JPH0525106Y2 - - Google Patents

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JPH0525106Y2
JPH0525106Y2 JP1986160741U JP16074186U JPH0525106Y2 JP H0525106 Y2 JPH0525106 Y2 JP H0525106Y2 JP 1986160741 U JP1986160741 U JP 1986160741U JP 16074186 U JP16074186 U JP 16074186U JP H0525106 Y2 JPH0525106 Y2 JP H0525106Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、VTR(ビデオテープレコーダ)に使
用される磁気テープカセツトに係り、特にVTR
挿入側となるカセツト本体の前面に装着される前
蓋及び回動支軸に装着される前蓋を常時閉方向へ
付勢するスプリングの抜け止め構造に関する。
〔従来の技術〕
第17図乃至第20図は、従来より家庭用の
VTRに使用されるVHSタイプの磁気テープカセ
ツトで、第17図は磁気テープカセツトを下ハー
フ側から見た一部切欠き背面図、第18図は第1
7図のXV−XV断面図、第19図は一部を
切欠いた第17図のXIX−XIX矢視図、第20
図は第17図左上の切欠き部に対応する下ハーフ
隅部の部分図である。
磁気テープカセツト1は、上ハーフ2と下ハー
フ3とで形成したカセツト本体4内に、磁気テー
プ5を巻装する供給リール6と巻取りリール7の
巻回リールが収納され、VTR挿入側となるカセ
ツト本体4の前部には、両リール6,7から繰り
出されて、テープガイド部4a,4aの前面を走
行する磁気テープ5を開閉可能に覆う前蓋8が被
着されると共に、該前蓋8の一方の回動支軸9側
には、前蓋8を開くためのVTR操作片が入る案
内溝4bが形成されている。
前記前蓋8は、前板8aと天板8bの両側に側
板8c,8cが延設され、該側板8cの内側に突
設した回動支軸9,10を、上ハーフ2の側壁2
a,2aの前部側に形成した装着凹部11に支持
して取付けられるもので、長軸の回動支軸9に
は、前蓋8を閉状態に保持するつる巻き状の前蓋
スプリング12が係止されている。
前蓋スプリング12は、コイル部12aを回動
支軸9に外嵌し、固定端12bを該支軸9に突設
した係止ピン13に係止して、自由端12cを上
ハーフ2の内面に形成したガイド溝14に遊嵌さ
せて前蓋8に取付けられる。
上記前蓋スプリング12に対応する下ハーフ3
の隅部には、前蓋係止部15が上部両側の支軸1
5a,15aを下ハーフ3のリブ3a,3aに回
動可能に吊持され、該前蓋係止部材15は、一方
の支軸15aに装着される前蓋係止部材用スプリ
ング16の付勢力によつて、ロツク用突起15b
と解除用突起15cとが下ハーフ3の側壁3bか
ら外部へ突出して設けられ、ロツク用突起15b
が前蓋8に係合して、該前蓋8を閉状態に保持し
ている。
また、回動支軸9を装着するカセツト本体4の
一方の側壁前部には、前蓋8の側板8cを装着す
る切欠き部17が形成され、該切欠き部17内側
の上ハーフ2に下ハーフ3側を開口して形成した
前記装着凹部11の隅部に、回動支軸9を支持し
て前蓋8を上ハーフ2に組付けしたのち、上記装
着凹部11及び下ハーフ3の隅凹部18との組合
わせによつて形成される装着孔19内に回動支軸
9を回動可能に保持し、両ハーフ2,3をビス2
0で螺着してカセツト本体4を形成する。
尚、21は両リール6,7を下ハーフ3側へ押
圧するリール抑えスプリングで、中央両側に突設
した取付け片21a,21aを上ハーフ2の突起
22に溶着している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述のものでは、上ハーフに前蓋
を組付けした際に、前蓋スプリングを装着した側
の回動支軸が装着凹部から外れ易いため再組付け
の手間がかかり、また上記スプリングを紛失する
など作業性が悪かつた。
本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、前蓋を上ハーフに確実に抜け止めして回動
支軸の回転をガイドすることにより、組付け作業
性を向上した磁気テープカセツトを提供すること
を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、上ハー
フと下ハーフからなるカセツト本体の上ハーフの
前部側壁に、下ハーフ側を開口した挿着凹部を形
成し、カセツト本体の前部を開閉可能に覆う前蓋
に設けた一方の回動支軸に、該前蓋を常時閉方向
へ付勢する前蓋スプリングを装着し、前記装着凹
部に前記回動支軸を支持する磁気テープカセツト
において、前記上ハーフの内面に抜け止め突部を
上ハーフと一体に形成し、該抜け止め突部は、そ
の先端が前記装着凹部に支持される回動支軸の先
端面を通る上ハーフの側壁と平行な線上よりも前
蓋スプリング側へ突設して、前記回動支軸の前蓋
側先端外周近接位置に配置されていることを特徴
とするものである。
〔作用〕
したがつて、前記回動支軸を上ハーフの装着凹
部に装着する際に、回動支軸が前蓋の側板の若干
の弾性変形により前蓋にそれ程の無理な負荷をか
けずに抜け止め突部を乗り越えて進入し、装着凹
部に挿入された回動支軸は、前記弾性変形を解除
された前蓋の側板の現位置への復帰により、回動
支軸の先端外周が抜け止め突部と係合して抜け止
めされ、上ハーフに前蓋を脱落なく確実に装着で
きる。
〔実施例〕
以下、本考案をVHSタイプの磁気テープカセ
ツトに適用した各実施例を図面に基づいて説明す
る。
尚、上記従来例と同一構成部分については、同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
第1図乃至第7図は本考案の第1実施例を示
し、家庭用のVTRに使用される磁気テープカセ
ツト30は、上ハーフ2と下ハーフ3とでカセツ
ト本体4が形成され、該カセツト本体4内に磁気
テープ5を巻装する供給リール6及び巻取りリー
ル7との一対の巻回リールが収納されており、
VTR挿入側となるカセツト本体4の前部には、
両リール6,7から繰り出されてテープガイド部
4a,4aの前面を走行する磁気テープ5を開閉
可能に覆う前蓋8が被着されている。
上記供給リール6は、第7図に組付け前の分解
図を示すように、磁気テープ5を巻装するリール
ハブ6aの下部に下フランジ6bを延設してリー
ル本体31を形成し、該リールハブ6a上面の凹
部6cに、上フランジ6dの係合孔6eに挿通さ
れる突起32aを備えた駒32を嵌着して、上フ
ランジ6dを凹部6c外周の突縁6fに超音波溶
着で取付けられるもので、他方の巻取りリール7
も同様にして形成される。
また上ハーフ2の内面中央には、上記両リール
6,7をハーフ3側へ押圧するリール抑えスプリ
ング33が、カセツト本体4の長手方向に配設さ
れている。
このスプリング33は、両端部を判円形に丸め
た細幅の短冊状に形成され、両リール6,7側へ
湾曲する翼板33a,33aの先端にリール抑え
部33b,33bを有し、中央の取付け部33c
の取付け孔33dを、上ハーフ2の突起34に嵌
合して該突起34の先端を超音波溶着して1か所
で取付け支持されるもので、上ハーフ2の内面と
接触する翼板33a,33aの基部に穿設した係
止孔33e,33eを、上ハーフ2の係止突起3
5,35に嵌合して回り止めとなしている。
カセツト本体4の前面には、前蓋8を開くため
のVTRの操作片が入る前記案内溝4bと、ピン
チローラが入る切欠き4c及びローデイング機構
が入る切欠き4d,4eとが凹設され、切欠き4
c,4d間と切欠き4d,4e間とに、前記テー
プガイド部4a,4aが形成されている。
前記前蓋8は、前板8aと天板8bの両側に側
板8c,8cを延設した平面コ字状に形成され、
一方の側板8cには、上隅部に円弧状の回動支持
部8dが形成され、該支持部8dの内側に、前蓋
スプリング36を係止した回動支軸37が突設さ
れている。
またこの前蓋8を上ハーフ2に装着した際に、
天板8bが入る上ハーフ2の前部上面に形成した
段部38は、内面側へ向けてテーパ状に切欠いた
天板8bの端部と対向する隅部39を直角に形成
している。
前蓋スプリング36は、回動支軸37のスリツ
ト40に挿入される直線部と該直線部に続いて回
動支軸37の略半周を抱持する抱持部とからなる
一端36aと、上ハーフ2前部内面に摺動可能に
圧接される他端36bと、前記抱持部と他端36
bとの間に下ハーフ3側に膨出する湾曲部36c
とを有する板ばねで形成されたもので、該スプリ
ング36は、湾曲部36cの膨出側を下ハーフ3
側に向け、回動支軸37の略半周を抱持して一端
36aを回動支軸37の先端面に開口形成した軸
方向のスリツト40に挿通し、上ハーフ2のガイ
ド溝41に遊嵌される他端36bをストツパ突起
42に当接して取付けられる。
上ハーフ2の接着凹部11の下ハーフ3側の開
口部の外側には、係止突起43が上ハーフ2の前
部に向けて突設され、上ハーフ2に組付けられた
前蓋8の回動支持部8dを係止して、前蓋8の下
ハーフ3側への移動を規制している。
また、前蓋開口用の案内溝4bを形成する上ハ
ーフ2内面の仕切壁2b,2cの内、回動支軸3
7側の仕切壁2bには、抜け止め突部として、先
端の前面側に面取り部44aを形成した抜け止め
突起44が上ハーフ2と一体に形成されている。
この抜け止め突部44は、回動支軸37を抜け
止めして前蓋開閉時の回転をガイドするもので、
その先端が前記装着凹部11に支持される回動支
軸37の先端面を通る上ハーフ2の側壁2aと平
行な線上よりも前記スプリング36の湾曲部36
c側へ突設して、前記回動支軸37の前蓋側先端
外周近接位置に配置されている。また、抜け止め
突部44の先端は、前記スプリング36の湾曲部
36cに対峙されているので、前蓋スプリング3
6の回動支軸37の先端側への移動を規制して、
前蓋スプリング36の回動支軸37からの抜け落
ちを防止する。
したがつて、回動支軸37を上ハーフ2の装着
凹部11に装着する際に、回動支軸37の先端が
抜け止め突起44の面取り部44aに進入を案内
され、前蓋8の側板8cの若干の弾性変形により
前蓋8にそれ程の無理な負荷をかけずに抜け止め
突起44を乗り越えて進入し、前記弾性変形を解
除された前蓋の側壁の現位置への復帰により、先
端が抜け止め突起44の段部45に係止されて回
動支軸37の先端外周を抜け止め突起44と係合
し、回動支軸37の基部を前蓋スプリング36の
付勢力にて装着凹部11の隅部に押圧支持すると
共に回動支持部8dを係止突起43上部の切欠き
部17に装着して上ハーフ2に取付け、回動支軸
37は抜け止め突起44にて抜け止めされ、上ハ
ーフ2に前蓋8を脱落なく確実に装着でき、両ハ
ーフ2,3の組付け後に、装着凹部11と下ハー
フ3の隅凹部46との組合わせによつて形成され
る大形の装着孔47内に回動支軸37が回動可能
に収納保持される。
また、回動支軸37のスリツト40に挿入され
た前蓋スプリング36は、回動支軸37を抜け止
めしている抜け止め突起44の先端が湾曲部36
cに対峙することより、回動支軸37の先端側へ
の移動を規制されて、回動支軸37から抜け落ち
ることがない。
上記前蓋スプリング36の取付け部と対向する
下ハーフ3の隅部には、前蓋係止用の前蓋係止部
材48が、上部両側の支軸48a,48aを下ハ
ーフ3のリブ3a,3aに回動可能に吊持されて
おり、該前蓋係止部材48は、前蓋スプリング3
6の湾曲部36cに押動される回動用の突片48
bと、下ハーフ3の側壁3bから外部に突出する
ロツク用突起48c及び解除用突起48dとが設
けられ、前蓋8はロツク用突起48cと係合して
閉状態が保持されるもので、VTRの作用爪が解
除用突起48dを押動して係合状態が解除され
る。
本実施例は以上のように構成され、磁気テープ
カセツト30をVTRに装着して前蓋8が開かれ
ると、前蓋スプリング36を係止した回動支軸3
7が第4図において反時計方向に回動し、前蓋ス
プリング36が回動支軸37に巻き込まれて、先
端36bがストツパ突起42から離れると共に、
湾曲部36cの膨出形状が上方に小さく後退して
前蓋係止部材48の突片48bから離間する。
また磁気テープカセツト30をVTRから取り
出しして、前蓋8の開状態の係合が解除される
と、下方へ脹らむ前蓋スプリング36の湾曲部3
6cの復元力により、回動支軸37が第4図の時
計方向に回動され、該スプリング36の先端36
bが伸長し、スプリング部36cが前蓋係止部材
48の突片48bを押動して、前蓋8が閉位置に
付勢される。
本実施例は以上のように、前蓋スプリング36
の付勢力にて、上ハーフ2の装着凹部11の隅部
に押圧支持される前蓋8の回動支軸37は、その
先端を上ハーフ2の仕切壁2bに突設した抜け止
め突起44で抜け止めするから、前蓋8は上ハー
フ2に確実に係止されて、下ハーフ3との組付け
や搬送時にも前蓋8が脱落することがなく、前蓋
スプリング36の紛失も防止できる。
また、本実施例の前蓋スプリング36は、前蓋
係止部材48の押動を兼ねるから、従来のように
前蓋係止部材用スプリング16を用いる必要がな
く、部品点数の削減によつてコストダウンと組付
け作業性の向上を図ることができる。
第8図及び第9図は第2実施例を示し、本実施
例では、上記第1実施例の前蓋係止部材48に前
蓋スプリング36とは別の板状の前蓋係止部材用
スプリング50を装着して、前蓋8を閉状態に保
持するようにしたもので、前蓋係止部材用スプリ
ング50は、下ハーフ3に立設した支柱51の上
部に軸支され、その上部を上ハーフ2のボス52
で挾圧して固定されると共に、先端50aを前蓋
係止部材48の回動用の突片48bに圧接し、後
端50bを下ハーフ3の係止凹部53に嵌着して
取付けられており、前蓋係止部材48は、この前
蓋係止部材用スプリング50の付勢力により、ロ
ツク用突起48cと解除用突起48dとが、下ハ
ーフ3の側壁3bから突出し、ロツク用突起48
cが前蓋8に係合して、閉状態の前蓋8を係止す
るもので、抜け止め突起44や他の各部分は、上
記第1実施例と同様に構成されている。
第10図及び第11図は、上記第2実施例の変
形例を示す第3実施例で、前蓋8の回動支軸37
に、上記第1及び第2実施例と同様に板状の前蓋
スプリング36を装着し、前蓋係止部材15の一
方の支軸15aに、前述の従来例と同様のつる巻
き状の前蓋係止部材用スプリング16を装着し
て、該スプリング16の付勢力により前蓋係止部
材15を押動し、ロツク用突起15b及び解除用
突起15dを下ハーフ3の側壁3bより突出させ
て、前蓋8の閉状態を保持するようになしたもの
で、回動支軸37は、先端及び基端を抜け止め突
起44と仕切壁2bとの段部45と係止突起43
とにより係止されて、前蓋8が上ハーフ2に装着
される。
第12図乃至第14図は、本実施例の第4実施
例を示すもので、前蓋8の回動支軸37には、前
記従来例と同様につる巻き状の前蓋スプリング1
2がコイル部12aを該軸37に外嵌して装着さ
れ、また前蓋係止部材15には一方の支軸15a
に前蓋係止部材用スプリング16が装着されてお
り、前蓋スプリング12にて前蓋8が閉状態に付
勢されると共に、前蓋係止部材15は、前蓋係止
部材用スプリング16の付勢力により、ロツク用
突起15bと解除用突起15cとが下ハーフ3の
側壁3bより突出し、ロツク用突起15bが前蓋
8と係合して前蓋8の閉状態を保持する。
上ハーフ2の回動支軸37側の仕切壁2bに
は、上記各実施例と同様に抜け止め突起44が、
回動支軸37の前蓋側先端外周近接位置に装着凹
部11側へ向けて突設されており、基部を装着凹
部11の上隅部に支持される回動支軸37の先端
を、抜け止め突起44と仕切壁2bとの段部45
に係止することにより、前蓋8が上ハーフ2に脱
落なく装着される。
また第15図は、抜け止め突部の変形例を示す
第5実施例で、案内溝4bを形成する上ハーフ2
の回動支軸37側の仕切壁2bには、抜け止め突
部として、先端前面側に回動支軸37の進入を案
内する面取り部55aを形成した抜け止め突縁5
5が、その先端面を装着凹部11に支持される回
動支軸37の先端面を通る上ハーフ2の側壁2a
と平行な線上よりも前蓋スプリング36の湾曲部
36c側へ突設して、前記回動支軸37の前蓋側
先端外周近接位置に配置され、かつ、前蓋スプリ
ング36の湾曲部36cに対峙されており、抜け
止め突縁55の先端後部側には、段部56に回動
支軸37の装着を案内する面取り部55bが形成
されている。
そして、装着凹部11に支持される回動支軸3
7は、先端を抜け止め突縁55と仕切壁2bとの
段部56にて抜け止めされると共に、前蓋8の開
閉に伴つて伸縮する前蓋スプリング36は、湾曲
部36cの一側を抜け止め突縁55にてガタ付き
なくガイドされる。
第16図は、更に抜け止め突部の他の変形例を
示す第6実施例で、回動支軸37側の仕切壁2b
に、装着凹部11側に突出する抜け止め突縁60
が、その先端面を装着凹部11に支持される回動
支軸37の先端面を通る上ハーフ2の側壁2aと
平行な線上よりも前蓋スプリング36の湾曲部側
へ突設して、前記回動支軸37の前蓋側先端外周
近接位置に配置され、かつ、前蓋スプリング36
の湾曲部36cに対峙されており、該突縁60と
仕切壁2bの段部61に回動支軸37の先端が係
止されるもので、抜け止め突縁60の先端前面側
には面取り部60aが、段部61側には装着案内
用の面取り部60bがそれぞれ形成されている。
本実施例は、上記第5実施例と同様に、回動支
軸37の抜け止めと、前蓋8の開閉に伴つて伸縮
する前蓋スプリング36をガイドしてガタ付きを
防止できると共に、仕切壁2bを利用して抜け止
め突縁60を設けたから、第5実施例に較べて薄
肉に形成できて、軽量化が図れる。
上記第5及び第6実施例の抜け止め突縁55,
60は、板状或いはつる巻き状の前蓋スプリング
及び前蓋係止部材用スプリングを多様に組合わせ
した第1乃至第4実施例のいずれにも応用でき、
回動支軸の抜け止めと共に、前蓋スプリングの回
動中のガタ付きを確実に防止できる。
また、第1乃至第6実施例における各抜け止め
突起または突縁の面取り部は、第1乃至第4実施
例のように、回動支軸を係止する段部側に形成し
なくてもよいし、第5及び第6実施例にように形
成してもよい。
また、回動支軸進入側の面取り部44a,55
a,60aも形成してもしなくてもよい。
尚、上記各実施例では、VTRの操作片が挿入
される前蓋開口用の案内溝を形成したVHSタイ
プの磁気テープカセツトを用いて、回動支軸の抜
け止め突部となる突起または突縁を、前記案内溝
を形成する上ハーフの仕切壁を利用して形成した
例を説明したが、本考案は仕切壁の有無に拘らず
上ハーフまたは下ハーフに直接設けてもよく、従
つて前記案内溝を有しないβタイプのVTR用の
磁気テープカセツトにも適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案の磁気テープカセツトは以上説明したよ
うに、上ハーフと下ハーフからなるカセツト本体
の上ハーフの前部側壁に、下ハーフ側を開口した
装着凹部を形成し、カセツト本体の前部を開閉可
能に覆う前蓋に設けた一方の回動支軸に、該前蓋
を常時閉方向へ付勢する前蓋スプリングを装着
し、前記装着凹部に支持される回動支軸の抜け止
め突部を前記上ハーフの内面に上ハーフと一体に
形成し、該抜け止め突部を、その先端が前記装着
凹部に支持される回動支軸の先端面を通る上ハー
フの側壁と平行な線上よりも前蓋スプリング側へ
突設して、前記回動支軸の前蓋側先端外周近接位
置に配置したので、前記回動支軸を上ハーフの装
着凹部に装着する際に、回動支軸が前蓋の側板の
若干の弾性変形により前蓋にそれ程の無理な負荷
をかけずに抜け止め突部を乗り越えて進入し、装
着凹部に挿入された回動支軸は、前記弾性変形を
解除された前蓋の側板の現位置への復帰により、
回動支軸の先端外周が抜け止め突部と係合して抜
け止めされ、上ハーフに前蓋を脱落なく確実に装
着できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の第1実施例を示す
もので、第1図は両ハーフ組付け後の要部の斜視
図、第2図は磁気テープカセツトを下ハーフ側か
ら見た一部切欠き背面図、第3図は上ハーフの要
部を内面から見た断面背面図、第4図は第3図の
−断面図、第5図は第3図の−矢視図、
第6図は同じく要部の断面図、第7図は巻回リー
ルの分解断面図、第8図及び第9図は第2実施例
を示し、第8図は下ハーフの要部を内面側から見
た断面正面図、第9図は第8図の−断面図、
第10図及び第11図は第3実施例を示し、第1
0図は上ハーフの要部を内面側から見た断面背面
図、第11図は同じく要部の断面図、第12図乃
至第14図は第4実施例を示し、第12図は上ハ
ーフの要部を内面側から見た断面背面図、第13
図は第12図の−断面図、第14図は要部の
断面図、第15図は第5実施例を示す上ハーフの
要部を内面から見た断面背面図、第16図は第6
実施例を示す上ハーフの要部を内面から見た断面
背面図、第17図乃至第20図は従来例を示し、
第17図は磁気テープカセツトを下ハーフ側から
見た一部切欠き背面図、第18図は第17図の
XV−XV断面図、第19図は一部を切欠い
た第17図のXIX−XIX矢視図、第20図は第
17図左上の切欠き部に対応する下ハーフ隅部の
正面図である。 2……上ハーフ、2a……側壁、2b,2c…
…仕切壁、3……下ハーフ、3b……側壁、4…
…カセツト本体、4b……案内溝、5……磁気テ
ープ、6……供給リール、7……巻取りリール、
8……前蓋、8c……側板、8d……回動支持
部、11……装着凹部、12,36……前蓋スプ
リング、36a……一端、36b……他端、36
c……湾曲部、15,48……前蓋係止部材、1
6,50……前蓋係止部材用スプリング、17…
…切欠き部、37……回動支軸、40……スリツ
ト、43……係止突起、44……抜け止め突起、
44a,44b……面取り部、45……段部、4
6……隅凹部、47……装着孔、48b……回動
用の突片、48c……ロツク用突起、48d……
解除用突起、55,60……抜け止め突縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上ハーフと下ハーフからなるカセツト本体の上
    ハーフの前部側壁に、下ハーフ側を開口した挿着
    凹部を形成し、カセツト本体の前部を開閉可能に
    覆う前蓋に設けた一方の回動支軸に、該前蓋を常
    時閉方向へ付勢する前蓋スプリングを装着し、前
    記装着凹部に前記回動支軸を支持する磁気テープ
    カセツトにおいて、前記上ハーフの内面に抜け止
    め突部を上ハーフと一体に形成し、該抜け止め突
    部は、その先端が前記装着凹部に支持される回動
    支軸の先端面を通る上ハーフの側壁と平行な線上
    よりも前蓋スプリング側へ突設して、前記回動支
    軸の前蓋側先端外周近接位置に配置されているこ
    とを特徴とする磁気テープカセツト。
JP1986160741U 1986-08-25 1986-10-20 Expired - Lifetime JPH0525106Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986160741U JPH0525106Y2 (ja) 1986-09-08 1986-10-20
PCT/JP1987/000624 WO1988001787A1 (en) 1986-08-25 1987-08-24 Cassette for magnetic tapes
US07/196,222 US4951167A (en) 1986-08-25 1987-08-24 Magnetic tape cassette with improved front cover supporting mechanism
EP87905480A EP0287664B1 (en) 1986-08-25 1987-08-24 Cassette for magnetic tapes
US07/512,127 US5041939A (en) 1986-08-25 1990-04-17 Magnetic tape cassette with leaf-shaped spring door closure mechanism

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JP13778586 1986-09-08
JP1986160741U JPH0525106Y2 (ja) 1986-09-08 1986-10-20

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JPH0525106Y2 true JPH0525106Y2 (ja) 1993-06-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721194Y2 (ja) * 1976-10-19 1982-05-07

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JPS63129282U (ja) 1988-08-24

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