JP2000140653A - 単分散ゼラチン状アニオン交換体の製造方法 - Google Patents

単分散ゼラチン状アニオン交換体の製造方法

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JP2000140653A JP11316831A JP31683199A JP2000140653A JP 2000140653 A JP2000140653 A JP 2000140653A JP 11316831 A JP11316831 A JP 11316831A JP 31683199 A JP31683199 A JP 31683199A JP 2000140653 A JP2000140653 A JP 2000140653A
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オラフ・ハレ
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Alfred Mitschker
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リユデイガー・ザイデル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高安定性及び高純度の単分散ゼラチン状アニ
オン交換体の製造方法。 【解決手段】 本発明は、2.5から7.5の膨潤イン
デックスと1重量%以下の非揮発性の可溶成分含量を有
するシードポリマーから出発する高安定性及び高純度の
単分散ゼラチン状アニオン交換体の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術の属する技術分野】本発明は、高安定性及び高純
度の単分散のゼラチン状アニオン交換体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】多くの応用において、極めて均一な粒子
サイズのイオン交換体(以下、「単分散」と呼ぶ)は、単
分散のイオン交換体からなるイオン交換体床の好ましい
水力学的性質によって経済的な利点をもたらすので、最
近、その重要性を増している。単分散のイオン交換体
は、単分散のビーズポリマーに官能基を導入することに
より得られる。
【0003】単分散のビーズポリマーを製造する可能性
の一つは、単分散ポリマー(「シード」)をモノマー中
で膨潤させ、次に重合させる、いわゆるシード/フィー
ド法に在る。シード/フィード法は、例えばEP-A-0 098
130及びEP-A-0 101 943に記述されている。
【0004】シード/フィード法において使用されるシ
ードポリマーは、シード/フィード法において添加され
た大量のモノマーを吸収できるように高い膨潤インデッ
クスを有しなければならない。膨潤インデックス(SI)
は、非膨潤ポリマーの体積に対する膨潤ポリマーの体積
の比率である。膨潤インデックスは、既知の方法で、架
橋剤の含量によりコントロールされる。低い架橋剤の含
量は、結果として高膨潤インデックスをもたらし、逆も
成り立つ。このように、0.8から2.0重量%にジビ
ニルベンゼンで架橋されたスチレンポリマーは、トルエ
ン中で8から2.5の膨潤インデックスを有する。しか
しながら、低架橋度のシードポリマーは、かなり高含量
の未架橋の可溶ポリマーを含む。このような比率のシー
ドポリマー中の未架橋の可溶ポリマーは、多くの点で望
ましくない。
【0005】1.添加モノマーによりポリマー成分がシ
ードから溶出し、粒子をお互いに粘着させることによっ
て、膨潤シードの重合が乱される。
【0006】2.ポリマー成分がシードから溶出し、官
能基の導入に使用した反応溶液中に蓄積することによっ
て、アニオン交換体を製造するための官能基の導入が更
に困難になる。
【0007】3.アニオン交換体が含有する可溶ポリマ
ーの量が増加し、結果として、イオン交換体の望ましく
ない浸出が起こる。
【0008】公知のアニオン交換体の更なる問題は、機
械的及び浸透圧的安定性が必ずしも適切とは限らないこ
とである。このように、アニオン交換体のビーズは、ス
ルホン後の希釈時に、発生する機械的及び浸透圧的な力
により崩壊されることがある。アニオン交換体のすべて
の用途に対して、ビーズ形状の交換体は、使用時その性
質を維持しなければならず、部分的まして全体的に分解
したり、細片に破壊されてはならない。使用時、細片及
びビーズポリマーの破片は、処理溶液に入り、汚染す
る。更に、損傷を受けたビーズポリマーの存在は、それ
自体、カラム法で使用されるイオン交換体の機能には不
利である。破片は結果として、カラム系における圧力損
失の増加をもたらし、処理される液のカラム処理量を減
少させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高安
定性及び高純度の単分散ゼラチン状アニオン交換体を提
供することである。本発明の目的として、純度という語
は、アニオン交換体が浸出しないという意味を意図して
いる。浸出は、イオン交換体により処理された水の電導
度の増加から明白になる。
【0010】
【課題を解決するための手段】膨潤性が高く、可溶ポリ
マー成分の含量が低いポリマーを用いたシード/フィー
ド法により、高安定性及び高純度の単分散ゼラチン状(g
elatinous)アニオン交換体が得られることが見出され
た。
【0011】本発明は、a)連続した水相中にシードポ
リマーの懸濁液を形成し、 b)シードポリマーをビニルモノマー、架橋剤及びフリ
ーラジカル開始剤からなるモノマー混合物中で膨潤さ
せ、 c)シードポリマ中のモノマー混合物を重合させ、 d)得られるコポリマーをクロルメチル化と、それに続
いてのアミノ化により官能基を導入するプロセスステッ
プからなる高安定性及び高純度の単分散ゼラチン状アニ
オン交換体の製造方法に関し、シードポリマーが2.5
から7.5の膨潤インデックス(トルエン中で測定)と
1重量%以下の非揮発性の、可溶成分の含量(テトラヒ
ドロフランによる抽出により測定)を有する、架橋され
たポリマーであることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の特段の実施の形態とし
て、使用されるシードポリマーは、 i)96.5から99.0重量%のモノマー、 ii)0.8から2.5重量%の架橋剤、及び iii)重合開始剤として0.2から1.0重量%の脂肪
属パーオキシエステルから製造される架橋ポリマーであ
る。
【0013】シードポリマーを製造するためのモノマー
(i)は、1分子当り1個のフリーラジカル重合性のC
=C二重結合を含有する化合物である。このタイプの好
ましい化合物には、例えば、ビニルナフタレン、ビニル
トルエン、エチルスチレン、α−メチルスチレン、クロ
ロスチレン等のベンゼン及びナフタレンのビニル及びビ
ニリデン誘導体等、好ましくはスチレンの芳香族のモノ
マー及び例えば、アクリル酸、メタアクリル酸、C1
8アルキルアクリレート、C1−C8アルキルメタアク
リレート、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、
アクリルアミド、メタアクリルアミド、ビニルクロライ
ド、ビニリデンクロライド及びビニルアセテート等の非
芳香族ビニル及びビニリデン化合物、及びこれらのモノ
マーの混合物が含まれる。好ましくは、非芳香族モノマ
ーは、2番目の量で、芳香族モノマー基準で、好ましく
は0.1から50重量%、特に0.5から20重量%の
量で使用される。しかしながら、多くの場合、もっぱら
芳香族モノマーが使用される。
【0014】好適な架橋剤ii)は、1分子当り2個以
上、好ましくは2から4個のフリーラジカル重合性二重
結合を含有する化合物である。挙げられる例は、ジビニ
ルベンゼン、ジビニルトルエン、トリビニルベンゼン、
ジビニルナフタレン、トリビニルナフタレン、ジエチレ
ングリコールジビニルエーテル、1,7−オクタジエ
ン、1,5−ヘキサジエン、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、アリ
ルメタクリレート及びメチレン−N,N’−ビスアクリ
ルアミドである。ジビニルベンゼンが好ましい架橋剤で
ある。多数の用途に対しては、ジビニルベンゼンの異性
体の他にエチルジビニルベンゼンも含有する市販グレー
ドのジビニルベンゼンが適当である。
【0015】シードポリマーを製造するための脂肪属パ
ーオキシエステルは、式I、IIまたはIII
【0016】
【化2】 の通りである。式中、R1は、2から20個の炭素原子
を有するアルキル基または20個迄の炭素原子を有する
シクロアルキル基であり、R2は、4から12個の炭素
原子を有する分岐アルキル基であり、Lは、2から20
個の炭素原子を有するアルキレン基または20個迄の炭
素原子を有するシクロアルキレン基である。
【0017】好ましい式Iの脂肪属パーオキシエステル
は、例えばt−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチ
ルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシピ
バレート、t−ブチルパーオキシオクタノエート、t−
ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブ
チルパーオキシネオデカノエート、t−アミルパーオキ
シネオデカノエート、t−アミルパーオキシピバレー
ト、t−アミルパーオキシオクタノエート、t−アミル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート及びt−アミル
パーオキシネオデカノエートである。
【0018】好ましい式IIの脂肪属パーオキシエステ
ルは、例えば2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパ
ーオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、2,5−ジピ
バロイル2,5−ジメチルヘキサン及び2,5−ビス
(2−ネオデカノイルパーオキシ)−2,5−ジメチル
ヘキサンである。
【0019】好ましい式IIIの脂肪属パーオキシエス
テルは、例えばジt−ブチルパーオキシアゼラエート及
びジt−アミルパーオキシアゼラエートである。
【0020】勿論、上述の重合開始剤の混合物を使用す
ることも可能である。
【0021】本発明の更なる特段の実施の形態として、
シードポリマーがマイクロカプセル化される。ここで、
シードポリマーを製造するために成分(モノマー
(i)、架橋剤(ii)及び重合開始剤としての脂肪属パ
ーオキシエステル)をマイクロカプセル化し、マイクロ
カプセル化された粒子を硬化して、シードポリマーを得
るのが特に有利である。
【0022】マイクロカプセル化に対して、好適な材料
は、この目的に公知のものであり、特に、ポリエステ
ル、天然及び合成ポリアミド、ポリウレタン及びポリ尿
素である。特に好適な天然ポリアミドは、ゼラチンであ
る。これは、特にコアセルベート及び複合コアセルベー
トとして使用される。本発明の目的として、「ゼラチン
含有複合コアセルベート」という語は、特にゼラチンと
合成高分子電解質の組み合わせを意味するものと受取ら
れる。好適な合成高分子電解質は、例えばマレイン酸、
アクリル酸、メタアクリル酸、アクリルアミド及びメタ
アクリルアミドの単位を含有するコポリマーである。ゼ
ラチン含有カプセルは、例えばホルムアルデヒドまたは
グルタルアルデヒド等の慣用の硬化剤を用いて硬化され
る。モノマー滴を例えばゼラチン、ゼラチン含有コアセ
ルベート及びゼラチン含有複合コアセルベートによりカ
プセル化することは、EP-A-0 046 535に記
述されている。合成ポリマーによるカプセル化の方法
は、それ自体公知である。極めて好適な方法の例は、モ
ノマー滴に溶解された反応性成分(例えば、イソシアネ
ートまたは酸クロライド)を水相に溶解された第2の反
応性成分(例えば、アミン)と反応させる相界面縮合で
ある。ゼラチン含有複合コアセルベートによるマイクロ
カプセル化が好ましい。
【0023】モノマー(i)、架橋剤(ii)及び脂肪属
パーオキシエステル(iii)のマイクロカプセル化され
た滴を重合(硬化)させて、シードポリマーを得ること
は、水性懸濁液で行われ、水相に溶解された禁止剤を使
用することが有利である。好適な禁止剤は、有機及び無
機物質の双方である。無機禁止剤の例は、ヒドロキシル
アミン、ヒドラジン、亜硝酸ナトリウム及び亜硝酸カリ
ウム等の窒素化合物である。有機禁止剤の例は、ハイド
ロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、レゾル
シノール、ピロカテコール、t−ブチルピロカテコー
ル、及びフェノールとアルデヒドの縮合生成物等のフェ
ノール性化合物である。更なる有機禁止剤は、例えばジ
エチルヒドロキシルアミン及びイソプロピルヒドロキシ
ルアミン等の窒素含有化合物である。レゾルシノールが
禁止剤として好ましい。禁止剤の濃度は、水相基準で、
5から1000ppm、好ましくは10から500pp
m、特に好ましくは20から250ppmである。
【0024】シードポリマーは、重合後、水性懸濁液か
ら単離され、好ましくは0.5重量%以下の含水量迄乾
燥される。
【0025】シードポリマーの粒子サイズは、5から5
00μm、好ましくは20から400μm、特に好まし
くは100から300μmである。粒子サイズの分布曲
線の形状は、所望のアニオン交換体のそれに対応しなけ
ればならない。従って、狭分散あるいは単分散のイオン
交換体を製造するためには、狭分散あるいは単分散のシ
ードポリマーが使用される。
【0026】乾燥されたシードポリマーは、ポリマーと
水の間の比が2:1と1:20、好ましくは1:2と
1:10の間である水相に懸濁される。助剤、例えば界
面活性剤または保護コロイドの使用は必要ない。懸濁
は、低ないし中のせん断力を用いて、通常の攪拌機によ
って行われる。
【0027】モノマー(a)、架橋剤(aa)及びフリ
ーラジカル開始剤(aaa)の混合物(「フィード」)
が懸濁されたシードポリマーに添加される。
【0028】好適なモノマー(a)は、既に上述したモ
ノマー(i)であり、すなわちスチレン、ビニルトルエ
ン、エチルスチレン、アルファ−メチルスチレン、クロ
ロスチレン、アクリル酸、メタアクリル酸、アクリレー
ト、メタアクリレート、アクリロニトリル、メタアクリ
ロニトリル、アクリルアミド、メタアクリルアミド、及
びこれらのモノマーの混合物である。好ましいのは、ス
チレンである。
【0029】挙げられる架橋剤(aa)は、ジビニルベ
ンゼン、ジビニルトルエン、トリビニルベンゼン、ジビ
ニルナフタレン、トリビニルナフタレン、ジエチレング
リコールジビニルエーテル、1,7−オクタジエン、
1,5−ヘキサジエン、エチレングリコールジメタクリ
レート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、アリルメタ
クリレート及びメチレン−N,N’−ビスアクリルアミ
ドである。ジビニルベンゼンが好ましい。多数の用途に
対しては、ジビニルベンゼンの異性体の他にエチルジビ
ニルベンゼンも含有する市販のグレードのジビニルベン
ゼンが適当である。
【0030】モノマー混合物中の架橋剤の含量は、1か
ら20重量%、好ましくは4から12重量%である。
【0031】本発明の方法に好適な重合開始剤(aa
a)の例は、ジベンゾイルパーオキサイド、ジラウリル
パーオキサイド、ビス(p−クロロベンゾイルパーオキ
サイド)、ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、t−ブチルパーオクタノエート、2,5−ビス(2
−エチルヘキサノイルパーオキシ)−2,5−ジメチル
ヘキサン及びt−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ン等のパーオキシ化合物、2,2’−アゾビス(イソブ
チロニトリル)及び2,2’−アゾビス(2−メチルイ
ソブチロニトリル)等の更なるアゾ化合物である。フリ
ーラジカル開始剤は、一般に、モノマー(a)及び架橋
剤(aa)の混合物基準で、0.05から2.5重量
%、好ましくは0.2から1.5重量%の量で使用され
る。
【0032】シ−ドポリマーと添加混合物の間の比(シ
ード/フィード比)は、一般に1:0.5から1:2
0、好ましくは1:0.75から1:10、特に好まし
くは1:1から1:5である。添加混合物は、シードポ
リマー中に膨潤、浸透される。シードにより吸収される
最大フィード比は、シードの架橋剤の含量に極めて依存
する。シードポリマーの粒子サイズが決まると、得られ
るコポリマーまたはイオン交換体の粒子サイズは、シー
ド/フィード比により設定される。
【0033】膨潤したシードポリマーを重合させて、シ
ードポリマーを得るのは、一つ以上の保護コロイドの存
在下、また所望ならばバッファー系の存在下で行われ
る。好適な保護コロイドは、例えばゼラチン、でん粉、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸、ポリメタアクリル酸及び(メタ)アクリル酸
と(メタ)アクリレートのコポリマー等の天然及び合成
の水溶性ポリマーである。また、極めて好適なのは、セ
ルロース誘導体、特に、カルボキシメチルセルロース及
びヒドロキシエチルセルロース等のセルロースエステル
及びセルロースエーテルである。セルロース誘導体が保
護コロイドとして好ましい。保護コロイドの使用量は、
一般に、水相基準で0.05から1重量%、好ましくは
0.1から0.5重量%である。
【0034】重合は、バッファー系の存在下で行われ
る。好ましいのは、重合開始時の水相のpH値を14と
6、好ましくは13と9の間に設定するバッファー系で
ある。これらの条件下で、カルボキシル基を含有する保
護コロイドは、完全に、あるいは部分的に塩の形で存在
する。このようにすれば、保護コロイドの作用は好影響
を受ける。特に好適なバッファー系は、ホスフェートま
たはボレート塩を含有する。
【0035】膨潤シードの重合における有機相と水相の
間の比は、1:1から1:20、好ましくは1:1.5
から1:10である。
【0036】膨潤シードポリマーの重合時の温度は、使
用する開始剤(aaa)の分解温度に依存する。それ
は、一般に50と150℃の間、好ましくは55と13
0℃の間、特に好ましくは60から100℃である。重
合は1から数時間要する。重合を低い温度、例えば60
℃で開始し、重合転化率の増加と共に反応温度を上げる
温度プログラムを使用すると、うまくいくことが判っ
た。このようにして、例えば、信頼できる反応経路と高
重合転化率という要請が充分に満足される。
【0037】重合後、コポリマーは、慣用の方法、例え
ば濾過またはデカンテーションにより単離され、所望な
らば1回以上の洗浄後、乾燥され、所望ならば篩にかけ
られる。
【0038】コポリマーのアニオン交換体への変換は、
クロロメチル化とそれに続くアミノ化により行われる。
【0039】クロロメチル化は、好ましくはクロロメチ
ルメチルエーテルを用いて行われる。クロロメチルメチ
ルエーテルは、2次の成分として、例えばメチラール及
びメタノールを含有する未精製の形で使用される。クロ
ロメチルメチルエーテルは、過剰に使用され、反応物と
してだけでなく溶剤及び膨潤剤として機能する。それゆ
え、追加の溶剤を使用することは、一般に必要ない。ク
ロロメチル化反応は、ルイス酸の添加により触媒され
る。好適な触媒は、例えば塩化鉄(III)、塩化亜鉛、
塩化すず(IV)及び塩化アルミニウムである。反応温度
は、40から80℃の範囲である。非加圧の手順とし
て、50から60℃の温度範囲が特に有利である。反応
時、塩酸、メタノール、メチラール、ホルムアルデヒ
ド、ある場合にはクロロメチルメチルエーテル等の揮発
性成分は、蒸発により除去される。残存のクロロメチル
メチルエーテルを除去し、クロロメチル化物を精製する
ために、生成物は、メチラール、メタノールで、及び最
後に水で洗浄される。本発明の方法においては、過剰の
クロロメチルメチルエーテル中には僅かなポリマー成分
しか存在しないことが判明した。コポリマーから溶出し
たポリマー成分は、過剰のクロロメチルメチルエーテル
の再循環及び再使用を困難にするので、望ましくない。
【0040】弱塩基性アニオン交換体を製造するため
に、クロロメチル化コポリマーは、アンモニア、メチル
アミンまたはエチルアミン等の1級アミン、またはジメ
チルアミン等の2級アミンと反応される。
【0041】3級アミンと反応させると、強塩基性アニ
オン交換体が得られる。好適な3級アミンは、トリメチ
ルアミン、ジメチルアミノエタノール、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン及びトリブチルアミンである。
【0042】クロロメチル化コポリマーの反応を完結さ
せるためには、クロロメチル化物の1モルの塩素を基準
として、少なくとも1モルのアミンが必要である。特に
好ましいのは、1モルの塩素当り1.1から1.3モル
のアミンである。
【0043】アミノ化反応は水の存在下で行われる。こ
こで、水は種々の役割をする。アニオン交換体が形成さ
れるための攪拌媒体、反応媒体、アミンの溶媒及び膨潤
剤としてである。アミノ化時、樹脂は、水を連続的に吸
収し、膨潤する。それゆえに、最小量の水はバッチの攪
拌を継続するのに必要である。水に対して特段の上限は
存在しない。しかしながら、極めて大量の水は、希釈の
結果、空間−時間収量が減少するので、不利である。1
モルのクロロメチル化コポリマー当り、少なくとも1.
5グラム、好ましくは2から4グラムの水を使用するべ
きである。
【0044】反応混合物は、アルコール等の2次的な量
の溶剤を含む。このように、メタノールで湿されたクロ
ロメチル化コポリマーを使用することは、何ら問題を引
き起こさない。しかしながら、有機溶剤を添加しないの
が好ましい。
【0045】本発明の更なる特段の実施の形態として、
アミノ化反応は、水に溶解された無機塩の存在下で行わ
れる。好適な塩は、ナトリウム及びカリウム等のアルカ
リ金属、マグネシウム及びカルシウム等のアルカリ土類
金属の水溶性のハロゲン化物、炭酸塩及び硫酸塩であ
る。好ましいのは、塩化ナトリウムである。
【0046】無機塩は、水の全量基準で、5重量%以下
の量で使用される。水の全量基準で、1から4.5重量
%、特に好ましくは1.5から4重量%の無機塩を使用
することが好ましい。水の全量は、添加された水の合計
及びアミン水溶液で導入された水の量により与えられ
る。
【0047】アミノ化を行う温度は、室温と160℃の
間の範囲である。好ましくは、70℃と120℃の間、
特に70℃と110℃の間の範囲の温度が使用される。
【0048】アミノ化後、得られるアニオン交換体は、
水で洗浄され、引き続き、20から120℃、好ましく
は50から90℃の温度で希薄塩酸(1から10%濃
度)により処理される。生成物は、例えば放置・沈降に
よりまたは濾過により単離され、更に精製するために、
水で洗浄される。
【0049】勿論、クロライドイオンを別の対イオンで
置換する公知の方法により、本発明のアニオン交換体を
他の形に変換することも可能である。
【0050】本発明の方法により得られるアニオン交換
体は、特段の高安定性と高純度により特徴付けられる。
長期の使用と多数回の再生の後でも、この交換体は、イ
オン交換体ビーズに何ら欠陥をもたらさず、交換体の浸
出の顕著な減少を示さない。
【0051】
【実施例】分析法 シードポリマーの非揮発性の可溶部含量 可溶部含量を定量するために、5から7gのシードポリ
マーを抽出筒の中に秤り込み、ソックスレー装置(浴
温:140℃)中で800mlのトルエンで一夜抽出し
た。抽出物をブラックーリボン(black−ribb
on)フィルターを付けた吸引濾過器で濾過した。ロー
タリーエバポレーターで約1ml迄蒸発させた。次に、
300mlのメタノールを添加し、混合物を減圧下ロー
タリーエバポレーターで恒量迄乾燥した。各試料をダブ
ルチェックにかけた。
【0052】シードポリマーの膨潤 シードポリマーの膨潤をトルエン中で調べた。このため
に、10mlの篩かけされた乾燥ビーズポリマーを10
0mlのメスシリンダーに秤り込んだ。メスシリンダー
を膨潤剤で100ml迄満たし、10から20時間放置
した。この間、これを頻繁に振盪し、生成する空気泡を
すべて逃がすようにした。膨潤床の容積を読み取り、V
1とした。膨潤床の容積V1と非膨潤ビーズ床の容積V0
の比率を膨潤比(SI)と定義する。
【0053】製造後の完全なビーズの数 100個のビーズを顕微鏡下で観察した。クラックのあ
るビーズまたは破砕を示すビーズの数を測定した。完全
なビーズ数を損傷を受けたビーズの数と100の差で与
える。
【0054】膨潤安定性試験 25mlのクロライド形のアニオン交換体を、頂部と底
部に0.3mmのメッシュ幅の篩を挿入した、540m
mの長さと19mmの直径を持つポリカーボネートプラ
スチックカラムに入れた。樹脂を、500mlの脱イオ
ン水で5分間下部から洗浄した。次に、樹脂を、500
mlの4重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液、500
mlの脱イオン水、500mlの6重量%濃度の塩酸及
び500mlの脱イオン水で次々と処理した。水酸化ナ
トリウム水溶液と塩酸を、それぞれ10分間で頂部から
樹脂に流し、脱イオン水を、それぞれの場合5分間で下
から樹脂にポンプで注入した。処理は、コントロールユ
ニットにより時間サイクルで行われた。一つの作業サイ
クルは1時間かかった。20作業サイクルを行った。作
業サイクルが終わった後、樹脂試料の100個のビーズ
を計数した。クラックまたは破砕により損傷を受けてい
ない完全なビーズの数を測定した。
【0055】実施例1(比較例1) DE 19 634 393の実施例2によりコポリマ
ーを作製した。これをDE 19 634 393の実
施例9によりクロロメチル化した。過剰のメタノールを
用いて、1000gのポリマー当り約20gのオリゴマ
ーを反応混合物の濾液から沈殿させた。DE 19 6
34 393の実施例10に述べられた方法でトリエチ
ルアミンを用いてアミノ化することにより、クロロメチ
ル化コポリマーを強塩基性アニオン交換体に変換した。
【0056】
【表1】 実施例2(本発明による) a)シードポリマーの製造 1960mlの脱イオン水を4lのガラス反応器に入れ
た。1.0重量%のジビニルベンゼン、0.6重量%の
エチルスチレン(63重量%のジビニルベンゼンを含有
するジビニルベンゼンとエチルスチレンの市販の混合
物)、0.5重量%のt−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート及び97.9重量%のスチレンの63
0gのマイクロカプセル化された混合物をこれに添加し
た。ここで、マイクロカプセルは、ゼラチンとアクリル
アミド−アクリル酸コポリマーをホルムアルデヒドで硬
化した複合コアセルベートからなるものであった。平均
粒子サイズは、231μmであった。2.4gのゼラチ
ン、4gのリン酸水素ナトリウム12水塩及び80ml
の脱イオン水中の100mgのレゾルシノールの溶液を
この混合物に添加し、これをゆっくりと攪拌し、攪拌し
ながら75℃で10時間重合させた。次に、温度を95
℃迄上げて、重合を完結させた。バッチを32μmの篩
を通して洗浄、乾燥し、平滑な表面を有する605gの
球状のマイクロカプセル化ポリマーを得た。ポリマーは
光学的に透明な外観であった。平均粒子サイズは220
μmであった。シードポリマーは、4.7の体積膨潤イ
ンデックスと0.45%の可溶部を有していた。
【0057】b)コポリマーの製造 416.9gの(a)のシードポリマーと1100gの
脱イオン水、3.6gのホウ酸及び1gの水酸化ナトリ
ウムの水溶液を4lのガラス反応器に入れ、攪拌速度を
220rpm(1分間当りの回転数)に設定した。30
分間にわたって、713.4gのスチレン、56gのジ
ビニルベンゼン、14gのエチルスチレン(80.0重
量%のジビニルベンゼンを含有するジビニルベンゼンと
エチルスチレンの市販の混合物として一緒に使用)及び
6.3gのジベンゾイルパーオキサイド(75重量%、
水で湿した)の混合物をフィードとして添加した。混合
物を室温で60分間攪拌し、その間ガス空間を窒素で掃
気した。次に、120gの脱イオン水中の2.4gのメ
チルヒドロキシエチルセルロースの溶液を添加した。次
に、バッチを63℃迄加熱し、この温度で11時間放置
し、引き続き95℃で2時間加熱した。冷却後、バッチ
を40μmの篩を通して脱イオン水で充分に洗浄し、乾
燥キャビネット中80℃で18時間乾燥して、370μ
mの粒子サイズを有する1150gの球状コポリマーを
得た。
【0058】c)コポリマーのクロロメチル化 1600gのモノクロロジメチルエーテル、165gの
メチラール及び5gの塩化鉄(III)の混合物を3lの
スルホン化フラスコに入れ、次に、300gのb)のコ
ポリマーを添加した。この混合物を室温で30分間放置
し、3時間かけて還流温度(55から59℃)迄加熱し
た。混合物を還流下、更に1.75時間攪拌した。反応
時間中、約275gの塩酸及び低沸点の成分を追い出し
た。次に、暗褐色の懸濁液を濾過し、得られた生成物を
メチラールとメタノールの混合物、引き続きメタノー
ル、次に脱イオン水で強く洗浄し、680gの水で湿っ
たクロロメチル化ビーズポリマーを得た。塩素含量:1
8.8%。過剰のメタノールを用いて、1000gのポ
リマー当り約8から10gのオリゴマーを反応混合物の
濾液から沈殿させた。100mlの濾過で湿った(fi
lter−moist)クロロメチル化物は、65.9
gの重さがあり、12.45gの塩素を含有し、0.3
51モルに相当した。
【0059】d)強塩基性アニオン交換体の製造 803mlの脱イオン水をオートクレーブに入れた。そ
れに、19.4gの塩化ナトリウムを溶解した。430
mlの濾過(水)で湿ったクロロメチル化ビーズポリマ
ー(18.8重量%の塩素含量を有する283.4gの
乾燥クロロメチル化ビーズポリマーに相当)と276.
6gの40.4重量%の濃度のトリメチルアミン溶液を
添加した。懸濁液を1.5時間かけて70℃迄加熱し、
70℃で更に2時間攪拌し、1時間かけて80℃迄加熱
し、80℃で更に2時間攪拌した。混合物を室温迄冷却
した後、母液を吸引濾過で濾別し、800mlの脱イオ
ン水を樹脂に添加し、混合物を室温で30分間攪拌し
た。水を分別し、2000mlの3重量%濃度の塩酸で
置換した。懸濁液を70℃で4時間攪拌した。混合物を
冷却した後、液を分別し、樹脂を水中に移し、カラム
中、床容積の6倍の脱イオン水で下部から溶離し、12
08mlのクロライド形のアニオン交換体のビーズを得
た。
【0060】
【表2】 製造直後及び膨潤安定性試験の後のいずれにも、比較例
よりも完全なビーズが存在した。
【0061】実施例3(本発明による) d)強塩基性アニオン交換体の製造 1013mlの脱イオン水をオートクレーブに入れた。
それに、40.5gの塩化ナトリウムを溶解した。45
0mlの実施例2c)の濾過(水)で湿ったクロロメチ
ル化ビーズポリマー(18.8重量%の塩素含量を有す
る296.6gの乾燥クロロメチル化ビーズポリマーに
相当)と176gのジメチルアミノエタノールを添加し
た。懸濁液を3時間かけて110℃迄加熱し、110℃
で更に3時間攪拌した。混合物を室温迄冷却した後、母
液を吸引濾過で濾別し、800mlの脱イオン水を樹脂
に添加し、混合物を室温で30分間攪拌した。水を分別
し、1254mlの3重量%濃度の塩酸で置換した。懸
濁液を70℃で4時間攪拌した。混合物を冷却した後、
液を分別し、樹脂を水中に移し、カラム中、床容積の6
倍の脱イオン水で下部から溶離し、1240mlのクロ
ライド形のアニオン交換体のビーズを得た。
【0062】
【表3】 製造直後及び膨潤安定性試験の後のいずれにも、比較例
よりも完全なビーズが存在した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインホルト・クリツパー ドイツ50933ケルン・ガイレンキルヒヤー シユトラーセ29 (72)発明者 ゲオルク・マルテイン ドイツ40764ランゲンフエルト・フオンガ レンシユトラーセ2 (72)発明者 オラフ・ハレ ドイツ51061ケルン・ボルフスカウル4 (72)発明者 ベルナー・シユトリユフアー ドイツ51375レーフエルクーゼン・ハンス −ザクス−シユトラーセ4 (72)発明者 アルフレート・ミチユカー ドイツ51519オーデンタール・アムガルテ ンフエルト50 (72)発明者 リユデイガー・ザイデル ドイツ51375レーフエルクーゼン・ローア ベルクシユトラーセ16アー (72)発明者 ロター・フアイステル ドイツ04509デリツチユ・ミユンツエ11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)連続した水相中にシードポリマーの
    懸濁液を形成し、 b)シードポリマーをビニルモノマー、架橋剤及びフリ
    ーラジカル開始剤からなるモノマー混合物中で膨潤さ
    せ、 c)シードポリマ中のモノマー混合物を重合させ、 d)得られるコポリマーをクロルメチル化と、それに続
    いてのアミノ化により官能基を導入することによる高安
    定性及び高純度の単分散ゼラチン状アニオン交換体の製
    造方法であって、シードポリマーが2.5から7.5の
    膨潤インデックスと1重量%以下の非揮発性の可溶成分
    含量を有する架橋ポリマーであることを特徴とするアニ
    オン交換体の製造方法。
  2. 【請求項2】 シードポリマーが i)96.5から99.0重量%のモノマー、 ii)0.8から2.5重量%の架橋剤、及び iii)重合開始剤として0.2から1.0重量%の脂肪
    属パーオキシエステルから製造される架橋ポリマーであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の単分散ゼラチン状
    アニオン交換体の製造方法。
  3. 【請求項3】 脂肪属パーオキシエステルが式I、II
    またはIII 【化1】 (式中、R1は、2から20個の炭素原子を有するアル
    キル基または20個迄の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル基であり、R2は、4から12個の炭素原子を有する
    分岐アルキル基であり、Lは、2から20個の炭素原子
    を有するアルキレン基または20個迄の炭素原子を有す
    るシクロアルキレン基である)の通りであることを特徴
    とする請求項2に記載の単分散ゼラチン状アニオン交換
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 シードポリマーがマイクロカプセル化さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の単分散ゼラ
    チン状アニオン交換体の製造方法。
  5. 【請求項5】 アミノ化が水の全量を基準にして5重量
    %以下の無機塩の存在下で行われることを特徴とする請
    求項1に記載の製造方法。
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