JPH0525107Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525107Y2
JPH0525107Y2 JP1986192133U JP19213386U JPH0525107Y2 JP H0525107 Y2 JPH0525107 Y2 JP H0525107Y2 JP 1986192133 U JP1986192133 U JP 1986192133U JP 19213386 U JP19213386 U JP 19213386U JP H0525107 Y2 JPH0525107 Y2 JP H0525107Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front cover
locking
cassette
protrusion
magnetic tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986192133U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6399380U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986192133U priority Critical patent/JPH0525107Y2/ja
Publication of JPS6399380U publication Critical patent/JPS6399380U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0525107Y2 publication Critical patent/JPH0525107Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビデオテープレコーダ(VTR)に
使用される磁気テープカセツトに係り、特にカセ
ツト本体の前部に被着した前蓋を係止する前蓋係
止部材に関する。
〔従来の技術〕
VTRに使用される従来の磁気テープカセツト
は、カセツト本体の前部に、内部に収納したテー
プリールから繰り出される磁気テープの前面を覆
う前蓋が開閉可能に被着されており、カセツト本
体の前隅部には、該本体の側壁から突出して、上
記前蓋を閉状態に保持するロツク用突起と、これ
を解除する解除用突起とを有する前蓋係止部材が
設けられており、この種従来例としては、例えば
実公昭58−22307号公報に示されるものがある。
この技術は、カセツト本体の一方の前隅部に下
ハーフから支点軸を立設し、該支点軸に前蓋係止
部材を回動可能に軸支すると共に、前蓋係止部材
の上部に突出する支点軸に、弦巻き状のロツクス
プリングのコイル部を外嵌して、コイル部の一端
を前蓋係止部材の係止部に、他端を下ハーフの前
壁にそれぞれ係止し、このスプリングの弾発力に
より、前蓋係止部材のロツク用突起と解除用突起
とを下ハーフの側壁から突出させ、ロツク用突起
を前蓋の側板に設けた係止凹部に係合させて、前
蓋を閉状態に保持している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述のものでは、ロツクスプリン
グを別途に必要とするため部品点数が多く、また
前蓋係止部材にスプリング端の係止部を設けるの
で形状が複雑となつていた。
本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、部品点数が少なく、構造が簡単で取付けが
容易で、かつロツク状態の解除が確実な磁気テー
プカセツトを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、磁気テ
ープを巻回したテープリールをカセツト本体に収
納し、該カセツト本体の前部に両テープリールか
ら繰り出された磁気テープを覆う前蓋を開閉可能
に被着すると共に、カセツト本体の側壁から突出
して前蓋の係止凹部に係合して前蓋を閉状態に保
持するロツク用突起と、該ロツク用突起の前蓋保
持状態を解除するカセツト本体の側壁から突出し
ている解除用突起とを有する前蓋係止部材をカセ
ツト本体の前隅部に配置した磁気テープカセツト
において、前記前蓋係止部材の解除用突起側端部
に弾性板の先端を連結し、該弾性板の基端を前記
前隅部の近傍に取付けたことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
上記の構成によれば、前蓋係止部材は、弾性板
の基端が回動支点となつてカセツト本体の外方側
へ付勢され、両突起がカセツト本体の側壁から外
部へ突出する。
また、ロツク用突起が解除用突起よりも回動支
点となる基端から離れた位置にあるから、ロツク
状態の解除操作時に、ロツク用突起の移動量が解
除用突起の移動量よりも大であるため、ロツク用
突起が前蓋の係止凹部から確実に抜け出て、ロツ
ク用突起と前蓋との係合状態が確実に解除でき
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。
磁気テープカセツト1は、上ハーフ2と下ハー
フ3とで形成したカセツト本体4内に、磁気テー
プ5を巻装する供給リール6と巻取りリール7と
が回転可能に収納され、該本体4の前部には、両
リール6,7から繰り出された磁気テープ5を覆
うための前蓋8が開閉可能に被着されている。
この前蓋8は、前板8aと天板8bの両側に、
カセツト本体4の側壁外面に形成した凹部9に配
置される側板8c,8cを有し、該側板8c,8
cの内面に突設した両回動支軸を支点に開閉され
るもので、一方の回動支軸10には前蓋スプリン
グ11が係止され、前蓋8はこのスプリング11
の付勢力により常時閉方向に付勢されている。
前蓋スプリング11と対応する下ハーフ3の前
隅部12には、前蓋8をロツクする前蓋係止部材
13が配設されている。
この前蓋係止部材13は、板上の基体14の外
側面に、下ハーフ3の側壁3aに突設した通孔1
5から前記凹部9へ突出するロツク用突起16と
解除用突起17とを突設して形成されるもので、
基体14の解除用突起17側の端部には、前蓋係
止部材13のロツクスプリングとなる弾性板18
が一体に設けられている。
弾性板18は、金属ばね等の弾性材を略クラン
ク状に折曲し、その先端を前蓋係止部材13に埋
設して固着され、基端18aを前隅部12近傍の
下ハーフ3の側壁3aに沿つて設けた差込み部1
9の上方より挿着して、前蓋係止部材13及び弾
性板18が縦方向に取付けられるもので、この弾
性板18は、下ハーフ3へ取付けした際に、先端
側がその付勢力によつて側壁3aの内面と当接す
るように形成される。
これにより、前蓋係止部材13は、弾性板18
のA部を回動支点に下ハーフ3の側壁3a側へ付
勢されて、解除用突起17と共に凹部9へ突出す
るロツク用突起16が、前蓋8の係止凹部20に
係合して前蓋8が閉状態に保持される。
また、前蓋係止部材13の回動外周側に配置さ
れるロツク用突起16は、外隅部のテーパ面16
aと、通孔15との接触を逃げる内側のテーパ面
16bとが、また内周側の解除用突起17の両外
隅部には、テーパ面17a,17aがそれぞれ形
成されており、前蓋ロツク時には、ロツク用突起
16のテーパ面16bの頂部16cが、前蓋8の
係止凹部20と係合する。
従つて本実施例によれば、弾性板18は、形状
も簡素で下ハーフ3への取付けは差込み部19に
差込むだけでよく、しかも前蓋係止部材13と一
体に設けられるから、従来のように、形状が複雑
な弦巻き状のロツクスプリングを別途に形成する
必要がなく、またこの取付け工程も省略できて、
組付け性の向上とコストダウンを図ることができ
る。
更に挿込み部19は、下ハーフ3の側壁3a内
側のデツドスペースを利用して設けたから、他形
状の障害にならず形成も容易で、取付けもワンタ
ツチで行なえる。
しかも、ロツク用突起16が解除用突起17よ
りも回動支点となる基端18aから離れた位置に
あるから、ロツク状態の解除操作時に、ロツク用
突起16の移動量が解除用突起17の移動量より
も大であるため、ロツク用突起16が前蓋8の係
止凹部20から確実に抜け出て、ロツク用突起1
6と前蓋8との係合状態が確実に解除できる。
第5図は他の実施例を示し、弾性板18と一体
に設けられる前蓋係止部材13のロツク用突起2
1は、外隅部に円弧面21aが、内側に通孔15
との接触を逃げる円弧面21bとがそれぞれ設け
られ、円弧面21bの頂部21cが前蓋8の係止
凹部20と係合して前蓋8のロツク状態を保持す
る。
尚、本考案の弾性板は、埋設以外に前蓋係止部
材へ溶着或いはビス止め等により後付けして取付
けてもよく、また挿込み部の形成位置も上記実施
例に限らず、下ハーフ3の他形状の支障とならな
いデツドスペース内のいずれの位置に設けてもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案の磁気テープカセツトは以上のように、
カセツト本体の側壁から突出して前蓋の係止凹部
に係合して前蓋を閉状態に保持するロツク用突起
と、該ロツク用突起の前蓋保持状態を解除するカ
セツト本体の側壁から突出している解除用突起と
を有する前蓋係止部材の解除用突起側端部に弾性
板の先端を連結し、該弾性板の基端を前記前隅部
の近傍に取付けたので、前蓋係止部材とこれを付
勢する弾性板とが一体となつて、両者の取付けを
ワンタツチで容易に行なうことができ、また従来
のような複雑なロツクスプリングを別途に設ける
必要がないので、取付け工程の省略と相俟つて部
品点数の削減により、作業性の向上とコストダウ
ンを図ることができる。しかも、ロツク用突起が
解除用突起よりも回動支点となる基端から離れた
位置にあるから、ロツク状態の解除操作時に、ロ
ツク用突起の移動量が解除用突起の移動量よりも
大であるため、ロツク用突起が前蓋の係止凹部か
ら確実に抜け出て、ロツク用突起と前蓋との係合
状態が確実に解除できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は前蓋係止部材に弾性板を設けた斜視図、
第2図は磁気テープカセツトの一部切欠き平面
図、第3図は磁気テープカセツトの要部平面図、
第4図は第3図の−断面図、第5図は他の実
施例を示す前蓋係止部材に弾性板を設けた斜視図
である。 1……磁気テープカセツト、2……上ハーフ、
3……下ハーフ、3a……側壁、4……カセツト
本体、5……磁気テープ、8……前蓋、8a……
側板、9……凹部、11……前蓋スプリング、1
2……前隅部、13……前蓋係止部材、14……
基体、15……通孔、16……ロツク用突起、1
6a,16b……テーパ面、16c……頂部、1
7……解除用突起、18……弾性板、18a……
基端、19……挿込み部、20……係止凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープを巻回したテープリールをカセツト
    本体に収納し、該カセツト本体の前部に両テープ
    リールから繰り出された磁気テープを覆う前蓋を
    開閉可能に被着すると共に、カセツト本体の側壁
    から突出して前蓋の係止凹部に係合して前蓋を閉
    状態に保持するロツク用突起と、該ロツク用突起
    の前蓋保持状態を解除するカセツト本体の側壁か
    ら突出している解除用突起とを有する前蓋係止部
    材をカセツト本体の前隅部に配置した磁気テープ
    カセツトにおいて、前記前蓋係止部材の解除用突
    起側端部に弾性板の先端を連結し、該弾性板の基
    端を前記前隅部の近傍に取付けたことを特徴とす
    る磁気テープカセツト。
JP1986192133U 1986-12-13 1986-12-13 Expired - Lifetime JPH0525107Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986192133U JPH0525107Y2 (ja) 1986-12-13 1986-12-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986192133U JPH0525107Y2 (ja) 1986-12-13 1986-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6399380U JPS6399380U (ja) 1988-06-28
JPH0525107Y2 true JPH0525107Y2 (ja) 1993-06-24

Family

ID=31146926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986192133U Expired - Lifetime JPH0525107Y2 (ja) 1986-12-13 1986-12-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0525107Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131485U (ja) * 1982-03-02 1983-09-05 第一精工株式会社 Vtr用テ−プカセツトにおける前蓋ロツク機構
JPS60194776U (ja) * 1984-06-04 1985-12-25 三菱電機株式会社 磁気テ−プカセツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6399380U (ja) 1988-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0525107Y2 (ja)
JPH0115040Y2 (ja)
JPH0422450Y2 (ja)
JPH0450607Y2 (ja)
JPH0525101Y2 (ja)
JPS60214488A (ja) テ−プカセツト
JPH0525103Y2 (ja)
JPH0424546Y2 (ja)
JPH056614Y2 (ja)
JPH0514386Y2 (ja)
JPH0525105Y2 (ja)
JPH0525106Y2 (ja)
JPH0544940Y2 (ja)
JPH0525104Y2 (ja)
JPH0210631Y2 (ja)
JPH0514383Y2 (ja)
JPH0427021Y2 (ja)
JPH056613Y2 (ja)
JP2536515Y2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JPH0424547Y2 (ja)
JPH0514384Y2 (ja)
JPH0452867Y2 (ja)
JPH0514382Y2 (ja)
JPS6349902Y2 (ja)
JPS581907Y2 (ja) テ−プカセツト