JPH1058940A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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Publication number
JPH1058940A
JPH1058940A JP22332696A JP22332696A JPH1058940A JP H1058940 A JPH1058940 A JP H1058940A JP 22332696 A JP22332696 A JP 22332696A JP 22332696 A JP22332696 A JP 22332696A JP H1058940 A JPH1058940 A JP H1058940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
intake box
opening
air conditioner
outside air
Prior art date
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Pending
Application number
JP22332696A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Onodera
光弘 小野寺
Shinya Abe
晋也 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP22332696A priority Critical patent/JPH1058940A/ja
Publication of JPH1058940A publication Critical patent/JPH1058940A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で空気の風量を向上することので
きる空調装置を提供すること。 【解決手段】 インテークボックス3は、外気導入口3
aと内気導入口3bを隣接して設け、これらの境界に
は、板状の内外気切替ダンパ6を回動できるように取付
けている。インテークボックス3のケーシング7の壁部
には、車室の空気を導入する開口8を設け、この開口8
を通る空気の流れを、車室からインテークボックス3へ
の一方向の流れのみを許容するゴム板9を、ケーシング
7の内壁側の開口8の上縁部に取付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室と車
外の空気の導入口を切替える内外気切替ダンパを設けた
内外気インテークボックスに、内気を効率良く取り入れ
る空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来使用されているインテークボ
ックス31の内部構造の一例を示す。図に示すように、
インテークボックス31は、外気導入口32と内気導入
口33を隣接して設け、これらの境界には、板状の内外
気切替ダンパ34を回動自在に取付けている。切替ダン
パ34の中央部には開口35が形成され、その開口35
には、回動して開口35を開閉することができるサブダ
ンパ36を取付けている。
【0003】図に示すように、切替ダンパ34が、外気
導入口32側に回動すると、内気モードになり、内気導
入口33からインテークボックス31へ車室内の空気を
導入する。他方、一点鎖線で示すように、切替ダンパ3
4が内気導入口33側に回動すると、外気モードにな
り、外気導入口32からインテークボックス31へ外気
を導入する。サブダンパ36は、一方向にのみ開き内気
モード時においては閉じているが、一点鎖線で示す外気
モード時には負圧で開き内気を混入する。冬季暖房時で
は、通常、窓ガラスが曇ってしまうためインテークボッ
クス31は外気モードで使用されるが、サブダンパ36
は外気よりも暖かい車室内の空気を一部混入すること
で、ヒータ性能を向上させている。
【0004】図7は、従来使用されている他のインテー
クボックス41の内部構造を示す。図に示すように、イ
ンテークボックス41は、外気導入口42と内気導入口
43を隣接して設け、これらの境界には、内外気切替ダ
ンパ44を取付けている。内気導入口43の下部には開
口45を設け、その開口45には、支持軸46を中心に
して回動するサブダンパ47を取付けている。サブダン
パ47は、図示していないブロアファンが作動すると、
その吸入力で開く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す、インテー
クボックス31は、外気モード時ではサブダンパ36が
開くが、内気モード時では開くことができず、インテー
クボックス31内に導入する風量を向上することはでき
ない。図7に示す、インテークボックス41はサブダン
パ47が回動式で、インテークボックス41の内外に干
渉物があるとサブダンパ47の回動を妨げ、これを設置
することができず、サブダンパ47の材質によっては開
閉音が生じたり、構造も複雑でコストがかかる。本発明
は上記課題に鑑みてなされたもので、簡単な構造で空気
の風量を向上することのできる空調装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、自動車の車室と車外の空気の導入口を切替
える内外気切替ダンパを設けた内外気インテークボック
スと、これに併設した空気を冷却するクーリングユニッ
トと、これらの下流側に配置したヒータユニットとを備
えた空調装置において、上記インテークボックスのケー
シングの壁部に開口を設け、該開口上縁部の上記ケーシ
ングの内壁側に、上記開口を通る空気の流れを、車室か
らインテークボックスへの一方向の流れのみを許容する
ゴム板を取付けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
空調装置について、図面を参照しながら説明する。図1
は、自動車の車室に設けている空調装置1の配置されて
いる箇所を示す。図に示すように、空調装置1はインス
トルメントパネル2の内部に配設し、空気の内外気を切
替えるインテークボックス3、空気の冷却をするクーリ
ングユニット4及び空気を暖めるヒータユニット5等を
配設している。図2に示すように、インテークボックス
3は、車室内に空気を導入するための2つの導入口を設
けている。一つの導入口は、車外の空気を車内に導入す
る外気導入口3aであり、他の一つの導入口は車室内の
空気を導入して、再び車室内に循環する内気導入口3b
である。これらの外気導入口3aと内気導入口3bは隣
接して設けられ、これらの境界部には、板状の内外気切
替ダンパ6の一端を回動できるように取付けている。切
替ダンパ6の大きさは、外気導入口3a及び内気導入口
3bの導入開口とほぼ同じ形状であり、切替ダンパ6が
回動することにより、外気及び内気導入口3a,3bの
いずれかを閉塞することができる。
【0008】インテークボックス3のケーシング7の室
内側壁部には、四角形状の開口8を形成している。図3
に示すように、開口8の上縁部に相当するケーシング7
の内側壁には、薄いゴム板9を取付けている。ゴム板9
の大きさは、開口8の大きさよりも若干大きく、開口8
を閉塞することができる。よって、ゴム板9は、車室内
からインテークボックス3内への一方向へ空気を導入
し、インテークボックス3内から車室内への空気の流れ
を遮断する一方向弁の役割をする。図2に示すように、
インテークボックス3はこれに隣接してクーリングユニ
ット4を併設している。クーリングユニット4のケーシ
ング11内には、エバポレータ12を配設している。な
お、クーリングユニット4の排気口14の下流側には、
図示していないがヒータユニット及びブロアユニットを
配設している。
【0009】以上、本発明の実施の形態による空調装置
の構成について説明したが、次にその作用について説明
する。図2に示すように、内気モード時において切替ダ
ンパ6が、外気導入口側に回動すると外気導入口3aを
遮断し、内気導入口3bが開く。この状態で図示してい
ないブロアファンが作動すると、内気導入口3bからイ
ンテークボックス3内に車室内の空気を導入する。この
際、ブロアファンの吸込みによりゴム板9がインテーク
ボックス3の内方向に吸込まれ、開口8が開く。よっ
て、抵抗を少なくして開口8及び内気導入口3bから、
多量の空気をインテークボックス3内へ導入することが
できる。この結果、冷房時のエアコンデショニングの効
率を向上することができる。
【0010】他方、一点鎖線で示すように、外気モード
時において切替ダンパ6が内気導入口側に回動すると、
内気導入口3bを遮断し外気導入口3aが開く。この状
態でブロアファンが作動すると、外気導入口3aからイ
ンテークボックス3へ外気を導入する。この際、ブロア
ファンの吸込みによりゴム板9がインテークボックス3
の内方向へ吸込まれ、開口8が開く。よって、冬季に車
室内を暖房しているようなときは、車室内の暖気が開口
8から入りこみ、暖房効果を向上する。なお、多量の空
気をインテークボックス3内に導入することができるの
は、上記内気モード時と同じである。このように本発明
の実施の形態によれば、インテークボックスの壁面に穴
を開け、ゴム板を付けるという簡単な構造で、外気モー
ド時に室内空気を導入してヒータ性能を向上させ、内気
モード時に風量を上げることで、エアコン性能を向上さ
せることができる。しかも、場所もとらずコストも安価
である。
【0011】図4は、インテークボックスの変形例を示
す。インテークボックス15は、この内気導入口16と
クーリングユニット17の排気口18の位置が、両者と
もその上部に配置している。このような場合では、エバ
ポレータ19の下部に吸入風が通らず、その冷却効率が
悪い。そこで、図に示すインテークボックス15は、内
気導入口16の高さと異なるインテークボックス15の
下部に開口20を配置し、ゴム板21を取付けることに
よりエバポレータ19の下部に吸入風が通るようにし
て、その冷却効率を良くしている。このように、本変形
例によれば、空調装置の構造上から風の流れにくい部位
を考慮して、開口を配置すれば、エバポレータ19の冷
却効率を良くすることができる。図5に示すインテーク
ボックス24は、例えば内気導入口が中段高さにある場
合に、インテークボックス24の上部及び下部に開口2
5を配置し、ゴム板26を取付けることにより、エバポ
レータの冷却効率を更によくしている。
【0012】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
ンテークボックスのケーシングの壁部に開口を設け、該
開口上縁部の上記ケーシングの内壁側に、上記開口を通
る空気の流れを、車室からインテークボックスへの一方
向の流れのみを許容するゴム板を取付けるという簡単な
構造で、外気モード時には、室内空気を導入してヒータ
性能を向上させ、内気モード時には、風量を上げること
で、エアコン性能を向上させることができる。しかも、
場所もとらずコストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による空調装置が配置され
ている場所を示す斜視図である。
【図2】同空調装置の正面方向(車両の室内)から見た
断面図である。
【図3】同空調装置のインテークボックスの開口を設け
た部位の斜視図である。
【図4】本発明の変形例による空調装置の正面方向から
見た断面図である。
【図5】本発明の他の変形例による空調装置の正面方向
から見た断面図である。
【図6】従来例による空調装置の正面方向から見た断面
図である。
【図7】他の従来例による空調装置の正面方向から見た
断面図である。
【符号の説明】
1 空調装置 3,15,24 インテークボックス 3a 外気導入口 3b 内気導入口 6 切替ダンパ 7 ケーシング 8,20,25 開口 9,21,26 ゴム板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車室と車外の空気の導入口を切
    替える内外気切替ダンパを設けた内外気インテークボッ
    クスと、これに併設した空気を冷却するクーリングユニ
    ットと、これらの下流側に配置したヒータユニットとを
    備えた空調装置において、上記インテークボックスのケ
    ーシングの壁部に開口を設け、該開口上縁部の上記ケー
    シングの内壁側に、上記開口を通る空気の流れを、車室
    からインテークボックスへの一方向の流れのみを許容す
    るゴム板を取付けたことを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 上記開口の配設場所を、上記インテーク
    ボックスの内気導入口を配設した高さと異なる高さに配
    置し、上記クーリングユニットの内部に配設したエバポ
    レータに、空気が効率良く流れるようにして成る請求項
    1に記載の空調装置。
JP22332696A 1996-08-26 1996-08-26 空調装置 Pending JPH1058940A (ja)

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JP22332696A JPH1058940A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 空調装置

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ID=16796405

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JP22332696A Pending JPH1058940A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 空調装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103017315A (zh) * 2012-11-27 2013-04-03 芜湖博耐尔汽车电气系统有限公司 一种汽车空调进风口壳体结构
CN105216583A (zh) * 2015-11-17 2016-01-06 安徽江淮汽车股份有限公司 一种空调新回风调节风门及风口总成
CN110159569A (zh) * 2019-06-12 2019-08-23 安徽江淮松芝空调有限公司 一种具有副风门的鼓风机总成

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