JP2000034471A - 帯電防止剤組成物及びそれを含有する熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止剤組成物及びそれを含有する熱可塑性樹脂組成物

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JP2000034471A
JP2000034471A JP11179636A JP17963699A JP2000034471A JP 2000034471 A JP2000034471 A JP 2000034471A JP 11179636 A JP11179636 A JP 11179636A JP 17963699 A JP17963699 A JP 17963699A JP 2000034471 A JP2000034471 A JP 2000034471A
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fatty acid
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Makoto Yamauchi
誠 山内
Michiro Narita
道郎 成田
Masahito Ono
雅人 小野
Masahiro Fukuda
正博 福田
Hidetaka Ozaki
英高 尾崎
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止性、成形性、透明性に優れ、帯電防
止性能が成形後即時に発現される帯電防止剤組成物を提
供する。 【解決手段】(A)一般式 及び(B)一般式 (R1、R2及びR3はC6〜C20の直鎖状又は枝分れ状の
アルキル基又はアルケニル基、p及びrは2〜4の整
数、q及びsは1〜100の整数、M1、M2及びM3
アルカリ金属原子又は4個の炭化水素基をもつホスホニ
ウム基)で表わされるスルホン酸塩の中から選ばれた1
種と、(C)一般式 HO{(CH2)tO}uH (tは2〜4の整数、uは2〜100)で表わされるグ
リコールと、(D)炭素原子数が6〜14の脂肪酸から
誘導されたモノグリセリド含有率70重量%以上の脂肪
酸グリセリド/ジエタノールアミド又はC6〜14のア
ルキル/アルケニル基でN−置換されたジエタノールア
ミンの非イオン性界面活性剤から成る帯電防止剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な帯電防止剤
組成物及びそれを含有する熱可塑性樹脂組成物に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、帯電防止性に優れ、成
形性をそこなうことがなく、透明樹脂に配合して成形し
た場合には成形品の透明性をそこなうことがなく、さら
に特殊な組成により特にアクリル樹脂などの透明樹脂に
配合すると押出成形に限らず、射出成形においても帯電
防止性能が成形後即時に発現しうる帯電防止剤組成物及
びそれを含有する、帯電防止性、成形性及び場合により
透明性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂、中でもアクリル樹脂は優
れた透明性や光学特性、良好な機械的性質や加工特性や
外観などにより、フイルム、繊維、成形品などの材料と
して広く用いられ、中でも照明器具、看板、装飾品など
に多用されている。しかしながら、このような熱可塑性
樹脂は、一般に疎水性であって電気絶縁性が大きいた
め、静電気の蓄積により帯電しやすく、その結果外観が
そこなわれたり、加工、包装、印刷、塗装などの工程に
おける作業能率が低下するのを免れない上、火花放電に
よる事故の発生原因ともなる。そこで、熱可塑性樹脂、
特にアクリル樹脂の帯電防止方法が種々検討されてい
る。
【0003】ところで、一般的な合成樹脂用の内部添加
型の帯電防止剤としては、カチオン性、アニオン性、非
イオン性の界面活性剤が知られており、帯電防止効果は
これらの界面活性剤が合成樹脂表面にブリードアウトす
ることで発現するとされている。しかし、アクリル樹脂
に対しては、該樹脂の加工温度が比較的高いため、熱安
定性に乏しいカチオン性界面活性剤を使用することは困
難であるし、また、該樹脂のガラス転移温度もポリエチ
レンやポリプロピレンに比べて高いため、非イオン性界
面活性剤を用いる場合は多量の添加を必要とするが、そ
の場合には耐熱変形温度や透明性が低下し、樹脂本来の
基本特性がそこなわれるし、該界面活性剤が樹脂表面に
過剰にブリードアウトし成形品をべとつかせ、実用に供
しえなくなるのを免れない。
【0004】一方、上記帯電防止性界面活性剤として、
熱安定性が要求される場合、アルキルスルホン酸金属塩
やアルキルベンゼンスルホン酸金属塩のようなアニオン
性界面活性剤が提案されている(特開昭49−7344
3号公報、特開昭52−47072号公報、特開昭54
−37154号公報)。しかしながら、これらの内部練
り込み型帯電防止性界面活性剤は、本来疎水性であるア
クリル樹脂との相容性が十分でないため、透明性が低下
し、外観がそこなわれるという欠点を有している。
【0005】また、アクリル樹脂に対してアルカンスル
ホネート、アルキルベンゼンスルホネート及び脂肪酸モ
ノグリセリドを併用し、スルホン酸塩系アニオン性界面
活性剤を帯電防止剤組成物とすることにより透明性の低
下を改良する方法が提案されているが(特開平1−19
7552号公報)、その改良効果は必ずしも満足すべき
ものとはいえない。
【0006】一方、ポリオレフィン又はポリスチレン用
帯電防止剤組成物として、アミン化合物で中和された遊
離カルボキシル基を有するスルホン酸金属塩(特公昭5
8−19692号公報)や、脂肪族アルコール又はポリ
エチレングリコールでエステル化されたカルボキシル基
を有するスルホン酸金属塩(特公昭58−53658号
公報)が提案されている。しかし、これらの帯電防止剤
組成物は、アクリル樹脂に適用すると透明性や分散性の
低下により外観が良好でなくなるのを免れない。
【0007】他方、これまでにアクリル樹脂成形品特に
射出成形品の帯電防止方法については、炭素鎖長が12
以下の非イオン系界面活性剤を使用する方法として、ラ
ウリン酸モノグリセリドを他の非イオン系界面活性剤と
併用する方法(特公平2−14377号公報)、ジエタ
ノールラウリルアミンを配合する方法(特開昭62−2
95944号公報)などが提案されている。
【0008】しかしながら、これらの方法は、アクリル
樹脂に対し、非イオン系界面活性剤の添加量を4重量部
以上にしないと、これを射出成形する場合、成形直後に
十分な帯電防止効果が得られないばかりか、アクリル樹
脂の熱変形温度を低下させ、また界面活性剤の揮発性が
高いため、成形品表面にシルバーマークを発生させ、成
形品表面の外観をそこない、成形時の発煙が激しく作業
環境上不都合であるなど多数の不利がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情の下、アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂における従
来公知の帯電防止剤組成物に比べ、帯電防止性に優れ、
成形性をそこなうことがなく、特に透明樹脂に配合して
成形した場合には成形品の透明性をそこなうことがな
く、さらに特殊な組成により特にアクリル樹脂などの透
明樹脂に配合すると押出成形に限らず、射出成形におい
ても帯電防止性能が成形後即時に発現される帯電防止剤
組成物を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
好ましい特徴を有する帯電防止剤組成物を開発すべく鋭
意研究を重ねた結果、特定の構造を有する2種のスルホ
ン酸塩同士あるいはそれと非イオン性界面活性剤とを組
み合わせることにより、さらに有利には特定の構造を有
するスルホン酸塩と特定のグリコールと特定の非イオン
性界面活性剤とを組み合わせることにより、その目的を
達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を
なすに至った。
【0011】すなわち、本発明は、(A)一般式(I)
【化3】 及び(B)一般式(II)
【化4】 (式中のR1、R2及びR3はそれぞれ独立して炭素原子
数6〜20の直鎖状又は枝分れ状のアルキル基又はアル
ケニル基、p及びrはそれぞれ独立して2〜4の整数、
q及びsはそれぞれ独立して1〜100の整数、M1
2及びM3はそれぞれ独立してアルカリ金属原子又は4
個の炭化水素基をもつホスホニウム基である)で表わさ
れるスルホン酸塩の中から選ばれた少なくとも1種と、
(C)一般式(III) HO{(CH2)tO}uH (III) (式中のtは2〜4の整数、uは2〜100である)で
表わされるグリコールと、(D)炭素原子数が6〜14
の脂肪酸から誘導され、かつ脂肪酸モノグリセリド含有
率が70重量%以上の脂肪酸グリセリド、炭素原子数が
6〜14の脂肪酸から誘導された脂肪酸ジエタノールア
ミド及び炭素原子数が6〜14のアルキル基又はアルケ
ニル基でN−置換されたジエタノールアミンの中から選
ばれた非イオン性界面活性剤とから成るか、あるいはこ
の(A)成分及び(B)成分のスルホン酸塩の中から選
ばれた少なくとも1種、(C)成分及び(D)成分に、
さらに(E)一般式 R−SO34 及び (R−SO3)25 (式中のRは、炭素原子数6〜22の直鎖状又は枝分れ
状のアルキル基又はアルケニル基、又は炭素原子数8〜
30のアルキルアリール基、M4はアルカリ金属原子、
5はアルカリ土類金属原子である)で表わされるスル
ホン酸金属塩の中から選ばれた少なくとも1種を配合し
てなる帯電防止剤組成物、及び熱可塑性樹脂にこれらの
帯電防止剤組成物を配合して成る熱可塑性樹脂組成物を
提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の帯電防止剤組成物は、上
記したように、(A)成分及び/又は(B)成分と
(C)成分と(D)成分との多成分系、及びこの多成分
系にさらに(E)成分を配合した別の多成分系の2種類
のものである。この帯電防止剤組成物の組成成分である
(A)成分及び(B)成分におけるR1、R2及びR3はそ
れぞれ炭素原子数6〜20のアルキル基又はアルケニル
基であり、これらは直鎖状のものであってもよいし、枝
分れ状のものであってもよく、また、R1とR2とR3
それぞれ同一であってもよいし、また異なっていてもよ
い。このようなものとしては、例えばヘキシル基、オク
チル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘキサデ
セニル基、オクタデシル基、オクタデセニル基などが挙
げられる。R1、R2及びR3の炭素原子数が6未満のも
のでは熱可塑性樹脂との相容性に劣り、透明性をそこな
うおそれがあるし、20を超えるものでは帯電防止性能
が低下する。
【0013】また、(A)成分及び(B)成分における
(CH2)p及び(CH2)r は炭素原子数2〜4のアルキ
レン基、すなわちエチレン基、プロピレン基、ブチレン
基であり、これらのうちのいずれか1種類であってもよ
いし、また2種類以上の組合せであってもよいものであ
って、たがいに同一であってもよいし、また異なってい
てもよく、好ましくはこれら各成分のアルキレン基の一
方又は両方のアルキレン基の全数の少なくとも70%以
上をエチレン基とするのがよい。このエチレン基数が少
なすぎると帯電防止性が低下する傾向が見られる。ま
た、q及びsは1〜100、好ましくは3〜80、より
好ましくは6〜50、最も好ましくは9〜40であっ
て、これらが100を超えると帯電防止性が低下する上
に、配合した熱可塑性樹脂の物性を損なうし、また比較
的小さいと、他の配合成分の種類や配合量、適用する熱
可塑性樹脂の種類等によっては、透明性や耐熱性に若干
問題が生じる場合がある。
【0014】前記(A)成分及び(B)成分のスルホン
酸塩は、相当するスルホン酸のアルカリ金属塩又は4個
の炭化水素基をもつホスホニウム塩であって、塩残基の
一般式(I)及び(II)中のM1、M2及びM3はたが
いに同一であってもよいし、また異なっていてもよい。
このアルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩などが好ましい。上記ホスホニウム塩の
塩残基としては、例えば一般式(IV)
【化5】 (式中のR4、R5、R6及びR7は、置換されていてもよ
い、炭素原子数1〜18の直鎖状又は枝分れ状のアルキ
ル基又はフェニル基である)で表わされるホスホニウム
基などが挙げられ、置換基としては水酸基、ハロゲン原
子、アミノ基などが挙げられる。このようなものとして
は、例えばテトラメチルホスホニウム基、テトラエチル
ホスホニウム基、テトラブチルホスホニウム基、トリメ
チルステアリルホスホニウム基、トリメチルドデシルホ
スホニウム基、トリメチルフェニルホスホニウム基、ト
リフェニルメチルホスホニウム基、テトラフェニルホス
ホニウム基、ジ(2‐ヒドロキシエチル)ジブチルホス
ホニウム基、p‐ヒドロキシフェニルトリエチルホスホ
ニウム基などを挙げることができる。ホスホニウム塩
は、特に高耐熱性の樹脂の組成物として有効である。こ
れらの(A)成分及び(B)成分はそれぞれ1種用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0015】本発明帯電防止剤組成物においては、
(A)及び(B)の少なくとも二成分を併用することに
より、(A)成分又は(B)成分のみを単独で用いる場
合に比べ、帯電防止性、特に該性能の経時的安定性や、
透明性がより良好になり、有利であり、併用する場合の
各成分の配合重量比は、9:1〜1:9、好ましくは
8:2〜2:8の範囲で選ばれる。この比が9:1より
も高すぎると帯電防止性が低下するし、また1:9より
も低すぎると透明性が低下する。
【0016】前記(A)成分及び(B)成分は、例えば
一般式(V)
【化6】 (式中のR8は炭素原子数6〜20の直鎖状又は枝分れ
状のアルキル基又はアルケニル基、R9は水素原子又は
アルキル基、Mは水素原子又は上記塩残基である)で表
わされる化合物と、一般式(VI) HO−{(CH2)xO}y−H (VI) (式中のxは2〜4の整数であって、(CH2)xのアルキ
レン基は1種であってもよいし、また2種以上を組み合
わせたものでもよく、yは1〜100であって、{(C
2)xO}yのうちのポリアルキレンオキシ基は1種であ
ってもよいし、また2種以上を組み合わせたものでもよ
い)で表わされるグリコールと反応させるか、あるいは
一般式(V)の化合物の低級アルキルエステルを一般式
(VI)のグリコールとエステル交換反応させ、さらに
Mが水素原子の場合には、これらの反応生成物のスルホ
ン酸を所定の造塩反応に付すことによって製造すること
ができる。
【0017】上記一般式(V)の化合物と一般式(V
I)のグリコールの使用割合は、モル比で0.5:1〜
2.0:1の範囲が好ましい。この場合、これらの反応
生成物は、(A)成分、(B)成分及び場合により後述
する(C)成分のグリコールを含んでいて、そのままで
本発明の帯電防止剤組成物の好適な組成を有するので有
利である。
【0018】前記反応生成物を得るための反応条件につ
いては、脱水エステル化反応の場合、常圧又は減圧下、
反応温度50〜150℃、好ましくは80〜120℃
で、反応時間30分〜20時間、好ましくは2〜12時
間が適当である。また、エステル交換反応の場合、常圧
又は減圧下、反応温度50〜150℃、好ましくは80
〜120℃で、反応時間10分〜20時間、好ましくは
30分〜6時間が適当である。これらの反応は無溶媒又
は四塩化炭素やキシレンなどの溶媒中で行われる。反応
温度、反応時間はモル比、減圧度などによって適宜選択
される。
【0019】エステル交換反応では、その常用の触媒例
えばp‐トルエンスルホン酸、硫酸などの酸触媒や、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム
などの塩基触媒が用いられる。出発物質が未中和物の場
合は特に酸触媒を加えなくてもよい。
【0020】また、上記造塩反応方法については特に制
限はなく、従来公知の方法を用いることができる。例え
ば上記反応生成物のスルホン酸に、アルカリ金属の水酸
化物、炭酸塩、炭酸水素塩などを作用させることによ
り、該スルホン酸のアルカリ金属塩が得られる。
【0021】また、ホスホニウム塩は、該スルホン酸の
アルカリ金属塩にホスホニウム化合物のハロゲン塩を作
用させて複分解するか、水酸化ホスホニウム化合物を直
接作用させることにより得ることができる。
【0022】次に、前記多成分系の帯電防止剤組成物の
組成成分である(C)成分の前記一般式(III)の化
合物において、tは2〜4の整数、好ましくは2又は3
であって、(CH2)t のアルキレン基は1種であっても
よいし、また2種以上を組み合わせたものでもよい。ま
た、uは2〜100、好ましくは3〜80、より好まし
くは6〜50、最も好ましくは9〜40の範囲で選ば
れ、{(CH2)tO}uのポリオキシアルキレン基は1種で
あってもよいし、また2種以上組み合わせたものでもよ
い。このような化合物として、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール‐
プロピレングリコール共重合体などが挙げられる。
【0023】また、(D)成分の特定の非イオン性界面
活性剤は、炭素原子数が6〜14の脂肪酸から誘導さ
れ、かつ脂肪酸モノグリセリド含有率が70重量%以上
の脂肪酸グリセリド、炭素原子数が6〜14の脂肪酸か
ら誘導された脂肪酸ジエタノールアミド及び炭素原子数
が6〜14のアルキル基又はアルケニル基でN‐置換さ
れたジエタノールアミンの中から選ばれた少なくとも1
種を主成分とするものである。これらの炭素原子数が少
なすぎると揮発性が高くなって発煙等の問題が生じる
し、また多すぎると帯電防止性能の即効性が得られな
い。
【0024】この(D)成分の脂肪酸グリセリドについ
ては、脂肪酸モノグリセリドの含有率が70重量%以上
であることが必要であり、脂肪酸モノグリセリドや、そ
れと脂肪酸ジグリセリドや脂肪酸トリグリセリドとの混
合物などが用いられる。脂肪酸モノグリセリドの含有率
が70重量%未満では帯電防止性能の即効性が得られな
い。
【0025】これらの特定の非イオン性界面活性剤とし
ては、例えばカプロン酸モノグリセリド、カプロン酸ジ
グリセリド、カプロン酸トリグリセリド、オクチル酸モ
ノグリセリド、オクチル酸ジグリセリド、オクチル酸ト
リグリセリド、デカン酸モノグリセリド、デカン酸ジグ
リセリド、デカン酸トリグリセリド、ラウリン酸モノグ
リセリド、ラウリン酸ジグリセリド、ラウリン酸トリグ
リセリド、ミリスチン酸モノグリセリド、ミリスチン酸
ジグリセリド、ミリスチン酸トリグリセリド、カプロン
酸ジエタノールアミド、オクチル酸ジエタノールアミ
ド、デカン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノ
ールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ジエタ
ノールヘキシルアミン、ジエタノールオクチルアミン、
ジエタノールラウリルアミン、ジエタノールミリスチル
アミンなどが挙げられる。
【0026】次に、前記の別の多成分系帯電防止剤組成
物は、その組成成分である(E)成分により、成形後即
時の表面抵抗を1011Ω未満とすることができる。この
(E)成分としては、例えばパラフィンスルホン酸ナト
リウム、直鎖状あるいは分岐状のC12アルキル‐ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0027】本発明の帯電防止剤組成物には、副次的成
分として、例えばエチレングリコールステアリン酸エス
テル、ポリエチレングリコールステアリン酸エステル、
ポリエチレングリコールラウリン酸エステル、パルミチ
ン酸モノグリセリド、パルミチン酸ジグリセリド、パル
ミチン酸トリグリセリド、ステアリン酸モノグリセリ
ド、ステアリン酸ジグリセリド、ステアリン酸トリグリ
セリド、ペンタエリトリトールモノステアリン酸エステ
ル、ペンタエリトリトールジラウリン酸エステル、ステ
アリルアルコール、ラウリルアルコール、オクチルアル
コール、グリセリンモノステアリン酸コハク酸エステ
ル、ジエタノールステアリルアミン、ジエタノールパル
ミチルアミン、パルミチン酸ジエタノールアミド、ステ
アリン酸ジエタノールアミドなどを含有させることがで
きる。これらは1種用いてもよいし、また2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0028】本発明の多成分系帯電防止剤組成物におい
て、各成分の好適な配合比は、重量基準で{(A)+
(B)}/(C)が90/10〜30/70好ましくは
85/15〜40/60、{(A)+(B)}+(C)
/(D)が20/80〜80/20好ましくは25/7
5〜75/25の範囲であり、この範囲を逸脱すると十
分な効果が得られにくくなる。
【0029】また、別の多成分系帯電防止剤組成物にお
いて、各成分の好適な配合比は、重量基準で{(A)+
(B)}/(C)が90/10〜30/70好ましくは
85/15〜40/60、{(A)+(B)+(C)}
/(D)が20/80〜80/20好ましくは25/7
5〜75/25、 {(A)+(B)+(C)+
(D)}/(E)が99/1〜50/50の範囲であ
り、この範囲を逸脱すると十分な効果が得られにくくな
る。
【0030】本発明の帯電防止剤組成物は、熱可塑性樹
脂に対し、その本来の性質や成形性をそこなうことな
く、帯電防止性を付与することができる。この熱可塑性
樹脂については特に制限はないが、アクリル樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブ
チレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂など
の透明樹脂が、その透明性がそこなわれないので、好ま
しい。これらの透明樹脂のうちのアクリル樹脂として
は、例えばメタクリル酸メチル単独重合体、あるいはメ
タクリル酸メチルと、50重量%以下のアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸メチル以外のメタクリル酸エステ
ル、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、アクリロニ
トリル、ブタジエンなどとの共重合体などが挙げられ、
さらに成形品の強度を向上させること等を目的として、
ゴム成分、例えばポリブタジエン、スチレン‐ブタジエ
ンゴム、アクリロニトリル‐ブタジエンゴムなどを常法
により配合したものでもよい。アクリル酸エステルとし
ては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチルなどが、またメタクリル酸エステルとし
ては、例えばメタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸シクロヘキシルなどが挙げられる。
【0031】本発明の帯電防止剤組成物は、あらかじめ
目的とする熱可塑性樹脂組成物中の濃度よりも高濃度に
熱可塑性樹脂に練り込んだマスターバッチを作製し、そ
の計算量を成形時に添加して用いることができる。この
マスターバッチは熱可塑性樹脂100重量部に対して本
発明の帯電防止剤組成物を6〜50重量部好ましくは1
0〜40重量部配合して作製することができる。この配
合量が50重量部より多い場合にはマスターバッチ作製
時の均一分散化が困難となる上に、帯電防止剤組成物の
濃度が高過ぎるために添加時の分散性が良好でなくな
る。
【0032】本発明の帯電防止剤組成物を熱可塑性樹脂
に配合することにより、帯電防止性、成形性に優れた熱
可塑性樹脂組成物が調製され、特に熱可塑性樹脂として
透明樹脂を使用すると、さらに透明性にも優れた樹脂組
成物が調製される。この際の帯電防止剤組成物の配合量
については通常の使用目的の場合、熱可塑性樹脂100
重量部に対し、上記所定配合成分を合計0.5〜6.0
重量部、好ましくは1.0〜4.0重量部となるように
添加するのが好ましい。この量が0.5重量部未満では
帯電防止性の付与効果が十分に発揮されないし、6.0
重量部を超えると帯電防止効果のさらなる向上はみられ
ない上に、熱可塑性樹脂の物性に悪影響を及ぼし、好ま
しくない。
【0033】この調製方法としては、熱可塑性樹脂に所
定の配合成分を練り込むのがよい。この練り込み方法に
ついては特に制限はなく、従来公知の方法、例えばアク
リル樹脂等の熱可塑性樹脂と配合成分とをブレンドした
のち、押出機で溶融混練後押出す方法や、あらかじめ配
合成分を熱可塑性樹脂に高濃度に練り混んだマスターバ
ッチを調製し、これを成形時に添加する方法などを用い
ることができる。
【0034】前記熱可塑性樹脂組成物の調製の際、必要
に応じ慣用されている種々の添加成分を併用して配合す
ることができる。このような添加成分としては、例えば
トリ(ノニルフェニル)ホスファイト、トリフェニルホ
スファイトなどのリン系酸化防止剤、3,3′‐チオジ
プロピオン酸ジオクタデシル、3,3′‐チオジプロピ
オン酸ジドデシルなどの硫黄系酸化防止剤、ブチル化ヒ
ドロキシトルエン、テトラキス[メチレン‐3‐
(3′,5′‐ジ‐t‐ブチル‐4′‐ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]メタンなどのフェノール系酸化
防止剤、紫外線吸収剤、核剤、エチレンビスアミド、モ
ノアルキルアミド、モンタン酸ワックス、ポリエチレン
ワックスなどのポリオレフィンワックス、高級脂肪酸金
属塩などの滑剤、オキサゾール系、クマリン系などの蛍
光増白剤、硫酸バリウム、酸化チタン、炭酸カルシウム
などの樹脂強度補強又は光散乱性無機フィラー、その他
着色剤などが挙げられる。
【0035】このようにして調製された熱可塑性樹脂組
成物は、射出成形、押出成形、ブロー成形など種々の成
形方法により成形することができ、例えば照明用器具、
電気計器、電子機器などのカバーや部品、メーターカバ
ー、フイルム、シート、パネル、オプティカルファイバ
ーのようなファイバーなどの成形品の素材として好適に
用いられる。
【0036】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0037】なお成形品の性能は各試験片について次の
ようにして求め、評価した。 (1)表面抵抗及び帯電防止性能の評価 東亜電波(株)極超絶縁計SM‐10Eを使用し、成形
直後、あるいは成形品を23℃、65%RHの恒温・恒
湿室で1日あるいは6ケ月保持したのち、それぞれ表面
抵抗を測定した。また、試料によっては、この測定値を
x(Ω)としたとき、以下の判定基準で帯電防止性能を
評価した。 A:x<1×1011 B:1×1011≦x<1×1012 C:1×1012≦x<1×1013 D:x≧1×1013 (2)曇価 JIS K7013に準拠して求めた。
【0038】実施例1〜15、参考例1〜6 (C)成分としてのポリエチレングリコール(9)と表
1に示す各配合成分とを表1に示す配合重量比〔(A)
/(B)=80/20、「成分の配合重量比」の欄中の
括弧内は(D)成分を2種用いた場合の該各成分の配合
重量比である〕で配合した組成のものをそれぞれ調製
し、これを表1に配合組成No.で示した。アクリル系
樹脂[クラレ(株)製、G1‐P]に、実施例1〜13
では表1に示す配合組成No.1〜13の混合組成の帯
電防止剤組成物を2.5重量%、実施例14及び15で
は表1に示す配合組成No.14及びNo.15の混合
組成の帯電防止剤組成物を3.0重量%、参考例1〜6
では表1に示す配合組成No.16〜21の混合組成の
組成物を2.5重量%それぞれ加え、ヘンシェルミキサ
ーで予備混合して得た混合物を、ベント式二軸押出し機
を用いて230℃で溶融混練後押出した。その際、ベン
トから出る発煙の程度を目視により判定した。次に得ら
れたストランドをペレタイザーでカットし、ペレット化
した。ペレットを乾燥したのち、射出成形機により24
0℃で射出成形し、100×100×2mmの試験片を
作成した。試験片の表面抵抗値は成形直後及び成形6ケ
月後に測定した。また、試験片の成形性については成形
品の表面状態を目視により判定した。その結果、各実施
例の各成形品はいずれも、表面抵抗については、成形直
後がB、成形6ケ月後がAの評価であって帯電防止性能
に優れ、成形性も良好で、成形時の発煙性も少なかっ
た。一方、各参考例の成形品については、表2に示すよ
うに、帯電防止性能が良好でない、成形性が良好でな
い、成形時の発煙性の問題があるなど少なくとも1種の
不都合があった。
【0039】
【表1】
【0040】表1中の各記号は以下のとおりの意味を有
する。 LMG:ラウリン酸モノグリセリド SA:ステアリルアルコール LDG:ラウリン酸ジグリセリド SMG:ステアリン酸モノグリセリド LDAd:ラウリン酸ジエタノールアミド LDAn:ラウリルジエタノールアミン また、表中のR1、R2及びR3はアルキル基の炭素原子
数によりCk(kは炭素原子数)と表示した。
【0041】
【表2】
【0042】実施例16〜21 アクリル系樹脂[クラレ(株)製、G1‐P]に、表1
に示す配合組成No.1の4種の配合成分に表3に示す
種々の(E)成分のスルホン酸金属塩を表3に示す配合
割合で加えた5成分から成る各帯電防止剤組成物を2.
5重量%加え、実施例1の方法と同様にして各成形品を
作成した。各成形品はいずれも成形直後及び成形6ケ月
後共に表面抵抗がAの評価であって帯電防止性能に優
れ、成形性も良好で、成形時の発煙も少なかった。
【0043】
【表3】
【0044】表3中、ABSは分岐C12アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、PSはC14パラフィンスルホ
ン酸ナトリウム、LASは直鎖C12アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウムをそれぞれ示す。
【0045】実施例22〜23 300mlの三口フラスコに撹拌機、ジムロート冷却
器、温度計を付し、これにメタクリル酸メチル200g
と過酸化ベンゾイル1gを加えたのち、水浴中で90℃
に加熱して重合し、粘度が100センチポイズとなった
ときに氷水で急冷してシロップを得た。他方、2枚のガ
ラス板(100×100×5mm)の間にシリコンゴム
チューブ及び2mmの厚さのスペーサーを挟み、シロッ
プを入れる型を作成した。上記シロップに、表1に示す
配合組成No.1の混合組成又はこの混合組成のもの6
0重量%とPEG(9)40重量%との混合組成の帯電
防止剤を3重量%添加し、上記の型に注入し、これを水
浴中で70℃で3時間、さらに95℃で2時間加熱した
のち、型から生成した注型樹脂板を取り出し、成形品の
性能を求めた。その結果、前者の帯電防止剤を用いた場
合、表面抵抗が成形1日後6×1011Ω、成形6ケ月後
5×1011Ω、曇価が7.8であり、また後者の帯電防
止剤を用いた場合、表面抵抗が成形1日後3×10
11Ω、成形6ケ月後4×1011Ωであり、曇価が4.7
であった。
【0046】比較例 実施例22の帯電防止剤組成物に代えてパラフィンスル
ホン酸ナトリウムを用い、これを実施例22と同様のシ
ロップに添加したが、シロップに溶解しなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明の帯電防止剤組成物は、熱可塑性
樹脂に配合すると、安定して優れた帯電防止性能を付与
することができ、しかも成形性も良好にすることができ
る。また、射出成形においても低添加量で安定した帯電
防止性能を成形後即時に発現させることもでき、成形時
の発煙も少なくすることができる。さらに、熱可塑性樹
脂にアクリル系樹脂等の透明樹脂を使用すると、その透
明性がそこなわれないという顕著な効果が奏される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/16 103 C09K 3/16 103C C08K 5/42 C08K 5/42 C08L 27/06 C08L 27/06 33/04 33/04 67/00 67/00 69/00 69/00 101/16 101/00 (72)発明者 小野 雅人 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 福田 正博 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 尾崎 英高 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式 【化1】 及び(B)一般式 【化2】 (式中のR1、R2及びR3はそれぞれ独立して炭素原子
    数6〜20の直鎖状又は枝分れ状のアルキル基又はアル
    ケニル基、p及びrはそれぞれ独立して2〜4の整数、
    q及びsはそれぞれ独立して1〜100の整数、M1
    2及びM3はそれぞれ独立してアルカリ金属原子又は4
    個の炭化水素基をもつホスホニウム基である)で表わさ
    れるスルホン酸塩の中から選ばれた少なくとも1種と、
    (C)一般式 HO{(CH2)tO}uH (式中のtは2〜4の整数、uは2〜100である)で
    表わされるグリコールと、(D)炭素原子数が6〜14
    の脂肪酸から誘導され、かつ脂肪酸モノグリセリド含有
    率が70重量%以上の脂肪酸グリセリド、炭素原子数が
    6〜14の脂肪酸から誘導された脂肪酸ジエタノールア
    ミド及び炭素原子数が6〜14のアルキル基又はアルケ
    ニル基でN‐置換されたジエタノールアミンの中から選
    ばれた非イオン性界面活性剤とから成る帯電防止剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 さらに、(E)一般式 RSO34 及び (RSO3)25 (式中のRは、炭素原子数6〜22の直鎖状又は枝分れ
    状のアルキル基又はアルケニル基、又は炭素原子数8〜
    30のアルキルアリール基、M4はアルカリ金属原子、
    5はアルカリ土類金属原子である)で表わされるスル
    ホン酸金属塩の中から選ばれた少なくとも1種を配合し
    てなる請求項1記載の帯電防止剤組成物。
  3. 【請求項3】 各成分(A)、(B)、(C)、(D)
    が、配合重量比で、次の関係式 {(A)+(B)}/(C)=90/10〜30/70 及び関係式 {(A)+(B)+(C)}/(D)=20/80〜8
    0/20 を満たす請求項1記載の帯電防止剤組成物。
  4. 【請求項4】 各成分(A)、(B)、(C)、
    (D)、(E)が、配合重量比で、次の関係式 {(A)+(B)}/(C)=90/10〜30/70 関係式 {(A)+(B)+(C)}/(D)=20/80〜8
    0/20 及び関係式 {(A)+(B)+(C)+(D)}/(E)=99/
    1〜50/50 を満たす請求項2記載の帯電防止剤組成物。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂と、請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の帯電防止剤とから成る熱可塑性樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 帯電防止剤の配合量が熱可塑性樹脂に対
    し0.5〜6.0重量%である請求項5記載の熱可塑性
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂がアクリル系樹脂である請
    求項5又は6記載の熱可塑性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂が塩化ビニル系樹脂、ポリ
    エステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂である請求項
    5又は6記載の熱可塑性樹脂組成物。
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