JPH1074126A - 座標位置入力装置 - Google Patents

座標位置入力装置

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JPH1074126A
JPH1074126A JP8229085A JP22908596A JPH1074126A JP H1074126 A JPH1074126 A JP H1074126A JP 8229085 A JP8229085 A JP 8229085A JP 22908596 A JP22908596 A JP 22908596A JP H1074126 A JPH1074126 A JP H1074126A
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JP
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coordinate position
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Application number
JP8229085A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Yamamoto
満博 山本
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出座標データ量を低減してバス占有率を下げ
るとともに、消費電力を抑制する座標位置入力装置を実
現する。 【解決手段】抵抗被膜型のパッチパネル1と、スイッチ
2、3および4と、ADコンバータ5と、制御回路6
と、インターバル・レジスタ7と、カウンタ8と、Dフ
リップフロップ10〜12と、比較器9と、インバータ
13と、ORゲート14と、ANDゲート15とを備
え、新たにDフリップフロップ10および11と、AD
コンバータ5の出力のデジタル座標データ113(7:0)
とDフリップフロップ11の出力のデジタル座標データ
114(7:4) とを比較する比較器9と、比較結果信号1
15およびチップ選択信号105を入力するDフリップ
フロップ12と、Dフリップフロップ12の出力と比較
結果信号115の論理積をとり、シフト方向指定信号1
08を出力するANDゲート15とが付加されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は座標位置入力装置に
関し、特に抵抗被膜型タッチパネル5の座標検出間隔
を、ペンの軌跡変化量に応じて最適化するように機能す
る座標位置入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の座標位置入力装置のブ
ロック図が図8に示される。図8に示されるように、本
従来例は、データ書き込み時に使用されるバス117に
対応して、ペン等の接触による位置情報を、X座標デー
タ111およびY座標データ112の電圧値として出力
する抵抗被膜型のパッチパネル1と、入力されるX軸選
択信号109が“1”レベルの時に導通状態となって、
タッチパネル1にVi =5Vの電圧を印加し、“0”レ
ベルの時には遮断状態となるスイッチ2と、入力される
Y軸選択信号110が“1”レベルの時に導通状態とな
って、タッチパネル1にVi =5Vの電圧を印加し、
“0”レベルの時には遮断状態となるスイッチ3と、タ
ッチパネル1より出力されるX座標データ111または
Y座標データ112の電圧値を切替えて、等価な電圧値
を伝達するスイッチ4と、スイッチ4より切替出力され
る電圧値をデジタル座標データ113(7:0) に変換して
出力するADコンバータ5と、座標検出のサンプリング
間隔を計測するカウンタ8と、バス117を介してデー
タ書き込みが可能であり、サンプリング間隔値を保持す
るように機能するインターバル・レジスタ7と、ADコ
ンバータ5より入力されるAD変換動作中を示すADコ
ンバータ動作信号106およびカウンタ8より入力され
るカウント終了信号104の入力を受けて、スイッチ2
〜4、ADコンバータ5、カウンタ8およびインターバ
ル・レジスタ7を制御する制御回路6と、インバータ1
3と、ORゲート14とを備えて構成される。また、図
9は上記のカウンタ8の構成内容を示す回路図であり、
図10(a)、(b)、(c)、(d)、(e)および
(f)は、当該カウンタ8における動作タイミング図で
ある。更に図11は、本従来例において、タッチパネル
1により得られる前記座標データとサンプリング間隔と
の間の相対関係を示す図である。
【0003】始めに、本従来例の動作説明に入る前に、
座標位置入力装置における、一般的なタッチパネルの座
標データとサンプリング間隔との関係について説明す
る。ペン等の軌跡は、当該ペン等がタッチパネルに接触
して移動する過程を通じて、図11に例示されるよう
に、所定の表示装置において、連続したペンの軌跡とし
て描画される。このタッチパネルを使用することによる
座標検出は、作業者が、ペン等を用いて図形などの軌跡
を、X座標データおよびY座標データに変換して求める
ことにより行われる。即ち、従来の座標位置入力装置に
おいては、前記ペン等の軌跡を、一定間隔ごとにX座標
データおよびY座標データに変換(以下、サンプリング
と云う)することにより、前記座標データが得られてい
る。このサンプリング動作とは、前記ペン等の軌跡によ
る連続曲線を、不連続なデータに近似して出力すること
であるが、この場合においては、連続曲線を再現させる
ためには特定の精度を満たすように近似することが必要
となる。一般的にはタッチパネルを使用して得られる座
標データは、前記表示装置においてX座標データとY座
標データとの交点として表示される。当該表示装置の場
合には、前記特定の精度とは表示装置におけるX座標デ
ータとY座標データとの交点を示す位置データの細かさ
である。上記のサンプリング時における近似が、前記交
点の細かさよりも荒い場合には、本来は前記ペン等の軌
跡が連続曲線であるのに対して、近似後においては、表
示装置における交点の集合が不連続な曲線として再現さ
れる結果となる。従って、近似後における表示装置の交
点の集合を本来の連続曲線として再現するためには、前
記表示装置の交点の細かさよりも更に細部にわたるサン
プリングを行うことが必要となる。
【0004】従来の座標位置入力装置の全体動作につい
て説明する前に、説明を円滑に進めるために、先ずカウ
ンタ8の動作について説明する。図9において、当該カ
ウンタ8は、インターバル・レジスタ7より入力される
保持データ107(7:0) (保持データ107(0) 〜10
(7) を含む。以下同様。)に対応するANDゲート3
4〜37と、ORゲート38〜41と、Dフリップフロ
ップ42〜46と、NORゲート47とを備えて構成さ
れる。図10の動作タイミング図において、タイミング
0 においては、“1”レベルのリセット信号103
(図10(d)参照)により、8ビットのカウント・デ
ータ116(7:0) (カウント・データ116(0) 〜11
(7) を含む。以下同様。)が“00h”として出力さ
れる。なおhは16進数を表わしている。タイミングT
1 においては、カウント終了信号104が“1”レベル
にて出力され、制御回路6に対して出力される。タイミ
ングT2 においては、クロック信号102およびカウン
ト終了信号104の入力を受けて、Dフリップフロップ
46より出力される内部信号120が“1”レベルとな
り、インターバル・レジスタ7に保持されている8ビッ
トの保持座標データ107(7:0) の値“A”が、カウン
タ8に入力されてロードされ、タイミングT4の時点か
らカウント・ダウンが開始される。タイミングTB1にお
いては、出力されるカウント・データ116(7:0)
“00h”となり、カウントが終了したことを示すカウ
ント終了信号104が“1”レベルにて出力されて制御
回路6に入力される。また、タイミングTB2において
は、インターバル・レジスタ8に保持されている保持デ
ータ107(7:0) の値“B”がカウンタ8に入力されて
ロードされる。
【0005】次に、上記のカウンタ8の動作に関連し
て、本従来例の全体の動作について説明する。図8にお
いて、リセット信号103の解除後にカウンタ8におけ
るカウント動作が終了すると、その時点において、カウ
ンタ8からは上述のようにカウント終了信号104が
“1”レベルにて出力されて、制御回路6に入力され
る。制御回路6においては、X座標選択信号109が
“0”レベルにて出力され、Y座標選択信号110が
“1”レベルにて出力されて、それぞれ対応するスイッ
チ2および3に入力される。これらの座標選択信号の入
力を受けて、スイッチ2はOFFの状態になり、スイッ
チ3はONの状態となるとともに、スイッチ4は、X座
標検出側に回路接点が切替えられる。これにより、タッ
チパネル1より出力されるX座標データ111の電圧値
は、スイッチ4により切替えられて出力され、ADコン
バータ5に入力されて8ビットのデジタル座標データ1
13(7:0) (デジタル座標データ113(0) 〜113
(7) を含む。以下同様。)に変換されて出力され、バス
117を経由して、データ保持装置(図示されない)に
対して転送される。デジタル座標データ113(7:0)
転送後においては、制御回路6においては、X座標選択
信号109が“1”レベルとなり、Y座標選択信号11
0が“0”レベルになって、スイッチ2はONの状態、
スイッチ3はOFFの状態になるとともに、スイッチ4
はY座標検出側に回路接点が切替えられる。これによ
り、タッチパネル1より出力されるY座標データ112
の電圧値は、上記のX座標データ111の場合と同様
に、スイッチ4により切替え出力され、ADコンバータ
5により8ビットのデジタル座標データ113(7:0)
変換されて出力され、前記データ保持装置に転送され
る。
【0006】上記のY座標データ112の転送後におい
ては、X座標選択信号109およびY座標選択信号11
0の双方ともに“0”レベルとなり、タッチパネル1に
対しては、外部からの電圧が印加されない状態となる。
この状態において、カウンタ8におけるカウント・ダウ
ン動作は継続して実行されており、カウンタ8より出力
されるカウント・データ116(7:0) の値が“00h”
になると、再度、X座標検出が開始される。このよう
に、X座標検出およびY座標検出を行い、カウント・デ
ータ116(7:0) として“00h”が出力されるという
一連の動作が繰返して行われて、ペン等の軌跡として形
成される連続曲線に対する近似値としての、X座標デー
タ111およびY座標データ112を含むデジタル座標
データの値が取得される。
【0007】なお、この従来例においては、サンプリン
グ間隔を保持しているインターバル・レジスタ7の値
は、バス117を介して変更することは可能であるが、
実験等によりタッチパネル1から得られる座標データ
が、表示装置上において連続曲線として再現することが
できるようなサンプリング間隔が得られる場合には、通
常、最適値をインターバル・レジスタ7に設定して、一
定のサンプリング間隔で座標検出が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の座標位
置入力装置においては、パッチパネルから得られる座標
データにより、表示装置上において連続曲線を再現する
ことができるサンプリング間隔は、通常は短い値に設定
されており、且つ当該サンプリング間隔は固定化されて
いる。従って、ペン等による軌跡の時間に対する変化量
が多い場合には、最適なサンプリング間隔であるのに対
して、変化量の少ない場合には、同一座標データを必要
以上に多くとる状態となり、サンプリング間隔が相対的
に短か過ぎる状態となる。この場合には、必要以上にサ
ンプリングにより得られる座標データ数が多くなり、デ
ータ転送に余分の時間を必要とし、バス117の占有率
が上昇するという欠点があり、更に、サンプリング回数
が多いことにより、タッチパネルに印加される電圧を供
給するために要する消費電力が増大するという欠点があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の座標位置入
力装置は、所定の入力ペン、ライトペンおよびスタイラ
スペン等を含む座標位置支持手段と、当該座標位置支持
手段の移動位置の軌跡に対応する座標位置を入力する座
標位置入力パネルと、当該座標位置入力パネルを介して
入力される座標位置を示すアナログ座標情報をデジタル
座標情報に変換して出力するAD変換手段と、前記座標
位置入力パネルを介して座標検出するサンプリング間隔
情報を保持する第1の情報保持手段と、前記サンプリン
グ間隔を計測するサンプリング間隔計測手段と、前記座
標位置入力パネルによる各座標検出タイミングにおい
て、前記AD変換手段より出力されるデジタル座標情報
を入力して一時的に保持する第2の情報保持手段と、前
記第2の情報保持手段に保持されているデジタル座標情
報と、次の座標検出タイミングにおいて前記AD変換手
段より出力されるデジタル座標情報とを比較照合する比
較照合手段と、前記比較照合手段による比較結果に基づ
いて、前記第1の情報保持手段に保持されているサンプ
リング間隔情報を変更するサンプリング間隔情報変更手
段と、を少なくとも備えて構成されることを特徴として
いる。
【0010】なお、第1の発明において、前記第2の情
報保持手段は、縦続接続される4ビットのDフリップフ
ロップにより構成してもよく、また、前記サンプリング
間隔情報変更手段は、前記比較照合手段より出力される
比較結果信号を一時的に保持するDフリップフロップ
と、当該Dフリップフロップの出力と前記比較結果信号
の論理積をとってシフト方向指定信号を生成して出力す
るANDゲートとを備えて構成してもよい。
【0011】更に、前記第1の情報保持手段は、所定の
外部入力により初期設定され、前記サンプリング間隔情
報変更手段より出力されるシフト方向指定信号を介し
て、シフト方向の変更により修正設定される特定のサン
プリング間隔情報値を保持するインターバル・レジスタ
により構成してもよく、或はまた、前記第2の情報保持
手段に保持されるデジタル座標情報の最上位ビットと、
次の座標検出タイミングにおいて前記AD変換手段より
出力されるデジタル座標情報の最上位ビットとの前記比
較照合手段による比較結果が異なる場合に、当該比較照
合手段より出力される比較結果信号の入力により初期化
が可能となるインターバル・レジスタにより構成しても
よい。
【0012】また、第2の発明の座標位置入力装置は、
所定の入力ペン、ライトペンおよびスタイラスペン等を
含む座標位置支持手段と、当該座標位置支持手段の移動
位置の軌跡に対応する座標位置を入力する座標位置入力
パネルと、当該座標位置入力パネルを介して入力される
座標位置を示すアナログ座標情報をデジタル座標情報に
変換して出力するAD変換手段と、前記座標位置入力パ
ネルを介して座標検出するサンプリング間隔情報を保持
する第1の情報保持手段と、前記サンプリング間隔を計
測するサンプリング間隔計測手段と、前記座標位置入力
パネルによる各座標検出タイミングにおいて、前記AD
変換手段より出力されるデジタル座標情報を入力して一
時的に保持する第2の情報保持手段と、前記第2の情報
保持手段に保持されているデジタル座標情報と、次の座
標検出タイミングにおいて前記AD変換手段より出力さ
れるデジタル座標情報との差分をとり、当該差分の大き
さに逆比例する差分座標情報を演算出力する演算手段
と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記第1
の情報保持手段に保持されているサンプリング間隔情報
を変更するサンプリング間隔情報変更手段と、を少なく
とも備えて構成されることを特徴としている。
【0013】なお、第2の発明において、前記第2の情
報保持手段は、縦続接続される4ビトのDフリップフロ
ップにより構成してもよく、前記サンプリング間隔情報
変更手段は、前記演算手段より出力される差分座標情報
を入力して一時的に保持するDフリップフロップと、当
該Dフリップフロップの出力と前記差分座標情報との論
理和をとってデジタル差分座標情報を生成して出力する
NORゲートとを備えて構成してもよい。また、前記第
1の情報記憶手段は、所定の外部入力により初期設定さ
れ、前記サンプリング間隔情報変更手段より出力される
デジタル差分座標情報を介して修正設定される、特定の
サンプリング間隔情報値を保持するインターバル・レジ
スタにより構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0015】図1は第1の発明の第1の実施形態を示す
ブロック図である。図1に示されるように、本実施形態
は、バス117に対応して、抵抗被膜型のパッチパネル
1と、スイッチ2、3および4と、ADコンバータ5
と、制御回路6と、インターバル・レジスタ7と、カウ
ンタ8と、Dフリップフロップ10〜12と、比較器9
と、インバータ13と、ORゲート14と、ANDゲー
ト15とを備えて構成される。図8との対比により明ら
かなように、本実施形態においては、新たに、4ビット
のDフリップフロップ10および11と、ADコンバー
タ5より出力されるデジタル座標データ113(7:0)
Dフリップフロップ11より出力されるデジタル座標デ
ータ114(7:4) (デジタル座標データ114(4) 〜1
14(7) を含む。以下同様。)とを比較して比較結果信
号115を出力する比較器9と、比較結果信号115お
よび外部からのチップ選択信号105を入力とする1ビ
ットのDフリップフロップ12と、Dフリップフロップ
12の出力と比較結果信号115との論理積をとってシ
フト方向指定信号108を生成して出力するANDゲー
ト15とを含む回路要素が付加されている。なお、パッ
チパネル1、スイッチ2、3および4、ADコンバータ
5、カウンタ8、インバータ13およびORゲート14
等の動作は、基本的には前述の従来例の場合と同様であ
るが、本実施形態においては、インターバル・レジスタ
7内には、外部から入力されるシフト方向指定信号10
8によりシフト方向を変更することが可能なシフトレジ
スタが形成されており、制御回路6には、インターバル
・レジスタ7内の前記シフトレジスタに対するシフト・
クロック信号101を出力する機能が付与されている点
において、従来例との差異がある。また、図2(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、
(h)、(i)、(j)、(k)、(l)および(m)
は、本実施形態における動作タイミング図を示してお
り、図3は、本実施形態におけるインターバル・レジス
タ7の1実施形態を示す回路図である。更に、図4は、
インターバル・レジスタ7における真理値表を示し、図
5は、本実施形態において、タッチパネル1により得ら
れる座標データとサンプリング間隔との間の相対関係を
示す図である。
【0016】本実施形態の動作を説明する前に、先ずイ
ンターバル・レジスタ7の1実施形態の動作概要につい
て説明する。図3において、当該インターバル・レジス
タ7は、ANDゲート16、21および29と、比較器
17、19、23、25および26と、Dフリップフロ
ップ18、20、24、27および28と、NORゲー
ト22とを備えて構成される。なお本インターバル・レ
ジスタ7においては、内部の8ビットのシフトレジスタ
の内の1ビットのみが常時“1”レベルの値を保持して
おり、他の7ビットは常時“0”レベルの値を保持する
ように構成されている。従って、シフト動作により、8
ビットの値が全て“0”レベルになり、インターバル・
レジスタとして機能しなくなる事態を防止するために、
オーバーフローまたはアンダーフローが発生する可能性
がある場合には、シフト動作防止回路が設けられてい
る。なお、図4の真理値表には、制御回路6より出力さ
れるシフト・クロック信号101およびリセット信号1
03と、ANDゲート15より出力されるシフト方向指
定信号108の入力に対応して、当該インターバル・レ
ジスタ7より出力される、シフト前とシフト後における
保持座標データ(7:0)107のビット構成が示されてい
る。
【0017】なお、図1において、リセット信号103
の解除後にカウンタ8におけるカウント動作が終了する
と、その時点において、カウンタ8からは上述のように
カウント終了信号104が“1”レベルにて出力されて
制御回路6に入力される。制御回路6においては、先ず
最初にX座標選択信号109が“0”レベルにて出力さ
れ、Y座標選択信号110が“0”レベルにて出力され
て、それぞれ対応するスイッチ2および3に入力され
る。このように制御回路6より出力される座標選択信号
を介して、これ以降において、これらの座標選択信号の
“0”レベルまたは“1”レベル入力を受けて、スイッ
チ2、3および4が順次切替制御され、タッチパネル1
より出力されるX座標データ111およびY座標データ
112が逐次選択されて、ADコンバータ5を介して8
ビットのデジタル座標データ113(7:0) に変換されて
出力され、データ保持装置(図示されない)に転送され
る一連の動作については、前述の従来例の場合と同様で
ありその説明は省略する。以下においては、図1および
図2を参照して、本実施形態の動作について説明する。
【0018】図1および図2において、タイミングT2
においては、カウンタ8(図9のカウンタと同一回路で
ある)より出力されるカウント・データ116(7:0)
“00h”として出力されると、カウント終了信号10
4は“1”レベルにて出力されて制御回路6に入力され
る(図2(b)参照)。その際に、制御回路6より出力
されるX座標選択信号109が“1”レベルにて出力さ
れている場合には(図2(i)参照)、タイミングTA1
において、インターバル・レジスタ7に保持されている
値“A”がカウンタ8にロードされる。また、このタイ
ミングにおいては、ADコンバータ5は非変換動作状態
にあり、ADコンバータ5より出力されるADコンバー
タ動作信号106は“1”レベルで出力されて制御回路
6に入力される(図2(d)参照)。また制御回路6よ
り出力されるチップ選択信号105は、カウント終了信
号104が“0”レベルに転移するとともに、“0”レ
ベルとなってADコンバータ5に送られる(図2(c)
参照)。以上の動作は従来例の場合と同様である。
【0019】ADコンバータ5より出力されるデジタル
座標データ113(7:0) (図2(e)参照)は、上述の
ように、バス117を介してデータ保持装置(図示され
ない)に転送されるとともに、その内のデジタル座標デ
ータ114(7:4) は、Dフリップフロップ10のデータ
端子に入力されるとともに、比較器9の一方の入力端に
入力される。Dフリップフロップ10に入力されたデジ
タル座標データ114(7:4) は、当該Dフリップフロッ
プ10および11を介して、前回のデジタル座標データ
114(7:4) (図2(f)参照)として出力され、比較
器9のもう一方の入力端に入力される。比較器9におい
ては、ADコンバータ5より出力される現時点における
デジタル座標データ113(7:4) と、Dフリップフロッ
プ11より出力される前回のデジタル座標データ114
(7:4) とが比較され、両デジタル座標データが一致する
場合には“1”レベルの比較結果信号115が出力さ
れ、一致しない場合には“0”レベルの比較結果信号1
15が出力されて、対応するANDゲート15およびD
フリップフロップ12に入力される。この場合、図2の
タイミングTA6においては、デジタル座標データ113
(7:0) の値“Xnew ”(図2(e)参照)の上位4ビッ
トと、前回のデジタル座標データ114(7:0)の値“X
old ”(図2(f)参照)の上位4ビットとが一致する
ので、比較器より出力される比較結果信号115は
“1”レベルにて出力される(図2(g)参照)。
【0020】また、タイミングTA5においては、ADコ
ンバータ5より出力されるADコンバータ動作信号10
6が“0”レベルにて制御回路6に入力されており(図
2(d)参照)、これを受けて、当該制御回路6より出
力されるX座標選択信号109は“0”レベルとなり
(図2(i)参照)、Y座標選択信号110は“1”レ
ベルにて出力される(図2(j)参照)。そして、更に
タイミングTA12 においては、現時点のデジタル座標デ
ータ113(7:0) の値“Ynew ”(図2(e)参照)の
上位4ビットと、前回のデジタル座標データ114
(7:0) の値“Yold ”(図2(f)参照)の上位4ビッ
トとの、比較器9における比較結果が不一致となるため
に、当該比較器9より出力される比較結果信号115は
“0”レベルにて出力されている(図2(g)参照)。
また、ADコンバータ5より出力されるADコンバータ
動作信号106が“0”レベルにて制御回路6に入力さ
れるために(図2(d)参照)、タイミングT13A にお
いては、制御回路6より出力されるY座標選択信号11
0は、タイミングT13A において“0”レベルに転移し
て出力される(図2(j)参照)。また、当該タイミン
グT13A においては、タイミングTA6およびタイミング
A12 における比較器9による比較結果を受けて、AN
Dゲート15より出力されてインターバル・レジスタ7
に入力されるシフト方向指定信号108は“1”レベル
となる。そして、タイミングTA15 においては、シフト
・クロック信号101が“1”レベルとなる立ち上がり
において、インターバル・レジスタ7内のシフトレジス
タが1ビット下位方向にシフトされ、X座標およびY座
標のサンプリング間隔が1/2の間隔となる。このこと
は、Y座標については、現時点の座標値と前回の座標値
とが一致しているものの、X座標については、現時点の
座標値と前回の座標値とが異なっている。これは、当該
座標値に変化が生じていることに起因しており、このよ
うな場合には、次回の座標検出時においても座標値が変
化する可能性が高い。これは、ペン等の軌跡が連続して
いるためであり、次回の座標検出時においても、サンプ
リング間隔を縮小させることにより、最適なサンプリン
グ間隔に近接させて、座標検出により得られる座標デー
タによる表示装置上における交点が不連続となるのを防
止する。逆に、現時点と前回のX座標値およびY座標値
がそれぞれ同一である場合には、次回の座標検出時にお
いても、座標が変化しない可能性が高くなる。この場合
には、次回の座標検出時において、サンプリング間隔を
より一層拡大することにより、座標値が等しい状態とな
るような不要なデータ・サンプリングを未然に防止す
る。
【0021】図5は、第1の発明の第2の実施形態を示
すブロック図である。図5に示されるように、本実施形
態は、バス117に対応して、抵抗被膜型のパッチパネ
ル1と、スイッチ2、3および4と、ADコンバータ5
と、制御回路6と、インターバル・レジスタ7と、カウ
ンタ8と、Dフリップフロップ10〜12と、比較器9
と、インバータ13と、ORゲート14および30と、
ANDゲート15と、EXORゲート31とを備えて構
成される。図1との対比により明らかなように、本実施
形態においては、新たに、ORゲート30とEXORゲ
ート31が付加されているが、その他の構成要素の動作
内容については、前述の第1の発明の1実施形態の場合
と同様である。以下においては、第1の発明の1実施形
態の動作と共通する内容については重複を避けて説明を
省略し、本実施形態の主体となる動作について説明する
ものとする。
【0022】図5に示される比較器9において、ADコ
ンバータ5より出力される現時点のデジタル座標データ
113(7:0) の最上位ビット113(7) と、Dフリップ
フロップ11より出力される前回のデジタル座標データ
114(7:0) の最上位ビット114(7) とが比較され
て、不一致である場合に、EXORゲート31より
“1”レベルが出力されて、ORゲート30に入力され
る。ORゲート30においては、EXORゲート31の
“1”レベル出力と、制御回路6より出力される初期化
信号118との論理和がとられて、リセット信号103
が出力され、インターバル・レジスタ7およびカウンタ
8に入力される。云うまでもなく、比較器9の比較結果
信号115は、第1の発明の1実施形態の場合と同様
に、ANDゲート15およびDフリップフロップ12に
にも入力されており、ANDゲート15からは、Dフリ
ップフロップ12のチップ選択信号105の入力レベル
に対応する出力レベルと、比較結果信号115との論理
積がとられて、シフト方向指定信号108が出力され、
インターバル・レジスタ7に入力される。即ち、第2の
発明の本実施形態においては、比較器9において、現時
点のデジタル座標データ113(7:0) の最上位ビット1
13(7) と、前回のデジタル座標データ114(7:0)
最上位ビット114(7) とを比較して、当該比較結果に
より、シフト方向指定信号108を介して、インターバ
ル・レジスタ7におけるシフト量を制御する点に、その
特徴がある。
【0023】前述の第1の発明の第1の実施形態におい
ては、インターバル・レジスタ7におけるシフト量が1
ビットであるために、X座標およびY座標の現時点にお
ける座標データ値と、前回の座標データ値との変化量が
大きい場合においても、縮小することのできるサンプリ
ング間隔の大きさは精々1/2止まりであり、そのため
に、座標データの変化量に対応する追随性が悪く、表示
装置に対する座標データの交点の位置が、一時的に不連
続となる可能性があるが、本実施形態においては、座標
データ変化量に対するサンプリング間隔の追随性を改善
するために、現時点における座標データの最上位ビット
であるデジタル座標データ113(7) と、前回の座標デ
ータの最上位ビットであるデジタル座標データ114
(7) とを比較して、これらの両最上位ビットが異なる場
合には、座標データの変化量が最大値をとる可能性が高
いものとして、インターバル・レジスタ7を初期化する
ことによりサンプリング間隔を最小値とすることを可能
とし、これにより、座標データの変化量の大きい場合に
対しても、有効にサンプリング間隔を適正値に設定する
ことができる。
【0024】図6は、第2の発明の1実施形態を示すブ
ロック図である。図6に示されるように、本実施形態
は、バス117に対応して、抵抗被膜型のパッチパネル
1と、スイッチ2、3および4と、ADコンバータ5
と、制御回路6と、インターバル・レジスタ7と、カウ
ンタ8と、Dフリップフロップ10〜12と、演算回路
32と、インバータ13と、ORゲート14と、NOR
ゲート33とを備えて構成される。図1との対比により
明らかなように、本実施形態においては、比較器9の代
わりに演算回路32が設けられており、またANDゲー
ト15の代わりに、NORゲート33が付加されて、そ
の出力が保持座標データ107(3;0) としてインターバ
ル・レジスタ7に入力されている。その他の構成要素に
ついては、前述の第1の発明の1実施形態の場合と同様
である。以下においては、第1の発明の1実施形態の動
作と共通する内容については重複を避けて説明を省略
し、本実施形態の主体となる動作について説明するもの
とする。
【0025】図6において、インターバル・レジスタ7
は、4ビット・データを保持するインターバル・レジス
タであり、図8に示される従来例におけるインターバル
・レジスタ7と同一機能を有している。演算回路32に
おいては、ADコンバータ5よりより出力される現時点
のデジタル座標データ113(7:0) の上位4ビット11
(7:4) と、Dフリップフロップ11より出力される前
回のデジタル座標データ114(7:0) の上位4ビット1
14(7:4) とが演算処理されて、両デジタル座標データ
の上位4ビットの差分信号119(3:0) が出力されて、
Dフリップフロップ12およびNORゲート33に入力
される。NORゲート33においては、上記の差分信号
119(3:0) と、Dフリップフロップ12の出力との論
理和がとられて反転され、X座標データおよびY座標デ
ータの現時点における値と前回における値の内の、大き
い値に対応する方の差分が選択されて、保持座標データ
107(3:0) としてインターバル・レジスタ7に入力さ
れて保持される。本実施形態におけるサンプリグ間隔
は、当該インターバル・レジスタ7よりカウンタ8に入
力される上記の保持座標データ107(3:0) に逆比例し
た間隔により規制されており、当該サンプリング間隔の
値は、より最適な値に近くなるという利点がある。
【0026】図7は、前述のように、本発明における座
標データとサンプリング間隔との関係を示す図であり、
座標データ値の変化量(微分勾配にて表示)201およ
び202の大きい時間領域においては、サンプリング間
隔Ts は短かい値に設定され、それ以外の座標データ値
の変化量の少ない時間領域においては、サンプリング間
隔Ts は大きい値に設定されている。
【0027】このように、本発明においては、ペン等の
軌跡による座標データの変化量の大小に対応して、サン
プリング間隔を適正な間隔に設定することが可能であ
り、これにより、不要なサンプリング回数が削減されて
座標データ量が減少し、バス経由にて転送されるデータ
量が低減される。また、サンプリング回数が減少するこ
とにより、タッチパネルに直流電圧を印加する時間も少
なくなり、当該タッチパネルに流入する電流量が減少し
て、消費電力を低減することができる。以下において
は、バスの占有率および消費電力について、従来例に対
する本発明の改善効果について、具体的な数値例を参照
して説明する。 〔バス占有率〕 ・1座標を構成するデータ:2データ(X座標およびY
座標) ・1回のDMAサイクル数:10サイクル ・バスの周波数 :20MHz ・最小サンプリング回数 :500回/s を共通条件としてバス占有率を求めると、従来例におけ
るバス占有率Po および本発明におけるバス占有率Pn
は、下記のようになる。
【0028】 Po =(2データ)×(10サイクル)×(500回)/(20MHz) =0.0500% また、インターバル・レジスタが8ビット構成であり、
8種類のサンプリング値が同じ割合で発生したものと想
定すると、本発明におけるサンプリング回数は125回
/sとなる。従って、Pn は次式により与えられる。
【0029】 Pn =(0.0500%)×(125回)/(500回) =0.0125% 即ち、全体比バス占有率は、従来の0.0500%に対
して、本発明においては0.0125%に低減される。
従って、タッチパネル座標データのバス占有率について
限定すると、本発明により当該バス占有率は1/4に低
減される。 〔消費電力〕座標位置入力装置におけるタッチパネル
は、当該パネルのX座標およびY座標に対応して、それ
ぞれ2個の端子を有しており、一方の2つの端子に対し
て電圧を印加し、他方の2つの端子より出力される座標
データを、ADコンバータによりデジタル座標データに
変換してデータ出力としている。この場合に、前記2つ
の端子に対する電圧印加は、ADコンバータにおけるサ
ンプリング動作時と、当該端子に対する電圧安定待ち時
間時において行われる。前記タッチパネルは抵抗膜を張
り合わせた構造であり、当該パネルには抵抗および容量
成分が含まれている。そのために、端子に電圧を印加し
た後に、サンプリング側の端子の電圧が安定するまでに
は一定の時間が必要となる。タッチパネルの或る座標方
向の2端子間の抵抗は1KΩ程度の低い値であり、両端
に電圧を印加すると約5mA(印加電圧5Vの時)の電
流が流れる。即ち、1回のデータ・サンプリングにおい
て、端子の電圧安定待ぢ時とADコンバータの動作時に
対応して、2端子には電圧が印加されて上記の電流が流
入することになる。従って、データ・サンプリング回数
を減少させることにより、2端子に流入する電流量を低
減させることが可能となる。例として、下記の条件に対
して、本発明の消費電力改善数値例を求めると、従来例
の消費電力Wo および本発明の消費電力Wn は下記のよ
うになる。
【0030】 ・1座標構成データ数: 2個 ・端子電圧安定待ち時間: 200μs ・ADコンバータ動作時間: 20μs ・従来例のサンプリング回数: 500回/s ・本発明のサンプリング回数: 125回/s Wo =(25mW)×(200μs+20μs)×(2個) ×(500回)/1s =5.50mW Wn =(25mW)×(200μs+20μs)×(2個) ×(125回)/1s =1.38mW 即ち、本発明により、タッチパネルにおける消費電力
は、5.50mWから1.38mWに低減される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、タッチ
パネルにおいて取得される座標データの時間に対する変
化量が大である場合には、サンプリング間隔を小さい値
に短縮化し、また当該座標データの変化量が少ない場合
には、サンプリング間隔を大きい値に設定することによ
り、不要のサンプリング動作を排除してサンプリグ回数
を少なくし、これにより、取得される座標データ量を低
減することが可能となり、当該座標データによるバス占
有率を圧縮することができるという効果がある。
【0032】また、上記のようにサンプリング回数が低
減されることにより、タッチパネルに供給される電圧印
加に伴なう消費電力を低減することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1の実施形態を示すブロック図
である。
【図2】前記第1の実施形態における動作タイミング図
である。
【図3】前記第1の実施形態におけるインターバル・レ
ジスタを示す回路図である。
【図4】前記インターバル・レジスタの真理値表を示す
図である。
【図5】第1の発明の第2の実施形態を示すブロック図
である。
【図6】第2の発明の1実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の座標データとサンプリング間隔との関
係を示す図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】カウンタを示す回路図である。
【図10】前記カウンタにおける動作タイミング図であ
る。
【図11】従来例の座標データとサンプリング間隔との
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 タッチパネル 2〜4 スイッチ 5 ADコンバータ 6 制御回路 7 インターバル・レジスタ 8 カウンタ 9、17、19、23、25、26 比較器 10〜12、18、20、24、27、28、42〜4
6 Dフリップフロップ 13 インバータ 14、30、38〜41 ORゲート 15、16、21、29、34〜37 ANDゲート 22、33、47 NORゲート 31 EXORゲート 32 演算回路 101 シフト・クロック信号 102 クロック信号 103 リセット信号 104 カウント終了信号 105 チップ選択信号 106 ADコンバータ動作信号 107 保持座標データ 108 シフト方向指定信号 109 X座標選択信号 110 Y座標選択信号 111 X座標データ 112 Y座標データ 113、114 デジタル座標データ 115 比較結果信号 116 カウント出力データ 117 バス 118 初期化信号 119 演算出力信号 120 内部データ 201、202 データ変化量

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の入力ペン、ライトペンおよびスタ
    イラスペン等を含む座標位置支持手段と、 当該座標位置支持手段の移動位置の軌跡に対応する座標
    位置を入力する座標位置入力パネルと、 当該座標位置入力パネルを介して入力される座標位置を
    示すアナログ座標情報をデジタル座標情報に変換して出
    力するAD変換手段と、 前記座標位置入力パネルを介して座標検出するサンプリ
    ング間隔情報を保持する第1の情報保持手段と、 前記サンプリング間隔を計測するサンプリング間隔計測
    手段と、 前記座標位置入力パネルによる各座標検出タイミングに
    おいて、前記AD変換手段より出力されるデジタル座標
    情報を入力して一時的に保持する第2の情報保持手段
    と、 前記第2の情報保持手段に保持されているデジタル座標
    情報と、次の座標検出タイミングにおいて前記AD変換
    手段より出力されるデジタル座標情報とを比較照合する
    比較照合手段と、 前記比較照合手段による比較結果に基づいて、前記第1
    の情報保持手段に保持されているサンプリング間隔情報
    を変更するサンプリング間隔情報変更手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とする座標位
    置入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の情報保持手段が、縦続接続さ
    れる4ビットのDフリップフロップにより構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の座標位置入力装置。
  3. 【請求項3】 前記サンプリング間隔情報変更手段が、
    前記比較照合手段より出力される比較結果信号を一時的
    に保持するDフリップフロップと、当該Dフリップフロ
    ップの出力と前記比較結果信号の論理積をとってシフト
    方向指定信号を生成して出力するANDゲートと、を備
    えて構成されることを特徴とする請求項1まは請求項2
    記載の座標位置入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の情報保持手段が、所定の外部
    入力により初期設定され、前記サンプリング間隔情報変
    更手段より出力されるシフト方向指定信号を介して、シ
    フト方向の変更により修正設定される特定のサンプリン
    グ間隔情報値を保持するインターバル・レジスタにより
    構成されることを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載の座標位置入力装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の情報保持手段が、前記第2の
    情報保持手段に保持されるデジタル座標情報の最上位ビ
    ットと、次の座標検出タイミングにおいて前記AD変換
    手段より出力されるデジタル座標情報の最上位ビットと
    の前記比較照合手段による比較結果が異なる場合に、当
    該比較照合手段より出力される比較結果信号の入力によ
    り初期化が可能となるインターバル・レジスタにより構
    成されることを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項3または請求項4記載の座標位置入力装置。
  6. 【請求項6】 所定の入力ペン、ライトペンおよびスタ
    イラスペン等を含む座標位置支持手段と、 当該座標位置支持手段の移動位置の軌跡に対応する座標
    位置を入力する座標位置入力パネルと、 当該座標位置入力パネルを介して入力される座標位置を
    示すアナログ座標情報をデジタル座標情報に変換して出
    力するAD変換手段と、 前記座標位置入力パネルを介して座標検出するサンプリ
    ング間隔情報を保持する第1の情報保持手段と、 前記サンプリング間隔を計測するサンプリング間隔計測
    手段と、 前記座標位置入力パネルによる各座標検出タイミングに
    おいて、前記AD変換手段より出力されるデジタル座標
    情報を入力して一時的に保持する第2の情報保持手段
    と、 前記第2の情報保持手段に保持されているデジタル座標
    情報と、次の座標検出タイミングにおいて前記AD変換
    手段より出力されるデジタル座標情報との差分をとり、
    当該差分の大きさに逆比例する差分座標情報を演算出力
    する演算手段と、 前記演算手段による演算結果に基づいて、前記第1の情
    報保持手段に保持されているサンプリング間隔情報を変
    更するサンプリング間隔情報変更手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とする座標位
    置入力装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の情報保持手段が、縦続接続さ
    れる4ビットのDフリップフロップにより構成されるこ
    とを特徴とする請求項6記載の座標位置入力装置。
  8. 【請求項8】 前記サンプリング間隔情報変更手段が、
    前記演算手段より出力される差分座標情報を入力して一
    時的に保持するDフリップフロップと、当該Dフリップ
    フロップの出力と前記差分座標情報との論理和をとって
    デジタル差分座標情報を生成して出力するNORゲート
    と、を備えて構成されることを特徴とする請求項6まは
    請求項7記載の座標位置入力装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の情報記憶手段が、所定の外部
    入力により初期設定され、前記サンプリング間隔情報変
    更手段より出力されるデジタル差分座標情報を介して修
    正設定される、特定のサンプリング間隔情報値を保持す
    るインターバル・レジスタにより構成されることを特徴
    とする請求項6または請求項7または請求項8記載の座
    標位置入力装置。
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