JPH1017705A - 制電性樹脂組成物及びその成形体 - Google Patents

制電性樹脂組成物及びその成形体

Info

Publication number
JPH1017705A
JPH1017705A JP19414196A JP19414196A JPH1017705A JP H1017705 A JPH1017705 A JP H1017705A JP 19414196 A JP19414196 A JP 19414196A JP 19414196 A JP19414196 A JP 19414196A JP H1017705 A JPH1017705 A JP H1017705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antistatic
resin
resin composition
group
antistatic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19414196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Hoshina
修司 保科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP19414196A priority Critical patent/JPH1017705A/ja
Publication of JPH1017705A publication Critical patent/JPH1017705A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種照明機器に於いて光源保護カバー部材と
して使用される、帯電防止性と耐光性に優れた制電性樹
脂組成物及び成形体を提供する。 【解決手段】 透明樹脂、特定種類の帯電防止剤、及び
ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤を特定量
含有した制電性脂組成物及びその成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種照明機器に於
いて光源を保護するカバー部材として使用される帯電防
止性と耐光性に優れた制電性樹脂組成物及びその成形体
に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用照明、施設照明、店装表示用照
明、自動車内外装照明等の各種照明機器に於ける光源を
保護するカバー部材には、透明樹脂中に屈折率の異なる
微粒子を分散させ、光透過性と光拡散性を同時に持たせ
た樹脂組成物又は成形体が用いられている。しかしなが
ら、それらの一般の透明樹脂には、表面固有抵抗が大き
いため、接触、摩擦等で誘起された静電気が消失しにく
く、光源保護カバーとして使用した時に、ほこり等が付
着して美観の低下や光学特性の低下をもたらすという欠
点があった。
【0003】従来より、このような静電気障害を除くた
めに、例えば熱可塑性樹脂にポリアルキレンオキサイド
とアルキルスルホン酸塩を含有させる方法(特開平6−
212020号公報)、メタクリル酸メチル系重合体に
スルホン酸塩基を有する炭化水素化合物、高級脂肪酸モ
ノグリセライド、ポリアルキレングリコールから選ばれ
た一種以上を含有させる方法(特開平7−117142
号公報)等が開示されており、これらの方法によって帯
電防止性を有する樹脂組成物又は樹脂成形体が得られる
事が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
で得られる樹脂組成物又は成形体を各種照明機器の保護
カバー部材へ適用すると、含有されている帯電防止剤が
光源からの光で劣化し、帯電防止効果が消失すると同時
にカバー部材の変色が生じ、照明機器として好ましくな
いという問題が生じる。
【0005】一方、近年の照明機器は低電力高輝度タイ
プでかつ演色性が高い光源を用いたものが主流となって
おり、明るさと色調に関する要求はますます強まってい
る。そのため、そのような光源を保護するカバーとして
使用した時、光劣化により帯電防止性や演色性等の機能
が低下しない材料が強く求められているのである。本発
明の課題は、かかる要望にこたえるべく、帯電防止性と
耐光性に優れ、各種照明機器の光源保護カバー部材とし
て好適に使用する事ができる制電性樹脂組成物及びその
成形体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、透明樹脂に帯電防止剤
及びヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤を特
定量含有する事により、帯電防止性と耐光性に優れた樹
脂組成物が得られる事を見出し、本発明を完成した。す
なわち本発明は、透明樹脂100重量部に対して、帯電
防止剤0.1〜40重量部及び下記式(1)で示される
ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤0.01
〜10重量部を含有していることを特徴とする制電性樹
脂組成物である。
【0007】
【化2】 (ただし、R1 は水素原子、炭素原子数1〜18のアル
キル基、ハロゲン原子もしくは炭素原子数1〜12のア
ルコキシ基で置換された炭素数2〜6のアルキル基、又
はベンジル基を表し、R2 は水素原子又はメチル基であ
る。)
【0008】本発明に於いては、上記帯電防止剤とし
て、アニオン系界面活性剤、ポリエーテル、ポリエーテ
ルを構造中に含む共重合物の中から選ばれた少なくとも
一種が好ましく適用される。また、ポリエーテルを構造
中に含む共重合物として、ポリエーテルエステル、ポリ
エーテルエステルイミド、ポリエーテルエステルアミド
の中から選ばれたものが好ましく適用される。
【0009】更に、本発明に於いては、上記紫外線吸収
剤として、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ
−4−ヘキシルオキシフェニル)−1,3,5−トリア
ジンが好ましく適用される。今一つの本発明は、上記の
制電性樹脂組成物を任意の形状に成形した制電性樹脂成
形体である。
【0010】また、該成形体の発明に於いて、透明樹脂
から成る基材層(A)の少なくとも一方の面に、上記制
電制樹脂組成物から成る表面層(B)を、厚み比率
(B)/(A)が0.001〜0.1の範囲になるよう
に積層して構成した制電性樹脂成形体は好ましい態様で
ある。更に、本発明に於いては、上記の樹脂組成物及び
その成形体の透明樹脂としてメタクリル樹脂が好ましく
適用される。
【0011】以下、本発明を詳しく説明する。本発明に
用いられる透明樹脂とは、JIS K−7105に準じ
て測定した曇り度が10%以下となる物質として定義さ
れる。具体的にはメタクリル樹脂、ポリカーボネイト樹
脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−メチルメタクリレー
ト共重合樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、非晶
質ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等が挙げら
れる。特に好ましく採用されるものは、メタクリル樹脂
である。
【0012】本発明で用い得るメタクリル樹脂は、メタ
クリル酸メチルを主体とする樹脂が挙げられ、これには
メチルメタクリレートの単独重合体、又はメチルメタク
リレートとメチルアクリレート、エチルアクリレート、
n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、アクリロニトリル、アクリル
酸、メタクリル酸、ビニルピリジン、ビニルモルホリ
ン、ビニルピリドンテトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,
N−ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシアクリレ
ート、エチレングリコールモノアクリレート、グリセリ
ンモノアクリレート、無水マレイン酸、スチレン、もし
くはα−メチルスチレンなどの共重合可能なモノマーの
いずれか一つ以上との共重合体、及び耐熱性アクリル樹
脂、低吸湿性アクリル樹脂などが含まれる。これらは単
独で用いてもよいしブレンドしてもよい。
【0013】透明性を維持して耐衝撃性を同時に持たせ
るためには耐衝撃性アクリル樹脂が用いられ、そのゴム
弾性体は特開昭53−58554号公報、同55−94
917号公報、同61−32346号公報等に開示され
ている。簡単に説明すると、アクリル系重合体芯材料の
まわりに弾性層及び非弾性層を交互に生成させる多段階
逐次重合法により製造される多段重合体である。これら
のメタクリル樹脂は、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重
合法、溶液重合法等の公知の重合方法で得られる。メタ
クリル樹脂の形状は、いわゆるペレット、パウダー、ビ
ーズと呼ばれる物、または粉砕した不定形物等を用いる
事ができる。
【0014】本発明で用いられる帯電防止剤は、アニオ
ン系界面活性剤、ポリエーテル、ポリエーテルを構造中
に含む共重合物の中から選ばれた少なくとも一種以上の
ものが好ましい。アニオン系界面活性剤の具体例として
は、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキルリン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、脂
肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル等が挙げら
れる。特に好ましくは、下記式(2)で示されるアルキ
ルスルホン酸塩、又は下記式(3)で示されるアルキル
ベンゼンスルホン酸塩が適用される。
【0015】
【化3】 (ただし、R3 はC8 〜C18の直鎖ないし分岐状のアル
キル基、M1 はアルカリ金属である。)
【0016】
【化4】 (ただし、R4 はC8 〜C18の直鎖ないし分岐状のアル
キル基、M2 はアルカリ金属である。)
【0017】また、ポリエーテルとは下記式(4)で示
される構造単位を有するものを指し、通常分子鎖末端に
水酸基を有するが、両末端あるいは片末端がメトキシ基
のもの、脂肪酸等有機酸とのエステル型のもの等の誘導
体を用いることもできる。その具体例としては、ポリエ
チレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレンオキサイド、ポリプロピレングリコール、メトキ
シポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールモ
ノラウレート、ポリエチレングリコールモノステアレー
ト、及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0018】
【化5】 (ただし、R5 はHまたはCH3 、nは平均分子量によ
り定まる定数である。)
【0019】また、ポリエーテルを構造中に含む共重合
物は、上記構成単位を構造中に含むものを指し、その具
体例としては、ポリエーテルエステル、ポリエーテルエ
ステルアミド、ポリエーテルエステルイミド、ポリエチ
レンオキサイド−ポリプロピレングリコールブロック共
重合体、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共
重合体、及びこれらの混合物等が挙げられる。特に好ま
しくは、ポリエーテルエステル、ポリエーテルエステル
アミド、ポリエーテルエステルイミドの中から選ばれた
ものである。例えば、特開平2−283748号公報に
開示された構成を有するポリエーテルエステルアミドは
好ましく用いられる。これらの共重合物の製法に関して
は特に限定されるものではなく、公知の重合方法を利用
する事ができる。
【0020】上記帯電防止剤の使用量は、透明樹脂10
0重量部に対して、0.1〜40重量部が好ましい。添
加量が0.1〜40重量部の範囲であれば、透明樹脂に
含有して効果的に帯電防止性能を発現させる事ができ、
かつ得られる樹脂組成物の表面外観の劣化や、機械的強
度、耐熱性等の物性低下が生じない点で好ましい。更に
好ましくは、アニオン系界面活性剤を単独で用いた場合
は透明樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部、ポ
リエーテル又はポリエーテルを構造中に含む共重合物を
単独で用いた場合は透明樹脂100重量部に対して5〜
30重量部の添加量範囲である。これらの中から二種以
上を選んで併用すると更に効果を発揮できるので非常に
好ましい。
【0021】本発明で用いられる紫外線吸収剤は、透明
樹脂中に含有された帯電防止剤の光劣化を効果的に抑制
できる点で、前記の式(1)で示されるヒドロキシフェ
ニルトリアジン系化合物が好ましい。
【0022】該式(1)中のR1 は、水素原子、炭素原
子数1〜18の直鎖又は分枝状アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、ペンチル基、2−エチルブチル
基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、
ノニル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、又
はオクタデシル基など)、ハロゲン原子もしくは炭素原
子数1〜12のアルコキシ基で置換された炭素原子数2
〜6のアルキル基(例えば、2−クロロエチル基、2−
フルオロエチル基、2−メトキシエチル基、2−エトキ
シエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−メトキ
シプロピル基、3−ブトキシプロピル基、2−ブトキシ
エチル基、2−ヘキシルオキシエチル基、2−オクチル
オキシエチル基、又は2−ドデシルオキシエチルな
ど)、又はベンジル基が好ましい。特に好ましくは、炭
素原子数1〜12のアルキル基、又はベンジル基であ
る。該式(1)中のR2 は、水素原子、又はメチル基が
好ましいが、特に好ましくは水素原子である。
【0023】上記のヒドロキシフェニルトリアジン系化
合物の具体例としては、2,4−ジフェニル−6−(2
−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−1,3,5−
トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキ
シ−4−エトキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−
プロポキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,
4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ブトキシ
フェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェ
ニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル
−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、
【0024】2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキ
シ−4−ドデシルオキシフェニル)−1,3,5−トリ
アジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−
4−ベンジルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−
(2−ブトキシエトキシ)フェニル)−1,3,5−ト
リアジン、2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−ヒド
ロキシ−4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリア
ジン、2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−ヒドロキ
シ−4−プロポキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−ヒドロキシ
−4−ブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−ヒドロキシ−4
−ヘキシルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−ヒドロキシ
−4−ペントキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、
【0025】2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−ヒ
ドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5
−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル−6−(2−
ヒドロキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−1,3,
5−トリアジン、2,4−ジ−p−トルイル−6−(2
−ヒドロキシ−4−(2−ヘキシルオキシエトキシ)フ
ェニル)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。こ
れらのヒドロキシフェニルトリアジン系化合物は、原則
として2,4−ジアリール−6−(2,4−ジヒドロキ
シフェニル)−1,3,5−トリアジンに相当するもの
をエーテル化する事によって製造できる。
【0026】本発明に於いては、透明樹脂中への分散
性、及び帯電防止剤への作用が優れている点で、2,4
−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオ
キシフェニル)−1,3,5−トリアジンが特に好まし
く用いられる。
【0027】本発明で用いられるヒドロキシフェニルト
リアジン系紫外線吸収剤の使用量は、透明樹脂100重
量部に対して、0.01〜10重量部が好ましい。添加
量が0.01〜10重量部の範囲であれば、帯電防止剤
とともに透明樹脂中に均一に分散させることができる
点、該制電性組成物を光源保護カバー用部材として長期
間使用した場合に帯電防止性能の劣化や変色が生じない
点により好ましい。
【0028】本発明に於ける制電性樹脂組成物には、そ
の物性を損なわない範囲に於いて他の成分、例えば無機
フィラー、架橋重合体粒子、ガラス繊維、顔料、染料、
架橋剤、難燃剤、充填剤、離型剤、熱安定剤、酸化防止
剤、核剤、可塑剤等を任意の過程において含有させる事
ができる。
【0029】本発明に於ける制電性樹脂組成物の製造方
法は、透明樹脂中に上記帯電防止剤、及びヒドロキシフ
ェニルトリアジン系紫外線吸収剤が均一に分散する方法
が好ましく、例えば透明樹脂を構成する重合性単量体も
しくは部分重合した重合性単量体のシラップ中にこれら
の含有物を分散させて重合する方法、又は先に重合して
おいた透明樹脂に該含有物を混合し、溶融混練して押出
す方法等により得る事ができる。帯電防止剤とヒドロキ
シフェニルトリアジン系紫外線吸収剤は、予め混合して
おいても良い。また、制電性樹脂組成物中の帯電防止
剤、ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤の各
含有量は所定量のままでも良いし、濃度を高くしてマス
ターバッチとしても良い。
【0030】また、本発明に於いては、上記制電性樹脂
組成物を任意の形状に成形した場合、各種光源保護カバ
ーとして適用する事ができ好ましい。制電性樹脂成形体
の製造方法は、上記樹脂組成物を原料として、Tダイを
用いた押出シート成形、環状ダイによる異形押出成形、
ブロー成形、射出成形、圧縮成形等の一般的な方法が挙
げられる。また、これらの方法により得られた平滑、波
形、プリズム形等のシートを真空成形、圧空成形、スタ
ンパブル成形等の方法で任意の形状に二次加工しても良
い。
【0031】更に、本発明に於いては、透明樹脂から成
る基材層(A)の少なくとも一方の面に、上記制電性樹
脂組成物を表面層(B)として積層して構成した場合、
帯電防止性と加熱変色性が向上するという効果に加え
て、更に、表面外観が優れるという効果が現れる点で各
種光源保護カバーへ適用できるため好ましい。
【0032】基材層(A)と表面層(B)の厚み比率
(B)/(A)は、安定した帯電防止性能を有する樹脂
成形体を容易に製造できる点で、0.001〜0.1の
範囲が好ましい。基材層(A)に使用する透明樹脂は、
上記制電性樹脂組成物に用いられる透明樹脂と同種でも
異種でも良いが、好ましくは同種のものが適用され、更
に好ましくはメタクリル樹脂が適用される。
【0033】多層構造の樹脂成形体を得るには、二種類
以上の樹脂組成物を同時に溶融し押し出す共押出成形方
法、二種類の樹脂組成物の一方を単層押出しながら予め
成形された他方をラミネートする方法、二種類の樹脂組
成物を予め成形した後プレスして熱圧着する方法、連続
的に重ねて貼り合わせる方法、真空成形、圧空成形時に
積層する方法等がある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施例、比較例で本発明の
実施の形態を具体的に説明する。なお、各実施例、比較
例で用いた評価及び試験方法は次の通りである。 (1)表面固有抵抗値の測定:JIS K−6911に
準じて東亜電波工業社製SM−8210型極超絶縁計を
用いて、試験片表面の二つの電極間に付加した直流電圧
を表面層を通して流れる電流で除した数値を表面固有抵
抗値として測定する。試験片は23℃、50%RHの条
件で24時間状態調節した後測定する。
【0035】(2)黄色度(YI)の測定:JIS K
−7103法に準じて、東京電色工業社製TC−180
0型オートマチックカラーアナライザーを用いて、試験
片の黄色度(YI)を測定する。
【0036】(3)耐光性試験:ギアオーブン(タバイ
エスペック社製GPH−200型)の回転軸中心部分に
400W透明高圧水銀灯を設置し、25cmの距離を置
いて試験片を固定する。環境温度を75℃に保ち、試験
片を2回転/分で回転させながら15日間光照射を行
う。光照射前後の試験片に於いて上記(1)、(2)の
測定を行い、表面固有抵抗値の変化率(ΔRs)、及び
黄変度(ΔYI)を以下のように定義し、その値の大き
さで耐光性を評価する。
【0037】表面固有抵抗値の変化率(ΔRs)の値が
大きいと、光照射により帯電防止性能が劣化した事を意
味し、実質的にはΔRsの値が1000を超えると埃や
ごみの付着が明らかに目視で確認できるため、光源保護
カバー用部材として不適当であると判断できる。また、
黄変度(ΔYI)の値が大きいと、光照射により黄色味
が強くなった事を意味し、実質的にはΔYIの値が4を
超えると明らかに変色した事が目視で確認できるため、
光源保護カバー用部材として不適当であると判断でき
る。 表面固有抵抗値の変化率(ΔRs)=(光照射後の表面
固有抵抗値)/(光照射前の表面固有抵抗値) 黄変度(ΔYI)=(光照射後の黄色度)−(光照射前
の黄色度)
【0038】帯電防止剤の調整:アルキルベンゼンスル
ホン酸のアルカリ金属塩混合物(商品名AKS−51
8、竹本油脂社製)、及びアルキルスルホン酸のアルカ
リ金属塩混合物(商品名AKS−536、竹本油脂社
製)を水に溶かし、FAB法(高速原子衝突によるイオ
ン化法)を組み合わせた質量分析機(日本電子社製 J
MS−PX303型)により質量スペクトル及びアルキ
ル基の炭素数分布を求め、炭素数平均値が12であるド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(a−1)、及び
炭素数が10〜20の広い範囲で分布するアルキルスル
ホン酸ナトリウム(a−2)を得る。
【0039】また、ポリエチレングリコール混合物(商
品名AKS−544、竹本油脂社製)をクロロホルムに
溶かし、GPC法測定機(東ソー社製 液体クロマトグ
ラフ8010シリーズ)により分子量分布を測定し、得
られた分布から数平均分子量を求め、数平均分子量が2
0000であるポリエチレングリコール(a−3)を得
る。
【0040】また、攪拌機、溜去管、原材料投入ポット
を取り付けた500ccの反応器に、数平均分子量14
90のポリオキシエチレングリコール64g、数平均分
子量1830のポリオキシテトラメチレングリコール6
4g、セバシン酸15.8g、カプロラクタム77.5
g、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩2g、及び
ペンタエリスリチル−テトラキス(3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト)0.4gを仕込み、窒素置換して260℃で4時間
反応させる。
【0041】その後、徐々に減圧して未反応のカプロラ
クタムを溜去した後、常圧に戻してからテトラブトキシ
ジルコニウム0.4gを添加して260℃で1時間反応
させ、透明なポリマーを得る、反応器から溶融したポリ
マーを窒素圧でストランド状にして押出し、水中に抜き
出して冷却し、ペレタイザーでカットしペレット状のポ
リエーテルエステルアミド(a−4)を得る。
【0042】更に、同様の構造で容量が200ccであ
る反応器に、テレフタル酸ジメチル50g、エチレング
リコール22g、酢酸マンガン0.025gを仕込み、
生成するメタノールを溜去しながら180〜230℃で
3時間反応させる。その後、数平均分子量6000のポ
リオキシエチレングリコール17g、三酸化アンチモン
0.03g、ジメチルホスファート0.015gを追加
し、徐々に昇温及び減圧し、過剰のエチレングリコール
を溜去しながら280℃で2時間反応させ、透明なポリ
マーを得る。反応器から溶融したポリマーを窒素圧でス
トランド状に押出し、水中に抜き出して冷却し、ペレタ
イザーでカットしペレット状のポリエーテルエステル
(a−5)を得る。
【0043】制電性樹脂組成物の製造:メタクリル樹脂
(商品名 デルパウダ70H、旭化成工業製)又はポリ
カーボネイト樹脂(商品名 タフロンIV2500、出
光石油化学社製)に対して、上記(a−1)〜(a−
5)から選ばれる1種以上の帯電防止剤、及びヒドロキ
シフェニルトリアジン系化合物(商品名 チヌビン15
77、チバガイギー社製)又は構造が異なるベンゾトリ
アゾール系化合物2種(商品名 チヌビンP、チヌビン
234、チバガイギー社製)から選ばれる紫外線吸収剤
を、表1に示す添加量で配合し、ヘンシェルミキサーで
ブレンドした後ベント付き押出機40mmφで樹脂温度
250℃にてペレット化し、制電性樹脂組成物(b−
1)〜(b−7)を得る。
【0044】
【実施例】
実施例1〜2、比較例1〜2 表1に示した樹脂組成物(b−1)、(b−2)、(b
−3)、(b−4)を押出機(スクリュー径50mm
φ、L/D=32、単軸)、Tダイ、及びポリッシング
ロール3本から成るユニットを用いて押出シート成形を
行い、幅300mmの単層シートを作成する。シートの
厚みは、ポリッシングロールのクリアランスで2.0m
mを目標に調整する。得られたシートを試験片として上
記(1)〜(3)の評価を行い、表3に示す結果を得
る。シートの初期性能、及び光照射後の性能が全て好ま
しい結果を示す場合、総合判定として○、好ましくない
評価結果が一つでもある場合は×とする。
【0045】実施例1〜2では、いずれもシートの初期
性能に問題はなく、耐光性試験を実施しても、表面固有
抵抗値の変化率は300〜400、黄変度は2.8〜
3.5の範囲にあり、帯電防止性能の劣化や変色が認め
られず、非常に好ましい。照明カバー用部材として、総
合判定は○である。
【0046】比較例1〜2では、いずれもシートの初期
性能に問題はないが、耐光性試験後に表面固有抵抗値が
10000倍に悪化し、黄変度も4以上を示し、目視で
明らかに変色が認められ好ましくない。照明カバー用部
材として、総合判定は×である。
【0047】実施例3〜5、比較例3〜4 表1に示した樹脂組成物(b−1)、(b−2)、(b
−3)、(b−6)、(b−7)を第2押出機(スクリ
ュー径25mmφ、L/D=32、単軸)に投入し、同
様に表2に示した基材層を構成する樹脂組成物を第1押
出機(スクリュー径50mmφ、L/D=32、単軸)
に投入し、フィードブロックダイとポリッシングロール
3本から成るユニットを組み合わせて共押出シート成形
を行い、幅300mmの多層シートを作成する。
【0048】シートの厚みは、ポリッシングロールのク
リアランスで2.0mmを目標に調整する。表面層の厚
みは、二機の押出機の吐出量バランスで調整する。得ら
れる多層シートは、第1押出機に投入した樹脂組成物が
基材層、第2押出機に投入した樹脂組成物が表面層とし
て構成された2種3層のシートである。得られたシート
を試験片として上記(1)〜(3)の評価を行い、表3
に示す結果を得る。シートの初期性能、及び光照射後の
性能が全て好ましい結果を示す場合、総合判定として
○、好ましくない評価結果が一つでもある場合は×とす
る。
【0049】実施例3〜5では、いずれもシートの初期
性能に問題はなく、耐光性試験を実施しても、表面固有
抵抗値の変化率は100〜350、黄変度は2.5〜
3.5の範囲にあり、帯電防止性能の劣化や変色が認め
られず、非常に好ましい。照明カバー用部材として、総
合判定は○である。
【0050】比較例3〜4では、いずれもシートの初期
性能に問題はないが、耐光性試験後に表面固有抵抗値が
5000〜7500倍に悪化し、黄変度も5以上を示
し、目視で明らかに変色が認められ好ましくない。照明
カバー用部材として、総合判定は×である。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【発明の効果】本発明によって得られる制電性樹脂組成
物及び成形体は、帯電防止性と耐光性に優れており、各
種照明機器の光源保護カバー部材として極めて有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/10 LHV C08L 33/10 LHV 67/00 KJZ 67/00 KJZ 71/02 LQE 71/02 LQE 77/12 KKZ 77/12 KKZ 79/08 LRB 79/08 LRB 101/00 101/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂100重量部に対して、帯電防
    止剤0.1〜40重量部及び下記式(1)で示されるヒ
    ドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤0.01〜
    10重量部を含有していることを特徴とする制電性樹脂
    組成物。 【化1】 (ただし、R1 は水素原子、炭素原子数1〜18のアル
    キル基、ハロゲン原子もしくは炭素原子数1〜12のア
    ルコキシ基で置換された炭素数2〜6のアルキル基、又
    はベンジル基を表し、R2 は水素原子又はメチル基であ
    る。)
  2. 【請求項2】 帯電防止剤が、アニオン系界面活性剤、
    ポリエーテル、及びポリエーテルを構造中に含む共重合
    物の中から選ばれた少なくとも一種である請求項1に記
    載の制電性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエーテルを構造中に含む共重合物
    が、ポリエーテルエステル、ポリエーテルエステルイミ
    ド、ポリエーテルエステルアミドの中から選ばれたもの
    である請求項2に記載の制電性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 紫外線吸収剤が、2,4−ジフェニル−
    6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)
    −1,3,5−トリアジンである請求項1〜3のいずれ
    かに記載の制電性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 透明樹脂がメタクリル樹脂である請求項
    1〜4のいずれかに記載の制電性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組
    成物を任意の形状に成形した成形体であることを特徴と
    する制電性樹脂成形体。
  7. 【請求項7】 透明樹脂から成る基材層(A)の少なく
    とも一方の面に、請求項1〜4のいずれかに記載の制電
    性樹脂組成物から成る表面層(B)を、厚み比率(B)
    /(A)が0.001〜0.1の範囲になるように積層
    して構成したことを特徴とする制電性樹脂成形体。
  8. 【請求項8】 透明樹脂がメタクリル樹脂である請求項
    6又は7に記載の制電性樹脂成形体。
JP19414196A 1996-07-05 1996-07-05 制電性樹脂組成物及びその成形体 Withdrawn JPH1017705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19414196A JPH1017705A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 制電性樹脂組成物及びその成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19414196A JPH1017705A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 制電性樹脂組成物及びその成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1017705A true JPH1017705A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16319601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19414196A Withdrawn JPH1017705A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 制電性樹脂組成物及びその成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1017705A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000302929A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Daicel Chem Ind Ltd 熱可塑性樹脂組成物
WO2002028961A1 (fr) * 2000-10-04 2002-04-11 Mitsubishi Plastics, Inc. Composition de resine, articles extrudes et feuille antistatique
WO2006068198A1 (ja) * 2004-12-22 2006-06-29 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha スチレン系樹脂組成物、その成形体、及び拡散板
WO2008012929A1 (fr) * 2006-07-24 2008-01-31 Sumitomo Dow Limited Plaque de résine de polycarbonate diffusant la lumière
JP2010270162A (ja) * 2009-04-22 2010-12-02 Kaneka Corp 光学用フィルム
US7960450B2 (en) 2006-08-25 2011-06-14 Styron Europe Gmbh Flame retardant and light diffusing polycarbonate resin composition and light diffusing sheet thereof
US8426015B2 (en) 2007-06-12 2013-04-23 Styron Europe Gmbh Clear and flame retardant polycarbonate resin film
JP2018538408A (ja) * 2015-12-28 2018-12-27 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company 熱い金属面からのポリマーの剥離を向上するための方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000302929A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Daicel Chem Ind Ltd 熱可塑性樹脂組成物
WO2002028961A1 (fr) * 2000-10-04 2002-04-11 Mitsubishi Plastics, Inc. Composition de resine, articles extrudes et feuille antistatique
KR100851693B1 (ko) * 2000-10-04 2008-08-11 미쓰비시 쥬시 가부시끼가이샤 수지 조성물, 압출 성형체 및 대전 방지성 시트
WO2006068198A1 (ja) * 2004-12-22 2006-06-29 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha スチレン系樹脂組成物、その成形体、及び拡散板
WO2008012929A1 (fr) * 2006-07-24 2008-01-31 Sumitomo Dow Limited Plaque de résine de polycarbonate diffusant la lumière
JP2008023881A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Sumitomo Dow Ltd 帯電防止性に優れた光拡散性ポリカーボネート樹脂板
US7960450B2 (en) 2006-08-25 2011-06-14 Styron Europe Gmbh Flame retardant and light diffusing polycarbonate resin composition and light diffusing sheet thereof
US8426015B2 (en) 2007-06-12 2013-04-23 Styron Europe Gmbh Clear and flame retardant polycarbonate resin film
JP2010270162A (ja) * 2009-04-22 2010-12-02 Kaneka Corp 光学用フィルム
JP2014095926A (ja) * 2009-04-22 2014-05-22 Kaneka Corp 光学用フィルム
JP2018538408A (ja) * 2015-12-28 2018-12-27 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company 熱い金属面からのポリマーの剥離を向上するための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5681331B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物とその製造方法
JP4439776B2 (ja) プラスチック製光学用部品
JPH1017705A (ja) 制電性樹脂組成物及びその成形体
JPH09227785A (ja) 樹脂組成物及びその成形体
JPH09281307A (ja) プロジェクションテレビ用スクリーン
JPH06345925A (ja) 難燃性スチレン系樹脂組成物及びそのシート成形物
KR101452087B1 (ko) 폴리카보네이트 수지 조성물
JP3455670B2 (ja) 永久帯電防止性に優れる熱可塑性樹脂組成物およびそれから成形されたエレクトロニクス分野の搬送用冶具
JPH09279010A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体
JPH1129685A (ja) 帯電防止性アクリル系樹脂組成物
JP3047298B2 (ja) 熱可塑性重合体組成物
JP3159280B2 (ja) スチレン系樹脂シート成形物
JP2597668B2 (ja) 難燃性ポリエステル組成物
JPH06157849A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JP3391559B2 (ja) 帯電防止性のメタクリル系樹脂組成物
JP3304573B2 (ja) 溶融成形用透明帯電防止性樹脂組成物
JPH10286917A (ja) 帯電防止性アクリル系樹脂積層板
JPS60215052A (ja) 樹脂組成物
JPH08134309A (ja) 帯電防止性アクリル系樹脂組成物
JPH1087944A (ja) 帯電防止性メタクリル樹脂組成物およびその成形品
JPH0812843A (ja) 帯電防止性メタクリル系樹脂組成物
EP4334392A1 (en) Scratch - resistant polycarbonate composition
JPH10251389A (ja) ポリエーテルエステル重縮合体
JPH1129630A (ja) ポリエーテルエステル重縮合体
JPH1060212A (ja) 光安定化された帯電防止性アクリル系樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007