JP7149744B2 - 免震上部基礎構造及びその作製方法、並びに免震基礎の施工方法 - Google Patents

免震上部基礎構造及びその作製方法、並びに免震基礎の施工方法 Download PDF

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本発明の一実施形態は、免震装置の上に設けられる基礎構造に関する。本発明の一実施形態は、免震装置の上に設けられる基礎構造の作製方法に関する。また、本発明の一実施形態は、プレキャストコンクリート(PCa)工法で作製された免震上部基礎構造を用いた免震基礎の施工方法に関する。
ビルディング等の建造物の耐震性を高めるために、その基礎部分には免震構造が設けられている。免震構造としては、例えば、下部基礎上に設けられた免震装置の上に、プレキャストコンクリート盤(PCa盤)を配置し、アンカー部材により固定された構造(特許文献1参照)、免震装置上に、鉄筋を定着するための定着部が備えられたプレキャストコンクリート盤を設置した構造(特許文献2参照)、主脚部を固定するための鉄筋を埋め込んだプレキャストコンクリート盤を免震装置上に設けた構造(特許文献3参照)、が開示されている。
特開2012-067524号公報(特許第5737554号) 特開2014-091943号公報(特許第5345238号) 特開2011-047201号公報(特許第5232106号)
免震装置の上にフーチングと呼ばれる基礎構造を形成するためには、現場でコンクリートを打設する必要がある。コンクリートを打設するには、型枠を設置し、型枠用サポートで支持する必要がある。基礎構造を形成するには大量のコンクリートが打設されるため、型枠用サポートも大量に必要となる。そのため現場での施工が煩雑になるという課題がある。また、フーチング用の鉄筋と、建築物の基礎梁用の鉄筋とが混在することにより、配筋の作業が繁雑になるという課題がある。また、プレキャストコンクリートで作製された免震基礎構造を用いる場合において、耐震性を高めることが求められている。
本発明の目的の一つは、このような課題を解決するための免震上部基礎構造を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造は、貫通孔を有するベースプレートと、ベースプレート上のコンクリート部と、コンクリート部に埋設されるベース筋と、貫通孔に合わせて前記ベースプレートに固定され上部がコンクリート部から露出する袋状ナットと、袋状ナットの上端に設けられた定着板と、を有する。コンクリート部は、袋状ナットの上部を露出させる平板部と、平板部を囲む立ち上がり部とを有する。
本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の作製方法は、貫通孔が形成されたベースプレート上に、貫通孔の配置に合わせて上部に定着板が付された袋状ナットを配置し、外側型枠の内側にベース筋を配筋し、ベースプレートに対して直立する外側型枠と外側型枠の内側にベースプレートから浮いた状態で設けられる内側型枠とを配置し、外側型枠の内側に内側型枠の下端に達する高さにコンクリートを打設し、及び外側型枠と内側型枠との間にコンクリートを打設することで、袋状ナットの上部が露出する平板部と平板部を囲む立ち上がり部とを形成することを含む。
本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の作製方法は、本発明の一実施形態に係るプレキャストコンクリート(PCa)工法で作製された免震上部基礎構造を、免震装置の上に設置し、免震上部基礎構造の上に基礎梁の梁主筋を配筋し、袋状ナットの上部を埋設し、立ち上がり部が嵌入するようにコンクリートを打設することを含む。
本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造は、ベース筋を埋設するコンクリート部が平板部と立ち上がり部とを有し、平板部からは袋状ナット及び定着板が露出することで、建造物の基礎として用いた場合に縦揺れ及び横揺れに対して高い耐性を発揮することができる。
本発明の一実施形態に係る作製方法によれば、免震上部基礎構造を作製するために作業現場でコンクリートを打設する際に、型枠及び型枠用サポートの設置作業をする必要がなく、煩雑な作業を削減することができる。また、免震上部基礎構造用の鉄筋と、基礎梁用の鉄筋とが混在することを防ぐことができるので、配筋の作業を簡略化することができる。
本発明の一実施形態に係る免震基礎の施工方法によれば、プレキャストコンクリート(PCa)で作製された免震上部基礎構造の上に基礎梁を密接して形成することができ、施工の簡略化と、基礎梁の耐震性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造を示し、(A)は平面図であり、(B)は断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎の部分構造を示し、(A)はベースプレート上の袋状ナットの配置を示す斜視図であり、(B)は袋状ナットのベースプレートへの取り付け構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の断面模式図を示す。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の立ち上がり部の詳細を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造が免震装置に取り付けられた状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る免震上基礎構造の平面図を示し、(A)は立ち上がり部が平行に配置された態様、(B)は立ち上がり部が交差する方向に配置された態様を示す。 本発明の一実施形態に係る免震上基礎構造を免震基礎部分に配置した一態様を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の作製方法を説明する断面図であり、(A)はベースプレート上に袋状ナットを配置する段階、(B)はベースプレートの周囲に型枠を配置する段階を示す。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の作製方法を説明する平面図であり、ベースプレートの周囲い型枠が配置される態様を示す。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の作製方法を説明する断面図であり、(A)は内側枠の下端までコンクリートが打設される段階、(B)は外側枠と内側枠の間にコンクリートが打設される段階を示す。 本発明の一実施形態に係る免震基礎の施工方法を説明する断面図であり、免震上部基礎構造を免震装置の上に設置する段階を示す。 本発明の一実施形態に係る免震基礎の施工方法を説明する断面図であり、免震上部基礎構造の上に梁主筋を配筋する段階を示す。 本発明の一実施形態に係る免震基礎の施工方法を説明する断面図であり、基礎梁を形成する段階を示す。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の上に基礎梁を設けた一態様を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る免震基礎構造の上に基礎梁を設けた一態様を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造の上に基礎梁を設けた一態様を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態の内容を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様を含み、以下に例示される実施形態の内容に限定して解釈されるものではない。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、それはあくまで一例であって、本発明の内容を限定するものではない。また、本明細書において、ある図面に記載されたある要素と、他の図面に記載されたある要素とが同一又は対応する関係にあるときは、同一の符号(又は符号として記載された数字の後にa、b等を付した符号)を付して、繰り返しの説明を適宜省略することがある。さらに各要素に対する「第1」、「第2」と付記された文字は、各要素を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限りそれ以上の意味を有さない。
1.免震上部基礎構造
図1(A)及び(B)は、本発明の一実施形態に係る免震装置の上部に設けられる基礎構造(以下、「免震上部基礎構造」という。また、免震上部基礎構造は「上部フーチング」と呼ばれることもある。)を示す。図1(A)は、本実施形態に係る免震上部基礎構造100の平面図を示し、図1(B)は、その断面構造の模式図を示す。免震上部基礎構造100は、ベースプレート102、ベース筋116、コンクリート部106、袋状ナット112、袋状ナット112の上部に付された定着板114を含んで構成される。
ベースプレート102は、複数の貫通孔104を有する。ベースプレート102における貫通孔104は、免震装置の上部フランジに形成されるアンカーボルトを挿通するための貫通孔に合わせて配置される。例えば、貫通孔104は、ベースプレート102の中心を円心として所定の半径を有する円周上の複数箇所に配置される。ベースプレート102は金属製であり、例えば、鋼鉄によって作製される。ベースプレート102の厚さは任意であるが、10mmから30mm、例えば20mmの厚さを有する。また、図1(A)は、ベースプレート102が矩形である場合を示すが、ベースプレート102の平面的な形状はこれに限定されず、他の多角形又は円形であってもよい。
ベースプレート102には、貫通孔104の配置に合わせて袋状ナット112が配置される。袋状ナット112の上部には、定着板114が設けられる。定着板114は、袋状ナット112の本体から突出している。図2(A)に示すように、袋状ナット112は、貫通孔104に挿通されたアンカーボルトが螺合されるように、ベースプレート102の上面に立設して設けられる。図2(B)に示すように、ベースプレート102の貫通孔104と袋状ナット112のネジ穴とは、両者が整合するように配置される。袋状ナット112は、ベースプレート102上で一部がコンクリート部106に埋設されることにより位置が固定される。この場合、袋状ナット112は、図2(B)に示すように、あらかじめ溶接によってベースプレート102に固定されていてもよい。袋状ナット112を溶接でベースプレート102上に固定しておくことにより、精度良く配置することができ、免震上部基礎構造100を免震装置上で安定的に保持することができる。
図1(A)及び(B)に示すように、コンクリート部106は、ベースプレート102の上面に設けられる。また、図3に示すように、コンクリート部106は、ベースプレート102の上面及び側面を覆うように設けられていてもよい。ベースプレート102の上面及び側面が、コンクリート部106に埋設されるようにすることで、免震上部基礎構造100の底面を平坦化することができ、ベースプレート102とコンクリート部106との間に働くせん断力に対する耐性を高めることができる。
コンクリート部106は、ベースプレート102と平行な平板部108と、平板部108から突出する立ち上がり部110を有する。立ち上がり部110は、コンクリート部106の周縁部に沿って平板部108の四方を囲むように設けられる。なお、平板部108と立ち上がり部110とは説明の都合上異なる部位として説明されるが、これらはコンクリート部106として一つの構造体を形成するように、一体不可分の関係にある。
ベース筋116はコンクリート部106に埋設されるように設けられる。ベース筋116は複数本がコンクリート部106の中に配筋される。コンクリート部106の表面からベース筋116までの厚さ(かぶり厚さ)は任意であるが、例えば、40mmから60mmの厚さを有する。複数のベース筋116は、コンクリート部106の中で袋状ナット112と干渉しないように縦横に交差するように設けられる。複数のベース筋116は、交差部において適宜結束線で結束される。図1(B)に示すように、複数のベース筋116は、コンクリート部106の立ち上がり部110で、上方に突出するように屈曲された形状を有する。別言すれば、複数のベース筋116は、平板部108で格子状に配筋されると共に、立ち上がり部110の上面から突出するように設けられることで、上方が開口した籠状の形状を有する。ベース筋116がコンクリート部106から突出する部分は、フーチング籠筋118とも呼ばれる。図1(B)に示すように、フーチング籠筋118の先端はU字状に折り曲げられていてもよい。
コンクリート部106は、ベース筋が上方へ突出するように屈曲していることで、立ち上がり部110の強度及び耐久性が高められている。図では示さないが、コンクリート部106には、立ち上がり部110に沿った枠状のベース筋が設けられていてもよい。なお、立ち上がり部110の高さは、後述されるように袋状ナット112及び定着板114の高さより高くなるように設けられる。また、立ち上がり部110の厚さは適宜設定されるが、少なくともフーチング籠筋118のかぶり厚さを満たす程度の幅を有する。
袋状ナット112は、下側部分がコンクリート部106に埋設され、上側部分がコンクリート部106から露出するように設けられる。図4で示すように、袋状ナット112は、コンクリート部106の平板部108に配置される。袋状ナット112の上部、及び定着板114は平板部108から露出し、立ち上がり部110に囲まれるように配置される。袋状ナット112の長さLは、平板部108の厚さDよりも大きい関係にあり、少なくとも定着板114は平板部108から露出するように設けられる。一方、袋状ナット112及び定着板114が平板部108の上面から突出する高さh2は、立ち上がり部110が平板部108の上面から突出する高さh1より小さくなるように設けられる。すなわち、立ち上がり部110の高さh1と袋状ナットの高さh2とは、h1>h2の関係が成立するように設けられる。
免震上部基礎構造100の上にはフーチング131及び基礎梁132が設けられる。基礎梁132が鉄筋コンクリートで作製される場合、コンクリート部106の上に鉄筋が配筋される。この場合、コンクリートのかぶり厚さを確保するため、梁主筋134を支持するスペーサ143が立ち上がり部110の上面に配置される。
免震上部基礎構造100は、袋状ナット112及び定着板114が、立ち上がり部110より突出しないように設けられることで、梁主筋134を配筋するときに袋状ナット112が干渉しないようにすることができる。コンクリート部106は、立ち上がり部110を有することで、梁主筋134を平板部108から離れた位置で保持することができる。スペーサ143は、立ち上がり部110が一定の高さを有しているので、コンクリートのかぶり厚さを確保するのに十分な高さを有していればよく、従来に比べ小型化することができる。このように、立ち上がり部110は、梁主筋134に対する支持部として用いることができる。免震上部基礎構造100の上に基礎梁132を配筋する場合において、立ち上がり部110を梁主筋134の支持部として用いることで、配筋作業を容易にすることができる。
なお、本実施形態において、コンクリート部106は、免震装置の上で直接的にコンクリートが打設されて形成されたものではなく、プレキャスト製のものであることが好ましい。免震上部基礎構造100がプレキャストされたコンクリートで形成されることで、建造物の基礎を形成する作業現場において、型枠を配置したり、作業現場を養生したりする手間が省略し、作業効率を向上させることが可能となる。
図5は、免震上部基礎構造100が免震装置122に取り付けられた状態を示す断面図である。免震上部基礎構造100は、アンカーボルト130によって免震装置122に固定される。免震装置122は、免震ゴム部124と上部フランジ126及び下部フランジ128を含む。アンカーボルト130は、免震装置122の上部フランジ126からベースプレート102の貫通孔104に挿通され、袋状ナット112に螺合される。免震上部基礎構造100は、アンカーボルト130によって複数箇所が締結されることで、免震装置122の上に安定的に保持される。なお、免震装置122は、免震下部基礎構造120の上に、下部フランジ128を挿通するアンカーボルト130によって固定される。
免震上部基礎構造100の上にはフーチング131及び基礎梁132が設けられる。フーチング131及び基礎梁132は、梁主筋(図5では図示せず)を埋設するようにコンクリートを打設することで作製される。フーチング131及び基礎梁132を形成するコンクリートは、免震上部基礎構造100の上面部と密接するように設けられる。すなわち、フーチング131及び基礎梁132を形成するコンクリートは、免震上部基礎構造100の立ち上がり部110及び平板部108の上面と密接するように設けられる。これにより、コンクリート部106の平板部108と立ち上がり部110とで形成される凹状の領域に、フーチング131及び基礎梁132を形成するコンクリートが充填される。立ち上がり部110から突出するフーチング籠筋118は、フーチング131の中に伸びることで、免震上部基礎構造100とフーチング131及び基礎梁132との接合強度を高めている。
免震上部基礎構造100と基礎梁132とは、両者がコンクリートで形成されると共に、フーチング籠筋118がフーチング131の一部へ突出するようにして接合される。免震上部基礎構造100の立ち上がり部110は、基礎梁132に横方向の力が作用したとき反作用を生じる部位となり、基礎梁132の横方向の滑りに対して抵抗を生じさせる。仮に、立ち上がり部が存在しないとすると、基礎梁に横方向の力が加えられたとき、免震上部基礎構造との間に生じるせん断力が境界部分にそのまま作用することなる。これに対し、本実施形態に係る免震上部基礎構造100は、立ち上がり部110が、せん断力の作用する方向と交差する方向に立設されているので、基礎梁132の横方向の揺れにより発生するせん断力が、免震上部基礎構造100とフーチング131又は基礎梁132との境界部分にそのまま作用しないようにすることができる。これにより、免震上部基礎構造100は、地震の横揺れに対する建造物の耐性を高めることができる。
免震上部基礎構造100において、平板部108から突出する袋状ナット112及び定着板114は、フーチング131の中に埋設される。定着板114は袋状ナット112の本体から突出するように設けられているので、フーチング131及び基礎梁132に作用する縦方向の力に対して抵抗力を生じさせる部位となる。すなわち、免震上部基礎構造100は、袋状ナット112の上部に設けられる定着板114が平板部108から突出し、フーチング131の中に埋設されるように設けられることで、縦方向の揺れ及び振動に対する耐性を高めることを可能としている。
なお、図1(A)は、立ち上がり部110が平板部108の四方を囲む構造を示すが、本実施形態に係る免震上部基礎構造100はこの形態に限定されない。例えば、図6(A)に示すように、立ち上がり部110は平板部108の周縁部で、三辺(又は三方向)を囲むように設けられていてもよい(図6(A)に示す、立ち上がり部110a、110b、110c)。また、図6(B)に示すように、立ち上がり部110は平板部108の周縁部で、交差する2つの方向に延伸するように設けられていてもよい(図6(B)に示す、立ち上がり部110d、110e)。
図7は、立ち上がり部110の構成が異なる免震上部基礎構造100が、免震基礎部分に適宜配置された一例を示す。図7は、鉄筋コンクリートで格子状に配設された基礎梁132を支える複数種の免震上部基礎構造100a、100b、100cを示す。免震上部基礎構造100aは、図1(A)に示すように、平板部の四方を囲むように立ち上がり部が設けられた構造を有し、免震上部基礎構造100bは、図6(A)に示すように、立ち上がり部が三辺を囲むコの字型の形状を有し、免震上部基礎構造100cは、図6(B)に示すように、立ち上がり部が交差する2辺に沿って設けられたL字型(又は鉤型)の形状を有する。図7は、免震基礎構造100bのコの字型の立ち上がり部が、X方向に延びる梁135a、Y方向に延びる135bの外側を向くように配置され、免震基礎構造100cのL字型の立ち上がり部が、梁135a、135bの四隅において外側を向くように配置された態様を示す。図7に示すように、立ち上がり部の構成が異なる免震上部基礎構造100a、100b、100cを組み合わせて配置することで、基礎梁の耐震性を高めることができる。
2.免震上部基礎構造の作製方法
図8、図9、及び図10を参照して、図1に示す免震上部基礎構造100の作製方法を説明する。本実施形態に係る免震上部基礎構造100は、プレキャストコンクリート(PCa)工法で作製されたものである。以下においては、プレキャストコンクリート(PCa)工法に基づく作製方法について説明する。
図8(A)は、貫通孔104が形成されたベースプレート102の上面に、定着板114が付いた袋状ナット112を配置する段階を示す。ベースプレート102は、土台136の上に支持されていてもよい。袋状ナット112は、貫通孔104の位置に合わせて配置する。袋状ナット112は、ベースプレート102の下面から貫通孔104に挿通される取り付け用のボルトによって仮止めされてもよいし、図2(B)に示すように、溶接によってベースプレート102に固定されてもよい。
図8(B)の断面図及び図9の平面図に示すように、ベースプレート102を囲むように型枠138を配置する。具体的には、ベースプレート102を囲む外側型枠138aと、外側型枠138aの内側に所定の間隔をもって配置される内側型枠138bとを配置する。外側型枠138aは、ベースプレート102の上面部と高さが略一致する下部型枠部分を含んでいてもよい。内側型枠138bは立ち上がり部110を形成するために、ベースプレート102から浮いた状態で支持される。内側型枠138bの下端の高さは、袋状ナット112及び定着板114の高さより低くなるように配置される。外側型枠138aは土台136によって支持され、内側型枠138bは内側型枠固定用締結具140によって支持される。なお、外側型枠138aは、図示されない型枠用サポートによって配置が安定するように支持されていてもよい。外側型枠138a及び内側型枠138bは金属製又は木製であり、内側型枠固定用締結具140としては、例えば、ボルト及びナットが用いられる。
なお、袋状ナット112、ベース筋116の配筋、外側型枠138a及び内側型枠138bを配置する手順は上記に限定されず適宜変更されてもよい。コンクリートを打設する前段階で図8(B)に示す構造が出来上がっていれば、各部材を設置する順番は変更されてもよい。
図10(A)は、型枠138の内側にベース筋116を配筋し、内側型枠138bの下端又はその近傍までコンクリートを打設して平板部108を形成する段階を示す。ベース筋116は、図1(A)に示すように、外側型枠138aの中に格子状に配設される。ベース筋116は、フーチング籠筋118に相当する部分が、外側型枠138aと内側型枠138bとの間から上方に伸びるように配筋される。コンクリートは、ベース筋116埋設し、袋状ナット112の上部及び定着板114が露出するように打設される。この段階で打設されたコンクリートが硬化することにより、ベースプレート102上に袋状ナット112が確実に固定される。
図10(B)は、外側型枠138aと内側型枠138bとの間にコンクリートを打設する段階を示す。外側型枠138aと内側型枠138bとの間にコンクリートを流し込む作業は、平板部108を形成するコンクリートが安定化し、ある程度硬化した状態で行われることが好ましい。外側型枠138aと内側型枠138bとの間に打設されたコンクリートにより、立ち上がり部110が形成される。立ち上がり部110の高さは、外側型枠138aと内側型枠138bとの間に流し込むコンクリートの量によって調整することができる。この場合において、外側型枠138aと内側型枠138bとの間に流し込まれるコンクリートの量は、少なくとも平板部108から突出する定着板114の高さより高くなるのに十分な量であることが望ましい。
コンクリートが硬化した後、外側型枠138a及び内側枠138bが除去される。このようなプレキャストコンクリート(PCa)工法によって、図1(A)及び(B)に示すような免震上部基礎構造100が作製される。本実施形態で示すように、プレキャストコンクリートを2段階に分けて打設することにより、立ち上がり部110を有する免震上部基礎構造100を作製することができる。
本実施形態に係る作製方法によれば、免震上部基礎構造を作製するために作業現場でコンクリートを打設する必要がないので、型枠及び型枠用サポートの設置作業をする必要がなく、煩雑な作業を削減することができる。また、免震上部基礎構造用の鉄筋と、基礎梁用の鉄筋とが混在することを防ぐことができるので、配筋の作業を簡略化することができる。
さらに、本実施形態に係る免震上部基礎構造は、免震装置の直上で作製するのではなく、工場や作業所内で個別に生産することができるため、コンクリートの品質管理が容易であり、品質のばらつきを小さくすることができるという利点を有する。それにより、コンクリートの肉厚(かぶり厚さ)を小さくすることが可能となるため、免震上部基礎構造100の荷重の削減、小型化を図ることが可能となる。また、免震上部基礎構造100を工場で作製する場合は、天候等の影響を受けず計画的に生産することができるため、工期を短縮することができる。さらに、現場でコンクリートを打設する工法に比べ、型枠及び型枠サポートの使用量を削減することができ、現場において煩雑な作業を省略することができ、建設コストを削減することができる。なお、本実施形態では、図10(A)及び(B)に示すように、コンクリートを2段階で打設する態様を示すが、これに限定されず、コンクリートの1回の打設により平板部108と立ち上がり部110を形成してもよい。
3.免震基礎の施工方法
図11乃至図16を参照して、本発明の一実施形態に係る免震上部基礎構造を用いた免震基礎の施工方法について説明する。
プレキャストコンクリート(PCa)工法で作製された免震上部基礎構造100は、基礎工事が行われる建設現場の設置場所に搬送される。図11に示すように、免震装置122は、免震下部基礎構造120の上に設置された状態にある。免震上部基礎構造100は、免震装置122の上部フランジ126の上に設置され、アンカーボルト130によって固定される。
その後、図12に示すように、免震上部基礎構造100の上に、基礎梁を形成するための梁主筋等を配筋する作業が行われる。梁主筋134a、134b、134c、134dは、それぞれ基礎梁の長手方向に配筋される。このとき、免震上部基礎構造100の立ち上がり部110は、梁主筋134dを支持する部位として利用される。さらに梁主筋134a、134b、134c、134dの周囲には、せん断補強筋(フープ筋ともいう。)142が適宜配筋される。梁主筋134a、134b、134c、134dとせん断補強筋142とは結束線で適宜結束される。
図13は、コンクリートを打設してフーチング131及び基礎梁132を作製する段階を示す。梁主筋134a、134bはスペーサ143によって免震上部基礎構造100の立ち上がり部110の上面から浮いた状態で支持される。梁主筋134a、134b及びせん断補強筋142を囲むように、図示されない型枠及び型枠用サポートを設置し、コンクリートを打設する。コンクリートは、免震上部基礎構造100の上面側にも打設される。コンクリートは、免震上部基礎構造100の立ち上がり部110と平板部108とで形成される凹状の領域にも充填される。その結果、袋状ナット112及び定着板114がそのコンクリートに埋設される。また、基礎梁132と免震上部基礎構造100が交差する部分では、立ち上がり部110が基礎梁132のコンクリートの下端に位置するように形成される。基礎梁用のコンクリートを養生させた後、図示されない型枠を除去することで、基礎梁132が形成される。
図14は、免震上部基礎構造100が免震装置122に取り付けられ、さらにフーチング131及び鉄筋コンクリートで形成された基礎梁132が形成された状態を示す斜視図である。免震上部基礎構造100の上部にフーチング131が設けられ、隣接するフーチング131同士を連結するように基礎梁132が水平方向に延設される。なお図14では図示されないが、フーチング131の上には脚柱が垂直方向に設けられる。
図15は、基礎梁132が鉄骨材で形成された態様を示す。基礎梁132に用いることのできる鉄骨材としては各種の形鋼を用いることができるが、図15は基礎梁132にH形鋼が用いられた態様を示す。この場合には、免震上部基礎構造100の立ち上がり部110の上面に基礎梁132として用いられる鉄骨材が直接配設される。免震上部基礎構造100は、立ち上がり部110を有することにより、袋状ナット112及び定着板114と干渉しないように配置することができる。免震上部基礎構造100の上にはコンクリートが打設され、フーチング131が形成される。
図16は、免震上部基礎構造100が免震装置122に取り付けられ、さらにフーチング131及び鉄骨材で形成された基礎梁132が形成された状態を示す斜視図である。免震上部基礎構造100の上部にフーチング131が設けられ、隣接するフーチング131同士を連結するように基礎梁132が設けられる。なお図16では図示されないが、フーチング131の上には脚柱が垂直方向に設けられる。
本実施形態に係る免震基礎の施工方法によれば、プレキャストコンクリート(PCa)で作製された免震上部基礎構造100の上に基礎梁132を密接して形成することが可能となる。また、平板部108から露出する袋状ナット112及び定着板114は、基礎梁132のコンクリートに埋設されることで、縦方向の振動に対して高い耐性を発揮することができる。このように、本実施形態に係る免震基礎の施工方法によれば、耐震性の高い基礎構造を形成することができる。
なお、本実施形態は、免震上部基礎構造100を、プレキャストコンクリート(PCa)工法で作製する一例を示すが、本発明はこれに限定して解釈されるものではない。
100・・・免震上部基礎構造、102・・・ベースプレート、104・・・貫通孔、106・・・コンクリート部、108・・・平板部、110・・・立ち上がり部、112・・・袋状ナット、114・・・定着板、116・・・ベース筋、118・・・フーチング籠筋、120・・・免震下部基礎構造、122・・・免震装置、124・・・免震ゴム部、126・・・上部フランジ、128・・・下部フランジ、130・・・アンカーボルト、131・・・フーチング、132・・・基礎梁、134・・・梁主筋、136・・・土台、138・・・型枠、140・・・内側型枠固定用締結具、142・・・せん断補強筋、143・・・スペーサ

Claims (12)

  1. 貫通孔を有するベースプレートと、
    前記ベースプレート上のコンクリート部と、
    前記コンクリート部に埋設されるベース筋と、
    前記貫通孔に合わせて前記ベースプレートに固定される袋状ナットと、
    前記袋状ナットの上端に設けられた定着板と、
    を有し、
    前記コンクリート部は、平板部と、前記平板部を囲む立ち上がり部と、を有し、
    前記袋状ナットの上部、及び前記定着板が、前記平板部から露出することを特徴とする免震上部基礎構造。
  2. 前記立ち上がり部は、前記平板部の周囲を囲む、請求項1に記載の免震上部基礎構造。
  3. 前記立ち上がり部は、前記袋状ナット及び前記平板部を囲む、請求項1に記載の免震上部基礎構造。
  4. 前記コンクリート部は、プレキャストされたコンクリート部である、請求項1乃至のいずれか一項に記載の免震上部基礎構造。
  5. 前記立ち上がり部の高さは、前記定着板の高さより高い、請求項1乃至のいずれか一項に記載の免震上部基礎構造。
  6. 前記袋状ナットが前記ベースプレートに溶接されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の免震上部基礎構造。
  7. 前記ベースプレートが前記コンクリート部に埋設されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の免震上部基礎構造。
  8. 貫通孔が形成されたベースプレートの上に、前記貫通孔の配置に合わせて、上部に定着板が付された袋状ナットを配置し、
    前記ベースプレートに対して直立する外側型枠と、前記外側型枠の内側に前記ベースプレートから浮いた状態で設けられる内側型枠と、を配置し、
    前記外側型枠の内側に、ベース筋を配筋し、
    前記外側型枠の内側に、前記内側型枠の下端に達する高さにコンクリートを打設し、及び前記外側型枠と内側型枠との間にコンクリートを打設することで、前記袋状ナットの上部及び前記定着板が露出する平板部と、前記平板部を囲む立ち上がり部と、を形成すること、を含む免震上部基礎構造の作製方法。
  9. 前記外側型枠の内側に、前記内側型枠の下端に達する高さにコンクリートを打設し、硬化させた後、前記外側型枠と内側型枠との間にコンクリートを打設する、請求項に記載の免震上部基礎構造の作製方法。
  10. 前記内側型枠の下端の高さを、前記袋状ナットの定着板の高さより低く配置し、
    前記前記外側型枠と内側型枠との間に打設するコンクリートの高さが、前記前記袋状ナットの定着板の高さより高くなるように形成する、請求項又はに記載の免震上部基礎構造の作製方法。
  11. 前記コンクリートをプレキャストコンクリート工法で打設する、請求項乃至10のいずれか一項に記載の免震上部基礎構造の作製方法。
  12. 請求項乃至11のいずれか一項の記載の免震上部基礎構造を、免震装置の上に設置し、
    前記免震上部基礎構造の上に、基礎梁の梁主筋を配筋し、前記袋状ナットの上部を埋設し、前記立ち上がり部が嵌入するようにコンクリートを打設すること、を含む免震基礎の施工方法。
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