JPH0460101B2 - - Google Patents

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JPH0460101B2
JPH0460101B2 JP58197587A JP19758783A JPH0460101B2 JP H0460101 B2 JPH0460101 B2 JP H0460101B2 JP 58197587 A JP58197587 A JP 58197587A JP 19758783 A JP19758783 A JP 19758783A JP H0460101 B2 JPH0460101 B2 JP H0460101B2
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JP
Japan
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nitro
acid
hydroxybenzoic acid
parts
chlorobenzoic
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58197587A
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English (en)
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JPS6089451A (ja
Inventor
Kenji Nakaji
Kenji Nakaoka
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は3−クロル安息香酸を原料として高純
度の6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸を製造
する方法に関するものである。 6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸は農薬原
料として有用であり、たとえばこれを3,4−ジ
クロルベンザルフルオライドと反応させて得られ
【式】は、除 草剤として多用されている。このために純度の良
好な6−ニトロ−6−ヒドロキシ安息香酸を生成
する経済的な製造法の開発が望まれている。 従来、6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸
は、安息香酸を3−スルホ安息香酸にスルホン化
し、これをアルカリ溶融して3−ヒドロキシ安息
香酸とし、ついでこれをニトロ化してニトロ置換
−3−ヒドロキシ安息香酸の混合物とし、この混
合物から6−ニトロ体を分離する方法などによつ
て製造されてきた。 しかしながらこの方法には次のような欠点があ
つた。 (1) スルホン化工程で、m体以外に少量のp体、
o体が副生するとともに、廃酸処理が必要であ
る。 (2) アルカリ溶融工程が苛酷な反応条件を必要と
する。 (3) ニトロ化工程で目的とする6−ニトロ体以外
に物性が類似する4−ニトロ体と2−ニトロ体
が副生し、6−ニトロ体の単離が容易でない。 すなわち従来法には、目的物の収率が低く製造
コストが高い上に、高純度の製品を得がたいとい
う欠点があつたのである。 そこで本発明者らは、新規な出発原料を用い
て、従来法よりも温和な反応条件下で、副生物が
少なく目的物の単離が容易な反応生成物を取得す
ることを目的として鋭意検討し、従来の6−ニト
ロ−3−ヒドロキシ安息香酸の製造法よりも格段
に優れた本発明方法に到達した。 すなわち本発明は、3−クロル安息香酸をニト
ロ化して、6−ニトロ−3−クロル安息香酸を主
成分とするニトロ置換−3−クロル安息香酸の混
合物とし、ついでこの混合物を3モル倍以上のア
ルカリ金属酸化物と銅触媒を用いて加水分解して
6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸を主成分と
するニトロ置換−3−ヒドロキシ安息香酸の混合
物とし、この混合物から6−ニトロ−3−ヒドロ
キシ安息香酸を単離することを特徴とする6−ニ
トロ−3−ヒドロキシ安息香酸の製造法である。 以下に本発明方法を具体的に説明する。 本発明方法では、3−クロル安息香酸を出発原
料に用いる。3−クロル安息香酸は、トルエンの
核クロル化混合物から吸着剤を用いて分離される
3−クロルトルエンを、液相空気酸化するなどの
方法によつて容易に取得することができる。 まず3−クロル安息香酸をニトロ化するが、ニ
トロ化は3−クロル安息香酸を3〜10重量倍程度
の濃硫酸と混合し、ここで量論量もしくは量論量
より若干過剰程度の発煙硝酸を単独でもしくは濃
硫酸と混合して0〜40℃程度に温度を維持しつつ
0.5〜1.5時間程度かけて滴下し、その後0〜40℃
程度で数時間程度反応させる方式が適当である。
反応生成物を水に投じると、主成分が6−ニトロ
−6−クロル安息香酸で、他に少量の2−ニトロ
−3−クロル安息香酸などを含む結晶が得られ
る。副生物である2−ニトロ体の方が6−ニトロ
体よりも溶解性が乏しいので、この結晶を種々の
溶媒を用いて分別晶析しても、純粋な6−ニトロ
−3−クロル安息香酸を得るのは困難である。 ニトロ化で得た前記結晶を次に加水分解反応に
供する。加水分解は前記結晶を、3モル倍以上の
アルカリ金属酸化物を溶解した水溶液と銅化合物
触媒の存在下、圧力容器内で130〜180℃程度に1
〜5時間程度加熱することにより行なう。 触媒に用いる銅化合物としては、1価および2
価の銅の酸化物、水酸化物、ハロゲン化物、塩、
錯体さらには銅粉などを使用することができる。
添加量は前記結晶に対して0.001〜0.2モル倍程度
の範囲が適当である。 なおアルカリ金属水酸化物の使用量を、前記結
晶に対して3モル倍以下、たとえば2モル倍にす
ると、他の条件を種々変更しても6−ニトロ−3
−クロル安息香酸の6−ニトロ−3−ヒドロキシ
安息香酸へ加水分解を完結させることができず、
高々65%程度の転化率しか達成できない。 加水分解反応を終えた反応液は、銅触媒をロ別
した後、鉱酸を加えて酸性にし、未反応のニトロ
−3−クロル安息香酸類と溶解性が乏しいために
一部析出する2−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香
酸の結晶をロ別する。ロ液をエーテル、酢酸エチ
ルなどの有機溶媒で抽出し、溶媒を留去すると、
6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸の結晶が得
られる。 なおこのようにして得た6−ニトロ−3−ヒド
ロキシ安息香酸には、通常少量の2−ニトロ−3
−ヒドロキシ安息香酸や6−ニトロ−3−クロル
安息香酸などが含まれているので、高純度品を必
要とする用途のために酢酸エチルとトルエンの混
合溶媒などを用いて再結晶することにより、不純
物が検出されない純粋な6−ニトロ−3−ヒドロ
キシ安息香酸に精製することもできる。 以上詳述した本発明方法により、3−クロル安
息香酸を原料として、純度の良好な6−ニトロ−
3−ヒドロキシ安息香酸を経済的に製造すること
が可能になつた。 以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 3−クロル安息香酸70.5部と濃硫酸368部の混
合液に、発煙硝酸(比重1.52)36部と濃硫酸36部
の混合液を20℃で1時間かけて滴下し、さらに3
時間撹拌を続けた。 反応生成物を水500部に投じ、析出した結晶を
ロ別して、水洗・乾燥した。結晶の収量は88.3部
で、組成は6−ニトロ−3−クロル安息香酸91.0
%、2−ニトロ−3−クロル安息香酸6.7%、そ
の他2.3%であつた。 この結晶40.3部を10%水酸化ナトリウム水溶液
264部(ニトロ−3−クロル安息香酸類に対して
水酸化ナトリウム3.3モル倍)、酸化第一銅1.4部
とともにオートクレーブに仕込み、撹拌下で150
℃に3時間加熱した。 冷却した反応液から銅触媒をロ別し、ロ液に塩
酸を加えてPH1にした。少量の結晶が析出したの
で、ロ別した。収量は1.5部で、組成は2−ニト
ロ−3−クロル安息香酸62.2%、2−ニトロ−3
−ヒドロキシ安息香酸14.2%、6−ニトロ−3−
ヒドロキシ安息香酸1.8%であつた。 ロ液を酢酸エチル150部で2回抽出し、抽出液
から酢酸エチルを留去すると、29.5部の粗6−ニ
トロ−6−ヒドロキシ安息香酸の結晶が得られ
た。この粗生成物には不純物として2−ニトロ−
3−ヒドロキシ安息香酸1.7%、6−ニトロ−3
−クロル安息香酸1.4%、2−ニトロ−3−クロ
ル安息香酸0.2%などが含まれていた。 粗生成物10部を酢酸エチル25部と加熱して溶解
し、ここへトルエン120部を加熱下で加えてから、
溶媒33部を常圧下で留去し、残留液を室温に冷却
した。析出した6−ニトロ−6−ヒドロキシ安息
香酸の結晶をロ別して乾燥すると、収量は8.0部
で、不純物は検出されなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3−クロル安息香酸をニトロ化して、6−ニ
    トロ−3−クロル安息香酸を主成分とするニトロ
    置換−3−クロル安息香酸類の混合物とし、つい
    でこの混合物を3モル倍以上のアルカリ金属水酸
    化物と銅触媒を用いて加水分解して6−ニトロ−
    3−ヒドロキシ安息香酸を主成分とするニトロ置
    換−3−ヒドロキシ安息香酸類の混合物とし、こ
    の混合物から6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香
    酸を単離することを特徴とする6−ニトロ−3−
    ヒドロキシ安息香酸の製造法。
JP58197587A 1983-10-24 1983-10-24 6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸の製造法 Granted JPS6089451A (ja)

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JP58197587A JPS6089451A (ja) 1983-10-24 1983-10-24 6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸の製造法

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JP58197587A JPS6089451A (ja) 1983-10-24 1983-10-24 6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸の製造法

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JPS6089451A JPS6089451A (ja) 1985-05-20
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JP58197587A Granted JPS6089451A (ja) 1983-10-24 1983-10-24 6−ニトロ−3−ヒドロキシ安息香酸の製造法

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CA1262251A (en) * 1985-06-26 1989-10-10 Zenon Lysenko Preparation of 3-amino-4-hydroxybenzoic acids
JPH0610319U (ja) * 1992-07-06 1994-02-08 素男 丸山 セパレート型ネクタイ
CN103073432B (zh) * 2013-01-16 2014-03-19 浙江华基生物技术有限公司 5-[2-氯-4-(三氟甲基)苯氧基]-2-硝基苯甲酸的合成方法

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