JPS6130556A - 2,4,6−トリフルオロ安息香酸の製造方法 - Google Patents
2,4,6−トリフルオロ安息香酸の製造方法Info
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- JPS6130556A JPS6130556A JP14937484A JP14937484A JPS6130556A JP S6130556 A JPS6130556 A JP S6130556A JP 14937484 A JP14937484 A JP 14937484A JP 14937484 A JP14937484 A JP 14937484A JP S6130556 A JPS6130556 A JP S6130556A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2,4.6−ドリフルオO安息香酸の新規な
製造法に関する。さらに詳しくは、3゜5−ジクロロ−
2,4,6−ドリフルオ0ベンゾニトリルを加水分解し
、えられた3、5−ジクロロ −2,4,6−ドリフル
オO安息香酸中の塩素原子を亜鉛存在下に還元脱塩素化
して2,4.6−ドリフルオ0安息香酸を製造する方法
に関する。
製造法に関する。さらに詳しくは、3゜5−ジクロロ−
2,4,6−ドリフルオ0ベンゾニトリルを加水分解し
、えられた3、5−ジクロロ −2,4,6−ドリフル
オO安息香酸中の塩素原子を亜鉛存在下に還元脱塩素化
して2,4.6−ドリフルオ0安息香酸を製造する方法
に関する。
2.4,6−トリフルオロ安息香酸は感光剤、医薬、農
薬などの原料として有用である。
薬などの原料として有用である。
2.4.6−ドリフルオ0安息香酸は公知の物質である
。これを合成する方法は、たとえば工業化学雑誌13巻
5号、1910年、918頁に記載されている。
。これを合成する方法は、たとえば工業化学雑誌13巻
5号、1910年、918頁に記載されている。
上記の方法は、まず1,3.5−)リフルオロベンゼン
を−60〜−10℃の温度でn−ブヂルリチラムと反応
させ、ついで、ドライアイスを使ってカルボキシル化し
て2,4.6−1−リフルオロ安息香酸をえるというも
のであ丞。
を−60〜−10℃の温度でn−ブヂルリチラムと反応
させ、ついで、ドライアイスを使ってカルボキシル化し
て2,4.6−1−リフルオロ安息香酸をえるというも
のであ丞。
しかしながらこの方法においては、きわめて低温で反応
を行う為、工業的に実施するには困難な製造法である。
を行う為、工業的に実施するには困難な製造法である。
従って、本発明の目的は、工業的実施可能な製造方法を
捷供することにある。本発明者らは、鋭意検討した結果
、3.5−ジクロロ −2.4.6−ドリフルオロベン
ゾニトリルを加水分解して、ついでえられた3、5−ジ
クロロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸中の塩素原
子を亜鉛存在下に還元脱塩素化するいわゆる脱ハロゲン
反応に□よって、上船目的にかなう2,4.6−トリフ
ル1口安息香酸がえられることを見い出した。
捷供することにある。本発明者らは、鋭意検討した結果
、3.5−ジクロロ −2.4.6−ドリフルオロベン
ゾニトリルを加水分解して、ついでえられた3、5−ジ
クロロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸中の塩素原
子を亜鉛存在下に還元脱塩素化するいわゆる脱ハロゲン
反応に□よって、上船目的にかなう2,4.6−トリフ
ル1口安息香酸がえられることを見い出した。
すなわち、本発明は以下の如く特定される。
(1) 3.5−ジクロロ −2.4.6−t−リフル
オロベンゾニトリルを加水分解して、えられた3、5−
ジクロロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸中の塩素
原子を亜鉛の存在下で還元脱塩素化することを特徴とづ
る2、4.6−ドリノルオロ安息香酸の製造方法。
オロベンゾニトリルを加水分解して、えられた3、5−
ジクロロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸中の塩素
原子を亜鉛の存在下で還元脱塩素化することを特徴とづ
る2、4.6−ドリノルオロ安息香酸の製造方法。
(2)硫酸水溶液中140〜200℃の温度範囲で3゜
5−ジクロロ −2.4.6−t−リフルオロベンゾニ
トリルを加水分解することを特徴とする上記(1)記載
の方法。
5−ジクロロ −2.4.6−t−リフルオロベンゾニ
トリルを加水分解することを特徴とする上記(1)記載
の方法。
(3)アルカリ性水性媒体中約20〜90℃の湿度範囲
で亜鉛の存在下、3.5−ジクロロ −2,4,6−t
−リフルオロ安息香酸の塩素原子を還元脱塩素化するこ
とを特徴とする上記(1)または(2)記載の方法。
で亜鉛の存在下、3.5−ジクロロ −2,4,6−t
−リフルオロ安息香酸の塩素原子を還元脱塩素化するこ
とを特徴とする上記(1)または(2)記載の方法。
(4) 3.5−ジクロロ −2.4.6−1−リフル
オロ安息香酸の還元脱塩素化反応が40〜70℃の温度
範囲で行なわれることを特徴とする1配(1) 、(2
)または(3)記載の方法。
オロ安息香酸の還元脱塩素化反応が40〜70℃の温度
範囲で行なわれることを特徴とする1配(1) 、(2
)または(3)記載の方法。
以下、本発明の具体的態様を説明する。
本発明の出発原料として用いる3、5−ジクロロ −2
.4.6−ドリフルオロペンゾニトリルは、通常の方法
、たとえば以下の如き方法によって調製されつる。
.4.6−ドリフルオロペンゾニトリルは、通常の方法
、たとえば以下の如き方法によって調製されつる。
すなわち、スルホランの如き溶媒中ペンタフ0[1ベン
ゾニトリルおよびフッ化カリウムを120−。
ゾニトリルおよびフッ化カリウムを120−。
180℃の反応温度でハロゲン交換反応せしめ、ついで
反応生成物を蒸留するでとにより取得される。
反応生成物を蒸留するでとにより取得される。
あるいは、特願昭58−202590号記載の方法(た
とえば実施例1)ににつでも合成されうる。
とえば実施例1)ににつでも合成されうる。
3.5−ジクロI]−2,4,6−ドリフルオロベンゾ
ニトリルを加水分解する方法は、−従来提示されていな
い。
ニトリルを加水分解する方法は、−従来提示されていな
い。
本発明者らが種々検討した結果、一般的な公知の方法に
よって3,5−ジクロロ −2.4.6−1−リフルオ
ロベンゾニトリルを加水分解でき、3.5−ジクロロ−
2,4,6−t−リフルオロ安息香酸”をえることがで
きる。しかし、収率良く製造するには、硫′m酸性中1
40〜200℃の温度で反応させることが好ましいこと
を見い出した。
よって3,5−ジクロロ −2.4.6−1−リフルオ
ロベンゾニトリルを加水分解でき、3.5−ジクロロ−
2,4,6−t−リフルオロ安息香酸”をえることがで
きる。しかし、収率良く製造するには、硫′m酸性中1
40〜200℃の温度で反応させることが好ましいこと
を見い出した。
よって、本発明では3,5−ジクロロ−2,4,6−1
−リフルオロベンゾニトリルを硫酸水溶液中140〜2
00℃の温度範囲で加水分解して、まず3.5−ジクロ
ロ −2.4,6−トリフルオロ安息香酸をえるのが好
ましい。 ′ 硫酸濃度としては、水溶液中40〜90重量%が好まし
い。特に55〜75重量%が好ましい。
−リフルオロベンゾニトリルを硫酸水溶液中140〜2
00℃の温度範囲で加水分解して、まず3.5−ジクロ
ロ −2.4,6−トリフルオロ安息香酸をえるのが好
ましい。 ′ 硫酸濃度としては、水溶液中40〜90重量%が好まし
い。特に55〜75重量%が好ましい。
反応温度は、140〜200℃の温度範囲が好ましいが
、とくに150〜170℃が好ましい。
、とくに150〜170℃が好ましい。
反応温度が高い場合、着色したタール状の化合物が生成
し易くなり、又反応温度が低い場合、反応速度が低下し
、生産性が落ちる。
し易くなり、又反応温度が低い場合、反応速度が低下し
、生産性が落ちる。
反応時間は特に制限しないが、一般的−には1〜48時
間の範囲で行うのが□良い。
間の範囲で行うのが□良い。
加水分解反応終了後の生成物である3、5−ジクロロ−
2,4,6−1−リフルオ「1安息香酸は、硫酸水溶液
中高温下では融解している。しかし、常温では固形であ
り又硫酸水溶液に対する溶解瓜が低い為、沈殿物として
析出する。よって通常の固形物を分離する方法、例えば
E−等によって容易に硫酸水溶液と分離できる。
2,4,6−1−リフルオ「1安息香酸は、硫酸水溶液
中高温下では融解している。しかし、常温では固形であ
り又硫酸水溶液に対する溶解瓜が低い為、沈殿物として
析出する。よって通常の固形物を分離する方法、例えば
E−等によって容易に硫酸水溶液と分離できる。
えられた3、5−ジクロロ −2.4.6− t−リフ
ルオ[1安息香酸は洗浄した接法の還元脱塩素化に供す
る。
ルオ[1安息香酸は洗浄した接法の還元脱塩素化に供す
る。
その際3.5−ジクロロ−2,4,6−t−リフルオロ
安息香酸は、乾燥して使用しても良いし、又水を含んだ
ままの状態で使用しても良い。
安息香酸は、乾燥して使用しても良いし、又水を含んだ
ままの状態で使用しても良い。
本発明では、加水分解してえられた3、5−ジクロロ
−2.4..6−1−リフルオロ安息香酸は、アルカリ
性水性媒体中約20〜90℃の温度範囲で・亜鉛と反応
させることにより塩素原子が脱ハロゲン化し、2,4゜
6−トリフルオロ安息香酸を与える。
−2.4..6−1−リフルオロ安息香酸は、アルカリ
性水性媒体中約20〜90℃の温度範囲で・亜鉛と反応
させることにより塩素原子が脱ハロゲン化し、2,4゜
6−トリフルオロ安息香酸を与える。
その際の反応温度は特に40〜70℃の温度範囲が好ま
しい。反応温度が高い場合には、カルボキシル基に対し
てバラ位のノッ素原子も脱ハロゲン勢した2、6−リフ
ルオロ安息香酸及びヒドロキシ化された2、6−ジフル
オ+1−4−ヒドロキシ安息香酸が副生しやずく好まし
くない。又反応湿度が低い場合反応速痕が低下するので
反応時間を長くする必要があり生産性が低下りる。
しい。反応温度が高い場合には、カルボキシル基に対し
てバラ位のノッ素原子も脱ハロゲン勢した2、6−リフ
ルオロ安息香酸及びヒドロキシ化された2、6−ジフル
オ+1−4−ヒドロキシ安息香酸が副生しやずく好まし
くない。又反応湿度が低い場合反応速痕が低下するので
反応時間を長くする必要があり生産性が低下りる。
反応時間は通常10時間〜IO時間の範囲で行うのが良
い。
い。
本発明においてアルカリ性水性溶液を調製するために使
用するアルカリ性物質としては、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムあるいは水酸化セシウム
のような金属水酸化物、炭酸力゛リウムあるいは酸化カ
ルシウムなどのように水性溶液中でアルカリ性物質に解
離あるいは変化するものならばあらゆるものが使用でき
る。またエチレンジアミン、トリエチルアミンなどの有
機アミン類およびアンモニア等のアルカリ性を示すもの
ならばあらゆるものが使用できる。
用するアルカリ性物質としては、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムあるいは水酸化セシウム
のような金属水酸化物、炭酸力゛リウムあるいは酸化カ
ルシウムなどのように水性溶液中でアルカリ性物質に解
離あるいは変化するものならばあらゆるものが使用でき
る。またエチレンジアミン、トリエチルアミンなどの有
機アミン類およびアンモニア等のアルカリ性を示すもの
ならばあらゆるものが使用できる。
本発明者らは、アルカリ性物質としてKOHを用いる場
合本発明の方法は下記(I)の反応式に従って反応して
いると推定している。
合本発明の方法は下記(I)の反応式に従って反応して
いると推定している。
OOH
従って使用するアルカリ(6)は、理論的には3,5−
ジクロロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸1モルに
対して3モル倍以上存在すれば良いが、好ましくは3〜
5モル倍存在させるのが良い。またアルカリ濃度は、仕
込む3,5−ジクロロ−2,4,6−t−リフルオロ安
息香酸の濃度によっても変わるが、一般的には5〜20
重量%になるように調整するのが望ましい。
ジクロロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸1モルに
対して3モル倍以上存在すれば良いが、好ましくは3〜
5モル倍存在させるのが良い。またアルカリ濃度は、仕
込む3,5−ジクロロ−2,4,6−t−リフルオロ安
息香酸の濃度によっても変わるが、一般的には5〜20
重量%になるように調整するのが望ましい。
亜鉛は、通常市販されいる金属亜鉛末などあらゆるもの
が使用することができる。使用する亜鉛量は、上記反応
式(I)に従って理論的には3.5−ジクロロ −2.
4. 6−トリフルオロ安息香酸1モルに対して、2モ
ル以上存在させれば良いが、通常21〜6.0倍モル存
在させるのが良い。
が使用することができる。使用する亜鉛量は、上記反応
式(I)に従って理論的には3.5−ジクロロ −2.
4. 6−トリフルオロ安息香酸1モルに対して、2モ
ル以上存在させれば良いが、通常21〜6.0倍モル存
在させるのが良い。
反応終了後の生成物は、濾過等の手段によって固形物を
分離後、その水溶液にPH1〜6になるように硫酸ある
いは塩酸等の酸性水溶液を加えていわゆる酸析を行ない
2.4.6−1−リフルオロ安息香酸を生成させる。
分離後、その水溶液にPH1〜6になるように硫酸ある
いは塩酸等の酸性水溶液を加えていわゆる酸析を行ない
2.4.6−1−リフルオロ安息香酸を生成させる。
酸析後えられた2、 4.6− トリフルオロ安息香酸
は。
は。
水に対する溶解度が低い為、固形物として濾過等の通常
の固形物を分離する方法によっても取り出すことができ
るし、又抽出溶媒、例えばエーテル塩化メチレン、ベン
ゼン、トルエン等を使って、2.4.6−1−リフルオ
ロ安息香酸を有機層に抽出し分液後蒸発乾固することに
よっても可能である。必要ならばこの製品を更に再結晶
等の方法によって精製することもできる。
の固形物を分離する方法によっても取り出すことができ
るし、又抽出溶媒、例えばエーテル塩化メチレン、ベン
ゼン、トルエン等を使って、2.4.6−1−リフルオ
ロ安息香酸を有機層に抽出し分液後蒸発乾固することに
よっても可能である。必要ならばこの製品を更に再結晶
等の方法によって精製することもできる。
以下本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例 1[3,5−ジクロロ −2,4,e−トリフ
ルオロ安息香酸の製造J 300d三つロフラスコに10重量%の硫酸水溶液20
0gおよび3.5−ジクロロ −2.4.6−ドリノル
オnベンゾニトリル30Qを仕込み、160℃で14時
間撹拌しながら加熱した。次に放冷後濾過し、続いて洗
浄し、固形物を分離させた。真空乾燥器を使って60℃
で乾燥させることによって3,5−ジクロロ−2゜4、
6− t−リフルオロ安息香酸30.6CIがえられた
。仕込みの3.5−ジクロロ −2.4.6〜トリフル
オロベンゾニトリルに対して94.1モル%の収率であ
り、このものの融点は136.5℃であった。
ルオロ安息香酸の製造J 300d三つロフラスコに10重量%の硫酸水溶液20
0gおよび3.5−ジクロロ −2.4.6−ドリノル
オnベンゾニトリル30Qを仕込み、160℃で14時
間撹拌しながら加熱した。次に放冷後濾過し、続いて洗
浄し、固形物を分離させた。真空乾燥器を使って60℃
で乾燥させることによって3,5−ジクロロ−2゜4、
6− t−リフルオロ安息香酸30.6CIがえられた
。仕込みの3.5−ジクロロ −2.4.6〜トリフル
オロベンゾニトリルに対して94.1モル%の収率であ
り、このものの融点は136.5℃であった。
ざらに、元素分析値を下記に示す。
元素分析値 C(%)F((%) C1(%)1:(%
)理論値 34.29 0.41 28.98
23.27分析値 34.4 0.6 28.7
23.6[3,5−ジクロロ−2,4,6−トリ
フルオロ安息香酸の還元脱塩素化反応] 200dフラスコに水酸化カリウム11.211(0,
20モル)を溶解させた水溶液110−を仕込み、つい
で前記でえられた3、5−ジクロロ −2.4,6−ト
リフルオロ安息香酸10.0a(0,041モル)と亜
鉛末13.4(1(0,205モル)を加え、60℃で
52時間撹拌しながら加熱させた。次に放冷後濾過し固
形物を分離させ、次いでこの母液にPHが1.0になる
ように6規定硫酸水溶液を滴下し【中和し、 2,4,
6−トリフルオロ安息香酸を析出させた。この固形物を
か過し次いで洗浄して2,4,6−トリフルオロ安息香
酸6,5gを回収できた。仕込みの3.5−ジクロロ2
,4,6−トリフルオロ安息香酸に対する収率は90.
5モル%であった。
)理論値 34.29 0.41 28.98
23.27分析値 34.4 0.6 28.7
23.6[3,5−ジクロロ−2,4,6−トリ
フルオロ安息香酸の還元脱塩素化反応] 200dフラスコに水酸化カリウム11.211(0,
20モル)を溶解させた水溶液110−を仕込み、つい
で前記でえられた3、5−ジクロロ −2.4,6−ト
リフルオロ安息香酸10.0a(0,041モル)と亜
鉛末13.4(1(0,205モル)を加え、60℃で
52時間撹拌しながら加熱させた。次に放冷後濾過し固
形物を分離させ、次いでこの母液にPHが1.0になる
ように6規定硫酸水溶液を滴下し【中和し、 2,4,
6−トリフルオロ安息香酸を析出させた。この固形物を
か過し次いで洗浄して2,4,6−トリフルオロ安息香
酸6,5gを回収できた。仕込みの3.5−ジクロロ2
,4,6−トリフルオロ安息香酸に対する収率は90.
5モル%であった。
このものの融点は141.5〜142.5℃であり、元
素分析値を下記に示す。
素分析値を下記に示す。
Claims (4)
- (1)3,5−ジクロロ−2,4,6−トリフルオロベ
ンゾニトリルを加水分解して、えられた3,5−ジクロ
ロ−2,4,6−トリフルオロ安息香酸中の塩素原子を
亜鉛の存在下で還元・脱塩素化することを特徴とする2
,4,6−トリフルオロ安息香酸の製造方法。 - (2)硫酸水溶液中140〜200℃の温度範囲で3,
5−ジクロロ−2,4,6−トリフルオロベンゾニトリ
ルを加水分解することを特徴とする特許請求の範囲(1
)記載の方法。 - (3)アルカリ性水性媒体中約20〜90℃の温度範囲
で亜鉛の存在下、3,5−ジクロロ−2,4,6−トリ
フルオロ安息香酸の塩素原子を還元・脱塩素化すること
を特徴とする特許請求の範囲(1)または(2)記載の
方法。 - (4)3,5−ジクロロ−2,4,6−トリフルオロ安
息香酸の還元脱塩素化反応が40〜70℃の湿度範囲で
行なわれることを特徴とする特許請求の範囲(1)、(
2)または(3)記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14937484A JPS6130556A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 2,4,6−トリフルオロ安息香酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14937484A JPS6130556A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 2,4,6−トリフルオロ安息香酸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6130556A true JPS6130556A (ja) | 1986-02-12 |
Family
ID=15473733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14937484A Pending JPS6130556A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 2,4,6−トリフルオロ安息香酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6130556A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018163210A3 (en) * | 2017-03-08 | 2019-11-21 | Srf Limited | Process for preparation of halo substituted benzoic acid compound and intermediates thereof |
CN112457197A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-03-09 | 浙江丽晶化学有限公司 | 一种化合物2,4,6-三氟苄胺的制备方法 |
CN112608220A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-04-06 | 浙江中欣氟材股份有限公司 | 一种3,5-二氟苯酚的合成方法 |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP14937484A patent/JPS6130556A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018163210A3 (en) * | 2017-03-08 | 2019-11-21 | Srf Limited | Process for preparation of halo substituted benzoic acid compound and intermediates thereof |
US10626074B2 (en) | 2017-03-08 | 2020-04-21 | Srf Limited | Process for preparation of halo substituted benzoic acid compound and intermediates thereof |
CN112457197A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-03-09 | 浙江丽晶化学有限公司 | 一种化合物2,4,6-三氟苄胺的制备方法 |
CN112608220A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-04-06 | 浙江中欣氟材股份有限公司 | 一种3,5-二氟苯酚的合成方法 |
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