JPH1079490A - 半導体記憶装置のコンデンサ構造体 - Google Patents

半導体記憶装置のコンデンサ構造体

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JPH1079490A
JPH1079490A JP9091180A JP9118097A JPH1079490A JP H1079490 A JPH1079490 A JP H1079490A JP 9091180 A JP9091180 A JP 9091180A JP 9118097 A JP9118097 A JP 9118097A JP H1079490 A JPH1079490 A JP H1079490A
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layer
branch
trunk
semiconductor memory
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JP9091180A
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Inventor
Fang-Ching Chao
チャオ ファン−チン
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United Microelectronics Corp
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United Microelectronics Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • H10B12/318DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor the storage electrode having multiple segments

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板表面積を広くせずに、電荷蓄積面積を広
くできるツリー型コンデンサ構造を備えた半導体記憶装
置を提供する。 【解決手段】 半導体記憶装置が、基板と、該基板上の
転送トランジスタと、コンデンサとを具備している。こ
のコンデンサの蓄積電極は、上方および下方トランク状
導電層と、少なくとも第1ブランチ状導電層を具備して
いる。ブランチ状導電層の断面はL字形であり、トラン
ク状導電層は、トランジスタのソース/ドレイン領域に
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係り、詳しくは、転送トランジスタと電荷蓄積コンデン
サを備えたダイナミックランダムアクセス記憶装置(D
RAM)用セルのコンデンサ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、DRAM装置の従来の記憶セル
の回路図である。図に示すように、DRAMセルは、転
送トランジスタTと電荷蓄積コンデンサCとにより構成
されている。転送トランジスタTのソースは、対応する
ビット線BLに接続され、転送トランジスタTのドレイ
ンは、電荷蓄積コンデンサCの蓄積電極6に接続されて
いる。また、転送トランジスタTのゲートは、対応する
ワード線WLに接続され、コンデンサCの対向電極8
は、定電力電源に接続されている。さらに、蓄積電極6
と対向電極8の間に誘電膜7が接続されている。
【0003】記憶容量が1Mb(メガビット)未満であ
る従来型DRAMの場合、プラナー型コンデンサと呼ば
れる実質的に2次元のコンデンサが主に使用されてい
る。プラナー型コンデンサを用いた記憶セルを備えたD
RAMの場合、半導体基板の主表面上に配置された電極
に電荷が蓄積されることから、この主表面は、面積が広
くなくてはならない。したがって、このタイプの記憶セ
ルは、集積度の高いDRAMに適していない。メモリが
4Mb以上のDRAMのような高集積DRAMに対し
て、これまでにスタック型またはトレンチ型コンデンサ
と呼ばれる3次元コンデンサが導入されてきた。
【0004】このスタック型またはトレンチ型コンデン
サによって、同程度の面積でより大きいメモリが得られ
るようになったが、記憶容量が64Mbの超大規模集積
回路(VLSI)などのさらに集積度の高い半導体素子
を実現するためには、従来のスタック型またはトレンチ
型のような簡単な3次元構造によるコンデンサでは不充
分であることが明らかになった。
【0005】コンデンサ容量の改善策として、いわゆる
フィン型スタック化コンデンサの使用を挙げることがで
き、このコンデンサは、エマ他の「16Mおよび64M
DRAM向け3次元スタック化コンデンサセル(3−
Dimensional Stacked Capac
itor Cell for 16M and 64M
DRAMs)」(国際電子デバイス会議(Inter
national Electron Devices
Meeting)、592〜595頁、1988年1
2月号)に開示されている。フィン型スタック化コンデ
ンサは、複数のスタック化層にフィン型に延びている電
極および誘電体膜を具備している。フィン型スタック化
コンデンサを備えたDRAMも、米国特許第5,07
1,783号(タグチ他)、第5,126,810号
(ゴトウ)、第5,196,365号(ゴトウ)および
第5,206,787号(フジオカ)に開示されてい
る。
【0006】コンデンサ容量の別の改善策として、いわ
ゆるシリンダー型スタック化コンデンサの使用が挙げら
れ、このコンデンサは、ワカミヤ他の「64Mb DR
AM向け新型スタック化コンデンサセル(Novel
Stacked Capacitor Cell fo
r 64−MbDRAM)」(VLSI技術文書テクノ
ロジーダイジェストに関する1989年シンポジウム
(1989 Symposium on VLSI T
echinology Digest of Tech
ncal Papers)、69〜70頁)に開示され
ている。このシリンダー型スタック化コンデンサは、シ
リンダー型に延びている電極および誘電体膜を具備して
いることから、電極の表面積が広くなっている。シリン
ダー型スタック化コンデンサを備えたDRAMもまた、
米国特許第5,077,688号(クマノヤ他)に開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】集積度の上昇傾向によ
り、平面上のDRAMセルのサイズ(平面上を占める面
積)をさらに縮小しなければならない。一般に、セルサ
イズの縮小は、従来型コンデンサの電荷蓄積容量(キャ
パシタンス)の減少につながるうえ、キャパシタンスが
減少するにつれて、α線の発生によりソフトエラーが生
じる可能性が高くなる。このため、この技術分野では、
同じキャパシタンスが得られると同時に平面上を占める
表面積がさらに少ない蓄積電極構造の新規な設計がなお
必要とされている。
【0008】そこで、本発明は、基板表面積を広くせず
に、電荷蓄積面積を広くできるツリー型コンデンサ構造
を備えた半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記および他の
目的により、新規改良された半導体記憶装置が提供され
ている。
【0010】本発明による半導体記憶装置は、基板と、
該基板上に形成された転送トランジスタと、該転送トラ
ンジスタのソース/ドレイン領域に電気的に接続された
電荷蓄積コンデンサとを具備している。また、電荷蓄積
コンデンサは、トランク状導電性部材と、少なくとも1
のブランチ状導電層とを具備している。このトランク状
導電性部材は、該ソース/ドレイン領域に接続された下
方トランク層と、該下方トランク層とに接続され、かつ
該基板から延びている上方トランク層を有している。上
記少なくとも1のブランチ状導電層は、断面がL字形で
あり、上方トランク層の内面に接続されている。このト
ランク状導電層とブランチ状導電層とにより、蓄積コン
デンサの蓄積電極が形成される。この蓄積コンデンサ
は、さらに、蓄積電極の露出面上に誘電体層と、コンデ
ンサの対向電極として該誘電体層上に上部導電層を具備
している。
【0011】本発明の別の形態によれば、下方トランク
層は、T字形でもよく、中空状のベース部分を有してい
てもよい。
【0012】本発明のさらに別の形態によれば、少なく
とも1のブランチ状導電層は、第1の水平部分と第2の
垂直部分とを有している。この第1の部分は、その1端
が上方トランク層の内面に接続され、基板の上面に対し
てほぼ平行に延びている。第2の部分は、第1の部分の
もう1端に接続され、基板の方向に延在している。本発
明のさらに別の形態によれば、第1の部分は、その周囲
を囲んでいるエッジ部全体に沿って上方トランク層の内
面に接続されている。本発明のさらに別の形態によれ
ば、第1の部分は、その周囲を囲んでいるエッジ部の一
部に沿ってのみ、上方トランク層の内面に接続されてい
る。本発明のさらに別の形態によれば、ブランチ状導電
層は、直線的な棒状の断面を備えた導電層をさらに具備
している。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の他の目的と特徴と利益
は、好適であると同時に非限定的な実施の形態に関する
次の詳細な説明によって明らかになるであろう。後述す
る添付図面を参照しながら以下に説明する。
【0014】(実施形態1)図2について説明すると、
シリコン基板10の表面が、まず初めに、例えば、ロコ
ス(LOCOS:シリコン選択酸化法)法を用いて熱酸
化される。したがって、シリコン基板10の活性領域が
露出するように、厚さ約3000オングストロームのフ
ィールド酸化膜12が形成される。このシリコン基板1
0は、再度、熱酸化処理され、例えば、厚さ150オン
グストロームのゲート酸化膜14が形成される。さら
に、化学的気相成長法(CVD)や減圧CVD(LPC
VD)により、例えば、厚さ約2000オングストロー
ムのポリシリコン層が、シリコン基板10の表面全体に
蒸着される。さらに、リンイオンをポリシリコン層に植
え込むことにより、その導電率を高めることができる。
また、好ましくは、ポリシリコン層上に耐熱金属層が蒸
着された後、アニール工程を実行してポリサイド層(不
図示)を形成することにより、ポリシリコン層の導電率
をさらに高めるとよい。この耐熱金属は、例えば、厚さ
約2000オングストロームのタングステンでもよい。
次に、図2に示すように、従来のホトリソグラフィなら
びにエッチング技法を用いてポリサイドとポリシリコン
層とにパターン処理を施すことにより、ゲート(ワード
線として機能)WL1〜WL4を形成する。さらに、ワ
ード線WL1〜WL4をマスク層として用い、約1×1
15原子/cm2 の投与量と約70KeVのエネルギー
水準で、シリコン基板10にヒ素イオンを植え込むこと
により、ドレイン領域16aおよび16bとソース領域
18aおよび18bとが形成される。
【0015】次に、図3について説明すると、CVD法
により、約7000オングストローム厚さのホウ素リン
ケイ酸ガラス(BPSG)が蒸着される。さらに、CV
D法によって、例えば、厚さ約1000オングストロー
ムの窒化シリコン層であるエッチング保護層22が蒸着
される。その後、従来のホトレジストおよびエッチング
技法により、エッチング保護層22、絶縁層20、およ
びゲート酸化膜14に順次エッチングが施され、エッチ
ング保護層22の上面からドレイン領域16aおよび1
6bの表面にかけて蓄積電極コンタクトホール24aお
よび24bが形成される。次に、CVD法により、エッ
チング保護層22の表面を覆うようにポリシリコン層2
6が形成され、蓄積電極コンタクトホール24aおよび
24bが完全に満たされる。さらに、ポリシリコン層2
6の導電率を高めるためには、例えば、ヒ素イオンをポ
リシリコン層26に植え込む方法がある。その後、ポリ
シリコン層26の表面に、厚い二酸化シリコン層28
が、例えば、約7000オングストロームの厚さに蒸着
される。
【0016】次に図4について説明すると、従来のホト
リソグラフィおよびエッチング技法により、窒化シリコ
ン層と防食用ポリシリコン層とが順次蒸着された後、パ
ターン処理が施され、ドレイン領域16aおよび16b
のほぼ上方に窒化シリコン層30aおよび30bと防食
用ポリシリコン層32aおよび32bとが形成される。
窒化シリコン層30aおよび30bの各々は、例えば、
約1000オングストロームの厚さを有しており、防食
用ポリシリコン層32aおよび32bの各々は、例え
ば、約1000オングストロームの厚さを有している。
窒化シリコン層30aと防食用ポリシリコン層32aと
の組み合わせにより、ドレイン領域16a上に堆積層3
3aが形成される。他方、窒化シリコン層30bと防食
用ポリシリコン層32bとにより、ドレイン領域16b
上に堆積層33bが形成される。この堆積層33aおよ
び33bは、ほぼ一体型であるが、水平断面は、例え
ば、円形あるいは矩形などの任意の適当な形状にするこ
とができる。
【0017】次に図5について説明すると、堆積層33
aおよび33bの側壁に、二酸化シリコンスペーサ34
aおよび34bがそれぞれ形成される。本発明の好適な
実施の形態によれば、スペーサ34aおよび34bの各
々は、厚さ約1000オングストロームの二酸化シリコ
ン層を蒸着した後にエッチングバック処理を施して形成
される。次に、CVD法により、例えば、厚さ約200
0オングストロームの窒化シリコン層36を蒸着させた
後、少なくとも、堆積層33aおよび33bの上面が露
出するまで、化学機械研磨(CMP)技法によって部分
的に除去する。
【0018】次に、図6について説明すると、堆積層3
3aおよび33bと窒化シリコン層36とをマスク層と
して用い、二酸化シリコンスペーサ34aおよび34b
とその下の二酸化シリコン層28の一部がエッチングに
より除去されることにより、開口部38aおよび38b
が形成されるが、その底面は、ポリシリコン層26の上
面よりも上方にあり、したがってポリシリコン層26と
は接していない。次に、窒化シリコン層36は、エッチ
ングによって除去される。
【0019】図7について説明すると、開口部38aお
よび38bが完全に満たされるまで、堆積層33aおよ
び33bと二酸化シリコン層28の表面に、例えば、厚
さ約1000オングストロームのポリシリコン層40が
蒸着される。ポリシリコン層40の導電率を高くするに
は、例えば、ヒ素イオンをポリシリコン層40に植え込
む方法がある。次に、防食用ポリシリコン層32aおよ
び32bが除去されて、少なくとも窒化シリコン層30
aおよび30bの上面が露出するまで、化学機械研磨
(CMP)技法により、ポリシリコン層40が研磨され
る。
【0020】図8について説明すると、ポリシリコン層
40と絶縁層28とをマスク層として用い、ウェットエ
ッチング技法により、窒化シリコン層30a、30bを
除去する。次に、CVD技法により、例えば、厚さ約2
000オングストロームの二酸化シリコン絶縁層42が
蒸着される。従来のホトリソグラフィおよびエッチング
技法により、絶縁層42、ポリシリコン層40、二酸化
シリコン層28、およびポリシリコン層26に対して順
次エッチングが施され、その結果、開口部44が形成さ
れ、その反対側に、各記憶セルの蓄積電極が形成され
る。上記のエッチング工程により、ポリシリコン層40
および26は、それぞれ、断面がL字形でブランチ状の
ポリシリコン層40aおよび40bと、T字形トランク
状ポリシリコン層26aおよび26bとに分割される。
ポリシリコン層26aおよび26bは、各外縁27aお
よび27bを有しており、底部がドレイン領域16aお
よび16bに接続されている。ポリシリコン層40a
は、水平伸張部分40a1と垂直伸張部分40a2とか
ら成る。同様に、ポリシリコン層40bは、水平伸張部
分40b1と垂直伸張部分40b2とから成る。
【0021】図9について説明すると、基板10上に、
例えば、厚さが約10000オングストロームのポリシ
リコン層を蒸着することにより、中空のトランク状ポリ
シリコン層46aおよび46bが、開口部44に形成さ
れ、さらにエッチングバック処理が施される。ポリシリ
コン層46aおよび46bは、それぞれ内面47aおよ
び47bを有しており、各内面は、ポリシリコン層26
a、40a、および26b、40bと直接接している。
ポリシリコン層46aおよび46bにヒ素イオンを植え
込むことにより、その導電率を高めることができる。次
に、エッチング保護層22をエッチング終点として、ウ
ェットエッチング技法により二酸化シリコン層42およ
び28が除去される。上記ウェットエッチング工程によ
り、DRAM蓄積コンデンサの蓄積電極が完全に形成さ
れ、ポリシリコン層26a、40a、および46aによ
って第1蓄積電極49aが形成され、ポリシリコン層2
6b、40b、および46bによって第2蓄積電極49
bが形成される。図9に示すように、2つの蓄積電極
は、それぞれ、下方トランク状ポリシリコン層(26a
または26b)と、上方トランク状ポリシリコン層(4
6aまたは46b)と、ブランチ状ポリシリコン層(4
0aまたは40b)とを具備している。
【0022】ブランチ状ポリシリコン層40aおよび4
0bは、断面がL字形であり、それぞれ基板10の上面
11に向かって延びている垂直伸張部分40a2および
40b2を具備している。下方トランク状ポリシリコン
層26aおよび26bは、断面がT字形であり、DRA
M転送トランジスタのドレイン領域16aおよび16b
に直接接している。上方トランク除ポリシリコン層46
aおよび46bの下方端部は、それぞれ下方トランク状
ポリシリコン層26aおよび26bの外縁27aおよび
27bに直接接しており、そこからほぼ上向きに延びて
いる。ブランチ状ポリシリコン層40aの水平伸張部分
40a1の外縁41a1は、トランク状上方ポリシリコ
ン層46aの内面に直接接している。水平伸張部分40
a1は、内端41a2に対して水平方向内側に延びてい
る。同様に、ブランチ層40bの水平伸張部分40b1
は、外縁41b1が、トランク層46bの内面に直接接
し、かつ内端41b2に対して水平方向内側に延びてお
り、その内端からは、垂直伸張部分40b2が下方に延
びている。これらの層がツリー状であることから、本発
明の各好適な実施の形態による各蓄積電極を「ツリー型
蓄積電極」と呼び、各蓄積コンデンサを「ツリー型蓄積
コンデンサ」と呼ぶことにする。
【0023】図10について説明すると、誘電体層48
aおよび48bが、それぞれ蓄積電極49aおよび49
bの露出面に形成される。誘電体層48aおよび48b
は、例えば、二酸化シリコン層、窒化シリコン層、ある
いは両者を組み合わせたものでもよい。次に、誘電体層
48aおよび48bの各々の表面に、ポリシリコンから
成る対向電極50が形成される。対向電極50は、次の
工程により形成することができる。つまり、CVD技法
により厚さが約1000オングストロームのポリシリコ
ン層を形成する工程と、ポリシリコン層にN型の不純物
を加えてその導電率を高める工程と、従来のホトリソグ
ラフィおよびエッチング技法によりポリシリコン層にパ
ターン処理を施す工程である。
【0024】図10に図示されていないが、DRAMI
Cを形成するには、さらに別の処理が必要であること
は、当業者にとって周知である。別の処理とは、ビット
線の製造と、パッドの接着と、相互接続処理と、パッシ
ベーション層の処理と、パッケージ処理である。ただ
し、以上の各処理は本発明とは関係がなく、したがっ
て、これ以上の説明はここでは省略する。
【0025】本実施の形態では、スペーサ34a、34
b、および層28および42は、二酸化シリコンから成
り、層22、30、および36は、窒化シリコンから成
っている。しかしながら、窒化シリコンは、層28およ
び42とスペーサ34aおよび34bとの形成に用いる
ことも可能であり、その場合は、層22、30、および
36が二酸化シリコンによって形成される。さらに、絶
縁材を使用して、層28および42とスペーサ34aお
よび34bとを形成することもできるが、ただし、その
場合は、層22、30、および36の形成に用いられる
絶縁材が、他の絶縁材に対して高いエッチング選択性を
有していなければならない。
【0026】(実施形態2)第1の実施の形態による蓄
積電極は、断面がL字形のわずか1層のブランチ状蓄積
電極層しか有していない。しかし、本発明は、この特定
の実施の形態には限定されておらず、ブランチ状蓄積電
極層の数は、2、3、あるいはそれ以上でもよい。以下
に述べる第2の実施の形態では、蓄積コンデンサが2層
のL字形層を有している。
【0027】第2の実施の形態によるDRAM蓄積電極
は、図7に示す構造に基づき、図11〜図15に示すさ
らに別の工程により作製される。図4と同一の図11〜
図15の構成要素には、同じ参照符号が付けられてい
る。
【0028】図7と図11とについて説明する。ポリシ
リコン層40と二酸化シリコン層28とをマスク層とし
て用い、ウェットエッチングにより、窒化シリコン層3
0aおよび30bが除去される。次に、CVD法によ
り、例えば約2000オングストローム厚さの二酸化シ
リコン層52が蒸着される。さらに、CVD法によっ
て、二酸化シリコン層52上に窒化シリコン層と防食用
ポリシリコン層とが順次蒸着された後、従来のホトリソ
グラフィおよびエッチング技法によって、窒化シリコン
層54a、54bおよび防食用ポリシリコン層56a、
56bとしてパターン処理が施され、図11に示すよう
に、ドレイン領域16aおよび16bの上方に配置され
る。窒化シリコン層54aおよび54bと防食用ポリシ
リコン層56aおよび56bの各々は、例えば、100
0オングストロームの厚さを有している。窒化シリコン
層54aと防食用ポリシリコン層56aとを合わせて、
一体型の堆積層57aが形成される。同様に、窒化シリ
コン層54bと防食用ポリシリコン層56bとを合わせ
て、一体型の堆積層57bが形成される。堆積層57a
および57bの各々の水平断面は、例えば、円形や矩形
等の任意の適切な形状にしてもよい。堆積層57aおよ
び57bは、それぞれドレイン領域16aおよび16b
の上方に位置している。さらに、堆積層57aおよび5
7bの各々は、図4に示す上記堆積層33aおよび33
bの各幅よりも狭くなっている。
【0029】図12について説明すると、厚さが約10
00オングストロームの二酸化シリコン層を蒸着した後
にエッチングバック処理を施すことにより、堆積層57
aおよび57bの側壁に酸化シリコンスペーサ58aお
よび58bが形成される。その後、CVD技法により、
例えば、厚さ2000オングストロームの窒化シリコン
層60が蒸着された後、堆積層57aおよび57bの少
なくとも上面が露出するまで、CMP技法によって研磨
処理が施される。
【0030】次に図13ついて説明すると、堆積層57
a、57bおよび二酸化シリコン層60をマスク層とし
て用い、エッチングによって、スペーサ58aおよび5
8bと、スペーサ58aおよび58bの真下にある二酸
化シリコン層52および28とが除去される。さらに、
防食用ポリシリコン層56aおよび56bをマスク層と
して用いてエッチングにより窒化シリコン層60が除去
され、その結果、開口部62aおよび62bが形成され
る。ただし、開口部62aおよび62bは、二酸化シリ
コン層52および28内に延びているが、ポリシリコン
層26まで達しておらず、また、ポリシリコン層40a
および40bに接触していないことを特徴とする。
【0031】さらに、図14について説明すると、例え
ば、厚さ約1000オングストロームのポリシリコン層
64が、堆積層57a、57bおよび絶縁層52の表面
に蒸着され、開口部62aおよび62bを満たしてい
る。このポリシリコン層64にヒ素イオンを植え込むこ
とにより、その導電率を高めることができる。その後、
CMP技法により、窒化シリコン層54aおよび54b
の上面が露出するまでポリシリコン層64と防食用ポリ
シリコン層56aおよび56bが研磨されることによ
り、防食用ポリシリコン層56aおよび56bが除去さ
れる。次に、ポリシリコン層64および酸化膜52をマ
スク層として、ウェットエッチング技法により、窒化シ
リコン層54aおよび54bが除去される。
【0032】次に図15について説明すると、CVD技
法により、例えば、厚さが2000オングストロームの
二酸化シリコン層66が蒸着される。従来のホトリソグ
ラフィおよびエッチング技法により、二酸化シリコン層
66、ポリシリコン層64、二酸化シリコン層52、ポ
リシリコン層40、二酸化シリコン層28、およびポリ
シリコン層26に順次エッチングが施され、開口部68
が形成される。開口部68は、ポリシリコン層64、4
0、および26を、それぞれ断面がL字形のブランチ状
であるポリシリコン層64a、64b、40a、および
40bと、T字形トランク状ポリシリコン層26aおよ
び26bとに分割する。ポリシリコン層26aおよび2
6bは、各外縁27aおよび27bを有し、ポリシリコ
ン層64aおよび64bは、各水平伸張部分64a1お
よび64b1と、各垂直伸張部分64a2および64b
2とを有している。同様に、ポリシリコン層40aおよ
び40bは、各水平伸張部分40a1および40b1
と、各垂直部分40a2および40b2とを有してい
る。
【0033】図16について説明すると、例えば、厚さ
が約10000オングストロームのポリシリコン層を蒸
着した後にエッチングバック処理を行うことにより、ト
ランク状ポリシリコン層70aおよび70bが、開口部
68に形成される。また、このポリシリコン層70aお
よび70bにヒ素イオンを植え込むことにより、その導
電率を高めることができる。ポリシリコン層70aの内
面71aは、ポリシリコン層26a、40a、および6
4aの各外縁27a、41a1、および65a1と接触
している。同様に、ポリシリコン層70bの内面71b
は、ポリシリコン層26b、40b、および64bの外
縁27b、41b1、および65b1と接触している。
次に、エッチング保護層22をエッチング終点として、
ウェットエッチングにより、露出された二酸化シリコン
層66、52、および28を除去してDRAM用の蓄積
コンデンサの蓄積電極を完成させる。
【0034】図示されている各蓄積電極は、2つの下方
トランク状ポリシリコン層26aおよび26bのうちの
1層と、2つの上方トランク状ポリシリコン層70aお
よび70bのうちの1層と、2つのブランチ状ポリシリ
コン層64aおよび64bと40aおよび40bのうち
の各1層づつを具備している。下方トランク状ポリシリ
コン層26aおよび26bは、DRAMの各ドレイン領
域16aおよび16bに直接接しており、断面がほぼT
字形である。上方トランク状ポリシリコン層70aおよ
び70bの下方端部は、それぞれ下方トランク状ポリシ
リコン層26aおよび26bの外縁27aおよび27b
と直接接しており、ほぼ垂直方向に上に向かって延びて
いる。ブランチ状ポリシリコン層64aおよび64b
は、その水平および垂直部分において、ブランチ状ポリ
シリコン層40aおよび40bに対し、ほぼ平行となっ
ている。ブランチ状ポリシリコン層64aおよび64b
と40aおよび40bの外縁は、上方トランク状ポリシ
リコン層70aおよび70bの内面に直接接しており、
ほぼ水平方向に内側に向かって内端まで延び、そこから
さらに、基板10の上面11に向かって下方に延びてい
る。
【0035】DRAMICの形成には、さらに処理が必
要であるが、本発明とは無関係なので、その処理につい
てここでは説明を行わない。
【0036】本実施の形態では、スペーサ58aおよび
58bと各層28、52、および60は、二酸化シリコ
ンにより形成されており、層22および54は、窒化シ
リコンにより形成されている。しかし、代わりに、窒化
シリコンによりスペーサ58aおよび58bと、各層2
8、52、および60を形成してもよい。ただし、その
場合、層22および54は、二酸化シリコンにより形成
される。さらに、任意の絶縁材を用いて、スペーサ58
aおよび58bと、層28、52、および60とを形成
してもよい。ただし、その場合、層22および54の形
成に使用する絶縁材が、他の絶縁材に対して高いエッチ
ング選択性を有していなければならない。
【0037】第2の実施の形態の変形例として、堆積層
を繰返し形成するものがある。すなわち、上記の図11
〜図14に示した各工程を行った後、同じ工程を再度
(少なくとも1回)繰返し、各蓄積電極に1またはそれ
以上のブランチ状導電層をさらに形成する。
【0038】(実施形態3)第1および第2の実施の形
態により作製された蓄積コンデンサは、いずれも全内周
に沿って中空状トランク層に接するブランチ状蓄積電極
層を具備し、半径方向断面がすべてL字形であった。し
かしながら、本発明は、このような形状に限定されるも
のではなく、周囲の一部のみが中空状トランク層に接す
るブランチ状蓄積電極層を備えた蓄積コンデンサも範囲
内に含んでいる。
【0039】さらに、上記の第1および第2の実施の形
態により製造された下方トランク状ポリシリコン層は、
一体型であり、断面がT字形であった。しかしながら、
本発明は、この形状に限定されるものではなく、中空の
下方トランク状ポリシリコン層を備えた蓄積電極をさら
に具備していてもよい。このように、基板の表面積をさ
らに拡大しなくても、蓄積電極の表面積を広くすること
ができる。このような下方トランク状ポリシリコン層
は、例えば、以下に述べるように断面がU字形でもよ
い。
【0040】第3の実施の形態の蓄積コンデンサは、図
2のウェハ構造に基づいている。図2と同一な図17〜
図21の構成要素には、同じ参照符号が付けられてい
る。
【0041】図2と図17とについて説明すると、約7
000オングストロームの厚さを有するBPSGなどの
絶縁層72が、プラナライゼーションのためCVD技法
により蒸着される。次に、例えば、厚さ約1000オン
グストロームの窒化シリコンを有するエッチング保護層
74が、CVD技法により蒸着される。さらに、エッチ
ング保護層74、絶縁層72、およびゲート酸化膜14
に順次エッチングが施されることにより電極コンタクト
ホール76aおよび76bが形成され、各ドレイン領域
16aおよび16bが露出する。次に、ポリシリコン層
78の蒸着により、エッチング保護層74がポリシリコ
ン層78によって覆われ、蓄積電極コンタクトホール7
6aおよび76bの周囲も覆われるが、コンタクトホー
ル76aおよび76bは完全に充填されないようにす
る。したがって、ポリシリコン層78は、断面がU字形
の中空状構造体78cである基材部とプラナー支持部7
8dを有している。このポリシリコン層78にヒ素イオ
ンなどのイオンを植え込んで、その導電率を高めること
ができる。さらに、ポリシリコン層78上に、約700
0オングストロームの厚さを有する、例えば、二酸化シ
リコンによる厚い絶縁層80を蒸着する。
【0042】次に、従来のホトリソグラフィおよびエッ
チング技法により、窒化シリコンとポリシリコンが蒸着
された後、パターン処理が施され、図17に示すよう
に、窒化シリコン層82aおよび82bと防食用ポリシ
リコン層84aおよび84bとが形成される。窒化シリ
コン層82aおよび82bと防食用ポリシリコン層84
aおよび84bの各々は、例えば、約1000オングス
トロームの厚さを有している。窒化シリコン層82aと
防食用ポリシリコン層84aとを合わせて堆積層85a
が形成される。また、窒化シリコン層82bと防食用ポ
リシリコン層84bとを合わせて堆積層85bが形成さ
れる。堆積層85aおよび85bは一体型であり、その
水平断面は、例えば、円形または矩形等の任意の形状で
よい。堆積層85aおよび85bは、ドレイン領域16
aおよび16bの各垂直軸から逸れていることが好まし
く、堆積層85aおよび85bが、いずれも、ドレイン
領域16aおよび16bの各垂直軸の同じ側(図17の
右側または左側)に位置している。厚さ約1000オン
グストロームの二酸化シリコン層を蒸着してからエッチ
ングバック処理を施すことにより、堆積層85aおよび
85bの側壁に、酸化シリコンスペーサ86aおよび8
6bがそれぞれ形成される。次に、CVD技法により、
厚さ約2000オングストロームの窒化シリコン層88
が蒸着される。
【0043】次に、CMP技法により、堆積層85aお
よび85bの上部が露出するまで、窒化シリコン層88
が研磨される。
【0044】図18について説明すると、堆積層85a
および85bと窒化シリコン層88とをマスク層とし
て、エッチングにより、二酸化シリコンスペーサ86a
および86bとスペーサ86aおよび86bとの真下に
ある絶縁層80の一部が取り除かれることにより、二酸
化シリコン層80に開口部90aおよび90bが形成さ
れる。次に、防食用ポリシリコン層84aおよび84b
をマスク層として、エッチングにより絶縁層88が除去
される。開口部90aおよび90bの各々の深さは、個
々の要件に応じて、ポリシリコン層78に達しない水準
に調整することができる。
【0045】図19について説明すると、堆積層85a
および85bと絶縁層80とに、厚さ約1000オング
ストロームのポリシリコン層92が蒸着され、ほぼ完全
に開口部90aおよび90bが満たされる。ポリシリコ
ン層92にヒ素イオンなどのイオンを加えることによ
り、その導電率を高めることができる。次に、窒化シリ
コン層82aおよび82bの上部が露出するまで、CM
P技法により、ポリシリコン層92が研磨される。これ
により、ポリシリコン層84aおよび84bが除去され
る。
【0046】図20について説明すると、ポリシリコン
層92と二酸化シリコン層80とをマスク層として用
い、ウェットエッチングにより、窒化シリコン層82a
および82bが除去される。厚さが約2000オングス
トロームの二酸化シリコン層94が、CVD技法により
蒸着される。従来のホトリソグラフィおよびエッチング
技法により、二酸化シリコン層94と、ポリシリコン層
92と、二酸化シリコン層80と、ポリシリコン層78
とに順次エッチングが施され、エッチング保護層74の
一部が露出するような開口部96が形成される。したが
って、ポリシリコン層92および78は、それぞれ、ブ
ランチ層92aおよび92bと下方トランク層78aお
よび78bとに分割される。図に示すように、層92a
および92bは、断面がL字形となるような水平部分と
垂直部分とを有している。ポリシリコン層78aおよび
78bは、それぞれ外縁79aおよび79bを有してお
り、各下方端部は、それぞれドレイン領域16aおよび
16bに接続されている。
【0047】図21について説明すると、厚さ約100
00オングストロームのポリシリコン層を蒸着した後に
エッチングバック処理を施すことにより、開口部96の
周囲に、中空の上方トランク状ポリシリコン層98aお
よび98bが形成される。ポリシリコン層98aは、断
面において、対向する内面99a1と99a2とを有
し、ポリシリコン層98bは、断面において、対向する
内面99b1と99b2とを有している。また、ポリシ
リコン層98aおよび98bに、ヒ素イオンなどのイオ
ンを加えることにより、その導電率を高めることができ
る。エッチング保護層74をエッチング終点として、ウ
ェットエッチングにより、二酸化シリコン絶縁層94お
よび80が除去される。以上により、DRAM用の各蓄
積コンデンサの蓄積電極が完成する。
【0048】各蓄積電極は、下方トランク状ポリシリコ
ン層78aおよび78bのうち1層と、上方トランク状
ポリシリコン層98aおよび98bのうちの1層と、ブ
ランチ状ポリシリコン層92aおよび92bのうちの1
層とを具備しており、ブランチ状ポリシリコン層92a
および92bの断面はL字形である。下方トランク状ポ
リシリコン層78aおよび78bは、それぞれドレイン
領域16aおよび16bにそれぞれ接続されており、断
面がU字形の部分78cを有している。上方トランク状
ポリシリコン層98aおよび98bの下方端部は、それ
ぞれ下方トランク状ポリシリコン層78aおよび78b
の外縁79aおよび79bに接続され、ほぼ垂直方向上
向きに延びている。各ブランチ状ポリシリコン層92a
および92bの外縁93a1および93b1が、それぞ
れ上方トランク状ポリシリコン層98aおよび98bの
内面99a1および99b1に接続されている。ブラン
チ層92aおよび92bの水平伸張部分92a1および
92b1は、それぞれ、上方トランク層98aおよび9
8bの内面99a1および99b1からそれぞれ対向す
る内面99a2および99b2に向かって延び、ブラン
チの下方端部93a2および93b2に達している。ブ
ランチ状ポリシリコン層92aおよび92bの垂直伸張
部分92a2および92b2は、それぞれ内端93a2
および93b2に接続されており、基板方向に延びてい
る。誘電体層と対向電極との形成に必要なこの後の処理
は、上記の方法と似ていることから、その詳細な説明は
ここでは行わない。
【0049】本実施の形態では、スペーサ86aおよび
86bと層80および94とは、二酸化シリコンにより
形成され、層82および88は、窒化シリコンにより形
成される。しかしながら、窒化シリコンによりスペーサ
86aおよび86bと層80および94とを形成するこ
とも可能であり、その場合、層82および88は、二酸
化シリコンにより形成される。さらに、任意の絶縁材を
用いて、スペーサ86aおよび86bと層80および9
4とを形成することもできるが、その場合、層82およ
び88の形成に用いられる絶縁材は、他の絶縁材に対し
て高いエッチング選択性を有していなければならない。
【0050】(実施形態4)上記の実施の形態により製
造された電極のブランチ層の断面は、すべてL字形であ
った。しかしながら、本発明は、この特定の形状に限定
されていない。ブランチ状蓄積電極層の断面形状は、変
形可能である。以下に述べる実施の形態では、断面がほ
ぼ直線状のブランチ状ポリシリコン層を有している。さ
らに、上記の実施の形態によれば、下方トランク状ポリ
シリコン層の底面は、エッチング保護層に直接接してい
るが、本発明は、この形状に限定されていない。以下に
述べる実施の形態では、蓄積電極がエッチング保護層か
ら離れているため、その表面積が広くなっている。
【0051】本第4の実施の形態は、図2の構造体と、
図22〜図27に示されるさらに別の工程に基づいて作
製される。図2と同一の図22〜図27の構成要素に
は、同じ参照符号が付けられている。
【0052】図2と図22とについて説明する。CVD
技法により、プラナライゼーション用の絶縁層100
と、エッチング保護層102と、絶縁層104とが、順
次蒸着される。絶縁層100は、例えば、厚さ約700
0オングストロームのBPSGにより形成してもよい。
エッチング保護層102は、窒化シリコン層でもよく、
厚さは、例えば、約1000オングストロームである。
絶縁層104は、二酸化シリコン層でもよく、厚さは、
例えば、約1000オングストロームである。次に、従
来のホトリソグラフィおよびエッチング技法により、絶
縁層104と、エッチング保護層102と、絶縁層10
0と、ゲート酸化膜14とに順次エッチングが施され、
ドレイン領域16aおよび16bを露出させる蓄積電極
コンタクトホール106aおよび106bが形成され
る。さらに、絶縁層104の上面とコンタクトホール1
06aおよび106bの側壁と底面を覆うように、ただ
し、コンタクトホール106aおよび106bを完全に
は満たさないように、ポリシリコン層108が蒸着され
る。したがって、ポリシリコン層108は、中空構造で
あり、断面がU字形である。ポリシリコン層108にヒ
素イオンなどのイオンを加えることにより、導電率を高
めることができる。
【0053】次に、図23について説明すると、ポリシ
リコン層108に、例えば、厚さ約7000オングスト
ロームの厚い二酸化シリコン層110が蒸着される。次
に、CVD技法により、絶縁層110上に窒化シリコン
層が蒸着された後、防食用ポリシリコン層が蒸着され、
さらに、従来のホトリソグラフィおよびエッチング技法
によりパターン処理が施されて、図23に示すような窒
化シリコン層112aおよび112bと防食用ポリシリ
コン層114aおよび114bとが形成される。窒化シ
リコン層112aおよび112bの各々は、例えば、約
1000オングストロームの厚さを有している。防食用
ポリシリコン層114aおよび114bの各々の厚さ
は、例えば、約1000オングストロームである。防食
用ポリシリコン層114aおよび114bの各々の厚さ
は、例えば、約1000オングストロームでもよい。ま
た、窒化シリコン層112aと防食用ポリシリコン層1
14aとを合わせて堆積層115aが形成され、窒化シ
リコン層112bと防食用ポリシリコン層114bとを
合わせて堆積層115bが形成される。堆積層115a
および115bは、形成されることにより一体となり、
その水平断面は、例えば、円形や矩形等の任意の適切な
形状にすることができる。
【0054】堆積層115aおよび115bは、ドレイ
ン領域16aおよび16bと一直線上に並ばずに二酸化
シリコン層110上に配置される。すなわち、堆積層1
15aおよび115bは、ドレイン領域16aおよび1
6bから外れた位置にある。
【0055】さらに、堆積層115aおよび115b
が、各ドレイン領域16aおよび16bの同じ側の上方
において外れた位置にあることが好ましい。本実施の形
態では、堆積層16aおよび16bが、共に各ドレイン
領域16aおよび16bの(図22内の)右側に外れる
ように配置されている。さらに、例えば、厚さ約100
0オングストロームの二酸化シリコン層を蒸着した後に
エッチングバック処理を施すことにより、堆積層115
aおよび115bの側壁に、二酸化シリコンスペーサ1
16aおよび116bがそれぞれ形成される。次に、例
えば、厚さ約2000オングストロームの窒化シリコン
層118が蒸着される。さらに、堆積層115aおよび
115bが露出するまで、CMP技法により窒化シリコ
ン層118が研磨される。
【0056】図24について説明すると、堆積層115
aおよび115bと窒化シリコン層118とをマスク層
として、エッチングにより、二酸化シリコンスペーサ1
16aおよび116bとその下の二酸化シリコン層11
8とが除去され、ポリシリコン層108の表面に達しな
い開口部120aおよび120bが形成される。次に、
防食用ポリシリコン層114aおよび114bをマスク
層として、エッチングにより窒化シリコン層118が除
去される。
【0057】図25について説明すると、堆積層115
aおよび115bと二酸化シリコン層110上に、例え
ば、厚さ1000オングストロームのポリシリコン層1
22が蒸着され、開口部120aおよび120bが満た
される。ポリシリコン層122にヒ素イオンなどのイオ
ンを加えることにより、その導電率を高めることができ
る。次に、窒化シリコン層112aおよび112bが露
出するまで、CMP技法により、ポリシリコン層122
が研磨される。したがって、防食用ポリシリコン層11
4aおよび114bが除去される。
【0058】図26について説明すると、ポリシリコン
層122と酸化シリコン層110とをマスク層として用
い、ウェットエッチングにより、窒化シリコン層112
aおよび112bが除去される。次に、CVD技法によ
り、例えば、厚さ約2000オングストロームの二酸化
シリコン層124が蒸着される。さらに、CVD技法に
より、二酸化シリコン層124上に、例えば、厚さ約1
000オングストロームのポリシリコン層126が蒸着
される。次に、ポリシリコン層126と、二酸化シリコ
ン層124と、ポリシリコン層122と、二酸化シリコ
ン層110と、ポリシリコン層108とに順次エッチン
グが施されることにより、開口部127が形成される
が、その反対側には、これから蓄積コンデンサの蓄積電
極が形成される。したがって、ポリシリコン層122お
よび108は、断面が概してL字形のブランチ層122
aおよび122bと、中空のU字形部分を有する断面が
概してT字形の下方トランク層108aおよび108b
とにそれぞれ分割される。ポリシリコン層108aおよ
び108bは、それぞれ外縁109aおよび109bを
有しており、各底部は、ソース/ドレイン領域16aお
よび16bにそれぞれ接続されている。ポリシリコン層
122aおよび122bは、各水平伸張部分122a1
および122b1と各垂直伸張部分122a2および1
22b2とを有している。ポリシリコン層126は、水
平な層126aおよび126bに分割される。
【0059】図27について説明すると、好ましくは、
例えば厚さ約10000オングストロームのポリシリコ
ン層を蒸着した後にエッチングバック処理を施すことに
より、中空のトランク状ポリシリコン層128aおよび
128bが、開口部127の周囲に形成される。ポリシ
リコン層128aは、断面において、対向する内面12
9a1および129a2を有し、同様に、層128b
は、断面において、対向する内面129b1および12
9b2を有している。ポリシリコン層128aおよび1
28bに、ヒ素イオンなどのイオンを加えることによ
り、その導電率を高めることができる。次に、従来のホ
トリソグラフィおよびエッチング技法を用いて、ポリシ
リコン層126aおよび126bに対しさらにエッチン
グを施すことにより、その中に開口部126a1および
126b1をそれぞれ形成する。エッチング保護層10
2をエッチング終点として、ウェットエッチングによ
り、露出している二酸化シリコン層124、110、お
よび104が除去される。
【0060】以上により、DRAM用蓄積コンデンサの
蓄積電極が完成する。各蓄積電極は、下方トランク状ポ
リシリコン層108aおよび108bのうち1層と、上
方トランク状ポリシリコン層128aおよび128bの
うちの1層と、ほぼ水平なブランチ状ポリシリコン層1
26aおよび126bのうちの1層と、L字形ブランチ
層122aおよび122bのうちの1層とを具備してお
り、下方トランク状ポリシリコン層108aおよび10
8bは、ドレイン領域16aおよび16bにそれぞれ接
続されており、断面がU字形の中空基材部108cを有
している。上方トランク状ポリシリコン層128aおよ
び128bの下方端部は、それぞれ各内面129a1お
よび129a2と129b1および129b2が、下方
トランク状ポリシリコン層108aおよび108bの支
持部108dの外縁109aおよび109bに接続さ
れ、ほぼ垂直方向上向きに延びている。
【0061】ブランチ状ポリシリコン層126aおよび
126bは、上方トランク状ポリシリコン層128aお
よび128bの内面129a1および129a2と12
9b1および129b2とにそれぞれ接続され、ほぼ水
平方向内側に延びている。ブランチ状ポリシリコン層1
22aは、断面がL字形であり、さらに、外縁123a
1が上方トランク状ポリシリコン層128aの内面12
9aに接続されている水平伸張部分122a1を有して
おり、かつ対向する内面129a2に向かって断面上ほ
ぼ水平に延びている。同様に、L字形ブランチ層122
bの水平伸張部分122b1は、外縁123b1が内面
129b1に接続され、かつ対向する内面129b2に
向かって断面上ほぼ水平に延びている。層122aおよ
び122bの垂直伸張部分122a2および122b2
は、各水平伸張部分122a1および122b1の各端
部123a2および123b2に接続されており、基板
の上面11の方向に延びている。DRAMの蓄積コンデ
ンサの完成に必要なこの後の工程は、上記の工程と似て
いることから、これ以上ここでは説明しない。
【0062】本実施の形態では、スペーサ116aおよ
び116bと層110および124とは、二酸化シリコ
ンにより形成され、層112および118は、窒化シリ
コンにより形成される。しかしながら、窒化シリコンに
よりスペーサ116aおよび116bと層110および
124とを形成することも可能であり、その場合、層1
12および118は、二酸化シリコンにより形成され
る。さらに、任意の絶縁材を用いて、スペーサ116a
および116bと層110および124とを形成するこ
ともできるが、その場合、層112および118の形成
に用いられる絶縁材は、他の絶縁材に対して高いエッチ
ング選択性を有していなければならない。
【0063】以上述べてきた各実施の形態の特徴を組み
合わせて各種蓄積電極を作製しても、本発明の範囲内に
あることは、当業者にとって明らかであり、発明者の意
図するところである。
【0064】さらに、開示された実施の形態のドレイン
領域は、拡散構造体として説明がなされているが、トレ
ンチ構造体などの他の構造体もドレイン領域に使用でき
ることは周知である。したがって、本発明は、説明がな
されたドレイン領域の使用に限定されていない。
【0065】図中の各構成要素の形状、サイズ、および
伸張部分の角度は、代表例にすぎず、本発明による各構
成要素の実際の各種形状、サイズ、および伸張部分の角
度は、この代表例に限定されていない。
【0066】本発明は、例示と好適な実施の形態に基づ
き説明がなされてきたが、本発明がこのような形態に限
定されないことは明らかである。むしろ、本発明は、多
種多様な修正および同様の変形および手順もその範囲内
に含むことを意図するものであり、したがって、添付ク
レームは、上記の各種修正ならびに同様の変形および手
順がすべて網羅されるように、最も広い解釈がなされな
ければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】DRAM装置の従来型記憶セルを示す回路図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その1)。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その2)。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その3)。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その4)。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その5)。
【図7】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その6)。
【図8】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その7)。
【図9】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コン
デンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面図
である(その8)。
【図10】本発明の第1の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その9)。
【図11】本発明の第2の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その1)。
【図12】本発明の第2の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その2)。
【図13】本発明の第2の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その3)。
【図14】本発明の第2の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その4)。
【図15】本発明の第2の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その5)。
【図16】本発明の第2の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その6)。
【図17】本発明の第3の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その1)。
【図18】本発明の第3の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その2)。
【図19】本発明の第3の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その3)。
【図20】本発明の第3の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その4)。
【図21】本発明の第3の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その5)。
【図22】本発明の第4の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その1)。
【図23】本発明の第4の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その2)。
【図24】本発明の第4の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その3)。
【図25】本発明の第4の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その4)。
【図26】本発明の第4の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その5)。
【図27】本発明の第4の実施の形態によるツリー型コ
ンデンサを備えた半導体記憶セルの製造方法を示す断面
図である(その6)。
【符号の説明】
10 シリコン基板 12 フィールド酸化膜 14 ゲート酸化膜 20 絶縁層 22 エッチング保護層 26 ポリシリコン層 28 二酸化シリコン層 40 ポリシリコン層 46 ポリシリコン層 48 誘電体層 50 対向電極 64 ポリシリコン層 70 ポリシリコン層 78 ポリシリコン層 92 ポリシリコン層 98 ポリシリコン層 106 コンタクトホール 108 ポリシリコン層 122 ポリシリコン層 126 ポリシリコン層 128 ポリシリコン層

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.基板と、 b.前記基板に形成されたソース/ドレイン領域を有す
    る転送トランジスタと、 c.前記ソース/ドレイン領域に電気的に接続された蓄
    積コンデンサと、から成り、前記蓄積コンデンサが、 (1)蓄積電極と、 (2)前記蓄積電極の露出面上の誘電体層と、 (3)前記誘電体層上の対向電極を形成する上方導電層
    と、から成り、前記蓄積電極が、(i)前記ソース/ド
    レイン領域に接続された基材部と、周辺エッジ部を有す
    る支持部を備えた下方トランク状導電層と、前記基板か
    ら離れる方向に前記周辺エッジ部から延び、かつ前記周
    辺エッジ部に接する前記支持部を囲む内面を備えた上方
    トランク状導電層とを具備するトランク状導電性部材
    と、(ii)断面がL字形の少なくとも1の部分を備
    え、前記上方トランク状導電層の内面に接続され、そこ
    から前記基板の上面に対して平行に延びるブランチ状導
    電層と、から成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記下方トランク状導電層の断面がT字
    形であることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 前記基材部が中空であることを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記ブランチ状導電層が第1ブランチ状
    導電層であり、かつ前記第1および第2ブランチ状導電
    層が、前記基板の前記上面に対してほぼ平行に延びてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ブランチ状導電層が第1ブランチ状
    導電層であり、前記蓄積コンデンサが、前記上方トラン
    ク状導電層の内面に接続されている第2ブランチ状導電
    層をさらに具備し、前記基板の上面に対してほぼ平行に
    延び、 前記誘電体層が、前記トランク状導電層と前記第1およ
    び第2ブランチ状導電層の露出面上にあることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記下方トランク状導電層の断面がT字
    形であることを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 前記基材部が中空であることを特徴とす
    る請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ブランチ状導電層が第1伸張部分と
    第2伸張部分とを有し、前記第1伸張部分が第1エッジ
    部と第2エッジ部とを有し、前記第1エッジ部が前記上
    方トランク状導電層の前記内面に接続され、前記第1伸
    張部分が前記基板の上面に対してほぼ平行に延び、前記
    第2伸張部分が前記第1伸張部分の前記第2エッジ部に
    接続され、かつ前記基板に向かって延びていることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記下方トランク状導電層の断面がT字
    形であることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶
    装置。
  10. 【請求項10】 前記基材部が中空であることを特徴と
    する請求項8に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1エッジ部が、前記第1伸張部
    分を囲み、前記第1エッジ部の全長に沿って内面と接し
    ていることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1エッジ部が、前記第1エッジ
    の長さの一部のみ前記上方トランク状導電層の前記内面
    と接していることを特徴とする請求項8に記載の半導体
    記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記ブランチ状導電層が第1ブランチ
    状導電層であり、さらに、第2導電層を具備し、断面が
    L字形であり、前記上方トランク状導電層の前記内面に
    接続され、前記第1ブランチ状導電層の前記第1伸張部
    分に対してほぼ平行に延びていることを特徴とする請求
    項8に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記ブランチ状導電層が第1ブランチ
    状導電層であり、 前記蓄積コンデンサが、前記上方トランク状導電層の前
    記内面に接続されかつ前記基板の前記上面に対してほぼ
    平行に延びている第2ブランチ状導電層を具備し、 前記誘電体層が、前記上方および下方トランク状導電層
    と前記第1および第2ブランチ状導電層の露出面に形成
    されていることを特徴とする請求項8に記載の半導体記
    憶装置。
  15. 【請求項15】 前記下方トランク状部分の断面がT字
    形であることを特徴とする請求項14に記載の半導体記
    憶装置。
  16. 【請求項16】 前記下方トランク状導電層が中空部分
    を備えていることを特徴とする請求項14に記載の半導
    体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1エッジ部が前記第1伸張部分
    を囲み、前記第1エッジ部の全長に沿って前記内面に接
    していることを特徴とする請求項14に記載の半導体記
    憶装置。
  18. 【請求項18】 前記第1エッジ部が、前記第1エッジ
    部の長さの一部のみ前記上方トランク状導電層の前記内
    面と接していることを特徴とする請求項14に記載の半
    導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記ブランチ状導電層が第1ブランチ
    状導電層であり、前記第1ブランチ状導電層の前記第1
    伸張部分に対してほぼ平行に延びている第2ブランチ状
    導電層をさらに具備し、 前記蓄積コンデンサが、前記上方トランク状導電層の前
    記内面に接続され、かつ前記基板の前記上面に対してほ
    ぼ平行に延びている第3ブランチ状導電層をさらに具備
    し、 前記誘電体層が、前記上方および下方トランク状導電層
    と前記第1、第2、および第3ブランチ状導電層の露出
    面に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の
    半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 基材部と、周辺エッジ部を有する前記
    基材部上の支持部とを備えた下方トランク状導電層と、
    前記基板から離れる方向に前記周辺エッジ部から延び、
    かつ前記周辺エッジ部に接する前記支持部を囲む内面を
    備えた上方トランク状導電層とを具備するトランク状導
    電性部材と、 断面がL字形の少なくとも1の部分を備え、前記上方ト
    ランク状導電層の内面に接続され、そこから前記基板の
    上面に対して平行に延びているブランチ状導電層と、か
    ら成ることを特徴とする基板上に形成された半導体記憶
    装置に用いられる電極構造体。
JP9091180A 1996-08-16 1997-04-09 半導体記憶装置のコンデンサ構造体 Pending JPH1079490A (ja)

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