JP2000169722A - 光拡散性熱可塑性樹脂組成物及びその成形体 - Google Patents

光拡散性熱可塑性樹脂組成物及びその成形体

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JP2000169722A
JP2000169722A JP10343404A JP34340498A JP2000169722A JP 2000169722 A JP2000169722 A JP 2000169722A JP 10343404 A JP10343404 A JP 10343404A JP 34340498 A JP34340498 A JP 34340498A JP 2000169722 A JP2000169722 A JP 2000169722A
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light
resin composition
silicone
particles
thermoplastic resin
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JP10343404A
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English (en)
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Kenji Sakuraba
健次 桜庭
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光透過性、光拡散性に優れた光拡散性樹脂組
成物及び、光透過性、光拡散性に優れ、且つ、外観の質
感良好な成形体を工業的に容易な製造方法及び低製造コ
ストで提供する。 【解決手段】 透明熱可塑性樹脂、シリコーンゴム粒子
にポリオルガノシルセスキオキサン樹脂を被覆した複合
シリコーン粒子および無機系光拡散剤からなる樹脂組成
物により上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明熱可塑性樹脂と
平均粒径が0.1〜50μmのシリコーンゴム球状粒子
にポリオルガノシルセスキオキサン樹脂を被覆してなる
シリコーン粒子(以下シリコーン複合粒子と記載)と平
均粒径が0.01〜20μmである無機系光拡散剤とか
らなる熱可塑性樹脂成物及びその成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】透明熱可塑性樹脂と光拡散剤からなる光
拡散性樹脂組成物の成形体は照明器具、照明看板、グレ
ージング、スクリーン等に使用されている。このような
光拡散性樹脂組成物としては、例えば、硬さ(JIS
A硬さ)が70〜95であるシリコーンゴム粉末とアク
リル系樹脂からなる光拡散性アクリル系樹脂組成物(特
開平10ー87941号公報)、2官能シロキサン単位
及び3官能シロキサン単位からなり、表面に有機官能基
を有するシリコーンゴム粉末とアクリル系樹脂からなる
光拡散性メタクリル系樹脂組成物(特開平6ー2990
35号公報)、シリコーン樹脂微粒子と透明合成樹脂か
らなる光拡散性合成樹脂(特開平2ー194058号公
報)などが挙げられる。近年、照明器具等の分野では薄
肉や小型化が進められており、この為この分野では光透
過性が高く、光源ランプのランプイメージの小さい光拡
散性成形体を求められている。シリコーン粒子を光拡散
剤として用いた樹脂組成物からは比較的、光拡散性の良
い成形体が得られる為、このような用途で、これまでに
も使用されてきたが、次のような問題点を内在してい
た。これまで光拡散剤として使用されてきたシリコーン
粒子は、シリコーンゴムからなる粒子とシリコーンレジ
ンからなる粒子の2種類に分けられる。このうち、シリ
コーンゴムからなる粒子を光拡散剤として用いた場合に
は、光拡散性は優れるものの、粒子同志の凝集性が強い
為、樹脂中での分散が不良となり外観が良好な成形体が
得られにくく、又、粒子自体の粉体流動性が劣り、ハン
ドリング性が悪いことから、樹脂組成物が製造しにくい
難点があった。又、シリコーンレジンからなる粒子は樹
脂中の分散性、粉体のハンドリング性は良いものの、光
拡散効率が小さい事から樹脂組成物中に高価なシリコー
ン粒子を多量に含有させる必要があり製造コストが著し
く高くなるという欠点があった。又、シリコーン粒子を
単独で光拡散剤として用いると成形体の反射色は透明感
が強くなる為、例えば、照明カバーとして用いた場合に
は、蛍光灯を消灯した場合に照明器具自体の存在感がな
くなり、透過色では白色系の限定された色調になる為、
例えば白色系の光源ランプの照明カバーとして用いた場
合には、微妙な赤味、或いは黄味を有する透過色を得る
事ができず、用途によっては不都合を生じていた。又、
例えばメタクリル樹脂にシリコーン粒子を少量添加した
樹脂組成物は光拡散性導光板の成形材料として用いられ
ている。この光拡散性導光板を用いたサイドライト式面
照明装置は色調が優れ高輝度を示すことから、ワードプ
ロセッサやパーソナルコンピュータ等のOA機器や、画
像信号の各種モニター等の液晶表示装置の光源(バック
ライト等)として利用されており、光透過性、光拡散性
に優れ輝点のない成形体が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記の問
題を解決する為、鋭意検討した結果、本発明の完成に到
達した。すなわち、本発明の目的は光透過性及び光拡散
性に優れ、且つ、成形体の色調を含めた質感の良好な樹
脂組成物及びその成形体を容易且つ、低製造コストで提
供する事にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の光拡散性に優れ
た熱可塑性樹脂組成物は透明熱可塑性樹脂、平均粒径が
0.1〜50μmのシリコーン球状粒子にポリオルガノ
シルセスキオキサン樹脂を被覆してなるシリコーン複合
粒子および平均粒径が0.01〜20μmである無機系
光拡散剤とからなり、この樹脂組成物を成形することに
より光拡散性及び質感の優れた成形体を得ることができ
る。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明で用いられる透明熱可塑性樹脂は特
に限定はないが、例えばメタクリル系樹脂、スチレン系
樹脂、ポリカーボネート、MS樹脂、アクリロニトリル
ースチレン共重合体、透明ABS、透明耐衝撃ポリスチ
レンなどが挙げられるが、このうち特に光透過性が高い
メタクリル系樹脂あるいはMS樹脂を用いることが好ま
しい。メタクリル系樹脂としてはメタクリル酸メチルあ
るいはメタクリル酸エチルを主成分として、これとアク
リル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、
アクリル酸2ーエチルヘキシル、メタクリル酸2ーエチ
ルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸フェニ
ル等のアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル、ス
チレン、αーメチルスチレン等のスチレン系単量体、フ
ェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド、無水マ
レイミド等のマレイミド系単量体、エチレングリコール
ジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、アリルメタクリレート等のアクリル系多官能単量体
等と共重合することにより得られる。又、MS樹脂はメ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル等のメタクリル酸エステルとスチレンあるいはα
ーメチルスチレン等のスチレン系単量体と必要によりア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
等のアクリル酸エステルとを共重合する事により得られ
るが、製造コストの面からはメタクリル酸メチルあるい
はメタクリル酸エチルとスチレンとを共重合して得る事
が好ましい。この時、得られた共重合体中に占めるメタ
クリル酸エステル基の割合は50重量%以上である事が
好ましく、50重量%未満では共重合体の耐光性が悪く
なり、例えば照明カバー等に用いた場合に黄変する等の
不良現象が現れる。
【0006】本発明の光拡散性に優れた熱可塑性樹脂組
成物に用いられる0.1〜50μmのシリコーンゴム球
状粒子にポリオルガノシルセスキオキサン樹脂を被覆し
てなるシリコーン複合粒子であるが、このものの製法は
特に限定されないが次のような方法で比較的容易に製造
できる。平均粒径が0.1〜50μであるシリコーンゴ
ム球状粒子の水分散液にアルカリ性物質またはアルカリ
水溶液とオルガノトリアルコキシシランを添加し触媒等
の存在下、加水分解、縮合反応をさせる。その反応終了
後、加熱脱水、濾過、遠心分離等の方法により水分散液
を濃縮した後、必要に応じて、水洗を行い加熱乾燥等に
よって水分を除去する事により粉末として得られる。得
られた粉末に若干凝集がある場合はジェットミル、ボー
ルミルなどの粉砕機て解砕し、更に必要に応じて篩など
により分級し粒径分布を調整する事も可能である。
【0007】シリコーン複合粒子の内側に存在するシリ
コーンゴム粒子は分子構造中に下式(1)で示される線
状オルガノポリシロキサンブロックを有する球状のシリ
コーン硬化物からなるものであり、その形状の安定性か
ら架橋構造である事が好ましい。このシリコーンゴム粒
子はその粒子中に目的を損なわない範囲で、シリコーン
オイル、オルガノシラン、無機系の粒子、有機系の粒子
を含有しても良い。
【0008】
【化1】
【0009】(式中、R1 :メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基、ビニル基、アリル基などのアル
ケニル基、βーフェニルエチル基、β−フェニルプロピ
ル基などのアラルキル基、クロロメチル基、3,3,3
ートリフルオロプロピルなどの1価ハロゲン化炭化水素
基、さらにはエポキシ基、アミノ基、メルカプト基、ア
クリロキシ基、メタクリロキシ基などの反応性基含有の
有機基から選択される1種または2種以上の炭素数1〜
20の1価の有機基から選択される基でその90モル%
以上がメチル基であることが好ましい。 n:5〜5,
000好ましくは10から1, 000である。5未満で
は線状オルガノポリシロキサンの特徴が十分に出ず5,
000より大きいとシリコーンゴム粒子の製造が困難と
なる。) 又、シリコーン複合粒子の外側に存在するポリオルガノ
シルセスキオキサンは下式(2)で示されるオルガノシ
ルセスキオキサン単位を構成単位とする樹脂状の重合物
であり、その形状の安定性から架橋構造である事が好ま
しい。但し、シリコーンゴム粒子への被覆性を損なわな
い範囲で少量のR2 2 SiO2/2 単位、R2 3 SiO
1/2 単位、SiO2単位が含有されても良い。
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R2 :メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基、ビニル基、アリル基などのアル
ケニル基、βーフェニルエチル基、β−フェニルプロピ
ル基などのアラルキル基、クロロメチル基、3,3,3
ートリフルオロプロピルなどの1価ハロゲン化炭化水素
基、さらにはエポキシ基、アミノ基、メルカプト基、ア
クリロキシ基、メタクリロキシ基などの反応性基含有の
有機基から選択される1種または2種以上からなる炭素
数1〜20よりなる1価の有機基からなるが、その50
%モル%以上がメチル基である事が好ましい。) このポリオルガノシルセスキオキサン樹脂はシリコーン
ゴム粒子の表面の1部あるいは全面均一に被覆されるが
シリコーン複合粒子の凝集性、樹脂組成物中への分散
性、あるいはシリコーン複合粒子粉体のハンドリング性
等の点から全面均一に被覆されている事が好ましい。
又、このボリオルガノシルセスキオキサン樹脂の量はシ
リコーンゴム粒子100重量部に対して0.5重量部未
満ではシリコーン複合粒子の凝集性が大きくなり、樹脂
組成物中での分散不良がおこり、外観良好な成形体が得
られにくくなる。また500重量部より大きいと樹脂組
成物から成形して得られる成形体の光拡散性が不良とな
る為、0.5〜500重量部とすることが好ましい。さ
らに好ましくは0.5〜100重量部である。
【0012】次に本発明の光拡散性に優れた熱可塑性樹
脂に用いられるシリコーン複合粒子の平均粒径は0.1
〜50μmであることが好ましい。0.1μm未満では
成形体の光透過性が低下する傾向があり、50μmより
大きいと成形体の光拡散性が低下する傾向があるのでさ
らに好ましくは0.5〜20μmである。本発明の光拡
散性に優れた熱可塑性樹脂に用いられるシリコーン複合
粒子は樹脂組成物中に0.0003〜30重量%含有さ
れる。0.0003重量%未満では得られる成形体の光
拡散性が低下し、30重量%より多いと得られる成形体
の光透過性が低下したり樹脂組成物自体の製造が困難と
なる。好ましくは0.0003〜20重量%であるが、
更に好ましくは照明カバー材等の用途では0.5〜20
重量%の範囲で用いられ、光拡散性導光板等の用途では
0.0003〜1重量%の範囲で用いられる。
【0013】次に本発明に用いられる平均粒径が0.0
1〜20μmである無機系光拡散剤であるが、これは本
発明の樹脂組成物及びその成形体の色調を本発明の目的
を損なわない範囲で調整する為に用いられる。その平均
粒径が0.01μm未満では得られる成形体の光透過性
が低下し、20μmより大きいと色調の調整効果が小さ
くなる傾向がある為、より好ましくは0.01〜10μ
mである。粒径の小さな無機系光拡散剤ほど成形体の反
射色を白くし、透過色に微妙な赤味や黄味を付与する効
果が大きいが光透過性の低下も大きくなる傾向がある
為、その添加量は平均粒径の小さなものほど少量で用い
られる。その使用量は樹脂組成物に0.0001〜3重
量%含有させる事が好ましく、さらに好ましくは照明カ
バー材等の用途では0.001〜3重量%の範囲で用い
られ、光拡散性導光板等の用途では0.0001〜0.
5重量%の範囲で用いられるが、前記シリコーン複合粒
子の使用量より少なく用いる事が望ましい。無機系光拡
散剤の例としては硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化
チタン、水酸化アルミニウム、リン酸カルシウム等が挙
げられる。
【0014】又、その他の成分として架橋アクリル系粒
子、架橋スチレン系粒子等の有機系光拡散剤、着色剤、
熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を本発明の目的
を損なわない範囲で任意に配合することができる。この
光拡散性に優れた熱可塑性樹脂組成物を製造する方法と
しては、特に限定はされないが、例えば、上記の透明熱
可塑性樹脂とシリコーン複合粒子、無機系光拡散剤と必
要があれば本発明の目的を損なわない範囲の任意の添加
剤をヘンシェルミキサーやブレンダーで混合した後、加
熱溶融して分散させて調整する方法や、アクリル系樹脂
の例ではアクリル系単量体を予め重合、あるいはアクリ
ル系単量体とその他の単量体を予め共重合して得られた
シラップにシリコーン複合粒子、無機系光拡散剤その他
の任意の添加剤を分散させて調整する方法等が挙げられ
る。又、本発明の光拡散性に優れた成形体は上記の光拡
散性に優れた熱可塑性樹脂組成物を成形してなる事を特
徴とする。この成形体を得る方法は、特に限定されない
が、例えば、上記の透明熱可塑性樹脂とシリコーン複合
粒子、無機系光拡散剤と必要があれば本発明の目的を損
なわない範囲の任意の添加剤をヘンシェルミキサーやブ
レンダーで混合した後、シート成形押出機で押出す事に
より、シート状成形体を得る方法や加熱プレス成形機、
あるいは射出成形機等で型枠あるいは金型内に樹脂を充
填する事により、任意の形状の成形体を得る方法を用い
ることができる。又、アクリル系樹脂の例ではアクリル
系単量体を予め重合、あるいはアクリル系単量体とその
他の単量体を予め共重合して得られたシラップにシリコ
ーン複合粒子、無機系光拡散剤と目的に応じてその他の
添加剤を分散させて調整した後、重合開始剤を分散し型
枠内に注入して重合固化させる事により任意の形状の成
形体が得られる。
【0015】これらの成形方法の中では、本発明の成形
体はその用途からシート成形押出機による成形方法、射
出成形機による成形方法が目的とする成形体形状を得る
ことが容易な為、特に適している。このうち、シート成
形押出機による成形方法では、本発明の樹脂組成物をそ
のまま押出成形してシート状成形体を得る方法の他に、
共押出設備を有するシート成形押出機により、本発明の
樹脂組成物からなるシート状成形体の両面、あるいは片
面に他の樹脂組成物からなる積層膜を付与することがで
きる。この積層膜には本発明の目的を損なわない範囲で
帯電防止性能や、シート表面の艶消し機能を目的に応じ
て付与する事ができる。例えば帯電防止性能は帯電防止
剤として、ポリエチレングリコール、アルキルモノグリ
セライド、アルキルスルフォン酸ソーダ、アルキルベン
ゼンスルフォン酸ソーダ、ポリエーテルエステルアミ
ド、ポリエーテルエステル、等を積層膜樹脂組成物中に
含有させることにより発現する。又、シート表面の艶消
し機能はマット化剤として平均粒径3〜100μm程度
の無機系又は有機系の粒子を積層膜樹脂組成物中に5〜
50重量%程度含有させる事により付与できる。マット
化剤の例としては無機系では炭酸カルシウム、タルク、
ホワイトカーボン、等が挙げられ、有機系ではアクリル
系架橋粒子、スチレン系架橋粒子等が挙げられる。この
時、積層膜の厚みは1000μm以下が好ましい。又、
この積層膜は上記の共押出成形方法による。他に別に成
形されたフィルムをラミネートする方法等により付与す
ることもできる。
【0016】このようにして得られた本発明の光拡散性
に優れた樹脂組成物から成形して得られる成形体はカバ
ー、セード、グローブ等の照明器具、照明看板、グレー
ジング等に使用できるが、その優れた光透過性、光拡散
性から照明器具への使用が特に適している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。
【0018】
【実施例1】透明熱可塑性樹脂としてメタクリル樹脂
(旭化成工業株式会社製のデルペットLP−1)を9
7.9重量%と平均粒径5μmの複合シリコーン粒子
(信越化学工業株式会社製、商品名KMP600)を
1.8重量%と無機系光拡散剤として平均粒径0.7μ
mの炭酸カルシウム0.3重量%とをタンブラーで混合
した。この時混合品中の複合シリコン粒子の分散を目視
で観察したが、明らかな凝集物は見られず良好な分散を
示した。次いでこの混合物を30mm2軸押出機を用い
て250℃の温度でペレット化した。次いで得られたペ
レットを350mm幅のシート用ダイスを有する250
℃に温調された50mm単軸押出機、及び90〜110
℃に温調された3本のポリシングロールからなる押出シ
ート成形設備を用いて300mm幅で厚み1.8mmの
シート成形体を得た。得られた成形体の表面を目視で観
察した結果、平滑な良好な外観を示すものであり、成形
体の反射光の白さを同時に観察したが適度な白さを有し
質感に優れるものであった。次いで得られたシート成形
体から試験片を切り出し、全光線透過率、光拡散率を測
定し表1に示す結果を得た。シリコーン複合粒子と適量
の無機系拡散剤を併用して得られる成形体は、優れた光
透過性、光拡散性を示し、成形体の外観も適度な白さを
有する質感良好なものであった。又、複合シリコーン粒
子は少ない使用量で優れた光拡散性を示した。
【0019】尚、実施例中での測定は次の方法によって
行った。 全光線透過率 JIS K−7105の測定方法に準じて測定した。 光拡散率 オプテック株式会社製ゴニオフォトメーターを用いて、
白色光の光源で試験片に直角方向に入光させ試験片の反
対側に透過した光を+70°〜ー70°の角度の範囲に
おける輝度を測定し、下式により光拡散率を算出した。
【0020】 結果を表1に、用いた複合シリコーン粒子および無機系
光拡散剤の内容は表2、表3に示した。
【0021】
【実施例2】実施例1でメタクリル樹脂の量を99.2
重量%に、複合シリコーン粒子(KMP600)の使用
量を0.7重量%に、無機系拡散剤(平均粒径0.7μ
mの炭酸カルシウム)の使用量を0.1重量%とし、シ
ート成形体の板厚を5.0mmに替えた他は実施例1と
同様に実施した。結果を表1に示す。
【0022】
【実施例3】実施例1でメタクリル樹脂の量を95.5
重量%に、複合シリコーン粒子(KMP600)の使用
量を4.0重量%に、無機系拡散剤(平均粒径0.7μ
mの炭酸カルシウム)の使用量を0.5重量%とし、シ
ート成形体の板厚を1.0mmに替えた他は実施例1と
同様に実施した。結果を表1に示す。
【0023】
【実施例4】実施例1でメタクリル樹脂の量を97.5
重量%に、複合シリコーン粒子(KMP600)の使用
量を0.5重量%に、無機系拡散剤(平均粒径0.7μ
mの炭酸カルシウム)の使用量を2.0重量%に替えた
他は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。比
較例5に比較して、複合シリコーン粒子を併用した組成
物からなる成形体は光拡散率が大幅に向上する。
【0024】
【実施例5】実施例1でメタクリル樹脂の量を72.0
重量%に、複合シリコーン粒子(KMP600)の使用
量を25.0重量%に、無機系拡散剤(平均粒径0.7
μmの炭酸カルシウム)の使用量を3.0重量%とし、
シート成形体の板厚を0.2mmに替えた他は実施例1
と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0025】
【実施例6】実施例1で複合シリコーン粒子を平均粒径
12μmの複合シリコーン粒子(信越化学工業株式会社
製、商品名X−52−1139G)に替えた他は実施例
1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0026】
【実施例7】実施例1でメタクリル樹脂の量を97.7
重量%に、無機系光拡散剤を、平均粒径8μmの炭酸カ
ルシウム0.5重量%に替えた他は実施例1と同様に実
施した。結果を表1に示す。
【0027】
【実施例8】実施例1で得られたペレットを3oz射出
成形機を用いて賦型成形を実施し、厚みが2mmで10
cm角の平板を得た。得られた平板から試験片を切り出
し実施例1と同様に全光線透過率、光拡散率を測定し
た。結果を表1に示す。
【0028】
【実施例9】実施例1でメタクリル樹脂の量を97.9
95重量%に、複合シリコーン粒子(KMP600)の
使用量を2.0重量%に、無機系光拡散剤を、平均粒径
0.02μmの酸化チタン0.005重量%に替えた他
は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0029】
【実施例10】実施例1でメタクリル樹脂を共重合体中
に占めるメタクリル酸メチル基の割合が80重量%であ
るMS樹脂(新日鐵化学株式会社製、商品名エスチレン
MSー800)に替えた他は実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。
【0030】
【比較例1】実施例1でメタクリル樹脂の使用量を98
重量%、シリコーン複合粒子の使用量を2.0重量%と
し無機系光拡散剤を使用しないで実施例1と同様に実施
した。結果を表1に示す。シート成形体の反射光の白さ
が小さく、透明感があり質感に劣るものであった。
【0031】
【比較例2】実施例1でメタクリル樹脂の使用量を9
6.2重量%に、シリコーン複合粒子の使用量を0.6
重量%に、無機系光拡散剤の使用量を3.2重量%に替
えた他は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
す。無機系光拡散剤の使用量が多いと全光線透過率が大
幅に低下する。
【0032】
【比較例3】実施例1でシリコーン複合粒子を平均粒径
6μmのレジン系のシリコーン粒子(東芝シリコーン株
式会社製、商品名トスパール2000B)に替えた他は
実施例1と同様に実施した。結果を表1示す。レジン系
シリコーン粒子は、複合シリコーン粒子に比較して光拡
散性が顕著に劣る。
【0033】
【比較例4】実施例1でシリコーン複合粒子を平均粒径
5μmのゴム系のシリコーン粒子(信越化学工業株式会
社製、商品名KMP594)に替えた他は実施例1と同
様に実施した。結果を表1示す。この時、メタクリル樹
脂と無機系光拡散剤とシリコーンゴム粒子をタンブラー
で配合した際にシリコーンゴム粒子の凝集物が配合品の
中に観察され、又、得られたシート成形体の表面は艶消
し状で平滑性に劣り、且つ、シート表面の1部にシリコ
ーンゴム粒子の凝集物からなる白点が観察され、シリコ
ーンゴム粒子の分散不良が原因の欠陥が認められた。
【0034】
【比較例5】実施例1でメタクリル樹脂の使用量を98
重量%、無機系光拡散剤の使用量を2.0重量%とし、
シリコーン粒子を使用しないで実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。光拡散剤として無機系光拡散剤
のみを用いた成形体は全光線透過率及び光拡散率の劣る
ものあった。
【0035】
【比較例6】実施例1でメタクリル樹脂の使用量を6
1.8重量%に、シリコーン複合粒子の使用量を35重
量%に、無機系光拡散剤の使用量を3.2重量%に替え
た他は実施例1と同様の実施を試みたが、押出機でのペ
レット化が不可能であった。
【0036】
【実施例11】透明熱可塑性樹脂としてメタクリル樹脂
(旭化成工業株式会社製、商品名デルペット80NH)
を99.9994重量%と平均粒径5μmの複合シリコ
ーン粒子(信越化学工業株式会社製、商品名KMP60
0)を0.0005重量%と平均粒径0.7μmの炭酸
カルシウムを0.0001重量%をタンブラーで混合し
た。次いでこの混合物を30mm2軸押出機を用いて2
50℃の温度でペレット化した。次いで得られたペレッ
トを射出成形機(名機 ダイナメルタ M150AI
I)により、成形温度250℃で成形し、図1aの平面
図及び同bの断面図で示すような縦215mm、横、1
67mmで厚さが長辺方向に3.0から1.0mmまで
除々に変化した楔型の導光板を得た。次いで図2に示す
ように導光板に光源としての蛍光管、これを取り巻くラ
ンプハウス、拡散フィルム、反射フィルム、これらを固
定する為のフレーム及び反射フレーム(光を反射して有
効利用する為の白色のフレーム)をセットしてサイドラ
イト式面照明装置を組立、蛍光管の電極にはインバータ
ー(TDK(株)製 CXAーM10L−L)を接続
し、インバーターに12Vの直流を供給して暗室中で発
光させた。次いで、輝度計(ミノルタカメラ製 CAー
1000)の測定ヘッドをサイドライト式面照明装置の
発光面から40cmの位置に設置し該サイドライト式面
照明装置を点灯後30分放置して蛍光管輝度を安定化し
た後、発光面全体の輝度を測定した。又、発光面全体を
目視で観察し、輝点の有無を調べた。結果を表4に、用
いた複合シリコーン粒子および無機系光拡散剤の内容は
表5、表6に示した。
【0037】
【比較例7】実施例11でメタクリル樹脂の使用量を9
9.9998重量%とし、複合シリコーン粒子の使用量
を0.0001重量%に替えた他は実施例11と同様に
実施した。結果を表4に示す。シリコーン複合粒子の使
用量が少ないと輝度が小さく光の散乱性は悪くなる。
【0038】
【比較例8】実施例11で複合シリコーン粒子を平均粒
径6μmのレジン系シリコーン粒子(東芝シリコン株式
会社製、商品名トスパール2000B)に替えた他は実
施例11と同様に実施した。結果を表4に示す。レジン
系シリコーン粒子は複合シリコーン粒子に比較し輝度が
小さく、光の散乱性は劣る。
【0039】
【比較例9】実施例11で複合シリコーン粒子を平均粒
径5μmのゴム系シリコーン粒子(信越化学工業株式会
社製、商品名KMP594)に替えた他は実施例11と
同様に実施した。結果を表4に示す。ゴム系シリコーン
粒子では発光面にゴム系シリコーン粒子の凝集物が原因
と思われる輝点が多数観察された。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【発明の効果】従来の光透過性及び光拡散性に優れた樹
脂組成物は高価な光拡散剤を多量に使用する為、製造コ
ストが著しく大きくなる問題や、使用する光拡散剤の分
散性が劣る為、分散を良くする為に特殊な製造工程を組
込む等の対策をしいられたり、得られる成形体の外観に
分散不良に起因する欠陥が発生する等の問題点をかかえ
ていた。又、光拡散性が優れるシリコーン粒子を光拡散
剤として用いると成形体の反射色は透明感が強くなる
為、例えば、照明カバーとして用いた場合には透過光の
光拡散性は比較的良好であるが、蛍光灯を消灯した場合
に照明器具自体の存在感がなくなり、用途によっては不
都合を生じていた。本発明による樹脂組成物は光透過
性、光拡散性に優れるだけでなく、上記の問題点をすべ
て解決し、低製造コストで外観良好な成形体を容易に得
る事ができる為、工業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例11に用いる楔型の導光板の模
式図
【図2】本発明の実施例11で発光面の輝度の測定に用
いる装置の模式図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/10 C08L 33/10 83/04 83/04 // C08J 3/12 CFH C08J 3/12 CFHZ F21V 1/22 F21V 1/22 3/04 3/04 A G02B 5/02 G02B 5/02 A Fターム(参考) 2H042 BA02 BA15 BA18 4F070 AA18 AA32 AA34 AA50 AA59 AB08 AC15 AC16 AC20 AC92 AD04 AE30 BA08 BB02 DC07 DC11 4F206 AA21 AB14 AB28 AH75 JA07 4F207 AA21 AB14 AB28 AG01 KA01 KA17 4J002 AA011 BC071 BC091 BG051 BG061 CP032 CP052 CP092 CP102 CP162 DE136 DE146 DE236 DG046 DH046 FA082 FB092 FD100 FD206 GC00 GQ00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明熱可塑性樹脂、平均粒径が0.1〜
    50μmのシリコーンゴム球状粒子にポリオルガノシル
    セスキオキサン樹脂を被覆してなるシリコーン粒子およ
    び平均粒径が0.01〜20μmの無機系光拡散剤から
    なる光拡散性に優れた熱可塑性樹脂成物。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂組成物中のシリコーン粒子
    の含有量が0.0003〜30重量%であり、無機系光
    拡散剤の含有量が0.0001〜3重量%であることを
    特徴とする請求項1記載の光拡散性に優れた熱可塑性樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】 透明熱可塑性樹脂がメタクリル系樹脂あ
    るいはMS樹脂である事を特徴とする請求項1,2記載
    の光拡散性に優れた熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの1項に記載の
    光拡散性に優れた熱可塑性樹脂組成物を射出成形してな
    ることを特徴とする光拡散性成形体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかの1項に記載の
    光拡散性に優れた熱可塑性樹脂組成物を成形してなるこ
    とを特徴とするシート状光拡散性成形体。
  6. 【請求項6】 照明用途に使用される請求項1〜5記載
    の光拡散性に優れた熱可塑性樹脂組成物及びその成形
    体。
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