JPH0210005Y2 - - Google Patents

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JPH0210005Y2
JPH0210005Y2 JP19649884U JP19649884U JPH0210005Y2 JP H0210005 Y2 JPH0210005 Y2 JP H0210005Y2 JP 19649884 U JP19649884 U JP 19649884U JP 19649884 U JP19649884 U JP 19649884U JP H0210005 Y2 JPH0210005 Y2 JP H0210005Y2
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air inlet
outside air
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damper
ports
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置、特にインテ
ークユニツトに設けられた空気導入装置の改良に
関する。
(従来の技術) 一般に、自動車用空気調和装置のインテークユ
ニツトには、車室内の空気(以下内気)と、車室
外の空気(以下外気)とを適宜選択して導入する
空気導入装置が設けられている。
この空気導入装置は、中空直方体をした内外気
切換箱に外気導入口と、内気導入口とを開設し、
この内外気切換箱内に1枚のダンパを回動可能に
設けたもので、このダンパにより外気導入口と内
気導入口とを開閉することにより内外気を選択的
に導入するようにしたものである。
ところが、この1枚ダンパ式のものでは、内外
気を一つの外気導入口又は内気導入口から取り込
むことになるため、所定空気量を得ようとする
と、大きな開口にしなければならず、この空気導
入装置全体の外形寸法が大きくなるという不具合
がある。
そこで、最近では第6図に示すように、2枚ダ
ンパ式のものが提案されている(実開昭57−
24566号公報参照)。
この空気導入装置1は、中空直方体をした内外
気切換箱2の頂壁に外気導入口3を開設し、底壁
にはフアンのスクロールケーシング4に連通する
通孔5を設け、さらに対向する一対の側壁に内気
導入口6,7を開設したもので、この外気導入口
3と内気導入口6,7とを一対のダンパ8,9に
より選択的に開閉するようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この空気導入装置1では、対向する一
対の側壁に内気導入口6,7を開設しているため
に、一方の内気導入口6は車室内に向つて開口し
ており、フアン10をモータMによつて回転する
と、このフアンの風切り音等の騒音が放射音とし
て車室内に洩れるという欠点がある。
本考案は上述する欠点に鑑みてなされたもの
で、車室内に放射音の漏洩のない自動車用空気調
和装置の空気導入装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では、側壁
のうちエンジンルーム側と、サイドパネル側に面
する部分に内気導入口を開設し、この各内気導入
口にダンパを設けるとともに外気導入口の形状を
この両ダンパによつて閉塞し得る形状にしたこと
を特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図であ
り、第6,7図に示す部材と同一部材には同一符
号を付し、説明は省略する。
この空気導入装置20では、フアン10のスク
ロールケーシング4上に設けた内外気切換箱21
の側壁のうち、エンジンルーム側と、サイドパネ
ルに面する部分、すなわち車室とエンジンルーム
とを仕切るダツシユパネル22と、このダツシユ
パネル22の側端に設けたサイドパネル23に面
する側壁24,25に内気導入口26,27を開
設している。
この各内気導入口26,27には、第1、第2
ダンパ28,29が設けられ、内気導入と外気導
入を適宜選択するようになつているが、前記内外
気切換箱21の頂壁には、矩形の外気導入口を開
設している。ところが、この両ダンパ28,29
は比較的小さな巾の長方形をしたものであり、し
かもこの両ダンパ2,29により外気導入口30
を閉塞したとしても、両ダンパ28,29の一部
が重なり合つているため、外気導入口全体を閉塞
することはできない。
したがつて、本実施例では、この外気導入口3
0の形状を、前記両ダンパ28,29によつて閉
塞し得る形状、すなわち、第2図に示すようにL
字状の開口となるようにしている。
また、前記両ダンパ28,29を開閉作動する
場合、両ダンパ28,29が相互に干渉を起さな
いようにする必要がある。
そこで、本実施例では、第3〜5図に示すよう
なリンク機構31を用いて両ダンパ28,29を
作動させるようにしている。
このリンク機構31は前記第1ダンパ28の軸
32が固着された第1従動リンク33と、前記第
2ダンパ29の軸34が嵌挿される長孔35が開
設されかつ全体がL字状になるように折曲された
第2従動リンク36と、この第1、第2従動リン
ク33,36を駆動する主リンク27とを有して
いる。
この主リンク37は、ピン38に連結されたケ
ーブル29の往復動により支持ピン40を中心に
回動するようになつており、この主リンク37に
より突出したアーム41と、前記第1従動リンク
33とはロツド42により連結され、この主リン
ク37と前記第2従動リンク36とは第2従動リ
ンク36に植設されたピン43と溝部44とによ
り連結されている。
特に、この溝部44は、前記支持ピン40を中
心とする半径r(第4図参照)の円弧状溝部44
aと、この円弧溝部44aの端部から前記支持ピ
ン40側に向つてひ折曲した補助溝部44bとを
有しており、前記ピン43がこの円弧状溝部44
aに沿つて変位している間は前記第2従動リンク
36は動作しないいわゆる空振り構造となつてい
る。
また前記第2従動リンク36の長孔35と、第
2ダンパ29の軸34とは、この第2ダンパ29
の軸34の端部をクランク状に折曲し、このクラ
ンク部45は第5図に示すようにアーム45aの
長さlを半径として回動するようになつている。
次に作用を説明する。
まず、外気シヤツト状態になる場合には、第4
図の二点鎖線の状態から実線の状態となるように
ケーブル39を図中矢印方向に押し、主リンク3
7を回動する。この主リンク37の回動は直ちに
ロツド42を介して第1従動リンク33に伝わ
り、第1ダンパ28は垂下した位置より、数10゜
回動した位置に移動する。
ここに前記主リンク37の溝部44において、
円弧状溝部44aに第2従動リンク36のピン4
2が嵌合している間は、この第2従動リンク36
は前述した空振り構造のため動作しない。したが
つて、前記第1ダンパ28は第2ダンパ29に先
立つて回動することになるため、軸32,34が
直交する位置関係となつている両ダンパ28,2
9であつても互いに干渉を起すことはない。
さらに主リンク37が回動し、円弧状溝部44
bのコーナー部分がピン43に当ると、第2従動
リンク36もピン46を中心に回動を開始し、こ
の第2従動リンク36の折曲端部36aが、その
長孔35内に嵌挿された第2ダンパ29のクラン
ク部45を回動させることになる。この回動は第
2ダンパ29が内気導入口27を解放し、外気導
入口30を完全に閉鎖するまで行なわれる。
次に内気シヤツト状態にするには、ケーブル3
9によつて主リンク37を図上時計方向に回動す
る。この回動によつて第1ダンパ28及び第2ダ
ンパ29は直ちに外気導入口30の開放をはじめ
るが、前述と逆に、必ず第2ダンパ29が先行し
て回動し、第2従動リンク36のピン43が円弧
状溝部44bと嵌合を終了する位置で、第2ダン
パ29は内気導入口27を第1ダンパ28に先行
して完全に閉塞する。
さらに第2従動リンク36のピン43が円弧状
溝部44aと嵌合をはじめると、前述した空振り
構造のため、第2従動リンク36は動作せず、第
2ダンパ29は閉塞の状態を保つている。
一方主リンク37はさらに数10゜回動し、ロツ
ド42及び第1従動リンク33を介して、第1ダ
ンパ28を動作させ、内気導入口26を閉塞す
る。
特に、前述した第1ダンパ28は内外気切換箱
21のダツシユパネルに対向する側壁24に開設
した内気導入口26を開閉し、第2ダンパ29は
サイドパネル23に対向する側壁25に開設した
内気導入口27を開閉するようにしてあるため、
この各内気導入口26,27を流通する空気流の
流通騒音あるいはフアンの回転に伴つて生じる騒
音等の各種騒音は、直接乗員の方向に向うことな
く、一旦、ダツシユパネル22又はサイドパネル
23に衝突し、相当減衰したものが車室内に伝わ
つて来る。したがつて車室内の騒音レベルは相当
低下し、静かな車室内空間を得ることができるこ
とになる。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、側壁のうち、エンジンルーム側とサイドパネ
ルに面する部分に内気導入口を開設し、この各内
気導入口にダンパを設けるとともに、外気導入口
の形状をこの両ダンパによつて閉塞し得る形状に
したため、各種騒音が直接車室内に向つて伝播す
ることなく、静かな車室内空間を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す概略斜視
図、第2図は、同実施例の平面概略図、第3図
は、同実施例のリンク機構を示す斜視図、第4図
は、同リンク機構の作動状態説明図、第5図は、
同リンク機構の要部を示す側面図、第6図は、従
来の空気導入装置の概略斜視図、第7図は、同空
気導入装置の断面図である。 4……スクロールケーシング、5……通孔、2
1……内外気切換箱、24,25……側壁、2
6,27……内気導入口、28,29……ダン
パ、30……外気導入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空直方体をした内外気切換箱21の頂壁に外
    気導入口30を開設し、底壁にスクロールケーシ
    ング4に連通する通孔5を設け、さらに側壁2
    4,25に内気導入口26,27を開設し、この
    外気導入口30と内気導入口26,27をダンパ
    28,29により選択的に開閉するようにした自
    動車用空気調和装置の空気導入装置において、前
    記側壁24,25のうちエンジンルーム側と、サ
    イドパネル側に面する部分に内気導入口26,2
    7を開設し、この各内気導入口26,27に前記
    ダンパ28,29を設けるとともに前記外気導入
    口30の形状をこの両ダンパ28,29によつて
    閉塞し得る形状にした自動車用空気調和装置の空
    気導入装置。
JP19649884U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0210005Y2 (ja)

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JPS61113011U JPS61113011U (ja) 1986-07-17
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