JPH1080395A - 内視鏡用吸引制御装置 - Google Patents
内視鏡用吸引制御装置Info
- Publication number
- JPH1080395A JPH1080395A JP8262604A JP26260496A JPH1080395A JP H1080395 A JPH1080395 A JP H1080395A JP 8262604 A JP8262604 A JP 8262604A JP 26260496 A JP26260496 A JP 26260496A JP H1080395 A JPH1080395 A JP H1080395A
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- valve
- tube
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸引動作時の急激な吸い込みを防止し、また
吸引管が軟性チューブからなる場合には、吸引特性の経
時的変化を低減する。 【解決手段】 内視鏡1内の吸引管3と吸引ポンプとの
間に、軟性の吸引管14が配置され、この吸引管14を
ピンチバルブ等の第1開閉弁15で開閉する。また、こ
の吸引管14から分岐させ大気に対し開放状態となる開
放管20及び第2開閉弁21を設け、上記第1開閉弁1
5を閉じるとき、第2開閉弁21を開けるようにし、大
きな吸引負圧が上記吸引管14に加わらないようにす
る。更に、電源オフ時には、上記第1開閉弁15を所定
時間後に開状態とし、軟性吸引管を潰す時間を短くし、
管保持能力が損われないようにする。
吸引管が軟性チューブからなる場合には、吸引特性の経
時的変化を低減する。 【解決手段】 内視鏡1内の吸引管3と吸引ポンプとの
間に、軟性の吸引管14が配置され、この吸引管14を
ピンチバルブ等の第1開閉弁15で開閉する。また、こ
の吸引管14から分岐させ大気に対し開放状態となる開
放管20及び第2開閉弁21を設け、上記第1開閉弁1
5を閉じるとき、第2開閉弁21を開けるようにし、大
きな吸引負圧が上記吸引管14に加わらないようにす
る。更に、電源オフ時には、上記第1開閉弁15を所定
時間後に開状態とし、軟性吸引管を潰す時間を短くし、
管保持能力が損われないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡用吸引制御装
置、特に光源装置側の軟性吸引管に開閉弁を設け、内視
鏡内の吸引管路を開閉制御する吸引制御装置の構成に関
する。
置、特に光源装置側の軟性吸引管に開閉弁を設け、内視
鏡内の吸引管路を開閉制御する吸引制御装置の構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡装置においては、被観察体内部の
体内液等(汚物、ガス等)を吸引するために吸引機構が
設けられており、この吸引機構の一例として、図3に示
されるものがある。図3において、内視鏡1には内視鏡
先端部へ照明光を供給(不図示)するための光源装置2
が接続されるが、この内視鏡1には先端部まで吸引管
(路)3が配設され、この内視鏡側吸引管3に接続して
光源装置2側にも吸引管4が設けられる。この光源側吸
引管4は、例えば軟性チューブからなり、貯留タンク5
まで配置され、この貯留タンク5には接続管6を介して
吸引ポンプが接続される。
体内液等(汚物、ガス等)を吸引するために吸引機構が
設けられており、この吸引機構の一例として、図3に示
されるものがある。図3において、内視鏡1には内視鏡
先端部へ照明光を供給(不図示)するための光源装置2
が接続されるが、この内視鏡1には先端部まで吸引管
(路)3が配設され、この内視鏡側吸引管3に接続して
光源装置2側にも吸引管4が設けられる。この光源側吸
引管4は、例えば軟性チューブからなり、貯留タンク5
まで配置され、この貯留タンク5には接続管6を介して
吸引ポンプが接続される。
【0003】そして、上記光源側吸引管4には、ピンチ
バルブ等からなる開閉弁7が設けられており、このピン
チバルブは、例えば吸引管4を通すホルダー部を有し、
このホルダー部に配置された軟性の吸引管4を、電磁ソ
レノイドを用いて潰したり、解除したりして、管路を開
閉するようになっている。また、光源装置2内には上記
開閉弁7を駆動する制御部8が設けられ、内視鏡1側に
は吸引操作を実行する操作スイッチ9が配設される。
バルブ等からなる開閉弁7が設けられており、このピン
チバルブは、例えば吸引管4を通すホルダー部を有し、
このホルダー部に配置された軟性の吸引管4を、電磁ソ
レノイドを用いて潰したり、解除したりして、管路を開
閉するようになっている。また、光源装置2内には上記
開閉弁7を駆動する制御部8が設けられ、内視鏡1側に
は吸引操作を実行する操作スイッチ9が配設される。
【0004】上記の構成によれば、電源スイッチがオン
されると、上記制御部8により開閉弁7が駆動され、吸
引管4は押し潰されて閉状態となり、一方の吸引ポンプ
も動作状態とされる。そうして、被観察体10内に挿入
された内視鏡1の先端部により内部観察や各種処置等が
行われる際に、操作スイッチ9を押すと、開閉弁7によ
り吸引管4が開状態となる。このとき、内視鏡1側の吸
引管3を介して吸引が可能となり、被観察体10内の体
内液等は吸い出され、貯留タンク5内に導かれる。
されると、上記制御部8により開閉弁7が駆動され、吸
引管4は押し潰されて閉状態となり、一方の吸引ポンプ
も動作状態とされる。そうして、被観察体10内に挿入
された内視鏡1の先端部により内部観察や各種処置等が
行われる際に、操作スイッチ9を押すと、開閉弁7によ
り吸引管4が開状態となる。このとき、内視鏡1側の吸
引管3を介して吸引が可能となり、被観察体10内の体
内液等は吸い出され、貯留タンク5内に導かれる。
【0005】このような開閉弁7を用いた吸引制御装置
では、光源側吸引管4としての軟性チューブとピンチバ
ルブ等の開閉弁7の組合せとされるため、シンプルな構
成となり、吸引バルブ部分の洗浄が不要となるという利
点がある。即ち、内視鏡の他の例では、ピストン部とシ
リンダ部からなる機械構造的な吸引バルブを内視鏡の操
作部に設ける場合もあるが、この例では、ピストン部を
シリンダ部から取り外してバルブ部分の洗浄が必要とな
る。しかし、上記図3の場合は、吸引管4内部の洗浄の
みでよく、バルブ部分の洗浄は不要となる。
では、光源側吸引管4としての軟性チューブとピンチバ
ルブ等の開閉弁7の組合せとされるため、シンプルな構
成となり、吸引バルブ部分の洗浄が不要となるという利
点がある。即ち、内視鏡の他の例では、ピストン部とシ
リンダ部からなる機械構造的な吸引バルブを内視鏡の操
作部に設ける場合もあるが、この例では、ピストン部を
シリンダ部から取り外してバルブ部分の洗浄が必要とな
る。しかし、上記図3の場合は、吸引管4内部の洗浄の
みでよく、バルブ部分の洗浄は不要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記吸
引制御装置では、上記開閉弁7により光源側吸引管4を
開いたとき、大きな負圧により急激な吸引動作が行われ
るという問題があった。即ち、所望のタイミングで吸引
動作を実行させるために、内視鏡操作中では吸引ポンプ
を常に作動させており、開閉弁7により吸引管4が継続
して閉じられていると、吸引圧力(負圧)が高くなる。
この結果、開閉弁7により開状態としたときには、高い
吸引圧力が働き、体内液等が急激に吸い上げられると共
に、体表面も一緒に吸い上げてしまう場合がある。従っ
て、場合によっては、体表面にうっ血を生じさせたり、
粘膜を傷つけたりする可能性がある。
引制御装置では、上記開閉弁7により光源側吸引管4を
開いたとき、大きな負圧により急激な吸引動作が行われ
るという問題があった。即ち、所望のタイミングで吸引
動作を実行させるために、内視鏡操作中では吸引ポンプ
を常に作動させており、開閉弁7により吸引管4が継続
して閉じられていると、吸引圧力(負圧)が高くなる。
この結果、開閉弁7により開状態としたときには、高い
吸引圧力が働き、体内液等が急激に吸い上げられると共
に、体表面も一緒に吸い上げてしまう場合がある。従っ
て、場合によっては、体表面にうっ血を生じさせたり、
粘膜を傷つけたりする可能性がある。
【0007】また、上記吸引制御装置では、内視鏡の使
用が終了した後も、光源側吸引管4が開閉弁7により潰
された(閉)状態とされ、次の使用時まで潰されたまま
となることから、軟性チューブからなる吸引管4の形状
保持能力が早期に低下し、吸引特性の経時的変化が顕著
となるという問題があった。
用が終了した後も、光源側吸引管4が開閉弁7により潰
された(閉)状態とされ、次の使用時まで潰されたまま
となることから、軟性チューブからなる吸引管4の形状
保持能力が早期に低下し、吸引特性の経時的変化が顕著
となるという問題があった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、吸引動作時の急激な吸い込みを防
止し、また吸引管が軟性チューブからなる場合には、吸
引特性の経時的変化を低減することができる内視鏡用吸
引制御装置を提供することにある。
であり、その目的は、吸引動作時の急激な吸い込みを防
止し、また吸引管が軟性チューブからなる場合には、吸
引特性の経時的変化を低減することができる内視鏡用吸
引制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項記載の発明に係る内視鏡用吸引制御装置
は、内視鏡内の吸引管と吸引ポンプとの間に接続された
外部吸引管と、この外部吸引管の管路を開閉する第1開
閉弁と、上記吸引管から分岐して大気に対し開放状態と
なる大気開放管と、この大気開放管の管路を開閉する第
2開閉弁と、を備え、上記第1開閉弁を閉じるときは、
上記第2開閉弁を開けて吸引圧力が上記吸引管に加わら
ないようにしたことを特徴とする。第2請求項記載の発
明は、上記外部吸引管として軟性管を用い、上記第1開
閉弁として上記軟性外部吸引管を潰すことにより管路が
閉状態となるピンチバルブを用いた場合は、電源オフ時
に、この第1開閉弁を所定時間後に開状態とするように
制御したことを特徴とする。
に、第1請求項記載の発明に係る内視鏡用吸引制御装置
は、内視鏡内の吸引管と吸引ポンプとの間に接続された
外部吸引管と、この外部吸引管の管路を開閉する第1開
閉弁と、上記吸引管から分岐して大気に対し開放状態と
なる大気開放管と、この大気開放管の管路を開閉する第
2開閉弁と、を備え、上記第1開閉弁を閉じるときは、
上記第2開閉弁を開けて吸引圧力が上記吸引管に加わら
ないようにしたことを特徴とする。第2請求項記載の発
明は、上記外部吸引管として軟性管を用い、上記第1開
閉弁として上記軟性外部吸引管を潰すことにより管路が
閉状態となるピンチバルブを用いた場合は、電源オフ時
に、この第1開閉弁を所定時間後に開状態とするように
制御したことを特徴とする。
【0010】上記第1請求項記載の構成によれば、第1
開閉弁が閉状態のときは第2開閉弁は開状態となり、吸
引ポンプは大気開放管から大気を吸引するため、第1開
閉弁から手前の外部吸引管部分の吸引圧力(負圧)が高
くなることはない。従って、吸引の際には、第1開閉弁
を開けると同時に第2開閉弁を閉じれば、適切な吸引圧
力により吸引が行われ、内視鏡側吸引管と共に、被観察
体内の体液等を吸引排出することが可能となる。
開閉弁が閉状態のときは第2開閉弁は開状態となり、吸
引ポンプは大気開放管から大気を吸引するため、第1開
閉弁から手前の外部吸引管部分の吸引圧力(負圧)が高
くなることはない。従って、吸引の際には、第1開閉弁
を開けると同時に第2開閉弁を閉じれば、適切な吸引圧
力により吸引が行われ、内視鏡側吸引管と共に、被観察
体内の体液等を吸引排出することが可能となる。
【0011】上記第2請求項記載の構成によれば、第1
開閉弁が電源オフから所定時間経過後に開状態とされる
ので、内視鏡不使用時には軟性の吸引管を潰したままと
ならず、吸引管の管形状保持能力の早期の低下が防止で
きる。
開閉弁が電源オフから所定時間経過後に開状態とされる
ので、内視鏡不使用時には軟性の吸引管を潰したままと
ならず、吸引管の管形状保持能力の早期の低下が防止で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態の一例として
の内視鏡用吸引制御装置が示されており、従来の図3の
場合と同様に、スコープである内視鏡1に吸引管3及び
吸引の操作スイッチ9が配置され、光源装置12には、
上記内視鏡側吸引管3に接続して、軟性チューブからな
る光源側吸引管(外部吸引管)14が配置される。この
吸引管14には、ピンチバルブ等からなる第1開閉弁1
5が設けられており、この開閉弁によれば、軟性の吸引
管14を電磁ソレノイドで潰すことにより、管路が閉じ
た状態とされる。
の内視鏡用吸引制御装置が示されており、従来の図3の
場合と同様に、スコープである内視鏡1に吸引管3及び
吸引の操作スイッチ9が配置され、光源装置12には、
上記内視鏡側吸引管3に接続して、軟性チューブからな
る光源側吸引管(外部吸引管)14が配置される。この
吸引管14には、ピンチバルブ等からなる第1開閉弁1
5が設けられており、この開閉弁によれば、軟性の吸引
管14を電磁ソレノイドで潰すことにより、管路が閉じ
た状態とされる。
【0013】上記光源装置12内には、上記第1開閉弁
15を制御する制御部16が配置され、この制御部16
は、上記操作スイッチ9の動作信号により上記第1開閉
弁15の電磁ソレノイドによる開閉を制御する。また、
この制御部16に接続するように、電源部17、電源ス
イッチ18等が設けられる。一方、上記の吸引管14に
は貯留タンク5が接続して配置され、この貯留タンク5
に接続管6を介して吸引ポンプ(不図示)が連結され
る。
15を制御する制御部16が配置され、この制御部16
は、上記操作スイッチ9の動作信号により上記第1開閉
弁15の電磁ソレノイドによる開閉を制御する。また、
この制御部16に接続するように、電源部17、電源ス
イッチ18等が設けられる。一方、上記の吸引管14に
は貯留タンク5が接続して配置され、この貯留タンク5
に接続管6を介して吸引ポンプ(不図示)が連結され
る。
【0014】そして、この光源装置12内の上記吸引管
14には、途中から分岐する大気開放管20が一体に形
成されると共に、この開放管20に、管を圧力で潰すタ
イプのピンチバルブ等からなる第2開閉弁21が取り付
けられる。この大気開放管20及び第2開閉弁21によ
れば、上記吸引ポンプの動作時で、第1開閉弁15が閉
じられているとき、開放管20を開放状態とすることに
より吸引管14に大きな負圧がかかることを防止でき
る。
14には、途中から分岐する大気開放管20が一体に形
成されると共に、この開放管20に、管を圧力で潰すタ
イプのピンチバルブ等からなる第2開閉弁21が取り付
けられる。この大気開放管20及び第2開閉弁21によ
れば、上記吸引ポンプの動作時で、第1開閉弁15が閉
じられているとき、開放管20を開放状態とすることに
より吸引管14に大きな負圧がかかることを防止でき
る。
【0015】当該例は以上の構成からなり、その作用を
図2を参照しながら説明する。まず、光源装置12或い
は不図示のプロセッサ装置の電源をオンにする際には、
吸引ポンプの電源もオンされ、吸引ポンプは内視鏡の使
用中、継続して動作状態とされる。そして、電源スイッ
チ18による光源装置12のオン時には、制御部16に
より第1開閉弁15が閉状態、第2開閉弁21が開状態
とされ、開放管20を介して空気が吸引される。従っ
て、光源側吸引管14の第1開閉弁15の手前で大きな
負圧が発生することはない。
図2を参照しながら説明する。まず、光源装置12或い
は不図示のプロセッサ装置の電源をオンにする際には、
吸引ポンプの電源もオンされ、吸引ポンプは内視鏡の使
用中、継続して動作状態とされる。そして、電源スイッ
チ18による光源装置12のオン時には、制御部16に
より第1開閉弁15が閉状態、第2開閉弁21が開状態
とされ、開放管20を介して空気が吸引される。従っ
て、光源側吸引管14の第1開閉弁15の手前で大きな
負圧が発生することはない。
【0016】一方、内視鏡1の操作スイッチ9が押され
たときには、上記制御部16により吸引動作が行われる
が、例えば図2(A)のPの時点で上記操作スイッチ9
がオン動作されたとすると、図2(A)に示されるよう
に、第1開閉弁15は閉状態から開状態へ切り替えら
れ、同時に図2(B)に示されるように、第2開閉弁2
1は開状態から閉状態へ切り替えられる。そうすると、
大気開放管20は閉じられて吸引管14が開かれること
になり、吸引ポンプからの吸引圧力が吸引管14及び吸
引管3へ与えられる。なお、上記第1開閉弁15と第2
開閉弁21のタイミングは互いに少しずらすようにして
もよい。
たときには、上記制御部16により吸引動作が行われる
が、例えば図2(A)のPの時点で上記操作スイッチ9
がオン動作されたとすると、図2(A)に示されるよう
に、第1開閉弁15は閉状態から開状態へ切り替えら
れ、同時に図2(B)に示されるように、第2開閉弁2
1は開状態から閉状態へ切り替えられる。そうすると、
大気開放管20は閉じられて吸引管14が開かれること
になり、吸引ポンプからの吸引圧力が吸引管14及び吸
引管3へ与えられる。なお、上記第1開閉弁15と第2
開閉弁21のタイミングは互いに少しずらすようにして
もよい。
【0017】この結果、内視鏡先端部から被観察体10
内の体液やガス等が吸引され、これら体液等は貯留タン
ク5へ貯留される。このような上記第1及び第2開閉弁
15,21の制御によれば、大きな吸引の負圧が吸引管
14に与えられることがないので、従来のような急激な
吸引動作がなくなることになる。
内の体液やガス等が吸引され、これら体液等は貯留タン
ク5へ貯留される。このような上記第1及び第2開閉弁
15,21の制御によれば、大きな吸引の負圧が吸引管
14に与えられることがないので、従来のような急激な
吸引動作がなくなることになる。
【0018】また、内視鏡の使用が終了し、図2(C)
に示されるように、光源装置12の電源スイッチ18を
オフ動作した場合は、図2(D)のように、上記第1開
閉弁15がT(任意の時間)分後に開状態とされる。な
お、第2開閉弁21も開状態のままで制御が終了とな
る。このような制御によれば、内視鏡の不使用時には、
両開閉弁15,21が開状態とされて、吸引管14を潰
したまま長く放置されることがない。従って、軟性チュ
ーブからなる吸引管14の管形状保持能力を従来のよう
に低減させることはなく、所定の特性を長期間、維持す
ることが可能となる。
に示されるように、光源装置12の電源スイッチ18を
オフ動作した場合は、図2(D)のように、上記第1開
閉弁15がT(任意の時間)分後に開状態とされる。な
お、第2開閉弁21も開状態のままで制御が終了とな
る。このような制御によれば、内視鏡の不使用時には、
両開閉弁15,21が開状態とされて、吸引管14を潰
したまま長く放置されることがない。従って、軟性チュ
ーブからなる吸引管14の管形状保持能力を従来のよう
に低減させることはなく、所定の特性を長期間、維持す
ることが可能となる。
【0019】上記実施形態例では、第1及び第2開閉弁
15,21としてピンチバルブを用いた例を示したが、
これらの開閉弁として、ダイヤフラムを利用した切替え
バルブ等の他の開閉弁を用いることができる。
15,21としてピンチバルブを用いた例を示したが、
これらの開閉弁として、ダイヤフラムを利用した切替え
バルブ等の他の開閉弁を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項に係る
発明によれば、吸引管から分岐させた大気開放管とこの
大気開放管の管路を開閉する第2開閉弁とを設け、上記
吸引管の第1開閉弁を閉じるときは、上記第2開閉弁を
開けて吸引圧力が吸引管に加わらないようにしたので、
急激な吸い込みを防止することが可能となる。
発明によれば、吸引管から分岐させた大気開放管とこの
大気開放管の管路を開閉する第2開閉弁とを設け、上記
吸引管の第1開閉弁を閉じるときは、上記第2開閉弁を
開けて吸引圧力が吸引管に加わらないようにしたので、
急激な吸い込みを防止することが可能となる。
【0021】第2請求項に係る発明によれば、軟性の吸
引管及びこの吸引管を潰して管路を閉じるピンチバルブ
を用いた場合は、電源オフ時に、ピンチバルブを所定時
間後に開状態となるようにしたので、軟性の吸引管にお
ける吸引特性の早期の経時的変化をなくすことができ
る。
引管及びこの吸引管を潰して管路を閉じるピンチバルブ
を用いた場合は、電源オフ時に、ピンチバルブを所定時
間後に開状態となるようにしたので、軟性の吸引管にお
ける吸引特性の早期の経時的変化をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る内視鏡用吸引制御装
置の構成を示す説明図である。
置の構成を示す説明図である。
【図2】図1の吸引制御装置の動作を示す図である。
【図3】従来の内視鏡用吸引制御装置の構成を示す説明
図である。
図である。
1 … 内視鏡、 3 … 内視鏡側吸引管、 4,14 … 光源側吸引管(外部吸引管)、 8,16 … 制御部、 9 … 操作スイッチ、 12 … 光源装置、 15 … 第1開閉弁、 20 … 大気開放管、 21 … 第2開閉弁。
Claims (2)
- 【請求項1】 内視鏡内の吸引管と吸引ポンプとの間に
接続された外部吸引管と、 この外部吸引管の管路を開閉する第1開閉弁と、 上記吸引管から分岐して大気に対し開放状態となる大気
開放管と、 この大気開放管の管路を開閉する第2開閉弁と、を備
え、 上記第1開閉弁を閉じるときは、上記第2開閉弁を開け
て吸引圧力が上記吸引管に加わらないようにした内視鏡
吸引制御装置。 - 【請求項2】 上記外部吸引管として軟性管を用い、上
記第1開閉弁として上記軟性外部吸引管を潰すことによ
り管路が閉状態となるピンチバルブを用いた場合は、電
源オフ時に、この第1開閉弁を所定時間後に開状態とす
るように制御したことを特徴とする上記第1請求項記載
の内視鏡用吸引制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8262604A JPH1080395A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 内視鏡用吸引制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8262604A JPH1080395A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 内視鏡用吸引制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1080395A true JPH1080395A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17378107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8262604A Pending JPH1080395A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 内視鏡用吸引制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1080395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3009077A4 (en) * | 2013-08-06 | 2017-02-15 | Olympus Corporation | Pneumoperitoneum apparatus |
CN109620391A (zh) * | 2019-02-01 | 2019-04-16 | 江苏省肿瘤医院 | 一次性多功能吸引减污管 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP8262604A patent/JPH1080395A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3009077A4 (en) * | 2013-08-06 | 2017-02-15 | Olympus Corporation | Pneumoperitoneum apparatus |
CN109620391A (zh) * | 2019-02-01 | 2019-04-16 | 江苏省肿瘤医院 | 一次性多功能吸引减污管 |
CN109620391B (zh) * | 2019-02-01 | 2024-05-24 | 江苏省肿瘤医院 | 一次性多功能吸引减污管 |
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