JPS59190944A - キノンの製造法 - Google Patents

キノンの製造法

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JPS59190944A
JPS59190944A JP58064315A JP6431583A JPS59190944A JP S59190944 A JPS59190944 A JP S59190944A JP 58064315 A JP58064315 A JP 58064315A JP 6431583 A JP6431583 A JP 6431583A JP S59190944 A JPS59190944 A JP S59190944A
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JP
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naphthalene
ceric
reaction
salt
solvent
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JP58064315A
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Tatsumi Komatsu
小松 立美
Shigeaki Numata
繁明 沼田
Toshihiko Sumino
住野 寿彦
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Kawasaki Kasei Chemicals Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 水素と第二セリウム塩とを特殊な水と混和しない不活性
有機溶媒の存在下、酸水溶液中で反応させることにより
1,4−ナフトキノン等のキノンを工業的有利に製造す
る方法に関する。
ナフタレン等の多環式芳香族炭化水素を、第二セリウム
塩の酸水溶液を用い酸化して、1,4−ナフトキノン等
のキノンを生成させ、その結果得られた第一セリウム塩
を電解酸化して第二セリウム塩に再生し、再使用する方
法は公知であるが、その代表的な公知例は次の通りであ
る。
■ 特公昭49−34978号公報には、ナフタレン等
の多環式芳香族炭化水素を水と混和しない不活性有機溶
媒に溶解し、第二セリウム塩の酸水溶液と攪拌下に反応
させる方法が開示されているが、この方法に適当な水と
混和しない不活性(非酸化性)有機溶媒としては、n−
へキサンのような飽和脂肪族炭化水素;ジエチルエーテ
ルのようなエーテル;ベンゼン;二塩化エチレン11・
一Φ参1に塩化メチレンのような塩素化脂肪族炭化水素
又は四塩化炭素が記載されているだけである。特に同公
報の実施例では、上記の不活性有機溶媒のうち、ヘキサ
ン、塩化メチレン(二塩化メチレン)、二塩化エチレン
又は四塩化炭素が用いられているにすぎない0 しかしながら、これらの溶媒は、例えば飽和脂肪族炭化
水素は目的生成物である1、4−ナフトキノン等のキノ
ンの溶解度が小さいこと、ベンゼンは毒性が大きい上に
第二セリウム塩の酸水溶液と反応すること、塩素化脂肪
族炭化水素は人体に対する毒性が強くかつ一般に水、光
等により分解や変質して塩化水素を発生しやすく装置を
腐蝕するおそれがあることなど、いずれも工業上大きな
問題となる欠点を有する。さらに、塩素化脂肪族炭化水
素又は四塩化炭素の各る場合、目的生成物のキノンを溶
解する該各溶媒層が沈降して、反応により生成する第一
セリウム塩の沈殿と混り合い分離不能となるので好捷し
くない。
■ 特開昭56−61821号公報に記載の方法は、上
記■の方法の改良法であって、粉末のナフタレンを分散
剤を用いて第二セリウム塩の酸性水溶液中に懸イ濁させ
、第二セリウム塩と反応させる方法である。しかしなが
ら、この方法は、反応速度が遅く反応に数時間を必要と
し、生成する1、4−ナフトキノン等のキノンが逐次的
に酸化されて副生成物を生成し、その結果キノンの収率
が低下し、その上副成物の除去が必要となる等の欠点を
有する。
本発明者等は、上記の従来の欠点を解消し、多環式芳香
族炭化水素を第二セリウム塩により酸化する工業的有利
々キノンの製造法を提供すへく鋭意検討した結果、後記
する実験例の表−1の結果に示すように、例えばter
t−ブチルベンゼン等のような炭素原子数が4〜7の第
三アルキル基の第三級炭素原子とフェニル基が結合した
アルキルベンゼン又はクロルベンゼンハ、硫酸第二セリ
ウムとは全く反応せず、第二七す(3) ラム塩による酸化反応条件下で極めて安定であり、原料
の例えばナフタレン等の゛ような多環式芳香族炭化水素
及び目的生成物の例えば1,4−ナフトキノン等のよう
なキノンのいずれをもよく溶解し、しかもこれら有機溶
媒の比重は酸化反応に好適な比較的濃い第−及び第二セ
リウム塩の酸水溶液の比重よりもかなり小さいから反応
生成するキノンを溶解して上部に分液しやすい、といっ
た点で、多環式芳香族炭化水素の第二セリウム塩の酸化
反応によるキノンの製造に必須の水と混和しない不活性
有機溶媒として、特に工業的見地から顕著に優れている
ことを初めて見い出し本発明に到達した。すなわち、本
発明の要旨とするところは、多環式芳香族炭化1 (式中、R+ 、R2、R3はそれぞれアルキル基を表
わし、かつこれらのアルキル基の炭素数の合計は3〜6
)で示されるアルキルベンゼン又はクロルベンゼンの存
在下、酸水溶液中で反応させ(4) ることを特徴とするキノンの製造法にある。なお、以下
では、本発明で使用する上記のアルキルベンゼンを「炭
素数4〜7の第三アルキル基を1個有するtert−ア
ルキルベンセン」と称するO 本発明のキノンの製造法の原料である多環式芳香族炭化
水素としては、例えばナフタレン、アンスラセン、エチ
ルアンスラセン、フェナンスレン、ビフェニル及びピレ
ン等が挙げられ、本発明の方法によればこれらの各原料
に対応するキノンが生成物として得られる。例えばナフ
タレンからば]、4−ナフトキノン、アンスラセンかラ
バ9 + io−アントラキノン、フェナンスレンカラ
ハ9+10−フェナンスレンキノン、ビフェニルカI’
:+ハ2−フェニルベンゾキノンがそれぞれ得られるが
、特に本発明の方法ば]、4−ナフトキノンの製造に極
めて工業的有利に適用されるO 本発明において酸化剤として用いる第二セリウム塩とし
ては、例えば硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩などの鉱酸の
塩、酢酸塩、クロロ酢酸塩、フルオロ酢酸塩又はメタン
スルホン酸塩等が挙げられる。
本発明方法で酸化反応に用いる第二セリウム塩の水溶液
を安定に存在せしめるだめには、十分に酸性な酸水溶液
でなければならない。この酸としては、」−記第二セリ
ウム端を形成する陰イオンに対応する酸を使用すること
ができるが、第二セリウム塩による酸化反応の結果還元
生成した第一セリウム塩を電解酸化により第二セリウム
塩に再生させる場合における安定性の上から、鉱酸とく
に硫酸が好捷しい。酸の濃度は、通常、5〜15係、好
捷しくけ6〜1−2%の範囲から選ばれる。
」1記の酸水溶液における第二セリウム塩の濃度は特に
限定されす、例えば反応初期においてその溶解度以上即
ちスラリー状で使用することもできる。しかしながら、
一般的には01モル/1以上、好ましくは03モル/β
以上溶解度以下の第二セリウム塩濃度で反応を実施する
例えば硫酸第二セリウム−硫酸水溶液では、通常、硫酸
第二セリウム濃度が01〜06モル/lのものを用い反
応させる。
本発明において水と混和しない不活性有機溶R+ 3 (式中、R+ +R2+R3は前記と同一の意義を有す
る。)で示される炭素数4〜7の第三アルキル基を1個
有するte rt−アルキルベンゼンにおいて、RzR
z及びR3としては直鎖状又は分岐状のアルキル基が含
まれるが、一般には直鎖状のものから選ばれる。かかる
tert−アルキルベンゼンとしては、例えば、ter
t−ブチルベンゼン、q弊、 tert−ペンチルベンゼン、1+1−シメチルヘノゼ
ン(tert−ヘキシルベンゼン)、1,1−ジメA″
>++レ チ涼y項′ンゼン(tert−ヘプチルベンゼン)等が
挙げられる。これに対して、一般式(1)のR11R2
1R3の合計炭素数が6を即ち第三アルキル基の炭素数
が7を超えると、沸点が高くなって溶媒の回収が困難に
なる他、目的生成物のキノンの溶(7) 解度が低下するので好ましくない。
本発明で用いられる有機溶媒としては、上記t+9rt
−アルキルベンゼンの他にクロルベンセンも用いられる
が、これらは単独又は混合物として用いることもできる
。かかる溶媒の使用量としては、一般的には原料の多環
式芳香族炭化水素を溶解せしめる量が用いられ、通常、
溶解した原料の濃度が1飴以上になるように溶媒量が設
定されるが、反応速度を上げるだめ、原料の反応温度に
おける溶解度に近い濃度にし得る量が好ましい。例えば
、原料がナフタレンの場合は、一般的には溶解したナフ
タレンの濃度を20〜60係、通常は40〜50チにな
し得る量の上記溶媒を用いる。
本発明の方法としては、反応温度は30〜80°C1好
寸しくは40〜60℃、反応時間は攪拌条件、原料濃度
及び反応温度に依存するが一般的には10分〜2時間と
いう反応条件で行われる。
上記の反応温度は、30°C以下では反応速度が遅くな
り、80°C以」二では副生成物が多くなる(  8 
) ことによる。また、原料の反応率は、1回の反応でほと
んど]、00%−iで高めることも可能である。しかし
ながら、1回の反応時間を短かくするだめに原料の反応
率を50%以下に押え、残存する原料(例えばナフタレ
ン)と前記不活性有機溶媒とを混合溶媒として用い、こ
れに目的生成物キノンが溶解している水と混和し々い上
記反応後の混合溶媒溶液をその捷ま該キノンを原料とす
る次の反応に使用し、キノンを水に溶けやすい第二目的
生成物とし水層に分離するなとの方法又はその他の方法
により、目的生成物キノンを実質的に分離除去した後、
該混合溶媒溶液に原料(例えばナフタレン)の必要量を
追加して循環し第二セリウム塩を反応させる方法を繰り
返し原料の反応率を実質的にほぼ100係に高める方が
むしろ工業的見地から有利な場合が多い。
本発明のキノンの製造法は、一般に次のようにして実施
する。すなわち、第二セリウム塩、例えば硫酸第二セリ
ウムの所定濃度の硫酸水溶液とナフタレン等の原料を本
発明で用いる前記の水と混和しない不活性有機溶媒に溶
解した溶液とを、所定温度で攪拌下、所定時間反応させ
、次いで溶媒層と水層とを分離し、水層になお溶存する
一部生成物を上記有機溶媒を用い抽出し、前に分離した
溶媒層と合せる。この併合溶媒層はその後の目的に応じ
て処理する。例えば、1.4−ナフトキノン等のキノン
を取得する目的には、減圧下膜溶媒して目的物を晶出又
は乾固する。又、次の反応工程に引き続いて使用する目
的には、水洗等の適当々後処理の後その目的に供する。
上記方法において、反応工程及び溶媒層と水層との分離
工程を、いくつかの反応益友0・分割槽を結合する竹の
代りに多段向流プロセスによって実施することもできる
」−記の工程で溶媒層を分離した水層中には反応で生成
I7た第一セリウム(三価)塩が主として存在している
ので、この水層を再び次の反応に供するためには単一セ
リウム塩を第二セリウム塩に酸化再生する必要がある。
この再生法としては、過酸化水素等による化学的再生法
も提案されているが、一般的には電解酸化による方法が
行われる。例えば、特公昭49−:34978号公報に
記載されているように、白金、白金メッキチタン又は炭
素のような不活性電導性+t 11で作られた電極を使
用した回分式又は連続式電解槽に反応で生成した第一セ
リウム塩水溶液を供給し、電解酸化して第一セリウム塩
を第二セリウム塩に変換する。この電解の際に、電極間
に多孔質隔壁又はイオン交換膜を設けることが好捷しい
。電解温度は一般に材質の耐蝕性の関係から40〜60
℃で行われ、本発明方法の温度条件と一致するから、上
記の電解酸化による再生法は工業的かつ経済的に実施す
ることができる。
又、」−記の電解酸化による再生工程においては、工業
的な見地から電流効率を高く保つ必要があるので、一般
に第一セリウム塩濃度を0にすることは経済的でなく、
通常は第一セリウム塩が残存する状態で電解を終了し、
第一セリウム塩を一定量含有した第二セリウム塩−酸水
溶(11) 液を前記反応工程に供する。
次に、本発明を実験例及び実施例により更に具体的に説
明する。なお、本明細書において用いられる1部」及び
「係」は、特に断わらない限り「重量部」及び「重量部
」を意味する。まだ、実施例中、各生成量及び未反応ナ
フタレン(原料)量の次に「(モル%)」とあるのは原
料(例えばナフタレン)の使用量に対するものである。
実施例 溶媒と硫酸第二セリウムとの反応性を試験した。すなわ
ち、8係硫酸水溶液289 fに硫酸第二セリウム40
77を溶解し、該溶液に次表に示す各種溶媒107を加
え、60°Cで攪拌して、硫酸第二セリウムの消失速度
を調べて硫酸第二セリウムの反応率(硫酸第二セリウム
が各溶媒と反応して硫酸第一セリウムを生成する率)を
得だ。これらの結果及び各溶媒の比重並びに各溶媒の本
発明方法での使用の可否とその理由とを下記表−1にま
とめて比較表示する。
(12) 表  −1 実施例1 平羽根タービン翼を付けた攪拌機、温度調節器を備えた
ガラス製容量500m78の底抜き円筒型反応器に、硫
酸第二セリウム3957と8係硫酸3387を採り、5
5°Cに昇温した。昇温後、ナフタレン5081とte
rt −ブチルベンゼン127を添加し、低速攪拌して
ナフタレンを溶解した。次いで、攪拌機の回転速度を6
50 r、 p、 m。
に」二げ反応温度60°Cで30分間反応させた。
30分の反応後、攪拌機の回転数を15 r、 p。
m、に下げて油層と水層を分離した後、静置し、水層を
底部ノズルより抜き出した。
抜き出した上記水層から、20rr+Aのtart −
ブチルベンゼンを使用し、抽出する操作を2回繰り返し
て得だ抽出油層を、前に分離した油層のtert−ブチ
ルベンゼン溶液と合せた全tert−ブチルベンゼン溶
液中の生成1,4−ナフトキノン及びナフタレンを高速
液体クロマトグラフィーにより定量した。一方、上記水
層中に溶存する副生フタル酸については、抜き出した上
記水層から検液として2.0 Ofを採取し、これに内
部標準液を添加した後、高速液体クロマトグラフィーに
使用する溶離液組成に相当するメタノール−水混合溶媒
を添加し、硝酸第−及び第二セリウムを析出させた後、
該結晶を戸別し、泥液についての高速液体クロマトグラ
フィーにより定量した。その結果、114−ナフトキノ
ンの生成量は2.96ii’(47]モル係)、フタル
酸の生成量は0.09 f (1,、4モル係)、未反
応ナフタレンは2.58f(50,8モル係)であった
。すなわち、反応したナフタレンに対する1、4−ナフ
トキノン収率は958モル係であり、副生じたフタル酸
収率は反応したナフタレンに対し28モル係であった。
次に、上記の抜き出した水層は、上記のようにして溶存
する1、4−ナフトキノンを抽出後、イオン交換膜(て
より区画された陽極電解液循環ラインに連続供給し、一
方陰極電解液には硫酸を使用し、白金電極を用いて硫酸
第二セリウム濃度が05モル/2になる寸で電解酸化し
た。
電解処理後の硫酸第二セリウム−硫酸溶液を次回の本発
明方法によるナフタレン酸化反応に供(15) したが同様の反応結果を得た。
実施例2 容′ti′200m7!の共栓付三角フラスコに硫酸第
二セリウム4107と8%硫酸280gを採り、テフロ
ンコーティングされた攪拌子で攪拌した。
55°Cに昇温後、ナフタレン0.525F、!=ハイ
ゾールp (tert−アルキル基の炭素数が5〜7か
らなるtert−アルキルベンゼン混合溶媒;日本石油
化学■製)067を添加し密栓して1000r、p、m
の強攪拌下60℃で30分間反応させた。
30分の反応後、さらにハイゾールP30mβを添加1
〜、室温で約2分間樽;拌して静置後、水層をピペット
で分液ロートに移すことにより水層と油層を分離した。
30mβのハイゾールPを使用して、上記の分液ロート
へ分離した水層中のナフタレン及び1,4−ナフトキノ
ンの抽出操作を2回繰り返して得た抽出液のハイゾ・−
ルP溶液を前に分離した油層のハイゾールP溶液と合せ
て全ハイゾールP溶液としだ。
(16) 以下、上記の全ハイゾールP溶液を実施例1と同様に処
理した後、定量した結果、1,4−ナフトキノン生成量
は0.2709 (4]、、 7モル係)、副生フタル
酸はO,OO81f (1,2モル%)、未反応ナフタ
レンは0.298 ? (56,8モル係)であった。
すなわち、反応したナフタレンに対する1、4−ナフト
キノン収率は965モル係、同じくフタル酸収率は28
モル係であった。
実施例3゜ 平羽根タービン翼を付けた攪拌機、温度調節器を備えた
ガラス製容量500m71の底抜き円筒J11す反応器
に硫酸第二セリウム39.71g、硫酸第一セリウム2
567及び8係硫酸3102を採り、55℃に昇温した
。昇温後、ナフタレン5062とtert−ブチルベン
ゼン122を添加し、低速攪拌してナフタレンを溶解し
た。次いで、攪拌機の回転速度を650 r、 p、 
m、に上げ反応温度60℃で30分間反応させた。
30分の反応後、攪拌機の回転数を15r、p。
m、に下げ油層と水層とを分離した後、静置し、水層を
底部ノズルより抜き出した。
以後、後処理を実施例1と同様に実施しだ後、定量1〜
だ結果、1,4−ナフトキノン生成量は2.941(4
71モル係)、フタル酸副生量ばO,1,02(15モ
ル%)、未反応ナフタレンは2597(512モル係)
であった。すなわち、反応したナフタレンに対する1、
4−ナフトキノン収率は965モル係であり、副生じた
フタル酸収率は31モル係であった。
比較例1 実施例3において、tert−ブチルベンセンに代えて
二塩化エチレンを使用した以外は全て同様の方法で反応
を実施した。30分の反応後、攪拌機の回転数を15 
r、 p、 m、に下げ低速攪拌してのち静置したとこ
ろ、上部に水層が、下部には沈降した比重の大きい二塩
化エチレン層の油分と絡まったスラリ一層が生成し、油
層と沈殿物(硫酸第一セリウム)との分離が困難であっ
た0 実施例4 平羽根タービン翼を付した攪拌機、バッフル及び温度調
節器を備えだガラスライニング反応器に硫酸第二セリウ
ム8.20部、硫酸第一セリウム510部及び6.5%
硫酸60部を採り、50°Cに昇温した。昇温後、ナフ
タレン105部及びクロルベンゼン20部を添加し、低
速攪拌してナフタレンを溶解した。
以後、実施例3と同様に反応及び後処理を実施した後、
定量した結果、1,4−ナフトキノン生成量は0551
部(425モル係)、副生フタル酸は0012部(09
モル係)、未反応ナフタレンは0591部(56,3モ
ル係)であった。すなわち、反応したナフタレンに対す
る1、4−ナフトキノン収率は973モル係、副生フタ
ル酸収率は20モル係であった。
特許出願人 川崎化成工業株式会社 代理人 弁理士 小 川 恒 部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 】 多環式芳香族炭化水素と第二セリウム塩と3 (式中、RI IR2JR3はそれぞれアルキル基を表
    わし、かつこれらのアルキル基の炭素数の合計は3〜6
    )で示されるアルキルベンゼン又はクロルベンゼンの存
    在下、酸水溶液中で反応させることを特徴とするキノン
    の製造法。 2 多環式芳香族炭化水素がナフタレンである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 第二セリウム塩が硫酸第二セリウムである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4 酸水溶液が硫酸水溶液である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
JP58064315A 1983-04-11 1983-04-11 キノンの製造法 Pending JPS59190944A (ja)

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