JPH11104068A - 内視鏡管路の流量制御装置 - Google Patents

内視鏡管路の流量制御装置

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JPH11104068A
JPH11104068A JP9282541A JP28254197A JPH11104068A JP H11104068 A JPH11104068 A JP H11104068A JP 9282541 A JP9282541 A JP 9282541A JP 28254197 A JP28254197 A JP 28254197A JP H11104068 A JPH11104068 A JP H11104068A
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JP
Japan
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flow rate
control
endoscope
pipe
control device
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JP9282541A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Takahashi
一昭 高橋
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路における流体の流量を可変調節できるよ
うにし、使い勝手のよい内視鏡を得る。 【解決手段】 内視鏡に配置された、例えば送水管2
2、送気管23の流量を制御するために、上記送水管2
2については径の異なる3本の制御用管路Ta,Tb,
Tcと電磁弁V11,V12,V13を設け、上記送気管23
については制御用管路Td,Te,Tfと電磁弁V21,
V22,V33を設け、これらの電磁弁Vを開閉制御するこ
とにより、各管路内の流量を可変調節する。上記構成で
は、開く管路Tを組み合わせて7段階の流量を制御でき
る。また、この流量調節の切替えは、電磁弁ユニット等
の制御パネル上のスイッチ41Aで設定してもよいし、
内視鏡操作部に設けられた操作スイッチの押圧力やスト
ローク量により操作してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡管路の流量制
御装置、特に内視鏡内に配設した送気管の送気、送水管
の送水、吸引管の吸引等の際の流体の流量制御の構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、従来の内視鏡及び電磁弁ユニ
ットに関する構成が示されている。図5において、内視
鏡1内には先端部1Aから操作部1Bまで送水管2A,
送気管3A,吸引管(処置具挿通チャンネルでもある)
4Aが配設されており、この吸引管4Aは操作部1Bに
配置された鉗子口5にも接続される。上記操作部1Bに
は、図示されるように、二段スイッチである送気/送水
(A/W)スイッチ6、吸引(suc)スイッチ7や撮
影釦8が設けられており、このスイッチ6,7の操作制
御信号は、不図示の信号線により電磁弁ユニット10へ
供給される。また、上記操作部1Bとこの電磁弁ユニッ
ト10を連結するように、送水管2B、送気管3B、吸
引管4Bがケーブル内等に設けられる。
【0003】上記電磁弁ユニット10には、各管路の開
閉制御をする5つの電磁弁V1 ,V2 ,V3 ,V4 ,V
5 、ポンプ12、制御部13及び送水タンク14が設け
られる。そして、この送水タンク14は送気管3Cを介
して上記ポンプ12に接続されると共に、送水管2Cを
介して上記電磁弁V1 に接続される。更に、上記吸引管
4Cには吸引タンク15及びポンプが接続される。
【0004】上記の構成によれば、電磁弁のV1 ,V3
を閉じ、V2 を開けることにより送気管3による送気が
行われ、電磁弁のV2 ,V3 を閉じ、V1 を開けること
により送水管2による送水が実行される。この送気/送
水は、先端部1Aに配置された対物レンズ窓等に対して
行われ、これによって対物レンズ窓の汚れ等を除去する
ことができる。また、電磁弁のV5 を閉じ、V4 を開け
ることにより吸引が行われ、これによって吸引管4を介
して被観察体内の内容物等が吸引・排出されることにな
る。なお、上記のような電磁弁を用いた流体の制御を行
う内視鏡装置として、特開平1−297045号公報、
特開平1−310638号公報等に示されるものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな内視鏡管路の流体制御では、送気、送水或いは吸引
を実行するかしないかの制御しか行われておらず、送気
量、送水量或いは吸引量の可変調整ができないのが現状
である。上記の対物レンズ窓に対する送気/送水におい
ては、その量を可変調節できれば、被観察体内への影響
等を考慮しながら、汚れの除去を効率よく実施できる
し、内容物の吸引においても、その量の可変ができれ
ば、状況に応じた内容物の排出が可能となり、使い勝手
のよい内視鏡を得ることができる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、管路における流体の流量を可変調
節できるようにし、使い勝手のよい内視鏡が得られる内
視鏡管路の流量制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、内視鏡に配置された管路内の流
量を制御する流量制御装置であって、上記管路に対し分
岐状態で接続された管路径の異なる複数の制御用管路
と、この複数の制御用管路のそれぞれを開閉するための
開閉弁とを備え、この複数の開閉弁の選択的な開閉制御
により、管路内の流量を可変調節することを特徴とす
る。請求項2に係る発明は、上記複数の開閉弁の制御に
基づき、複数の制御用管路を組み合わせて用いることに
より流量を可変調節することを特徴とする。請求項3に
係る発明は、上記の流量調節のための操作スイッチを内
視鏡とは別体の流体制御ユニット側に配置したことを特
徴とする。請求項4に係る発明は、上記の流量調節を内
視鏡操作部に設けられた操作スイッチにより行うことを
特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、送気管、送水管等の
一つの内視鏡管路に対し複数の径の異なる制御用管路を
配置することになり、例えば3本の制御用管路が設けら
れている場合は、開閉弁によって3本のいずれを開くか
によって流量が変ると共に、開く管路の組合せにより流
量が変化することになる。
【0009】この流量調節の切替え操作、即ちどの開閉
弁を開くかの設定は、流体制御ユニット側の操作パネル
等に設けられた選択スイッチ等を用いて行われる。ま
た、この流量調節の操作は、内視鏡操作部の操作スイッ
チによって実行することができ、この場合は、操作部の
押す圧力やストローク量に応じて所定の開閉弁を開閉動
作することにより、径の異なる制御用管路による流量調
節が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図3には、実施形態の一
例に係る内視鏡管路の流量制御装置の構成が示されてい
る。図1において、内視鏡(電子内視鏡)20には、先
端部20Aから操作部20Bまで、送水管22A,送気
管23A,吸引管24Aが配設される。この内視鏡先端
部20Aの先端には、着脱自在となるキャップ25が取
り付けられており、このキャップ25に観察窓(対物光
学系のレンズ窓)へ送気/送水するためのノズル等が設
けられる。
【0011】上記操作部20Bには、図示されるよう
に、二段スイッチである送気/送水スイッチ26、吸引
スイッチ27や撮影釦28が設けられており、このスイ
ッチ26,27の操作制御信号は、電磁弁ユニット30
へ供給される。また、上記操作部20Bとこの電磁弁ユ
ニット30を連結するように、送水管22B,送気管2
3Bがケーブル内に設けられる。そして、上記操作部2
0Bの後側には、管路ユニット20Cが設けられ、この
管路ユニット20Cの接続時に形成される折り返し部に
よって、上記の送水管22Aと22B、送気管23Aと
23Bが連結される。
【0012】上記の管路ユニット20Cには、上記電磁
弁ユニット30まで延びた吸引管24Bが取り付けら
れ、この吸引管24Bには、途中から分離して鉗子口3
1が設けられる。なお、上記の送水管22Aに接続され
た図示の部材32は、観察窓レンズ面の汚れ度合が高い
場合にシリンジ等を装着して送気/送水をするためのレ
ンズ面フラッシュ口である。
【0013】上記電磁弁ユニット30には、ポンプ3
4、制御部35、電源部36が設けられ、また送水タン
ク14及び吸引タンク15が接続されると共に、上記送
水管22の流量制御をするために、制御用管路Ta,T
b,Tcと電磁弁V11,V12,V13が設けられる。即
ち、図2にも示されるように、上記送水管22Bと送水
タンク14側の送水管22Cの間を接続するように、一
番大きい径(内径)cの管路Tcが取り付けられ、この
管路Tcに開閉用の電磁弁V13が配置される。そして、
この管路Tcに並列となるように、順に細くなる径bの
管路Tbと径a(a<b<c)の管路Taが接続され、
これらの管路Tb,Taのそれぞれにも電磁弁V12,V
11が配置される。
【0014】なお、当該例では、内視鏡側の図示の管路
Tg1の径g1 がタンク側の一番大きい管路Tc(22
C)の径よりも大きくなるように形成される。即ち、上
記径a,b,c,g1 の管の基準の流量(基準供給量で
の流量)をHa,Hb,Hc,Hg1とすると、Hg1≧H
a+Hb+Hcとなるように設定される。また、このよ
うな構成ではなく、上記各管路Ta,Tb,Tcを別々
に個々のタンク14及びポンプ34へ接続するようにし
てもよい。
【0015】一方、送気管23の流量制御をするため
に、図3にも示されるように、制御用管路Td,Te,
Tfとこれら管路Td〜Tfの開閉をする電磁弁V21,
V22,V23が設けられる。この場合は、管路Tfが逆流
防止弁37を介して送気管23Bに接続され、逆流防止
弁38を介して送水タンク14側の送気管23Cに接続
されており、これらの逆流防止弁37,38は、電磁弁
ユニット30内への水等の逆流を防止して、内部管路の
汚れを防ぐようになっている。そして、上記の管路T
d,Te,Tfは、その径d,e,fが順に大きくなる
(d<e<f)管とされている。
【0016】また、内視鏡側の図示の管路Tg2の径g2
が供給側の管路23Cの径よりも大きくされ、上記径
d,e,f,g2 の管の基準の流量(基準供給量での流
量)をHd,He,Hf,Hg2とすると、Hg2≧Hd+
He+Hfとなるように設定される。なお、これらの管
路Td,Te,Tfを別個にポンプ34へ導く構成とし
てもよい。更に、図1に示されるように、上記管路Tf
から分岐して大気開放管22D及び電磁弁V3 が設けら
れ、吸引管24については、従来と同様に、吸引管24
Dに電磁弁V4 、V5 が配置される。
【0017】また、上記電磁弁ユニット30の操作パネ
ル上に、送気及び送水の流量調節をするための流量調節
スイッチ部40が設けられ、この流量調節スイッチ部4
0の送水量スイッチ40A及び送気量スイッチ40Bの
各操作によって、各管路の流量を段階的にコントロール
することができる。
【0018】当該例は以上の構成からなり、送気/送水
スイッチ26が操作されていないときは、上記電磁弁V
3 のみが開となり、ポンプ34からの空気は大気開放管
22Dから大気へ放出される。そして、送気/送水スイ
ッチ26により送水操作(例えば一段目押し)をする
と、電磁弁V21,V22,V23,V3 が閉じ、また上記流
量調節スイッチ部40で設定された流量となるように、
電磁弁V11,V12,V13の開閉制御が行われる。
【0019】当該例では、3種類の異なる径の制御用管
路Ta〜Tcが用いられることから、各管路Ta,T
b,Tcの基準の流量をHa,Hb,Hcとすると、各
管路の組合せを含めて、例えばHa<Hb<Hc<Ha
+Hb<Ha+Hc<Hb+Hc<Ha+Hb+Hcの
7段階(他の大小関係でもよい)となる流量が設定でき
ることになる。従って、電磁弁V11のみを開とすれば最
小流量に設定され、全ての電磁弁V11,V12,V13を開
とすれば最大流量に設定されることになる。
【0020】また、上記送気/送水スイッチ26により
送水操作(例えば二段目押し)をすると、電磁弁V11,
V12,V13,V3 が閉じて、電磁弁V21,V22,V23の
開閉制御が行われる。この場合も、上記と同様で、各管
路Td,Te,Tfの基準の流量をHd,He,Hfと
すると、各管路の組合せを含めて、例えばHd<He<
Hf<Hd+He<Hd+Hf<He+Hf<Hd+H
e+Hfの7段階の流量が設定できることになる。
【0021】図4には、流量調節をするための上記内視
鏡操作部20Bの操作スイッチの構成が示されている。
上記の実施形態例では、送気又は送水の流量調節を電磁
弁ユニット30に設けた流量調節スイッチ40で設定す
るようにしたが、この流量操作は図4に示す操作スイッ
チ41を送気スイッチ、送水スイッチ等として、内視鏡
操作部20Bに配置して行うこともできる。
【0022】即ち、図4に示されるように、操作スイッ
チ41は、上下動する操作体(押し釦部)41Aで感圧
センサ42を押す構成とされており、この感圧センサ4
2としては、感圧ダイオード、感圧トランジスタ、ピエ
ゾ型マイクロマシンシリコン素子等を用いることができ
る。これによれば、上記操作体41Aの押圧力を段階的
な値で検出し、この段階的な操作圧力に応じて上記の電
磁弁V11,V12,V13,V21,V22,V23の開閉を制御
すれば、段階的に流量を可変調節することができる。ま
た、この操作スイッチ41は、圧力を検出するのではな
く、操作ストローク量を段階的に検出するものとしても
よく、この段階的なストローク量によって流量を調節す
ることもできる。
【0023】更に上記の例では、送水又は送気の流量調
節について説明したが、もちろん吸引の流量調節におい
て上記の構成を適用することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管路径の異なる複数の制御用管路とこの複数の制御用管
路のそれぞれを開閉するための開閉弁を設け、これらの
開閉弁を選択的に開閉制御するようにしたので、管路内
の流体流量を可変調節することができる。この結果、送
気/送水動作の場合は被観察体内への影響等を考慮しな
がら汚れの除去を効率よく実施でき、また吸引動作によ
り状況に応じた内容物の排出も可能となり、使い勝手の
よい内視鏡が得られる。
【0025】請求項2の発明によれば、複数の制御用管
路を組み合わせて流量調節することにより、流量調節が
細かく設定できるという利点がある。また、請求項4の
発明によれば、内視鏡操作部の操作スイッチで流量コン
トロールが容易に行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例に係る内視鏡管路の流
量制御装置を適用した内視鏡の構成を示す図である。
【図2】図1の送水管の流量制御のための構成を示す図
である。
【図3】図1の送気管の流量制御のための構成を示す図
である。
【図4】内視鏡操作部に配置され、流量調節を行う操作
スイッチの構成を示す断面図である。
【図5】従来の内視鏡の管路系及び流体制御装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1,20 … 内視鏡、 1B,20B … 操作部、
2,22 … 送水管、3,23 … 送気管、4,2
4 … 吸引管、10,30 … 電磁弁ユニット、3
5 … 制御部、40 … 流量調節スイッチ、41
… 操作スイッチ、Ta〜Tf … 制御用管路、V1
〜V5 ,V11〜V13,V21〜V23 … 電磁弁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に配置された管路内の流量を制御
    する流量制御装置であって、 上記管路に対し分岐状態で接続された管路径の異なる複
    数の制御用管路と、 この複数の制御用管路のそれぞれを開閉するための開閉
    弁と、を備え、 この複数の開閉弁の選択的な開閉制御により、管路内の
    流量を可変調節することを特徴とする内視鏡管路の流量
    制御装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の開閉弁の制御に基づき、複数
    の制御用管路を組み合わせて用いることにより流量を可
    変調節することを特徴とする上記請求項1記載の内視鏡
    管路の流量制御装置。
  3. 【請求項3】 上記の流量調節のための操作スイッチ
    を、内視鏡とは別体の流体制御ユニット側に配置したこ
    とを特徴とする上記請求項1記載の内視鏡管路の流量制
    御装置。
  4. 【請求項4】 上記の流量調節は、内視鏡操作部に設け
    られた操作スイッチにより行うことを特徴とする上記請
    求項1記載の内視鏡管路の流量制御装置。
JP9282541A 1997-08-21 1997-09-30 内視鏡管路の流量制御装置 Pending JPH11104068A (ja)

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US09/414,716 US6387045B1 (en) 1997-08-21 1999-10-12 Flow rate controller for an endoscope pipe

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