JP3210262B2 - ツリー型コンデンサを備えた半導体メモリ素子の製造方法 - Google Patents

ツリー型コンデンサを備えた半導体メモリ素子の製造方法

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JP3210262B2 JP00795097A JP795097A JP3210262B2 JP 3210262 B2 JP3210262 B2 JP 3210262B2 JP 00795097 A JP00795097 A JP 00795097A JP 795097 A JP795097 A JP 795097A JP 3210262 B2 JP3210262 B2 JP 3210262B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリ素子
に係り、詳しくは、主に転送トランジスタと電荷蓄積コ
ンデンサとから成るダイナミックランダムアクセス記憶
装置(DRAM)セルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、DRAM装置のメモリセルの回
路図である。図に示すように、DRAMセルは、主に転
送トランジスタTと電荷蓄積コンデンサCとにより構成
されている。転送トランジスタTのソースは、対応する
ビット線BLに接続され、転送トランジスタTのドレイ
ンは、電荷蓄積コンデンサCの蓄積電極6に接続されて
いる。また、転送トランジスタTのゲートは、対応する
ワード線WLに接続され、コンデンサCの対向電極8
は、定電力電源に接続されている。さらに、蓄積電極6
と対向電極8との間に誘電体膜7が設けられている。
【0003】DRAM作製工程において、記憶容量が1
M(メガ=100万)ビット未満である従来型DRAM
の場合、プレーナ型コンデンサと呼ばれる2次元コンデ
ンサが主に使用されている。プレーナ型コンデンサを用
いたメモリセルを備えたDRAMの場合、半導体基板の
主表面上に電荷が蓄積されることから、この主表面は、
面積が広くなくてはならない。したがって、このタイプ
のメモリセルは、集積度の高いDRAMには適していな
い。メモリが4Mビット以上のDRAMのような高集積
DRAMに対して、これまでにスタック型またはトレン
チ型コンデンサと呼ばれる3次元コンデンサが導入され
てきた。
【0004】このスタック型またはトレンチ型コンデン
サによって、同程度の大きさでより大きいメモリが得ら
れるようになった。しかし、記憶容量が64Mビットの
超大規模集積回路(VLSI)などのようなさらに集積
度の高い半導体素子を実現するためには、従来のスタッ
ク型またはトレンチ型のような簡単な3次元構造による
コンデンサでは不充分であることが明らかになった。
【0005】コンデンサ容量の改善策として、いわゆる
フィン型スタック化コンデンサの使用を挙げることがで
き、このコンデンサは、エマ他の「16メガおよび64
メガDRAM向け3次元スタック化コンデンサセル(3
−DimensionalStacked Capac
itor Cell for 16M and 64M
DRAMs)」(国際電子デバイス会合(Inter
nationalElectron Devices
Meeting)、592〜595頁、1988年12
月号)に開示されている。フィン型スタック化コンデン
サは、複数のスタック化層によるフィン型に延びている
電極および誘電体膜を具備している。フィン型スタック
化コンデンサを備えたDRAMも、米国特許第5,07
1,783号(タグチ他)、第5,126,810号
(ゴトウ)、第5,196,365号(ゴトウ)、第
5,206,787号(フジオカ)に開示されている。
【0006】コンデンサ容量の別の改善策として、いわ
ゆるシリンダー型スタック化コンデンサの使用が挙げら
れ、このコンデンサは、ワカミヤ他の「64メガビット
DRAM向け新型スタック化コンデンサセル(Nove
l Stacked Capacitor Cell
for 64−Mb DRAM)」(VLSI技術文書
テクノロジーダイジェストに関する1989年シンポジ
ウム(1989 Symposium on VLSI
Techinology Digest of Te
chncal Papers)、69〜70頁)に開示
されている。このシリンダー型スタック化コンデンサ
は、シリンダー型に延びている電極および誘電体膜を具
備していることから、電極の表面積が増えている。シリ
ンダー型スタック化コンデンサを備えたDRAMもま
た、米国特許第5,077,688号(クマノヤ他)に
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】集積度の増加傾向によ
り、平面上のDRAMセルのサイズ(平面上を占める面
積)をさらに縮小しなければならない。一般に、セルサ
イズの縮小は、電荷蓄積容量(キャパシタンス)の減少
につながるうえ、キャパシタンスの減少に伴って、α線
の発生によりソフトエラーが生じる可能性が高くなる。
そのため、この技術分野では、同じキャパシタンスが得
られると同時に平面上を占める面積がさらに少ない蓄電
コンデンサの新たな構造の設計と、その構造を作成する
適切な方法がなお必要とされている。
【0008】そこで、本発明は、電荷蓄積面積を広くで
きるツリー型コンデンサを備えた半導体メモリ素子を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の前記および他の
目的により、新規の改良型半導体メモリ素子およびその
作製方法を提供する。
【0010】本発明による半導体メモリ素子は、データ
を表わす電荷を確実に蓄電するためのさらに広い面積を
有するツリー型コンデンサを具備している。このツリー
型コンデンサは、トランク状導電層と1またはそれ以上
のブランチ状導電層とから成る蓄積電極を備えている。
このトランク状導電層は、半導体メモリ素子内の転送ト
ランジスタのソース/ドレイン領域のいずれかひとつに
電気的に接続され、ほぼ垂直である。また、ブランチ状
導電層は、1端がトランク状導電層に接続されており、
その表面積を広くできるような多様な形状に構成するこ
とができる。誘電体層は、トランク状導電層とブランチ
状導電層の露出面とに形成され、ツリー型コンデンサの
対向電極として働く誘電体層の上にオーバーレイ導電層
が形成される。
【0011】本発明による半導体メモリ素子の作製方法
には、基板と、基板にソース/ドレイン領域を備えた転
送トランジスタと、ソース/ドレイン領域のいずれかひ
とつに電気的に接続されているツリー型コンデンサとが
含まれている。基板上には、転送トランジスタを覆う絶
縁層が形成される。さらに、絶縁層を貫通してソース/
ドレイン領域のいずれかひとつと電気的に接続できるよ
うに、トランク状導電層が形成される。トランク状導電
層の上には、導電層が形成される。次に、トランク状導
電層および第1導電層と電気的に接続される別の導電層
が形成される。また、ブランチ状導電層を形成できるよ
うに第1および第2導電層の選択部分にエッチングが施
され、トランク状導電層とブランチ状導電層との組み合
わせにより、ツリー型コンデンサの蓄積電極が画定され
る。ブランチ状導電層の露出面に誘電体層が形成された
後、誘電体層の上には、さらに導電層が形成されて、電
荷蓄積コンデンサの対向電極として機能する。
【0012】本発明による半導体メモリ素子の実施の形
態の1つには、転送トランジスタを覆っている基板上に
第1絶縁層を形成するものがある。次に、この実施の形
態によれば、第1絶縁層の上に少なくともトランク状導
電層が形成されることにより、トランク状導電層が第1
絶縁層を貫通してソース/ドレイン領域のいずれかひと
つと電気的に接続できるようになる。次に、トランク状
導電層、さらに第1絶縁層の上に第1導電層が形成され
た後、トランク状導電導上の第1導電層の選択部分が除
去される。さらに、トランク状導電層および第1導電層
と電気的に接続される第2導電層が形成される。第1お
よび第2導電層の選択部分にエッチングが施されてブラ
ンチ状導電層が形成されることにより、トランク状導電
層とブランチ状導電層が組み合わされ、ツリー型コンデ
ンサの蓄積電極が画定される。さらに、ブランチ状導電
層の露出面に誘電体層が形成された後、誘電体層の上に
第3導電層が形成され、電荷蓄積コンデンサの対向電極
として働く。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の他の目的と特徴と利益
は、好適であると同時に非限定的な実施例に関する次の
詳細な説明によって明らかになるであろう。後述する添
付図面を参照しながら以下に説明する。
【0014】(実施の形態1)図2〜図8を参照しなが
ら、本発明によるツリー型電荷蓄積コンデンサを備えた
半導体メモリ素子の第1の実施形態について説明する。
半導体メモリ素子の本実施形態は、本発明による半導体
メモリ素子を作製する第1の好適な方法により製造され
る。
【0015】図2について説明すると、シリコン基板1
0の表面が、ロコス(LOCOS:シリコン選択酸化
法)法により熱酸化され、これにより、例えば、厚さが
約3000オングストロームのフィールド酸化膜12が
形成される。次に、シリコン基板10を熱酸化処理する
ことにより、例えば、厚さ約150オングストロームの
ゲート酸化膜14が形成される。その後、化学的気相成
長法(CVD)や減圧CVD(LPCVD)により、例
えば、厚さ約2000オングストロームのポリシリコン
膜が、シリコン基板10の表面全体に蒸着される。導電
率の高いポリシリコン膜を実現するためには、リンイオ
ンなどの適切な不純物がポリシリコン膜に拡散される。
ポリシリコン膜の導電率をさらに高くするためには、ポ
リシリコン膜上に、例えば、耐熱金属層が蒸着された
後、アニール工程を経てポリサイドを形成する。この耐
熱金属層は、例えば、約2000オングストロームの厚
さに蒸着されたタングステン(W)層でもよい。次に、
図2に示すように、従来のホトリソグラフィならびにエ
ッチング工程により、ウェハ上にワード線WL1〜WL
4として機能するポリシリコン金属被膜層を画定し形成
する。さらに、ワード線WL1〜WL4をマスクとして
用い、ウェハ上にイオン注入工程が施され、例えば、エ
ネルギー70KeVおよび濃度約1×1015原子/cm
2 により、シリコン基板10に(ヒ素イオンなどの)不
純物が拡散される。このイオン注入を行った結果、ドレ
イン領域16aおよび16bとソース領域18aおよび
18bとがシリコン基板10に形成される。
【0016】次に、図3について説明する。次の段階で
は、CVD法により、例えば、ホウ素リンケイ酸ガラス
(BPSG)層などの平坦化絶縁層20を、例えば、約
7000オングストローム厚さになるまで蒸着する。さ
らに、同じ方法によって、平坦化絶縁層20上に窒化シ
リコン層などのエッチング保護層22を、例えば、約1
000オングストロームの厚さになるまで蒸着する。そ
の後、従来のホトリソグラフィならびにエッチング工程
により、エッチング保護層22および平坦化絶縁層20
の選択部分を画定および食刻し、エッチング保護層22
の上面からドレイン領域16aおよび16bの表面にか
けて蓄積電極コンタクトホール24aおよび24bを形
成する。さらに、ウェハ上に、例えば、7000オング
ストローム厚さに厚膜ポリシリコン層が蒸着される。こ
の厚膜ポリシリコン層は、ヒ素イオンなどの不純物をさ
らに拡散させ、導電率を高めることができる。その後、
この厚膜ポリシリコン層に、従来のホトリソグラフィな
らびにエッチング工程を用いて、ドレイン領域16aお
よび16bの表面から蓄積電極コンタクトホール24a
および24bを垂直に貫通するポリシリコン柱26aお
よび26bを画定ならびに形成する。その結果、2本の
ポリシリコン柱26aおよび26bの間に凹部25が画
定される。ポリシリコン柱26aおよび26bは、本発
明によるツリー型コンデンサの蓄積電極内のトランク状
導電層として用いられる。
【0017】今度は、図4について説明する。次の段階
では、CVD法を繰り返し用いて、第1絶縁層28、ポ
リシリコン層30、および第2絶縁層32がウェハ上に
順次形成される。第1および第2絶縁層28および32
は、酸化シリコン層であることが好ましい。第1絶縁層
28およびポリシリコン層30は、それぞれ、例えば、
約1000オングストロームの厚さに蒸着される。第2
絶縁層32は、2本のポリシリコン柱26aおよび26
b間の凹部25を最低限度満たすだけの厚さに蒸着した
方がよい。本実施形態において、その厚さは少なくとも
約7000オングストロームである。さらに、ヒ素(A
s)イオンなどの不純物をポリシリコン層30に拡散さ
せて導電性を高めることができる。
【0018】次に図5について説明すると、次の段階に
おいて、図4のウェハ表面に化学機械研磨(CMP)が
施され、ポリシリコン柱26aおよび26bの上部が研
磨される。
【0019】図6について説明すると、次の段階におい
て、ウェハ上に、例えば、約7000オングストローム
厚さになるまでポリシリコン層34が蒸着される。さら
に、ヒ素(As)などの不純物がポリシリコン層34に
拡散され、導電性を高めることができる。その後、ウェ
ハ上に従来のホトリソグラフィならびにエッチング工程
により、ポリシリコン層34、第2絶縁層32、および
ポリシリコン層30の選択部分が食刻される。この工程
が行われた結果、ポリシリコン層34が別々のセクショ
ン34aおよび34bに分割され、ポリシリコン層30
は、別々のセクション30aおよび30bに分割され
る。このセクション34a、34b、および30a、3
0bは、本発明によるツリー型コンデンサの蓄積電極に
おけるブランチ状導電層として用いられる。区別するた
めに、本明細書では、ポリシリコンセクション34aお
よび34bを「上部ブランチ状導電層」と呼び、ポリシ
リコンセクション30aおよび30bを「吊下形ブラン
チ状導電層」と呼ぶことにする。
【0020】図7について説明すると、次の段階では、
エッチング終点としてエッチング保護層22を備えたウ
ェハ上にウェットエッチングが施され、露出している絶
縁層32および28が除去される。以上により、ウェハ
上のDRAMのツリー型コンデンサ向け蓄積電極の形成
は完了する。
【0021】図7に示すように、このようにして形成さ
れる蓄積電極は、トランク状ポリシリコン層26aおよ
び26b、上部ブランチ状ポリシリコン層34aおよび
34b、ほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリシリコン層
30aおよび30bによって構成される。トランク状ポ
リシリコン層26aおよび26bは、DRAM内の転送
トランジスタのドレイン領域16aおよび16bにそれ
ぞれ電気的に接続されている。上部ブランチ状ポリシリ
コン層34aおよび34bは、中間部がトランク状ポリ
シリコン層26aおよび26bの上部に連結されてお
り、このポリシリコン層に対してほぼ直角に配置されて
いる。ほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリシリコン層3
0aおよび30bは、それぞれ、上部ブランチ状ポリシ
リコン層34aおよび34bの下から既定の距離だけ下
方に延びてから水平方向に角度を変えている。
【0022】図8について説明すると、次の段階では、
誘電体膜36aおよび36bが、それぞれツリー状蓄積
電極(26a、30a、34a)および(26b、30
b、34b)上に形成される。誘電体膜36aおよび3
6bは、例えば、二酸化シリコン(SiO2 )、窒化シ
リコン、NO(窒化シリコン/二酸化シリコン)、ON
O(二酸化シリコン/窒化シリコン/二酸化シリコン)
などの誘電体により形成可能である。次に、蓄積電極
(26a、30a、34aおよび26b、30b、34
b)に対向するポリシリコンの対向電極38が誘電体膜
36aおよび36b上に形成される。対向電極38の形
成工程は、CVD法により、ポリシリコン層を、例え
ば、約1000オングストローム厚さに蒸着する第1の
段階と、N型不純物をポリシリコン層に拡散して導電率
を高める第2の段階と、従来のホトリソグラフィならび
にエッチング工程によりポリシリコン層の選択部分を画
定し食刻する最終段階とから成る。以上で、DRAM内
のツリー型コンデンサの作製は完了する。
【0023】DRAMチップの作製を完了するには、引
き続き、ビット線の作製段階と、パッドの接着段階と、
相互接続段階と、パッシベーション段階と、パッケージ
段階とを経なければならない。ただし、これらの各段階
は、従来技術しか含んでおらず、本発明の精神とは無関
係であることから、その詳細な説明はここでは省略す
る。
【0024】(実施の形態2)前述した第1の実施形態
において、開示されたツリー型コンデンサには、上部ブ
ランチ状導電層(例えば、ポリシリコン層34a、34
b)の下に吊下形ブランチ(例えば、ブランチ状ポリシ
リコン層30a、30b)を1対だけ設けている。しか
しながら、吊下形ブランチの数は1つに限られておら
ず、2以上であってもよい。本発明の第2の実施形態
は、2対の吊下形ブランチによる導電層を備えたツリー
型コンデンサであり、以下に、図9〜図12を参照しな
がら説明する。
【0025】第2の実施形態のツリー型コンデンサは、
図3のウェハ構造によるものである。図3のものと同一
の図9〜図12の要素には、同じ符号が付けられてい
る。
【0026】図3と共に図9について説明する。ここで
は、CVD法を用いて、図3のウェハ上に、第1絶縁層
40、第1ポリシリコン層42、第2絶縁層44、第2
ポリシリコン層46、および第3絶縁層48などの絶縁
層とポリシリコン層とが交互に順次形成される。絶縁層
40、44、48は、酸化シリコンなどの絶縁材により
形成される。絶縁層40および44とポリシリコン層4
2および46とは、それぞれ、例えば、約1000オン
グストローム厚さに蒸着され、絶縁層48は、例えば、
約7000オングストローム厚さに蒸着される。さら
に、ポリシリコン層42および46は、ヒ素(As)イ
オンなどの不純物を拡散し、導電率を高めることができ
る。
【0027】次に、図10について説明すると、次の段
階では、図9に示すウェハ表面にCMP法が適用され、
ポリシリコン柱26aおよび26bの上部が露出するま
でウェハの上部が除去される。
【0028】次に図11ついて説明すると、次の段階に
おいて、ウェハ上に、ポリシリコン層50が、例えば、
約1000オングストロームの厚さに蒸着される。さら
に、ポリシリコン層50は、ヒ素(As)イオンなどの
不純物を拡散することにより、導電率を高めることがで
きる。その後、従来のホトリソグラフィならびにエッチ
ング工程をウェハ上に施して、ポリシリコン層50、第
3絶縁層48、第2ポリシリコン層46、第2絶縁層4
4、および第1ポリシリコン層42の選択部分を画定し
食刻する。この工程により、ポリシリコン層50は個々
のセクション50aおよび50bに、ポリシリコン層4
6は個々のセクション46aおよび46bに、さらに、
ポリシリコン層42は個々のセクション42aおよび4
2bに切断される。以上のセクション50a、50b、
46a、46b、42a、42bは、本発明によるツリ
ー型コンデンサの蓄積電極のブランチ状導電層として用
いられる。本明細書では、区別するために、ポリシリコ
ンセクション50aおよび50bを「上部ブランチ状導
電層」と呼び、ポリシリコンセクション46a、46
b、42a、42bを「吊下形ブランチ状導電層」と呼
ぶことにする。
【0029】次に、エッチング保護層22をエッチング
終点として、ウェハ上にウェットエッチングが施され、
露出している絶縁層40、44、48が除去される。以
上で、ウェハにおけるDRAMセルのツリー型コンデン
サのための蓄積電極の形成が完了する。
【0030】図11に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、トランク状ポリシリコン層26aおよび
26b、上部ブランチ状ポリシリコン層50aおよび5
0b、ほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリシリコン層4
2a、46a、および42b、46bにより構成されて
いる。トランク状ポリシリコン層26aおよび26b
は、それぞれ、DRAMの転送トランジスタのドレイン
領域16aおよび16bに電気的に接続されている。上
部ブランチ状ポリシリコン層50aおよび50bは、ト
ランク状ポリシリコン層26aおよび26bの上部に連
結され、このポリシリコン層26aおよび26bに対し
てほぼ直角に配置されている。2対のほぼL字形の吊下
形ブランチ状ポリシリコン層46a、42a、および4
6b、42bは、それぞれ上部ブランチ状ポリシリコン
層50aおよび50bの下から既定距離だけ下方に延び
てから水平方向に屈曲している。
【0031】次に、図12について説明すると、次の段
階では、ツリー状蓄積電極50a、46a、42a、お
よび50b46b、42b上に、それぞれ誘電体膜52
aおよび52bが形成される。さらに、誘電体膜52a
および52b上に対向ポリシリコン電極54が形成され
る。対向電極54の形成工程は、CVD法によりポリシ
リコン層を蒸着する第1段階と、N型不純物をポリシリ
コン層に拡散してその導電率を高める第2段階と、従来
のホトリソグラフィならびにエッチング工程によりポリ
シリコン層の選択部分を食刻する最終段階とから成る。
これにより、DRAM内のツリー型コンデンサの作製が
完了する。
【0032】(実施の形態3)上述の第1および第2の
実施形態において、トランク状導電層に最も近い吊下形
ブランチの1対は、その下にある下部エッチング保護層
(例えば、エッチング保護層22)から離間している。
しかし、本発明は、このような構造に限定されているわ
けではない。本発明の第3の実施形態は、エッチング保
護層と接するトランク状導電層に最も近い1対の吊下形
ブランチを備えたツリー型コンデンサを具備しており、
この第3の実施形態について、図13〜図15を参照し
ながら以下に説明する。
【0033】第3の実施形態のツリー型コンデンサも、
図3の構造に基づいている。図3のものと同一の図13
〜図15の要素には、同じ符号が付けられている。
【0034】まず初めに図3と共に図13について説明
すると、CVD法により、第1ポリシリコン層56、第
1絶縁層58、第2ポリシリコン層60、および第2絶
縁層62などの絶縁層とポリシリコン層が交互に順次形
成される。
【0035】次に図14について説明すると、図13の
ウェハ表面上にCMP工程が施されることにより、ポリ
シリコン柱26aおよび26bの上部に横たわる第1ポ
リシリコン層56の最上部表面が露出するまで、また
は、ポリシリコン柱26aおよび26bの上部が露出す
るまで、ウェハの上部が取り除かれる。
【0036】次に、図15について説明すると、次の段
階では、ポリシリコン層64がウェハ上に蒸着される。
その後、ウェハ上に従来のホトリソグラフィならびにエ
ッチング工程が施され、ポリシリコン層56、60、お
よび64の選択部分が画定され食刻される。この工程に
より、ポリシリコン層56は、個々のセクション56a
および56bに、ポリシリコン層60は個々のセクショ
ン60aおよび60bに、ポリシリコン層64は個々の
セクション64aおよび64bに切断される。これらの
セクション56a、56b、60a、60b、64a、
および64bは、本発明によるツリー型コンデンサの蓄
積電極内のブランチ状導電層として用いられる。
【0037】次に、エッチング保護層をエッチング終点
として、ウェハ上にウェットエッチングが施され、露出
している絶縁層58および62が除去される。これによ
り、ウェハにおけるDRAMセルのツリー型コンデンサ
用蓄積電極の形成が完了する。
【0038】図15に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、トランク状ポリシリコン層26aおよび
26bと、上部ブランチ状ポリシリコン層64aおよび
64bと、2対のほぼL字形吊下形ブランチ状ポリシリ
コン層56a、60a、および56b、60bにより構
成されている。トランク状ポリシリコン層26aおよび
26bは、DRAM内の転送トランジスタのドレイン領
域16aおよび16bにそれぞれ電気的に接続されてい
る。上部ブランチ状ポリシリコン層64aおよび64b
は、トランク状ポリシリコン層26aおよび26bの上
部に連結され、ポリシリコン層26aおよび26bに対
してほぼ直角に配置されている。2対のほぼL字形の吊
下形ブランチ状ポリシリコン層56a、60a、およ
び、56b、60bは、それぞれブランチ状ポリシリコ
ン層64aおよび64bの下から既定距離だけ下方に延
びた後、水平方向に屈曲している。本実施形態が前述の
実施形態と際だって異なる点は、ほぼL字形の吊下形ブ
ランチ状ポリシリコン層56aおよび56bの対の水平
セグメントが、それぞれエッチング保護層22と接触し
ている点である。
【0039】(実施の形態4)第4の実施形態は、前述
の第3の実施形態と構造的にほぼ同じであるが、同じ構
造を形成するのに用いられる工程に違いがある。これら
の異なる工程について、図16〜図18を参照しながら
以下に説明する。
【0040】第4の実施形態のツリー型コンデンサは、
図3の構造に基づいており、図3のものと同一の図16
〜図18の要素には、同じ符号が付けられている。
【0041】まず初めに、図3と共に図16について説
明すると、図3に示すウェハ構造の形成後、ポリシリコ
ン柱26aおよび26bの側壁に二酸化シリコン(Si
2)などの絶縁材から成る絶縁スペーサ66aおよび
66bが形成される。絶縁スペーサ66aおよび66b
の形成工程は、CVD法により二酸化シリコン(SiO
2 )層を、例えば、1000オングストロームの厚さに
蒸着する第1段階と、二酸化シリコン(SiO2 )層に
エッチングバック処理を施す第2段階とにより構成され
ている。この後、CVD法を繰り返し用いて、第1ポリ
シリコン層68、第1絶縁層70、第2ポリシリコン層
72、および第2絶縁層74が順次蒸着される。
【0042】次に、図17について説明すると、次の段
階では、図16に示すウェハ表面上にCMP工程が施さ
れ、第1ポリシリコン層68の最上部セグメントの表面
またはポリシリコン柱26aおよび26bの上部が露出
するまで、ウェハの上部が取り除かれる。
【0043】次に図18について説明すると、次の段階
では、ウエハ上にポリシリコン層76が蒸着される。そ
の後、ウェハ上に従来のホトリソグラフィならびにエッ
チング工程が施され、ポリシリコン層68、72、およ
び76の選択部分が画定され食刻される。この工程によ
り、ポリシリコン層68は個々のセクション68aおよ
び68bに、ポリシリコン層72は個々のセクション7
2aおよび72bに、ポリシリコン層76は個々のセク
ション76aおよび76bに切断される。これらのセク
ション68a、68b、72a、72b、76a、76
bは、本発明によるツリー型コンデンサの蓄積電極のブ
ランチ状導電層として用いられる。
【0044】次に、エッチング保護層22をエッチング
終点として、ウェハ上にウェットエッチングが施さるこ
とにより、露出絶縁層70および74が除去される。以
上で、ウェハにおけるDRAMセルのツリー型コンデン
サ用蓄積電極の形成は完了する。
【0045】図18に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、トランク状ポリシリコン層26aおよび
26bと、上部ブランチ状ポリシリコン層76aおよび
76bと、1対のほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリシ
リコン層72aおよび72bと、別のもう1対のほぼL
字形の吊下形ブランチ状ポリシリコン層68aおよび6
8bとにより構成される。トランク状ポリシリコン層2
6aおよび26bは、それぞれDRAM内の転送トラン
ジスタのドレイン領域16aおよび16bに電気的に接
続されている。ブランチ状ポリシリコン層76aおよび
76bは、トランク状ポリシリコン層26aおよび26
bの上部に連結され、かつポリシリコン層26aおよび
26bに対してほぼ直角に配置されている。ほぼL字形
の吊下形ブランチ状ポリシリコン層72aおよび72b
は、それぞれ上部ブランチ状ポリシリコン層76aおよ
び76bの下から既定距離だけ下方に延びた後に水平方
向に屈曲している。ほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリ
シリコン層68aおよび68びの各々は、その最上部セ
グメントがポリシリコン柱26aおよび26bの上部と
接触し、また、その2つの垂直セグメントがポリシリコ
ン柱26aおよび26bの側壁から絶縁スペーサ66a
および66bによって離間し、さらに、その2つの最下
部水平セグメントがエッチング保護層22に接触してい
る。
【0046】(実施の形態5)本発明の第5の実施形態
は、2対のほぼL字形の吊下形ブランチを備えたツリー
型コンデンサを具備しており、トランク状導電層に最も
近いそのうちの1対の吊下形ブランチは、トランク状導
電層の側壁と接触する垂直セグメントと、その下のエッ
チング保護層から離間している水平セグメントを有して
いる。図19〜図22を参照しながら、本実施形態につ
いて以下に説明する。
【0047】第5の実施形態のツリー型コンデンサは、
図2の構造に基づいており、図2と同一な図19〜図2
2の要素には、同じ符号が付けられている。
【0048】まず初めに、図2と共に図19について説
明すると、図2のウェハから、CVD法により、ホウ素
リンケイ酸ガラス(BPSG)層などの平坦化絶縁層8
0を蒸着する。次に同じ方法により、エッチング保護層
82(好ましくは、窒化シリコン層であること)と二酸
化シリコン(SiO2 )層84などの絶縁層を、例え
ば、約1000オングストロームの厚さに順次形成す
る。さらに、従来のホトリソグラフィならびにエッチン
グ工程により、絶縁層(SiO2 )84、エッチング保
護層82、およびプラナライゼーション絶縁層80の選
択部分を画定し食刻する。この工程の結果、絶縁層(S
iO2 )84の上部表面からドレイン領域16aおよび
16bの表面にかけて蓄積電極コンタクトホール85a
および85bが形成される。次に、ウェハ上に、例え
ば、7000オングストロームの厚さに厚膜層が蒸着さ
れる。厚膜ポリシリコン層にヒ素(As)イオンなどの
不純物を拡散することにより、導電率を上げることがで
きる。さらに、この厚膜ポリシリコン層に従来のホトリ
ソグラフィならびにエッチング工程を施して、ドレイン
領域16aおよび16bの表面から蓄積電極コンタクト
ホール85aおよび85b内を垂直に延びるポリシリコ
ン柱86aおよび86bを画定し形成する。
【0049】次に図20について説明すると、次の段階
では、CVD法により、第1ポリシリコン層88、第1
絶縁層90、第2ポリシリコン層92、および第2絶縁
層94などの絶縁層とポリシリコン層とを交互に順次作
製する。
【0050】さらに、図21について説明すると、次の
段階では、図20のウェハ表面にCMP工程を施して、
第1ポリシリコン層88の最上部セグメントの表面が露
出するまでウェハの上部を研磨するか、あるいは、ポリ
シリコン柱86aおよび86bの上部が露出するまでさ
らに研磨される。
【0051】次に図22について説明すると、次の段階
では、ウェハ上にポリシリコン層96が蒸着される。そ
の後、ウェハ上に従来のホトリソグラフィならびにエッ
チング工程が施され、ポリシリコン層88、92、およ
び96の選択部分が順次食刻される。この工程が実施さ
れた結果、ポリシリコン層88は個々のセクション88
aおよび88bに、ポリシリコン層92は個々のセクシ
ョン92aおよび92bに、さらに、ポリシリコン層9
6は個々のセクション96aおよび96bに切断され
る。これらのセクション88a、88b、92a、92
bは、本発明によるツリー型コンデンサの蓄積電極内の
ブランチ状導電層として用いられる。
【0052】次に、エッチング保護層82をエッチング
終点として、ウェハ上にウェットエッチング処理が施さ
れ、露出している絶縁層94、90、および84を除去
する。これにより、ウェハにおけるDRAMセルのツリ
ー型コンデンサの蓄積電極の作製が完了する。
【0053】図22に示すように、このように形成され
た蓄積電極には、トランク状ポリシリコン層86aおよ
び86bと、上部ブランチ状ポリシリコン層96aおよ
び96bと、2対のほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリ
シリコン層88a、92a、および、88b、92bが
含まれている。このトランク状ポリシリコン層86aお
よび86bは、それぞれDRAM内の転送トランジスタ
のドレイン領域16aおよび16bに電気的に接続され
ている。上部ブランチ状ポリシリコン層96aおよび9
6bは、トランク状ポリシリコン層86aおよび86b
の上部に連結され、かつポリシリコン層86aおよび8
6bに対してほぼ直角になるように配置されている。2
対のほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリシリコン層88
a、92a、および、88b、92bは、それぞれ、ブ
ランチ状ポリシリコン層96aおよび96bの下から既
定距離だけ下方に延びてから水平方向に屈曲している。
さらに、ほぼL字形の吊下形ブランチ状ポリシリコン層
88aおよび88bは、それぞれ、トランク状ポリシリ
コン層86aおよび86bの側壁に接する垂直セグメン
トを備えており、その水平セグメントは、エッチング保
護層82から離れている。
【0054】(実施の形態6)前述した実施形態では、
吊下形ブランチが、各々ほぼL字形であり、互いに直角
に連結された2つの直線セグメントにより構成されてい
る。しかしながら、本発明は、そのような構造に限定さ
れているわけではなく、吊下形ブランチは、3以上のセ
グメントにより構成されていてもよい。本発明の第6の
実施形態は、4つのセグメントにより構成された吊下形
ブランチ状導電層を有するツリー型コンデンサを具備し
ており、この実施形態について、図23〜図27を参照
しながら以下に説明する。
【0055】第6の実施形態のツリー型コンデンサは、
図2の構造に基づいており、図2と同一の図23〜図2
7の要素には、同じ符号が付けられている。
【0056】図2と共に図23について説明する。図2
のウェハに、CVD法による処理が施され、ホウ素リン
ケイ酸ガラス(BPSG)層などの平坦化絶縁層98を
蒸着する。次に、同じ方法により、窒化シリコン層など
のエッチング保護層100が形成される。その後、従来
のホトリソグラフィならびにエッチング工程により、エ
ッチング保護層100および平坦化絶縁層98の選択部
分が画定ならびに食刻され、エッチング保護層100の
上部表面からドレイン領域16aおよび16bの表面に
かけて蓄積電極コンタクトホール102aおよび102
bが形成される。次に、ウェハ上に厚膜ポリシリコン層
104が、例えば、7000オングストロームの厚さに
蒸着される。この厚膜ポリシリコン層は、さらに、ヒ素
イオンなどの不純物によりさらに拡散されることによ
り、導電率を高めることができる。その後、従来のホト
リソグラフィ工程により、厚膜ポリシリコン層の露出部
分を食刻する際のマスクとして用いられるホトレジスト
層106を形成する。その結果として、ドレイン領域1
6aおよび16bの表面から蓄積電極コンタクトホール
102aおよび102b内を垂直に延びる突起型ポリシ
リコン層104aおよび104bが形成される。
【0057】次に図24について説明すると、次の段階
では、ホトレジスト浸蝕製法により、ホトレジスト層1
06の表面部分が除去され、薄膜化されたホトレジスト
層106aが残される。また、これによって突起型ポリ
シリコン層104aおよび104bのエッジ部分が露出
される。
【0058】次に、図25について説明すると、次の段
階では、エッチング保護層100が露出するまで、ウェ
ハ上に異方性エッチング工程が施される。その後、ホト
レジスト層106aが除去される。この工程が行われた
結果、突起型ポリシリコン層104aおよび104b
は、それぞれ階段状側壁104eを備えた形状の104
cおよび104dに形成される。本実施形態では、階段
状側壁104eは、それぞれ少なくとも1のショルダー
状部分104fを備えた形に形成される。
【0059】次に図26について説明する。以後の段階
は、図4および図5のウェハ形成に用いられるものとほ
ぼ同様である。まず初めに、CVD法を順次用いて、第
1絶縁層108、ポリシリコン層110、および第2絶
縁層112を形成する。その後、ウェハ上にCMP工程
を施して、突起型ポリシリコン層104cおよび104
dの上部が露出するまでウェハ上部が研磨される。
【0060】次に図27について説明すると、次の段階
では、ウェハ上にポリシリコン層114が、例えば、約
1000オングストローム厚さに蒸着される。ポリシリ
コン層114は、ヒ素(As)などの不純物を拡散する
ことにより、導電率を上げることができる。その後、ウ
ェハ上に従来のホトリソグラフィならびにエッチング工
程を施して、ポリシリコン層114、第2絶縁層11
2、およびポリシリコン層110の選択部分を画定し食
刻する。この工程が行われた結果、ポリシリコン層11
4は個々のセクション114aおよび114bに、ポリ
シリコン層110は個々のセクション110aおよび1
10bに切断される。これらのセクション114a、1
14b、および、110a、110bは、本発明による
ツリー型コンデンサの蓄積電極内のブランチ状導電層と
して用いられる。
【0061】次に、エッチング保護層100をエッチン
グ終点として、ウェハ上にウェットエッチングが施さ
れ、露出している絶縁層112および108が除去され
る。これにより、ウェハにおけるDRAMセルのツリー
型コンデンサに用いられる蓄積電極の形成が完了する。
【0062】図27に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、トランク状突起型ポリシリコン層104
cおよび104dと、上部ブランチ状ポリシリコン層1
14aおよび114bと、2対の4つのセグメントから
成る吊下形ブランチ状ポリシリコン層110aおよび1
10bとによって構成される。トランク状突起型ポリシ
リコン層104cおよび104dは、それぞれDRAM
内の転送トランジスタのドレイン領域16aおよび16
bに電気的に接続されている。上部ブランチ状ポリシリ
コン層114aおよび114bは、トランク状突起型ポ
リシリコン層104cおよび104dの上部に連結さ
れ、ポリシリコン層104cおよび104dに対してほ
ぼ直角に配置されている。4つのセグメントから成る吊
下形ブランチ状ポリシリコン層110aおよび110b
は、それぞれ4つのほぼ直線のセグメントにより、ブラ
ンチ状ポリシリコン層114aおよび114bの下から
下方に延びている。
【0063】本発明において、複数セグメントによる吊
下形ブランチ状ポリシリコン層は、上に開示した4セグ
メント構成ブランチに限定されていない。所望のセグメ
ントが5以上であれば、ホトレジスト浸蝕および異方性
エッチング処理を図24および図25のウェハ上で繰り
返し実施することにより、ショルダー状部分を増やした
突起型ポリシリコン層の側壁を形成することができる。
【0064】(実施の形態7)前述した第6の実施形態
において、CMP工程により、ポリシリコン層が個々の
セクションに切断される。しかし、本発明は、CMP法
の使用に限定されているわけではない。代わりに、従来
のホトリソグラフィならびにエッチング工程を用いて、
同じポリシリコン層を個々のセクションに切断すること
も可能である。このような工程の使用について、図28
〜図32を参照しながら以下に説明する。
【0065】第7の実施形態のツリー型コンデンサは、
図3の構造に基づいている。また、図3と同一の図28
〜図32の要素には、同じ符号が付けられている。
【0066】まず初めに、図3と共に図28について説
明する。図3のウェハから開始して、CVD法により、
第1絶縁層116、第1ポリシリコン層118、第2絶
縁層120、第2ポリシリコン層122、および第3絶
縁層124が順次形成される。各層は、例えば、約10
00オングストローム厚さに蒸着される。絶縁層11
6、120、124は、それぞれ二酸化シリコン(Si
2 )層であることが好ましい。さらに、ポリシリコン
層118および122は、ヒ素(As)などの不純物を
拡散し、導電率を高めることができる。
【0067】次に、図29について説明すると、次の段
階において、従来のホトリソグラフィ工程により、ウェ
ハ上にホトレジスト層126を形成する。その後、ウェ
ハ上に異方性エッチングが施されることにより、ポリシ
リコン柱26aおよび26bの上部が露出するまで、第
3絶縁層(SiO2 )124、第2ポリシリコン層12
2、第2絶縁層(SiO2 )120、第1ポリシリコン
層118、および第1絶縁層(SiO2 )の露出部分が
順次食刻される。この工程が行われた結果、ホトレジス
ト層126の上部表面からポリシリコン柱26aおよび
26bの上部にかけて、蓄積電極コンタクトホール12
8aおよび128bが形成され、これにより、絶縁層
(SiO2 )116、120、124とポリシリコン層
118、122が個々のセクションに切断される。その
後、ホトレジスト層126が除去される。
【0068】さらに、図30について説明すると、次の
段階で、ウェハ上にポリシリコン層130が蒸着される
ことにより、蓄積電極コンタクトホール128aおよび
128bが充填される。その後、従来のホトリソグラフ
ィならびにエッチング工程により、ポリシリコン柱26
aおよび26bの上部に連結されている2つのほぼT字
形のポリシリコン層130aおよび130bが画定され
形成される。本実施形態では、T字形ポリシリコン層1
30aおよび130bとポリシリコン柱26aおよび2
6bとの組み合わせにより、本発明によるツリー型コン
デンサのトランク状導電層が構成されている。
【0069】代わりに、蓄積電極コンタクトホール12
8aおよび128bにポリシリコンを充填し直して、柱
状導電層を形成することもできる。この再充填工程は、
CVD法によりポリシリコン層を蒸着する第1段階とポ
リシリコン層にエッチングバック処理を施す第2段階と
から成ることが好ましい。あるいは、その代わりに、
(ポリシリコン層によって充填されていない)蓄積電極
コンタクトホール128aおよび128bの内壁に既定
の厚さだけポリシリコン層を蒸着する第1段階と、ウェ
ハ上に従来のホトリソグラフィならびにエッチング工程
を施ることにより、ポリシリコン柱26aおよび26b
の上部にU字形導電層を形成する第2段階とから成るこ
とが好ましい。
【0070】次に、図31について説明すると、次の段
階では、従来のホトリソグラフィならびにエッチング工
程を用いて、第3絶縁層(SiO2 )124、第2ポリ
シリコン層122、第2絶縁層(SiO2 )120、お
よび第1ポリシリコン層118の選択部分を画定し食刻
する。この工程を行った結果、ポリシリコン層118は
個々のセクション118aおよび118bに、ポリシリ
コン層122は個々のセクション122aおよび122
bに切断される。これらのセクション118a、118
b、および、122a、122bは、本発明によるツリ
ー型コンデンサに使用する蓄積電極のブランチ状導電層
として用いられる。
【0071】図32について説明すると、次の段階で
は、エッチング保護層22をエッチング終点として、ウ
ェハ上にウェットエッチングが施され、露出している絶
縁層(SiO2 )124、120、116が除去され
る。これにより、ウェハにおけるDRAMセルのツリー
型コンデンサに使用する蓄積電極の形成が完了する。
【0072】図32に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、柱状トランク状ポリシリコン層26aお
よび26bと、ほぼT字形のトランク状ポリシリコン層
130aおよび130bと、2対のツリー型セグメント
から成る吊下形ブランチ状ポリシリコン層118aおよ
び122aと118bおよび122bとにより構成され
ている。柱形トランク状ポリシリコン層26aおよび2
6bは、それぞれ、DRAM内の転送トランジスタのド
レイン領域16aおよび16bに電気的に接続されてい
る。ほぼT字形のトランク状ポリシリコン層130aお
よび130bは、柱形トランク状ポリシリコン層26a
および26bの上部に連結されている。2対の3セグメ
ントから成る吊下形ブランチ状ポリシリコン層118a
および122aと118bおよび122bは、ほぼT字
形のトランク状ポリシリコン層130aおよび130b
の垂直セグメントにそれぞれ連結されている。
【0073】(実施の形態8)本発明の第8の実施形態
は、ほぼT字形のトランク状導電層がここでは中空内部
を備えた柱形トランクに修正されている点を除き、前述
の第7の実施形態と構造的によく似ている。本実施形態
について、図33および図34を参照しながら以下に説
明する。
【0074】第8の実施形態のツリー型コンデンサは、
図29の構造に基づいている。図29と同一な図33お
よび図34の要素には、同じ符号が付けられている。
【0075】まず初めに図29と共に図33について説
明すると、CVD法により図29のウェハにポリシリコ
ン層を蒸着した後に、エッチングバックを施して蓄積電
極コンタクトホール128aおよび128bの内壁に側
壁スペーサ132aおよび132bを形成する。これら
の側壁スペーサ132aおよび132bは、それぞれ、
ポリシリコン柱26aおよび26bの上部に連結されて
いる柱形トランク状導電層を構成する。
【0076】次に図34について説明すると、次の段階
において、従来のホトリソグラフィならびにエッチング
工程により、第3絶縁層124、第2ポリシリコン層1
22、第2絶縁層120、および第1ポリシリコン層1
18の選択部分を画定し食刻する。この工程の結果、ポ
リシリコン層118は個々のセクション118aおよび
118bに、ポリシリコン層122は個々のセクション
122aおよび122bに切断される。これらのセクシ
ョン118aおよび118bと122aおよび122b
は、本発明によるツリー型コンデンサに使用する蓄積電
極のブランチ状導電層として用いられる。
【0077】次に、エッチング保護層22をエッチング
終点として、ウェハにエッチングが施されることによ
り、露出している絶縁層(SiO2 )124、120、
および116が除去される。これにより、ウェハにおけ
るDRAMセルのツリー型コンデンサ用の蓄積電極の形
成が完了する。
【0078】図34に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、柱形トランク状ポリシリコン層26aお
よび26bと、それぞれ中空内部を有する柱形トランク
状ポリシリコン層132aおよび132bと、2対の3
セグメント構成のブランチ状ポリシリコン層118aお
よび122aと118bおよび122bとにより構成さ
れている。本実施形態は、T字形トランク状ポリシリコ
ン層130aおよび130bが、それぞれ中空内部を備
えた柱形トランク状ポリシリコン層132aおよび13
2bに置き換えられている点においてのみ、図32に示
す前述の実施形態とは異なっている。
【0079】(実施の形態9)第9の実施形態は、T字
形トランク状導電層を備えたツリー型コンデンサであ
り、本実施形態について、図35〜図39を参照しなが
ら以下に説明する。
【0080】第9の実施形態のツリー型コンデンサは、
図2のウェハ構造に基づいており、図2と同一な図35
〜図39の要素には、同じ符号が付けられている。
【0081】まず初めに、図2と共に図35について説
明すると、CVD法を用いて、図2のウェハ上に、ホウ
素リンケイ酸ガラス(BPSG)層などの平坦化絶縁層
150を蒸着させる。その後、同じ方法によって、窒化
シリコン層などのエッチング保護層152を形成する。
次に、二酸化シリコン(SiO2 )層などの厚膜絶縁層
が、ウェハ上に、例えば、約7000オングストローム
の厚さに蒸着される。この後、従来のホトリソグラフィ
ならびにエッチング工程により、ドレイン領域16aお
よび16bのほぼ上方に位置する絶縁柱154aおよび
154bを画定し形成する。
【0082】次に図36について説明すると、次の段階
では、CVD法を用いて、第1絶縁層156と、第1ポ
リシリコン層158と、第2絶縁層160とを順次形成
し、それぞれ、例えば、約1000オングストロームの
厚さに蒸着される。絶縁層156および160は、各々
二酸化シリコン(SiO2 )層であることが好ましい。
さらに、ポリシリコン層158は、ヒ素(As)イオン
などの不純物を拡散することにより、導電率を高めるこ
とができる。
【0083】次に図37について説明すると、次の段階
では、従来のホトリソグラフィ法を用いて、ウェハ上方
にホトレジスト層162が形成される。その後、ウェハ
に異方性エッチングが施され、ドレイン領域16aおよ
び16bの上部表面が露出するまで、第2絶縁層(Si
2 )160、第1ポリシリコン層158、第1絶縁層
(SiO2 )156、絶縁柱154aおよび154b、
エッチング保護層152、平坦化絶縁層150、および
ゲート酸化膜14の露出部分が食刻される。この工程の
結果、ドレイン領域16aおよび16bの上部表面から
第2絶縁層160の上部表面にかけて、蓄積電極コンタ
クトホール164aおよび164bが形成される。
【0084】次に図38について説明すると、次の段階
において、蓄積電極コンタクトホール164aおよび1
64bを充填するポリシリコン層166がウェハ全面に
蒸着される。その後、従来のホトリソグラフィならびに
エッチング工程を経て、ドレイン領域16aおよび16
bに電気的に接続されている2つのほぼT字形のトラン
ク状導電層166aおよび166bにポリシリコン層1
66が画定され形成される。
【0085】次に図39について説明すると、次の段階
において、従来のホトリソグラフィならびにエッチング
工程がウェハに施されることにより、第2絶縁層160
および第1ポリシリコン層158の選択部分が画定なら
びに食刻される。この工程の結果、ポリシリコン層15
8が個々のセクション158aおよび158bに切断さ
れる。これらのセクション158aおよび158bは、
本発明によるツリー型コンデンサ用の蓄積電極内のブラ
ンチ状導電層として用いられる。
【0086】次に、エッチング保護層152をエッチン
グ終点として、ウェハにウェットエッチングが施され、
露出している絶縁層(SiO2 )160および156と
絶縁柱154aおよび154bの残存部分が除去され
る。これにより、ウェハにおけるDRAMセルのツリー
型コンデンサ用蓄積電極の形成が完了する。
【0087】図39に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、ほぼT字形のトランク状ポリシリコン層
166aおよび166bと3セグメント構成の吊下形ブ
ランチ状ポリシリコン層158aおよび158bにより
構成されている。
【0088】(実施の形態10)第10の実施形態は、
電荷蓄積面積が広くなるようにほぼT字形のトランク状
導電層が中空状態となっている点を除き、上に開示した
第9の実施形態と構造的にほぼ同じである。図40と図
41とを参照しながら、本実施形態について以下に説明
する。
【0089】第9の実施形態のツリー型コンデンサは、
図37に示されている構造に基づいており、図37と同
一な図40および図41の要素には、同じ符号が付けら
れている。
【0090】まず初めに図37と共に図40について説
明すると、CVD法により、蓄積電極コンタクトホール
164aおよび164bの内壁に、ポリシリコン層16
8が、蓄積電極コンタクトホール164aおよび164
bに中空内部が依然残るような一定の厚さだけ蒸着され
るやり方で、図37のウェハにポリシリコン層168が
蒸着される。その後、従来のホトリソグラフィならびに
エッチング工程により、ポリシリコン層168の選択部
分が画定ならびに食刻される。この工程を経た結果、残
存しているポリシリコン層168aおよび168bは、
それぞれ蓄積電極の中空内部を備えたほぼT字形のトラ
ンク状導電層として働く。
【0091】次に図41について説明すると、次の段階
において、従来のホトリソグラフィならびにエッチング
工程がウェハに施され、第2絶縁層160および第1ポ
リシリコン層158の選択部分が画定ならびに食刻され
る。この工程の結果、ポリシリコン層158が、個々の
セクション158aおよび158bに切断される。これ
らのセクション158aおよび158bは、本発明によ
るツリー型コンデンサ用蓄積電極内のブランチ状導電層
として用いられる。
【0092】次に、エッチング保護層152をエッチン
グ終点として、ウェットエッチングがウェハに施される
ことにより、露出している絶縁層(SiO2 )160お
よび156と、絶縁柱154aおよび154bの残存部
分とが除去される。これにより、ウェハにおけるDRA
Mセルのツリー型コンデンサ用蓄積電極の形成が完了す
る。
【0093】図41に示すように、このように形成され
た蓄積電極は、それぞれ中空内部を有するほぼT字形の
トランク状ポリシリコン層168aおよび168bと、
3セグメント構成の吊下形ブランチ状ポリシリコン層1
58aおよび158bとにより構成されている。図41
に示す実施形態は、直前の第9の実施形態に出てきたほ
ぼT字形のトランク状ポリシリコン層166aおよび1
66bが、それぞれ中空内部を有するほぼT字形のトラ
ンク状ポリシリコン層に置き換えられている点を除き、
図39に示されている第9の実施形態とほぼ同じであ
る。
【0094】この第10の実施形態と前述した第9の実
施形態において、柱状絶縁層は、多様な手段により他の
形状に形成することができる。例えば、ホトレジスト浸
蝕製法により、階段状側壁を備えた絶縁層を形成するこ
とが可能である。また、図35の構造を用いずに、異方
性エッチングの代わりにウェットエッチングなどの等方
性エッチングを採用すれば、厚膜絶縁層をほぼ三角形に
作成し直すことができ、また、側壁スペーサを絶縁柱1
54aおよび154bの内壁に形成すれば、他の形状を
備えた柱状絶縁層を実現することができる。したがっ
て、ブランチ状導電層は、設計の選択次第で各種形状に
形成することが可能である。
【0095】同様に、柱状ポリシリコン層は、表面積を
広くできるように各種手段によって他の形状に形成する
ことが可能である。例えば、図3の場合、異方性エッチ
ングの代わりに等方性エッチングを採用すれば、厚膜ポ
リシリコン層を、ほぼ三角形に作成し直すことができ
る。
【0096】(実施の形態11)前述の第1〜第10の
実施形態において、ツリー型コンデンサには、1水準の
みの蓄積電極しか含まれていない。しかしながら、ツリ
ーの水準数は、1水準に限定されておらず、2以上でも
よい。第11の実施形態は、上層水準の蓄積電極が下層
水準の蓄積電極の上に積み重ねられている2水準の蓄積
電極を備えたツリー型コンデンサを具備している。図4
2〜図44を参照しながら、この実施の形態について以
下に説明する。
【0097】第11の実施形態のツリー型コンデンサ
は、図10のウェハ構造に基づいており、図10と同一
な図42〜図44の要素には、同じ符号が付けられてい
る。図10に示すウェハの蓄積電極は、下層水準の蓄積
電極として用いられる。以下の説明は、下層水準の蓄積
電極の上に直接積み重ねられた上層水準の蓄積電極の形
成に対してのみ行われている。
【0098】図10と共に図42について説明すると、
図10のウェハ上に、ポリシリコン層170および絶縁
層171が、例えば、約1000オングストロームの厚
さに順次形成される。絶縁層171は、二酸化シリコン
層であることが好ましい。その後、従来のホトリソグラ
フィならびにエッチング工程により、絶縁層171の選
択部分が画定ならびに食刻されて、絶縁層171の上部
表面からポリシリコン層170の上部表面にかけて、コ
ンタクトホール174aおよび174bが形成される。
次に、ウェハ上で、例えば、約7000オングストロー
ム厚さになるまで厚膜ポリシリコン層の蒸着が行われ
る。この厚膜ポリシリコン層は、ヒ素(As)イオンな
どの不純物を拡散することにより、導電率を高めること
ができる。その後、従来のホトリソグラフィならびにエ
ッチング工程がウェハに施され、厚膜ポリシリコン層か
ら2つの柱状ポリシリコン層172aおよび172bに
形成される。このポリシリコン柱172aおよび172
bは、ポリシリコン層170の上部表面から、ウェハ上
部に向かってコンタクトホール174aおよび174b
内をほぼ垂直に延びている。これにより、ポリシリコン
柱172aおよび172bは、蓄積電極の下層水準と電
気的に接続することができる。
【0099】図43について説明すると、図9および図
10を参照しながら説明がなされたものと同じ工程がこ
こでも再度用いられ、図43に示す半導体構造が形成さ
れる。例えば、まず初めにCVD法により、絶縁層17
6、180、および184とポリシリコン層178およ
び182の代替層の蒸着が行われた後、ポリシリコン柱
172aおよび172bの上部が露出するまでCMP工
程がウェハに施される。
【0100】図43および図44について説明すると、
図11を参照しながら説明がなされたものと同じ工程に
より、図44の半導体構造が形成される。まず初めに、
ポリシリコン層188が、例えば、約1000オングス
トロームの厚さになるまで蒸着される。その後、従来の
ホトリソグラフィならびにエッチング工程により、ポリ
シリコン層188と、絶縁層184と、ポリシリコン層
182と、絶縁層180と、ポリシリコン層178と、
絶縁層176および171と、ポリシリコン層170
と、絶縁層48と、ポリシリコン層46と、絶縁層44
と、ポリシリコン層42の選択部分を画定し食刻する。
この工程がなされた結果、ポリシリコン層188は個々
のセクション188aおよび188bに、ポリシリコン
層182は個々のセクション182aおよび182b
に、ポリシリコン層178は個々のセクション178a
および178bに、ポリシリコン層170は個々のセク
ション170aおよび170bに、ポリシリコン層46
は個々のセクション46aおよび46bに、さらに、ポ
リシリコン層42は個々のセクション42aおよび42
bに切断される。
【0101】以上のセクション188a、188b、1
82a、182b、178a、178b、170a、1
70b、46a、46b、42a、および42bは、ウ
ェハ内のDRAMセルのツリー型コンデンサのブランチ
状導電層として機能する。
【0102】.に、エッチング保護層22をエッチング
終点として、ウェハにウェットエッ.ングが施されるこ
とにより、露出している絶縁層184、180、17
6、171、48、44、および40が除去される。こ
れにより、ウェハ内のDRAMセルのツリー型コンデン
サの蓄積電極の形成は完了する。
【0103】図44に示すように、このようにして形成
された蓄積電極は、下層水準にトランク状導電層26a
および26bを具備する2水準から成る蓄積電極、上部
ブランチ状導電層170aおよび170b、ほぼL字形
の吊下形ブランチ状導電層42aおよび46aと42b
および46bと、トランク状導電層172aおよび17
2bを備えた上層水準と、上部ブランチ状導電層188
aおよび188bと、ほぼL字型の吊下形ブランチ状導
電層178aおよび182aと178bおよび182b
とにより構成されている。本実施形態には、ツリー型コ
ンデンサの電荷蓄積面積が大幅に拡大できるという利点
がある。
【0104】(実施の形態12)前述の各実施の形態に
おいて、ポリシリコン柱の下部は、DRAMセルの転送
トランジスタのドレイン領域に電気的に直接接続されて
いる。しかし、本発明は、そのような構造に限定されて
いるわけではない。第12の実施形態は、図45および
図46を参照しながら以下に説明する通り、ポリシリコ
ン柱が導電層を介して転送トランジスタのドレイン領域
に電気的に接続されているツリー型コンデンサである。
【0105】第12の実施形態のツリー型コンデンサ
は、図2のウェハ構造に基づいており、図2と同一な図
45および図46の要素には、同じ符号が付けられてい
る。
【0106】図2と共に図45について説明すると、C
VD法により、図2Aのウェハ上にホウ素リンケイ酸ガ
ラス(BPSG)層などの平坦化絶縁層190を蒸着さ
せる。次に、同じ方法を用いて、窒化シリコン層などの
エッチング保護層192を形成する。その後、従来のホ
トリソグラフィならびにエッチング工程によりエッチン
グ保護層192および平坦化絶縁層190の選択部分を
除去し、エッチング保護層192の上部表面からドレイ
ン領域16aおよび16bの表面にかけて蓄積電極コン
タクトホール194aおよび194bが形成される。次
に、厚膜ポリシリコン層がウェハ全面に蒸着される。厚
膜ポリシリコン層は、ヒ素イオンなどの不純物さらに拡
散することにより、導電率を高めることができる。この
後、従来のホトリソグラフィならびにエッチング工程を
経て、厚膜ポリシリコン層の選択部分が食刻されること
により、この厚膜ポリシリコン層が、ドレイン領域16
aおよび16bの表面から蓄積電極コンタクトホール1
94aおよび194b内を垂直に延びるほぼT字形のポ
リシリコン層196aおよび196bへと新たに形成さ
れる。代わりに、各DRAMセルの電荷蓄積コンデンサ
用の蓄積電極を形成しながら、ポリシリコン層を形成す
ることもできる。
【0107】次に、図46について説明する。次の段階
において、二酸化シリコンなどの絶縁層198がウェハ
全面に蒸着される。その後、従来のホトリソグラフィな
らびにエッチング工程により、絶縁層198の選択部分
が画定ならびに食刻され、これにより、絶縁層198を
貫通する窓200aおよび200bが形成されて、ほぼ
T字形のポリシリコン層196aおよび196bの上部
表面が露出する。この後、ウェハ全面に、例えば、約7
000オングストロームの厚さになるまで厚膜ポリシリ
コン層が蒸着される。さらに、厚膜ポリシリコン層は、
ヒ素(As)などの不純物を拡散することにより、導電
率を高めることができる。次に、従来のホトリソグラフ
ィならびにエッチング工程により、厚膜ポリシリコン層
の選択部分が画定ならびに食刻され、ほぼT字形のポリ
シリコン層196aおよび196bの上部表面から窓2
00aおよび200b内を垂直に抜けウェハ上部の上ま
で延びるポリシリコン柱202aおよび202bが形成
される。これらのポリシリコン柱202aおよび202
bは、DRAMセルの電荷蓄積コンデンサのトランク状
導電層の最上部として機能する。
【0108】DRAMチップの作製を完了するために
は、第1〜第8の実施形態および第11の実施形態につ
いて説明したような工程により、図46のウェハに対し
てさらに処理を施すことにより可能である。
【0109】以上により開示された実施形態がそのまま
単独でも適用できるうえに、組み合わせによって単一の
DRAMチップ上にサイズと形状が多種多様な蓄積電極
を設けることもできることは、半導体の作製に関する当
業者にとって明らかであろう。このような変形は、すべ
て本発明の範囲内にある。
【0110】添付図面において、転送トランジスタのド
レインに関する各実施形態はシリコン基板の拡散領域を
ベースにしているが、他の変形、例えば、溝型ドレイン
領域も可能である。
【0111】添付図面の要素は、説明のために図式的に
示されたものであり、実際の尺度では表されていない。
ここに示された本発明の要素の寸法は、決して本発明の
範囲を限定するものではない。
【0112】本発明は、代表例および好適な実施形態に
より説明がなされてきたが、開示された実施形態に限定
されないことは明らかである。むしろ、当業者にとって
明らかなように、本発明は、様々な修正および同様の変
形もその範囲内に含むことを意図するものである。した
がって、本発明を定義する添付クレームの範囲には、上
記の各種修正ならびに同様の構造がすべて網羅されるよ
うに、最も広い解釈が与えられなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】DRAM装置のメモリセルを示す回路図であ
る。
【図2】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その1)
【図3】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その2)
【図4】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その3)
【図5】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その4)
【図6】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その5)
【図7】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その6)
【図8】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第1の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その7)
【図9】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半導
体メモリセルの第2の実施形態を作製する工程を示す断
面図である。(その1)
【図10】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第2の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図11】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第2の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図12】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第2の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その4)
【図13】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第3の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図14】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第3の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図15】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第3の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図16】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第4の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図17】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第4の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図18】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第4の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図19】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第5の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図20】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第5の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図21】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第5の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図22】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第5の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その4)
【図23】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第6の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図24】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第6の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図25】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第6の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図26】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第6の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その4)
【図27】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第6の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その5)
【図28】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第7の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図29】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第7の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図30】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第7の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図31】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第7の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その4)
【図32】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第7の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その5)
【図33】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第8の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図34】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第8の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図35】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第9の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その1)
【図36】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第9の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その2)
【図37】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第9の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その3)
【図38】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第9の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その4)
【図39】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第9の実施形態を作製する工程を示す
断面図である。(その5)
【図40】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第10の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その1)
【図41】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第10の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その2)
【図42】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第11の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その1)
【図43】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第11の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その2)
【図44】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第11の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その3)
【図45】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第12の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その1)
【図46】本発明によるツリー型コンデンサを備えた半
導体メモリセルの第12の実施形態を作製する工程を示
す断面図である。(その2)
【符号の説明】
10:シリコン基板 16:ドレイン領域 20:平坦化絶縁層 22:エッチング保護層 24:蓄積電極コンタクトホール 26:ポリシリコン柱 28:第1絶縁層 30:ポリシリコン層 32:第2絶縁層 34:ポリシリコン層 36:誘電体膜 42:第1ポリシリコン層 46:第2ポリシリコン層 52:誘電体膜 54:対向電極 56:第1ポリシリコン層 60:第2ポリシリコン層 64:ポリシリコン層 66:絶縁スペーサ 68:第1ポリシリコン層 72:第2ポリシリコン層 76:ポリシリコン層 80:平坦化絶縁層 82:エッチング保護層 88:第1ポリシリコン層 92:第2ポリシリコン層 96:ポリシリコン層 98:平坦化絶縁層 100:エッチング保護層 110:ポリシリコン層 114:ポリシリコン層 116:第1絶縁層 118:第1ポリシリコン層 120:第2絶縁層 122:第2ポリシリコン層 124:第3絶縁層 128:蓄積電極コンタクトホール 130:十字型ポリシリコン層 132:側壁スペーサ 150:平坦化絶縁層 152:エッチング保護層 154:絶縁柱 156:第1絶縁層 158:第1ポリシリコン層 160:第2絶縁層 162:ホトレジスト層 166:ポリシリコン層 168:ポリシリコン層 170:ポリシリコン層 171:絶縁層 172:ポリシリコン柱 176:絶縁層 178:ポリシリコン層 180:絶縁層 182:ポリシリコン層 184:絶縁層 188:ポリシリコン層 190:平坦化絶縁層 192:エッチング保護層 196:ポリシリコン層 198:絶縁層 202:ポリシリコン層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−97879(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04

Claims (52)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上にソース/ドレイン
    領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレイ
    ン領域のいずれかひとつに電気的に接続されるツリー型
    コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法に
    おいて、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う第1絶
    縁層を形成する段階と、 (2)前記第1絶縁層を貫通することにより前記ソース
    /ドレイン領域のいずれかひとつと電気的に接続される
    少なくとも1のトランク状導電層を前記第1絶縁層上に
    形成する段階と、 (3)前記トランク状導電層上と前記第1絶縁層上とに
    第1導電層を形成する段階と、 (4)前記トランク状導電層の上方に横たわる前記第1
    導電層の選択部分を除去し、前記トランク状導電層の一
    部および前記第1導電層の一部を露出させる段階と、 (5)露出した前記トランク状導電層および前記第1導
    電層に電気的に接触する第2導電層を形成する段階と、 (6)前記第1および第2導電層の選択部分を食刻する
    ことによりブランチ状導電層を形成し、かつ前記ブラン
    チ状導電層の表面を露出させ、前記トランク状導電層と
    前記ブランチ状導電層との組み合わせにより前記ツリー
    型コンデンサの蓄積電極を画定する段階と、 (7)前記ブランチ状導電層と前記トランク状導電層
    の露出表面上に誘電体層を形成する段階と、 (8)前記誘電体層上に、前記電荷蓄積コンデンサの対
    向電極として第3導電層を形成する段階と、 から成る半導体メモリ素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記段階(1)と前記段階(2)との間
    に、前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する段
    階をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記エッチング保護層上に厚膜ポリシリコン層を形成す
    る段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の選択部分を除去して前記トラ
    ンク状導電層を形成する段階と、を具備することを特徴
    とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記エッチング保護層上に厚膜ポリシリコン層を形成す
    る段階と、 前記ソース/ドレイン領域のひとつがマスクされるよう
    に、前記厚膜ポリシリコン層上にホトレジスト層を形成
    する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の露出部分を食刻することによ
    り突起型ポリシリコン層を形成する段階と、 前記突起型ポリシリコン層の縁部分が露出するように前
    記ホトレジスト層の表面部分を除去する段階と、 前記突起型ポリシリコン層に異方性エッチングを施し
    て、ほぼ階段状の側壁に食刻する段階と、 残存しているホトレジスト層を除去する段階と、を具備
    することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記コンタクトホール内に延び、かつ底部端面が前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつと
    電気的に接続されている、断面がほぼT字形の第1ポリ
    シリコン層を形成する段階と、 前記ほぼT字形の第1ポリシリコン層の上部表面を露出
    させ、層を貫通する窓を備えた第2絶縁層を形成する段
    階と、 前記ほぼT字形の第1ポリシリコン層の上部表面に電気
    的に接続された底部端面を備えた柱状ポリシリコン層を
    形成し、前記柱状ポリシリコン層と前記ほぼT字形の第
    1ポリシリコン層との組み合わせにより前記トランク状
    導電層を形成する段階と、を具備することを特徴とする
    請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記段階(2)と前記段階(3)との間
    に、 前記トランク状導電層の側壁に少なくとも1の絶縁スペ
    ーサを形成する段階を備え、 前記段階(3)が、前記絶縁スペーサと、前記トランク
    状導電層と、前記エッチング保護層の上に前記第1導
    電層を形成する段階をさらに具備することを特徴とする
    請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記段階(1)と前記段階(2)との間
    に、 前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する段階
    と、 前記エッチング保護層上に第2絶縁層を形成する段階と
    をさらに具備し、 前記段階(2)が、 前記第2絶縁層と、前記エッチング保護層と、前記第1
    絶縁層とを順次貫通し、前記転送トランジスタの前記ソ
    ース/ドレイン領域のひとつに達する蓄積電極コンタク
    トホールを形成する段階と、 前記コンタクトホール内に延びる厚膜ポリシリコン層を
    形成する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の選択部分を食刻することによ
    り前記トランク状導電層を形成する段階とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記段階(3)と前記段階(4)との間
    に、 前記第1導電層上に、第2絶縁層を形成する段階を備
    え、 前記段階(4)が、前記第2絶縁層と前記第1導電層に
    化学機械研磨を施すことにより、前記トランク状導電層
    の上方に横たわる前記第1導電層の不要部分を除去する
    段階をさらに具備し、 前記段階(6)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第2導電層が、 前記ブランチ状導電層のひとつとして機能し、 前記トランク状導電層の前記上部に接続される中間部分
    を有し、かつ前記トランク状導電層とほぼ直角を成す位
    置に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 前記第1導電層上に、第2絶縁層を形成する段階を備
    え、 前記段階(4)が、前記トランク状導電層の上方に横た
    わる、前記第2絶縁層と前記第1導電層の不要部分を食
    刻する段階をさらに具備し、 前記段階(6)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第2導電層の断面がほぼT字形で
    あることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第2導電層の内部が中空状態であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 縁材である第1膜と導電材である第2膜とからなる膜
    を少なくとも1つ含む、絶縁材および導電材の膜を交互
    に形成する段階と、 前記第2膜上に第2絶縁層を形成する段階と、 前記トランク状導電層の上にある前記第2絶縁層と前記
    第1および第2膜の選択部分とを除去する段階を備え、 前記段階(5)が、前記第2膜と電気的に接触する前記
    第2導電層を形成する段階をさらに具備し、 前記段階(6)が、 前記第2膜の残存部分が前記ツリー型コンデンサの電極
    の一部として働くように、前記第2膜の選択部分を食刻
    する段階と、 前記第2絶縁層と前記第1膜とを除去する段階とをさら
    に具備し、 前記段階(7)が、前記第2膜の露出表面上に前記誘電
    体層を形成する段階をさらに具備することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う第1絶
    縁層を形成する段階と、 (2)前記第1絶縁層を貫通することにより前記ソース/
    ドレイン領域のいずれかひとつと電気的に接続される少
    なくとも1のトランク状導電層を前記第1絶縁層上に形
    成する段階と、 (3)前記トランク状導電層上と前記第1絶縁層上と
    あって、前記トランク状導電層と電気的に接続される
    1導電層を形成する段階と、 (4)前記第1導電層と電気的に接続されている第2導
    電層を形成する段階と、 (5)前記第1および第2導電層の選択部分を食刻する
    ことによりブランチ状導電層を形成し、前記トランク状
    導電層が、前記ブランチ状導電層と共に前記ツリー型コ
    ンデンサの蓄積電極を形成し、かつ前記ブランチ状導電
    層の表面を露出させる段階と、 (6)前記ブランチ状導電層と前記トランク状導電層の
    露出表面上とに誘電体を形成する段階と、 (7)前記誘電体層上に、前記電荷蓄積コンデンサの対
    向電極として働く第3導電層を形成する段階と、 からなる半導体メモリ素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記段階(1)と前記段階(2)との
    間に、前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する
    段階をさらに具備することを特徴とする請求項14に記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記エッチング保護層上に厚膜ポリシリコン層を形成す
    る段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の選択部分を除去して前記トラ
    ンク状導電層を形成する段階と、を具備することを特徴
    とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層を形成する段階と、 前記ソース/ドレイン領域のひとつがマスクされるよう
    に、前記厚膜ポリシリコン層上にホトレジスト層を形成
    する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の露出部分を食刻することによ
    り突起型ポリシリコン層を形成する段階と、 前記突起型ポリシリコン層の縁部分が露出するように前
    記前記ホトレジスト層の表面部分を除去する段階と、 前記突起型ポリシリコン層に異方性エッチングを施し
    て、ほぼ階段状の側壁に食刻する段階と、 残存しているホトレジスト層を除去する段階と、を具備
    することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 ほぼT字形の断面を有し、かつ底部端面が前記転送トラ
    ンジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつと電気的
    に接続されている第1ポリシリコン層を形成する段階
    と、 前記ほぼT字形の第1ポリシリコン層の上部表面を露出
    させ、層を貫通する窓を備えた第2絶縁層を形成する段
    階と、 前記ほぼT字形の第1ポリシリコン層の上部表面に電気
    的に接続された底部端面を備えた柱状ポリシリコン層を
    形成し、前記柱状ポリシリコン層と前記ほぼT字形の第
    1ポリシリコン層との組み合わせにより前記トランク状
    導電層を形成する段階と、を具備することを特徴とする
    請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記段階(2)と前記段階(3)との
    間に、 前記トランク状導電層の側壁に少なくとも1の絶縁スペ
    ーサを形成する段階を備え、 前記段階(3)が、前記絶縁スペーサと、前記トランク
    状導電層と、前記エッチング保護層との上に前記第1導
    電層を形成する段階をさらに具備することを特徴とする
    請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記段階(1)と前記段階(2)との
    間に、 前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する段階
    と、 前記エッチング保護層上に第2絶縁層を形成する段階と
    をさらに具備し、 前記段階(2)が、 前記第2絶縁層と、前記エッチング保護層と、前記第1
    絶縁層とを順次貫通し、前記転送トランジスタの前記ソ
    ース/ドレイン領域のひとつに達する蓄積電極コンタク
    トホールを形成する段階と、 厚膜ポリシリコン層を形成する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の選択部分を食刻することによ
    り前記トランク状導電層を形成する段階とを具備するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 前記第1導電層上に、第2絶縁層を形成する段階と、 前記第2絶縁層と前記第1導電層とに化学機械研磨を施
    すことにより、前記トランク状導電層の上方に横たわる
    前記第1導電層の不要部分を除去する段階とをさらに具
    備し、 前記段階(6)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに具備することを特徴とする請求項14に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第2導電層が、 前記ブランチ状導電層のひとつとして機能し、 前記トランク状ポリシリコン層の前記上部に接続される
    中間部分を有し、かつ前記トランク状導電層とほぼ直角
    を成す位置に配置されていることを特徴とする請求項2
    1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 前記第1導電層上に、第2絶縁層を形成する段階と、 前記トランク状導電層の上方に横たわる前記第1導電層
    の表面が露出するように前記第2絶縁層の選択部分を食
    刻する段階とをさらに備え、 前記段階(5)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに具備することを特徴とする請求項14に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 前記第2導電層の断面がほぼT字形で
    あることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記第2導電層の内部が中空状態であ
    ることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 少なくとも1の絶縁材から成る第1膜と導電材から成る
    第2膜とを含む、絶縁材および導電材の膜を交互に形成
    する段階と、 前記第2膜上に第2絶縁層を形成する段階と、 前記トランク状導電層の上方に横たわる第1導電層の表
    面が露出するように、前記第2絶縁層と前記第1および
    第2膜の選択部分とを除去する段階とを備え、 前記段階(4)が、前記第2膜と電気的に接触する前記
    第2導電層を形成する段階をさらに具備し、 前記段階(5)が、 前記第2膜の残存部分が前記ツリー型コンデンサの電極
    の一部として働くように、前記第2膜の選択部分を食刻
    する段階と、 前記第2絶縁層と前記第1膜とを除去する段階とをさら
    に具備し、 前記段階(6)が、前記第2膜の露出表面上に前記誘電
    体層を形成する段階をさらに具備することを特徴とする
    請求項14に記載の方法。
  27. 【請求項27】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う第1絶
    縁層を形成する段階と、 (2)前記第1絶縁層を貫通することにより前記ソース
    /ドレイン領域のいずれかひとつと電気的に接続される
    少なくとも1のトランク状導電層を形成する段階と、 (3)前記トランク状導電層上と前記第1絶縁層上と
    、絶縁材である第1膜と導電材である第2膜とからな
    る膜を少なくともひとつ含む絶縁材および導電材の膜を
    交互に形成する段階と、 (4)前記トランク状導電層の上方に横たわる前記第1
    および第2膜の選択部分を除去する段階と、 (5)前記トランク状導電層および前記第2膜に電気的
    に接触する第1導電層を形成する段階と、 (6)前記第2膜と、前記第1導電層と、前記トランク
    状導電層との組み合わせにより前記ツリー型コンデンサ
    の電極を形成できるように、前記第2膜と前記第1導電
    層の選択部分とを食刻する段階と、 (7)前記第1膜を除去する段階と、 (8)前記第1導電層と、前記第2膜と、前記トランク
    状導電層の露出表面とに、誘電体層を形成する段階と、 (9)前記誘電体層上に、前記電荷蓄積コンデンサの対
    向電極として第2導電層を形成する段階と、から成る半
    導体メモリ素子の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記段階(1)と前記段階(2)との
    間に、前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する
    段階をさらに具備することを特徴とする請求項27に記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記エッチング保護層上に厚膜ポリシリコン層を形成す
    る段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の選択部分を除去して前記トラ
    ンク状導電層を形成する段階と、を具備することを特徴
    とする請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層を形成する段階と、 前記ソース/ドレイン領域のひとつがマスクされるよう
    に、前記厚膜ポリシリコン層上にホトレジスト層を形成
    する段階と、 前記厚膜ポリシリコン層の露出部分を食刻することによ
    り突起型ポリシリコン層を形成する段階と、 前記突起型ポリシリコン層の縁部分が露出するように前
    記前記ホトレジスト層の表面部分を除去する段階と、 前記突起型ポリシリコン層に異方性エッチングを施し
    て、ほぼ階段状の側壁に食刻する段階と、 残存しているホトレジスト層を除去する段階と、を具備
    することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層と前記第1絶縁層とを通り前記転
    送トランジスタの前記ソース/ドレイン領域のひとつに
    達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 底部端面が前記転送トランジスタの前記ソース/ドレイ
    ン領域のひとつと電気的に接続されるように、断面がほ
    ぼT字形の第1ポリシリコン層を形成する段階と、 前記ほぼT字形の第1ポリシリコン層の上部表面を露出
    させ、層を貫通する窓を備えた第2絶縁層を形成する段
    階と、 前記ほぼT字形の第1ポリシリコン層の上部表面に電気
    的に接続された底部端面を備えた柱状ポリシリコン層を
    形成し、前記柱状ポリシリコン層と前記ほぼT字形の第
    1ポリシリコン層との組み合わせにより前記トランク状
    導電層が形成される段階と、を具備することを特徴とす
    る請求項28に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 前記第2膜上に第2絶縁層を形成する段階を備え、 前記段階(4)が、前記第2絶縁層と、前記第2膜と、
    前記第1膜上とに化学機械研磨を施すことにより前記ト
    ランク状導電層の上部を露出させる段階をさらに備え、 前記段階(7)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに具備することを特徴とする請求項27に記載の方
    法。
  33. 【請求項33】 前記第2導電層が、ブランチ状導電層
    として働き、かつ前記トランク状導電層の前記上部に接
    続された中間部分を有し、さらに、前記トランク状導電
    層に対してほぼ直角の位置に配置されることを特徴とす
    る請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記段階(3)と前記段階(4)との
    間に、 前記第2膜上に、第2絶縁層を形成する段階を備え、 前記段階(4)が、前記第2絶縁層と、前記第2膜と、
    前記第1膜の選択部分を食刻することにより前記トラン
    ク状導電層の上部を露出させる段階をさらに具備し、 前記段階(7)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに具備することを特徴とする請求項27に記載の方
    法。
  35. 【請求項35】 前記第2導電層の断面がほぼT字形で
    あることを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記第2導電層の内部が中空状態であ
    ることを特徴とする請求項34に記載の方法。
  37. 【請求項37】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う第1絶
    縁層を形成する段階と、 (2)前記第1絶縁層上に、前記ソース/ドレイン領域
    のひとつと平行に並んでいる柱状絶縁層を形成する段階
    と、 (3)前記柱状絶縁層上と前記第1絶縁層上とに第1導
    電層を形成する段階と、 (4)前記第1導電層と、前記柱状絶縁層と、前記第1
    絶縁層とを貫通することにより、前記ソース/ドレイン
    領域のひとつと電気的に接続される第2導電層を形成
    し、前記第1および第2導電層の組み合わせにより前記
    ツリー型コンデンサの電極を画定する段階と、 (5)前記柱状絶縁層を除去する段階と、 (6)前記第1および第2導電層の露出表面に誘電体層
    を形成する段階と、 (7)前記誘電体層上に、前記電荷蓄積コンデンサの対
    向電極として働く第3導電層を形成する段階と、から成
    る半導体メモリ素子の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記段階(1)と前記段階(2)との
    間に、前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する
    段階をさらに具備することを特徴とする請求項37に記
    載の方法。
  39. 【請求項39】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層上に厚膜絶縁層を形成する段階
    と、 前記ソース/ドレイン領域のひとつがマスクされるよう
    に、前記厚膜絶縁層上にホトレジスト層を形成する段階
    と、 前記厚膜ポリシリコン層の露出部分を食刻することによ
    り突起型絶縁層を形成する段階と、 前記突起型絶縁層の縁部分が露出するように前記前記ホ
    トレジスト層の表面部分を除去する段階と、 前記突起型絶縁層に異方性エッチングを施して、ほぼ階
    段状の側壁に食刻する段階と、 残存しているホトレジスト層を除去する段階と、を具備
    することを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記段階(4)が、 前記第1導電層上に第2絶縁層を形成する段階と、 前記第2絶縁層と、前記第1導電層と、前記柱状絶縁層
    と、前記エッチング保護層と、前記第1絶縁層とを順次
    貫通し、前記ソース/ドレイン領域のひとつに達する蓄
    積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記蓄積電極コンタクトホールに前記第2導電層を形成
    する段階とをさらに具備し、 前記段階(5)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項38に記載の方
    法。
  41. 【請求項41】 前記第2導電層の断面がほぼT字形で
    あることを特徴とする請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記第2導電層の断面がほぼU字形で
    あることを特徴とする請求項40に記載の方法。
  43. 【請求項43】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う第1絶
    縁層を形成する段階と、 (2)前記第1絶縁層上に、前記ソース/ドレイン領域
    のひとつと平行に並んでいる柱状絶縁層を形成する段階
    と、 (3)前記柱状絶縁層上と前記第1絶縁層上とに、少な
    くとも1の絶縁材から成る第1膜と導電材から成る第2
    膜とを含む絶縁材と導電材の膜を交互に形成する段階
    と、 (4)前記第2膜と、前記第1膜と、前記柱状絶縁層
    と、前記第1絶縁層とを順次貫通することにより、前記
    ソース/ドレイン領域のひとつと電気的に接続される第
    1導電層を形成し、前記第2膜および第1導電層の組み
    合わせにより前記ツリー型コンデンサの電極を形成する
    段階と、 (5)前記柱状絶縁層と前記第1膜を除去する段階と、 (6)前記第2膜および第1導電層の露出表面に誘電体
    層を形成する段階と、 (7)前記誘電体層上に、前記電荷蓄積コンデンサの対
    向電極として働く第2導電層を形成する段階と、から成
    る半導体メモリ素子の製造方法。
  44. 【請求項44】 前記段階(1)と前記段階(2)との
    間に、前記第1絶縁層上にエッチング保護層を形成する
    段階をさらに具備することを特徴とする請求項43に記
    載の方法。
  45. 【請求項45】 前記段階(2)が、 前記エッチング保護層上に厚膜絶縁層を形成する段階
    と、 前記ソース/ドレイン領域のひとつがマスクされるよう
    に、前記厚膜絶縁層上にホトレジスト層を形成する段階
    と、 前記厚膜ポリシリコン層の露出部分を食刻することによ
    り突起型絶縁層を形成する段階と、 前記突起型絶縁層の縁部分が露出するように前記前記ホ
    トレジスト層の表面部分を除去する段階と、 前記突起型ポリシリコン層がほぼ階段状の側壁を有する
    ように異方性エッチング処理を施す段階と、 残存しているホトレジスト層を除去する段階と、を具備
    することを特徴とする請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記段階(4)が、 前記第2膜上に第2絶縁層を形成する段階と、 前記第2絶縁層と、前記第2膜と、前記第1膜と、前記
    柱状絶縁層と、前記エッチング保護層と、前記第1絶縁
    層とを順次貫通し、前記ソース/ドレイン領域のひとつ
    に達する蓄積電極コンタクトホールを形成する段階と、 前記蓄積電極コンタクトホールに前記第2導電層を形成
    する段階とをさらに具備し、 前記段階(5)が、前記第2絶縁層を除去する段階をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項44に記載の方
    法。
  47. 【請求項47】 前記第2導電層の断面がほぼT字形で
    あることを特徴とする請求項46に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記第2導電層の断面がほぼU字形で
    あることを特徴とする請求項46に記載の方法。
  49. 【請求項49】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う絶縁層
    を形成する段階と、 (2)上部と、前記ソース/ドレイン領域のひとつと電
    気的に接続される底部端面とを有し、前記底部端面から
    ほぼ垂直に延びる少なくとも1のトランク状導電層を形
    成する段階と、 (3)前記トランク状導電層の前記上部に電気的に接続
    される少なくとも1の上部ブランチ状導電層を形成する
    段階と、 (4)ほぼL字形の断面を有し、1端が前記上部ブラン
    チ状導電層の底面に接続される少なくとも1の吊下形ブ
    ランチ状導電層を形成し、前記少なくとも1のトランク
    状導電層と、前記少なくとも1の上部ブランチ状導電層
    と、前記少なくとも1の吊下形ブランチ状導電層との組
    み合わせにより前記ツリー型コンデンサの蓄積電極を画
    定する段階と、 (5)前記少なくとも1のトランク状導電層と、前記少
    なくとも1の上部ブランチ状導電層と、前記少なくとも
    1の吊下形ブランチ状導電層の露出表面上とに誘電体層
    を形成する段階と、 (6)前記誘電体層上に、前記ツリー型コンデンサの対
    向電極として働く導電層を形成する段階と、から成る半
    導体メモリ素子の製造方法。
  50. 【請求項50】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつに電気的に接続されるツリー
    型コンデンサを具備する半導体メモリ素子の製造方法に
    おいて、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う絶縁層
    を形成する段階と、 (2)上部と、前記ソース/ドレイン領域のひとつと電
    気的に接続される底部端面とを有し、前記底部端面から
    ほぼ垂直に延びる少なくとも1のトランク状導電層を形
    成する段階と、 (3)前記トランク状導電層の前記上部に電気的に接続
    される少なくとも1の上部ブランチ状導電層を形成する
    段階と、 (4)少なくとも1の第1セグメントと第2セグメント
    とを有し、前記第2セグメントが前記第1セグメントに
    対して直角に接続され、前記第1セグメントの1端が前
    記上部ブランチ状導電層の前記底面に接続される少なく
    とも1の吊下形ブランチ状導電層を形成し、前記少なく
    とも1のトランク状導電層と、前記少なくとも1の上部
    ブランチ状導電層と、前記少なくとも1の吊下形ブラン
    チ状導電層との組み合わせにより前記ツリー型コンデン
    サの蓄積電極を画定する段階と、 (5)前記少なくとも1のトランク状導電層と、前記少
    なくとも1の上部ブランチ状導電層と、前記少なくとも
    1の吊下形ブランチ状導電層の露出表面上とに誘電体層
    を形成する段階と、 (6)前記誘電体層上に、前記ツリー型コンデンサの対
    向電極として働く導電層を形成する段階と、から成る半
    導体メモリ素子の製造方法。
  51. 【請求項51】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う絶縁層
    を形成する段階と、 (2)上部と、前記ソース/ドレイン領域のひとつと電
    気的に接続される底部端面とを有し、前記底部端面から
    ほぼ垂直に延びる少なくとも1のトランク状導電層を形
    成する段階と、 (3)前記トランク状導電層の前記上部と電気的に接続
    される少なくとも1の上部ブランチ状導電層を形成する
    段階と、 (4)1端が前記上部ブランチ状導電層の底面に接続さ
    れる複数の順次接続されているセグメントを備えた少な
    くとも1の吊下形ブランチ状導電層を形成し、前記少な
    くとも1のトランク状導電層と、前記少なくとも1の上
    部ブランチ状導電層と、前記少なくとも1の吊下形ブラ
    ンチ状導電層との組み合わせにより前記ツリー型コンデ
    ンサの蓄積電極を画定する段階と、 (5)前記少なくとも1のトランク状導電層と、前記少
    なくとも1の上部ブランチ状導電層と、前記少なくとも
    1の吊下形ブランチ状導電層の露出表面上とに誘電体層
    を形成する段階と、 (6)前記誘電体層上に、前記ツリー型コンデンサの対
    向電極として働く導電層を形成する段階と、から成る半
    導体メモリ素子の製造方法。
  52. 【請求項52】 基板と、前記基板上にソース/ドレイ
    ン領域を有する転送トランジスタと、前記ソース/ドレ
    イン領域のいずれかひとつと電気的に接続されるツリー
    型コンデンサとを具備する半導体メモリ素子の製造方法
    において、前記方法が、 (1)前記基板上に前記転送トランジスタを覆う絶縁層
    を形成する段階と、 (2)上部と、前記ソース/ドレイン領域のひとつと電
    気的に接続される底部端面とを有し、前記底部端面から
    ほぼ垂直に延びる少なくとも1のトランク状導電層を形
    成する段階と、 (3)前記トランク状導電層の前記上部に電気的に接続
    される少なくとも1の上部ブランチ状導電層を形成する
    段階と、 (4)少なくとも1の第1セグメントと、第2セグメン
    トと、第3セグメントとを有し、前記第2セグメントが
    前記第1セグメントに対して直角に接続され、かつ前記
    第3セグメントが前記第2セグメントに対して直角に接
    続され、前記第1セグメントの1端が前記少なくとも1
    の上部ブランチ状導電層の底面に接続される少なくとも
    1の吊下形ブランチ状導電層を形成し、前記少なくとも
    1のトランク状導電層と、前記少なくとも1の上部ブラ
    ンチ状導電層と、前記少なくとも1の吊下形ブランチ状
    導電層との組み合わせにより前記ツリー型コンデンサの
    蓄積電極を画定する段階と、 (5)前記少なくとも1のトランク状導電層と、前記少
    なくとも1の上部ブランチ状導電層と、前記少なくとも
    1の吊下形ブランチ状導電層の露出表面上とに誘電体層
    を形成する段階と、 (6)前記誘電体層上に、前記ツリー型コンデンサの対
    向電極として働く導電層を形成する段階と、から成る半
    導体メモリ素子の製造方法。
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