JPH1087944A - 帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品 - Google Patents
帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品Info
- Publication number
- JPH1087944A JPH1087944A JP24464796A JP24464796A JPH1087944A JP H1087944 A JPH1087944 A JP H1087944A JP 24464796 A JP24464796 A JP 24464796A JP 24464796 A JP24464796 A JP 24464796A JP H1087944 A JPH1087944 A JP H1087944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methacrylic resin
- resin composition
- antistatic
- weight
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形や押出成形のような溶融成形に供し
ても透明性を損なうことなく良好な帯電防止性能を賦与
するメタクリル系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 メタクリル系樹脂１００重量部に対し、
下記の（Ａ）成分を０．２〜２０重量部、（Ｂ）成分を
０．００１〜５重量部配合してなる帯電防止性メタクリ
ル樹脂組成物。 （Ａ）成分：有機カルボン酸とポリアルキレンオキサイ
ドのエステル化反応物 （Ｂ）成分：アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩
から選ばれた少なくとも１種以上の化合物
ても透明性を損なうことなく良好な帯電防止性能を賦与
するメタクリル系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 メタクリル系樹脂１００重量部に対し、
下記の（Ａ）成分を０．２〜２０重量部、（Ｂ）成分を
０．００１〜５重量部配合してなる帯電防止性メタクリ
ル樹脂組成物。 （Ａ）成分：有機カルボン酸とポリアルキレンオキサイ
ドのエステル化反応物 （Ｂ）成分：アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩
から選ばれた少なくとも１種以上の化合物
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性、帯電防止
性に優れたメタクリル樹脂組成物に関する。特に溶融成
形用の帯電防止性メタクリル樹脂組成物に関する。
性に優れたメタクリル樹脂組成物に関する。特に溶融成
形用の帯電防止性メタクリル樹脂組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】メタクリル系樹脂は、その卓越した透明
性、良好な機械的性質、加工性ならびに成形品の外観上
の綺麗さによって、照明器具、看板、各種装飾品および
銘板などに広く利用されているが、その成形品の表面電
気固有抵抗が大きいため接触または摩擦等で誘起された
静電気が逸散、消失しにくい。そのため使用中の樹脂成
形品表面に埃等が付着して汚れやすく折角の美しい外観
を損なう結果となっている。
性、良好な機械的性質、加工性ならびに成形品の外観上
の綺麗さによって、照明器具、看板、各種装飾品および
銘板などに広く利用されているが、その成形品の表面電
気固有抵抗が大きいため接触または摩擦等で誘起された
静電気が逸散、消失しにくい。そのため使用中の樹脂成
形品表面に埃等が付着して汚れやすく折角の美しい外観
を損なう結果となっている。
【０００３】この問題に対して、アルキルスルホン酸塩
や高級脂肪酸モノグリセライドやポリエーテルエステル
アミドをメタクリル系樹脂に混在させる技術が数多く提
案されている。例えば、特開平1-197552号公報には、ア
ルキルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩とグリセリン
脂肪酸エステルを併用したアクリル系帯電防止樹脂組成
物が開示されている。特開平3-122165号公報には、透明
性樹脂にアルカリ金属塩を０．０１重量％以上２０重量
％以下およびポリエーテル系高分子体を０．５重量％以
上６０重量％以下含有した導電性樹脂組成物が開示され
ている。特公平4-98号公報には、透明性高分子材料にア
ルキルアリールスルホン酸リチウムを３０〜１０重量
％、非イオン性界面活性剤７０〜９０重量％からなる帯
電防止剤を０．５〜１０重量部添加し、溶融混練し、透
明高分子材料を得る旨が記載されている。
や高級脂肪酸モノグリセライドやポリエーテルエステル
アミドをメタクリル系樹脂に混在させる技術が数多く提
案されている。例えば、特開平1-197552号公報には、ア
ルキルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩とグリセリン
脂肪酸エステルを併用したアクリル系帯電防止樹脂組成
物が開示されている。特開平3-122165号公報には、透明
性樹脂にアルカリ金属塩を０．０１重量％以上２０重量
％以下およびポリエーテル系高分子体を０．５重量％以
上６０重量％以下含有した導電性樹脂組成物が開示され
ている。特公平4-98号公報には、透明性高分子材料にア
ルキルアリールスルホン酸リチウムを３０〜１０重量
％、非イオン性界面活性剤７０〜９０重量％からなる帯
電防止剤を０．５〜１０重量部添加し、溶融混練し、透
明高分子材料を得る旨が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1-197552号公報記載の組成物は、溶融成形時に条件によ
ってはその外観に不良が発生することがある。特開平3-
122165号公報記載の組成物は、溶融成形を行うと含まれ
るポリエーテル系高分子体の分解が起こり、着色した
り、帯電防止性能が低下することが多い。特公平4-98号
公報記載の組成物は、比較的低分子量の帯電防止剤を使
用しているため、該組成物を溶融して成形すると成形品
表面にストリークやフィッシュアイ等の欠陥が発生しや
すく、しかも帯電防止性能の発現が不安定となる。
1-197552号公報記載の組成物は、溶融成形時に条件によ
ってはその外観に不良が発生することがある。特開平3-
122165号公報記載の組成物は、溶融成形を行うと含まれ
るポリエーテル系高分子体の分解が起こり、着色した
り、帯電防止性能が低下することが多い。特公平4-98号
公報記載の組成物は、比較的低分子量の帯電防止剤を使
用しているため、該組成物を溶融して成形すると成形品
表面にストリークやフィッシュアイ等の欠陥が発生しや
すく、しかも帯電防止性能の発現が不安定となる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明はメタクリ
ル系樹脂を射出成形や押出成形のような溶融成形に供し
ても透明性を損なうことなく良好な帯電防止性能を賦与
する該樹脂組成物を提供するものである。
ル系樹脂を射出成形や押出成形のような溶融成形に供し
ても透明性を損なうことなく良好な帯電防止性能を賦与
する該樹脂組成物を提供するものである。
【０００６】すなわち本発明は、メタクリル系樹脂１０
０重量部に対し、下記の（Ａ）成分を０．２〜２０重量
部、（Ｂ）成分を０．００１〜５重量部配合してなる帯
電防止性メタクリル樹脂組成物、 （Ａ）成分：有機カルボン酸とポリアルキレンオキサイ
ドのエステル化反応物 （Ｂ）成分：アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩
から選ばれた少なくとも１種以上の化合物および該樹脂
組成物を溶融成形してなる成形品である。以下、本発明
を詳細に説明する。
０重量部に対し、下記の（Ａ）成分を０．２〜２０重量
部、（Ｂ）成分を０．００１〜５重量部配合してなる帯
電防止性メタクリル樹脂組成物、 （Ａ）成分：有機カルボン酸とポリアルキレンオキサイ
ドのエステル化反応物 （Ｂ）成分：アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩
から選ばれた少なくとも１種以上の化合物および該樹脂
組成物を溶融成形してなる成形品である。以下、本発明
を詳細に説明する。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明で用いるメタクリル系樹脂
は、メタクリル酸メチル単独重合体の他、メタクリル酸
メチルと共重合可能なビニル系モノマーを全体の５０重
量％までとの共重合体である。メタクリル酸メチルと共
重合されるビニル系モノマーは、例えば、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。ア
クリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル等が、メタクリル酸エス
テルとしてはメタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル等が挙げられる。さら
にジエン系ゴム成分やグルタル酸無水物、グルタルイミ
ド単位を含んだものでも良い。
は、メタクリル酸メチル単独重合体の他、メタクリル酸
メチルと共重合可能なビニル系モノマーを全体の５０重
量％までとの共重合体である。メタクリル酸メチルと共
重合されるビニル系モノマーは、例えば、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。ア
クリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル等が、メタクリル酸エス
テルとしてはメタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル等が挙げられる。さら
にジエン系ゴム成分やグルタル酸無水物、グルタルイミ
ド単位を含んだものでも良い。
【０００８】本発明における（Ａ）成分の有機カルボン
酸とポリアルキレンオキサイドのエステル化反応物は、
炭素数が１〜１５の直鎖または分岐脂肪族アルコールに
炭素数が２〜４のアルキレンオキシドを１〜１００モル
付加して得られるアルコールと特定の脂肪酸、脂環式も
しくは芳香族のモノカルボン酸若しくは多塩基酸を原料
として一般的なエステル製造法により容易に得ることが
できる。また市販のポリアルキレンオキサイドと先述の
カルボン酸を原料として一般的なエステル製造法によっ
て得ることもできる。
酸とポリアルキレンオキサイドのエステル化反応物は、
炭素数が１〜１５の直鎖または分岐脂肪族アルコールに
炭素数が２〜４のアルキレンオキシドを１〜１００モル
付加して得られるアルコールと特定の脂肪酸、脂環式も
しくは芳香族のモノカルボン酸若しくは多塩基酸を原料
として一般的なエステル製造法により容易に得ることが
できる。また市販のポリアルキレンオキサイドと先述の
カルボン酸を原料として一般的なエステル製造法によっ
て得ることもできる。
【０００９】該エステル化反応物の添加量は、メタクリ
ル系樹脂１００重量部に対し、０．２〜２０重量部であ
る。好ましくは０．５〜５重量部である。その添加量が
０．２重量部未満では帯電防止性能が不十分であるため
に好ましくなく、２０重量部を越えると該樹脂組成物の
耐熱性の低下が著しい他、機械強度の低下が著しいため
に好ましくない。
ル系樹脂１００重量部に対し、０．２〜２０重量部であ
る。好ましくは０．５〜５重量部である。その添加量が
０．２重量部未満では帯電防止性能が不十分であるため
に好ましくなく、２０重量部を越えると該樹脂組成物の
耐熱性の低下が著しい他、機械強度の低下が著しいため
に好ましくない。
【００１０】本発明における（Ｂ）成分のアルカリ金属
塩およびアルカリ土類金属塩から選ばれた少なくとも１
種の化合物としては、Ｌｉ、Ｎａ、Ｋ、Ｍｇ、Ｃａのア
ルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩の
他に種々の無機塩が挙げられる。
塩およびアルカリ土類金属塩から選ばれた少なくとも１
種の化合物としては、Ｌｉ、Ｎａ、Ｋ、Ｍｇ、Ｃａのア
ルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩の
他に種々の無機塩が挙げられる。
【００１１】該金属塩の添加量はアクリル系樹脂１００
重量部に対し、０．００１〜５重量部である。このまし
くは０．０１〜１重量部である。その添加量が０．００
１重量部未満では帯電防止性能の発現が不安定であるた
めに好ましくなく、５重量部を越えると該樹脂組成物の
透明性が損なわれることがある他、耐熱性の低下が起こ
り、また成型品表面へのブリード物が多くなり外観が損
なわれるため好ましくない。
重量部に対し、０．００１〜５重量部である。このまし
くは０．０１〜１重量部である。その添加量が０．００
１重量部未満では帯電防止性能の発現が不安定であるた
めに好ましくなく、５重量部を越えると該樹脂組成物の
透明性が損なわれることがある他、耐熱性の低下が起こ
り、また成型品表面へのブリード物が多くなり外観が損
なわれるため好ましくない。
【００１２】なお、本発明のメタクリル系樹脂組成物に
は、周知のヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系
酸化防止剤およびイオウ系酸化防止剤等の酸化防止剤、
紫外線吸収剤やヒンダードアミン系光安定剤等の耐候
剤、難燃剤、着色剤、顔料等を添加することもできる
し、さらに目的によってはガラス繊維等の強化繊維、無
機充填剤、有機系充填剤等も配合することもできる。
は、周知のヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系
酸化防止剤およびイオウ系酸化防止剤等の酸化防止剤、
紫外線吸収剤やヒンダードアミン系光安定剤等の耐候
剤、難燃剤、着色剤、顔料等を添加することもできる
し、さらに目的によってはガラス繊維等の強化繊維、無
機充填剤、有機系充填剤等も配合することもできる。
【００１３】本発明で用いられるメタクリル系樹脂に
（Ａ）および（Ｂ）の各成分を配合し組成物とするのに
は、周知の方法を用いることができる。例えば、各成分
を、溶融混練する方法があり、該溶融混練は、一般的に
使用されている一軸または二軸の押出機、各種のニーダ
ー等の混練装置を用いる方法のみならず、射出成形や押
出成形のごとく溶融加工操作中に直接混練する方法があ
る。なお、本発明で言う溶融成形とは、該樹脂組成物の
軟化温度即ちガラス転移温度＋（１００〜２５０℃）程
度に加熱して成形する方法を言い、例えば、射出成形、
押出成形、プレス成形などである。
（Ａ）および（Ｂ）の各成分を配合し組成物とするのに
は、周知の方法を用いることができる。例えば、各成分
を、溶融混練する方法があり、該溶融混練は、一般的に
使用されている一軸または二軸の押出機、各種のニーダ
ー等の混練装置を用いる方法のみならず、射出成形や押
出成形のごとく溶融加工操作中に直接混練する方法があ
る。なお、本発明で言う溶融成形とは、該樹脂組成物の
軟化温度即ちガラス転移温度＋（１００〜２５０℃）程
度に加熱して成形する方法を言い、例えば、射出成形、
押出成形、プレス成形などである。
【００１４】なお、該樹脂組成物に任意のフィラー等を
混在させることにより各種の意匠性のあるアクリル系樹
脂組成物とすることも容易に可能である。
混在させることにより各種の意匠性のあるアクリル系樹
脂組成物とすることも容易に可能である。
【００１５】
【発明の効果】本発明の帯電防止性メタクリル樹脂組成
物は、溶融成形用として、つまり押出成形や射出成形等
の高温加工成形を行っても樹脂本来の透明性を失わない
で帯電防止性能を賦与することができる。従って、該樹
脂組成物は展示品装飾用の樹脂板、ショーケースのグレ
ージング、液晶ガラスセル等の搬送用ボックス、自動車
等のメーターパネル、フレネルレンズ、レンチキュラー
レンズ、光ディスク、照明カバー、看板、透過型ディス
プレイの前面板などの各種成形品さらには各種フィルム
に好適に用いることができる。
物は、溶融成形用として、つまり押出成形や射出成形等
の高温加工成形を行っても樹脂本来の透明性を失わない
で帯電防止性能を賦与することができる。従って、該樹
脂組成物は展示品装飾用の樹脂板、ショーケースのグレ
ージング、液晶ガラスセル等の搬送用ボックス、自動車
等のメーターパネル、フレネルレンズ、レンチキュラー
レンズ、光ディスク、照明カバー、看板、透過型ディス
プレイの前面板などの各種成形品さらには各種フィルム
に好適に用いることができる。
【００１６】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例によって制限されるも
のではない。なお、評価方法は次の通りである。 （１）全光線透過率（Ｔｔ）およびヘイズ（Ｈａｚ
ｅ）：ASTM D 1003-61に準拠してポイック積分球式ヘイ
ズメーター（日本精密光学製SEP-HS-30D）により測定し
た。 （２）帯電防止性能：JIS K-6911に準拠し、アクリル樹
脂板を２３℃、５０％湿度の状態に２４時間放置した
後、同雰囲気中で超絶縁計（東亜電波工業製ＳＭ−１０
Ｅ型）を用いて表面抵抗率を測定・計算した。また、ス
タティックネオストメーター（宍戸商会製）を用いて、
印加電圧１０ｋＶ、印加時間１分、テーブル回転数１３
００ｒｐｍの条件で帯電圧の半減期を測定した。 （３）着色度：JIS K-7103に準拠し、日本電色工業製Ｓ
Ｚ−Σ８０分光式色差計を用い、黄色度（ＹＩ）を測定
した。
明するが、本発明はこれら実施例によって制限されるも
のではない。なお、評価方法は次の通りである。 （１）全光線透過率（Ｔｔ）およびヘイズ（Ｈａｚ
ｅ）：ASTM D 1003-61に準拠してポイック積分球式ヘイ
ズメーター（日本精密光学製SEP-HS-30D）により測定し
た。 （２）帯電防止性能：JIS K-6911に準拠し、アクリル樹
脂板を２３℃、５０％湿度の状態に２４時間放置した
後、同雰囲気中で超絶縁計（東亜電波工業製ＳＭ−１０
Ｅ型）を用いて表面抵抗率を測定・計算した。また、ス
タティックネオストメーター（宍戸商会製）を用いて、
印加電圧１０ｋＶ、印加時間１分、テーブル回転数１３
００ｒｐｍの条件で帯電圧の半減期を測定した。 （３）着色度：JIS K-7103に準拠し、日本電色工業製Ｓ
Ｚ−Σ８０分光式色差計を用い、黄色度（ＹＩ）を測定
した。
【００１７】実施例１〜２、比較例１〜２ メタクリル樹脂ビーズ（スミペックス−ＥＸＡ、住友化
学工業（株）製）、アジピン酸１モルと平均分子量が２
０００のポリエチレンオキシド２モルを原料として得ら
れるエステル化反応物、過塩素酸リチウム、アルキルベ
ンゼンスルホン酸リチウムおよびヒンダードフェノール
系酸化防止剤（スミライザーＢＰ１０１、住友化学工業
（株）製）を表１に示す配合割合でヘンシェルミキサー
を用いて混合した後、田辺プラスチックス機械（株）製
４０ｍｍ１軸押出機を用い樹脂温度２４０℃で造粒・ペ
レット化を行い、得られたペレットを田辺プラスチック
ス機械（株）製４０ｍｍ１軸押出機を用いて、樹脂温度
２６５℃で溶融樹脂をＴダイより押出し、ポリシングロ
ール３本を介して厚さ３ｍｍ、幅２０ｃｍのシートを得
た。得られたシートの物性を評価した。結果を表１に示
す。
学工業（株）製）、アジピン酸１モルと平均分子量が２
０００のポリエチレンオキシド２モルを原料として得ら
れるエステル化反応物、過塩素酸リチウム、アルキルベ
ンゼンスルホン酸リチウムおよびヒンダードフェノール
系酸化防止剤（スミライザーＢＰ１０１、住友化学工業
（株）製）を表１に示す配合割合でヘンシェルミキサー
を用いて混合した後、田辺プラスチックス機械（株）製
４０ｍｍ１軸押出機を用い樹脂温度２４０℃で造粒・ペ
レット化を行い、得られたペレットを田辺プラスチック
ス機械（株）製４０ｍｍ１軸押出機を用いて、樹脂温度
２６５℃で溶融樹脂をＴダイより押出し、ポリシングロ
ール３本を介して厚さ３ｍｍ、幅２０ｃｍのシートを得
た。得られたシートの物性を評価した。結果を表１に示
す。
【００１８】
【表１】 ※ 単位：重量部 (＊1) エステル化物：アジピン酸１モルと分子量２０００のポリエチレン オキシドを原料として得られるエステル化物 (＊2) ＤＢＳ−Ｌｉ：ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０８Ｌ 71:02）
Claims (3)
- 【請求項１】 メタクリル系樹脂１００重量部に対し、
下記の（Ａ）成分を０．２〜２０重量部、（Ｂ）成分を
０．００１〜５重量部配合してなる帯電防止性メタクリ
ル樹脂組成物。 （Ａ）成分：有機カルボン酸とポリアルキレンオキサイ
ドのエステル化反応物 （Ｂ）成分：アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩
から選ばれた少なくとも１種以上の化合物 - 【請求項２】 （Ｂ）成分のアルカリ金属塩およびアル
カリ土類金属塩から選ばれた少なくとも１種以上の化合
物が、アルキルスルホン酸またはアルキルベンゼンスル
ホン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩であ
る請求項１記載の帯電防止性メタクリル樹脂組成物。 - 【請求項３】 請求項１記載のメタクリル樹脂組成物を
溶融成形してなる帯電防止性メタクリル樹脂成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24464796A JPH1087944A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24464796A JPH1087944A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1087944A true JPH1087944A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17121865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24464796A Pending JPH1087944A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1087944A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020007416A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | 株式会社クラレ | メタクリル樹脂製レンズ |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24464796A patent/JPH1087944A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020007416A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | 株式会社クラレ | メタクリル樹脂製レンズ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4439776B2 (ja) | プラスチック製光学用部品 | |
| JP3427848B2 (ja) | 帯電防止性樹脂組成物 | |
| EP0759459B1 (en) | Thermoplastic resin composition superior in transparency and antistatic property | |
| JP2000169722A (ja) | 光拡散性熱可塑性樹脂組成物及びその成形体 | |
| JPH1087944A (ja) | 帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品 | |
| JPH09227785A (ja) | 樹脂組成物及びその成形体 | |
| JPH1017705A (ja) | 制電性樹脂組成物及びその成形体 | |
| JPH1129685A (ja) | 帯電防止性アクリル系樹脂組成物 | |
| JPH10287740A (ja) | ポリエーテルエステル重縮合体 | |
| JPH0987458A (ja) | 帯電防止性メタクリル樹脂組成物 | |
| JPH1135779A (ja) | メタクリル系樹脂組成物及びその成形体 | |
| JPH07207086A (ja) | 帯電防止性樹脂組成物 | |
| JP3617570B2 (ja) | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物及びその成形体 | |
| JP2000034471A (ja) | 帯電防止剤組成物及びそれを含有する熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3391559B2 (ja) | 帯電防止性のメタクリル系樹脂組成物 | |
| JPH1129630A (ja) | ポリエーテルエステル重縮合体 | |
| JPH10251389A (ja) | ポリエーテルエステル重縮合体 | |
| JPH0812843A (ja) | 帯電防止性メタクリル系樹脂組成物 | |
| JP3264058B2 (ja) | 帯電防止性メタクリル系樹脂成形体 | |
| JPH08134309A (ja) | 帯電防止性アクリル系樹脂組成物 | |
| JPH09279010A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体 | |
| US6284823B1 (en) | Antistatic acrylic resin composition | |
| JP2980686B2 (ja) | 帯電防止剤組成物及びそれを含有する熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3304573B2 (ja) | 溶融成形用透明帯電防止性樹脂組成物 | |
| JP2583231B2 (ja) | 耐衝撃性ポリエステル樹脂組成物 |