JPH1087703A - 架橋ポリマー類の製造方法 - Google Patents

架橋ポリマー類の製造方法

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JPH1087703A
JPH1087703A JP9237828A JP23782897A JPH1087703A JP H1087703 A JPH1087703 A JP H1087703A JP 9237828 A JP9237828 A JP 9237828A JP 23782897 A JP23782897 A JP 23782897A JP H1087703 A JPH1087703 A JP H1087703A
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seed crystal
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ロバート・ブラツドワース
Werner Dipl Chem Dr Struever
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Holger Dipl Chem Dr Luetjens
ホルガー・リユトイエンス
Olaf Dipl Chem Dr Halle
オラフ・ハレ
Wolfgang Dipl Chem Dr Podszun
ボルフガング・ポズツン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋ポリマー類の製造方法。 【解決手段】 単分散していてミクロカプセル封じされ
ている架橋ポリマーを種晶として用いた種晶/供給材料
重合で生じさせた単分散している架橋ポリマー類は粘着
する傾向が低い。ミクロカプセル封じされている種晶を
用いると、得られる種晶/供給材料ポリマーが示す粒子
サイズ分布は、使用した種晶に比較して実質的に広くな
らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、比較的小さいポリマー粒子(好
適にはビード状のポリマー粒子)を共重合性モノマー類
で膨潤させてそのモノマー類を重合させることで架橋ポ
リマーを製造する方法に関する。
【0002】最近、できるだけ均一な粒子サイズを有す
る(以下では「単分散している」と呼ぶ)イオン交換体
が益々重要になってきている、と言うのは、単分散して
いるイオン交換体のイオン交換床の方が好ましい流体力
学特性を有することから数多くの用途で経済的利点を得
ることができるからである。ヨーロッパ特許明細第4
6,535号および51,210号参照。この示した2
つの公開の方法では、工程パラメーターを選択すること
により、前以て計画しておいた平均サイズを有する粒子
がもたらされる。
【0003】しかしながら、また、いわゆる種晶/供給
材料(seed/feed)方法、即ち最初に得ておい
たポリマー(「種晶」)を共重合性モノマー(「供給材
料」)で部分的に膨潤させた後にそのポリマーに浸透し
た上記モノマーを重合させる方法を用いて、そのような
単分散しているポリマーの粒子サイズを大きくすること
も可能である。
【0004】ヨーロッパ特許明細第98,130号に従
うと、本質的に重合させて架橋させた種晶を最初に導入
した後、モノマー供給材料を重合条件下で供給してそれ
を膨潤させる。このような方法の特に困難な点は、保護
コロイド(protective colloid)の
使用量が非常に重要で、保護コロイドを過剰量で存在さ
せるとモノマーが種晶の中に浸透しなくなる一方、その
量が過度に少ないとしばしばビードの凝集を防止するの
が不可能になり得る点である。更に、種晶の中に浸透し
なかったモノマーが新しい粒子を形成することでしばし
ば問題が起こり、このような問題は特に保護コロイドを
多量に用いた時に生じる。従って、得られるビード状ポ
リマーの粒子分布は、必ずしも全ケースで理論粒子サイ
ズ分布(これは種晶から計算可能である)に相当すると
は限らず、一般に若干広くなる(「元の種晶に比べてい
くらか広くなる」、9頁、30行および図1)。
【0005】ヨーロッパ特許第101,943号に従う
と、種晶をモノマーと重合開始剤の混合物で膨潤させた
後にモノマーを重合開始剤を伴わせないで重合条件下で
加える。その結果として、向上した機械的特性を有する
コア−シェル(core−shell)構造のイオン交
換体が生じる。しかしながら、凝集が起こる傾向に関し
て、ヨーロッパ特許明細第98,130号の場合と同様
な制限が存在しており、望ましくなく新しい粒子が形成
されかつ粒子サイズ分布が広くなる。
【0006】従って、幅広く適用可能で簡単で上述した
欠点を持たない種晶/供給材料方法が求められていた。
【0007】ミクロカプセル封じされている(micr
oencapsulated)ポリマーを種晶として用
いると、驚くべきことに、種晶/供給材料方法を非常に
簡単に実施することができかつ使用した種晶を正確に拡
大した像である粒子サイズ分布を示すビード状ポリマー
が凝集なしに生じることを見い出した。
【0008】本発明の条件を用いると、添加した混合物
が最初に導入しておいたミクロカプセル封じされている
ポリマーの中に邪魔されないでミクロカプセルを貫通し
て浸透して次の工程段階中その種晶内に残存し得ること
を見い出した。この予測不可能な状況は、結果として、
カプセル封じされていない種晶が用いられる通常の種晶
/供給材料方法に比べて明らかに決定的に有利であり、
カプセル封じされていない種晶を用いた場合、例えば撹
拌または搬送用ポンプによる移送などの結果として機械
的応力がかかると、実際、その浸透したモノマー混合物
が再びいくらか出て来て、次の重合中に望ましくない影
響を与え得る。
【0009】従って、本発明は、ビード状の架橋ポリマ
ー類を種晶/供給材料方法で製造する方法に関し、この
方法は、使用する種晶がミクロカプセル封じされている
架橋ポリマーであることを特徴とする。
【0010】本発明に従う方法に下記の段階を含める: 1. 種晶としてミクロカプセル封じされている架橋ポ
リマーを連続相、好適には水相に懸濁させ、 2. 結果として生じた種晶懸濁液に、モノマーと架橋
剤と任意に開始剤とさらなる添加剤を含有させた1種以
上の混合物(「供給材料」)を、重合前または重合中に
添加して、この混合物を上記種晶の中に浸透させ、 3. このように膨潤させた種晶を比較的高い温度で重
合させることで、より大きな粒子サイズを有するビード
状ポリマーを生じさせる。
【0011】段階1 上記ミクロカプセル封じされているポリマーは、重合し
得るエチレン系不飽和モノマーと架橋剤を重合させた生
成物である。好適なモノマー類には、例えばスチレン、
ビニルトルエン、エチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、クロロスチレン、o−クロロメチルスチレン、m−
クロロメチルスチレン、p−クロロメチルスチレン、ア
クリル酸、メタアクリル酸、アクリレート、メタアクリ
レート、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、ア
クリルアミド、メタアクリルアミドおよび上記化合物の
混合物が含まれる。最も好適なモノマーはスチレンであ
り、最も好適なモノマー混合物にはスチレンをある比率
で含める。好適な架橋剤には、特に、共重合し得るC=
C二重結合を1分子当たり2または3個有する化合物、
例えばジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、トリビニ
ルベンゼン、ジビニルナフタレン、トリビニルナフタレ
ン、ジエチレングリコールのジビニルエーテル、1,7
−オクタジエン、1,5−ヘキサジエン、エチレングリ
コールのジメタアクリレート、トリエチレングリコール
のジメタアクリレート、トリメチロールプロパンのトリ
メタアクリレート、メタアクリル酸アリルおよびメチレ
ン−N,N’−ビスアクリルアミドなどが含まれる。多
くの場合、ジビニルベンゼンが特に適切な架橋剤であ
る。
【0012】達成可能な種晶/供給材料比は、とりわ
け、上記ミクロカプセル封じされているポリマー中の架
橋剤量で決定的に決定される。正確な使用量は、使用す
る架橋剤の官能性および効率そして所望の種晶/供給材
料比に依存する。この使用量は、上記ミクロカプセル封
じされているポリマーで用いるモノマーと架橋剤の合計
を基準にして、一般に0.1から5.0、好適には0.
1から2.0重量%の範囲である。
【0013】このミクロカプセル封じされているポリマ
ーの平均粒子サイズは5から500μm、好適には20
から400μm、特に好適には100から300μmで
あってもよい。粒子サイズ分布曲線の形は所望の最終生
成物(ビード状ポリマーまたはイオン交換体)のそれに
相当すべきである。従って、単分散しているイオン交換
体を製造する場合、単分散していてミクロカプセル封じ
されているポリマーを種晶として用いる。
【0014】カプセル封じ用材料としては、この意図し
た使用で知られる材料、特にポリエステル類、ポリアミ
ド類、ポリウレタン類、ポリ尿素類、ゼラチンおよびゼ
ラチン含有複合コアセルベート類(coacervat
es)、例えばヨーロッパ特許明細第46,535号に
記述されているコアセルベートなどが適切である。種晶
/供給材料の比率を低くすることが望まれている場合の
本発明に従う方法では、ゼラチンおよびゼラチン含有複
合コアセルベートが特に適切である。本発明の目的で、
ゼラチン含有複合コアセルベートは特にゼラチンと合成
高分子電解質の組み合わせを意味すると理解する。適切
な合成高分子電解質は、例えばマレイン酸、無水マレイ
ン酸、アクリル酸、メタアクリル酸、アクリルアミドお
よびメタアクリルアミドなどから生じた単位が組み込ま
れているコポリマー類である。また、アクリルアミド含
有コポリマー類およびメタアクリルアミド含有コポリマ
ー類に加水分解をある程度受けさせることも可能であ
る。ゼラチン含有カプセルの場合、通常の硬化剤、例え
ばホルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒドなどを用
いてそれを硬化させることも可能である。このミクロカ
プセル封じされているポリマーの製造を、好都合には、
上記ポリマーの基になる液状のモノマー類を最初に開始
剤と一緒に分散させて液滴を生じさせた後にそれを本質
的に知られている方法でミクロカプセル封じしそして次
に上記モノマー類を重合させて硬化させることでミクロ
カプセル封じされたポリマー類を生じさせる手順を用い
て実施する。
【0015】そのような公知ミクロカプセル封じ方法は
例えば下記である: a)コアセルベーション(coacervation) コアセルベーション中に、モノマーの液滴を取り巻いて
いてコロイドが豊富な相を生じさせる。このカプセル封
じでは親水性コロイド、例えばゼラチンまたは寒天など
を用いるのが適切である。例えば、塩水溶液などを添加
してコアセルベーションを開始させる。塩としては、親
水性コロイドとしてゼラチンを利用する場合、アルカリ
金属の硫酸塩、特に硫酸ナトリウムが有用であることを
確認した。コアセルベーションを用いる場合、親水性コ
ロイド、例えばゼラチンまたは寒天などの水溶液を連続
相(この中で液滴を形成させる)として選択すると特に
簡潔な様式でカプセル封じを実施することができる。こ
のコロイドがゲル化を起こす温度より高い温度でモノマ
ー液滴の形成を実施する。
【0016】コアセルベートのシェルが形成された後、
それをゲル化温度より低い温度に冷却することにより、
そのシェルを固化させる。このようにして形成させたコ
アセルベートのシェルはせん断力に対して安定である
が、使用する重合条件下ではしばしば不安定である。使
用する重合条件下で安定なシェルを得る目的で、そのカ
プセル封じされた粒子に化学的硬化を受けさせる。化学
的硬化方法、例えばゼラチンをアルデヒド、例えばホル
ムアルデヒドなどで硬化させる方法は公知である(例え
ば米国特許第2,800,458号参照)。このような
粒子の化学的硬化は同じ反応槽内でか或は別の反応槽内
で連続的またはバッチ式に実施可能である。
【0017】b)複合コアセルベーション 複合コアセルベーションでは、異なる様式で帯電する2
種類のコロイド(高分子電解質)からコロイドが豊富な
相を形成させて、それでモノマー液滴を取り巻く。複合
コアセルベーションによるカプセル封じでは、例えばゼ
ラチンとアラビアゴムから成る系、またはゼラチンと特
殊なコポリマー混合物(アクリルアミドから生じた基と
マレイン酸もしくは無水マレイン酸から生じた基がラン
ダムに分布しているコポリマー、およびアクリルアミド
から生じた基とアクリル酸から生じた基とマレイン酸か
ら生じた基がランダムに分布しているコポリマー)から
成る系などを用いるのが適切である。このようなコポリ
マー混合物は、例えば米国特許第4,181,639号
などに複合コアセルベーション成分として記述されてい
る。この複合コアセルベーションの開始では、例えばゼ
ラチン/アラビアゴムの系に酸を添加して、例えば元々
は同じ電荷を有する高分子電解質の1つの電荷符号のみ
が変化するように上記水相のpHを調整することによっ
て、それを開始させる。モノマー液滴の回りに複合コア
セルベートのシェルが形成された後、ゲル化温度より低
くなるように温度を調整する。
【0018】このようにして形成させた複合コアセルベ
ートのシェルはせん断力に対して安定であるが、使用す
る重合条件下ではしばしば不安定である。使用する重合
条件下で安定なシェルを得る目的で、一般にまた、その
カプセル封じされた粒子に化学的硬化を受けさせる。化
学的硬化方法、例えばゼラチン含有カプセルの壁をアル
デヒド、例えばホルムアルデヒドなどで硬化させる方法
は公知である(米国特許第2,800,457号参
照)。
【0019】c)界面反応 界面反応によるカプセル封じでは、重合混合物に入って
いる成分1と連続相に添加した成分2を液滴/連続相の
界面で反応させてカプセル封じ領域内にフィルムを形成
させることにより、モノマーの液滴を取り巻くカプセル
壁を形成させる。実施する場合、重合混合物には混和し
得るが連続相には実質的に混和しない成分1を重合混合
物に添加する手順を用いて、この界面反応によるカプセ
ル封じを実施する。重合混合物を等しい大きさの液滴
(何らかの所望懸濁剤を用いて液滴の安定化を行っても
よい)に分割させた後、この液滴の群をカプセル封じ部
分の中に移動させる。ここでは、成分2を供給する。こ
の成分2は連続相に溶解し得る。界面で反応してフィル
ムを形成する成分対K1/K2は数多く知られている。例
えば、一方として、多塩基性酸のハロゲン化物、例えば
塩化セバコイル、塩化テレフタロイル、ホスゲン、多官
能イソシアネート、例えばトルエン2,4−ジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなど、多塩基
性スルホン酸の塩化物、例えば塩化1,3−ベンゼンジ
スルホニルなど、そして他方として、多官能アミン類、
例えばヘキサメチレンジアミンなど、および多官能ヒド
ロキシ化合物、例えばピロガロールおよびビスフェノー
ルAなどを挙げることができ、これらは反応して、ポリ
マー状のカルボキサミド類およびカルボン酸エステルを
生じ、ポリ尿素およびポリウレタン類を生じ、そしてポ
リマー状のスルホンアミド類およびスルホン酸エステル
を生じる(例えばP.G.Morgan,“Inter
facial Polycondensation,A
Versatile Method of Poly
mer Preparation”,Soc.Plas
tics Engineers Journal”
,485−495参照)。いろいろな成分対K1/K2
はいろいろな反応性を示すことを考慮に入れて、カプセ
ル封じ領域における滞留時間を調整しかつ特定の温度を
樹立する。ある場合には、界面反応を助長する物質を付
随的に用いるのが有利であることを確認し、例えば酸が
生成する重縮合反応の場合には塩基を用いるのが有利で
あることを確認した。このような助剤を用いる場合、好
適には、カプセル封じ領域の連続相にそれを添加する。
【0020】ヨーロッパ特許明細第46 535号に
は、均一な粒子サイズを有していてミクロカプセル封じ
されているビード状ポリマーを製造する方法が記述され
ており、これらが特に本方法で種晶として用いるに適切
である。
【0021】このミクロカプセル封じされたポリマーを
水相に懸濁させるが、このポリマーと水の比率はあまり
重要でない。例えば、これは2:1から1:20の範囲
であってもよい。助剤、例えば界面活性剤または保護コ
ロイドなどを用いる必要はない。例えば通常の撹拌機を
用いて懸濁を実施してもよい。
【0022】段階2 この懸濁させたミクロカプセル封じされているポリマー
に、モノマーと架橋剤と開始剤と任意にさらなる添加剤
を含有させた混合物(「供給材料」)を1種以上添加す
る。好適なモノマー類および架橋剤は、この上の「段階
1」で述べた化合物および混合物である。最も好適なモ
ノマーはスチレンおよびスチレンとコモノマー、例えば
アクリロニトリルなどとの混合物である。このモノマー
類は実質的に水相に不溶でなければならない。従って、
水にある程度溶解するモノマー類、例えばアクリル酸、
メタアクリル酸およびアクリロニトリルなどを用いる場
合には、水に不溶なモノマー類との混合物としてこれら
を用いる。また、水相に塩を添加することにより、モノ
マー類が水相中で示す溶解度を低くすることも可能であ
る。
【0023】後で行う官能化(functionali
zation)を基準にして架橋剤の種類を選択するこ
とができる。従って、例えばカチオン交換体をスルホン
化で製造する場合、エステル結合はスルホン化条件下で
開裂することから、アクリル酸エステルまたはメタアク
リル酸エステル架橋剤はあまり適切でない。多くの場
合、特に強酸性カチオン交換体を製造する場合、ジビニ
ルベンゼンを用いるのが適切である。大部分の用途で
は、ジビニルベンゼンの異性体に加えてまたエチルビニ
ルベンゼンも含有する市販品質のジビニルベンゼンで充
分である。
【0024】本発明に従う方法で用いるに適切な重合開
始剤は、例えばパーオキシ化合物、例えばジベンゾイル
パーオキサイド、ジラウリルパーオキサイド、ビス(p
−クロロベンゾイルパーオキサイド)、ジシクロヘキシ
ルパーオキシジカーボネート、過カプリル酸t−ブチ
ル、2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキ
シ)−2,5−ジメチルヘキサン、およびt−アミルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサンなど、そしてアゾ化合
物、例えば2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)
および2,2’−アゾビス(2−メチルイソブチロニト
リル)などである。この開始剤をモノマーと架橋剤の総
量を基準にして一般に0.05から2.5、好適には
0.2から1.5重量%の量で用いる。
【0025】このポリマー中に巨視孔構造をもたらすさ
らなる添加剤として、いわゆるポロゲンを上記混合物に
入れて用いることも可能である。この目的で用いるに
は、生じたポリマーが劣った溶解性もしくは膨潤性を示
す有機溶媒が適切である。例としてヘキサン、オクタ
ン、イソオクタン、イソドデカン、メチルイソブチルケ
トンおよびオクタノールを挙げることができる。
【0026】最初に導入しておくミクロカプセル封じさ
れているポリマーと添加する混合物の重量比(種晶/供
給材料比)を一般に1:1から1:20、好適には1:
2から1:10、特に好適には1:2から1:8にす
る。種晶として用いるミクロカプセル封じされているポ
リマーの粒子サイズが決まっている場合には、種晶/供
給材料比を用いてビード状ポリマーの粒子サイズを調整
することができる。種晶が完全に吸収する最大供給材料
量は該種晶中の架橋剤含有量に大きく依存し、このミク
ロカプセル封じされているポリマーが供給材料混合物を
吸収する量は、架橋度合が高くなるにつれて少なくな
る。
【0027】この種晶に上記混合物を添加する様式に関
しては全く制限がない。従って、この種晶が入っている
懸濁液に上記混合物を添加するのは重合前または重合中
であってもよい。また、いろいろな組成を持たせた混合
物を逐次的に添加して上記混合物を該ポリマーに浸透さ
せることも可能である。このようにして、ビード状ポリ
マーの特別な形態、例えばコア−シェル形態などを達成
することも可能である。従って、例えば1番目の混合物
を開始剤と一緒に添加しそして重合条件下で2番目の混
合物を開始剤を伴わせないで添加することも可能であ
る。
【0028】段階3 その膨潤させた種晶からビード状ポリマーを生じさせる
重合を、一般に、1種以上の保護コロイドの存在下およ
び任意に緩衝剤系の存在下で実施する。好適な保護コロ
イドは天然および合成の水溶性ポリマー類、例えばゼラ
チン、澱粉、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、および
(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリレートのコポリマ
ー類などである。また、セルロース誘導体、特にセルロ
ースエーテルおよびセルロースエステル、例えばメチル
ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースまたはカル
ボキシメチルセルロースなども非常に適切である。この
保護コロイドの使用量は水相を基準にして一般に0.0
2から1、好適には0.05から0.3重量%である。
【0029】本発明の特別な態様に従い、緩衝剤系の存
在下で重合を実施する。重合の開始時に水相のpHを1
4から6の範囲、好適には12から8の範囲の値に調整
する緩衝剤系が好適である。このような条件にすると、
カルボキシル基を有する保護コロイドは全体または部分
的に塩として存在する。このようにすると保護コロイド
の作用が有利な影響を受ける。特に適切な緩衝剤系には
燐酸塩またはホウ酸塩が含まれる。本発明の目的で、用
語「燐酸塩」および「ホウ酸塩」はまた相当するオルト
形態の酸および塩の縮合物も包含する。水相に入れる燐
酸塩またはホウ酸塩の濃度は水相1リットル当たり0.
5から500、好適には2.5から100ミリモルであ
る。
【0030】重合中の撹拌速度はあまり重要でなく、通
常の懸濁重合とは対照的に、粒子サイズに全く影響を与
えない。好適には、ミクロカプセルを懸濁状態に維持し
かつ重合熱の除去を支持するに充分な低い撹拌速度を用
いる。
【0031】重合中の有機相と水相の重量比を一般に
1:0.75から1:20、好適には1:0.75から
1:5にする。この比率は、必ずしも、モノマーと架橋
剤と任意に開始剤とさらなる添加剤を含有させた混合物
(供給材料)を種晶懸濁液に添加した時に結果として生
じる比率に相当する必要はない。この水相を重合前また
は重合中に変化させることも可能である。
【0032】重合温度は使用する開始剤の分解温度に依
存する。これは一般に50から150℃、好適には55
から100℃の範囲である。この重合は0.5時間から
数時間要する。重合を低温、例えば60℃で始めて重合
で変換が進行するにつれて反応温度を高くして行く温度
プログラムを用いるのが有効であることを確認した。こ
のようにすると、信頼できるほど反応を進行させかつ重
合変換率を高くすることが同時に確保される。温度プロ
グラムを確立する可能性に関して、本発明に従う方法の
方がミクロカプセル封じしていない種晶を用いる場合よ
りも高い自由度がある、と言うのは、ミクロカプセル封
じしておくと、通常起こる重大な過渡的粘着状態(これ
によって凝集および特大サイズがもたらされる可能性が
ある)が最初から排除されるからである。
【0033】重合後、通常方法、例えば濾過またはデカ
ンテーションなどでポリマーを単離することができ、そ
して任意に洗浄を1回以上行った後、乾燥させることが
できる。
【0034】このカプセル材料は本質的に上記ビード状
ポリマーの表面に存在している、即ちこのカプセルのシ
ェルは種晶/供給材料方法中に「成長」する。望まれる
ならば、この材料を後処理で除去することも可能であ
る。ゼラチンおよびゼラチン含有複合コアセルベートは
酸またはアルカリで容易に洗い流し可能である。
【0035】しかしながら、多くの場合、このミクロカ
プセル封じに由来する材料を特に洗い流す必要はない、
と言うのは、このポリマーの官能化を行ってイオン交換
体を製造する場合には如何なる場合も上記材料はその条
件下で除去されるからである。このビード状ポリマーの
官能化は本質的に知られている方法で実施可能である。
【0036】この架橋ポリマー類のハロアルキル化、好
適にはクロロメチル化に続いてアミノ化を行うことによ
り、アニオン交換体を製造することができる。ハロアル
キル化方法およびハロアルキル化剤は公知である。好適
なハロアルキル化剤はクロロメチルメチルエーテルであ
る。このハロアルキル化したポリマー類から公知様式で
アニオン交換体、特に弱塩基性アニオン交換体および強
塩基性アニオン交換体を製造することができる。例え
ば、このハロアルキル化したポリマーをアンモニアまた
は第一級アミン、例えばメチルアミンまたはエチルアミ
ンなどまたは第二級アミン、例えばジメチルアミンなど
と一般に25から150℃の温度で反応させることで弱
塩基性アニオン交換体を製造することができるが、ここ
では、上記温度を、芳香族のα−C原子上に位置するハ
ロゲン原子とアミノ化剤が反応するに充分な温度にする
必要がある。同様な様式で、使用するアミノ化剤を第三
級アミン、例えばトリメチルアミンまたはジメチルイソ
プロパノールアミンなどにすることにより、強塩基性ア
ニオン交換体を製造することができる。
【0037】また、上記架橋したポリマーからキレート
樹脂を容易に製造することができる。例えば、上記ハロ
アルキル化したポリマー類をアミノ化しそしてそのアミ
ノ化生成物を適切なカルボキシル基含有化合物、例えば
クロロ酢酸などと反応させる。また、上記ハロアルキル
化したポリマー類を適切なアミノ酸、例えばイミノジ酢
酸またはグリシンなどまたはアミノピリジン、例えばα
−ピコリルアミンまたはN−メチル−α−ピコリルアミ
ンなどと直接反応させることも可能である。
【0038】強酸性カチオン交換体の場合、通常、スル
ホン化でこれの製造を行うが、この場合、上記架橋ポリ
マーを膨潤剤、例えばスルホン化を受けない炭化水素
(例えばクロロベンゼンまたはテトラクロロエチレンな
ど)または脂肪族もしくは芳香族炭化水素(例えばトル
エンまたはキシレンなど)に入れて膨潤させることも可
能である。好適なスルホン化剤は硫酸、三酸化硫黄およ
びクロロスルホン酸である。このようなスルホン化剤を
一般にそのスルホン化を受けさせるべきポリマーの20
0から700重量%の量で用いる。このスルホン化を好
適には50から200℃の温度で実施する。
【0039】本発明に従って生じさせた種晶/供給材料
ポリマーから製造可能なイオン交換体は有利な交換速度
と高い安定性を示す。特に、アニオン交換体の場合にし
ばしば問題になる浸透圧衝撃に対する抵抗力が決定的に
向上する。
【0040】以下の実施例で示すパーセントは各々重量
を基準にしたパーセントである。
【0041】
【実施例】実施例1 ビード状ポリマーの製造 4 lのガラス反応槽内で1160mlの脱イオン水に
ホウ酸を3.59gおよび水酸化ナトリウムを0.99
g溶解させる。この溶液に、共重合したジビニルベンゼ
ンを0.5%含有していてミクロカプセル封じされてい
る球形のスチレンポリマー(平均粒子サイズ215μ
m)を種晶として190.5g分散させる。このミクロ
カプセルの壁は、ゼラチンとアクリルアミド/アクリル
酸コポリマーを含有する複合コアセルベートをホルムア
ルデヒドで硬化させたものから成っている。その後、8
45gのスチレンと48gのアクリロニトリルと116
gのジビニルベンゼン(80%濃度、ジビニルベンゼン
とエチルベンゼンの市販混合物)と8gのジベンゾイル
パーオキサイド(75%濃度、水で湿っている市販品)
から成る混合物を計量して30分以内に入れた後、撹拌
を1時間実施する。この時間が経過した後、2重量%濃
度のメチルヒドロキシプロピルセルロース水溶液を60
ml加える。このバッチの温度を高くして重合を完結さ
せ、冷却し、32μmのふるい上で洗浄した後、乾燥さ
せる。規則的な形状を有していて平均粒子サイズが40
0μmのビード状ポリマーを1150g得る。
【0042】実施例2 ビード状ポリマーの製造 267gの種晶(実施例1に記述したのと同様、平均粒
子サイズ220μm)と861gのスチレンと73gの
ジビニルベンゼンと7gのベンゾイルパーオキサイドを
実施例1と同様に用いる。規則的な形状を有していて平
均粒子サイズが370μmのビード状ポリマーを115
0g得る。
【0043】実施例3 ビード状ポリマーの製造 4 lのガラス反応槽内で1100mlの脱イオン水に
燐酸水素二ナトリウム十二水化物を9.3g溶解させ
る。この溶液に種晶(実施例1に記述したのと同じ)を
267g分散させ、次に116gのスチレンと24gの
ジビニルベンゼンと9gのジベンゾイルパーオキサイド
から成る混合物を計量して10分以内に入れた後、撹拌
を20分間実施する。その後、745gのスチレンと4
9gのジビニルベンゼンから成る混合物を計量して20
分以内に入れた後、撹拌を更に30分間実施する。この
時間が経過した後、2%濃度のメチルヒドロキシエチル
セルロース水溶液を120ml加える。このバッチの温
度を高くして重合を完結させ、冷却し、32μmのふる
い上で洗浄した後、乾燥させる。規則的な形状を有して
いて平均粒子サイズが370μmのビード状ポリマーを
1150g得る。
【0044】実施例4 ビード状ポリマーの製造 実施例2と同様にして、ホウ酸と水酸化ナトリウムの代
わりに燐酸水素二ナトリウム十二水化物を9.3g用い
る。規則的な形状を有していて平均粒子サイズが370
μmのビード状ポリマーを1150g得る。
【0045】実施例5 ビード状ポリマーの製造 実施例2と同様にして、メチルヒドロキシプロピルセル
ロース溶液の代わりに2%濃度のメチルヒドロキシエチ
ルセルロース水溶液を120ml用いる。規則的な形状
を有していて平均粒子サイズが370μmのビード状ポ
リマーを1150g得る。
【0046】実施例6 強酸性カチオン交換体の製造 平面ずり連結(plane−ground join
t)が備わっている3lの容器内で750mlの98%
濃度硫酸に撹拌しながら実施例1で得たビード状ポリマ
ーを250g入れる。この混合物を撹拌しながら100
分以内に90℃に加熱し、次に、4時間以内に100℃
に加熱した後、さらなるエネルギー供給なしに3時間撹
拌する。その後、このバッチをガラス製カラムに移し、
硫酸で洗浄し(濃度を低くしながら)そして次に脱イオ
ン水で洗浄する(平均粒子サイズ555μm)。
【0047】収率:ビード状ポリマー1g当たり4.3
mlのイオン交換体 全容量(total capacity):1.87e
q/l実施例7 強酸性カチオン交換体の製造 平面ずり連結が備わっている3 lの容器内で750m
lの98%濃度硫酸を100℃に加熱する。この温度
で、実施例1で得たビード状ポリマー250gを10分
割して4時間以内に加えた後、この温度で撹拌を更に3
時間実施する。その後、このバッチをガラス製カラムに
移し、硫酸で洗浄し(濃度を低くしながら)そして次に
脱イオン水で洗浄する(平均粒子サイズ555μm)。
【0048】収率:ビード状ポリマー1g当たり4.3
mlのイオン交換体 全容量:1.87eq/l実施例8 強塩基性アニオン交換体の製造 米国特許第3,989,650号に記述されている方法
を用いて、実施例3で得たビード状ポリマーを酢酸フタ
ルイミドメチルでアミドメチル化し、アルカリで加水分
解を行いそしてクロロメタンを用いて第四級化を行うこ
とにより、上記ビード状ポリマーを強塩基性アニオン交
換体(平均粒子サイズ550μm)に変換する。
【0049】全容量:1.37eq/l実施例9 ビード状ポリマーのクロロメチル化 3 lのスルホン化用ビーカーに1600gのモノクロ
ロジメチルエーテルと165gのメチラールと5gの塩
化鉄(III)から成る混合物を最初に入れた後、実施
例2で得たビード状ポリマーを300g加える。このビ
ード状ポリマーを室温で30分間膨潤させた後、還流温
度(55℃)に3時間加熱する。その後、撹拌を還流下
で更に1.75時間実施する。この反応時間中、塩酸と
低沸点の有機物質を約275g放出させる。その後、暗
褐色の反応懸濁液を濾過し、このクロロメチラートをメ
チラールとメタノールの混合物で徹底的に洗浄した後、
メタノールで洗浄する。メタノールで湿っているクロロ
メチル化されたビード状ポリマーを680g得る。
【0050】塩素含有量:18.7%実施例10 強塩基性アニオン交換体の製造 最初、3 lのオートクレーブに実施例9で得たメタノ
ールで湿っているクロロメチル化されたビード状ポリマ
ーを631ml入れた後、その母液を完全に吸い出す。
次に、撹拌しながら脱イオン水を909mlおよびトリ
メチルアミン(45%濃度)を298g加える。この反
応混合物を70℃に加熱し、70℃で3時間撹拌し、室
温に冷却した後、その液体を吸い出す。この樹脂に脱イ
オン水を800ml加えた後、この樹脂をふるい上に置
いて脱イオン水で洗浄する。強塩基性アニオン交換体
(平均粒子サイズ550μm)を1480ml得る。
【0051】全容量:1.37モル/l実施例11 弱塩基性アニオン交換体の製造 最初、3 lのオートクレーブに実施例9で得たクロロ
メチル化されたビード状ポリマーを210ml入れた
後、その母液を完全に吸い出す。次に、撹拌しながら脱
イオン水を357ml、塩化ナトリウムを8.9gおよ
びジメチルアミノエタノール(99%濃度)を68g加
える。この反応混合物を100℃に加熱し、100℃で
7時間撹拌し、室温に冷却した後、その母液を吸い出
す。この樹脂に脱イオン水を800ml加えた後、この
樹脂をふるい上に置いて脱イオン水で洗浄する。弱塩基
性アニオン交換体(平均粒子サイズ550μm)を46
0ml得る。
【0052】全容量:1.31モル/l 本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
【0053】1. 架橋ポリマー類を種晶/供給材料方
法で製造する方法であって、使用する種晶がミクロカプ
セル封じされている架橋ポリマーであることを特徴とす
る方法。
【0054】2. 該種晶として用いるポリマーがビー
ド状ポリマーである第1項記載の方法。
【0055】3. 該種晶として用いるポリマーが架橋
スチレンポリマーである第1項記載の方法。
【0056】4. 該種晶として用いるポリマーがジビ
ニルベンゼンで架橋させたポリマーである第1項記載の
方法。
【0057】5. 該カプセル壁の材料がゼラチンを基
とする第1項記載の方法。
【0058】6. 該供給材料であるモノマー類を重合
条件下で供給して入れる第1項記載の方法。
【0059】7. 最初に該種晶をモノマーと重合開始
剤の混合物で膨潤させた後に2番目のモノマーを重合開
始剤を伴わせないで重合条件下で加える第1項記載の方
法。
【0060】8. 第1から7項記載の方法で入手可能
なポリマー類の官能化を行うことでイオン交換体を製造
する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 5/20 CER C08J 5/20 CER (72)発明者 ホルガー・リユトイエンス ドイツ51065ケルン・リプニカーシユトラ ーセ12 (72)発明者 オラフ・ハレ ドイツ51061ケルン・ボルフスカウル4 (72)発明者 ボルフガング・ポズツン ドイツ51061ケルン・ロゲンドルフシユト ラーセ55

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋ポリマー類を種晶/供給材料方法で
    製造する方法であって、使用する種晶がミクロカプセル
    封じされている架橋ポリマーであることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法で入手可能なポリマ
    ー類の官能化を行うことでイオン交換体を製造する方
    法。
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