JPH0630497Y2 - 自動車用空調装置の内外気切換装置 - Google Patents

自動車用空調装置の内外気切換装置

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JPH0630497Y2
JPH0630497Y2 JP14735589U JP14735589U JPH0630497Y2 JP H0630497 Y2 JPH0630497 Y2 JP H0630497Y2 JP 14735589 U JP14735589 U JP 14735589U JP 14735589 U JP14735589 U JP 14735589U JP H0630497 Y2 JPH0630497 Y2 JP H0630497Y2
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JP
Japan
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damper
inside air
introduction port
air introduction
blower
Prior art date
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JP14735589U
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JPH0385211U (ja
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裕 照屋
規生 鈴木
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株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空調装置の内外気導入部分に設け
られ、内気導入と外気導入との選択切換を二つのダンパ
をもって行なうようにした内外気切換装置に関するもの
である。
(従来の技術) 従来の内外気切換装置として、ダンパ収納ケースに外気
導入口と第1及び第2の二つの内気導入口を形成し、外
気導入口と第1の内気導入口を第1のダンパによって開
閉し、第2の内気導入口を前記第1の切換ドアとは別に
設けられた第2の切換ドアによって開閉するようにした
ものは、例えば特開平1−153318号公報等におい
て公知である。その具体的な構成は、第2図に示される
ようなもので、送風機Aの吸入口Bに臨むように第1の
ダンパCの収納空間が設けられ、外気導入口Dがダンパ
収納ケースEの上部に、第1の内気導入口Fが車室側に
対向してそれぞれ形成されている。またダンパ収納ケー
スEには、前記第1のダンパCの収納空間に接続する第
2のダンパGの収納空間が設けられ、第2の内気導入口
Hは、第2のダンパGの収納空間に臨むようエンジンル
ーム側、即ち、エンジンルームIと車室Jとを区画する
隔壁Kに対向して形成されている。一般に、このような
内気導入口Hの配置においては、隔壁Kとダンパ収納ケ
ースEとの間の空間が狭いために吸入抵抗が大きく、内
気導入口Hを大きくしてもそれに見合う空気導入を期待
できない。そのため、第2の内気導入口Hは第1の内気
導入口Fよりも小さく形成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の技術においては、第1のダンパC
の収納空間のみが、送風機Aの吸入口Bに臨んでいる上
に第1の内気導入口Fが第2の内気導入口Hよりも大き
く形成されているので、内気導入時においては、送風機
Aの風切音の大部分が第1の内気導入口Fから車室J側
に伝達されてしまい、不快な騒音の原因となっていた。
そこで、この考案においては、車室側へ伝達される送風
機の風切音を減少し、騒音の低減を図ることができる自
動車用空調装置の内外気切換装置を提供することを課題
としている。
(課題を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、ダンパ収納
ケースに第1のダンパによって開閉される外気導入口及
び第1の内気導入口と、第2のダンパによって開閉され
る第2の内気導入口とが形成され、前記第1の内気導入
口を車室側に、前記第2の内気導入口をエンジンルーム
側に対向して設けると共に、前記第2の内気導入口が送
風機の吸入口に臨むよう前記ダンパ収納ケースを車室側
へ傾かせ、前記第2のダンパを前記吸入口のほぼ中央上
部に軸支すると共に、内気導入時に前記第2のダンパの
先端を前記吸入口のほぼ中央に位置させるようにしたこ
とにある。
(作用) したがって、ダンパ収納ケースを車室側に傾かせ第2の
内気導入口を送風機の吸入口に臨むように形成したの
で、ダンパ収納ケースとエンジンルームとの間の空間が
大きく取れ、吸入抵抗が小さくなった分第2の内気導入
口を大きく形成できる。これに加えて内気導入時におい
ては、第2のダンパの先端が前記吸入口のほぼ中央に位
置されるので、送風機の風切音の約半分をエンジンルー
ム側に逃がすことができ、しかも、第2のダンパはエン
ジンルーム側へ逃げた音の反響を遮蔽する遮蔽板として
も機能するので、第1の内気導入口から車室側へ逃げる
風切音を少なくすることができ、そのため、上記課題を
達成することができるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図において、自動車用空調装置の送風機ユニット1
とその上流側に設けられた内外気切換装置2とが、車室
3とエンジンルーム4とを区画する隔壁5の車室側に設
けられている。送風機ユニット1は、シロッコファンか
ら成る送風機6をスクロール状の送風機収納ケース7に
収納して構成され、送風機6の吸入口8に対向して設け
られたルーバ9を介して内外気切換装置2で選択された
内気または外気を吸引し、これを送風機収納ケース1の
周囲に形成された送風口(紙面手前に形成される。)を
介して図示しない下流側に設けられているエバポレータ
ユニットやヒータコアユニットへ送出するようになって
いる。
内外気切換装置2は、送風機収納ケース7と、例えば一
体に形成されたダンパ収納ケース10に第1及び第2の
二つの切換ドア11,12を収納して構成されている。
このダンパ収納ケース10の上面には、外気導入口13
が形成され、また、車室側と対向するダンパ収納ケース
10の側面には第1の内気導入口14が、エンジンルー
ム側と対向する側面には第2の内気導入口15がそれぞ
れ形成されている。そして、このダンパ収納ケース10
は、第2の内気導入口15が送風機6の吸入口8に臨む
よう、その全体が車室側に傾けられて断面が菱形になっ
ており、前記外気導入口13が隔壁5の上部に形成され
た外気導入孔16に一致するよう設置されている。しか
して、隔壁5の内面と第2の内気導入口15が形成され
たダンパ収納ケース10の側面とで囲まれた部分には、
従来の空調装置では得られなかった大きな空間17が形
成される。このため、第2の内気導入口15側において
も吸入抵抗を小さくすることができ、この第2の内気導
入口15を大きく形成してもそれに見合う吸入風量が期
待できるので、この実施例においては、第2の内気導入
口15を第1の内気導入口14と同じ大きさに形成して
ある。
第1及び第2のダンパ11,12は、回転軸11a,1
2aと、これに結合されたプレート部11b,12bと
から成り、第1のダンパ11は外気導入口13と第1の
内気導入口14との境の部分、即ち、ダンパ収納ケース
10の車室側の上端角部に軸支され、外気導入口13と
第1の内気導入口14との双方の開閉を制御するように
なっている。これに対し、第2のダンパ12は、外気導
入口13と第2の内気導入口15との境の部分、即ち、送
風機6の吸入口8の上部に位置するダンパ収納ケース1
0の角部に軸支され、第2の内気導入口15のみを開閉制
御するようになっている。外気導入時においては、第1
及び第2のダンパ11,12が二点鎖線で示される位置
へ回動して第1及び第2の内気導入口14,15を閉鎖
し、内気導入時においては、第1のダンパ11が上方へ
回動して外気導入口13を閉鎖し、第2のダンパ12は
そのプレート部12bの先端が送風機6の吸入口8の略
中央に位置するよう回動される(実線で示す)。尚、ダ
ンパ収納ケース10の傾きは、内気導入時において第2
のダンパ12が略鉛直に垂れ下がる状態になるか、或い
は、このダンパ12の回転軸12aがプレート部12b
の先端よりも幾分車室側に位置する状態になるよう予め
決められている。
上記構成において、内気導入時においては、第1の内気
導入口14を介して車室側から、第2の内気導入口15
を介してエンジンルーム側からそれぞれ車室内空気が略
均等に吸引され(実線で示す。)、送風機6の吸入口8
に導かれる。送風機6は、この吸引空気を下流側に圧送
する過程で風切音を発生するが、第2のダンパ12の先
端は送風機6の吸入口8の中央上部にあり、また、第2
の内気導入口15は第1の内気導入口14と同じ大きさ
に形成されて吸入口8に臨むよう形成されているので、
風切音の約半分は第1の内気導入口14を介して車室3
側に逃げるものの、残り約半分は第2の内気導入口15
を介してエンジンルーム4側の空間17へ逃がすことが
できる(波線で示す)。しかも、内気導入時には、第2
のダンパ12が遮蔽板として機能するので、エンジンル
ーム4側へ逃げた風切音が車室3側に伝達されるのを抑
えることができる。
さらに、第2のダンパ12は、内気導入時に略鉛直に、
もしくはプレート部12bの先端が回転軸12aよりも
エンジンルーム4側に位置するので、第1の内気導入口
14から入る空気は第2のダンパ12によってスムーズ
な流れを乱されることなく送風機6の吸入口8に至る。
即ち、第1の内気導入口14から入る空気は、大きくカ
ーブして吸入口8に入り込むので、第2のダンパ12の
先端がその回転軸12aよりも車室側に位置している場
合には、第2のダンパ12が吸入空気を吸入口8へ案内
するように働くよりも空気の流れを遮るように働くため
に空気抵抗が大きくなるが、この実施例においては、こ
のような不都合な事態が生じないよう考慮されているも
のである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、ダンパ収納ケー
スのエンジンルーム側に、送風機の吸入口に臨む第2の
内気導入口を大きく形成し、内気導入時には、第2のダ
ンパによって送風機の風切音の略半分を第2の内気導入
口からエンジンルーム側に確実に逃がすことができるの
で、第1の内気導入口を介して車室側に伝達される風切
音が少なくなり、騒音の低減を図ることができるもので
ある。
また、本考案によれば、ダンパ収納ケースとエンジンル
ームとの間に空間を大きく取れるので、その分吸入抵抗
を小さくしてスムーズな空気の流れを形成でき、吸入風
量の増大を図ることができるメリットもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における内外気切換装置の実施例を示す
断面図、第2図は従来技術を示す断面図である。 3……車室、4……エンジンルーム、6……送風機、8
……吸入口、10……ダンパ収納ケース、11……第1の
ダンパ、12……第2のダンパ、13……外気導入口、
14……第1の内気導入口、15……第2の内気導入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンパ収納ケースに第1のダンパによって
    開閉される外気導入口及び第1の内気導入口と、第2の
    ダンパによって開閉される第2の内気導入口とが形成さ
    れ、前記第1の内気導入口を車室側に、前記第2の内気
    導入口をエンジンルーム側に対向して設けると共に、前
    記第2の内気導入口が送風機の吸入口に臨むよう前記ダ
    ンパ収納ケースを車室側へ傾かせ、前記第2のダンパを
    前記吸入口のほぼ中央上部に軸支すると共に、内気導入
    時に前記第2のダンパの先端を前記吸入口のほぼ中央に
    位置させるようにしたことを特徴とする自動車用空調装
    置の内外気切換装置。
JP14735589U 1989-12-21 1989-12-21 自動車用空調装置の内外気切換装置 Expired - Lifetime JPH0630497Y2 (ja)

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JPH0385211U JPH0385211U (ja) 1991-08-29
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