JPH1082540A - 換気扇 - Google Patents

換気扇

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JPH1082540A
JPH1082540A JP23507296A JP23507296A JPH1082540A JP H1082540 A JPH1082540 A JP H1082540A JP 23507296 A JP23507296 A JP 23507296A JP 23507296 A JP23507296 A JP 23507296A JP H1082540 A JPH1082540 A JP H1082540A
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裕二 月足
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反り,スライド時のぶれ等に影響されること
なく、スライド部材を円滑にスライドさせること。 【解決手段】 固定板18には第1のローラを介してス
ライド板部23が装着されており、第1のローラの回転
に伴いスライド板部23がスライドすると、蓋体22が
スライド板部23と一体的にスライドし、吸気口14a
が開閉される。この構成の場合、スライド板部23に第
2のローラ25が装着されており、スライド板部23が
反ったり,スライド時にぶれたりすると、第2のローラ
25が固定板18に先当りする。このため、スライド板
部23が固定板18等に接触することが防止されるの
で、スライド板部23が第2のローラ25の転動を伴っ
て円滑にスライドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体の移動に伴い
吸気口を開閉する構成の換気扇に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図13および図14
は、上記換気扇の従来構成を示すものである。まず、図
13において、本体枠1内には固定部材2が配設され、
蓋体3にはスライド部材4が形成されている。そして、
スライド部材4の長孔4a内には、図14に示すよう
に、固定部材2のローラ2aが挿着されており、スライ
ド部材4がローラ2aの回転に伴いスライドすると、ス
ライド部材4と一体的に蓋体3がスライドし、本体枠1
の吸気口1aが開閉される。
【0003】しかしながら、上記従来構成では、スライ
ド部材4が反ったり、スライド時にぶれたりすると、ス
ライド部材4が固定部材2に接触したり、ローラ2aの
鍔部2bやワッシャ2cに接触することがあるので、ス
ライド部材4が円滑にスライドしなくなる虞れがあっ
た。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、反り,スライド時のぶれ等に影響さ
れることなく、スライド部材を円滑にスライドさせるこ
とができる換気扇を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の換気扇
は、吸気口を有する本体枠と、この本体枠内に配設され
第1のローラが装着された固定部材と、この固定部材に
第1のローラを介してスライド可能に装着されたスライ
ド部材と、このスライド部材に設けられスライド部材と
一体的にスライドすることに伴い前記吸気口を開閉する
蓋体と、前記スライド部材に装着されスライド部材の端
面から前記固定部材側へ突出する第2のローラとを備え
たところに特徴を有する。
【0006】上記手段によれば、スライド部材の反りや
ぶれに伴い第2のローラを固定部材に先当たりさせた
り、第2のローラを予め固定部材に当接させておくこと
に基づき、スライド部材を位置規制できる。このため、
スライド部材が固定部材等に接触することが防止され、
第2のローラの転動に伴い円滑にスライドするようにな
る。
【0007】請求項2記載の換気扇は、吸気口を有する
本体枠と、この本体枠内に配設され第1のローラが装着
された第1の固定部材と、この第1の固定部材に第1の
ローラを介してスライド可能に装着されたスライド部材
と、このスライド部材に設けられスライド部材と一体的
にスライドすることに伴い前記吸気口を開閉する蓋体
と、前記スライド部材に装着された第2のローラと、前
記本体枠内に配設され前記第2のローラを挟んで前記第
1の固定部材と対向する第2の固定部材とを備え、前記
第2のローラが、前記スライド部材の端面から前記第2
の固定部材側へ突出しているところに特徴を有する。
【0008】上記手段によれば、スライド部材の反りや
ぶれに伴い第2のローラを第2の固定部材に先当たりさ
せたり、第2のローラを予め第2の固定部材に当接させ
ておくことに基づき、スライド部材を位置規制できる。
このため、スライド部材が第2の固定部材等に接触する
ことが防止され、第2のローラの転動に伴い円滑にスラ
イドするようになる。
【0009】請求項3記載の換気扇は、吸気口を有する
本体枠と、この本体枠内に配設され第1のローラが装着
された第1の固定部材と、この第1の固定部材に第1の
ローラを介してスライド可能に装着されたスライド部材
と、このスライド部材に設けられスライド部材と一体的
にスライドすることに伴い前記吸気口を開閉する蓋体
と、前記スライド部材に装着された第2のローラと、前
記本体枠内に配設され前記第2のローラを挟んで前記第
1の固定部材と対向する第2の固定部材とを備え、前記
第2のローラが、前記スライド部材の両端面から前記第
1の固定部材および前記第2の固定部材側へ突出し、前
記第1の固定部材および前記第2の固定部材に、前記第
2のローラの当接部分に位置して突条部が設けられてい
るところに特徴を有する。
【0010】上記手段によれば、スライド部材の反りや
ぶれに伴い第2のローラを第1あるいは第2の固定部材
に先当たりさせたり、第2のローラを予め第1および第
2の固定部材の少なくとも一方に当接させておくことに
基づき、スライド部材を位置規制できる。このため、ス
ライド部材が第1および第2の固定部材等に接触するこ
とが防止され、第2のローラの転動に伴い円滑にスライ
ドするようになる。しかも、第2のローラが突条部に沿
って転動するので、第2のローラの回転抵抗が低減され
る。このため、第2のローラの回転抵抗がスライド部材
のスライド性能に悪影響を与えることが防止される。
【0011】請求項4記載の換気扇は、スライド部材に
軸が一体形成され、第2のローラが、前記軸の外周面に
挿入されているところに特徴を有する。上記手段によれ
ば、スライド部材に軸が一体形成されているので、軸の
寸法精度,第2のローラの取付精度が向上する。しか
も、スライド部材に軸を別途装着する必要がなくなるの
で、第2のローラの取付作業性も向上する。
【0012】請求項5記載の換気扇は、スライド部材の
上端部に、側方へ突出する板部が一体形成され、この板
部に、第2のローラを軸に挿入するための開口部が形成
されているところに特徴を有する。上記手段によれば、
スライド部材に板部が形成されているので、スライド部
材の剛性が向上する。しかも、板部の開口部を通して軸
に第2のローラを挿入できるので、板部が第2のローラ
の取付作業性に悪影響を与えることもない。
【0013】請求項6記載の換気扇は、スライド部材の
開口部の縁部に第2のローラの抜け方向に対しラップす
るラップ部が設けられているところに特徴を有する。上
記手段によれば、スライド部材のラップ部が第2のロー
ラの抜け方向に対しラップしているため、抜止部材を別
途追加することなく第2のローラが抜止めされるので、
構成が簡素化される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4に基づいて説明する。まず、図1において、
室壁11には貫通孔11aが形成されており、この貫通
孔11a内には本体枠12が装着されている。この本体
枠12は、外箱13に化粧枠14を取着してなるもので
あり、外箱13には、室内側に位置して開口部13aが
形成され、室外側に位置して排気口13bが形成されて
いる。そして、化粧枠14には吸気口14aが形成され
ており、外箱13内は、開口部13aおよび吸気口14
aを通して室内に通じている。
【0015】外箱13内にはアーム15が回動可能に配
設されている。このアーム15は紙面奥方に延びるもの
であり、アーム15の上端部には押圧部15aが形成さ
れている。また、外箱13内には巻上げモータ16が配
設されている。そして、巻上げモータ16とアーム15
の下端部との間は、コントロールワイヤ17を介して連
結されており、巻上げモータ16が作動すると、コント
ロールワイヤ17が矢印A方向へ引張られ、アーム15
が軸15bを中心に矢印B方向へ回動する。
【0016】化粧枠14の両端部には、断面コ字状をな
す合成樹脂製の固定板18が取付けられている(図2参
照)。これら各固定板18は固定部材および第1の固定
部材に相当するものであり、各固定板18の端部には、
図3に示すように、ボス部18aが形成されている。そ
して、これら各ボス部18aにはワッシャ19および第
1のローラ20が挿入されており、各組のワッシャ19
および第1のローラ20は、ボス部18aにねじ21を
締込むことに伴い抜止めされている。
【0017】図2の蓋体22は合成樹脂により形成され
たものであり、蓋体22の両端部には、スライド部材に
相当するスライド板部23が一体形成されている。これ
ら各スライド板部23は長孔23aを有するものであ
り、これら各長孔23a内には、図3に示すように、第
1のローラ20が挿入されている。
【0018】各スライド板部23と固定板18との間に
は復帰ばね(図示せず)が掛渡されている。これら各復
帰ばねは引張コイルばねからなるものであり、巻上げモ
ータ16の運転停止状態では、図1において、スライド
板部23を矢印A方向へ引張ることに伴い、蓋体22を
化粧枠14に当接させ、吸気口14aを閉塞している。
また、巻上げモータ16が作動すると、アーム15が矢
印B方向へ回動し、アーム15の押圧部15aがスライ
ド板部23の端部を押圧する。すると、各第1のローラ
20が回転し、二点鎖線で示すように、蓋体22が両復
帰ばねのばね力に抗して矢印C方向へ移動する。これに
より、本体枠12の吸気口14aが開放される。
【0019】各スライド板部23には、図4に示すよう
に、長孔23aの側方に位置して矩形状をなす開口部2
3bが形成されている。また、各スライド板部23には
軸挿入孔23c,23cが形成され、これら軸挿入孔2
3c内には軸24が挿着されている。そして、これら各
軸24には、図3に示すように、第2のローラ25が回
転可能に装着されており、これら各第2のローラー25
は、スライド板部23の両端面から突出し、固定板18
に対して所定間隔を存して対向している。
【0020】外箱13内には、図1に示すように、モー
ター支持板26が配設されており、このモーター支持板
26にはファンモータ27aが取付けられ、ファンモー
タ27aの回転軸にはファン27bが取付けられてい
る。そして、外箱13内にはベルマウス28が配設され
ており、蓋体22の開放状態でファンモータ27aが作
動すると、吸気口14aからベルマウス28を通して外
箱13内に空気が吸引され、排気口13bを通して室外
へ排出される。
【0021】次に上記構成の作用について説明する。換
気運転の停止状態では、巻上げモータ16およびファン
モータ27aが断電されている。従って、蓋体22が両
復帰ばねのばね力により矢印A方向へ引張られ、化粧枠
14に当接することに伴い、吸気口14aを閉塞してい
る。
【0022】この状態で運転スイッチ(図示せず)がオ
ンされると、巻上げモータ16に電源が供給され、コン
トロールワイヤ17が矢印A方向へ引張られることに伴
い、アーム15が矢印B方向へ回動する。すると、アー
ム15の押圧部15aがスライド板部23を押圧するの
で、各第1のローラ20が回転することに伴い、スライ
ド板部23が両復帰ばねのばね力に抗して矢印C方向へ
移動し、吸気口14aが開放される。これと共に、ファ
ンモータ27aに電源が供給され、吸気口14aを通し
て換気運転が行われる。
【0023】また、運転スイッチがオフされると、ファ
ンモータ27aが断電され、ファン27bが回転停止す
る。これと共に、巻上げモータ16が断電されるので、
各スライド板部23が復帰ばねのばね力により矢印A方
向へ引張られる。すると、第1のローラ20が回転する
ことに伴い、各スライド板部23が矢印A方向へ移動
し、蓋体22が化粧枠14に当接することに伴い吸気口
14aを閉塞する。
【0024】上記実施例によれば、スライド板部23が
反ったり、スライド時にぶれたりすると、第2のローラ
25が固定板18に先当たりし、スライド板部23を位
置規制する。このため、スライド板部23が第1のロー
ラ20の鍔部20a(図3参照),ワッシャ19,固定
板18等に接触することが防止され、第2のローラ25
の転動に伴い円滑にスライドするようになるので、吸気
口14aの開閉が円滑化される。
【0025】しかも、第2のローラ25と固定板18と
の間にギャップを形成し、常時は、第2のローラ25と
固定板18とを非接触状態にした。このため、第2のロ
ーラ25を固定板18に予め接触させておく場合とは異
なり、第2のローラ25の回転抵抗がスライド板部23
のスライド性能に悪影響を及すことが防止される。
【0026】次に本発明の第2実施例を図5に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各スライド板部23には、上方
へ開口する切欠部23dが形成されている。そして、各
スライド板部23には、切欠部23d内に位置して軸2
3eが一体形成されており、これら各軸23eには第2
のローラ25が挿入されている。
【0027】上記実施例によれば、スライド板部23に
軸23eを一体形成したので、軸23eの寸法精度,第
2のローラ25の取付精度が向上する。しかも、スライ
ド板部23に軸を別途装着する必要がなくなるので、第
2のローラ25の取付作業性も向上する。
【0028】次に本発明の第3実施例を図6および図7
に基づいて説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材
については同一の符号を付して説明を省略し、以下、異
なる部材についてのみ説明を行う。各スライド板部23
の上端部には、板部に相当するリブ23fが一体形成さ
れており、各スライド板部23はL字状をなしている。
また、各リブ23fには、切欠部23dの上方に位置し
て切欠部23gが形成されている。これら各切欠部23
gは開口部に相当するものであり、各第2のローラ25
は、切欠部23gを通して軸23eに挿入されている。
【0029】上記実施例によれば、スライド板部23に
リブ23fを形成し、スライド板部23をL字状にした
ので、スライド板部23の剛性が向上する。しかも、ス
ライド板部23に切欠部23gを形成した。このため、
切欠部23gを通して軸23eに第2のローラ25を挿
入できるので、リブ23fが第2のローラ25の取付作
業性に悪影響を与えることが防止される。
【0030】次に本発明の第4実施例を図8に基づいて
説明する。尚、上記第3実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各スライド板部23のリブ23
fには、切欠部23g内に位置してラップ部23hが一
体形成されており、これら各ラップ部23hは、第2の
ローラ25にラップしている。
【0031】上記実施例によれば、スライド板部23に
ラップ部23hを形成した。このため、抜止部材を別途
追加することなく、第2のローラ25が抜止めされるの
で、構成が簡素化される。
【0032】次に本発明の第5実施例を図9に基づいて
説明する。尚、上記第4実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各スライド板部23のラップ部
23hには、テーパー部23iが形成されている。
【0033】上記実施例によれば、ラップ部23hの下
端部を逃げるようにして、軸23eに第2のローラ25
を挿入することができるので、第2のローラ25の取付
作業性が一層向上する。
【0034】尚、上記第1〜第5実施例においては、固
定板18と第2のローラ25との間に隙間を設け、反り
やぶれの発生に伴い、第2のローラ25を固定板18に
当接させたが、これに限定されるものではなく、例えば
予め両者を接触させておく構成としても良い。この構成
の場合、第2のローラ25がスライド板部23を位置規
制し、スライド板部23の反り,スライド時のぶれを防
止する。このため、スライド板部23が固定板18等に
接触することが防止され、第2のローラ25の転動に伴
い円滑にスライドするようになる。
【0035】また、上記第1〜第5実施例においては、
第2のローラ25を固定板18に直接当接させたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、固定板18に突
条部を設け、この突条部に第2のローラ25を当接させ
ても良い。この構成の場合、スライド板部23のスライ
ドに伴い第2のローラ25が突条部に沿って転動するの
で、第2のローラ25の回転抵抗が低減され、スライド
板部23のスライド性能生に悪影響を及すことが防止さ
れる。
【0036】次に本発明の第6実施例を図10ないし図
12に基づいて説明する。尚、上記第3実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部材についてのみ説明を行う。各固定板18
には2本のリブ18aが一体形成されている。これら各
リブ18aは突条部に相当するものであり、第2のロー
ラ25に対して所定間隔を存して対向している。
【0037】各固定板18にはコ字状の押え板29が取
付けられている。これら各押え板29は第2の固定部材
に相当するものであり、鋼板により形成されている。そ
して、各押え板29には、突条部に相当するビード29
aが一体形成されており、各ビード29aは、第2のロ
ーラ25に対して所定間隔を存して対向している。
【0038】上記実施例によれば、スライド板部23が
反ったり、スライド時にぶれたりすると、第2のローラ
25が固定板18のリブ18a,18aあるいは押え板
29のビード29aに先当たりし、スライド板部23を
位置規制する。このため、スライド板部23が第2のロ
ーラ25の転動に伴い円滑にスライドするので、吸気口
14aの開閉が円滑化される。
【0039】しかも、第2のローラ25がリブ18aあ
るいはビード29aに沿って転動するので、第2のロー
ラ25を固定板18あるいは押え板29に直接当接させ
る場合に比べ、第2のローラ25の回転抵抗が低減され
る。このため、第2のローラ25の回転抵抗がスライド
板部23のスライド性能に悪影響を及すことが防止され
る。
【0040】さらに、第2のローラ25と固定板18と
の間,第2のローラ25と押え板29との間にギャップ
を形成し、常時は、第2のローラ25および固定板18
間,第2のローラ25および押え板29間を非接触状態
にした。このため、この点からも、第2のローラ25の
回転抵抗がスライド板部23のスライド性能に悪影響を
及すことが防止される。
【0041】尚、上記第6実施例においては、固定板1
8と第2のローラ25との間,押え板29と第2のロー
ラ25との間に隙間を設けたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、下記(1)〜(3)の構成としても
良い。これら各構成の場合でも、スライド板部23が固
定板18,押え板29等に接触することが防止され、第
2のローラ25の転動に伴い円滑にスライドするように
なる。
【0042】(1)固定板18と第2のローラ25との
間,押え板29と第2のローラ25との間の双方を予め
接触させておく。 (2)固定板18と第2のローラ25との間のみを予め
接触させておき、スライド板部23が押え板29側へ反
ったり、ぶれたりしたときには、第2のローラ25を押
え板29に先当りさせる。 (3)押え板29と第2のローラ25との間のみを予め
接触させておき、スライド板部23が固定板18側へ反
ったり、ぶれたりしたときには、第2のローラ25を固
定板18に先当りさせる。
【0043】また、上記第6実施例においては、第2の
ローラ25をスライド板部23の両端面から突出させた
が、これに限定されるものではなく、例えば、押え板2
9側のみに突出させ、第2のローラ25と押え板29と
の間に隙間を形成したり、あるいは、両者を予め接触さ
せておく構成としても良い。この構成の場合、スライド
板部23が押え板29に対して位置規制され、スライド
板部23が第2のローラ25の転動に伴い円滑にスライ
ドするようになる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の換気扇は次の効果を奏する。請求項1記載の手段によ
れば、スライド部材に第2のローラを装着し、第2のロ
ーラをスライド部材の端面から固定部材側へ突出させ
た。このため、スライド部材を位置規制できるので、ス
ライド部材が固定部材等に接触することが防止され、第
2のローラの転動に伴い円滑にスライドするようにな
る。
【0045】請求項2記載の手段によれば、スライド部
材に第2のローラを装着し、第2のローラをスライド部
材の端面から第2の固定部材側へ突出させた。このた
め、スライド部材を位置規制できるので、スライド部材
が第2の固定部材等に接触することが防止され、第2の
ローラの転動に伴い円滑にスライドするようになる。
【0046】請求項3記載の手段によれば、スライド部
材に第2のローラを装着し、第2のローラをスライド部
材の両端面から第1の固定部材側および第2の固定部材
側へ突出させた。このため、スライド部材を位置規制で
きるので、スライド部材が第1の固定部材および第2の
固定部材等に接触することが防止され、第2のローラの
転動に伴い円滑にスライドするようになる。しかも、第
2のローラを突条部に沿って転動させたので、第2のロ
ーラの回転抵抗が低減され、スライド部材のスライド性
能に悪影響を及すことが防止される。
【0047】請求項4記載の手段によれば、スライド部
材に軸を一体形成したので、軸の寸法精度,第2のロー
ラの取付精度が向上する。しかも、スライド部材に軸を
別途装着する必要がなくなるので、第2のローラの取付
作業性も向上する。請求項5記載の手段によれば、スラ
イド部材に板部を形成したので、スライド部材の剛性が
向上する。しかも、板部の開口部を通して軸に第2のロ
ーラを挿入できるので、板部が第2のローラの取付作業
性に悪影響を与えることが防止される。請求項6記載の
手段によれば、スライド部材のラップ部を第2のローラ
とラップさせた。このため、抜止部材を別途追加するこ
となく第2のローラが抜止めされるので、構成が簡素化
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(全体構成を示す
縦断面図)
【図2】蓋体,固定板を示す斜視図
【図3】スライド板部,固定板,第1のローラ,第2の
ローラを示す横断面図
【図4】スライド板部,第2のローラを示す斜視図
【図5】本発明の第2実施例を示す図(スライド板部の
要部,第2のローラを示す斜視図)
【図6】本発明の第3実施例を示す図5相当図
【図7】スライド板部,第2のローラを示す縦断面図
【図8】本発明の第4実施例を示す図7相当図
【図9】本発明の第5実施例を示す図7相当図
【図10】本発明の第6実施例を示す図(スライド板
部,固定板,押え板を示す斜視図)
【図11】スライド板部,押え板,第2のローラを示す
縦断面図
【図12】スライド板部,押え板,第2のローラを示す
横断面図
【図13】従来例を示す図(要部を示す縦断面図)
【図14】図3相当図
【符号の説明】
12は本体枠、14aは吸気口、18は固定板(固定部
材,第1の固定部材)、18aはリブ(突条部)、20
は第1のローラ、22は蓋体、23はスライド板部(ス
ライド部材)、23eは軸、23fはリブ(板部)、2
3gは切欠部(開口部)、23hはラップ部、25は第
2のローラ、29は押え板(第2の固定部材)、29a
はビード(突条部)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口を有する本体枠と、 この本体枠内に配設され、第1のローラが装着された固
    定部材と、 この固定部材に第1のローラを介してスライド可能に装
    着されたスライド部材と、 このスライド部材に設けられ、スライド部材と一体的に
    スライドすることに伴い前記吸気口を開閉する蓋体と、 前記スライド部材に装着され、スライド部材の端面から
    前記固定部材側へ突出する第2のローラとを備えたこと
    を特徴とする換気扇。
  2. 【請求項2】 吸気口を有する本体枠と、 この本体枠内に配設され、第1のローラが装着された第
    1の固定部材と、 この第1の固定部材に第1のローラを介してスライド可
    能に装着されたスライド部材と、 このスライド部材に設けられ、スライド部材と一体的に
    スライドすることに伴い前記吸気口を開閉する蓋体と、 前記スライド部材に装着された第2のローラと、 前記本体枠内に配設され、前記第2のローラを挟んで前
    記第1の固定部材と対向する第2の固定部材とを備え、 前記第2のローラは、前記スライド部材の端面から前記
    第2の固定部材側へ突出していることを特徴とする換気
    扇。
  3. 【請求項3】 吸気口を有する本体枠と、 この本体枠内に配設され、第1のローラが装着された第
    1の固定部材と、 この第1の固定部材に第1のローラを介してスライド可
    能に装着されたスライド部材と、 このスライド部材に設けられ、スライド部材と一体的に
    スライドすることに伴い前記吸気口を開閉する蓋体と、 前記スライド部材に装着された第2のローラと、 前記本体枠内に配設され、前記第2のローラを挟んで前
    記第1の固定部材と対向する第2の固定部材とを備え、 前記第2のローラは、前記スライド部材の両端面から前
    記第1の固定部材および前記第2の固定部材側へ突出
    し、 前記第1の固定部材および前記第2の固定部材には、前
    記第2のローラの当接部分に位置して突条部が設けられ
    ていることを特徴とする換気扇。
  4. 【請求項4】 スライド部材には軸が一体形成され、 第2のローラは、前記軸の外周面に挿入されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の換気
    扇。
  5. 【請求項5】 スライド部材の上端部には、側方へ突出
    する板部が一体形成され、 この板部には、第2のローラを軸に挿入するための開口
    部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の換
    気扇。
  6. 【請求項6】 スライド部材には、開口部の縁部に第2
    のローラの抜け方向に対しラップするラップ部が設けら
    れていることを特徴とする請求項5記載の換気扇。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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