JPH1077238A - 4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルの効率的製造方法 - Google Patents

4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルの効率的製造方法

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JPH1077238A
JPH1077238A JP23379296A JP23379296A JPH1077238A JP H1077238 A JPH1077238 A JP H1077238A JP 23379296 A JP23379296 A JP 23379296A JP 23379296 A JP23379296 A JP 23379296A JP H1077238 A JPH1077238 A JP H1077238A
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diphenyl
acid
chloromethyl
bis
reaction
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JP23379296A
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English (en)
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Hisaji Taniguchi
久次 谷口
Eisaku Nomura
英作 野村
Masahiro Uchida
昌宏 内田
Norimitsu Nasaka
紀充 名坂
Atsushi Doi
篤 土居
Setsuo Kawashima
節男 川島
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NANKAI KAGAKU KOGYO KK
WAKAYAMA PREF GOV
Wakayama Prefecture
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NANKAI KAGAKU KOGYO KK
WAKAYAMA PREF GOV
Wakayama Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジフェニルをクロロメチル化するにあたり、
異性体の副生を極力少なくして、目的物である4,4′
−ビス(クロロメチル)ジフェニルを、短時間の反応で
収率よく得るようにすること。 【解決手段】 本発明製法は、ジフェニルをクロロメチ
ル化して4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを
得るにあたり、強酸性の有機酸の存在下、ジフェニルに
ホルムアルデヒド、塩化水素、および水を加えて反応さ
せることを特徴とするものである。ここで、強酸性の有
機酸として、トリクロロ酢酸などのハロゲン化カルボン
酸、o−ニトロ安息香酸などの芳香族カルボン酸、また
はシュウ酸などの二塩基酸を用いることができる。ま
た、金属塩化物の存在下で、クロロメチル化反応を行う
ようにすれば、クロロメチル化が促進される。また、ク
ロロメチル化反応による反応生成物を、アルコールを用
いて精製すれば、容易に精製でき、高純度の4,4′−
ビス(クロロメチル)ジフェニルが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエンジニ
アリングプラスチックや液晶等の機能性高分子材料用の
原料として有用な4,4′−ビス(クロロメチル)ジフ
ェニルの効率的製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジフェニルを基本骨格に持つ4,4′−
ビス(クロロメチル)ジフェニルは、機能性高分子材料
の原料として期待されている。この4,4′−ビス(ク
ロロメチル)ジフェニルを製造する方法は種々考えられ
るが、本発明者らは、ジフェニルを主原料としてクロロ
メチル化反応を行って製造する方法が最も簡単であると
考えた。そこで、先行技術を調査したところ、ジフェニ
ルのクロロメチル化反応によるものは次の通りであっ
た。
【0003】パラホルムアルデヒドと塩化水素ガスを用
いて石油エーテル中でクロロメチルを発生させ、これを
ジフェニルと反応させる製法(J.V.Braun,G.Irmisch,J.
Nells,Ber.,Vol.66,1471(1933)) や、ジフェニルをシク
ロヘキサン溶媒中で、純度98%パラホルムアルデヒ
ド、純度98%塩化亜鉛および塩化水素ガスによってビ
スクロロメチル化する方法(特公昭46−29908号
公報)や、塩化チオニル使用により工業的に入手容易な
純度92%パラホルムアルデヒド、純度90%塩化亜鉛
によってビスクロロメチル化する方法(特開平3−18
8029号公報)である。もう一つは、本発明者等が既
に開発し特許出願(特願平8−13471号)したもの
で、有機酸の存在下、金属塩化物、ホルムアルデヒド、
塩化水素、および水を用いてクロロメチルを発生させ、
水溶媒中でジフェニルと反応させる製法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したJ.
V.Braun 等による製法では、大過剰の塩化水素ガスを反
応系に直接導入しなければならないので取扱いが容易で
ないうえ、異性体の大量副生が避けられないことから
4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルの収率も悪
かった(収率12%)。また、特公昭46−29908
号公報の方法では、高濃度のパラホルムアルデヒドと塩
化亜鉛を用いなければならず、工業的な製造に問題があ
り、その改良方法(特開平3−188029号公報)で
は、塩酸に比べて約10倍も高価な塩化チオニルを大量
に用いなければならない。他方、本発明者等による製法
では収率は良好であるが、反応時間をより短縮化するこ
とが工業的に実施するうえで理想的である。そのため、
当該製法に関し、更なる反応時間の短縮化が嘱望されて
いた。
【0005】本発明は、従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、ジフェニルをクロロメチル化するに
あたり、異性体の副生を極力少なくして目的物である
4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを収率よ
く、かつ、短時間で得ることのできる効率的製造方法の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、下記の化1で示される反応式のように、
ジフェニルをクロロメチル化して4,4′−ビス(クロ
ロメチル)ジフェニルを得るにあたり、強酸性の有機酸
の存在下、ジフェニルにホルムアルデヒド、塩化水素、
および水を加えて反応させることを特徴とする4,4′
−ビス(クロロメチル)ジフェニルの効率的製造方法を
提供する。
【0007】また、前記構成における強酸性の有機酸
は、ハロゲン化カルボン酸、芳香族カルボン酸、または
二塩基酸としたものである。
【0008】また、上記した構成に加えて、塩化鉄(II
I) 、塩化亜鉛、塩化ビスマス(III)、塩化銅(II)、塩化
コバルト(II)、塩化ニッケル(II)からなる群より選ばれ
る金属塩化物の存在下で、クロロメチル化反応を行うも
のである。
【0009】また、上記のクロロメチル化反応による反
応生成物を、アルコールを用いて精製するようにしたも
のである。
【0010】
【化1】
【0011】化1において、 R:CCl3 、CCl2 H、CClH2 、CF3 、CF
2 H、CFH2 、CBr3 、C6 5 、Cl−C
6 4 、F−C6 4 、Br−C6 4、NO2 −C6
4 、COOHなど 触媒:塩化鉄(III) 、塩化亜鉛、塩化ビスマス(III) 、
塩化銅(II)、塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)から
なる群より選択された金属塩化物 である。
【0012】この反応で用いられるホルムアルデヒド
は、例えば粉状のパラホルムアルデヒドなどを供給源と
して用いるのが取扱い上便利である。塩化水素および水
の供給形態は特に限定されないが、例えば工業用の濃塩
酸(37wt%水溶液)を用いるのが、入手容易で安価
なことから好都合である。
【0013】ここで、強酸性の有機酸としては、特に限
定されないが、例えばトリクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、
クロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸、フル
オロ酢酸、トリブロモ酢酸、ジブロモ酢酸、ブロモ酢酸
などに代表されるハロゲン化脂肪族カルボン酸や、例え
ば安息香酸、クロロ安息香酸、フルオロ安息香酸、ブロ
モ安息香酸、ニトロ安息香酸などに代表される芳香族カ
ルボン酸や、シュウ酸のような二塩基酸が例示され、こ
れらのうちから、単独で、または複数種を混合して併用
できる。また、上例の強酸性の有機酸に加えて、例えば
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、正酪酸、イソ酪酸などの一
般的な有機酸を併用しても構わない。
【0014】上記した各種有機酸のうち、代表的なもの
のpKa値を以下の表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】尚、表1中のpKa値は化学便覧(改訂3
版、基礎編、第II分冊、第338〜342ページ、丸
善)を引用したものであり、水溶液中における酸解離定
数の逆数の対数値である。但し、二塩基酸であるシュウ
酸は2段階に解離するので、1段目の値(1.04)と
2段目の値(3.82)を併記してある。すなわち、強
酸性の有機酸としては、pKaが3.5以下のものが望
ましく、より好ましくはpKaが2.7以下のものがよ
い。これは、短い反応時間で4,4′−ビス(クロロメ
チル)ジフェニルを高収率に得ることを満足させるうえ
で、pKaが2.7以下の強酸性の有機酸であれば、触
媒なしでも当該条件を十分に満足させることができ、触
媒を併用すればpKaが2.7〜3.5の強酸性の有機
酸でも好結果を期待できるからである。
【0017】金属塩化物は、この反応系の触媒となる
が、塩化鉄(III) 、塩化亜鉛、塩化ビスマス(III) 、塩
化銅(II)、塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)のうち
から、単独で用いられ、または複数種を併用できる。
【0018】また、精製の工程で用いられるアルコール
としては特に限定されないが、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ブチルアルコールなどが例示される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明によるホルムアルデヒド、
塩化水素、および水は、それぞれ、主原料のジフェニル
に対して過剰量(5〜20モル倍量)加えるのが好まし
い。また、強酸性の有機酸は主原料のジフェニルを水に
可溶化させるとともに、この反応系を酸性雰囲気にして
反応を促進させる。従って、この強酸性の有機酸は当該
反応系の水溶媒中にジフェニルを可溶化させ得る量だけ
は添加する必要がある。なかでも、トリクロロ酢酸を強
酸性の有機酸として用いるのが最も好ましく、使用量は
多いほどよいが、製造コストを考慮して使用量を決定す
るのが望ましい。
【0020】言い換えると、強酸性の有機酸は、ホルム
アルデヒドから生じるカルボニウムイオンに溶媒和し、
そのエネルギー準位を低下(安定化)させることから、
反応速度が格別に高くなる。これにより、強酸性の有機
酸の種類にもよるが、金属塩化物なしで非常に短い反応
時間に4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを得
ることができるのである。これに対し、強酸性の無機酸
(例えば硫酸等)を用いた場合は、プロトン供与は行う
が溶媒和を生じないため、良好な結果が得られない。
【0021】金属塩化物は、4,4′−ビス(クロロメ
チル)ジフェニル生成系の活性化エネルギーを低下させ
る触媒として働く。この金属塩化物については、ジフェ
ニルに対し等モルから2倍モル量を用いるのが効率的で
ある。そして、金属塩化物のうち、塩化亜鉛を用いるの
が最も好ましいが、他の金属塩化物を用いても良好な結
果を与える。
【0022】但し、金属塩化物を用いなくとも、強酸性
の有機酸としてトリクロロ酢酸を用いると良好な結果を
与える。また、トリクロロ酢酸とギ酸等の有機酸とを混
合して用いた場合、とりわけトリクロロ酢酸の混合比が
低い場合でも金属塩化物を用いれば良好な結果が得られ
る。そして、強酸性の有機酸を用いない場合すなわちギ
酸、酢酸、プロピオン酸等だけを用いる場合には、反応
活性を一定以上は高められないため、金属塩化物を併用
する必要がある。この場合、強酸性の有機酸と金属塩化
物の最も効率的かつ良好な組合せは、トリクロロ酢酸と
塩化亜鉛の組合せである。また、塩化ビスマス(III) と
の組合せも塩化亜鉛との組合せの場合と同程度に高い反
応性を示すが、塩化ビスマス(III) が高価なことから製
造コストが若干高くなる。高価な塩化コバルト(II)を使
用する場合も同様である。
【0023】反応温度については、強酸性の有機酸を用
いる場合には65〜75℃で良好な結果が得られる。但
し、ギ酸等のような酸性度の低い一般の有機酸を用いる
場合では80〜90℃で行うのが好ましい。尚、還流条
件(90〜100℃)下で反応させれば、80〜90℃
で行う場合よりも反応時間を約2/3近くまで大幅に短
縮化できる。
【0024】一方、このクロロメチル化反応系では、目
的生成物である4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェ
ニル以外に、2,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニ
ル、2,2´−ビス(クロロメチル)ジフェニル、2,
6−ビス(クロロメチル)ジフェニル、2,4−ビス
(クロロメチル)ジフェニル、2−クロロメチルジフェ
ニル、4−クロロメチルジフェニルが副生する可能性が
ある。これらの副生物はメチルアルコールなどのアルコ
ールに可溶である。そこで、得られた粗生成物に対し、
アルコールで洗浄・濾過を行って精製することにより、
純度90%以上の4,4′−ビス(クロロメチル)ジフ
ェニルが得られる。その後、アセトンで再結晶すること
により、純度ほぼ100%の4,4′−ビス(クロロメ
チル)ジフェニルが得られる。
【0025】ここで、反応母液等の再生方法の例を以下
に示す。 再生例1.まず、反応前の母液の塩酸濃度を予め測定し
ておき、これを所定塩酸濃度とする。次に、反応後の回
収母液にジフェニル使用量の1.5〜2倍モル量のホル
ムアルデヒドを加えるとともに、ジフェニル使用量の
1.5〜2倍モル量と排気トラップでの塩化水素捕捉量
の合計相当量の塩化水素ガスを吹き込んで、塩酸濃度が
所定塩酸濃度に達していれば、反応母液等の再生が完了
したものとする。
【0026】再生例2.まず、反応前の母液の塩酸濃度
を予め測定しておき、これを所定塩酸濃度とする。反応
後に回収母液の塩酸濃度を測定して、所定塩酸濃度から
不足塩酸量を算出する。次に、回収母液にジフェニルの
使用量の1.5〜2倍モル量のホルムアルデヒドを加
え、更に不足塩酸量分の塩化水素ガスを吹き込んで、塩
酸濃度が所定塩酸濃度に達していれば、反応母液等の再
生が完了したものとする。
【0027】再生例3.まず、反応前の母液の塩酸濃度
および有機酸濃度を予め測定しておき、これを所定塩酸
濃度および所定有機酸濃度とする。反応後に回収母液の
有機酸濃度を測定して、所定有機酸濃度から副生水量を
算出する。次に、回収母液から副生水量に相当するだけ
の母液を除去・廃棄し、不足した有機酸を添加する。更
に、この回収母液にジフェニルの使用量の1.5〜2倍
モル量のホルムアルデヒドを加え、更に不足塩酸量分の
塩化水素ガスを吹き込んで、塩酸濃度が所定塩酸濃度に
達すれば、反応母液等の再生が完了したものとする。
【0028】すなわち、再生例1、再生例2、または再
生例3のように、反応母液等のリサイクルは、回収母液
に不足分の塩化水素ガスを吹き込むことと、ホルムアル
デヒドおよび有機酸を補給することで足りる。但し、反
応母液を一部廃棄することなく半永久的に繰り返し使用
するためには、副生水を除去するのがよい。これによ
り、金属塩化物の触媒機能が失活せず、半永久的に繰り
返し使用することができる。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明する。 実施例1.ジフェニル10.2g、パラホルムアルデヒ
ド( (CH2O)n :ホルムアルデヒド源)44.0g、融
解したトリクロロ酢酸120ml、及び濃塩酸(37w
t%水溶液)175.2gを500mlのセパラブルフ
ラスコに入れ、該フラスコ内の混合物を還流条件下70
〜80℃で加熱攪拌しつつ、2時間だけ反応させた。冷
却後、析出した米粒状の固体を濾過し、濾過物を500
mlの水で洗浄した。更に、この濾過物をメタノール1
5mlで洗浄後、濾過・乾燥させた。この乾燥物は1
3.2gが得られ、ガスクロマト分析により純度90%
の4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニル(収率8
0%)であることが判明した。更に、アセトンで再結晶
して最終生成物を得た。この最終生成物は、以下の分析
結果から4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルと
同定され、ガスクロマト分析により純度ほぼ100%の
ものと判明した。尚、精製時に生じた濾液(メタノール
溶液)中に、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニ
ルは検出されなかった。
【0030】上記した最終生成物の分析結果は、以下の
通りである。 ・「融点測定」 m.p.:135〜136℃ ・「IRスペクトル」 IR(KBr錠剤法):3050,3030,296
0,1915,1490,1485,1440,139
5,1275,1210,1155,1120,100
5,910,860,825,800,760,75
0,725,675,640,560,480cm-1 ・「NMRスペクトル」1 H−NMR(CDCl3 ): δ;4.63(s、4
H、CH2 ),7.454(d、4H、J=8.4H
z、ArH),7.566ppm(d、4H、J=8.
4Hz、ArH)(ここで、sはシングレット、dはダ
ブレット、ArHは芳香族水素を意味する)13 C−NMR(CDCl3 ): δ;45.94,12
7.43,129.10,136.74,140.61
ppm ・「元素分析」C1412Cl2に関する計算値がC=6
6.92、H=4.82であるのに対し、実測値はC=
66.88、H=4.80であった。
【0031】実施例2.実施例1におけるトリクロロ酢
酸120mlの代わりに、トリクロロ酢酸100mlお
よびクロロ酢酸20mlを混合したものを用いたこと以
外は、実施例1と同様の操作を行った。この場合も、2
時間といった短い反応時間で、4,4′−ビス(クロロ
メチル)ジフェニル13.1g(収率80%)を得るこ
とができた。
【0032】実施例3.実施例2におけるトリクロロ酢
酸の使用量を20mlに変更し、クロロ酢酸の使用量を
100mlに変更したこと以外は、実施例2と同様の操
作を行い、12時間の反応で、4,4′−ビス(クロロ
メチル)ジフェニルを12.7g(収率77%)得るこ
とができた。
【0033】実施例4.実施例3におけるトリクロロ酢
酸20mlおよびクロロ酢酸100mlの代わりに、ト
リクロロ酢酸20mlおよびギ酸100mlを用い、塩
化亜鉛9.0gを添加するとともに、反応温度を80〜
85℃に変更したこと以外は、実施例3と同様の操作を
行い、15時間の反応で、4,4′−ビス(クロロメチ
ル)ジフェニルを13.1g(収率80%)得ることが
できた。
【0034】実施例5.実施例4における塩化亜鉛を用
いない以外は、実施例4と同様の操作を行い、20時間
の反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニル
を12.5g(収率75%)得ることができた。
【0035】実施例6.実施例5におけるトリクロロ酢
酸20mlおよびギ酢酸100mlの代わりに、トリク
ロロ酢酸20mlおよび酢酸100mlを用いたこと以
外は、実施例5と同様の操作を行い、10時間の反応
で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを1
2.3g(収率74%)得ることができた。
【0036】実施例7.実施例1におけるトリクロロ酢
酸120mlの代わりに、ジクロロ酢酸120mlを用
いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、2時間
の反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニル
を12.8g(収率77%)得ることができた。
【0037】実施例8.実施例1におけるトリクロロ酢
酸120mlの代わりに、トリフルオロ酢酸120ml
を用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、
2.5時間の反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)
ジフェニルを12.6g(収率76%)得ることができ
た。
【0038】実施例9.実施例1におけるトリクロロ酢
酸120mlの代わりに、クロロ酢酸120mlを用い
たこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、3.5時
間の反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニ
ルを12.5g(収率75%)得ることができた。
【0039】実施例10.実施例1におけるトリクロロ
酢酸120mlの代わりに、ジフルオロ酢酸120ml
を用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、
2.8時間の反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)
ジフェニルを12.5g(収率75%)得ることができ
た。
【0040】実施例11.実施例1におけるトリクロロ
酢酸120mlの代わりに、トリブロモ酢酸120ml
を用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、3
時間の反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェ
ニルを12.0g(収率72%)得ることができた。
【0041】実施例12.実施例1におけるトリクロロ
酢酸120mlの代わりに、o−ニトロ安息香酸120
mlを用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行
い、80〜90℃で20時間の反応により、4,4′−
ビス(クロロメチル)ジフェニルを10.8g(収率6
5%)得ることができた。
【0042】実施例13.実施例1におけるトリクロロ
酢酸120mlの代わりに、p−クロロ安息香酸120
mlを用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行
い、80〜90℃で20時間の反応により、4,4′−
ビス(クロロメチル)ジフェニルを10.0g(収率6
1%)得ることができた。
【0043】実施例14.実施例4における塩化亜鉛
9.0gの代わりに、塩化鉄(III) 17.8gを用いた
こと以外は、実施例4と同様の操作を行い、12時間の
反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを
12.0g(収率72%)得ることができた。
【0044】実施例15.実施例4における塩化亜鉛
9.0gの代わりに、塩化ビスマス20.8gを用いた
こと以外は、実施例4と同様の操作を行い、12時間の
反応で、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを
13.0g(収率79%)得ることができた。
【0045】実施例16.実施例1におけるトリクロロ
酢酸120mlの代わりに、シュウ酸90gを用いたこ
と以外は、実施例1と同様の操作を行い、5時間の反応
により、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを
12.5g(収率75%)得ることができた。
【0046】上記した各実施例の結果を以下の表2に纏
めて示す。
【0047】
【表2】
【0048】表2中において、TCAはトリクロロ酢酸
を、DCAはジクロロ酢酸を、MCAは(モノ)クロロ
酢酸を、TFAはトリフルオロ酢酸を、DFAはジフル
オロ酢酸を、TBAはトリブロモ酢酸を、ONBはo−
ニトロ安息香酸を、PCBはp−クロロ安息香酸を、O
Aはシュウ酸をそれぞれ表している。また、表中の実施
例2〜6、14、15における有機酸は、有機酸に
混合されて用いられる有機酸であることを示す。
【0049】引続き、上記した各実施例を評価するため
の比較例について説明する。 比較例1.実施例1におけるトリクロロ酢酸120ml
の代わりに、酢酸120mlを用いるとともに、反応温
度を80〜90℃に変更したこと以外は、実施例1と同
様の操作を行った。この場合、実施例1と比べて反応に
約40倍の80時間がかかり、4,4′−ビス(クロロ
メチル)ジフェニルを8.6g(収率52%)得た。
【0050】比較例2.実施例1におけるトリクロロ酢
酸120mlの代わりに、ギ酸120mlを用いたこと
以外は、比較例1と同様の操作を行った。この場合、実
施例1の反応と比べて約30倍の60時間がかかり、
4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを9.1g
(収率55%)得た。
【0051】比較例3.実施例1におけるトリクロロ酢
酸120mlの代わりに、プロピオン酸120mlを用
いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行った。この
場合、実施例1の反応と比べて約40倍の80時間がか
かり、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを
6.9g(収率42%)得た。
【0052】比較例4.実施例4におけるジフェニルの
使用量を10.2gから2倍量の20.4gに変更し、
パラホルムアルデヒドの使用量を44.0gから1/2
倍量の22.0gに変更し、塩酸の使用量を175.2
gから1/2倍量の87.6gに変更し、塩化亜鉛の使
用量を9.0gから4倍量の36.0gに変更するとと
もに、トリクロロ酢酸20mlおよびギ酸100mlの
代わりにギ酸60mlだけを用いたこと以外は、実施例
4と同様の操作を行った。この場合、反応に15時間が
かかり、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを
21.5g(収率65%)得た。
【0053】比較例5.比較例4におけるギ酸の使用量
を60mlから1/2倍量の30mlに変更したこと以
外は、比較例4と同様の操作を行った。この場合、反応
に25時間がかかり、4,4′−ビス(クロロメチル)
ジフェニルを21.2g(収率62%)得た。
【0054】比較例6.比較例4におけるパラホルムア
ルデヒドの使用量を22.0gから2倍量の44.0g
に変更し、塩酸の使用量を87.6gから2倍量の17
5.2gに変更し、塩化亜鉛の使用量を36.0gから
1/2倍量の18.0gに変更したこと以外は、比較例
4と同様に操作した。この場合、反応に20時間がかか
り、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを2
1.6g(収率65%)得た。
【0055】比較例7.比較例6におけるギ酸の使用量
を60mlから2倍量の120mlに変更したこと以外
は、比較例6と同様の操作を行った。この場合、比較例
6と比べて反応時間は約2/3倍の15時間がかかり、
4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを20.4
g(収率61%)得た。
【0056】比較例8.比較例7におけるジフェニルの
使用量を20.4gから1/2倍量の10.2gに変更
し、塩化亜鉛18.0gを塩化鉄(III)17.8gに変
更するとともに、ギ酸120mlを酢酸120mlに変
更したこと以外は、比較例7と同様の操作を行った。こ
の場合、反応に15時間がかかり、4,4′−ビス(ク
ロロメチル)ジフェニルを9.3g(収率56%)得
た。
【0057】比較例9.比較例8における塩化鉄(III)
17.8gの代わりに、塩化亜鉛9.0gを用いたこと
以外は、比較例8と同様の操作を行った。この場合、反
応に15時間がかかり、4,4′−ビス(クロロメチ
ル)ジフェニルを9.5g(収率57%)得た。
【0058】比較例10.比較例9における酢酸120
mlの代わりに、ギ酸120mlを用いたこと以外は、
比較例9と同様の操作を行った。この場合、反応に15
時間がかかり、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェ
ニルを10.3g(収率62%)得た。
【0059】比較例11.比較例10における塩化亜鉛
9.0gの代わりに、塩化ビスマス(III)20.8gを
用いたこと以外は、比較例10と同様の操作を行った。
この場合、反応に15時間がかかり、4,4′−ビス
(クロロメチル)ジフェニルを10.3g(収率62
%)得た。
【0060】比較例12.比較例10における塩化亜鉛
9.0gの代わりに、塩化鉄(III)17.8gを用いた
こと以外は、比較例10と同様の操作を行った。この場
合、反応に15時間がかかり、4,4′−ビス(クロロ
メチル)ジフェニルを6.2g(収率37%)得た。
【0061】比較例13.比較例12におけるギ酸12
0mlの代わりに、プロピオン酸120mlを用いたこ
と以外は、比較例12と同様の操作を行った。この場
合、反応に15時間がかかり、4,4′−ビス(クロロ
メチル)ジフェニルを7.7g(収率46%)得た。
【0062】上記した各比較例の結果を以下の表3に纏
めて示す。
【0063】
【表3】
【0064】すなわち、表2および表3から明らかなよ
うに、本製法によれば、触媒となる金属塩化物を用いる
ことなく強酸性の有機酸だけの存在下で、ジフェニルに
パラホルムアルデヒドと濃塩酸を加えてクロロメチル化
させるだけで、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェ
ニルを高収率で得られることがわかる(実施例1〜3、
5〜13および16)。特に、ハロゲン化脂肪族カルボ
ン酸を用いた場合は、非常に高い反応性を示し、4,
4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを短時間で得る
ことができた。とりわけ、トリクロロ酢酸を用いたもの
が、最も効率的、かつ、良好な結果が得られた。特筆す
べきことは、金属塩化物を用いなくとも良好な結果が得
られたことである(実施例1)。
【0065】そして、他の強酸性の有機酸については、
金属塩化物を用いなくても良好な結果を得ている(実施
例7〜13および16)。また、トリクロロ酢酸と他の
有機酸とを混合して用いる場合、すなわちトリクロロ酢
酸とクロロ酢酸、トリクロロ酢酸とギ酸、トリクロロ酢
酸と酢酸、トリクロロ酢酸とプロピオン酸の組合せで用
いても、金属塩化物を用いることなく良好な結果を得て
いる(実施例2、3、5、6)。この場合、トリクロロ
酢酸の混合割合が多いものほど、反応時間が短くてすん
だ(実施例2、3、5、6)。更に、トリクロロ酢酸と
一般の有機酸とを混合した場合において、金属塩化物を
共存させると、金属塩化物を用いない場合と比べて反応
時間が短縮され、かつ、収率も増加した(実施例4、1
4、15)。
【0066】因みに、強酸性の有機酸を用いない場合、
すなわちギ酸、酢酸、プロピオン酸などの一般的な有機
酸だけを用いた場合でも金属塩化物を共存させると、金
属塩化物を用いない場合よりも短時間に、かつ、良好な
収率で4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルが得
られることを確認している(比較例1〜13)。なかで
も、金属塩化物の種類では、塩化亜鉛を用いるのが最も
好ましいことがわかる(比較例4〜7、9、10)。
【0067】反応温度については、反応を促進させるう
えで高くすることが有利であるが、強酸性の有機酸を主
溶媒として用いる場合には、取扱いやすい反応温度、例
えば70℃程度でも良好な結果を得ている(実施例1〜
3、7〜11)。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明製法によれ
ば、水溶媒中でクロロメチル化反応を行うにあたり、強
酸性の有機酸の存在下で反応させるようにして、ジフェ
ニルを水−有機酸溶液に可溶化させるととも酸性域で反
応させるようにしたので、機能性高分子材料として有用
な4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを選択的
に、高収率で、かつ、短い反応時間で得ることができ
る。特に、トリクロロ酢酸等に代表されるハロゲン化カ
ルボン酸を単独で、または他の有機酸と混合して用いれ
ば、金属塩化物を必要とすることなく、高効率に、か
つ、短時間の反応で4,4′−ビス(クロロメチル)ジ
フェニルを得ることができる。加えて、強酸性の有機酸
と金属塩化物の双方を共存させてクロロメチル化反応を
行う場合は、反応をより一層促進させることができる。
また、塩化水素ガスを直接導入する従来技術のように発
泡等を考慮した複雑な操作を必要とすることがなく、し
かもビフェニル以外はいずれも水溶性であって取扱いや
すい水溶媒中で反応させることができるので、極めて簡
便に製造することができる。更に、反応副生物のほとん
どはアルコールに溶解するので、最終製品の精製が容易
であり、高純度のものを得ることができる。また、反応
母液や金属塩化物の再生は、不足分の塩化水素ガスを回
収母液に吹き込むことと、強酸性の有機酸およびホルム
アルデヒドを補給するだけですみ、多くの手間をかけず
に次バッチの反応に供することができる。そして、主原
料たるビフェニルはもとよりほとんどの原材料は安価に
入手できるので、4,4′−ビス(クロロメチル)ジフ
ェニルの製造コストを低く抑えることができる。すなわ
ち、本発明製法は、工業的に極めて有用な効率的製造方
法であるといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 昌宏 和歌山県橋本市古佐田三丁目9番4号 (72)発明者 名坂 紀充 和歌山県和歌山市小雑賀2丁目2番15号 南海化学工業株式会社南海寮 (72)発明者 土居 篤 和歌山県和歌山市堀止東1丁目5番40号 メゾンリビエール102号 (72)発明者 川島 節男 高知県高知市加賀野井1丁目18番15号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジフェニルをクロロメチル化して4,
    4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルを得るにあた
    り、強酸性の有機酸の存在下、ホルムアルデヒド、塩化
    水素、および水をジフェニルに加えて反応させることを
    特徴とする4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニル
    の効率的製造方法。
  2. 【請求項2】 強酸性の有機酸は、ハロゲン化カルボン
    酸、芳香族カルボン酸、または二塩基酸であることを特
    徴とする請求項1に記載の4,4′−ビス(クロロメチ
    ル)ジフェニルの効率的製造方法。
  3. 【請求項3】 塩化鉄(III) 、塩化亜鉛、塩化ビスマス
    (III) 、塩化銅(II)、塩化コバルト(II)、塩化ニッケル
    (II)からなる群より選ばれる金属塩化物の存在下で、ク
    ロロメチル化反応を行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の4,4′−ビス(クロロメチル)ジ
    フェニルの効率的製造方法。
  4. 【請求項4】 クロロメチル化反応による反応生成物
    を、アルコールを用いて精製することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の4,4′−ビス
    (クロロメチル)ジフェニルの効率的製造方法。
JP23379296A 1996-09-04 1996-09-04 4,4′−ビス(クロロメチル)ジフェニルの効率的製造方法 Pending JPH1077238A (ja)

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