JP2000007711A - 架橋球状ポリマ―の製造方法 - Google Patents

架橋球状ポリマ―の製造方法

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JP2000007711A
JP2000007711A JP11155161A JP15516199A JP2000007711A JP 2000007711 A JP2000007711 A JP 2000007711A JP 11155161 A JP11155161 A JP 11155161A JP 15516199 A JP15516199 A JP 15516199A JP 2000007711 A JP2000007711 A JP 2000007711A
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ボルフガング・ポズツン
Olaf Dr Halle
オラーフ・ハレ
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ベルナー・シユトリユフアー
Robert Bloodworth
ロバート・ブラツドワース
Holger Dipl Chem Dr Luetjens
ホルガー・リユトイエンス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋球状ポリマーの製造方法。 【解決手段】 本発明は、重合開始剤として脂肪族パー
オキシエステルを使用して、製造した低含量の可溶部分
と高膨潤性を有する懸濁ポリマーに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合開始剤として
パーオキシエステルを使用した、高い膨潤性と低い可溶
部含量を有する架橋球状ポリマーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの用途において、単分散イオン交換
体の交換体床の水力学的特性の更なる有利性によって経
済的な利点が得られるために、できるだけ均一な粒子サ
イズを有する(以下、「単分散」と呼ぶ)イオン交換体が
近年益々その重要性を増している。単分散のビーズポリ
マーに官能基を導入することにより単分散のイオン交換
体が得られる。
【0003】単分散のビーズポリマーを製造する一つの
有望な方法は、いわゆるシード/フィード法であり、こ
の場合には単分散のポリマー(「シード」)をモノマー中
で膨潤させ、次に重合させる。シード/フィード法は、
例えば欧州特許出願98,130及び101,943に
記載されている。
【0004】シードポリマーは、シード/フィード法に
おいて大量の添加されたモノマーを吸収することが可能
なように、高い膨潤インデックスを有しなければならな
い。
【0005】高い膨潤インデックス(「SI])は、膨
潤ポリマーの容積と非膨潤ポリマーの容積の商として定
義される。膨潤インデックスは、既知の方法で、架橋剤
の含量により制御されうる。架橋剤の低い含量により、
高い膨潤インデックスが得られ、また逆も同じである。
このように、0.8から2.0重量パーセントのジビニ
ルベンゼンにより架橋されたスチレンポリマーは、トル
エン中2.5から8の膨潤インデックスを有する。しか
しながら、低い架橋度を有するシードポリマーは、極め
て高率の未架橋の、可溶ポリマーを有する。このシード
ポリマー中の未架橋の、可溶ポリマーの部分は、多くの
点で望ましくない。
【0006】1.添加されたモノマーによりシードから
溶出するポリマー部分は、粒子を相互に付着させるため
に、膨潤したシードの重合が損なわれる。
【0007】2.溶出したポリマー部分が官能基の導入
に使用される反応溶液に蓄積するために、イオン交換体
の製造のための官能基の導入が複雑になる。
【0008】3.最終製品(すなわち、イオン交換体)
は、大量の可溶性ポリマーを含み、そのためにイオン交
換体の望ましくないブリーチング(bleachin
g)という結果に至る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
膨潤性と低い可溶部含量を有する架橋球状ポリマーを提
供することである。
【0010】架橋剤の低い含量及び対応して高い膨潤性
を有するポリマーは、製造時にパーオキシエステルを開
始剤として使用する場合、特に低い含量の可溶性ポリマ
ー部を有することが見出された。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)96.
5から99.0重量パーセント(好ましくは、97.3
から99.0重量パーセント)のフリーラジカル重合が
可能な、分子当たり1個のC=C二重結合を有するモノ
マー、(b)0.8重量パーセント以上2.5重量パー
セント以下(好ましくは0.8%以上から1.5重量パ
ーセント、特に好ましくは0.801%から1.5重量
パーセント、極めて特に好ましくは0.801%から
1.0重量パーセント、特別に好ましくは1.0重量パ
ーセント)のフリーラジカル重合が可能な、分子当たり
2個またはそれ以上(好ましくは、2から4個)の二重
結合を有する架橋剤、及び(c)重合開始剤として、
0.2から1.0重量パーセントの少なくとも一つの脂
肪族パーオキシエステル(パーセンテージは、(a)か
ら(c)の成分の合計を基準とした)の混合物を懸濁重
合することからなる架橋球状ポリマーを製造する方法に
関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の目的のためには、モノマ
ー(a)は、フリーラジカル重合が可能な、分子当たり
1個のC=C二重結合を有する化合物である。このタイ
プの好ましい化合物としては、ベンゼン及びナフタレン
のビニル及びビニリデン誘導体(例えば、ビニルナフタ
レン、ビニルトルエン、エチルスチレン、α−メチル−
スチレン、クロロスチレン、及び好ましくはスチレン)
等の芳香族モノマー、及びアクリル酸、メタクリル酸、
1−C8アルキルアクリレート、C1−C8アルキルメタ
クリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、及び酢酸ビニル等の非芳香族ビニル及びビ
ニリデン化合物がある。非芳香族モノマーは、芳香族モ
ノマー基準で好ましくは0.1から50重量パーセント
(特に、0.5から20重量パーセント)の量で使用さ
れる。しかしながら、多くの場合、芳香族モノマーのみ
が使用される。
【0013】好適な架橋剤(b)は、分子当たり、フリ
ーラジカル重合が可能な、2個またはそれ以上の(好ま
しくは、2から4個)二重結合を含む化合物である。好
適な架橋剤(b)の例には、例えばジビニルベンゼン、
ジビニルトルエン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフ
タレン、トリビニルナフタレン、ジエチレングリコール
ジビニルエーテル、1,7−オクタジエン、1,5−ヘ
キサジエン、エチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、アリルメタクリレー
ト、及びメチレン−N,N’−ビスアクリルアミドがあ
る。ジビニルベンゼンが架橋剤として好ましく使用され
る。多くの用途には、ジビニルベンゼンの異性体に加え
てエチルビニルベンゼンも含有する市販のジビニルベン
ゼンの品質で充分である。
【0014】脂肪族パーオキシエステル(c)は、式
I、II、またはIII
【0015】
【化2】 に対応する。ここで、R1は、2から20個の炭素原子
を有するアルキル基または20個迄の炭素原子を有する
シクロアルキル基を示し、R2は、4から12個の炭素
原子を有する分岐アルキル基を示し、及びLは、2から
20個の炭素原子を有するアルキレン基または20個迄
の炭素原子を有するシクロアルキレン基を示す。
【0016】式Iによる好ましい脂肪族パーオキシエス
テルには、例えばt−ブチルパーオキシアセテート、t
−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオ
キシピバレート、t−ブチルパーオキシオクタノエー
ト、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−アミ
ルパーオキシピバレート、t−アミルパーオキシオクタ
ノエート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、及びt−アミルパーオキシネオデカノエートが
ある。
【0017】式IIによる好ましい脂肪族パーオキシエス
テルには、例えば2,5−ビス(2−エチルヘキサノイ
ルパーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、2,5−
ジピバロイル−2,5−ジメチルヘキサン、及び2,5
−ビス(2−ネオデカノイルパーオキシ)−2,5−ジ
メチルヘキサンがある。
【0018】式IIIによる好ましい脂肪族パーオキシエ
ステルには、例えばジ−t−ブチルパーオキシアゼレー
ト及びジ−t−アミルパーオキシアゼレートがある。懸
濁重合という用語は、モノマーと本質的に混合しない相
の中にモノマーに可溶な開始剤を含むモノマー相が液滴
の形で分散し、攪拌しながら温度を上昇させることによ
り硬化させるプロセスを意味すると理解される。懸濁重
合の更なる詳細は、例えばC.E.Schildkne
cht編、ポリマープロセス(Interscienc
e Publishers,Inc.New Yor
k、1956年出版)の69−109頁「懸濁重合」の
章にに記載されている。本発明においては、モノマーと
本質的に混合しない相は、好ましくは水相である。
【0019】本発明の好ましい実施の態様として、ビニ
ル芳香族モノマー(a)、架橋剤(b)、及び脂肪族パ
ーオキシエステル(c)の混合物がマイクロカプセル化
される。
【0020】この意図した用途に既知の材料、特にポリ
エステル、天然及び合成ポリアミド、ポリウレタン、及
びポリ尿素は、マイクロカプセル化に好適である。ゼラ
チンは、天然ポリアミドとして特に好適であり、特にコ
アセルベート及び複合コアセルベートとして使用され
る。本発明の目的のためには、ゼラチン含有コアセルベ
ートは、特にゼラチン及び合成高分子電解質の組み合わ
せを意味すると理解される。好適な合成高分子電解質
は、例えばマレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリルアミド、及びメタクリルアミドの単位が包含され
たコポリマーである。ゼラチン含有カプセルは、例えば
ホルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒド等の硬化剤
を用いて硬化することができる。例えば、ゼラチン、ゼ
ラチン含有コアセルベート、及びゼラチン含有複合コア
セルベートによるモノマー液滴のカプセル化は、欧州特
許出願46,535に詳細に記載されている。合成ポリ
マーによるカプセル化の方法は、公知である。例えば、
モノマー液滴に溶解した反応性成分(例えば、イソシア
ネートまたは酸クロライド)を水相に溶解した第2の反
応性成分(例えば、アミン)と反応させる、界面重縮合
(phase boundary condensat
ion)が好適である。
【0021】2.5から7.5、好ましくは3.0から
6の膨潤インデックス(トルエン中25℃で測定)及び
1重量パーセント以下の可溶部分含量(テトラヒドロフ
ランで抽出して測定)を有するマイクロカプセル化され
た架橋ポリマーは、シード/フィード法のシードポリマ
ーとして特に好適であることが見出された。
【0022】本発明による方法は、また、特に欧州特許
出願46,535による方法における、単分散球状ポリ
マーの合成に特に好適である。水相は、一つあるいはそ
れ以上の保護コロイドを含むのが好都合である。好まし
い保護コロイドは、例えばゼラチン、でん粉、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、及びアクリル酸、メタクリル
酸、メタクリレート、及びアクリレートのコポリマー等
の天然及び合成の水溶性ポリマーである。セルロース誘
導体、特にメチルヒドロキシエチルセルロース、メチル
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、及びカルボキシメチルセルロース等のセルロー
スエステル及びセルロースエーテルも極めて好適であ
る。ゼラチンは、ゼラチンまたはゼラチン含有複合コア
セルベートでカプセル化したモノマー液滴の重合の保護
コロイドとして特に好適である。使用される保護コロイ
ドの量は、一般に水相基準で、0.02から1重量パー
セント(好ましくは0.05から0.3重量パーセン
ト)である。更に、水相は緩衝系を含む。重合の開始時
の水相のpHを14と6の間(好ましくは、pH12と
8の間)の値に調整する緩衝系が好ましい。この条件下
で、カルボキシル基を有する保護コロイドは、完全にあ
るいは部分的に塩として存在する。このように、保護コ
ロイドの作用は、有利に影響を受ける。特に好適な緩衝
系は、リン酸塩またはホウ酸塩を含む。本発明の目的の
ためには、リン酸塩またはホウ酸塩という用語は、ま
た、対応する酸及び塩のオルト形の縮合物を含む。水相
でのリン酸塩またはホウ酸塩の濃度は、0.5から50
0ミリモル/l(好ましくは、5から100mミリモル
/l)である。
【0023】水相は、また溶解した重合禁止剤を含むこ
とができる。好適な禁止剤は、無機及び有機物質の双方
を含む。無機禁止剤の例は、ヒドロキシルアミン、ヒド
ラジン、亜硝酸ナトリウム、及び亜硝酸カリウム等の窒
素化合物である。有機禁止剤の例は、ハイドロキノン、
ハイドロキノンモノメチルエーテル、レゾルシノール、
ピロカテコール、t−ブチルピロカテコール、及びフェ
ノールとアルデヒドの縮合物等のフェノール化合物であ
る。更なる有機禁止剤には、例えばジエチルヒドロキシ
ルアミン及びイソプロピルヒドロキシルアミン等の窒素
含有化合物がある。禁止剤の濃度は、水相基準で、5か
ら1000ppm(好ましくは10から500特に好ま
しくは20から250ppm)である。
【0024】水相に対するモノマー相の容積比は、一般
に1:0.75から1:20(好ましくは1:1から
1:6)である。
【0025】重合温度は、使用される開始剤の分解温度
に依存する。重合温度は、一般に50と150℃、好ま
しくは55と100℃の間である。重合時間は、0.5
時間から数時間である。重合を低温、例えば70℃で開
始し、重合の転換率の上昇と共に反応温度を上昇させる
場合には、温度プログラムを使用することが有用である
ことが判明した。
【0026】重合後、ポリマーは、慣用の方法、例えば
濾過あるいはデカントにより単離され、場合によっては
1回あるいはそれ以上の洗浄後、乾燥される。
【0027】従来技術では、本発明は、示唆されていな
い。欧州特許出願98,130では、0.1から3重量
パーセントの架橋剤量が推奨されているが、実施例では
重合開始剤としてジベンゾイルパーオキサイドが使用さ
れている。欧州特許出願101,943では、0.05
から12.5重量パーセントの架橋剤量が推奨されてい
るが、実施例ではt−ブチルパーオキシベンゾエートが
使用されている。
【0028】改善された圧力安定性を有するイオン交換
体を製造するために、開始剤としてパーオキシエステル
またはパーオキシカーボネートを使用することが独国特
許出願2,827、475においてクレームされてい
る。しかしながら、この出願では、シード/フィードの
ポリマーのシードとして脂肪族パーオキシエステルで製
造したポリマーを使用することは推奨されていない。極
めて低い抽出部含量を有する僅かに架橋されたポリマー
の製造は、これ迄可能でなかったように思われる。
【0029】従って、本発明は、更に2.5から7.
5、好ましくは3.0から6の膨潤インデックス(トル
エン中25℃で測定;同一の膨潤インデックスがスチレ
ンを用いて得られる)及び1重量パーセント以下の可溶
部分量(テトラヒドロフランでの抽出により測定)を有
する架橋ポリマーに関する。
【0030】以下の実施例は、更に本発明の方法の詳細
を例示する。上記の開示に説明される本発明は、この実
施例により精神または範囲のいずれの点でも限定される
ものでない。当業者ならば、以下の手順の条件の公知な
改変を使用することができることを容易に理解するであ
ろう。特記しない限り、温度は、すべて摂氏であり、パ
ーセンテージは、すべて重量パーセントである。
【0031】
【実施例】可溶部分 可溶部分を測定するためには、5から7gのビーズポリ
マーを抽出筒に秤取し、ソックスレー抽出器(浴温14
0℃)で800mlのトルエンで一夜抽出する。
【0032】抽出物をシュワルツバンド(Schwar
tzband)フィルターにより吸引濾過し、ロータリ
エバポレーターで約1mlまで蒸発させた。その後、3
00mlのメタノールを添加し、ロータリエバポレータ
ーで真空中一定重量迄乾燥を行った。各試料につき二重
の測定を行った。膨潤 ビーズポリマーの膨潤をトルエン中で(及び、ある場合
には室温でTHF及びスチレン中で)測定した。この目
的で、10mlの乾燥した、篩をかけたビーズポリマー
を100mlのガラスシリンダーに秤取した。床の容積
(V0)と秤取量(m)の商から、かさ容積(Vbulk
を得た。ガラスシリンダーを膨潤剤で100ml迄充た
し、10から20時間放置した。時々、振とうを行い、
生じる空気泡がすべて確実に逃げることができるように
した。膨潤した床の容積を読み取り、V1を得た。定義
により、V1とV2の商が容積膨潤インデックス(SIv
/v)である。
【0033】実施例1(比較例) 3リットルのガラス反応器に最初に導入した1500m
lの脱塩水に、10gのリン酸水素2ナトリウム10水
塩、0.03gの亜硝酸ナトリウム、及び3gのメチル
セルロース(Tylose MH50)を室温で溶解し
た。350rpmで攪拌しながら、xgのスチレン、y
gの市販のジビニルベンゼン(80%ジビニルベンゼ
ン、20%エチルスチレン)、及び5gのジベンゾイル
パーオキサイド(100%濃度)の混合物を添加した。
反応容器に20L/時の窒素流を流した。最初、バッチ
を75℃で10時間、次に95℃で1時間保ち、次に室
温に冷却した。固形分を篩(メッシュサイズ50μm)
により単離し、水で数回洗い、乾燥オーブン中75℃で
乾燥した。約250μmの平均粒子サイズを有する95
0gのビーズポリマーを得た。
【0034】膨潤インデックスをトルエン中25℃で測
定した。ソックスレー抽出器中テトラヒドロフランで6
時間抽出して可溶部を測定した。
【0035】
【表1】 実施例2(本発明による) ジベンゾイルパーオキサイドの代わりにt−ブチル−パ
ーオキシ−2−エチルヘキサノエートを使用して、実施
例1を繰り返した。約250μmの平均粒子サイズの9
55gのビーズポリマーを得た。
【0036】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナー・シユトリユフアー ドイツ51375レーフエルクーゼン・ハンス −ザクス−シユトラーセ4 (72)発明者 ロバート・ブラツドワース ドイツ51061ケルン・ボルフスカウル5 (72)発明者 ホルガー・リユトイエンス ドイツ51065ケルン・リプニカーシユトラ ーセ12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)96.5から99.0重量パーセ
    ントのフリーラジカル重合が可能な、分子当たり1個の
    C=C二重結合を有するモノマー、(b)0.8重量パ
    ーセント以上2.5重量パーセント以下のフリーラジカ
    ル重合が可能な、分子当たり2個またはそれ以上の二重
    結合を有する架橋剤、及び(c)重合開始剤として、
    0.2から1.0重量パーセントの少なくとも一つの脂
    肪族パーオキシエステル(パーセンテージは、(a)か
    ら(c)の成分の合計を基準とする)の混合物を懸濁重
    合することからなる架橋球状ポリマーを製造する方法。
  2. 【請求項2】 脂肪族パーオキシエステルが式I、II、
    またはIII 【化1】 (こゝでR1は、2から20個の炭素原子を有するアル
    キル基または20個迄の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル基を示し、R2は、4から12個の炭素原子を有する
    分岐アルキル基を示し、Lは、2から20個の炭素原子
    を有するアルキレン基または20個迄の炭素原子を有す
    るシクロアルキレン基を示す)に対応する請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 成分(a)、(b)、及び(c)の混合
    物がマイクロカプセル化されている請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 2.5から7.5の膨潤インデックス
    (トルエン中で測定)及び1重量パーセント以下の可溶
    部分含量(テトラヒドロフランでの抽出により測定)を
    有する架橋ポリマー。
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