の施工方法であって、
前記ベース鋼板の前記内部空間側の面に突出板材を設ける突出板材形成工程と、
前記側面鋼板の前記内部空間側の面に突出部材を設ける突出部材形成工程と、
前記側面鋼板を前記ベース鋼板の周囲に沿って接合する接合工程と、
前記側面鋼板を前記基部に固定する側面鋼板立設工程と、
前記内部空間に、前記ベース鋼板の中央部に設けられた打設孔からコンクリートを充填するコンクリート充填工程と、
を有することを特徴とする免震装置支持構造の施工方法。 - 請求項6に記載の免震装置支持構造の施工方法であって、
前記側面鋼板立設工程の後、前記接合工程を実行する
ことを特徴とする免震装置支持構造の施工方法。 - 請求項6に記載の免震装置支持構造の施工方法であって、
前記接合工程の後、前記側面鋼板立設工程を実行する
ことを特徴とする免震装置支持構造の施工方法。
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