JP2645741B2 - 帯電防止性ポリカーボネート組成物 - Google Patents

帯電防止性ポリカーボネート組成物

Info

Publication number
JP2645741B2
JP2645741B2 JP1014041A JP1404189A JP2645741B2 JP 2645741 B2 JP2645741 B2 JP 2645741B2 JP 1014041 A JP1014041 A JP 1014041A JP 1404189 A JP1404189 A JP 1404189A JP 2645741 B2 JP2645741 B2 JP 2645741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polycarbonate
phosphite
antistatic
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1014041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02196852A (ja
Inventor
均 安村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP1014041A priority Critical patent/JP2645741B2/ja
Publication of JPH02196852A publication Critical patent/JPH02196852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2645741B2 publication Critical patent/JP2645741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な帯電防止性ポリカーボネート組成物に
関するものである。さらに詳しくいえば、本発明は、ポ
リカーボネート本来の透明性及び機械的性質を維持する
とともに、優れた耐熱性及び帯電防止性能を有するポリ
カーボネート組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、芳香族ポリカーボネート、例えば2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノ
ールA)とホスゲンとの反応によって得られるポリカー
ボネートは、透明性、機械的特性、電気的特性に優れる
上に、熱変形温度が高いなど、優れた特性を有すること
から、エンジニアリングプラスチックとして、多くの分
野において幅広く用いられている。
しかしながら、このポリカーボネートは、電気絶縁性
が高く、1015Ω以上の高い表面抵抗率を有するために、
摩擦などにより容易に静電気が発生して蓄積されやす
く、したがって、成形加工時又は成形された後におい
て、例えば塵埃を吸着し商品価値を損なったり、電撃現
象を生じてその取り扱いに支障をきたしたり、あるいは
危険をもたらしたりするなどの欠点を有している。
このような欠点を除くため、一般の合成樹脂、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニル、ABS樹脂などにおいては、その成形品の表面
に帯電防止剤を塗布する方法、あるいは加工時に帯電防
止剤を樹脂中に練り込む方法が行われている。前者の帯
電防止剤を塗布する方法においては、該帯電防止剤が成
形品表面に単に付着するだけであるために、その密着力
が弱く、摩擦、洗浄あるいは溶剤の浸潤などによって容
易に帯電防止効果が損なわれ、帯電防止効果の永続性が
ないという欠点を有している。
これに対して、後者の帯電防止剤を練り込む方法は、
成形品表面の帯電防止剤が摩擦や洗浄などによって失わ
れた際、内部より帯電防止剤が表面ににじみ出て表面に
補充され、その効果が半永久的に持続されるという特徴
を有している。
このような練込用帯電防止剤としては、従来、カチオ
ン系、アニオン系、非イオン系及び両性イオン系の各種
界面活性剤が用いられている。しかしながら、これらの
帯電防止剤をポリカーボネートに適用する場合には、該
ポリカーボネートはポリエチレン、ポリ塩化ビニルなど
のはん用プラスチックとは異なり、300℃に近い高温下
で成形加工されるために、成形時の加熱に耐えうる熱安
定性が要求されるが、前記の界面活性剤から成る帯電防
止剤は耐熱性が十分ではないため、押出機における練込
混合時や射出成形時における熱により、帯電防止剤が分
解して、帯電防止効果が損なわれたり、ポリカーボネー
トの優れた特徴である透明性が失われたり、機械的特性
が低下したりするなどの問題が生じる。
また、前記界面活性剤から成る帯電防止剤は、ポリカ
ーボネートとの相溶性についても問題を有している。す
なわち、その相溶性が良すぎると、成形品の表面にある
帯電防止剤が摩擦、洗浄などで失われた場合、成形品内
部からの帯電防止剤のブリードが遅いため、帯電防止効
果が回復せず、永続性がなくなるし、これとは反対に相
溶性が悪いと、成形品の表面から失われた帯電防止剤を
内部のそれで補充することは容易であるものの、ブリー
ド量が多いために、成形品の表面が粘着性を帯びて塵埃
の付着が著しくなり、実用的な成形品とはなりえないな
どの問題が生じるが、前記帯電防止剤においては、ポリ
カーボネートに対し、適当な相溶性を有し、このような
問題の生じないものは、まだ見い出されていないのが現
状である。
さらに、ポリカーボネートと前記の界面活性剤から成
る帯電防止剤とをブレンドしたチップを押出機又は射出
成形機のスクリュー供給部に供給した場合、帯電防止剤
の種類や量によりチップが滑ってくい込み不良になった
り、くい込む状態が不安定であったりして、成形操作を
円滑に行うことが困難な場合が生じる。
このような問題を解決したものとして、ポリカーボネ
ート100重量部に対し、脂肪酸モノグリセリド0.1〜3.0
重量部を配合して成る帯電防止性ポリカーボネート組成
物が提案されている(特公昭55−4141号公報)。しかし
ながら、この組成物は、前記の問題がある程度解決され
ているものの、透明性、機械的特性、耐熱性、帯電防止
性能のすべてを必ずしも十分に満足しうるものとはいえ
ない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情のもとで、ポリカーボネー
ト本来の透明性及び機械的性質を維持するとともに、優
れた耐熱性及び帯電防止剤を有するポリカーボネート組
成物を提供することを目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する帯電防止
性ポリカーボネート組成物を開発するために鋭意研究を
重ねた結果、ポリカーボネートに対し、ジグリセリン脂
肪酸エステルを所定量配合し、さらに所望に応じ、リン
系酸化防止剤を所定量配合して成る組成物がその目的に
適合しうることを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)ポリカーボネート100重
量部に対し、(B)ジグリセリン脂肪酸エステル0.1〜
5.0重量部及び所望に応じ(C)リン系酸化防止剤1.0重
量部以下を配合して成る帯電防止性ポリカーボネート組
成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明組成物において、(A)成分として用いられる
ポリカーボネートーは、一般式 (式中のZは単結合、エーテル結合あるいは炭素数1〜
8のアルキレン基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭
素数5〜15のシクロアルキレン基、炭素数5〜15のシク
ロアルキリゼン基、スルホニル基、スルホキシド基、カ
ルボニル基、スルフィド基又は式 で示される基、R1及びR2は、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子又は炭素数1〜8のアルキル基であり、それらは
同一であってもよいし、異なっていてもよく、m及びn
は1〜4の整数であって、mが2以上の場合はR1は同一
であってもよいし、異なっていてもよく、nが2以上の
場合はR2は同一であってもよいし異なっていてもよい) で表される繰り返し単位を有する重合体である。
このポリカーボネートは溶剤法、すなわち塩化メチレ
ンなどの溶剤中で公知の酸受容体、分子量調節剤の存在
下、二価フェノールとホスゲンのようなカーボネート前
駆体との反応又は二価フェノールとジフェニルカーボネ
ートのようなカーボネート前駆体とのエステル交換反応
によって製造することができる。
ここで、好適に使用しうる二価フェノールとしてはビ
スフェノール類があり、特に2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(ビスフェノールA)が好まし
い。また、ビスフェノールAの一部又は全部を他の二価
フェノールで置換したものであってもよい。ビスフェノ
ールA以外の二価フェノールとしては、例えばビスフェ
ノールA以外のビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ン、ハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ンのような化合物又はビス(3,5−ジブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジクロロ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパンのようなハロゲン化フ
ェノール類などを挙げることができる。
本発明に用いるポリカーボネートは、これらの二価フ
ェノール1種を用いたホモポリマーであってもよいし、
2種以上を用いたコポリマーであってもよく、さらに
は、多官能性芳香族化合物を前記二価フェノールと併用
して得られた熱可塑性ランダム分枝ポリカーボネートで
あってもよい。
本発明に用いるポリカーボネートは、機械的強度及び
成形加工性の点から、その粘度平均分量が10,000〜100,
000のものが好ましく、特に20,000〜40,000のものが好
適である。
本発明組成物においては、(B)成分としてのジグリ
セリン脂肪酸エステルが用いられる。このジグリセリン
脂肪酸エステルとしては、モノエステル、ジエステル、
トリエステル及びテトラエステルを使用することがで
き、一般式 [A1、A2、A3及びA4の内の1〜3個は水素原子であり、
他は炭素数9〜23の脂肪族エステル残基(−CO−R)で
あり、該エステル残基は同一であっても相違するもので
あってもよい。] で表されるジグリセリンと脂肪族とのエステル化物を挙
げることができる。
これらのグリセリン脂肪酸エステルは一種用いてもよ
いし二種以上を組み合わせて用いてもよいが、少量の添
加で所望の帯電防止効果を得るためにはモノエステルの
含有量が多い方が好ましい。
より具体的には、グリセリンを水酸化ナトリウムの存
在下で加熱してジグリセリンを製造し、これにカプリン
酸、カプリル酸等を反応させてジグリセリンモノエステ
ルを合成し、蒸留して得られる純度80%以上のものを挙
げることができる。
また、本発明に用いられるジグリセリン脂肪酸エステ
ルは約20重量%以下のトリグリセリン脂肪酸エステル等
のポリグリセリン脂肪酸エステルを含有してもよい。
すなわち、ジグリセリン脂肪酸エステルの含有量が約
80重量%以上の純度のジグリセリン脂肪酸エステルであ
れば所望の帯電効果をあげることができる。
かかる純度のジグリセリン脂肪酸エステルをそのまま
あるいは増量剤で希釈して用いてもよい。
この(B)成分のジグリセリン脂肪酸エステルをポリ
カーボネートに適量配合することにより、ポリカーボネ
ートが本来有する透明性や機械的特性を損なうことな
く、該ポリカーボネートに優れた耐熱性と帯電防止性能
が付与される。その配合量は、ポリカーボネート100重
量部に対し、0.1〜5.0重量部、好ましくは0.5〜3.0重量
部の範囲で選ばれる。この量が0.1重量部未満では所望
の帯電防止効果が得られないし、5.0重量部を超える
と、その量の割りには帯電防止効果の増大が見られず、
むしろ機械的強度の低下、成形品の着色、耐熱性の低下
など好ましくない事態を招来する傾向が生じる。
本発明組成物においては、耐熱安定性を高めるため
に、所望に応じ(C)成分としてリン系酸化防止剤を配
合することができる。このリン系酸化防止剤としては、
例えばトリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ジフェ
ニル(2−エチルヘキシル)ホスファイト、トリフェニ
ルホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリス
(エチルフェニル)ホスファイト、トリス(ブチルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(ヒドロキシフェニル)ホ
スファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、テト
ラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4′−ビフ
ェニレンジホスファイ、トリス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ホスファイトなどのトリアリールホスファイ
ト、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイ
ト、トリブチルホスファイト、トリオクチルホスファイ
ト、トリノニルホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリオクタデシルホスファイト、ビス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリ
ルペンタエリスリチルジホスファイト、ジトリデシルペ
ンタエリスリチルジホスファイトなどのペンタエリスリ
トールジホスファイト、トリス(2−クロロエチル)ホ
スファイト、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフ
ァイトなどのトリアルキルホスファイト、トリシクロヘ
キシルホスファイトなどのトリシクロアルキルホスファ
イトなどが挙げられるが、これらの中でトリス(ノニル
フェニル)ホスファイト及びジフェニル(2−エチルヘ
キシル)ホスファイトが好ましい。これらのリン系酸化
防止剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
前記(C)成分のリン系酸化防止剤の配合量は、ポリ
カーボネート100重量部に対し、1.0重量部以下、好まし
くは0.01〜0.3重量部の範囲で選ばれる。この配合量が
0.01重量部未満では、リン系酸化防止剤を配合した効果
が十分に発揮されないし、1.0重量部を超えると機械的
強度の低下やブリードが起こる傾向が生じる。
本発明組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で
所望に応じ、従来ポリカーボネート組成物に慣用されて
いる他の添加剤、例えばヒンダードフェノール系酸化防
止剤、サリチレート系、ベンゾフェノン系、トリアゾー
ル系などの紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定
剤、難燃剤、着色剤、離型剤、ガラス繊維などの補強剤
を含有させてもよい。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。
なお、各特性は次のようにして求めた。
(1)表面固有抵抗率(Ω) JIS K−6911に基づいて測定した。すなわち、横河ヒ
ューレットパッカード社製抵抗率測定機4329Aを用い、8
0×80×3.2mmの平板に100Vで20秒間印加後、1分間経過
した時点での値を測定した。
(2)コロナ帯電圧半減期 45×45×3.2mmの平板に、スタチックネオストメータ
ー(宍戸商会製、高圧直流コロナ放電式チョッパ型、TY
PE S−5109)を用いて、電圧9000Vのコロナ放電を30秒
間印加し、半減期を測定した。
(3)全光線透過率 JIS K−7105に従い、スガ試験機製、直続ヘイズコン
ピューター HGM−2Kを用いて測定した。
(4)アイゾット衝撃強度(ノッチ付、kg・cm/cm) ASTM D−256に従って測定した。試験片として厚さ3.2
mm厚のものを用いた。
(5)黄色度(YI) JIS K−7103に従い、スガ試験機製カラーメーターSM
−3を用いて測定した。
実施例1〜5 熱風乾燥機で120℃、8時間乾燥したポリカーボネー
ト[出光石油化学(株)製、タフロンA2500、平均分子
量25000]100重量部とジグリセリンモノカプリレート0.
1重量部、1重量部、2重量部、3重量部及び5重量部
それぞれとジフェニル(2−エチルヘキシル)ホスファ
イト0.05重量部とを機械的に混合し、50mmφ押出機にて
250〜260℃で押し出し、ストランドを水冷したのち、ペ
レタイザーで切断しペレットを得た。このペレットをベ
ント成形機にて280℃で成形、試験片を得た。
この試験片にて表面固有抵抗率、帯電圧半減期、アイ
ゾット衝撃強度、全光線透過率、120℃での耐熱オーブ
ンテスト前後の黄変度(YI)を測定した。その結果を第
1表に示す。
実施例6 ジグリセリンモノカプレート2重量部を用い、かつジ
フェニル(2−エチルヘキシル)ホスファイトを用いな
かったこと以外は、実施例1と1同様にして実施した。
その結果を第1表に示す。
比較例1 帯電防止剤を用いなかったこと以外は、実施例1と同
様にして実施した。その結果を第1表に示す。
比較例2〜4 帯電防止剤として、ジグリセリンモノカプリレートの
代わりに、第1表に示すものを2重量部用いた以外は、
実施例1と同様にして実施した。その結果を第1表に示
す。
比較例5 ジグリセリンモノカプリレートを10重量部用いた以外
は、実施例1と同様にして実施した。その結果を第1表
に示す。
実施例7 帯電防止剤としてジグリセリンモノカプレートを用い
たこと以外は実施例3と同様にして実施した。その結果
を第1表に示す。
実施例8 帯電防止剤としてジグリセリンモノカプリレートとジ
グリセリンモノカプレートの1:1重量比との等量混合物
を2重量部用いたこと以外は実施例3と同様にして実施
した。その結果を第1表に示す。
第1表から分かるように、比較例1〜3は所望の帯電
防止性能が得られず、比較例は耐熱性と衝撃性が不十分
である。
また、比較例5は、ジグリセリンモノカプリレートの
添加量が多すぎて、衝撃強度が低下するとともに、透明
性が損なわれている。
実施例6はリン系酸化防止剤を添加していないため、
実施例3に比べて初期黄色度が高くなっている。
[発明の効果] 本発明の帯電防止性ポリカーボネート組成物は、ポリ
カーボネートに、ジグリセリン脂肪酸エステル及び所望
に応じて用いられるリン系酸化防止剤をそれぞれ所定量
配合したものであって、ポリカーボネート本来の透明性
及び機械的性質を維持するとともに、優れた耐熱性及び
帯電防止性能を有する利点があるため、フイルム等の押
出成形品や各種射出成形品の材料として好適に使用する
ことができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリカーボネート100重量部に対
    し、(B)ジグリセリン脂肪酸エステル0.1〜5.0重量部
    を配合して成る帯電防止性ポリカーボネート組成物。
  2. 【請求項2】(A)ポリカーボネート100重量部に対
    し、(B)ジグリセリン脂肪酸エステル0.1〜5.0重量部
    及び(C)リン系酸化防止剤1.0重量部以下を配合して
    成る帯電防止性ポリカーボネート組成物。
JP1014041A 1989-01-25 1989-01-25 帯電防止性ポリカーボネート組成物 Expired - Lifetime JP2645741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1014041A JP2645741B2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 帯電防止性ポリカーボネート組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1014041A JP2645741B2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 帯電防止性ポリカーボネート組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02196852A JPH02196852A (ja) 1990-08-03
JP2645741B2 true JP2645741B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=11850030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1014041A Expired - Lifetime JP2645741B2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 帯電防止性ポリカーボネート組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2645741B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19925125A1 (de) * 1999-06-01 2000-12-07 Bayer Ag Polycarbonatformmassen zur Herstellung von Artikeln mit verminderter Staubanlagerung
JP5235052B2 (ja) * 2006-11-02 2013-07-10 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP2009138060A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Sumitomo Dow Ltd 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP5058147B2 (ja) * 2008-12-26 2012-10-24 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 分子量低下の少ない帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物およびその製造方法
JP5058148B2 (ja) * 2008-12-26 2012-10-24 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP5142225B2 (ja) * 2008-12-26 2013-02-13 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP5578906B2 (ja) * 2010-03-26 2014-08-27 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP5397958B2 (ja) * 2010-05-14 2014-01-22 住化スタイロンポリカーボネート株式会社 帯電防止性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP6159132B2 (ja) * 2013-04-17 2017-07-05 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
JP6215717B2 (ja) * 2014-01-14 2017-10-18 帝人株式会社 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP6346077B2 (ja) * 2014-12-01 2018-06-20 帝人株式会社 光拡散性を有する帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JP2016108389A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 帝人株式会社 光拡散性ポリカーボネート樹脂組成物

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181355A (ja) * 1986-02-06 1987-08-08 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02196852A (ja) 1990-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1680466B1 (en) Halogen-free flame retardant polycarbonate compositions
JP2645741B2 (ja) 帯電防止性ポリカーボネート組成物
JP2008115250A (ja) 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JPH11106635A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品
US4563496A (en) Self-extinguishing thermoplastic moulding compositions of polycarbonate and ABS-polymers
CN111087785A (zh) 一种透明阻燃聚碳酸酯复合材料及其制备方法
JP4870256B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びその成形品
KR101227348B1 (ko) 내수성 영구 대전 방지성 열가소성 조성물
JP3329346B2 (ja) 耐候性ポリカーボネート樹脂成形品
KR20120069865A (ko) 폴리카보네이트 수지 조성물 및 이의 성형품
US20030065071A1 (en) Thermoplastic composition comprising an antistatic activity enhancer and use of such an enhancer
DE102009015040A1 (de) (Co)polycarbonate mit verbesserten optischen Eigenschaften
JPH0739537B2 (ja) ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物
JP2852201B2 (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP3527134B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物および成形品
CN111386312A (zh) 树脂组合物和由其制造的模制产品
JP2010150470A (ja) 帯電防止性ポリカーボネート樹脂組成物
JPS6210579B2 (ja)
JP4050575B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品
JPH0733970A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JP2005511849A (ja) 安定化された樹脂組成物
EP0173856A1 (de) Flammwidrige Polycarbonatformmassen
CN114746496A (zh) 用于薄壁应用的透明阻燃高热聚碳酸酯组合物
JPH06102754B2 (ja) 帯電防止性ポリカーボネート組成物
KR102199984B1 (ko) 우수한 표면 특성을 갖는 폴리카보네이트 수지 조성물 및 그로부터 제조되는 성형품