JPH0731082Y2 - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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JPH0731082Y2
JPH0731082Y2 JP1989136816U JP13681689U JPH0731082Y2 JP H0731082 Y2 JPH0731082 Y2 JP H0731082Y2 JP 1989136816 U JP1989136816 U JP 1989136816U JP 13681689 U JP13681689 U JP 13681689U JP H0731082 Y2 JPH0731082 Y2 JP H0731082Y2
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damper
damper device
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air supply
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、通気路を開閉自在とするダンパ翼を備えて
なるダンパ装置に関する。
〔従来の技術〕
このようなダンパ装置には種々の形式のものがある。例
えば、ダンパ翼の形式についてみると、一枚のダンパ翼
が回動軸を中心に回転する単翼式のもの(例えば、実公
昭57-25085号公報参照)、一対のダンパ翼を対称的に回
動させるバタフライ式のもの(例えば、特開昭64-19248
号公報参照)、あるいはダンパ翼をスライドさせるスラ
イド式のもの等があり(例えば、特開昭60-155845号公
報参照)、また、ダンパ翼の作動形式という点で、スプ
リングの付勢力により開閉させる付勢力式のもの、適宜
の駆動源による強制駆動式のもの、あるいは内外の気圧
差により自動的に開閉する差圧式のもの等があり、その
機能から、火災時に通気路を閉じる防火用、通気量を調
整する通気調整用、あるいは換気扇等による排気に連動
して給気を行う給気用等がある。
これらのダンパ装置は、その形式に関わらず、いずれも
ダンパ翼が作動して通気路形成用の枠体に当接すること
により通気路が閉じるような構造になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
そのため、ダンパ翼の枠体への当接が静かに行われるよ
うな場合はそれ程問題ないが、その構造上からどうして
もダンパ翼が衝突的に枠体に当たるようなものの場合
や、あるいは風等の影響で自然開閉を繰り返す場合等に
は、ダンパ翼の枠体への衝突音が問題になる。つまり、
ダンパ翼及び枠体とも耐火性との関係で、通常、金属で
作られているので、ダンパ翼の枠体への衝突の際にはか
なりの衝突音が発生し、静謐な住環境を乱してしまう場
合が少なからずある。
そこで、この考案では、ダンパ翼の衝突音をより小さな
ものにできるダンパ装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために、この考案では、ダンパ装置のダンパ翼を複
数の薄鋼板が樹脂にて接合された複合積層板で形成する
ことを要旨としている。
〔作用〕
このような複数の薄鋼板を樹脂にて接合した複合積層板
によるダンパ翼の衝突音は、通常の鋼板製のものに比べ
ずっと小さく、しかも比較的低波長となるので、その騒
音性が通常の鋼板製のものに比べずっと小さくなる。
〔実施例〕
以下、そのこの考案によるダンパ装置の実施例を図面を
参照して説明する。
第1実施例(第1図及び第2図) この実施例は、差圧式の給気ダンパ装置1に関する。す
なわち、この給気ダンパ装置1は、バタフライ式のダン
パ翼2を備え、このダンパ翼2が換気扇等による排気で
生じた内外の気圧差により自動的に開閉する差圧式であ
る。したがって、ダンパ翼2は、例えば0.5〜1g/cm2
いう圧力を与える程度の内外の気圧差だけで作動できる
ような重量とするために、例えば0.6mm程度の薄いもの
とされている。
このダンパ翼2は、通気路Pを形成する枠体3に固体さ
れたヒンジ軸4に対称的に一対のダンパ翼片2p、2pを軸
支させたもので、各ダンパ翼片2p、2pがいわゆる制振鋼
板、つまり複数、この例では2枚の薄鋼板を樹脂にて接
合することにより振動の減衰能がより大きくなっている
複合積層鋼板にて形成されている。尚、図中6はスプリ
ングであり、7はカバーであり、8は壁面である。
このようにダンパ翼2を制振鋼板で形成することによ
り、ダンパ翼2の作動乃至外気の吹込み等による自然動
の際の騒音を従来のものに比べずっと小さくできる。す
なわち、各ダンパ翼片2p、2pの開閉、つまりヒンジ軸4
を支点にした矢示Xの如き回動につれて各ダンパ翼片2
p、2pが枠体3に形成されている当接縁3eに衝突する際
に生じる衝突音が、通常の鋼板製である従来のものに比
べ非常に小さくなり、しかも比較的低波長となるので、
その騒音性が従来のものに比べずっと小さくなる。ま
た、制振鋼板で形成されたダンパ翼2は、その遮音性も
より秀れているので、外部からの騒音の遮断についても
より効率的に働くことになる。
このような制振鋼板の使用による騒音の抑制は、特にこ
の実施例における給気ダンパ装置1についてより有効で
ある。すなわち、給気ダンパ装置1の場合には、前述の
ようにダンパ翼2が薄いため、外気の吹込み等による自
然動を生じ易すいし、また音を発生し易いという性質が
あるため、騒音の抑制がより強く要求されるタイプであ
るからである。
さらにこの実施例では、枠体3にも前述の制振鋼板を使
用することにより、前述のような騒音の減少化をより向
上させるようにしている。
第2実施例(第3図) この実施例は、従来技術の欄で説明したような一般的な
ダンパ装置とはやや異なるタイプに属する差圧式の給気
ダンパ装置10に関する。つまり、この給気ダンパ装置10
は、ドアDの下部にガラリ状に形成された通気路Pに用
いられるもので、内外の気圧差により自動的に開閉して
部屋内に給気する機能も負うが、主には、部屋が気密状
態であることによりドアDの開閉の際してドアDに生じ
る抵抗を軽減する機能を負うものである。
すなわち、この給気ダンパ装置10は、通気路Pを形成す
る枠体11に横設した軸12にてその上端部が軸支されたダ
ンパ翼13を複数備えており、前述の第1実施例と同様に
制振鋼板にて作られたたダンパ翼13がドアDの開閉の際
の室内の気圧変動に応じて回動・開閉するようになって
いる。
尚、以上の実施例は何れも差圧式の給気ダンパ装置に関
するものであったが、この他にも従来技術の欄で説明し
たような各種のダンパ装置についてそのダンパ翼を制振
鋼板で形成することにより、前述したような効果を挙げ
ることが可能であることは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案に係るダンパ装置は、以上説明してきた如く、
ダンパ翼が複数の薄鋼板を樹脂にて接合した複合積層板
で形成されているので、ダンパ翼の枠体に対する衝突音
が、通常の鋼板製のものに比べずっと小さく、しかも比
較的低波長となるので、その騒音性を通常の鋼板製のも
のに比べずっと小さくでき、住環境の静謐性の確保に大
きく寄与できるとい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例による給気ダンパ装置の概略側面
図、 第2図は、第1図中の矢示II-II線に沿う概略断面図、
そして 第3図は、第1実施例による給気ダンパ装置の概略断面
図である。 1……給気ダンパ装置 2……ダンパ翼 P……通気路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気路を開閉自在とするダンパ翼を備えて
    なるダンパ装置に於いて、 ダンパ翼が複数の薄鋼板を樹脂にて接合した複合積層板
    で形成されていることを特徴とするダンパ装置。
JP1989136816U 1989-11-28 1989-11-28 ダンパ装置 Expired - Fee Related JPH0731082Y2 (ja)

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