JPH1199123A - 内視鏡管路の流量制御装置 - Google Patents

内視鏡管路の流量制御装置

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JPH1199123A
JPH1199123A JP9281398A JP28139897A JPH1199123A JP H1199123 A JPH1199123 A JP H1199123A JP 9281398 A JP9281398 A JP 9281398A JP 28139897 A JP28139897 A JP 28139897A JP H1199123 A JPH1199123 A JP H1199123A
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JP
Japan
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flow rate
endoscope
suction
control device
open
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JP9281398A
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Kazuaki Takahashi
一昭 高橋
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引管路における流体の流量を可変調節でき
るようにし、使い勝手のよい内視鏡を得る。 【解決手段】 内視鏡に配置された吸引管24の流量を
制御するために、径の異なる(同一径でもよい)例えば
3本の大気開放管路Tg,Th,Tiと電磁弁V51,V5
2,V53を設け、これらの電磁弁Vを開閉制御すること
により、吸引管24の流量を可変調節する。上記構成で
は、開く管路Tを組み合わせて8段階の流量を制御でき
る。また、この流量調節の切替えは、電磁弁ユニット等
の制御パネル上のスイッチ38Aで設定してもよいし、
内視鏡操作部に設けられた操作スイッチの押圧力やスト
ローク量により操作してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡管路の流量制
御装置、特に内視鏡内に配設した吸引管による吸引の流
体流量制御の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、従来の内視鏡及び電磁弁ユニ
ットに関する構成が示されている。図4において、内視
鏡1内には先端部1Aから操作部1Bまで送水管2A,
送気管3A,吸引管(処置具挿通チャンネルでもある)
4Aが配設されており、この吸引管4Aは操作部1Bに
配置された鉗子口5にも接続される。上記操作部1Bに
は、図示されるように、二段スイッチである送気/送水
(A/W)スイッチ6、吸引(suc)スイッチ7や撮
影釦8が設けられており、このスイッチ6,7の操作制
御信号は、不図示の信号線により電磁弁ユニット10へ
供給される。また、上記操作部1Bとこの電磁弁ユニッ
ト10を連結するように、送水管2B、送気管3B、吸
引管4Bがケーブル内等に設けられる。
【0003】上記電磁弁ユニット10には、各管路の開
閉制御をする5つの電磁弁V1 ,V2 ,V3 ,V4 ,V
5 、ポンプ12、制御部13及び送水タンク14が設け
られる。そして、この送水タンク14は送気管3Cを介
して上記ポンプ12に接続されると共に、送水管2Cを
介して上記電磁弁V1 に接続される。更に、上記吸引管
4Cには吸引タンク15及びポンプが接続される。
【0004】上記の構成によれば、送気/送水スイッチ
6の不操作時は電磁弁V3 のみが開となるが、この電磁
弁のV1 ,V3 を閉じ、V2 を開けることにより送気管
3による送気が行われ、電磁弁のV2 ,V3 を閉じ、V
1 を開けることにより送水管2による送水が実行され
る。この送気/送水により、先端部1Aに配置された対
物レンズ窓の汚れ等を除去することができる。また、電
磁弁のV5 を閉じ、V4を開けることにより吸引が行わ
れ、これによって吸引管4を介して被観察体内の内容物
等が吸引・排出されることになる。なお、上記のような
電磁弁を用いた流体の制御を行う内視鏡装置として、特
開平1−297045号公報、特開平1−310638
号公報等に示されるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな内視鏡管路の流体制御では、送気、送水においても
同様であるが、吸引を実行するかしないかの制御しか行
われておらず、吸引量の可変調整ができないのが現状で
ある。この吸引においては、その量を可変調節できれ
ば、被観察体内への影響等を考慮して状況に応じた内容
物の排出が可能となり、患者への負担を軽減して使い勝
手のよい内視鏡を得ることができる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、吸引管路における流体の流量を可
変調節できるようにし、使い勝手のよい内視鏡が得られ
る内視鏡管路の流量制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、内視鏡に配置された吸引管路内
の流量を制御する流量制御装置であって、上記吸引管路
に対し分岐状態で接続された複数の大気開放管路と、こ
の複数の大気開放管路のそれぞれを開閉するための開閉
弁と、を備え、この複数の開閉弁の選択的な開閉制御に
より、吸引管路内の流量を可変調節することを特徴とす
る。請求項2に係る発明は、上記複数の大気開放管路と
して、異なる内径で形成された管路を用いたことを特徴
とする。請求項3に係る発明は、上記複数の開閉弁の制
御に基づき、複数の大気開放管路を組み合わせて用いる
ことにより流量を可変調節することを特徴とする。請求
項4に係る発明は、上記の流量調節のための操作スイッ
チを、内視鏡とは別体の流体制御ユニット側に配置した
ことを特徴とする。請求項5に係る発明は、上記の流量
調節は、内視鏡操作部に設けられた操作スイッチにより
行うことを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、一つの吸引管に対し
複数の大気開放管路が配置され、開閉弁によって何本の
大気開放管路を開くかによって吸引流量が変ることにな
る。また、これらの大気開放管路を異なる径とした場合
は、開閉弁によっていずれの管路を開くかによって流量
が変ると共に、開く管路の組合せにより流量が変化する
ことになる。
【0009】このような流量調節の切替え操作、即ちど
の開閉弁を開くかの設定は、流体制御ユニット側の操作
パネル等に設けられた選択スイッチ等を用いて行われ
る。また、この流量調節の操作は、内視鏡操作部の操作
スイッチによって実行することができ、この場合は、操
作部の押す圧力やストローク量に応じて所定の開閉弁を
開閉動作することにより、同一径又は異なる径の大気開
放管路による流量調節が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態の一例に係る
内視鏡管路の流量制御装置の構成が示されており、図の
内視鏡(電子内視鏡)20には、先端部20Aから操作
部20Bまで、送水管22A,送気管23A,吸引管2
4Aが配設される。この内視鏡先端部20Aの先端に
は、着脱自在となるキャップ25が取り付けられてお
り、このキャップ25に観察窓(対物光学系のレンズ
窓)へ送気/送水するためのノズル等が設けられる。
【0011】上記操作部20Bには、図示されるよう
に、二段スイッチである送気/送水スイッチ26、吸引
スイッチ27や撮影釦28が設けられており、このスイ
ッチ26,27の操作制御信号は、電磁弁ユニット30
へ供給される。また、上記操作部20Bとこの電磁弁ユ
ニット30を連結するように、送水管22B,送気管2
3Bがケーブル内に設けられる。そして、上記操作部2
0Bの後側には、管路ユニット20Cが設けられ、この
管路ユニット20Cの接続時に形成される折り返し部に
よって、上記の送水管22Aと22B、送気管23Aと
23Bが連結される。
【0012】上記の管路ユニット20Cには、上記電磁
弁ユニット30まで延びた吸引管24Bが取り付けら
れ、この吸引管24Bには、途中から分離して鉗子口3
1が設けられる。なお、上記の送水管22Aに接続され
た図示の部材32は、観察窓レンズ面の汚れ度合が高い
場合にシリンジ等を装着して送気/送水をするためのレ
ンズ面フラッシュ口である。
【0013】上記電磁弁ユニット30には、従来と同様
に、送水管22及び送気管23を開閉制御する電磁弁V
1 ,V2 ,V3 、逆止弁34A,34Bが設けられ、こ
れらの逆止弁34A,34Bは電磁弁ユニット30内へ
の水等の逆流を防止して内部管路の汚れをなくすために
配置される。また、ポンプ12、送水タンク14、制御
部35、電源部36が設けられる。
【0014】更に、上記吸引管24Bに接続する吸引管
24C及び電磁弁V4 が設けられ、この吸引管24Cに
は不図示のポンプに連結された吸引タンク15が接続さ
れる。そして、この吸引管24の流量制御をするため
に、3本の大気開放管路Tg,Th,Ti及び電磁弁V
51,V52,V53が設けられる。即ち、管路径(内径)
g,h,iがg<h<iの関係の大きさで設定された管
路Tg,Th,Tiが、上記吸引管24cから分岐して
配置され、上記管路Tgに電磁弁V51、上記管路Thに
電磁弁V52、上記管路Tiに電磁弁V53が取り付けられ
る。
【0015】また、上記電磁弁ユニット30の操作パネ
ル上に、吸引の流量調節をするための流量調節スイッチ
部38が設けられ、この流量調節スイッチ部38の吸引
量スイッチ38Aの操作によって、吸引流量を段階的に
コントロールできるようになっている。
【0016】当該例は以上の構成からなり、吸引スイッ
チ27が操作されると、電磁弁V4が開状態となると共
に、上記流量調節スイッチ部38で設定された流量とな
るように、電磁弁V51,V52,V53の開閉制御が行われ
る。即ち、当該例では、3種類の異なる径の大気開放管
路Tg〜Tiが用いられることから、径g,h,iの管
の基準の流量をHg,Hh,Hiとすると、各管路の組
合せを含めて、例えば0(全ての電時弁V51,V52,V
53を閉とした場合)<Hg<Hh<Hi<Hg+Hh<
Hg+Hi<Hh+Hi<Hg+Hh+Hiの8段階
(他の大小関係でもよい)となる大気吸入流量が設定で
きることになる。
【0017】そしてこの場合は、大気吸入量が多くなれ
ばなる程、吸引量が小さくなり、全ての電磁弁V51〜V
53を閉とすれば最大の吸引流量に設定され、全ての電磁
弁V51,V52〜V53を開とすれば最小の吸引流量に設定
されることになる。
【0018】図2には、吸引流量を調節するための他の
構成例が示されており、この場合は、複数の大気開放管
路の内径を同一としてものである。即ち、図2に示され
るように、吸引管24Cに分岐して3本の大気開放管路
Tjが取り付けられており、これらの管路Tjは同一の
内径jとされる。この例では、管路の基準流量をHjと
すると、各管路の組合せを含めて、例えば全ての電時弁
V51,V52,V53を閉とした場合<Hj<2Hj<3H
jの4段階となる大気吸入流量が設定できることにな
り、これによって吸引流量を可変調節することが可能と
なる。
【0019】図3には、流量調節をするための上記内視
鏡操作部20Bに設けられた操作スイッチの構成が示さ
れている。上記実施形態例では、吸引の流量調節を電磁
弁ユニット30に設けた吸引量スイッチ38Aで設定す
るようにしたが、この流量操作は図3に示す操作スイッ
チ40を吸引スイッチ27の代りに、内視鏡操作部20
Bに配置して行うこともできる。
【0020】即ち、図3に示されるように、操作スイッ
チ40は、上下動する操作体(押し釦部)40Aで感圧
センサ41を押す構成とされており、この感圧センサ4
1としては、感圧ダイオード、感圧トランジスタ、ピエ
ゾ型マイクロマシンシリコン素子等を用いることができ
る。これによれば、上記操作体40Aの押圧力を段階的
な値で検出し、この段階的な操作圧力に応じて上記の電
磁弁V51,V52,V53の開閉を制御すれば、段階的に流
量を可変調節することができる。また、この操作スイッ
チ40は、圧力を検出するのではなく、操作ストローク
量を段階的に検出するものとしてもよく、この段階的な
ストローク量によって流量を調節することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一径又は異なる径の複数の大気開放管路とこの複数の
大気開放管路のそれぞれを開閉するための開閉弁を設
け、これらの開閉弁を選択的に開閉制御するようにした
ので、吸引管路内の流体流量を可変調節することができ
る。この結果、被観察体内への影響等を考慮して状況に
応じた内容物の排出が可能となり、患者への負担を軽減
して使い勝手のよい内視鏡が得られる。
【0022】請求項3の発明によれば、複数の大気開放
管路を組み合わせて流量調節することにより、流量調節
が細かく設定できるという利点がある。また、請求項5
の発明によれば、内視鏡操作部の操作スイッチで流量コ
ントロールが容易に行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例に係る内視鏡管路の流
量制御装置を適用した内視鏡の構成を示す図である。
【図2】吸引流量を調節するための他の構成を示す図で
ある。
【図3】内視鏡操作部に配置され、流量調節を行う操作
スイッチの構成を示す断面図である。
【図4】従来の内視鏡の管路系及び流体制御装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1,20 … 内視鏡、 1B,20B … 操作部、
4,24 … 吸引管、10,30 … 電磁弁ユニッ
ト、35 … 制御部、38 … 流量調節スイッチ
部、40 … 操作スイッチ、Tg〜Ti … 大気開
放管路、V1 〜V4 ,V51〜V53 … 電磁弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に配置された吸引管路内の流量を
    制御する流量制御装置であって、 上記吸引管路に対し分岐状態で接続された複数の大気開
    放管路と、 この複数の大気開放管路のそれぞれを開閉するための開
    閉弁と、を備え、 この複数の開閉弁の選択的な開閉制御により、吸引管路
    内の流量を可変調節することを特徴とする内視鏡管路の
    流量制御装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の大気開放管路として、異なる
    内径で形成された管路を用いたことを特徴とする上記請
    求項1記載の内視鏡管路の流量制御装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の開閉弁の制御に基づき、複数
    の大気開放管路を組み合わせて用いることにより流量を
    可変調節することを特徴とする上記請求項1記載の内視
    鏡管路の流量制御装置。
  4. 【請求項4】 上記の流量調節のための操作スイッチ
    を、内視鏡とは別体の流体制御ユニット側に配置したこ
    とを特徴とする上記請求項1記載の内視鏡管路の流量制
    御装置。
  5. 【請求項5】 上記の流量調節は、内視鏡操作部に設け
    られた操作スイッチにより行うことを特徴とする上記請
    求項1記載の内視鏡管路の流量制御装置。
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US09/135,018 US6132369A (en) 1997-08-21 1998-08-17 Opening/closing and flow rate controller for an endoscope pipe
US09/414,716 US6387045B1 (en) 1997-08-21 1999-10-12 Flow rate controller for an endoscope pipe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2699670A1 (fr) * 1992-12-21 1994-06-24 Erca Dispositif de dosage multi-produit.
CN116195963A (zh) * 2023-04-17 2023-06-02 深圳市图优医疗影像有限公司 一种耗材型脑室内窥镜

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CN116195963A (zh) * 2023-04-17 2023-06-02 深圳市图优医疗影像有限公司 一种耗材型脑室内窥镜
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