JPH04501578A - 非常に低い塩素含量を有するアニオン交換樹脂の製造方法 - Google Patents

非常に低い塩素含量を有するアニオン交換樹脂の製造方法

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JPH04501578A JP50958988A JP50958988A JPH04501578A JP H04501578 A JPH04501578 A JP H04501578A JP 50958988 A JP50958988 A JP 50958988A JP 50958988 A JP50958988 A JP 50958988A JP H04501578 A JPH04501578 A JP H04501578A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 非常に低い塩素含量を有するアニオン交換樹脂の製造方法本発明は、イオン交換 樹脂、とくに非常に低い塩素含量を有するアニオン交換樹脂に関する。
アニオン交換樹脂は、金属、ことに第1鉄金属と接触する流れを精製するために 、多数の水処理用途において使用される。不都合なことには、このような樹脂は 塩素を塩素イオンおよび有機塩化物の形態でを含有し、この形態は処理された流 体の中に滲出して前記金属を腐食させることがある。
処理されて水酸化物の形態に転化された、通常の塩化物の形態の強いアニオン交 換樹脂は、転化直後および引き続く貯蔵の間に活性塩素イオン(active  1onic chloride)の増加を示す傾向があるであろう。ここで使用 する活性塩素イオンは、樹脂から滲出されうるイオンの形態の塩化物であり、強 く結合しそして樹脂の破壊のときにのみ通常解放されうる共有原子価の塩素と区 別される。
活性塩素イオンの増加の源は、樹脂の不完全な官能化から生ずるポリマーのネッ トワーク中の未反応の塩素部位であるか、あるいは樹脂の水酸化物の形態への転 化のときに、その後共有原子価の形態からイオンの形態の転化される、不活性の コポリマーのメトキンの中に導入された塩素であると、考えられる。さらに、水 酸化物の形態のイオン交換樹脂の官能基は分子内の塩素の移動を引き起こすこと ができると信じられる。
樹脂を(1)塩素イオンに近いか、それに等しいか、あるいは塩素イオンを越え る選択の優越性を樹脂が有するイオンを含有する溶液; (2)樹脂が低い〜高 い選択性を有するイオンを含有する高度に濃い溶液:および(3)樹脂が高い親 和性を有する錯塩を含有する流体と接触するとき、塩素イオンは樹脂から変位す ることができる。さらに、高い塩素イオン含量を有する樹脂は、高い温度、圧力 などの条件下に、比較的純粋な溶媒または溶媒混合物に塩素イオンを失うことが できる。
不都合なことには、先行技術の方法により通常の形態のアニオン交換樹脂を水酸 化物の形態に転化するとき、「活性」塩素イオンを完全に除去するという目標は 達成されなかった。典型的な低い塩素イオン含量のアニオン交換樹脂は、合計の 交換可能なイオンに基づいて、約2〜約10当量%の塩素イオンを含有する。こ のような樹脂は、水酸化物の形態の官能性の容量が明瞭に制限される。
より最近、米国特許第4,025.467号に記載されているように、0、 5 %より少ない活性塩素イオンを含有する強塩基のアニオン交換樹脂を製造する方 法が開示された。このような方法は、塩素イオン以外のソルボリシスの変位を包 含する。このような方法は、樹脂を水性媒質中で厳しい塩基性の条件下にかつ比 較的高い温度において処理することを包含する。このような厳しい処理は望まし くない。なぜなら、このような処理は時間を消費し、非経済的であり、そしてよ り破壊しやすくそして所望より低い交換容量を有するイオン交換樹脂を与えるか らである。
行技術の欠陥にかんがみて、塩素イオン含量が非常に低く、望ましくない厳しい 条件の不存在下に製造することができるイオン交換樹脂を製造する方法を提供す ることは高度に望ましいであろう。
1つの面において、本発明は、樹脂の活性部位に基づいて0.5当量%より少な い全塩素イオン(total chloride)を含有する強塩基のアニオン 交換樹脂を製造する方法であり、前記方法はハロアルキル化された架橋したポリ マーのビーズを準備し、前記ハロアルキル化された架橋したポリマーのビーズを 第3アミンで官能化し、そして官能化された架橋したポリマーのビーズを低分子 量の第1アミンまたは第2アミンでさらに官能化し、そして官能化された架橋し たポリマーのビーズを、約60℃より低い温度において、塩素イオン(chlo ride 1on)で交換可能な少なくとも1種のイオン性因子(tonica gent)と接触させることからなる。
他の面において、本発明は活性塩素イオン(active chl。
ride)を本質的に含まないアニオン交換樹脂である。例えば、前記アニオン 交換樹脂は本発明の方法に従い製造することができる。
本発明の樹脂は、精製された水の流れが望ましい、多数の水処理用途において有 用である。樹脂は低いレベルの有機塩化物および無機塩化物の両者を有する。
コポリマーの粒子の製造において有用なモノマーは、有利には、懸濁重合可能な エチレン系不飽和モノマーである。このような懸濁重合可能な七ツマ−はこの分 野においてよく知られており、そして例示の目的で参考文献は次の通りであるコ ポリマー・ブロセシズ(PolymerProcesses) 、カルビン(C a lv i n) E、シルドクネヒト(Schi 1dknecht)編、 1956年発行、インターサイエンス・パブリッシャーズ・インコーホレーテッ ド(Intersc’1ence Publishers、Inc、)、=ニー ヨーク、第111章、「懸濁重合(Polymerization in 5u spension)J 、E、トoンニスドッフ(Trommsdof f)お よびC1E、シルドクネヒト(Schildknecht)著、pp、69−1 09゜シルドクネヒト(Schi 1dknecht)のpp、78−81の表 IIに、本発明の実施において使用することができる種々のモノマーが列挙され ている。本発明の実施において有用な、適当なモノエチレン系不飽和モノマーお よびポリエチレン系不飽和モノマーは、また、米国特許第4,419.245号 に開示されている。このような懸濁重合可能なモノマーのうちで、ここにおいて とくに興味あるものは次の通りである:水不溶性モノマー、例えば、モノビニリ デン芳香族、例えば、スチレン、ビニルナフチリデン、アルキル置換スチレン( とくにモノアルキル置換スチレン、例えば、ビニルトルエンおよびエチルビニル ベンゼン)、ポリビニリデン芳香族、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルトル エン、ジビニルキシレン、ジビニルナフタレン、トリビニルベンゼン、ジビニル ジフェニルエーテルなど:α、β−エチレン系不飽和カルボン酸、と(にアクリ ル酸またはメチルアミンのエステル、例えば、メチルメタクリレート、エチルア クリレート、種々のアルキレンジアクリレートおよびアルキレンジメタクリレー ト、および前記モノマーの1または2以上の混合物。前記モノマーのうちで、好 ましくは次のものを使用する:モノビニリデン芳香族、とくにスチレンまたはス チレンとモノアルキル置換スチレンとの混合物;ポリビニリデン芳香族、と(に ジビニルベンゼン:α、β−エチレン系不飽和カルボン酸、と(にメチルメタク リレートまたはメチルメタクリレートを含有する混合物、とくにスチレンおよび ジビニルベンゼンまたはスチレン、ジビニルベンゼンおよびメチルメタクリレー トの混合物。
好ましくは、ここにおいて有用な開始剤はエチレン系不飽和モノマーの重合にお いて遊離基発生剤として有用な普通の化学的開始剤である。
このような代表例は次の通りである:化学的開始剤、例えば、アゾ化合物、例え ば、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオクトエート、t−ブチルパーベンゾエ ートおよびイソプロピルバーカーボネートなど。いくつかの触媒は、米国特許第 4.192.921号、米国特許第4,246.386号および米国特許第4, 283.499号。開始剤はモノマー混合物中でモノマーの成分の共重合を引き 起こすために十分な量で使用する。このような量は、一般に、使用する開始剤の タイプ、およびここで使用するモノマー混合物中のモノマーのタイプおよび比率 を包含する種々の因子に依存して変化するであろう。一般に、開始剤は、モノマ ー混合物の合計重量に基づいて、0.02〜1、好ましくは0.05〜0.5重 量%の量で使用する。
モノマーは有利には、撹拌しながら、適当な懸濁媒質、例えば、水または他の水 性流体の中に懸濁する。ここにおいて有用な懸濁剤は、水性液状中の滴の分散の 維持を促進する物質である。一般に、モノおよびポリエチレン系不飽和モノマー の懸濁重合において従来普通に使用されてきている懸濁剤は有利に使用される。
このような懸濁剤の代表例は、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ケイ酸マグネ シウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセ ルロースなどである。他の適当な懸濁剤は、米国特許第4.419.245号に 開示されている。
ここにおいて有利に使用される懸濁媒質(すなわち、水性相)の量は、懸濁剤の タイプおよび量、モノマーの量に依存して変化するであろうが、一般に、懸濁媒 質は、モノマー/懸濁媒質の混合物の重量に基づいて、30〜70、好ましくは 40〜60重量%の量で使用される。
本発明のコポリマーのビーズは、有利には、架橋した、遊離基含有マトリックス (以後、「遊離基マトリックス」)を形成し、そして前記遊離基マトリックスを 少なくとも1種のモノマーからなるモノマー供給物と接触させることによって調 製され、ここで遊離基がポリマーのビーズを形成する前記モノマーの重合を触媒 するような条件を使用する。前記重合は懸濁重合として実施し、ここでポリマー のマトリックスおよび重合すべきモノマーを適当な懸濁媒質の中に懸濁し、この 媒質は一般に懸濁安定剤を含有する水溶液である。
調製された遊離基マトリックスを適当な懸濁媒質の中に懸濁する。一般に、前記 懸濁媒質は、接触すべき遊離基マトリックスおよび七ツマ−の両者が不溶性であ る液体である。前記懸濁媒質は、典型的には、領1〜1.5重量%の懸濁安定剤 を含有する水溶液である。さらに、懸濁液は適当には重合禁止剤、分散剤、およ びエチレン系不飽和モノマーの懸濁重合において有利に使用されることが知られ ている他の物質を含有することができる。
ここにおいて有用である、相分離性有機液体は、好ましくは、モノマーのための 溶媒であるが、コポリマーのための溶媒ではない。相分離有機液体は、モノマー (それが溶媒である)、コポリマー(それが溶媒ではない)、または懸濁媒質と 反応しないということにおいて、不活性である。一般に、約60℃より高い沸点 を有する有機液体を使用する。適当な相分離有機液体は、芳香族炭化水素および 脂肪族炭化水素を包含する。例はイソオクタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン 、キシレンなど、ならびに米国特許第3,716.482号に開示されている非 ハロゲン化「非溶媒」を包含する。使用される相分離有機液体の量は、変化する ことができ、そして最初の懸濁混合物の中に使用する有機液体およびモノマーの 重量に基づいて、10〜60%の範囲であることができる。
懸濁液を、少なくとも1種のエチレン系不飽和モノマー(および好ましくは架橋 性モノマー)からなるモノマーの供給物と、遊離基マトリックスが供給された前 記モノマーの重合を触媒するような条件下に接触させる。このような技術は、米 国特許第4.419.245号および米国特許第4,564.64−4号中に教 示されている。最も好ましくは、前述の米国特許第4.564.644号中に教 示されている技術を使用してコポリマー粒子を製造することが望ましい。モノマ ー供給物は好ましくは懸濁液に連続的に添加する。一般に、モノマー供給物の中 に使用するモノマー供給物の量は変化することができるが、使用するモノマーの 合計重量に基づいて、一般に約80%より少ない。モノマー供給物はある時間に かけて添加し、この時間は変化するが、好ましくは1〜10時間である。
重合条件は、モノマーの重合が本質的に完結するまで、続ける。反応は反応混合 物の温度を上げることによって終わらせることができる。コポリマーのビーズが 多孔質である場合、ビーズは有機相分離液体をビーズから除去するような条件に 暴露する。これは蒸留のような方法を使用して達成することができる。コポリマ ーのビーズは普通の技術を使用して分離することができる。
本発明のコポリマーの粒子またはビーズの大きさは、変化することができ、そし て有利には50〜2000ミクロン(μ)、好ましくは200〜1200μであ る。ビーズの大きさのコントロールは、撹拌速度、懸濁剤、およびモノマーの使 用量をコントロールするか、あるいは遊離基マトリックスの初期の大きさおよび モノマー供給物の量により達成することができる。
本発明のポリマーのビーズは、米国特許第4.444,961号に開示されてい るバッチまたは懸濁重合技術を使用して製造することができる。
コポリマーの加工またはビーズは、モノおよびポリエチレン系不飽和モノマーの 架橋した付加ポリマーをこのような樹脂に転化する、この分野においてよく知ら れている技術を使用して、アニオンビーズに転化される。このような架橋したポ リスチレンビーズから強いおよび弱い塩基の樹脂を製造するとき、ビーズを有利 にはハロアルキル化し、好ましくはハロメチル化し、最も好ましくはクロロメチ ル化し、引き続いてイオン活性交換基をハロアルキル化されたコポリマーに取り 付ける。架橋した付加コポリマーをハロアルキル化する方法およびこのような方 法に関係するハロアルキル化剤は、また、この分野においてよく知られている。
本発明の目的のために、次の参考文献を参照することができる:米国特許第2, 642,417号、米国特許第2,960,480号、米国特許第2,597. 492号、米国特許第2.597,493号、米国特許第3,311.602号 、米国特許第2,616,817号および米国特許第4,025,467号およ びイオン交換(Ion Exchang e ) 、F、 ヘルツエルリッチ( Helfferich)著、1962年発行、マクグロー−ヒル・ブック・カン パニー(McGraw−H41] Book Company) 、ニーニーヨ ーク。典型的には、ハロアルキル化反応は、架橋した付加コポリマーをハロアル キル化剤、好ましくはブロモメチルメチルエーテル、クロロメチルメチルエーテ ルまたはホルムアルデヒドおよび塩酸の混合物、最も好ましくはクロロメチルメ チルエーテルで膨潤させ、次いでコポリマーおよびハロアルキル化剤をフリーデ ル−クラフッ触媒、例えば、塩化亜鉛、鉄塩化物またはアルミニウム塩化物の存 在下に反応させることから成る。このようなハロアルキル化コポリマーは、樹脂 中の活性部位のための基礎を提供する。
一般に、イオン交換ビーズは、ハロアルキル化されたビーズから、前記ビーズを ハロアルキル基のハロゲンを置換することができかつ、反応のとき、活性なイオ ン交換基を形成する化合物と接触させることによって調製される。すなわち、架 橋したポリマーのビーズは官能化される。
このような化合物およびそれらからイオン交換樹脂を製造する方法は、この分野 においてよく知られており、そして米国特許第2. 632. 000号、米国 特許第2,616,877号、米国特許第2. 642. 417号、米国特許 第2,632,001号、米国特許第2. 992.544号およびF、ヘルツ エルリッチ(Helfferich)、5upraはそれらの例示である。強い 塩基のイオン交換樹脂は、第3アミン、例えば、トリメチルアミン、トリエチル アミン、トリブチルアミン、ジメチルイソプロパツールアミン、エチルメチルプ ロピルアミンまたはジメチルアミノアルコールなどのアミン化剤である。
第3アミンを使用するアミン化は、一般に、ハロアルキル化されたポリマーのビ ーズおよび少なくとも化学量論的量のアミン化剤(すなわち、アミン)の混合物 を、炭素原子およびポリマーの芳香族核に結合したハロゲン原子をアミン化剤で 置換するために十分な温度に加熱することからなる。この反応は、好ましくは、 ハロアルキル化されたポリマーのビーズがアミンの溶媒である液体中で膨潤し、 懸濁し、そして撹拌されているとき、アミンを添加することによって実施する。
反応媒質、例えば、水、エタノール、メタノール、塩化メチレン、エチレンジク ロライド、ジメトキシメチレン、またはそれらの組み合わせは適当である。好ま しくは、水は使用する懸濁媒質である。この混合物を室温において、または好ま しくは高温において反応させ、次いで第4アンモニウム基を含有する樹脂から液 体を除去する。コポリマーのビーズが膨潤した状態であり、こうしてアニオン交 換部位が全体のビーズの中に均一に分散するようにして、アミン化を実施する。
強塩基のアニオン交換樹脂は、さらに、アミン化されたビーズをより小さい分子 大きさの第1アミンまたは第2アミンと接触させることによってアミン化するこ とができ、ここでより大きい第3アミン分子によりアミン化されなかったハロア ルキル化部位をアミン化するような条件を使用する。
第2アミン化工程のために適当なアミンは、ジメチルアミン、メチルアミン、お よびエチレンアミン、および他の同様な低分子量のアミン、例えば、メチルエチ ルアミンを包含する。適当なアミンは好ましくは約50より小さい分子量をもつ 。第1メチルアミンは最も好ましいアミンである。第1アミンまたは第2アミン の使用量は、樹脂の1モル当たり領 8モル〜4.0モルである。好ましくは、 アミンは樹脂の1モル当たり1.5モル〜4モルの範囲で使用する。反応の実施 範囲は、特定の樹脂が耐えることができる温度および圧力の条件に従って変化す るであろう。反応は20℃〜70℃、好ましくは25°C〜50℃の温度におい て実施することができる。圧力は5〜10psigであることができる。
アミン化の適当な方法はこの分野においてよく知られており、そしてこのような ハロアルキル化されたビーズからイオン交換樹脂を製造する方法に関して前に引 用した米国特許はこのようなケイ酸マグネシウムの例示である。
水酸化物の形態の低い塩素イオン含量の樹脂は、最も望ましくは2つの順次の工 程からなる方法を使用することによって、官能化されたハロアルキル化コポリマ ーの粒子を水酸化物の形態に転化することによって製造される。2つの工程は、 望ましくは、塩素イオンと水酸イオンとの間の選択性の差のために要求される。
特定のアニオンのだめの過剰の強い塩基の基の選択性は、多少、使用する特定の 強い塩基の基、樹脂、マトリックスなどの因子に依存する。しかしながら、ライ −トン(Weaton)およびバウマン(Bauman) 、インダストリアル ・エンジニアリング・ケミストリー(Inclustrial Enginee ring Chemistry)、Vol、43、p、1088 (1951) は、次の一般目的のアニオン交換樹脂の選択性の序列を同定する:サリシレート 〉イオダイド〉フェネート〉ビサルフエート〉ナイトライド〉プロミド〉シアニ ド〉ビサルファイト〉ナイトレート〉クロライド〉ビカーボネート〉ジハイドロ ジェンホスフエート〉ホルメート〉アセテート〉アミノアセテート〉ヒドロキシ ド〉フルオライド。さらに、イオン交換樹脂は、一般に、最高の原子価を有し、 最小の水和等価体積を有し、より大きい極性化能力をもち、固定されたイオン性 基およびマトリックスとより強く相互作用し、そして共アニオンとの錯塩の形成 に参加することが最も少ない、反対イオンを好む傾向がある。最も好ましくは、 この序列の第1工程は樹脂を炭酸塩、重炭酸塩またはそれらの混合物と接触させ ることを包含する。第2工程は樹脂を水酸化物の溶液と接触させることからなる 。あるいは、水酸化物のみを使用する1工程の方法は使用することができる。
炭酸塩、重炭酸塩またはそれらの混合物の量は、典型的には、樹脂の1床体積当 たり20〜50、好ましくは30〜40床体積の範囲である。
炭酸塩の量はO〜100、好ましくは70〜85当量%の範囲であり、そして重 炭酸塩の量は0〜100、好ましくは15〜30当量%の範囲であることができ る。最も望ましくは、炭酸塩、重炭酸塩またはそれらの混合物は水性形態で水中 の溶液として使用する。典型的には、このような混合物は水中の5〜10重量% の量で使用する。炭酸塩の使用量は水中の0〜30重量%範囲であることができ るが、重炭酸塩の量は水中の0〜13重量%の範囲であることができる。
水酸化物の使用量は、1工程の水酸化物の処理の方法を使用するとき、樹脂の1 床体積当たり50〜70床体積の範囲で使用する。炭酸塩および/または重炭酸 塩を使用する好ましい2工程の処理を使用するとき、樹脂の1床体積当たり5〜 10床体積の水酸化物を使用することができる。水酸化物の量は水溶液として使 用し、これは変化することができるが、好ましくは水中の10〜20%の溶液と して使用する。
この方法を実施する温度は、約60℃以下、より好ましくは50℃以下で変化す ることができ、最も好ましくはほぼ室温である。
樹脂を水酸化物の形態に転化するために有効な因子または溶液の流速は、1イン チのカラムを通して3〜5ガロン/分/平方フィートで変化することができる。
本発明の方法は、合計の交換部位に基づいて、約95当量%より多い第4アンモ ニウム交換基からなる、アニオン交換樹脂を提供する。樹脂は、また、約110 0ppより少ない有機塩化物、より好ましくは80ppmより少ない有機塩化物 を含有する。
水酸化物の形態の樹脂中の活性塩素イオンのレベルは、その製造に使用する塩化 物の形態の樹脂中の有機塩化物のレベルに直接関係すると信じられる。前述した ように、未反応の有機塩化物は、樹脂を水酸化物の形態に転化するとき、イオン の形態に転化されることがある。
次の実施例は本発明を例示することを意図し、そしてその範囲をいかなる方法お いても限定することを意図しない。すべての部および百分率は、特記しない限り 、有機相および水相の重量に基づ(重量による。
実施例1 温度コントローラーによりコントロールされる、ジャケット付き圧力反応器に、 1系列の実験において、種々の前以て選択した量の水中の40%のメチルアミン 溶液ならびに200m1の強塩基のアニオン交換樹脂[ザ・ダウ・ケミカル・カ ンパニー(The Dow Chemi ca I Company)によりド ウウエックス(DOWEXll)Iとして商業的に販売されている〕を添加する 。各実験において、反応器を密閉し、そして5〜10psigにおいて50℃に 加熱する。20時間後、内容物をハロアルキル化で酸性化し、次いで脱イオン水 で洗浄する。洗浄は勘合ディスクを有するガラスカラム中で実施する。底の勘合 ディスクを通して水を入れ、樹脂を通して流し、次いで出す。この洗浄は流出液 のpHが中性となるまで実施する。250m1の0.5Nの硝酸ナトリウム溶液 を4〜5ml/分の流速で使用して、樹脂をその硝酸塩の形態に転化する。次い で、前以て秤量した試料を輻射線で活性化し、そして残る有機塩化物をニュート ロン活性化分析により計数する。試料についてのデータを表■に表す。
表 I 水性メチ 推定した塩素 試料 樹脂 ルアミン H2C反応時間 有機塩化物 イオンの当量(mI)  (mI) (ml) (時間) (ppm) %C−1*200 − −− 3 .000 約3.661200250 0 22 58 約0.072 200  45 100 24 75 約0.093 200 90 60L1124  48 約0.064 200 90 60 24 44 約0.05(1) 試 料は48m1のH2C,12m1の50%のNaOH溶液を包含する。
本 本発明の試料ではない、第1アミンまたは第2アミンで官能化されていない ドウウェソクス(DOWEX”)I樹脂。
データが示すように、第2アミン化にかけなかった普通の樹脂と比較して、処理 した樹脂の中に存在する有機塩化物の量は少ない。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハロアルキル化されたビニルアクルまたはビニル芳香族モノマーの架橋した ポリマーのビーズを、実質的な量の第1アミンまたは第2アミンを含有しない第 3アミンで官能化し、官能化された架橋したポリマーのビーズを低分子量の第1 アミンまたは第2アミンでさらに官能化し、そして官能化された架橋したポリマ ーのビーズを塩素イオンで交換可能な少なくとも1種のイオン性因子と接触させ ることからなる、樹脂の活性部位に基づいて0.5当量%より少ない活性塩素イ オンを含有する強塩基のアニオン交換樹脂を製造する方法。 2、架橋したコポリマーのビーズをクロロメチル化する請求の範囲第4項記載の 方法。 3、第1アミンまたは第2アミンが50より小さい分子量を示し、そしてジメチ ルアミン、メチルアミンまたはエチレンアミンである請求の範囲第4項記載の方 法。 4、第1アミンまたは第2アミンによる官能化を50℃〜25℃の温度において 実施する請求の範囲第1項記載の方法。 5、第1アミンまたは第2アミンを0.8〜4.0モルのアミン/モルの樹脂の 量で使用する請求の範囲第3項記載の方法。 6、第3アミンがトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジ メチルイソプロパノールアミン、エチルメチルプロピルアミンまたはジメチルア ミノアルコールである請求の範囲第2項記載の方法。 7、イオン性因子と塩素イオンとの交換が、樹脂を炭酸塩、重炭酸塩またはそれ らの混合物と接触させ、次いで樹脂を水酸化物溶液と接触させることからなる請 求の範囲第1項記載の方法。 8、イオン性因子と塩素イオンとの交換が、樹脂を水酸化物溶液と接触させるこ とからなる請求の範囲第1項記載の方法。 9、得られる強塩基のアニオン交換樹脂が約100ppmより少ない有機共有原 子価の塩素を含有する請求の範囲第1項記載の方法。 10、請求の範囲第1項記載の方法により製造された樹脂の活性部位に基いて0 .5当量より少ない活性塩素イオンを含有する強塩基のアニオン交換樹脂。
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