JP2520267B2 - o−ニトロ安息香酸類の製造法 - Google Patents
o−ニトロ安息香酸類の製造法Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、医薬、農薬の中間体として有用なo−ニト
ロ安息香酸類を収率よく工業的に製造する方法に関する
ものである。
ロ安息香酸類を収率よく工業的に製造する方法に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、o−ニトロ安息香酸類の製造方法としては、o
−ニトロトルエンを原料として用い、これを種々の方法
で酸化することによりo−ニトロ安息香酸類を製造する
方法が知られている。例えば酸化ルテニウムと相間移動
触媒の存在下、次亜塩素酸ナトリウムで酸化する方法
〔ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
(The Journal of Organic Chemistry),51巻,2880〜28
83頁,(1986年)〕、またはo−ニトロトルエンを電極
酸化する方法〔ケミストリー・レター(Chemistry Lett
ers),793〜796頁,(1977年)〕などが提案されてい
る。
−ニトロトルエンを原料として用い、これを種々の方法
で酸化することによりo−ニトロ安息香酸類を製造する
方法が知られている。例えば酸化ルテニウムと相間移動
触媒の存在下、次亜塩素酸ナトリウムで酸化する方法
〔ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
(The Journal of Organic Chemistry),51巻,2880〜28
83頁,(1986年)〕、またはo−ニトロトルエンを電極
酸化する方法〔ケミストリー・レター(Chemistry Lett
ers),793〜796頁,(1977年)〕などが提案されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、次亜塩素酸ナトリウムにより酸化する
方法は、収率が95%と高いものの、高価な酸化ルテニウ
ムの使用及び酸化剤として使用操作が困難な次亜塩素酸
ナトリウムを使用する点、また工業的には反応に使用し
た相間移動触媒と酸化ルテニウムを回収する為の工程を
必要とすること、また電極酸化においては高価な設備が
必要である等工業的な製造方法としては問題があった。
方法は、収率が95%と高いものの、高価な酸化ルテニウ
ムの使用及び酸化剤として使用操作が困難な次亜塩素酸
ナトリウムを使用する点、また工業的には反応に使用し
た相間移動触媒と酸化ルテニウムを回収する為の工程を
必要とすること、また電極酸化においては高価な設備が
必要である等工業的な製造方法としては問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、このような現状に鑑み、o−ニトロト
ルエンの酸化反応による方法以外の方法で工業的にo−
ニトロ安息香酸類を製造する方法を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、意外にも有機溶媒及び銅触媒の存在下、
o−ハロゲン化安息香酸類を原料として用い、亜硝酸塩
と反応させる事により、収率よくo−ニトロ安息香酸類
を製造できることを見出し、この知見に基づき本発明を
完成するに至った。
ルエンの酸化反応による方法以外の方法で工業的にo−
ニトロ安息香酸類を製造する方法を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、意外にも有機溶媒及び銅触媒の存在下、
o−ハロゲン化安息香酸類を原料として用い、亜硝酸塩
と反応させる事により、収率よくo−ニトロ安息香酸類
を製造できることを見出し、この知見に基づき本発明を
完成するに至った。
すなわち本発明は、有機溶媒及び銅触媒の存在下、一
般式 (式中、Xはハロゲン原子を、Yはハロゲン原子または
低級アルキル基を、Zは水素原子,アルカリ金属原子ま
たはアルカリ土類金属原子を、nは0または1から4の
整数を示す。) で表されるo−ハロゲン化安息香酸類と亜硝酸塩とを反
応させる事を特徴とする一般式 (式中、X,Zおよびnは前記と同様の意味を示す。) で表されるo−ニトロ安息香酸類の製造法である。
般式 (式中、Xはハロゲン原子を、Yはハロゲン原子または
低級アルキル基を、Zは水素原子,アルカリ金属原子ま
たはアルカリ土類金属原子を、nは0または1から4の
整数を示す。) で表されるo−ハロゲン化安息香酸類と亜硝酸塩とを反
応させる事を特徴とする一般式 (式中、X,Zおよびnは前記と同様の意味を示す。) で表されるo−ニトロ安息香酸類の製造法である。
本発明方法において用いる、一般式(I)で表される
o−ハロゲン化安息香酸類としては具体的には例えば、
o−クロロ安息香酸、2,4−ジクロロ安息香酸、2,5−ジ
クロロ安息香酸、2,3−ジクロロ安息香酸、2,6−ジクロ
ロ安息香酸、2,3,4−トリクロロ安息香酸、2,3,5−トリ
クロロ安息香酸、2,4,5−トリクロロ安息香酸、2,4,6−
トリクロロ安息香酸、2,5,6−トリクロロ安息香酸、2,
3,4,5−テトラクロロ安息香酸、2−クロロ−4−メチ
ル安息香酸、2−クロロ−3−メチル安息香酸、2−ク
ロロ−6−メチル安息香酸および2−クロロ−4,6−ジ
メチル安息香酸などが挙げられる。
o−ハロゲン化安息香酸類としては具体的には例えば、
o−クロロ安息香酸、2,4−ジクロロ安息香酸、2,5−ジ
クロロ安息香酸、2,3−ジクロロ安息香酸、2,6−ジクロ
ロ安息香酸、2,3,4−トリクロロ安息香酸、2,3,5−トリ
クロロ安息香酸、2,4,5−トリクロロ安息香酸、2,4,6−
トリクロロ安息香酸、2,5,6−トリクロロ安息香酸、2,
3,4,5−テトラクロロ安息香酸、2−クロロ−4−メチ
ル安息香酸、2−クロロ−3−メチル安息香酸、2−ク
ロロ−6−メチル安息香酸および2−クロロ−4,6−ジ
メチル安息香酸などが挙げられる。
また上記安息香酸類は、そのまま用いても良いが好ま
しくはカリウム,ナトリウム等のアルカリ金属塩または
カルシウム等のアルカリ土類金属塩として反応に使用す
ることによりさらに収率良く目的とするo−ニトロ安息
香酸類を得ることができる。これらアルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩は、あらかじめ単離したものを用
いるか、または反応系内において安息香酸類と水酸化ア
ルカリとを反応させ塩を形成させたものを用いることも
できる。
しくはカリウム,ナトリウム等のアルカリ金属塩または
カルシウム等のアルカリ土類金属塩として反応に使用す
ることによりさらに収率良く目的とするo−ニトロ安息
香酸類を得ることができる。これらアルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩は、あらかじめ単離したものを用
いるか、または反応系内において安息香酸類と水酸化ア
ルカリとを反応させ塩を形成させたものを用いることも
できる。
また本発明方法において使用する亜硝酸塩としては、
亜硝酸とアルカリ金属原子またはアルカリ土類金属原子
との塩を使用することができる。具体的には例えば亜硝
酸ナトリウム,亜硫酸カリウム,亜硫酸カルシウム等を
挙げることが出来る。また亜硝酸塩の使用量は、o−ハ
ロゲン化安息香酸類に対し等モルまたは過剰に用いても
差し支えないが通常1〜2倍モル用いることが好まし
い。
亜硝酸とアルカリ金属原子またはアルカリ土類金属原子
との塩を使用することができる。具体的には例えば亜硝
酸ナトリウム,亜硫酸カリウム,亜硫酸カルシウム等を
挙げることが出来る。また亜硝酸塩の使用量は、o−ハ
ロゲン化安息香酸類に対し等モルまたは過剰に用いても
差し支えないが通常1〜2倍モル用いることが好まし
い。
また本発明方法において使用する有機溶媒としては、
ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,N−メチ
ルピロリドン,ジメチルイミダゾリジノン,スルホラン
等の非プロトン性極性溶媒およびベンゼン,トルエン,
キシレン,クロロベンゼン,ジクロロベンゼン,クロロ
トルエン,ニトロベンゼン等の反応に不活性な芳香族炭
化水素溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単独で反応に
用いることもできるが、好ましくは非プロトン性極性溶
媒と反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒とを混合して用
いることによりさらに収率よくo−ニトロ安息香酸類を
得ることができる。これら溶媒を混合して用いる場合、
二種類の溶媒の比は特に限定されるものでないが、非プ
ロトン性極性溶媒と反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒
との容量比が1:1〜1:25で用いるのが好ましい。
ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,N−メチ
ルピロリドン,ジメチルイミダゾリジノン,スルホラン
等の非プロトン性極性溶媒およびベンゼン,トルエン,
キシレン,クロロベンゼン,ジクロロベンゼン,クロロ
トルエン,ニトロベンゼン等の反応に不活性な芳香族炭
化水素溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単独で反応に
用いることもできるが、好ましくは非プロトン性極性溶
媒と反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒とを混合して用
いることによりさらに収率よくo−ニトロ安息香酸類を
得ることができる。これら溶媒を混合して用いる場合、
二種類の溶媒の比は特に限定されるものでないが、非プ
ロトン性極性溶媒と反応に不活性な芳香族炭化水素溶媒
との容量比が1:1〜1:25で用いるのが好ましい。
また反応に使用する銅触媒としては、例えば塩化第一
銅,塩化第二銅,ヨウ化第二銅,硫酸第二銅および硝酸
第二銅等の無機銅、酢酸銅等の有機銅、オキシン銅等の
有機銅錯体が挙げられる。これら銅触媒の使用量は、前
記o−ハロゲン化安息香酸類に対し、通常0.01倍モル以
上、好ましくは0.05〜0.5倍モルの範囲で選ばれる。
銅,塩化第二銅,ヨウ化第二銅,硫酸第二銅および硝酸
第二銅等の無機銅、酢酸銅等の有機銅、オキシン銅等の
有機銅錯体が挙げられる。これら銅触媒の使用量は、前
記o−ハロゲン化安息香酸類に対し、通常0.01倍モル以
上、好ましくは0.05〜0.5倍モルの範囲で選ばれる。
また、本反応は反応混合物の還流温度で行うため反応
に使用する溶媒の種類,容量比により変化するが、通常
50℃以上好ましくは80〜200℃の範囲で選ばれる。反応
圧については特に制限はなく、常圧で反応を行ってもよ
いし、加圧下で反応を行ってもよいが、工業的には常圧
で行うのが好ましい。さらに反応時間は0.5〜15時間程
度で十分である。得られた反応混合物は水中に注ぎ、塩
酸等で酸析した後、濾過しさらに水またはトルエン等で
再結することにより目的とするニトロ安息香酸類を得る
ことができる。
に使用する溶媒の種類,容量比により変化するが、通常
50℃以上好ましくは80〜200℃の範囲で選ばれる。反応
圧については特に制限はなく、常圧で反応を行ってもよ
いし、加圧下で反応を行ってもよいが、工業的には常圧
で行うのが好ましい。さらに反応時間は0.5〜15時間程
度で十分である。得られた反応混合物は水中に注ぎ、塩
酸等で酸析した後、濾過しさらに水またはトルエン等で
再結することにより目的とするニトロ安息香酸類を得る
ことができる。
(発明の効果) 本発明の方法は、従来の酸化設備等を要するニトロト
ルエンを原料とした酸化反応以外の方法で工業的に収率
よくo−ニトロ安息香酸類を製造することを可能にした
ものであり、o−ニトロ安息香酸類の工業的製造方法と
して極めて価値が高い方法である。
ルエンを原料とした酸化反応以外の方法で工業的に収率
よくo−ニトロ安息香酸類を製造することを可能にした
ものであり、o−ニトロ安息香酸類の工業的製造方法と
して極めて価値が高い方法である。
また、本発明の方法で得られるo−ニトロ安息香酸類
は、農薬および医薬品の製造中間体として有用な化合物
である。
は、農薬および医薬品の製造中間体として有用な化合物
である。
(実施例) 実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 冷却管,攪拌機を備えた100ml四つ口フラスコに、o
−クロロ安息香酸7.82g(50ミリモル),50%水酸化カリ
ウム水溶液5.61g(50ミリモル)とトルエン50mlを加え
共沸脱水により水のみを除去した後、ジメチルスルホキ
シド2.5ml、亜硝酸ナトリウム4.14g(60ミリモル)を加
え再び共沸脱水の後、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加
え、窒素気流中、還流下110℃で7時間反応させた。
−クロロ安息香酸7.82g(50ミリモル),50%水酸化カリ
ウム水溶液5.61g(50ミリモル)とトルエン50mlを加え
共沸脱水により水のみを除去した後、ジメチルスルホキ
シド2.5ml、亜硝酸ナトリウム4.14g(60ミリモル)を加
え再び共沸脱水の後、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加
え、窒素気流中、還流下110℃で7時間反応させた。
反応終了後、反応液を水中に注ぎ塩酸で酸析した後濾
過し、得られた結晶を水で再結することにより融点145
〜149℃のo−ニトロ安息香酸7.57gを得た。収率は90.6
%であった。
過し、得られた結晶を水で再結することにより融点145
〜149℃のo−ニトロ安息香酸7.57gを得た。収率は90.6
%であった。
実施例2 冷却管,攪拌機を備えた100ml四つ口フラスコに、o
−クロロ安息香酸7.82g(50ミリモル),50%水酸化カリ
ウム水溶液5.61g(50ミリモル)およびトルエン50mlを
加えて共沸脱水後、トルエンを留去した。次に脱水した
ジメチルスルホキシド50mlと亜硝酸ナトリウム6.9g(10
0ミリモル)、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加え、窒素
気流中、還流下150〜160℃で9時間反応させた。
−クロロ安息香酸7.82g(50ミリモル),50%水酸化カリ
ウム水溶液5.61g(50ミリモル)およびトルエン50mlを
加えて共沸脱水後、トルエンを留去した。次に脱水した
ジメチルスルホキシド50mlと亜硝酸ナトリウム6.9g(10
0ミリモル)、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加え、窒素
気流中、還流下150〜160℃で9時間反応させた。
反応終了後、反応液を水中に注ぎ塩酸で酸析した後、
濾過し得られた結晶を水で再結し、o−ニトロ安息香酸
5.43gを得た。収率は65%であった。
濾過し得られた結晶を水で再結し、o−ニトロ安息香酸
5.43gを得た。収率は65%であった。
実施例3 実施例2のジメチルスルホキシドに代えてo−ジクロ
ロベンゼン50mlを用い、亜硝酸ナトリウムの量を5.18g
(75ミリモル)に代え、反応温度175〜180℃で行った以
外は実施例2と同様に行った。
ロベンゼン50mlを用い、亜硝酸ナトリウムの量を5.18g
(75ミリモル)に代え、反応温度175〜180℃で行った以
外は実施例2と同様に行った。
その結果o−ニトロ安息香酸5.01gを得た。収率は60
%であった。
%であった。
実施例4 冷却管,攪拌機を備えた100ml四つ口フラスコに、o
−クロロ安息香酸7.82g(50ミリモル),トルエン50ml,
ジメチルスルホキシド2.5mlおよび亜硝酸ナトリウム10.
35g(150ミリモル)を加え共沸脱水により水のみを除去
した後、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加え、以下実施例
1と同様に行った。
−クロロ安息香酸7.82g(50ミリモル),トルエン50ml,
ジメチルスルホキシド2.5mlおよび亜硝酸ナトリウム10.
35g(150ミリモル)を加え共沸脱水により水のみを除去
した後、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加え、以下実施例
1と同様に行った。
その結果o−ニトロ安息香酸6.53gを得た。収率は78.
1%であった。
1%であった。
実施例5 冷却管,攪拌機を備えた100ml四つ口フラスコに、2,4
−ジクロロ安息香酸9.55g(50ミリモル),50%水酸化カ
リウム水溶液5.61g(50ミリモル)およびトルエン50ml
を加えて共沸脱水後、トルエンを留去した。
−ジクロロ安息香酸9.55g(50ミリモル),50%水酸化カ
リウム水溶液5.61g(50ミリモル)およびトルエン50ml
を加えて共沸脱水後、トルエンを留去した。
つぎにo−クロロトルエン50ml,N−メチルピロリドン
5mlおよび亜硝酸ナトリウム6.9g(100ミリモル)を加え
共沸脱水後、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加え、窒素気
流中、還流下150〜160℃で5時間反応させた。
5mlおよび亜硝酸ナトリウム6.9g(100ミリモル)を加え
共沸脱水後、硫酸銅0.8g(5ミリモル)を加え、窒素気
流中、還流下150〜160℃で5時間反応させた。
反応終了後、得られた反応液を実施例1と同様に後処
理を行い融点140〜145℃の2−ニトロ−4−クロロ安息
香酸7.28gを得た。収率は71.9%であった。
理を行い融点140〜145℃の2−ニトロ−4−クロロ安息
香酸7.28gを得た。収率は71.9%であった。
実施例6 実施例1のo−クロロ安息香酸に代えて2−クロロ−
4−メチル安息香酸8.53g(50ミリモル)を用いた以外
は実施例1と同様に行った。
4−メチル安息香酸8.53g(50ミリモル)を用いた以外
は実施例1と同様に行った。
その結果、融点161〜165℃の2−ニトロ−4−メチル
安息香酸5.32gを得た。収率は58.7%であった。
安息香酸5.32gを得た。収率は58.7%であった。
Claims (1)
- 【請求項1】有機溶媒及び銅触媒の存在下、一般式 (式中、Xはハロゲン原子を、Yはハロゲン原子または
低級アルキル基を、Zは水素原子,アルカリ金属原子ま
たはアルカリ土類金属原子を、nは0または1から4の
整数を示す。) で表されるo−ハロゲン化安息香酸類と亜硝酸塩とを反
応させる事を特徴とする一般式 (式中、Y,Zおよびnは前記と同様の意味を示す。) で表されるo−ニトロ安息香酸類の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62249481A JP2520267B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | o−ニトロ安息香酸類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62249481A JP2520267B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | o−ニトロ安息香酸類の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193561A JPH0193561A (ja) | 1989-04-12 |
JP2520267B2 true JP2520267B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=17193608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62249481A Expired - Lifetime JP2520267B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | o−ニトロ安息香酸類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520267B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO175830C (no) * | 1992-12-11 | 1994-12-14 | Sinvent As | Kompresjonskjölesystem |
JP4813416B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2011-11-09 | 株式会社堀場製作所 | 接液部を有するセンサおよびこれを用いた測定方法 |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP62249481A patent/JP2520267B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193561A (ja) | 1989-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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