JPH03170451A - クロロフタル酸化合物からの塩素の選択的除去方法 - Google Patents

クロロフタル酸化合物からの塩素の選択的除去方法

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JPH03170451A
JPH03170451A JP2313798A JP31379890A JPH03170451A JP H03170451 A JPH03170451 A JP H03170451A JP 2313798 A JP2313798 A JP 2313798A JP 31379890 A JP31379890 A JP 31379890A JP H03170451 A JPH03170451 A JP H03170451A
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chlorophthalic acid
chlorophthalic
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Neil J O'reilly
ニール ジェイ オライリー
William S Derwin
ウィリアム エス ダーウィン
Henry C Lin
ヘンリー シー リン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/347Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
    • C07C51/377Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by splitting-off hydrogen or functional groups; by hydrogenolysis of functional groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クロロフタル酸化合物から塩素原子を選択的
に除去する方法に関する。特に、本発明は塩基の存在下
で溶液中のクロロフタル酸化合物を水素脱塩素金属と反
応させることにより、まず5位、次に4位、そして第三
に3位の塩素原子を除去することに関する。
キノロン抗生物質の製造の一つの経路は、2,4.  
5−トリフルオロ安息香酸の使用を含む。2,4.5−
トリフルオロ安息香酸の現在の製造方法は、長く、高価
である。より短いか、より直接的な2.4.5−トリフ
ルオロ安息香酸の製法が非常に望ましく、キノロン抗生
物質並びに多くの関連化合物の製造コストをより低くす
るであろう。
本発明の発明者らは、2,  4.  5−}リフルオ
ロ安息香酸からクロロフタル酸を製造する新規な方法を
見出した。本発明の方法により製造されるクロロフタル
酸は、クロロフタル酸若しくはクロロフタル酸無水物の
ようなクロロフタル酸化合物から塩素を選択的に除去す
ることにより製造される。本発明の発明者らは、塩素化
合物を塩基の存在下で水素脱塩素金属と反応させると、
環の塩素原子が特定の順序で除去されることを見出した
塩素原子の選択的除去は、芳香環の特定の位置に塩素原
子を有するクロロフタル酸の製造を可能にする。塩素原
子は、フッ素原子により実質的に置き換えられる。結果
として、他の方法によっては容易に製造できなかった芳
香環の特定の位置に塩素又はフッ素原子を要する化合物
が、本発明の方法によって製造されうる。
本発明は、クロロフタル酸化合物から塩素原子を選択的
に除去することを含む。本発明の方法に使用しうるクロ
ロフタル酸化合物は、芳香環の2,3又は4位に塩素原
子を含む。他の障害とならない置換基、例えば他のハロ
ゲン原子又はアルキル基は、存在しない方が好ましいが
、芳香環に存在していてもよい。クロロフタル酸化合物
は、クロロフタル酸、該酸のモノ若しくはジ塩、クロロ
フタル酸無水物、反応条件下でクロロフタル酸の塩を生
成する化合物、例えばクロロフタル酸エステル、又はこ
れらの化合物の種々の組み合わせでありうる。本発明の
発明者らはいずれの理論に拘束されることも意図しない
か、反応するのはジ塩だと信じており、反応条件下でク
ロロフタル酸のジ塩を生成させる化合物が使用されうる
。好ましいクロロフタル酸のジ塩は次式により表されう
る。
0 (式中、nは2,3又は4を表し、モしてAは1種類又
はそれ以上のカチオンを表す)。nが2を表す場合、2
個の塩素は好ましくは3.4−3,5一又は3,6一位
に存在し、結果として3−クロロフタル酸が形成され、
又は2個の塩素は4,5位にあり4−クロロフタル酸が
形成される結果となる。3−クロロフタル酸は農薬の製
造に有用であり、4−クロロフタル酸は、ポリイミドの
製造に使用されるオキシジフタル酸無水物の製造に有用
であるので、上記の酸は価値ある中間体材料である。n
が3である場合、除草剤の製造に有用な3,6−ジクロ
ロフタル酸が製造される結果となるので、3つの塩素原
子は3,4.6位にあるのか好ましい。nが4である場
合、3,  4.  6トリクロロフタル酸を製造する
ことができ、これをフッ素化して3,4.6−トリフル
オロフタル酸を製造することができ(1989年2月2
7日にNowak等により出願され、本願の参考文献と
なる米国特許出願N(10)7/315, 746号参
照)、その後脱力ルボキシル化して2,4.5−トリプ
ルオロ安息香酸が製造される(本願と同じ発明者により
同日に出願され、本願の参考文献となる米国特許第4,
 935, 541号参照)。
クロロフタル酸化合物の溶液は、適当な溶媒中で製造さ
れる。好ましい溶媒は、安価であり、本発明の方法に非
常に良好に作用することが見出されている水である。し
かしながら、非水溶媒、例えばメタノール、エタノール
、イソブロバノール、ジメチルスルホキシド、アセトニ
トリル等も適当でありうる。溶媒中のクロロフタル酸化
合物の濃度は特に重要ではなく、l%又はそれ未満から
、飽和濃度まで使用しつる。しかしながら、好ましい濃
度は、約5〜約20重量%である。
本発明の方法においては、塩素化化合物を水素脱塩素金
属と反応させる。水素脱塩素材料は、水素源の存在下で
、芳香環上の塩素原子を水素原子に置換することができ
る金属である。そのような金属の例には、マンガン、カ
ドミウム、鉄、銅、アルミニウム及び亜鉛が含まれる。
亜鉛が、安価で非常に良好に作用するため好ましい。こ
れらの金属は、通常塩素原子を無差別に置換し、その結
果製造される異なる異性体の比率はほぼ等しいが、本発
明者らは本発明の方法において、水素脱塩素金属が芳香
環から塩素原子を選択的に除去することを見出した。5
位の塩素原子が最初に除去され、次に4位の塩素原子が
除去され、その後3位の塩素原子が除去される。結果と
して、製造される異性体の比率は等しくなく、典型的に
は反応条件が生成物の90%以上が選択に従っている単
一の異性体でありうるように調整されうる。存在する水
素脱塩素金属の量は、少なくとも化学量論量であるべき
である。例えば、1. 5モルの亜鉛が1モルの塩素の
除去のために必要である。しかしながら、水素脱塩素金
属を副反応において使用することができるので、水素脱
塩素金属が約6当量以下の過剰量で存在するのが好まし
い。当然ながら、水素脱塩素金属は、好ましくは表面積
を最大とし、そして反応速度を最大とするため、微細粉
末形態で存在させる。
反応は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム又は他の
アルカリ金属のような塩基の存在下で進行する。水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが、安価で、非常に有効
であるため好ましい。アルカリの濃度は、除去される塩
素の数に影響を与えるが、1%又はそれ未満から飽和量
までの濃度を使用しつる。1つの塩素原子を除去する場
合には、クロロフタル酸化合物の好ましい濃度は約1〜
約IO重量%であり、2又はそれ以上の塩素原子を除去
する場合には、好ましい濃度は約10〜約20重量%で
ある。溶媒が水である場合は、pHは7より大きく、好
ましくは10より大きい。−反応は室温から還流温度で
進行するが、約60゜C〜約1(10℃が好ましく、反
応温度が低いほど反応に長い時間を要する。
反応の生成物は、l種類又はそれ以上の、出発物質であ
るクロロフタル酸化合物よりは少ない環の塩素原子を有
するクロロフタル酸塩である。除去される塩素の数は、
反応時間、温度、存在する塩基の濃度に依存し、これら
のパラメーターは、所望の数の塩素原子のみを除去する
ために調整されつる。
所望により追加される最終工程において、クロロフタル
酸塩を含む溶液を酸性にすることができ、その結果クロ
ロフタル酸の塩が沈澱する。例えば、塩基が水酸化ナト
リウムである場合、クロロフタル酸のニナトリウム塩が
沈澱する。通常は、酸自体が沈澱することが予期されう
るので、酸の塩が沈澱することは驚くべきことである。
塩からクロロフタル酸を生成するためには、該塩を集め
、酸は溶解するが塩は溶解しないか又は塩は溶解するが
酸は溶解しない溶媒の存在下で酸性にする。例えば、酢
酸エチルは、酸は溶解するが、そのナトリウム塩は溶解
しないであろう。
下記の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1:テトラクロロフタル酸無水物からの3,4.
  6−トリクロロフタル酸の製造メカニカルスターラ
ー、温度計及び冷却器を備えた12fの丸底の3首フラ
スコに、窒素雰囲気下で、75(10mlの5%苛性ア
ルカリ水溶液( 3 7 5. 2 gのNaOH)及
び750gのテトラクロロフタル酸無水物(Aldri
ch Chemical Co.から購入しうる)を入
れる。攪拌した反応混合物に、525gの亜鉛粉末を5
分間かけて添加した。その後、反応混合物を60゜Cに
加熱し、該温度で4時間攪拌した。
室温に冷却した後、反応混合物を濾過し、濾塊を2(1
0rId!の0. I NのNaOH水溶液で2回洗浄
し、続いて2(10mlの水で2回洗浄した。充分に攪
拌しながら注意深く濃塩酸を添加することにより、濾液
を酸性にしてpH0.9〜1.0にし、その後生成物(
ニナトリウム塩)を集めて、0.INのH(20)水溶
液1(10−で3回洗浄した。濾液を分別しておく。
その後、まだ湿っている生成物の塩を41!の酢酸エチ
ルエステルを用いてスラリーとし、全ての固体が溶解す
るまで濃塩酸で酸性にする。得られた層を2(10−の
酢酸エチルで2回抽出し、その後合わせた有機抽出物を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過し、溶媒
をロータリーエバポレーターで蒸発させ、その後生成物
を減圧デシケーター(80〜90℃, 0. 5mmH
g,  3 2時間)で乾燥すると、3,4.6−トリ
クロロフタル酸が得られた(598.4g,収率84.
7%,ガスクロマトグラフィーにより調べた純度97.
8%,融点150〜153℃)。
濾液を750mt’の酢酸エチルで4回抽出し、その後
硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、溶媒をロータリー
エバボレーターで蒸発させ、さらに4 4. 8 gの
生成物を得た(収率6.3%,ガスクロマトグラフィー
による純度57.6%)。
実施例2:3,4.6−トリクロロフタル酸の二ナトリ
ウム塩の単離 上記の反応で得られるニナトリウム塩の一部を、さらに
減圧デシケーターで一晩乾燥して、3,4,6−トリク
ロロフタル酸のニナトリウム塩(融点340℃以上)を
得た。
実施例3:テトラクロロフタル酸無水物の水素脱塩素化
による3.6−ジクロロフタル酸の製造冷却器及びマグ
ネティックスターラーを付けた25mlの丸底フラスコ
に1. 0 2 gのテトラクロロフタル酸無水物、0
. 7 1 gの亜鉛粉末、及び1o一の20%(W/
W)のNaOH水溶液を入れた。その後、反応混合物を
攪拌しながら26.5時間98〜103℃の浴温で加熱
した。その後、反応混合物を濾過し、塩酸で酸性にし、
酢酸エチルで抽出した。抽出物はガスクロマトグラフィ
ーにより、53%の3,6−ジクロロフタル酸を含有す
ることが示された。保持時間は信頼できるサンプルのも
のど同一であった。
実施例4:3.4.6−トリクロロフタル酸の水素脱塩
素化による3,6−ジクロロフタル酸の製造 冷却器及びマグネティックスターラーを付けた25ml
の丸底フラスコに、1.(11gの3.  4.  6
一トリクロロフタル酸、1. 4 gの亜鉛粉末及び1
0mlの10%(w/w)のNaOHの水溶液を入れた
その後、反応混合物を攪拌しながら48.3時間98〜
102゜Cの浴温で加熱した。その後、反応混合物を濾
過し、塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出物
はガスクロマトグラフィーにより、69.8%の3,6
−ジクロロフタル酸を含有することが示された。保持時
間は信頼できるサンプルのものと同一であった。
実施例5:3.4.6−トリクロロフタル酸の水素脱塩
素化による3−クロロフタル酸の製造冷却器及びマグネ
ティックスターラーを付けた25−の丸底フラスコに、
1. 0 0 gの3.4.6−トリクロロフタル酸、
1.4gの亜鉛粉末及び10rnlの20%(W/W)
のNaOHの水溶液を入れた。
その後、反応混合物を攪拌しながら64.7時間1(1
0〜103゜Cの浴温で加熱した。その後、反応混合物
を濾過し、塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。抽
出物はガスクロマトグラフィーにより、59.7%の3
−クロロフタル酸を含有することが示された。保持時間
は信頼できるサンプルのものと同一であった。
実施例6:4,5−ジクロロフタル酸からの4−クロロ
フタル酸の製造 冷却器及びマグネティックスターラーを付けた10ml
のフラスコに、0.2gの4,5−ジクロロフタル酸無
水物、0. 2 8 gの亜鉛粉末及び2−のIO%(
W/W)のNaOHの水溶液を入れた。その後、反応混
合物を攪拌しながら8.7時間93〜108℃の浴温で
加熱した。その後、反応混合物を塩酸で酸性にし、酢酸
エチルで抽出した。抽出物の分析は95%の収率(ガス
クロマトグラフィーの面積%)、そして85%の転化率
を示した。ピークの保持時間は信頼できるサンプルのも
のと同一であった。
実施例7: 実施例7〜10は比較実施例である。亜鉛及びNaOH
の代わりに25%のKOH水溶液中のラネーニッケルを
使用すること以外は、実施例1を繰り返した。生成物は
、93%のフタル酸及び6%のテトラヒドロフタル酸で
あった。しかしながら、より活性の低いニッケルにより
、より少ない塩素が除去される。
実施例8 5%の苛性アルカリ水溶液の代わりにエタノール/塩酸
水溶液を使用すること以外は、実施例1を繰り返した。
結果は、88〜1(10℃で43時間の後、18%の収
率(36%の転化率)に過ぎなかった。この実施例によ
り、塩基の存在が必要であることが示される。
実施例9 テトラブロモフタル酸無水物を、72重量%の亜鉛及び
20%のNaOH水溶液と共に用いて、実施例lを繰り
返した。60℃で1時間の後、97%のフタル酸を製造
した。この実施例は、本発明の方法が選択的に臭素を除
去するのには有効でないことを示す。
実施例lO テトラフルオロフタル酸及び20%の水酸化ナトリウム
を使用すること以外は実施例1を繰り返した。ガスクロ
マトグラフィーは、生成物が約59重量%の4−ヒドロ
キシ−3.  5.  6−トリフルオロフタル酸、約
37%の2−ヒドロキシ−1,3.4−トリフルオロ安
息香酸及びほんの約3%の3.4.6−トリフルオロフ
タル酸であることを示した。この実施例は、本発明の方
法が良好な収率で選択的にフルオロフタル酸を水素脱塩
素化するには有効でないことを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)クロロフタル酸化合物の溶液を形成し、該溶液中
    のクロロフタル酸化合物を塩基の存在下で水素脱塩素金
    属と反応させ、これにより部分的に脱塩素化されたクロ
    ロフタル酸を生成させることを含む、少なくとも2つの
    環塩素原子を有するクロロフタル酸化合物から、まず5
    位、次に4位、そして第三に3位の塩素原子をその順で
    選択的に除去する方法。 (2)前記溶液を室温と還流温度の間の温度に加熱する
    請求項(1)記載の方法。 (3)前記水素脱塩素金属が亜鉛であることを特徴とす
    る請求項(1)記載の方法。 (4)前記塩基がNaOH又はKOHである請求項(1
    )記載の方法。 (5)前記クロロフタル酸化合物が下記の一般式で表さ
    れる請求項(1)記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは2〜4を表し、Aはカチオンを表す) (6)前記クロロフタル酸化合物が、3,4−ジクロロ
    フタル酸無水物、3,5−ジクロロフタル酸無水物、4
    ,5−ジクロロフタル酸無水物及びそれらの混合物から
    なる群から選ばれる請求項(1)記載の方法。 (7)前記クロロフタル酸化合物がクロロフタル酸であ
    る請求項(1)記載の方法。 (8)前記クロロフタル酸が3,4,6−トリクロロフ
    タル酸である請求項(7)記載の方法。 (9)前記クロロフタル酸化合物がテトラクロロフタル
    酸無水物である請求項(1)記載の方法。 (10)前記部分的に脱塩素化されたクロロフタル酸の
    塩を沈澱させるために、前記溶液を酸性にする最終工程
    をさらに含む請求項(1)記載の方法。 (11)前記塩基が水酸化ナトリウムであり、且つ前記
    塩が二ナトリウム塩である請求項(10)記載の方法。 (12)前記脱塩素化クロロフタル酸及びその塩の一方
    のみが溶解する溶媒の存在下で前記塩を酸性にする最終
    工程をさらに含む請求項(10)記載の方法。 (13)4,5−ジクロロフタル酸無水物のアルカリ性
    水溶液を室温と還流温度との間の温度に、水素脱塩素金
    属の存在下で加熱することを含む4−クロロフタル酸の
    製造方法。(14)前記水素脱塩素金属が亜鉛である請
    求項(13)記載の方法。 (15)3,4−ジクロロフタル酸無水物、3,5−ジ
    クロロフタル酸無水物、3,6−ジクロロフタル酸無水
    物、及びそれらの混合物からなる群から選ばれるクロロ
    フタル酸化合物のアルカリ性水溶液を室温と還流温度の
    間の温度に、水素脱塩素金属の存在下で加熱することを
    含む3−クロロフタル酸の製造方法。 (16)前記水素脱塩素金属が亜鉛である請求項(15
    )記載の方法。 (17)(a)前記テトラクロロフタル酸無水物のアル
    カリ性水溶液を水素脱塩素金属の存在下で生成させるこ
    と、及び (b)前記溶液を室温及び還流温度の間の温度に加熱す
    ること を含むテトラクロロフタル酸無水物から1個、2個又は
    3個の塩素原子を、5位、4位及び3位の順で選択的に
    除去する方法。 (18)前記脱塩素金属が亜鉛である請求項(17)記
    載の方法。 (19)1個の塩素原子を除去して3,4,6−トリク
    ロロフタル酸を形成する請求項(17)記載の方法。 (20)2個の塩素原子を除去し、3,6−ジクロロフ
    タル酸を生成させる請求項(17)記載の方法。 (21)3個の塩素原子を除去し、3−クロロフタル酸
    を生成させる請求項(17)記載の方法。
JP2313798A 1989-11-20 1990-11-19 クロロフタル酸化合物からの塩素の選択的除去方法 Pending JPH03170451A (ja)

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