JPH0427021Y2 - - Google Patents
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- JPH0427021Y2 JPH0427021Y2 JP1986093997U JP9399786U JPH0427021Y2 JP H0427021 Y2 JPH0427021 Y2 JP H0427021Y2 JP 1986093997 U JP1986093997 U JP 1986093997U JP 9399786 U JP9399786 U JP 9399786U JP H0427021 Y2 JPH0427021 Y2 JP H0427021Y2
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- Japan
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- cassette
- lid
- locking
- tape cassette
- adapter
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、例えば標準タイプより小型のテープ
カセツトを標準タイプのビデオテープレコーダな
どに直接装着するには小型で、従つて標準タイプ
の記録再生装置で使用するには、例えばアダプタ
を必要とする小型テープカセツトに係り、特に蓋
体のロツクを確実にした小型テープカセツトに関
する。
カセツトを標準タイプのビデオテープレコーダな
どに直接装着するには小型で、従つて標準タイプ
の記録再生装置で使用するには、例えばアダプタ
を必要とする小型テープカセツトに係り、特に蓋
体のロツクを確実にした小型テープカセツトに関
する。
(従来の技術)
一般にビデオテープレコーダ(VTR)などの
記録再生装置には、標準タイプの大きさのテープ
カセツトが使用されていることは周知のことであ
る。そして近年、この標準タイプのテープカセツ
トを使用する機器と互換性を保ちながら記録再生
を可能とした小型の小型テープカセツトが開発さ
れていることもまた周知のことである。
記録再生装置には、標準タイプの大きさのテープ
カセツトが使用されていることは周知のことであ
る。そして近年、この標準タイプのテープカセツ
トを使用する機器と互換性を保ちながら記録再生
を可能とした小型の小型テープカセツトが開発さ
れていることもまた周知のことである。
この種小型テープカセツトは、小型テープカセ
ツト専用の記録再生装置によつて記録再生される
一方、標準タイプのテープカセツトを使用する記
録再生装置にて使用する場合には、標準タイプと
略同一形状のテープカセツト用アダプタ内に収納
することにより、標準タイプのテープカセツトと
同等に使用できるものである。
ツト専用の記録再生装置によつて記録再生される
一方、標準タイプのテープカセツトを使用する記
録再生装置にて使用する場合には、標準タイプと
略同一形状のテープカセツト用アダプタ内に収納
することにより、標準タイプのテープカセツトと
同等に使用できるものである。
第7図は一般的な小型テープカセツトを示す外
観斜視図であり、これは蓋体を開蓋した状態を示
してある。
観斜視図であり、これは蓋体を開蓋した状態を示
してある。
小型テープカセツト1は、磁気テープ2を収納
して上ハーフ3Aと下ハーフ3Bとより蓋合せの
状態で構成されるカセツト筐体3と、このカセツ
ト筐体3の前面側開口を開閉する蓋体4とを枢支
部10により支持した構成としてある。
して上ハーフ3Aと下ハーフ3Bとより蓋合せの
状態で構成されるカセツト筐体3と、このカセツ
ト筐体3の前面側開口を開閉する蓋体4とを枢支
部10により支持した構成としてある。
そして、磁気テープ2は通常開口を横切る如く
左右のガイドローラ5,5により案内された状態
で蓋体4が閉蓋することにより保護されている。
また、蓋体4はカセツト筐体3の一側の前方に形
成したU字状の凹部9内に嵌挿した板ばね11に
より摺動力が付勢された摺動片8によつてクリツ
ク的に開蓋位置および閉蓋位置が設定される構成
としてある。
左右のガイドローラ5,5により案内された状態
で蓋体4が閉蓋することにより保護されている。
また、蓋体4はカセツト筐体3の一側の前方に形
成したU字状の凹部9内に嵌挿した板ばね11に
より摺動力が付勢された摺動片8によつてクリツ
ク的に開蓋位置および閉蓋位置が設定される構成
としてある。
この小型テープカセツト1を図示せぬ小型テー
プカセツト専用の装置で使用する場合、この小型
テープカセツト1を装置の所定位置まで挿入する
ことにより、蓋体4を略水平位置まで回動させ、
しかる後この小型テープカセツト1を例えば下降
させることにより、供給側リールハブ6が供給リ
ールフエザーに嵌合し、また巻取リールハブ7の
外周面に形成した歯車部7aが装置の駆動歯車に
噛合し、かつカセツト筐体3の開口側の凹部3
a,3b,3c内に装置の垂直および傾斜ローデ
イングポールおよびキヤプスタンがそれぞれ進入
した状態で、記録再生装置に装着されるものであ
る。
プカセツト専用の装置で使用する場合、この小型
テープカセツト1を装置の所定位置まで挿入する
ことにより、蓋体4を略水平位置まで回動させ、
しかる後この小型テープカセツト1を例えば下降
させることにより、供給側リールハブ6が供給リ
ールフエザーに嵌合し、また巻取リールハブ7の
外周面に形成した歯車部7aが装置の駆動歯車に
噛合し、かつカセツト筐体3の開口側の凹部3
a,3b,3c内に装置の垂直および傾斜ローデ
イングポールおよびキヤプスタンがそれぞれ進入
した状態で、記録再生装置に装着されるものであ
る。
また、この小型テープカセツト1を標準タイプ
の記録再生装置に装着して使用する場合には、上
記した如く、例えば実公昭第60−37739号公報に
示される如くの標準タイプのテープカセツトと同
一形状のアダプタの収納部内に収納された状態で
使用されるものである。
の記録再生装置に装着して使用する場合には、上
記した如く、例えば実公昭第60−37739号公報に
示される如くの標準タイプのテープカセツトと同
一形状のアダプタの収納部内に収納された状態で
使用されるものである。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、上記構成の小型テープカセツト1
は、それ自体で蓋体4のロツク装置を備えていな
いため、その蓋体4が所定の角度以上開蓋すると
板ばね11の弾性力により簡単に開蓋してしま
い、その結果、磁気テープ2の信号記録面が外部
に露出してその信号記録面に塵埃などが付着する
ことによりテープが損傷してしまうなど安定した
記録再生が行なえない欠点がある。このような欠
点を除去するために、例えばこの小型テープカセ
ツトに標準タイプのテープカセツトに採用されて
いるような蓋体の周知のロツク機構を採用した場
合、このロツク機構のロツクを解除するためのロ
ツク解除手段が装置側に必要となるため、この小
型テープカセツトを使用する専用の記録再生装
置、または標準タイプの記録再生装置に使用する
ためのアダプタに新たに専用のロツク解除手段を
備えなければならず、ロツク解除手段を備えてい
ない小型カセツト専用の現行の装置には使用出来
なくなつて互換性が保てなくなるばかりか、それ
ぞれの装置の機構部が複雑となり、いきおい部品
点数が多くなるなどの問題点があつた。
は、それ自体で蓋体4のロツク装置を備えていな
いため、その蓋体4が所定の角度以上開蓋すると
板ばね11の弾性力により簡単に開蓋してしま
い、その結果、磁気テープ2の信号記録面が外部
に露出してその信号記録面に塵埃などが付着する
ことによりテープが損傷してしまうなど安定した
記録再生が行なえない欠点がある。このような欠
点を除去するために、例えばこの小型テープカセ
ツトに標準タイプのテープカセツトに採用されて
いるような蓋体の周知のロツク機構を採用した場
合、このロツク機構のロツクを解除するためのロ
ツク解除手段が装置側に必要となるため、この小
型テープカセツトを使用する専用の記録再生装
置、または標準タイプの記録再生装置に使用する
ためのアダプタに新たに専用のロツク解除手段を
備えなければならず、ロツク解除手段を備えてい
ない小型カセツト専用の現行の装置には使用出来
なくなつて互換性が保てなくなるばかりか、それ
ぞれの装置の機構部が複雑となり、いきおい部品
点数が多くなるなどの問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記従来の欠点に鑑みてなされたもの
であり、標準タイプのテープカセツトより小型
で、標準タイプの記録再生装置に装着する際にア
ダプタ内に収納されて用いられ、カセツト筐体3
の前面に形成された所定長のテープパスを覆う蓋
体4を回動自在に枢支した小型テープカセツトで
あつて、 弾性部材19により常時閉蓋方向への回動力が
付勢された蓋体4と、 前記カセツト筐体3に固定される固定部18a
と、前記カセツト筐体の側面に形成された透孔1
6を介してこのカセツト筐体の側面より外部に突
出する押圧部18dと、前記蓋体4を係止する係
止部18eとを備えて一体的に形成された弾性変
位可能なロツク部材18を有し、 前記ロツク部材18を前記カセツト筐体3内に
配設してなり、 前記閉蓋された蓋体4を前記ロツク部材18の
係止部18eにて係止することにより前記蓋体4
の係止状態が維持される一方、前記カセツト筐体
を前記アダプタ及び専用装置のホルダに装着した
際には、それぞれの内側壁に前記押圧部18dが
押圧されて前記係止部18eによる前記蓋体4の
係止を解除するよう構成したことを特徴とする小
型テープカセツトを提供するものである。
であり、標準タイプのテープカセツトより小型
で、標準タイプの記録再生装置に装着する際にア
ダプタ内に収納されて用いられ、カセツト筐体3
の前面に形成された所定長のテープパスを覆う蓋
体4を回動自在に枢支した小型テープカセツトで
あつて、 弾性部材19により常時閉蓋方向への回動力が
付勢された蓋体4と、 前記カセツト筐体3に固定される固定部18a
と、前記カセツト筐体の側面に形成された透孔1
6を介してこのカセツト筐体の側面より外部に突
出する押圧部18dと、前記蓋体4を係止する係
止部18eとを備えて一体的に形成された弾性変
位可能なロツク部材18を有し、 前記ロツク部材18を前記カセツト筐体3内に
配設してなり、 前記閉蓋された蓋体4を前記ロツク部材18の
係止部18eにて係止することにより前記蓋体4
の係止状態が維持される一方、前記カセツト筐体
を前記アダプタ及び専用装置のホルダに装着した
際には、それぞれの内側壁に前記押圧部18dが
押圧されて前記係止部18eによる前記蓋体4の
係止を解除するよう構成したことを特徴とする小
型テープカセツトを提供するものである。
(実施例)
第1図は本考案になる小型テープカセツトの蓋
体の閉蓋状態を示す要部の一部破断外観斜視図、
第2図は蓋体の開蓋状態を示す一部外観斜視図、
第3図はロツク部材の外観斜視図、第4図は第1
図中−線に沿うロツク部材の断面図である。
体の閉蓋状態を示す要部の一部破断外観斜視図、
第2図は蓋体の開蓋状態を示す一部外観斜視図、
第3図はロツク部材の外観斜視図、第4図は第1
図中−線に沿うロツク部材の断面図である。
なお、第7図に示す小型テープカセツトと同一
の部分には同一の符号を付してその具体的な説明
は省略する。
の部分には同一の符号を付してその具体的な説明
は省略する。
第1図に示す如く小型テープカセツト12に
は、その上ハーフ3Aの蓋体4近傍における一側
面15の内側に、支持ピン14を立設した矩形状
の筒部13が形成されると共に、この側面15の
中央部に透孔16が穿設されている。
は、その上ハーフ3Aの蓋体4近傍における一側
面15の内側に、支持ピン14を立設した矩形状
の筒部13が形成されると共に、この側面15の
中央部に透孔16が穿設されている。
また蓋体4には、上記透孔16と略同じ高さ位
置に係止孔17が穿設されている。
置に係止孔17が穿設されている。
18は上ハーフ3Aに設けた支持ピン14に支
持されているロツク片であり、その具体的な構成
は第3図に示す。即ち、このロツク部材となるロ
ツク片18は例えば合成樹脂などによつて一体成
形されており、上端部に上記支持ピン14を把持
する把持部18cを形成した固定部18aと、一
側に上記上ハーフ3Aの透孔16および蓋体4の
係止孔17とそれぞれ係合する押圧部18dと係
止部18eとをそれぞれ突出形成した横臥部18
bとより略L字状に形成されているものである。
なお18fはこの固定部18aと横臥部18bと
の連設部に形成された薄肉部であり、この薄肉部
18fにより横臥部18bは弾性変位可能に構成
される。
持されているロツク片であり、その具体的な構成
は第3図に示す。即ち、このロツク部材となるロ
ツク片18は例えば合成樹脂などによつて一体成
形されており、上端部に上記支持ピン14を把持
する把持部18cを形成した固定部18aと、一
側に上記上ハーフ3Aの透孔16および蓋体4の
係止孔17とそれぞれ係合する押圧部18dと係
止部18eとをそれぞれ突出形成した横臥部18
bとより略L字状に形成されているものである。
なお18fはこの固定部18aと横臥部18bと
の連設部に形成された薄肉部であり、この薄肉部
18fにより横臥部18bは弾性変位可能に構成
される。
ここで、ロツク片18をカセツト筐体3に取付
ける方法について説明するに、先ず蓋体4がカセ
ツト筐体3に取付けられていない状態において、
このロツク片18の把持部18cを支持ピン14
に係合させた状態で、この支持ピン14を中心と
してこれを時計方向に回動させることにより、固
定部18aはその背面が筒部13の壁面に当接し
て支持ピン14と筒部13との間で挾持されてこ
の筒部13内に固定されると共に、押圧部18d
が上ハーフ3Aの透孔16内より側面15外に突
出する。次に、係止部18eと蓋体4の係止孔1
7とが係合するよう、蓋体4とカセツト筐体3と
を位置合せた状態で蓋体4をカセツト筐体3に取
付けると共に、係止部18eは係止孔17に係止
されて、これらは第1図に示す如くの状態に取付
けられる。
ける方法について説明するに、先ず蓋体4がカセ
ツト筐体3に取付けられていない状態において、
このロツク片18の把持部18cを支持ピン14
に係合させた状態で、この支持ピン14を中心と
してこれを時計方向に回動させることにより、固
定部18aはその背面が筒部13の壁面に当接し
て支持ピン14と筒部13との間で挾持されてこ
の筒部13内に固定されると共に、押圧部18d
が上ハーフ3Aの透孔16内より側面15外に突
出する。次に、係止部18eと蓋体4の係止孔1
7とが係合するよう、蓋体4とカセツト筐体3と
を位置合せた状態で蓋体4をカセツト筐体3に取
付けると共に、係止部18eは係止孔17に係止
されて、これらは第1図に示す如くの状態に取付
けられる。
なお、第1図中19は支持ピン14と蓋体4の
係止部との間に張架されたコイルばねであり、蓋
体4はこのコイルばね19の弾性力によつて常時
閉蓋方向への付勢力が作用されている。
係止部との間に張架されたコイルばねであり、蓋
体4はこのコイルばね19の弾性力によつて常時
閉蓋方向への付勢力が作用されている。
ここで、この小型テープカセツト12を例えば
標準タイプの記録再生装置に装着する場合には、
これを上記した図示せぬアダプタの収納部内に装
填することにより、ロツク片18の押圧部18d
がアダプタの内壁に押圧されて、第4図にて二点
鎖線で示す如く横臥部18bを薄肉部18fより
内方に弾性変位させるので、ロツク片18の係止
部18eと蓋体4の係止孔17との係合状態が解
除され、この蓋体4の回動が可能となるので、蓋
体4はアダプタ内の係止部(図示せず)によつて
コイルばね19の弾性力に抗して第2図に示す如
く開蓋される。従つて、内部の磁気テープ2はア
ダプタ内で標準タイプのテープカセツトと同じ所
定長のテープパスを形成することができることは
勿論のこと、アダプタに新たにロツク解除手段を
設ける必要もなく、アダプタは従来のカセツトと
十分に互換性が保てる。
標準タイプの記録再生装置に装着する場合には、
これを上記した図示せぬアダプタの収納部内に装
填することにより、ロツク片18の押圧部18d
がアダプタの内壁に押圧されて、第4図にて二点
鎖線で示す如く横臥部18bを薄肉部18fより
内方に弾性変位させるので、ロツク片18の係止
部18eと蓋体4の係止孔17との係合状態が解
除され、この蓋体4の回動が可能となるので、蓋
体4はアダプタ内の係止部(図示せず)によつて
コイルばね19の弾性力に抗して第2図に示す如
く開蓋される。従つて、内部の磁気テープ2はア
ダプタ内で標準タイプのテープカセツトと同じ所
定長のテープパスを形成することができることは
勿論のこと、アダプタに新たにロツク解除手段を
設ける必要もなく、アダプタは従来のカセツトと
十分に互換性が保てる。
また、この小型テープカセツト12を専用の装
置に装着する場合には、アダプタ内に収納すると
同じ条件で装置のホルダ(図示せず)の側壁にロ
ツク片18の押圧部18dが押圧されて蓋体4の
ロツク状態が解除され、この蓋体4は装置内の係
止部によつて係止されて開蓋する。
置に装着する場合には、アダプタ内に収納すると
同じ条件で装置のホルダ(図示せず)の側壁にロ
ツク片18の押圧部18dが押圧されて蓋体4の
ロツク状態が解除され、この蓋体4は装置内の係
止部によつて係止されて開蓋する。
従つて、小型テープカセツト専用の装置にあつ
ても、上記と同様に新たにロツク解除手段を設け
る必要もなく、従来のカセツトと十分に互換性が
保てることになる。
ても、上記と同様に新たにロツク解除手段を設け
る必要もなく、従来のカセツトと十分に互換性が
保てることになる。
第5図は本考案になる小型テープカセツトの他
の実施例を示す一部正面図、第6図は第5図中
−線に沿う断面図である。
の実施例を示す一部正面図、第6図は第5図中
−線に沿う断面図である。
即ち、小型テープカセツト20のロツク片21
は、薄肉の固定部21aと、この固定部21aと
連設した変位部21bとより合成樹脂などで板状
に一体形成されており、かつこの変位部21bの
一側面にはカセツト筐体3の側面に形成した透孔
22内に挿入される押圧部21dと、蓋体4の内
面に形成した突起部4aを係止する係止部21e
がそれぞれ突出形成されている。
は、薄肉の固定部21aと、この固定部21aと
連設した変位部21bとより合成樹脂などで板状
に一体形成されており、かつこの変位部21bの
一側面にはカセツト筐体3の側面に形成した透孔
22内に挿入される押圧部21dと、蓋体4の内
面に形成した突起部4aを係止する係止部21e
がそれぞれ突出形成されている。
そして、このロツク片21はその押圧部21d
をカセツト筐体3の透孔22内により突出させた
状態で、カセツト筐体3の蓋体4側の前方にてそ
の固定部21aをカセツト筐体3の内側に溶着す
ることにより、第5図、第6図に示す如く取付け
られる。この取付け時、ロツク片21の係止部2
1eはコイルばね19によつて閉蓋方向に付勢さ
れた蓋体4を確実に係止することが可能となる。
従つて、この小型テープカセツト20は不使用時
には、上記実施例と同様にその蓋体4はロツク片
21にて確実にロツクされて容易に開蓋すること
はなく、内部の磁気テープを損傷するようなこと
はない。なお、この実施例において、ロツク片2
1の固定部21aをリン青銅などの板ばねを使用
して、これを変位部21bと一体的にモールド形
成しても良いものであるから、本考案はこの実施
例に限定されるもではない。
をカセツト筐体3の透孔22内により突出させた
状態で、カセツト筐体3の蓋体4側の前方にてそ
の固定部21aをカセツト筐体3の内側に溶着す
ることにより、第5図、第6図に示す如く取付け
られる。この取付け時、ロツク片21の係止部2
1eはコイルばね19によつて閉蓋方向に付勢さ
れた蓋体4を確実に係止することが可能となる。
従つて、この小型テープカセツト20は不使用時
には、上記実施例と同様にその蓋体4はロツク片
21にて確実にロツクされて容易に開蓋すること
はなく、内部の磁気テープを損傷するようなこと
はない。なお、この実施例において、ロツク片2
1の固定部21aをリン青銅などの板ばねを使用
して、これを変位部21bと一体的にモールド形
成しても良いものであるから、本考案はこの実施
例に限定されるもではない。
(考案の効果)
以上の如く構成した本考案になる小型テープカ
セツトは、カセツト筐体の側面よりロツク解除用
の押圧部を突出するロツク手段を設け、このカセ
ツトをアダプタ又は現行の専用の装置のホルダに
挿入するだけで、簡単にロツクを解除することが
でき、従つて、アダプタに新たに専用のロツク解
除手段を設ける必要がなく、またロツク解除手段
を備えていない小型カセツト専用の現行の装置と
の互換性を保つことができ、それぞれの装置の機
構部が複雑となることを防止し得る。さらに小型
テープカセツトを使用しない不使用時には、蓋体
は容易に開くことがなく、従つて磁気テープを損
傷することはない。また、このロツク部材は簡単
な操作によつてカセツト筐体に取付けることがで
きると共に、少ない部品点数で所期の目的を達成
できるなどの実用的な利点がある。
セツトは、カセツト筐体の側面よりロツク解除用
の押圧部を突出するロツク手段を設け、このカセ
ツトをアダプタ又は現行の専用の装置のホルダに
挿入するだけで、簡単にロツクを解除することが
でき、従つて、アダプタに新たに専用のロツク解
除手段を設ける必要がなく、またロツク解除手段
を備えていない小型カセツト専用の現行の装置と
の互換性を保つことができ、それぞれの装置の機
構部が複雑となることを防止し得る。さらに小型
テープカセツトを使用しない不使用時には、蓋体
は容易に開くことがなく、従つて磁気テープを損
傷することはない。また、このロツク部材は簡単
な操作によつてカセツト筐体に取付けることがで
きると共に、少ない部品点数で所期の目的を達成
できるなどの実用的な利点がある。
第1図は本考案になる小型テープカセツトの蓋
体の閉蓋状態を示す要部の一部破断外観斜視図、
第2図は蓋体の開蓋状態を示す一部外観斜視図、
第3図はロツク部材の外観斜視図、第4図は第1
図中−線に沿うロツク片の断面図、第5図は
本考案になる小型テープカセツトの他の実施例を
示す一部正面図、第6図は第5図中−線に沿
う断面図、第7図は一般的な小型テープカセツト
の底部外観斜視図である。 2……磁気テープ、3……カセツト筐体、4…
…蓋体、12……小型テープカセツト、13……
筒体、15……側面、16,22……透孔、17
……係止孔、18,21……ロツク片、18a…
…固定部、18b……横臥部、18c……把持
部、18d……押圧部、18e……係止部、18
f……薄肉部、19……コイルばね。
体の閉蓋状態を示す要部の一部破断外観斜視図、
第2図は蓋体の開蓋状態を示す一部外観斜視図、
第3図はロツク部材の外観斜視図、第4図は第1
図中−線に沿うロツク片の断面図、第5図は
本考案になる小型テープカセツトの他の実施例を
示す一部正面図、第6図は第5図中−線に沿
う断面図、第7図は一般的な小型テープカセツト
の底部外観斜視図である。 2……磁気テープ、3……カセツト筐体、4…
…蓋体、12……小型テープカセツト、13……
筒体、15……側面、16,22……透孔、17
……係止孔、18,21……ロツク片、18a…
…固定部、18b……横臥部、18c……把持
部、18d……押圧部、18e……係止部、18
f……薄肉部、19……コイルばね。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 標準タイプのテープカセツトより小型で、標準
タイプの記録再生装置に装着する際にアダプタ内
に収納されて用いられ、カセツト筐体3の前面に
形成された所定長のテープパスを覆う蓋体4を回
動自在に枢支した小型テープカセツトであつて、 弾性部材19により常時閉蓋方向への回動力が
付勢された蓋体4と、 前記カセツト筐体3に固定される固定部18a
と、前記カセツト筐体の側面に形成された透孔1
6を介してこのカセツト筐体の側面より外部に突
出する押圧部18dと、前記蓋体4を係止する係
止部18eとを備えて一体的に形成された弾性変
位可能なロツク部材18を有し、 前記ロツク部材18を前記カセツト筐体3内に
配設してなり、 前記閉蓋された蓋体4を前記ロツク部材18の
係止部18eにて係止することにより前記蓋体4
の係止状態が維持される一方、前記カセツト筐体
を前記アダプタ及び専用装置のホルダに装着した
際には、それぞれの内側壁に前記押圧部18dが
押圧されて前記係止部18eによる前記蓋体4の
係止を解除するよう構成してなる小型テープカセ
ツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986093997U JPH0427021Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986093997U JPH0427021Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS632275U JPS632275U (ja) | 1988-01-08 |
JPH0427021Y2 true JPH0427021Y2 (ja) | 1992-06-29 |
Family
ID=30957051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986093997U Expired JPH0427021Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427021Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0828094B2 (ja) * | 1987-07-31 | 1996-03-21 | 日立マクセル株式会社 | テ−プカ−トリツジ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS553588U (ja) * | 1978-06-23 | 1980-01-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618444Y2 (ja) * | 1980-12-02 | 1986-03-15 |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP1986093997U patent/JPH0427021Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS553588U (ja) * | 1978-06-23 | 1980-01-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS632275U (ja) | 1988-01-08 |
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