JP2000226952A - コンクリート躯体構造物における履歴減衰部材の取付構造およびその取付方法ならびに制振コンクリート躯体構造物 - Google Patents

コンクリート躯体構造物における履歴減衰部材の取付構造およびその取付方法ならびに制振コンクリート躯体構造物

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JP2000226952A
JP2000226952A JP11028212A JP2821299A JP2000226952A JP 2000226952 A JP2000226952 A JP 2000226952A JP 11028212 A JP11028212 A JP 11028212A JP 2821299 A JP2821299 A JP 2821299A JP 2000226952 A JP2000226952 A JP 2000226952A
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concrete
steel rod
vertical hole
damping member
steel
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JP11028212A
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English (en)
Inventor
Akinobu Nakazawa
昭伸 中澤
Yasuhiro Nakada
安洋 中田
Hideo Oda
英男 小田
Yutaka Osanai
裕 小山内
Akira Ishikawa
石川  晃
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ORIMOTO TAKUMI KOZO SEKKEI KEN
ORIMOTO TAKUMI KOZO SEKKEI KENKYUSHO KK
Oriental Construction Co
Nippon Steel Corp
Original Assignee
ORIMOTO TAKUMI KOZO SEKKEI KEN
ORIMOTO TAKUMI KOZO SEKKEI KENKYUSHO KK
Oriental Construction Co
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】履歴減衰部材を容易に精度よくコンクリート躯
体構造物に着脱可能に取付ける方法及び取付構造並びに
制振コンクリート躯体構造物を提供する。 【解決手段】面板17の上端部及び下端部にそれぞれ上
部フランジ3及び下部フランジ4を備えた履歴減衰部材
5の上部フランジ3がプレキャストコンクリート製垂れ
壁7を介して上階側のコンクリート製大梁9の下部に配
置され、それらの縦孔1,6,13に挿通されたアンボ
ンドPC鋼棒10及びナット28で一体に固定され、下
部フランジ4がプレキャストコンクリート製腰壁12を
介して下階側のコンクリート製大梁14又はコンクリー
ト基礎15の上部に配置され、それらの縦孔2,11及
びコンクリート製の基礎15又は大梁14の縦孔13,
29に挿通されたアンボンドPC鋼棒10,16及びナ
ット28で着脱自在に一体に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
造あるいはプレストレストコンクリート造の建物等に用
いて好適な履歴減衰部材の取付構造およびその取付方法
ならびに履歴減衰部材を備えた制振コンクリート躯体構
造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地震に対向する手段として、構造
物について一般に耐震構造の設計が行われてきた。ここ
で耐震構造とは、地震動による構造物の揺れに十分に抵
抗し耐えさせようとすることを目的に設計された構造で
あり、耐震構造物に影響を与える外乱として、地震によ
る構造物の振動のみを対象としている。この耐震設計思
想は大地震によっても構造物が崩壊しなければよく、構
造物に付加された給水・給電設備等の重要な機能が失わ
れても止むを得ない、とするものである。一方最近で
は、構造物の振動応答を制御して地震による構造物の揺
れを積極的に低減し、地震による恐怖や、構造物に付加
された給水設備等の重要な機能を維持しようという試み
がなされ、この種の構造物は制振構造と呼ばれている。
制振構造においては、外乱は地震動に限らず、風による
振動・交通による振動・機械振動などの振動全般を対象
としている。
【0003】このような制振構造は、免震構造、エネル
ギー吸収機構、質量効果機構、自動制御機構に分類さ
れ、さらに、エネルギー吸収機構は、履歴減衰機構、摩
擦減衰機構、粘性減衰機構、履歴減衰部材に分類され
る。履歴減衰部材の具体的な例として、アンボンドブレ
ース、極低降伏点鋼鋼板壁、極低降伏点鋼間柱があり、
すでに鉄骨構造物に用いられている。鉄骨構造物にこれ
らの部材を用いる際には、大梁または柱にこれらの部材
をボルト止め、あるいは溶接することで容易に制振躯体
構造物を築造することができる。
【0004】しかし、コンクリート構造物にこれらの履
歴減衰部材を取り付けた実例はまだみられない。鉄筋コ
ンクリート製の柱、大梁からなる躯体構造物、あるいは
プレストレストコンクリート製の柱、大梁からなる躯体
構造物では、場所打ちコンクリートで大梁を施工する場
合、大梁の下部に取り付けるコンクリート垂れ壁および
大梁の上部に取り付けるコンクリート製腰壁を予め大梁
と同時にコンクリートを打設し、一体化することは型枠
の組み立ておよび配筋工程が多くなると共に複雑にな
り、コストが割高となってしまう。また、垂れ壁および
腰壁を備えたプレキャストコンクリート製の大梁の場合
も、予め大梁とプレキャストコンクリート製垂れ壁(P
Ca垂れ壁)、プレキャストコンクリート製腰壁(PC
a腰壁)を予め大梁と一体に取り付けてしまうと運搬架
設時にじゃまになり、また、一回に運搬できる梁の数が
少なくなり、運搬コストが割高となってしまう。さら
に、大梁およびPCa垂れ壁、PCa腰壁を高い精度で
製作しないと、これらに取り付けられる履歴減衰部材の
取付が困難になったり、履歴減衰部材が引っ張られたり
して、履歴減衰部材の強度が低下してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を解決し、PCa垂れ壁、PCa腰壁および履歴減衰
部材を上下の大梁間に容易に、且つ精度よく取付け、大
梁とPCa垂れ壁,PCa腰壁および履歴減衰部材を強
固に一体化するための取付構造および取付方法を提供す
るとともに、既設の部材にも容易に利用できる取付方法
ならびに履歴減衰部材を備えた制振コンクリート躯体構
造物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに請求項1の発明においては、縦向きに配置される極
軟鋼からなる面板の上端部および下端部に、それぞれ上
部フランジおよび下部フランジを備えた履歴減衰部材に
おける前記上部フランジが、プレキャストコンクリート
製垂れ壁および高さ調整用モルタル層を介して上側のコ
ンクリート製大梁の下部に配置され、かつ前記上部フラ
ンジにおける鋼棒挿通用縦孔と、前記垂れ壁における鋼
棒挿通用縦孔と、前記コンクリート製大梁における鋼棒
挿通用縦孔とにわたって挿通されたアンボンドPC鋼棒
およびこれに螺合されるナットにより着脱自在に固定さ
れて一体化され、かつ前記履歴減衰部材における下部フ
ランジが、プレキャストコンクリート製腰壁および高さ
調整用モルタル層を介して下側のコンクリート製大梁ま
たはコンクリート基礎の上部に配置され、かつ前記下部
フランジにおける鋼棒挿通用縦孔と、前記腰壁における
鋼棒挿通用縦孔と、前記下側のコンクリート基礎または
コンクリート製大梁における鋼棒挿通用縦孔とにわたっ
て配設されたアンボンドPC鋼棒およびこれに螺合され
るナットにより着脱自在に固定されて一体化されている
ことを特徴とする。
【0007】また請求項2の発明においては、鋼棒挿通
用縦孔を有する上側の鉄筋コンクリート製大梁と鋼棒挿
通用縦孔を有する下側のコンクリート製大梁との間に、
鋼棒挿通用縦孔を有するプレキャストコンクリート製腰
壁と、縦向きに配置された極軟鋼からなる面板の上端部
および下端部に、それぞれ上部フランジおよび下部フラ
ンジを備えた履歴減衰部材と、鋼棒挿通用縦孔を有する
プレキャストコンクリート製垂れ壁とを高さ調整用モル
タルを介在させて配置し、次いで前記上側のコンクリー
ト製大梁と、前記プレキャストコンクリート製垂れ壁
と、前記上部フランジの縦孔とにわたってアンボンドP
C鋼棒を挿通し、かつ前記下側のコンクリート製大梁
と、前記プレキャストコンクリート製腰壁と、前記下部
フランジの縦孔とにわたってアンボンドPC鋼棒を挿通
し、前記高さ調整用モルタルが硬化した後、前記各アン
ボンドPC鋼棒の両端部に螺合されたナットを緊締する
ことにより、上側のコンクリート製大梁と前記プレキャ
ストコンクリート製垂れ壁と前記上部フランジとを一体
化すると共に、前記下階側のコンクリート製大梁と、前
記プレキャストコンクリート製腰壁と、前記下部フラン
ジとを一体化することを特徴とする。
【0008】また請求項3の発明においては、コンクリ
ート躯体構造物における上下方向に対抗するコンクリー
ト製大梁における下側のコンクリート製大梁の上部に鋼
棒挿通用縦孔を有するプレキャストコンクリート製腰壁
が高さ調整用モルタル層を介して配置され、かつ上側の
コンクリート製大梁の下部に鋼棒挿通用縦孔を有するプ
レキャストコンクリート製垂れ壁が高さ調整用モルタル
層を介して配置され、縦向きに配置される極軟鋼からな
る面板の上端部および下端部に、それぞれ上部フランジ
および下部フランジを備えた履歴減衰部材が高さ調整用
モルタル層を介して前記プレキャストコンクリート製腰
壁と前記プレキャストコンクリート製垂れ壁の間に配置
され、上階側の前記履歴減衰部材の下部フランジにおけ
る鋼棒挿通用縦孔と、前記プレキャストコンクリート製
腰壁における鋼棒挿通用縦孔と、コンクリート製大梁に
おける鋼棒挿通用縦孔と、前記プレキャストコンクリー
ト製垂れ壁における鋼棒挿通用縦孔と、下階側の前記履
歴減衰部材の上部フランジにおける鋼棒挿通用縦孔とに
わたって挿通されたアンボンドPC鋼棒により上階側の
履歴減衰部材における下部フランジおよび下階側の履歴
減衰部材における上部フランジが着脱自在に固定されて
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。図9は、この発明において使用され
る履歴減衰部材5の一例を示すものであって、縦向きに
配置された極軟鋼からなる矩形状の面板17の一方の側
面(表面)に、鉛直方向に延長するように配置された鋼
板からなる縦リブ18が左右方向に間隔を置いて平行に
複数配置されて溶接により固着され、前記面板17の他
方の側面(裏面)に、水平方向に延長するように配置さ
れた鋼板からなる横リブ19が上下方向に間隔を置いて
平行に複数配置されて溶接により固着され、前記面板1
7の上端部には、左右両端部の張出フランジ3a,3a
に前後方向に間隔をおいて複数のアンボンド鋼棒挿通用
縦孔1を有する鋼板からなる上部フランジ3が当接され
て溶接により一体に固着され、また前記面板17の下端
部には、左右両端部の張出フランジ4a,4aに前後方
向に間隔をおいて複数のアンボンド鋼棒挿通用縦孔2を
有する鋼板からなる下部フランジ4が当接されて溶接に
より一体に固着されて、履歴減衰部材5が構成されてい
る。
【0010】なお、前記履歴減衰部材5においては、前
記面板17の左右方向の両端部にそれぞれ縦鋼板36の
巾方向の中央部が当接されて溶接により固着され、かつ
前記各縦鋼板36の上端部は上部フランジ3に当接され
て溶接により固着され、また前記各縦鋼板36の下端部
は下部フランジ4に当接されて溶接により固着されてい
る。また面板17を挟んで、対抗する前記各アンボンド
鋼棒挿通用縦孔1と前記各アンボンド鋼棒挿通用縦孔2
とは、同一中心軸線上に設けられている。
【0011】前述のように構成された履歴減衰部材5を
コンクリート躯体構造物に取り付ける場合の一実施形態
を図1ないし図8を参照しながら説明する。まず、前記
履歴減衰部材5の下部フランジ4側を取り付ける形態に
ついて説明する。RC柱(鉄筋コンクリート製柱)40
およびRC大梁(鉄筋コンクリート製大梁)41を建て
込んで、コンクリート躯体構造物21が築造され、その
コンクリート躯体構造物21における上階側のコンクリ
ート大梁9と下階側のコンクリート大梁14またはコン
クリート基礎15との間の柱40から離れた前記大梁
9,14の中間部において、左右および前後方向に間隔
を置いて複数の鋼棒挿通用縦孔13を有する下階側のコ
ンクリート大梁14(図2,3,7参照)の上面または
鋼製シース31により形成された鋼棒挿通用縦孔29を
有すると共にその下端部に鋼板からなる支圧受け金具3
9および袋ナット等の固定用ナット30を埋め込み固定
したコンクリート基礎15(図4,5,8参照)の上面
に、無収縮モルタル等の高さ調整用モルタル層23が介
在された状態で、左右および前後方向に間隔を置いて複
数の鋼棒挿通用縦孔11を有するプレキャストコンクリ
ート製腰壁12が載置され、そのプレキャストコンクリ
ート製腰壁12の上面には、無収縮モルタル等の高さ調
整用モルタル層24が介在された状態で、前記履歴減衰
部材5の下部フランジ4が載置され、その下部フランジ
4の縦孔2に挿通されると共に、前記腰壁12における
鋼棒挿通用縦孔11および前記下階側のコンクリート基
礎15またはコンクリート製大梁14における鋼棒挿通
用縦孔13にわたって挿通されたアンボンドPC鋼棒1
6およびこれに螺合されたナット25により下階側のコ
ンクリート製大梁14またはコンクリート基礎15に、
履歴減衰部材5の下部フランジ4が前記下階側のコンク
リート大梁14またはコンクリート基礎15に着脱自在
に強固に固定されている。前記アンボンドPC鋼棒16
およびナット25により強固に締め付け固定する場合に
は、前記各高さ調整用モルタル層23,24が固化した
後、強固に締め付け固定される。
【0012】前記履歴減衰部材5は、その面板17がコ
ンクリート躯体構造物21における上階側のコンクリー
ト製大梁9と下階側のコンクリート製大梁14またはコ
ンクリート基礎15との間のほぼ同一垂直面内に位置す
るように配置され、かつ柱40から離れた位置において
前記大梁(9,14)の中間部に配置されている。
【0013】次に、前記履歴減衰部材5の上部フランジ
3側を取り付ける形態について説明する。左右および前
後方向に間隔を置いて複数の鋼棒挿通用縦孔8を有する
上階側のコンクリート製大梁9の下面または前記各鋼棒
挿通用縦孔8と同一中心軸線上に設けられた鋼棒挿通用
縦孔6を有するプレキャストコンクリート製垂れ壁7の
上端面には、接着材層または無収縮モルタル等の高さ調
整用モルタル層26が形成された状態で、前記プレキャ
ストコンクリート製垂れ壁7の上端面が前記コンクリー
ト製大梁9の下面に当接するように配置されて仮固定さ
れ(なお必要に応じ、図示省略の仮支保材等を使用して
前記コンクリート製大梁9の下面を支持する)、そのプ
レキャストコンクリート製垂れ壁7の下面または前記履
歴減衰部材5における前記上部フランジ3の上面に、無
収縮モルタル等の高さ調整用モルタル層27が設けら
れ、この状態で前記上部フランジ3が、これらの各縦孔
1,6,8にわたって挿通されたアンボンドPC鋼棒1
0およびその両端部に螺合されるナット28により前記
上階側のコンクリート製大梁9に着脱自在に固定されて
いる。前記上階側のコンクリート製大梁9の上面に、無
収縮モルタル等の高さ調整用モルタル層23を介してプ
レキャストコンクリート製腰壁12が前記上階側のコン
クリート製大梁9(相対的に下階側のコンクリート大梁
14にも相当する)の上面に載置されている場合には、
前記アンボンドPC鋼棒10を、各縦孔1,6,8にわ
たって挿通すると共に前記腰壁12の鋼棒挿通用縦孔1
1および下部フランジ4の縦孔2に挿通して、前記アン
ボンドPC鋼棒10の両端部に螺合されるナット28に
より着脱自在にしかも強固に固定される。なお、最上階
のコンクリート製大梁9の上部には、アンボンドPC鋼
棒10の上端部および固定用ナット28の収容用凹部3
7が設けられていると共に、その収容用凹部37に防水
モルタル38が充填されている。なお図示の実施形態に
おいては、スラブ50が大梁または基礎に一体に形成さ
れている。
【0014】前記各アンボンドPC鋼棒10,16と前
記各縦孔の内壁面との間には、各アンボンドPC鋼棒1
0,16に設けられているアスファルト等の付着防止層
35が介在されており、したがって前記各アンボンドP
C鋼棒10,16は抜挿自在に装着されているので、前
記履歴減衰部材5が降伏した場合には、前記アンボンド
PC鋼棒を上下方向の一方に移動させるか引き抜くこと
により、記履歴減衰部材5を横方向に移動させて容易に
取り外しまたは設置することができる。
【0015】前記のように、前記上部フランジ3と前記
プレキャストコンクリート製垂れ壁7と上階側のコンク
リート製大梁9とは前記アンボンドPC鋼棒10および
これに螺合されるナット28により緊締されて一体化さ
れて、一体で挙動するように構成されている。また、腰
壁12が前記上階側のコンクリート製大梁9の上面に載
置されている場合には、前記下階側の履歴減衰部材5に
おける上部フランジ3と、前記プレキャストコンクリー
ト製垂れ壁7と、上階側のコンクリート製大梁9と、腰
壁12と、上階側の履歴減衰部材5における下部フラン
ジ4とは前記アンボンドPC鋼棒10およびこれに螺合
されるナット28により緊締されて一体化されて、一体
で挙動するように構成されている。このように一体化
し、しかも初期剛性の高い極軟鋼からなる面板17を有
する履歴減衰部材5を使用しているので、コンクリート
構造物に風力または微小地震力が作用しても、コンクリ
ート構造物の揺れを低減することができる。また中大地
震力が作用した場合には、確実に水平方向のせん断力を
履歴減衰部材5における極軟鋼からなる面板17に伝達
して、その極軟鋼を早期に降伏させて、中大地震での構
造物の揺れおよび水平力等の地震応答を低減させること
ができる。したがって、中大地震力が一階または複数階
あるいは中高層のコンクリート躯体構造物21に作用し
た場合、塑性域での挙動が明らかで、しかも交換が容易
な極軟鋼からなる面板17を備えた履歴減衰部材5に被
害を集中させ、コンクリート躯体構造物21における鉄
筋コンクリート製あるいはプレストレストコンクリート
製の柱あるいは大梁等の主架構は健全なままに残す設計
が可能になる。
【0016】前記各アンボンドPC鋼棒10,16と前
記各縦孔の内壁面との間には、前記アンボンドPC鋼棒
10に付着されたアスファルト等の付着防止層35が設
けられており、前記アンボンドPC鋼棒10の外周面と
コンクリート大梁9または14,プレキャストコンクリ
ート製垂れ壁7,プレキャストコンクリート製腰壁1
2,コンクリート基礎15,接着材層またはモルタル層
とが前記付着防止層35により一体化されていないの
で、すなわち前記アンボンドPC鋼棒10はナット28
を取り外すと、上下方向に移動自在であると共に抜挿自
在に装着されているので、前記履歴減衰部材5が降伏し
た場合に、前記アンボンドPC鋼棒10を上下方向の一
方に若干移動させるか引き抜くことにより縦孔1,2と
の係合を解除し、前記履歴減衰部材5を横方向に移動さ
せて容易に取り外しまたは設置することができる。な
お、前記プレキャストコンクリート製垂れ壁7,プレキ
ャストコンクリート製腰壁12の中心面は、同一の垂直
面上に配置されている。前述のように履歴減衰部材5の
上下の各フランジ3,4はアンボンドPC鋼棒10,1
6により着脱自在に取付られている。
【0017】前記実施形態の場合においては、各高さ調
整用モルタル23,26,27が硬化した後、前記アン
ボンドPC鋼棒10の両端部に螺合されるナット28を
強固に締め付け固定する。なお、前記各プレキャストコ
ンクリート製垂れ壁7における各鋼棒挿通用縦孔6,各
上下の大梁9,14における各鋼棒挿通用縦孔8,13
および腰壁12における各鋼棒挿通用縦孔11を設ける
場合には、これらの部材の製作時に予め鋼製シース等の
ダクト形成部材を配置した後に、コンクリートを打設し
て鋼棒挿通用縦孔8,11,14を形成するようにすれ
ばよい。また、前記コンクリート基礎15に埋め込み固
定される鋼棒挿通用縦孔29を形成するための鋼製シー
ス31およびその下端部に固定される支圧受け金具39
および袋ナット等のナット28についても、同様に、コ
ンクリート打設前に、予めこれらの部品を配設しておけ
ばよい。
【0018】また最上部のコンクリート製大梁9の上部
には凹部32が形成され、前記鋼棒挿通用縦孔8の上端
部が前記凹部32の下面に開放され、その下面に鋼製座
金33が載置されると共に固定用ナット33並びにアン
ボンドPC鋼棒10の上端部が配置されて収納されてい
る。
【0019】次に前記実施形態の制振コンクリート構造
物21に地震力が作用し、図10に示すような水平力P
が作用して、前記履歴減衰部材5が降伏した場合には、
上部フランジ3または下部フランジ4を大梁9,14に
固定しているナットを取り外した後,前述と同様に、ア
ンボンドPC鋼棒10を上下方向に移動させるか取り外
した後、前記履歴減衰部材5を取り外して、新しい履歴
減衰部材5を配置して取付け、前記と同様な手段により
交換する。
【0020】次に本発明を実施して制振コンクリート躯
体構造物21を築造する場合には、以下の順序で施工さ
れる。 RC柱(鉄筋コンクリート製柱)40およびRC大
梁(鉄筋コンクリート製大梁)41を建て込む。RC柱
(鉄筋コンクリート製柱)40およびRC大梁41にお
ける結合用のPC鋼棒挿通部には予めシース等でPC鋼
棒挿通用孔(ダクト)を形成しておく(図示を省略し
た)。またRC大梁41における履歴減衰部材5との結
合用のPC鋼棒挿通部には予めシース42等でPC鋼棒
挿通用縦孔(ダクト)8,13を形成しておく。 予め工場あるいは現場の製作ヤード等でPCa(プ
レキャストコンクリート製)垂れ壁7およびPCa腰壁
12を製作し、現場運搬する。PCa垂れ壁7、PCa
腰壁12のPC鋼棒挿通部には予めシース42等でPC
鋼棒挿通用縦孔(ダクト)6,11を形成しておく。 上下方向に対抗するように配設される大梁9,14
間にPCa腰壁12、履歴減衰部材5、PCa垂れ壁7
を配置するとともに上大梁9とPCa垂れ壁7を貫いて
アンボンドPC鋼棒(PC鋼棒表面を防錆のためにアス
ファルト等で被覆したもの)をダクト内に配置し、さら
に下大梁14とPCa腰壁12を貫いてアンボンドPC
鋼棒10をPC鋼棒挿通用縦孔(ダクト)11,13内
に配置する。 上大梁12−PCa垂れ壁7間、PCa垂れ壁7−
履歴減衰部材5間および履歴減衰部材5−PCa腰壁1
2間、PCa腰壁12−下大梁14間に高さ調整用モル
タル23,24,26,27を充填する。 高さ調整用モルタル23,24,26,27が硬化
した後、PC鋼棒10をナット28をトルクレンチ等に
より一定の締め付けトルク管理をして、順次緊張し、上
大梁9、PCa垂れ壁7、履歴減衰部材5、PCa腰壁
12、下大梁14を強固に一体化する。
【0021】なお、2階以上の複数階の場合には、中層
階のPCa垂れ壁7、大梁9,14、PCa腰壁12を
貫いて、アンボンドPC鋼棒10を配置し、高さ調整用
モルタル23,24を充填し、その硬化後、アンボンド
PC鋼棒10を緊張し、一体化する。また、柱、大梁が
プレストレストコンクリート(PC)造の場合にも施工
手順は同様である。
【0022】前述のように履歴減衰部材5は、極軟鋼か
らなる矩形状の面板17または極軟鋼からなる所定の長
さのI形断面の腹部の一方の側面に鉛直方向に鋼製縦リ
ブ18が複数枚設置され、他の一方の側面に水平方向の
鋼製横リブ17が複数枚設置された構成となっている。
地震や風等による水平方向の外力が制振コンクリート躯
体構造物34に作用したときに、この履歴減衰部材5に
よって、その上下大梁9,14の水平方向の相対変位エ
ネルギーを吸収することができ、制振性能を発揮するこ
とができる。
【0023】また、大地震時に過大な外力が作用した場
合には、コンクリート製大梁9,14、柱40の剛性が
履歴減衰部材5より大きいので、極軟鋼からなる履歴減
衰部材5は先行して降伏変形し、上下の大梁9,14の
相対変位を減衰し、履歴減衰部材5が降伏した後も、柱
40、大梁9,14は降伏することなく、コンクリート
躯体全体としては正常な状態を維持することができる。
履歴減衰部材5が降伏してしまった場合には、履歴減衰
部材5はPC鋼棒10等を緊張しているナット28等を
ゆるめて取り出した後、すなわちナット28等を取り外
し、PC鋼棒10等を上下方向の一方に移動させるか又
は引き抜いて、履歴減衰部材5の縦孔1,2との係合を
解除した後、降伏した履歴減衰部材5を取り出した後、
新しい履歴減衰部材5を配置し、PC鋼棒10およびナ
ット28等を前述と逆の動作により緊締して新しいもの
と取り替えることが出来る。
【0024】本発明を実施する場合、既設のコンクリー
ト製躯体構造物における梁材に縦孔を設けて、その梁材
の上下面に垂れ壁および腰壁を配設するようにして、本
発明を実施してもよい。また既設コンクリート基礎15
を開削して、適宜アンボンド鋼棒配設用縦孔および支圧
受け金具並びにナット等の固定金具を埋め込み固定する
ようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は前述のような構成なので以下の
ような効果を奏することができる。 容易に精度良く履歴減衰部材5を大梁間または大梁
と基礎間に取り付けることができ、コストパフォーマン
スが高い。 アンボンドPC鋼棒を使用しているので、履歴減衰
部材5が損傷して取り替える必要がある場合でも、その
取り替えが容易である。 新設または既存のコンクリート躯体構造物にも容易
に実施して制振コンクリート躯体構造物にすることがで
きる。 中大地震での制振コンクリート躯体構造物の地震応
答を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した制振コンクリート躯体構造物
を示す概略正面図である。
【図2】本発明の実施形態における、上大梁、PCa垂
れ壁、履歴減衰部材、PCa腰壁、下大梁の取付状況を
示す一部縦断正面図である。
【図3】図2の縦断側面図である。
【図4】本発明の実施形態における、履歴減衰部材、P
Ca腰壁、基礎の取付状況を示す一部縦断正面図であ
る。
【図5】図4の縦断側面図である。
【図6】図2の上側のアンボンドPC鋼棒付近を拡大し
て示す縦断正面図である。
【図7】図2の下側のアンボンドPC鋼棒付近を拡大し
て示す縦断正面図である。
【図8】図4のアンボンドPC鋼棒付近を拡大して示す
縦断正面図である。
【図9】履歴減衰部材の一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明を実施した場合の地震時の変形状態を
示す概念図である。
【符号の説明】
1 アンボンド鋼棒挿通用縦孔 2 アンボンド鋼棒挿通用縦孔 3 上部取付用フランジ 4 下部取付用フランジ 5 履歴減衰部材 6 鋼棒挿通用縦孔 7 プレキャストコンクリート製垂れ壁 8 鋼棒挿通用縦孔 9 コンクリート製大梁(上階側) 10 アンボンドPC鋼棒 11 鋼棒挿通用縦孔 12 プレキャストコンクリート製腰壁 13 鋼棒挿通用縦孔 14 コンクリート製大梁(下階側) 15 コンクリート基礎 16 アンボンドPC鋼棒 17 面板 18 縦リブ 19 横リブ 21 コンクリート躯体 22 柱 23 高さ調整用モルタル層 24 高さ調整用モルタル層 25 ナット 26 接着材層または高さ調整用モルタル層 27 高さ調整用モルタル層 28 ナット 29 鋼棒挿通用縦孔 30 ナット 31 鋼製シース 32 凹部 33 座金 34 制振コンクリート躯体構造物 35 付着防止層 40 PC柱 41 RC大梁 42 シース等のダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/02 F16F 15/02 K (72)発明者 中澤 昭伸 埼玉県三郷市さつき平二丁目4−3−805 (72)発明者 中田 安洋 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 小田 英男 東京都千代田区平河町2丁目1番1号 オ リエンタル建設株式会社内 (72)発明者 小山内 裕 東京都千代田区平河町2丁目1番1号 オ リエンタル建設株式会社内 (72)発明者 石川 晃 東京都千代田区平河町2丁目1番1号 オ リエンタル建設株式会社内 Fターム(参考) 2E002 EA02 EB13 EC01 EC05 FA04 FB02 FB08 FB12 FB25 JA01 JA02 JB01 JB02 JB14 JB16 MA00 MA03 MA12 MA13 3J048 BC10 EA38 3J066 AA26 BA03 BC10 BD10 BF01 BG10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦向きに配置される極軟鋼からなる面板
    の上端部および下端部に、それぞれ上部フランジおよび
    下部フランジを備えた履歴減衰部材における前記上部フ
    ランジが、プレキャストコンクリート製垂れ壁および高
    さ調整用モルタル層を介して上側のコンクリート製大梁
    の下部に配置され、かつ前記上部フランジにおける鋼棒
    挿通用縦孔と、前記垂れ壁における鋼棒挿通用縦孔と、
    前記コンクリート製大梁における鋼棒挿通用縦孔とにわ
    たって挿通されたアンボンドPC鋼棒およびこれに螺合
    されるナットにより着脱自在に固定されて一体化され、
    かつ前記履歴減衰部材における下部フランジが、プレキ
    ャストコンクリート製腰壁および高さ調整用モルタル層
    を介して下側のコンクリート製大梁またはコンクリート
    基礎の上部に配置され、かつ前記下部フランジにおける
    鋼棒挿通用縦孔と、前記腰壁における鋼棒挿通用縦孔
    と、前記下側のコンクリート基礎またはコンクリート製
    大梁における鋼棒挿通用縦孔とにわたって配設されたア
    ンボンドPC鋼棒およびこれに螺合されるナットにより
    着脱自在に固定されて一体化されていることを特徴とす
    るコンクリート躯体構造物における履歴減衰部材の取付
    構造。
  2. 【請求項2】 鋼棒挿通用縦孔を有する上側の鉄筋コン
    クリート製大梁と鋼棒挿通用縦孔を有する下側のコンク
    リート製大梁との間に、鋼棒挿通用縦孔を有するプレキ
    ャストコンクリート製腰壁と、縦向きに配置された極軟
    鋼からなる面板の上端部および下端部に、それぞれ上部
    フランジおよび下部フランジを備えた履歴減衰部材と、
    鋼棒挿通用縦孔を有するプレキャストコンクリート製垂
    れ壁とを高さ調整用モルタルを介在させて配置し、次い
    で前記上側のコンクリート製大梁と、前記プレキャスト
    コンクリート製垂れ壁と、前記上部フランジの縦孔とに
    わたってアンボンドPC鋼棒を挿通し、かつ前記下側の
    コンクリート製大梁と、前記プレキャストコンクリート
    製腰壁と、前記下部フランジの縦孔とにわたってアンボ
    ンドPC鋼棒を挿通し、前記高さ調整用モルタルが硬化
    した後、前記各アンボンドPC鋼棒の両端部に螺合され
    たナットを緊締することにより、上側のコンクリート製
    大梁と前記プレキャストコンクリート製垂れ壁と前記上
    部フランジとを一体化すると共に、前記下階側のコンク
    リート製大梁と、前記プレキャストコンクリート製腰壁
    と、前記下部フランジとを一体化することを特徴とする
    コンクリート躯体構造物における履歴減衰部材の取付方
    法。
  3. 【請求項3】 コンクリート躯体構造物における上下方
    向に対抗するコンクリート製大梁における下側のコンク
    リート製大梁の上部に鋼棒挿通用縦孔を有するプレキャ
    ストコンクリート製腰壁が高さ調整用モルタル層を介し
    て配置され、かつ上側のコンクリート製大梁の下部に鋼
    棒挿通用縦孔を有するプレキャストコンクリート製垂れ
    壁が高さ調整用モルタル層を介して配置され、縦向きに
    配置される極軟鋼からなる面板の上端部および下端部
    に、それぞれ上部フランジおよび下部フランジを備えた
    履歴減衰部材が高さ調整用モルタル層を介して前記プレ
    キャストコンクリート製腰壁と前記プレキャストコンク
    リート製垂れ壁の間に配置され、上階側の前記履歴減衰
    部材の下部フランジにおける鋼棒挿通用縦孔と、前記プ
    レキャストコンクリート製腰壁における鋼棒挿通用縦孔
    と、コンクリート製大梁における鋼棒挿通用縦孔と、前
    記プレキャストコンクリート製垂れ壁における鋼棒挿通
    用縦孔と、下階側の前記履歴減衰部材の上部フランジに
    おける鋼棒挿通用縦孔とにわたって挿通されたアンボン
    ドPC鋼棒により上階側の履歴減衰部材における下部フ
    ランジおよび下階側の履歴減衰部材における上部フラン
    ジが着脱自在に固定されていることを特徴とする履歴減
    衰部材を備えた制振コンクリート躯体構造物。
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