JP2507176B2 - 車輌用空気調和装置 - Google Patents

車輌用空気調和装置

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真樹 下山
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の車室内天井下面に取付けられる車
輌用空気調和装置に関し特に、空気清浄機能を備えた自
動車用空気清浄機能付空気調和装置に関する。
従来の技術 従来、自動車用空気調和装置と空気清浄器とは別々に
設けられていた。すなわち、例えば第4図に示される通
り、空気清浄器19はセンターコンソールに置き、天井に
設置した空気調和装置18、すなわち、天井設置型空気調
和装置とは別に設けられていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の天井設置型空気調和装置では、
空気清浄器19が別の場所に設置されているため、空気清
浄器19を車室内に置くスペースが別に必要になってい
た。またワンボックスカーでは車室内空間が広く迅速に
空気清浄するために空気清浄器19の風量を大きくする必
要があるが、これには空気清浄器19の本体を大型化する
必要があり、従来の大きさのものでは後席の汚れた空気
を迅速に空気清浄することができないという課題を有し
ていた。
本発明は、天井設置型空気調和装置の本体に空気清浄
器を組み込み、空気調和機能と、空気清浄機能を一体に
することにより省スペース化し、大風量で車室内の空気
の循環をより迅速にして空気清浄機能をより効率化し、
車室内の快適性の向上を図ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するための本発明の車輌用空気調和
装置は、車輌等の天井に設けられ、かつ互いに対向する
一方の側面に吸込口を他方の側面に吹出口を有する空気
調和装置のケース内に、エバポレータと円筒状羽根車の
クロスフローファンを設け、前記クロスフローファンを
前記エバポレータよりも風下側に配設するとともに、前
記クロスフローファンの回転方向を前記吹出口側からみ
て上から下へ回転する方向とし、前記エバポレータの上
端を前記クロスフローファン側に傾斜させ、前記エバポ
レータと前記クロスフローファンとの間のケース内下部
に開口部を設け、前記開口部に空気清浄装置を設けたも
のである。
作用 本発明は上記構成により、天井に設けた空気調和装置
の装置本体(ケース)内に空気清浄装置を組み込むこと
によって車室内空間に空気清浄装置を別に置く必要をな
くすることができる。
また、ケース内の通風回路に設けたエバポレータと円
筒状羽根車(クロスフローファン)との間のケース内下
部に開口部を設け、この開口部に空気清浄装置を取り付
けることにより、吸い込み部が2ケ所になり、空気清浄
装置を取り付けた部分の吸い込み部に例えば、ダンパー
を取り付けることによって、車室内の空気が汚れていな
い場合とか、冷房が主に要求されるときにはダンパーを
閉めて空気清浄動作を止めることができ、これによって
より迅速に車室内の冷房を可能にすることができる。ま
た、冷房と空気清浄の度合の選択はダンパーの開度で調
節することも可能になる。
またさらに、円筒状羽根車にすることによってその羽
根車の軸幅を広げることにより、大風量で車室内の空気
の循環をよりスムーズにし、車室内全体をより効果的に
冷房および空気清浄することができる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は、本発明の一実施例の天井設置型空気調和装置の
断面図である。同図において、空気調和装置の本体(ケ
ース)前面には吸込みグリル(吸込口)1、後面には吹
出しグリル(吹出口)2が設けられ、ケース内部にはエ
バポレータ3とこの風下側に円筒状羽根車(クロスフロ
ーファン)4を設けている。そして、円筒状羽根車4の
回転方向を吹出しグリル2側からみて上から下(矢印方
向)に回転する方向とし、エバポレータ3の上端を円筒
状羽根車4側に傾斜させるようにしている。また、エバ
ポレータ3と円筒状羽根車4との間のケース内下部には
開口部7を設け、開口部7に空気清浄装置8を配設して
いる。
上記構成において、車室内の空気は吸込みグリル1と
空気清浄装置8のある開口部7との2つの吸い込み部よ
り吸い込まれるようにしている。吸込みグリル1より吸
い込まれた空気はエバポレータ3を通り冷却され、上部
リヤガイダー5と下部のスタビライザー6に囲まれた円
筒状羽根車4を通り吹出しグリル2より排出される。ま
た、ケース内下部の開口部7より空気清浄装置8を介し
て吸い込まれた空気は円筒状羽根車4を通り吹き出しグ
リル2より排出される。ここで空気清浄装置8を取り付
けた部分にダンパー9、ダンパー9の開閉用のつまみ10
を取り付けることにより、車室内の空気が汚れていない
場合とか、冷房を主に要求されるときには、ダンパー9
のつまみ操作で開口部7を閉めることができ、より迅速
に車室内の冷房が可能になる。また、車室内の空気が汚
れている場合は、つまみ10の操作でダンパー9をエバポ
レータ3側に回動してエバポレータ3側の通風路を閉
じ、開口部7を開けて空気が空気清浄装置8をフルに通
過するようにすることにより車室内の空気を清浄にする
ことができる。またその都度ダンパー9の開度をつまみ
10により調節することもできる。
次に、上記実施例についての粉塵減衰特性の実験を行
ったのでその結果について述べる。
第2図は、ワンボックスカー(実車)のタバコ粉塵濃
度減衰特性で助手席における測定結果である。同図のA
は空気清浄器を有しない自然減衰の場合、Bは従来の車
室内の別の場所に空気清浄器を設けた場合、Cは上記実
施例の空気清浄装置を天井設置型空気調和装置に組み込
んだ場合の特性を示す、同図で分るように、ケース内に
空気清浄装置を組み込んだ場合の結果が現行品の結果の
2倍以上の減衰スピードで粉塵濃度を減衰していること
が分る。
第3図は、前述した空気清浄装置を内蔵する天井設置
型空気調和装置を自動車に設置したときの斜視図であ
る。同図において、空気清浄機能を備えた第1の天井設
置型空気調和装置11は、ケースの一方に吸込口を他方に
吹出口を設け、その内部に吸い込み側から順に上端を吹
出口側へ傾けたエバポレータ装置本体と、エバポレータ
装置本体の幅方向を回転軸とする円筒状羽根車を有する
構成のものである。
そしてこの第1の天井設置型空気調和装置11は、その
吸込口が自動車のダッシュパネル12側になるように配設
している。エバポレータ13、送風機(図示せず)を有す
る第2の空気調和装置は、ダッシュパネル12に配設して
いる。エンジンルームにはコンデンサ14、圧縮機15、ド
ライヤーレシーバ16がそれぞれ配設され、第1の天井設
置型空気調和装置11内のエバポレータ装置本体と第2の
空気調和装置のエバポレータ13と配管17によって接続さ
れている。
同図に示すように、第1の天井設置型空気調和装置11
の中へ空気清浄装置を内蔵させることにより、大風量で
迅速に車室内を空気清浄し快適な空調を得ることができ
るとともに、2つの吸い込み部によって冷房と空気清浄
を同時に使用または必要に応じ使い分けることが可能に
なる。
また空気清浄装置を天井設置型空気調和装置11の中に
内蔵させることによって省スペース化を図ることができ
る。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は天井設置型
空気調和装置の中に空気清浄装置を組み込むことによ
り、従来車室空間内に別に設けていた空気清浄器の設置
場所を省スペース化することができる。
また、通風回路のエバポレータと円筒状羽根車との間
のケース内下部に開口部を設け、この開口部に空気清浄
装置を取り付けることにより、吸い込み部が2ケ所にな
り、空気清浄装置を取り付けた部分の吸い込み部に例え
ばダンパーを取り付けることにより、車室内の空気が汚
れていない場合とか、冷房が主に要求されるときには、
ダンパーを閉めて空気清浄動作を止めることができ、こ
れによってより迅速に車室内の冷房を可能にすることが
できる。また冷房と空気清浄の度合の選択はダンパーの
開度で調節することも可能になる。
またケース内に組み込んで円筒状羽根車の軸幅を広げ
ることにより、従来の方式より大風量で車室内の空気循
環を行なうことができ、車室内全体をより迅速に冷房お
よび空気清浄することができ、快適性を一層高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の車輌用空気調和装置の断面
図、第2図は車室内の空気清浄装置の設置状態による粉
塵減衰特性図、第3図は本発明の一実施例の車輌用空気
調和装置を車室天井に取り付けた状態を示す斜視図、第
4図は従来の空気清浄器の取り付け位置を示す斜視図で
ある。 1……吸込みグリル(吸込口)、2……吹出しグリル
(吹出口)、3……エバポレータ、4……円筒状羽根車
(クロスフローファン)、7……開口部、8……空気清
浄装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌等の天井に設けられ、かつ互いに対向
    する一方の側面に吸込口を他方の側面に吹出口を有する
    空気調和装置のケース内に、エバポレータと円筒状羽根
    車のクロスフローファンを設け、前記クロスフローファ
    ンを前記エバポレータよりも風下側に配設するととも
    に、前記クロスフローファンの回転方向を前記吹出口側
    からみて上から下へ回転する方向とし、前記エバポレー
    タの上端を前記クロスフローファン側に傾斜させ、前記
    エバポレータと前記クロスフローファンとの間のケース
    内下部に開口部を設け、前記開口部に空気清浄装置を設
    けたことを特徴とする車輌用空気調和装置。
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