JPH1079595A - 電磁干渉抑制体の製造方法 - Google Patents

電磁干渉抑制体の製造方法

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JPH1079595A
JPH1079595A JP23332796A JP23332796A JPH1079595A JP H1079595 A JPH1079595 A JP H1079595A JP 23332796 A JP23332796 A JP 23332796A JP 23332796 A JP23332796 A JP 23332796A JP H1079595 A JPH1079595 A JP H1079595A
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JP
Japan
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sheet
composite magnetic
electromagnetic interference
conductive sheet
interference suppressor
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JP23332796A
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English (en)
Inventor
Norihiko Ono
典彦 小野
栄▲吉▼ ▲吉▼田
Eikichi Yoshida
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量製造に適し、機械的に剥がれ難い、機械
的強度に優れた電磁干渉抑制体を製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 軟磁性体粉末を有機結合剤中に混合して
なる第1の複合磁性シート11と軟磁性体粉末を有機結
合剤中に混合してなる第2の複合磁性シート13との間
に、複数の孔を有する導電性シート12を挟んだ状態
で、第1の複合磁性シート11、導電性シート12、及
び第2の複合磁性シート13を、互に対向する2つのロ
ール14にて圧着し、電磁干渉抑制体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁干渉抑制体の
製造方法に関し、特に、軟磁性体粉末を有機結合剤中に
混合してなる複合磁性シートと導電性シートとを積層し
てなる電磁干渉抑制体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁干渉抑制体は、不要電磁波
の干渉によって生じる電磁波障害を抑制するために使用
される。電磁干渉抑制体は、軟磁性体粉末を有機結合剤
中に混合してなる複合磁性シートと導電性シートとを積
層した構造を有している。このような電磁干渉抑制体
は、それに到来した電磁波を複合磁性シートで吸収し、
複合磁性シートを通過した電磁波を導電性シートで複合
磁性シートに反射することによって不要電磁波の干渉を
抑制する。従って、電磁干渉抑制体は、例えば、各々が
電子部品を実装しかつ互いに離隔して対向して配置され
た2枚のプリント配線基板の間に配置して使用される。
【0003】従来、この種の電磁干渉抑制体は、複合磁
性シート及び導電性シートを予め所定の同一形状の複合
磁性片及び導電性片に切断し、これら複合磁性片及び導
電性片を重ね合せた状態で熱プレスすることによって製
造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
熱プレスによるバッチ処理により電磁干渉抑制体を製造
していたので、電磁干渉抑制体を大量製造するのに不向
きである。
【0005】それ故、本発明の課題は、大量製造に適し
た電磁干渉抑制体の製造方法を提供することにある。
【0006】本発明のもう一つの課題は、機械的に剥が
れ難い、機械的強度に優れた電磁干渉抑制体を製造でき
る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、軟磁性
体粉末を有機結合剤中に混合してなる第1の複合磁性シ
ートと、複数の孔を有する導電性シートと、軟磁性体粉
末を有機結合剤中に混合してなる第2の複合磁性シート
とを積層してなる電磁干渉抑制体の製造方法であって、
前記第1及び前記第2の複合磁性シート間に前記導電性
シートを挟んだ状態で、前記第1の複合磁性シート、前
記導電性シート、及び前記第2の複合磁性シートを、互
に対向する2つのロールにて圧着し、前記電磁干渉抑制
体を得ることを特徴とする電磁干渉抑制体の製造方法が
得られる。
【0008】更に本発明によれば、前記複数の孔を有す
る導電性シートがメッシュ状の導電性シートであること
を特徴とする電磁干渉抑制体の製造方法が得られる。
【0009】また本発明によれば、前記導電性シートに
は接着剤が含浸されていることを特徴とする電磁干渉抑
制体の製造方法が得られる。
【0010】更に本発明によれば、前記接着剤は、前記
有機結合剤との接着性が良好な接着剤であることを特徴
とする電磁干渉抑制体の製造方法が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について図
面を参照して説明する。
【0012】図1を参照すると、本発明の一実施形態に
よる電磁干渉抑制体の製造方法では、軟磁性体粉末を有
機結合剤中に混合してなる第1の複合磁性シート11
と、複数の孔を有する導電性シート12と、軟磁性体粉
末を有機結合剤中に混合してなる第2の複合磁性シート
13とをまず用意する。
【0013】第1及び第2の複合磁性シート11及び1
3は、例えば、塩素化ポリエチレン等のエラストマを有
機結合剤として、この有機結合剤に軟磁性体粉末を分散
することにより得られる複合磁性体を圧延ロール等でシ
ート化することにより得られる。
【0014】複数の孔を有する導電性シート12は、例
えば、Niメッキされたメッシュ状(網状)の織物であ
る。
【0015】次に第1及び第2の複合磁性シート11及
び13間に導電性シート12を挟んだ状態で、第1の複
合磁性シート11、導電性シート12、及び第2の複合
磁性シート13を、互に対向する2つのロール14にて
圧着することにより、中心層に導電体層を有し、表層が
磁気損失体層であるシート状の電磁干渉抑制体が簡単に
得られる。
【0016】このシート状の電磁干渉抑制体では、導電
性シート12が複数の孔を有しているので、第1の複合
磁性シート11、導電性シート12、及び第2の複合磁
性シート13の互いの接着強度が増し、これらは互に機
械的に剥がれ難く、従って、機械的強度に優れたシート
状の電磁干渉抑制体が得られる。
【0017】導電性シート12には、例えば、ビニール
用ボンド等の接着剤が含浸されており、これによって
も、第1の複合磁性シート11、導電性シート12、及
び第2の複合磁性シート13の互いの接着強度が増し、
これらは互に機械的に剥がれ難く、従って、機械的強度
に優れたシート状の電磁干渉抑制体が得られる。この場
合、具体的には、ビニール用ボンド等の接着剤をラッカ
ーうすめ液で薄めて、導電性シート12としてのメッシ
ュ状の織物に塗布し、乾燥させることにより、導電性シ
ート12に接着剤を含浸させる。
【0018】代りに、導電性シート12としてのNiメ
ッキされたメッシュ状の織物には、第1及び第2の複合
磁性体11及び13の有機結合剤との接着性が良好な
(即ち、有機結合剤に溶解性パラメータSp値が近い)
熱硬化性の有機接着剤が含浸されても良い。
【0019】このシート状の電磁干渉抑制体は、例え
ば、使用時等の所望時に所定の形状の電磁干渉抑制体片
に切断される。
【0020】なお、有機結合剤は、ポリエステル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリウレタン樹脂、セルロール系樹脂、ニトリル−
ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム等の熱
可塑性樹脂あるいはそれらの重合体、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化
性樹脂等であっても良い。
【0021】導電性シート12は、複数の孔を有する導
電性板、メッシュ状の導電性繊維の織物であっても良
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1及び第2の複合磁性シート間に複数の孔を有する導電
性シートを挟んだ状態で、第1の複合磁性シート、導電
性シート、及び第2の複合磁性シートを、互に対向する
2つのロールにて圧着し、電磁干渉抑制体を得ることに
より、大量製造に適した電磁干渉抑制体の製造方法が得
られる。
【0023】更に本発明によれば、導電性シートが複数
の孔を有しているので、第1の複合磁性シート、導電性
シート、及び第2の複合磁性シートの互いの接着強度が
増し、これらは互に機械的に剥がれ難く、従って、機械
的強度に優れたシート状の電磁干渉抑制体が得られる。
【0024】また、予め導電性シートに接着剤が含浸さ
せることによっても、第1の複合磁性シート、導電性シ
ート、及び第2の複合磁性シートの互いの接着強度が増
し、これらは互に機械的に剥がれ難く、従って、機械的
強度に優れたシート状の電磁干渉抑制体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電磁干渉抑制体の製
造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
11 第1の複合磁性シート 12 導電性シート 13 第2の複合磁性シート 14 ロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性体粉末を有機結合剤中に混合して
    なる第1の複合磁性シートと、複数の孔を有する導電性
    シートと、軟磁性体粉末を有機結合剤中に混合してなる
    第2の複合磁性シートとを積層してなる電磁干渉抑制体
    の製造方法であって、前記第1及び前記第2の複合磁性
    シート間に前記導電性シートを挟んだ状態で、前記第1
    の複合磁性シート、前記導電性シート、及び前記第2の
    複合磁性シートを、互に対向する2つのロールにて圧着
    し、前記電磁干渉抑制体を得ることを特徴とする電磁干
    渉抑制体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の孔を有する導電性シートがメ
    ッシュ状の導電性シートであることを特徴とする請求項
    1に記載の電磁干渉抑制体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記導電性シートには接着剤が含浸され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁干
    渉抑制体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接着剤は、前記有機結合剤との接着
    性が良好な接着剤であることを特徴とする請求項3に記
    載の電磁干渉抑制体の製造方法。
JP23332796A 1996-09-03 1996-09-03 電磁干渉抑制体の製造方法 Pending JPH1079595A (ja)

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DE69731727T DE69731727T2 (de) 1996-09-03 1997-09-02 Verfahren zum herstellen von magnetischer verbundfolie
PCT/JP1997/003068 WO1998009788A1 (fr) 1996-09-03 1997-09-02 Procede de fabrication d'une feuille magnetique composite
KR1019980703164A KR20000064304A (ko) 1996-09-03 1997-09-02 복합자성 시트의 제조방법
CN97191127A CN1082871C (zh) 1996-09-03 1997-09-02 复合磁性薄膜的制造方法
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US09/068,144 US6187120B1 (en) 1996-09-03 1997-09-02 Method of manufacturing composite magnetic sheet
EP97937877A EP0873839B1 (en) 1996-09-03 1997-09-02 Method of manufacturing composite magnetic sheet
TW086112675A TW363307B (en) 1996-09-03 1997-09-03 The manufacturing method of composite magnetic sheets
US09/613,330 US6740289B1 (en) 1996-09-03 2000-06-16 Method of producing a composite magnetic sheet

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339190A (ja) * 2000-03-23 2001-12-07 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電波吸収体およびその製造方法
JP2005228939A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Denki Kagaku Kogyo Kk 電磁波吸収体及びその製造方法
JP2006278433A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Hitachi Metals Ltd 複合電磁波ノイズ抑制シート
JP2014523935A (ja) * 2011-06-16 2014-09-18 ジーケーエヌ ハイブリッド パワー リミテッド 磁気装荷型複合ロータ及びその製造に用いるテープ

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