JPH1072916A - 自在ドレン - Google Patents

自在ドレン

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Publication number
JPH1072916A
JPH1072916A JP22670296A JP22670296A JPH1072916A JP H1072916 A JPH1072916 A JP H1072916A JP 22670296 A JP22670296 A JP 22670296A JP 22670296 A JP22670296 A JP 22670296A JP H1072916 A JPH1072916 A JP H1072916A
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JP
Japan
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inner cylinder
cylinder
socket
outer cylinder
socket inner
Prior art date
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Pending
Application number
JP22670296A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Sakai
秀隆 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夏冬の温度差によって軒樋が膨張収縮し
ても、又、軒樋に穿設した孔と竪樋とが若干ずれていて
も、軒樋、自在ドレン、竪樋等が破損しない自在ドレン
を提供することである。 【解決手段】 上型内筒体1は、軒樋4の底面に上方か
ら当接する鍔部5と、筒体6とからなり、筒体6には雌
ネジ7が設けられ、ソケット内筒体2は上端部に雄ネジ
9と、下端部に第一係止鍔10とが設けられ、下型外筒
体3は上端部に第二係止鍔12と、下端部に竪樋接続部
とが設けられ、雌ネジ7に雄ネジが螺合されて、上型内
筒体1とソケット内筒体2とが接続され、筒体6の下端
と第一係止鍔10との隙間11に、第二係止鍔12が挿
入されて、第一係止鍔10の上に第二係止鍔12が載せ
られて、ソケット内筒体2と下型外筒体3とが連結され
ていることを特徴とする自在ドレンA。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自在ドレンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自在ドレンは、図6に示すよう
に、実開昭57−29730号公報の従来技術に記載さ
れているものがある。この自在ドレンは、外周面に雄ネ
ジを形成した上型内筒体50と、内周面に上型内筒体5
0の雄ネジと係合する雌ネジを有する下型外筒体51か
らなり、軒樋に穿設した孔に軒樋の内側から上型内筒体
50を挿嵌した後、これに下型外筒体51を外嵌螺合
し、下型外筒体51を回転不能になるまで回動して上型
内筒体50と下型外筒体51のそれぞれの鍔部で、軒樋
に挟着せしめるものである。この自在ドレンは、軒樋に
穿設した孔に上下より上型内筒体50と下型外筒体51
のそれぞれの鍔部で軒樋に挟着しているから、軒樋にし
っかりと固定され、取付が簡単で、便利なものとなって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て軒樋に自在ドレンを取り付け、この自在ドレンに直接
竪樋を取り付けて使用していると、軒樋は夏冬の温度差
によって軒樋の長手方向、即ち、水平方向に伸縮する
が、竪樋は竪樋取付具で壁等の取付面に水平方向に移動
しないように取り付けられている。従って、この軒樋と
竪樋との間にある自在ドレンには軒樋の膨張収縮によっ
て生ずる水平方向の剪断力が働き、軒樋、自在ドレン、
竪樋等のいずれかが破損し、水漏れの原因となるという
問題がある。
【0004】又、自在ドレンの施工は高所で行われるた
め、軒樋に穿設した孔と竪樋とが僅かながらずれて、取
り付けられることがある。このように、軒樋に穿設した
孔と竪樋とがずれて取り付けられると、竪樋は竪樋取付
具で壁等の取付面に固定されているから、接続し難いと
同時に、軒樋、自在ドレン、竪樋がテンションがかかっ
た状態に接続され、少しの力が加わっただけで、軒樋、
自在ドレン、竪樋等のいずれかが破損し、水漏れの原因
となるという問題がある。そこで、本発明の目的は、夏
冬の温度差によって軒樋が膨張収縮しても、又、軒樋に
穿設した孔と竪樋とが若干ずれていても、軒樋、自在ド
レン、竪樋等が破損しない自在ドレンを提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、上型内筒体と、ソケット内筒体と、下型外筒体とか
らなる自在ドレンにおいて、前記上型内筒体は、軒樋の
底面に上方から当接する鍔部と、この鍔部の下に設けら
れた筒体とからなり、この筒体の内周面には雌ネジが設
けられ、前記ソケット内筒体は上端部外周面に雄ネジ
と、下端部に外方向に突出した第一係止鍔とが設けら
れ、前記下型外筒体は上端部に内方向に突出した第二係
止鍔と、下端部に竪樋接続部とが設けられ、上型内筒体
の雌ネジに、ソケット内筒体の雄ネジが螺合されて、上
型内筒体とソケット内筒体とが接続され、上型内筒体の
筒体の下端と第一係止鍔との隙間に、下型外筒体の第二
係止鍔が挿入されて、第一係止鍔の上に第二係止鍔が載
せられて、ソケット内筒体と下型外筒体とが連結されて
いるものである。
【0006】請求項2記載の発明では、上型内筒体の外
周面にゴムカバ−が嵌められ、このゴムカバ−の下端が
下型外筒体の第二係止鍔の上面に当接されているもので
ある。
【0007】請求項3記載の発明では、上型内筒体と、
ソケット内筒体と、下型外筒体とからなる自在ドレンに
おいて、前記上型内筒体は、軒樋の底面に上方から当接
する鍔部と、この鍔部の下に設けられた筒体とからな
り、この筒体の内周面には雌ネジが設けられ、前記ソケ
ット内筒体は上端部外周面に雄ネジと、下端部の周方向
に複数個の通孔が設けられ、前記下型外筒体は、上端部
に前記通孔に対応した位置に内方向に突出した、複数個
の突設片と、下端部に竪樋接続部とが設けられ、上型内
筒体の雌ネジに、ソケット内筒体の雄ネジが螺合され
て、上型内筒体とソケット内筒体とが接続され、ソケッ
ト内筒体の通孔に下型外筒体の突設片が挿入されて、ソ
ケット内筒体と下型外筒体とが連結されているものであ
る。
【0008】本発明の上型内筒体の鍔部と雌ネジ付きの
筒体と網体とは、適宜材質で製造してもよいが、合成樹
脂、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂で、射出成形
法で一体成形したものが、軽量、外観の点で好ましい。
【0009】請求項1及び請求項2記載の発明のソケッ
ト内筒体の雄ネジと第一係止鍔、及び下型外筒体の第二
係止鍔と竪樋接続部も、適宜材質で製造してもよいが、
合成樹脂、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂で、射
出成形法で一体成形すると、軽量、外観の点で好まし
い。又、請求項3記載の発明のソケット内筒体の雄ネジ
と通孔と切欠部、及び下型外筒体の突設片と竪樋接続部
も、適宜材質で製造してもよいが、合成樹脂、例えば、
塩化ビニル樹脂等の合成樹脂で、射出成形法で一体成形
すると、軽量、外観の点で好ましい。
【0010】請求項1及び請求項2記載の発明のソケッ
ト内筒体には、下端部に外方向に突出した第一係止鍔が
設けられているが、この第一係止鍔は一個でもよいし、
複数個でもよい。複数個の場合、軸を中心にして対称の
位置に設けられていると、軸を中心にして対称の位置で
ソケット内筒体と下型外筒体とを、しっかり止めること
ができるので好ましい。
【0011】又、第二係止鍔の内周面とソケット内筒体
の下端部の外周面との間と、第一係止鍔の外周面と下型
外筒体の上端部の内周面との間とに若干の隙間を設けて
おくと、ソケット内筒体と下型外筒体とが上下、左右自
在に動いたり、回動したりし易くなるので、好ましい。
【0012】請求項2記載の発明のゴムカバ−の材質
は、弾力性をもったものであれば、適宜でよいが、合成
ゴムにすると、耐久性、価格の点で好ましい。又、ゴム
カバ−の形状は上型内筒体外周面に合った形状にしてお
くと、上型内筒体外周面にぴったりと嵌まり、更に、上
型内筒体の筒体の下端と第一係止鍔との隙間を隠すこと
ができるので、都合がよい。又、蛇腹状でも、ほぼ真っ
直ぐな円筒状でもよいが、蛇腹状であると、伸縮し易く
好ましい。又、ゴムカバ−の上端部内面を上型内筒体外
周面に接着しておくと、ゴムカバ−が下にずれないの
で、好ましい。
【0013】請求項3の発明のソケット内筒体には、下
端部の周方向に複数個の通孔が設けられているし、下型
外筒体には、上端部に通孔に対応した位置に内方向に突
出した複数個の突設片とが設けられているが、この通孔
と突設片は軸を中心にして対称の位置に設けられている
と、軸を中心にして対称の位置でソケット内筒体と下型
外筒体とを、しっかり止めることができるので好まし
い。又、周方向に等間隔に4か所に通孔と突設片とが設
けられていると、夏冬の温度差によって軒樋が膨張収縮
して、軒樋とともに上型内筒体がずれても 上型内筒体
とソケット内筒体とは外れ難いので、更に好ましい。
【0014】又、ソケット内筒体に、下端部から上方向
に切り欠かれた切欠部が周方向に沿って複数個設け、下
端外周面を面取り加工しておくと、ソケット内筒体と下
型内筒体とを連結するとき、差し込み易く、又、ソケッ
ト内筒体が垂直方向より左右に傾くとき、ソケット内筒
体の下端が下型内筒体内周面に当たって軸方向に押さえ
付けられても、切欠部によって下端部の径が小さくなっ
て、ソケット内筒体の下端が邪魔にならず、ソケット内
筒体と下型外筒体とが左右自在に動き易くなるので、好
ましい。
【0015】本発明の上型内筒体の鍔部の上に、半円形
状の網体が設けられていると、軒樋の中を流れているゴ
ミや落ち葉等が網体にひっかかり、取り除くことが出
来、ゴミや落ち葉等が竪樋に流れず、竪樋の詰まりを防
止することができるので、好ましい。
【0016】(作用)請求項1記載の本発明の自在ドレ
ンを軒樋に取り付ける場合には、先ず、軒樋に孔を穿設
し、上型内筒体の鍔部の下面に接着剤を塗布し、上型内
筒体をこの孔に軒樋の内側から挿嵌して、上型内筒体の
鍔部を軒樋の底面に当接させて接着して、軒樋に上型内
筒体を取り付ける。次に、下型外筒体の上端部内部に挿
入されたソケット内筒体の上端部外周面の雄ネジを、軒
樋に取り付けられた上型内筒体の内周面の雌ネジに螺入
して、上型内筒体とソケット内筒体とを接続する。
【0017】このようにすると、上型内筒体の上端に
は、軒樋の底面に上方から当接する鍔部が設けられてい
るから、軒樋の底面に接着することができ、十分な接着
強度を持たせることができる。又、上型内筒体の下端部
の内周面の雌ネジとソケット内筒体の上端部外周面に雄
ネジが設けられているから、上型内筒体の雌ネジにソケ
ット内筒体の雄ネジを螺入させて、ネジ接合をすること
により、上型内筒体とソケット内筒体をしっかりと取り
付けることができる。
【0018】又、ソケット内筒体の下端に外方向に突出
した第一係止鍔と、下型外筒体の上端に内方向に突出し
た第二係止鍔とが設けられ、上型内筒体の筒体の下端と
第一係止鍔との隙間に、下型外筒体の第二係止鍔が挿入
されて、第一係止鍔の上に第二係止鍔が載せられている
から、隙間内で第一係止鍔と第二係止鍔とが上下、左右
方向に摺動したり、回動できる。従って、軒樋の夏冬の
温度差によって生じる伸縮によって、図3に示すよう
に、上型内筒体とソケット内筒体とが動き、下型外筒体
が傾いたても、ソケット内筒体と下型外筒体とが外れ
ず、伸縮を吸収でき、又、軒樋に穿設した孔と竪樋とが
僅かながらずれているときでも、ソケット内筒体と下型
外筒体を傾けて取り付けることができるので、軒樋、自
在ドレン、竪樋等が破損せず、水漏れしない。
【0019】請求項2記載の本発明の自在ドレンは、上
型内筒体の外周面にゴムカバ−が嵌められ、このゴムカ
バ−の下端が下型外筒体の第二係止鍔の上面に当接され
ているから、ゴムカバ−で下型外筒体の第二係止鍔の上
面を押さえ付け、ソケット内筒体の第一係止鍔と下型外
筒体の第二係止鍔とがしっかりと係止するし、又、上型
内筒体にネジ接合されているソケット内筒体が、軒樋の
伸縮によって動いて、ソケット内筒体と繋がれている下
型外筒体が傾いた状態になっても、下型外筒体の第二係
止鍔の上面に当接しているゴムカバ−が伸縮して、軒
樋、自在ドレン、竪樋等が破損しない。又、ゴムカバ−
で、上型内筒体の筒体の下端と第一係止鍔との隙間を隠
すことができるから、自在ドレンの接続部の外観を損な
うことがない。
【0020】請求項3記載の本発明の自在ドレンは、請
求項1記載の本発明のソケット内筒体と下型外筒体の形
状が異なるだけで、その他の作用はほとんど同じである
ので、下記の作用以外は省略する。
【0021】又、ソケット内筒体の下端部の周方向に複
数個の通孔が設けられ、下型外筒体は、上端部に通孔に
対応した位置に内方向に突出した複数個の突設片が設け
られ、ソケット内筒体の通孔に下型外筒体の突設片が挿
入されて、ソケット内筒体と下型外筒体とが連結されて
いるから、ソケット内筒体の通孔内で、下型外筒体の突
設片が上下、左右方向自在に動いたり、回動することが
できる。
【0022】従って、軒樋の夏冬の温度差によって生じ
る伸縮によって、図5に示すように、上型内筒体とソケ
ット内筒体とが動き、下型外筒体が傾いたても、ソケッ
ト内筒体と下型外筒体とが外れず、伸縮を吸収でき、
又、軒樋に穿設した孔と竪樋とが僅かながらずれている
ときでも、ソケット内筒体と下型外筒体を傾けて取り付
けることができるので、軒樋、自在ドレン、竪樋等が破
損せず、水漏れしない。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の自在ド
レンの一実施例を示すもので、図1は軒樋に自在ドレン
を取り付け、竪樋を取り付けた状態を示す説明図、図2
はソケット内筒体と下型外筒体とを連結している状態を
示す説明図、図3は下型外筒体が傾いた状態を示す説明
図である。
【0024】Aは自在ドレンであり、この自在ドレンA
は、塩化ビニル樹脂製で、上型内筒体1と、ソケット内
筒体2と、下型外筒体3とからなっている。上型内筒体
1は、軒樋4の底面に上方から当接する鍔部5と、この
鍔部5の下に設けられた筒体6とからなり、この筒体6
の内周面には雌ネジ7が設けられている。又、上型内筒
体1の上端で、軒樋4の内側に網体8が設けられてい
る。
【0025】ソケット内筒体2は筒体であって、上端部
外周面に雄ネジ9が設けられおり、下端に、外周面に沿
って等間隔に外方向に突出した4個の第一係止鍔10が
設けられている。この第一係止鍔10の突出長さは約2
0mm、突出幅は約20mm、厚みは約2mmとなされてい
る。このソケット内筒体2の雄ネジ9が、上型内筒体1
の筒体6の雌ネジ7に螺入されて、上型内筒体1とソケ
ット内筒体2とが接続されている。又、上型内筒体1の
筒体6の下端とソケット内筒体2の第一係止鍔10の上
面に隙間11が設けられている。
【0026】下型外筒体3は筒体であって、上端外周全
面にわたって、内方向に突出した第二係止鍔12と、下
端部に竪樋接続部とが設けられている。そして、ソケッ
ト内筒体2の第一係止鍔10は、下型外筒体3の上端部
内部に挿入され、第一係止鍔10の上に第二係止鍔12
が載せられてソケット内筒体2と下型外筒体3とが連結
されている。その際、ソケット内筒体2の上端部外周面
に設けられている雄ネジ9が上型内筒体1の雌ネジ7に
螺入されているから、第二係止鍔12の先端部は上型内
筒体1の筒体6の下端とソケット内筒体2の第一係止鍔
10の上面の隙間11に挿入される。又、ゴムカバ−1
3は、合成ゴム製の円筒形であって、ゴムカバ−13の
上端部内周面に接着剤が塗布され、このゴムカバ−13
の中に上型内筒体1の筒体6の上端部が挿入され、この
ゴムカバ−13の下端面が第二係止鍔12の上端面に当
接された状態にして、ゴムカバ−13が上型内筒体1に
接着されている。
【0027】次に、この自在ドレン1の施工方法および
作用について説明する。先ず、軒樋4から竪樋14に接
続する位置を決める。次に、この位置の軒樋4に孔15
を穿設する。次に、上型内筒体1の鍔部5の下面とに接
着剤を塗布する。次に、上型内筒体1を軒樋4の孔15
に挿嵌し、軒樋4の底面に上型内筒体1の鍔部5の下面
を固着する。次に、ゴムカバ−13の上端部内周面に接
着剤を塗布し、このゴムカバ−13の中に、軒樋4に取
り付けられた上型内筒体1の筒体6を、下方から挿入
し、上型内筒体1の筒体6の上端部に、ゴムカバ−13
を接着する。
【0028】次に、図2に示すように、ソケット内筒体
2の第一係止鍔10を下型外筒体3の第二係止鍔12に
当てて押圧し、ソケット内筒体2の第一係止鍔10を反
らしながら、ソケット内筒体2の第一係止鍔10を下型
外筒体3の上端部内部に挿入して、ソケット内筒体2と
下型外筒体3とを連結する。その際、ゴムカバ−13の
下端面が第二係止鍔12の上端面に当接するようにす
る。
【0029】次に、下型外筒体3の上端部内部に挿入さ
れたソケット内筒体2の上端部外周面の雄ネジ9を、軒
樋4に取り付けられた上型内筒体の内周面の雌ネジ7に
螺入して、上型内筒体1とソケット内筒体2とを接続す
ると上型内筒体1とソケット内筒体2をしっかりと取り
付けることができる。又、ゴムカバ−13で下型外筒体
3の第二係止鍔12の上面がソケット内筒体2の第一係
止鍔10に押え付けられているから、ソケット内筒体2
の第一係止鍔10が下型外筒体3の第二係止鍔12にし
っかりと係止される。次に、軒樋4に取り付けられた自
在ドレンAの竪樋接続部に竪樋14を接続する。
【0030】このようにして軒樋4と竪樋14とを自在
ドレンAで接続していると、屋根から落下した雨水が軒
樋4から自在ドレンAを経て竪樋14に流れている。こ
のように使用すると、軒樋4の夏冬の温度差によって生
じる伸縮や振動等によって、図3に示すように、上型内
筒体1とソケット内筒体2とが動き、下型外筒体3が傾
くが、ソケット内筒体2の下端に外方向に突出した第一
係止鍔10と、下型外筒体3の上端に内方向に突出した
第二係止鍔12とが設けられ、上型内筒体1の筒体6の
下端と第一係止鍔10との隙間11に、下型外筒体3の
第二係止鍔12が挿入されて、第一係止鍔10の上に第
二係止鍔12が載せられているから、隙間11内で第一
係止鍔10と第二係止鍔12とが上下、左右方向に摺動
したり、回動できるので、ソケット内筒体2と下型外筒
体3とが外れず、伸縮や振動等を吸収でき、軒樋4、自
在ドレンA、竪樋14等が破損せず、水漏れしない。
【0031】次に、本発明の他の実施例を図4及び図5
に基づいて説明する。図4の(イ)は軒樋に自在ドレン
を取り付け、竪樋を取り付けた状態を示す説明図、
(ロ)は上型内筒体の斜視説明図、(ハ)はソケット内
筒体の斜視説明図、(ニ)は上型内筒体の斜視説明図で
ある。
【0032】図4及び図5に示す自在ドレンBが図1に
示す自在ドレンAと異なるところは、ソケット内筒体2
aと下型外筒体3aの形状が異なるだけで、その他の構
造と作用はほとんど同じであるので、下記の構造と作用
以外は省略する。
【0033】図4の(イ)において、Bは自在ドレンで
あり、この自在ドレンBは、塩化ビニル樹脂製で、上型
内筒体1aと、ソケット内筒体2aと、下型外筒体3a
とからなっている。上型内筒体1aは、軒樋4の底面に
上方から当接する鍔部5と、この鍔部5の下に設けられ
た筒体6aとからなり、この筒体6aの内周面には雌ネ
ジ7aが設けられている。又、上型内筒体1aの上端
で、軒樋4の内側に網体8aが設けられている。
【0034】ソケット内筒体2aは筒体であって、上端
部外周面に雄ネジ9aが設けられおり、下端部に、外周
面に沿って4個の通孔16がほぼ等間隔に設けられてい
る。通孔16の長手方向の長さは約20mmで、短手方向
の長さは約10mmでとされている。又、ソケット内筒体
2aには、下端部の通孔16の下部に周方向に沿って切
欠部17が設けられ、下端外周面に面取り加工がなされ
ている。又、上型内筒体1の筒体6の下端はソケット内
筒体2aの通孔16の上端より上部にくるようになされ
ている。又、このソケット内筒体2aの雄ネジ9aが、
上型内筒体1aの筒体6aの雌ネジ7aに螺入されて、
上型内筒体1aとソケット内筒体2aとが接続されてい
る。
【0035】下型外筒体3aは、上端部にソケット内筒
体2aの通孔16に対応して内方向に突出した4個の突
設片18と、下端部に竪樋接続部とが設けられている。
突設片18の突出長さは約5mm、突出幅は約10mm、厚
みは約2mmとされている。即ち、この突設片18は通孔
16の短手方向の長さが約10mmに対して同じ方向の厚
みが2mmであり、通孔16の長手方向の長さが約20mm
に対して同じ方向の突出幅は10mmであるから、この通
孔16の中に突設片18を挿入すると、上下左右に移動
できるようになっている。そして、ソケット内筒体2a
の通孔16に下型外筒体3aの突設片18が挿入され
て、ソケット内筒体2aと下型外筒体3aとが連結され
ている。又、ソケット内筒体2aの上端部外周面に設け
られている雄ネジ9aが上型内筒体1aの雌ネジ7aに
螺入されているから、突設片18はソケット内筒体2a
の通孔16に挿入される。
【0036】すると、ソケット内筒体2aの下端部の周
方向に4個の通孔16が設けられ、下型外筒体3aは、
上端部に通孔16に対応して内方向に突出した4個の突
設片18とが設けられ、ソケット内筒体2aの通孔16
に下型外筒体3aの突設片18が嵌め込まれて、ソケッ
ト内筒体2aと下型外筒体3aとが連結されているか
ら、ソケット内筒体2aの通孔16内で下型外筒体3a
の突設片18とが上下、左右方向に摺動したり、回動で
きる。従って、軒樋4の夏冬の温度差によって生じる伸
縮によって、図5に示すように、上型内筒体1aとソケ
ット内筒体2aとが動き、下型外筒体3aが傾いたて
も、ソケット内筒体2aと下型外筒体3aとが外れず、
伸縮を吸収でき、又、軒樋4に穿設した孔15と竪樋1
4とが僅かながらずれているときでも、ソケット内筒体
2aと下型外筒体3aを傾けて取り付けることができる
ので、軒樋4、自在ドレンB、竪樋14等が破損せず、
水漏れしない。
【0037】又、ソケット内筒体2aの下端部の通孔1
6の下部に周方向に沿って切欠部17が設けられ、又、
下端外周面を面取り加工がなされているから、ソケット
内筒体2aと下型内筒体3aとを連結するとき、差し込
み易く、又、ソケット内筒体2aが垂直方向より左右に
傾くとき、ソケット内筒体2aの下端が下型内筒体3a
内周面に当たって軸方向に押さえ付けられても、切欠部
17によって下端部の径が小さくなって、軒樋4の夏冬
の温度差によって生じる伸縮によって、図5に示すよう
に、上型内筒体1aとソケット内筒体2aとが動き、下
型外筒体3aが傾いたても、ソケット内筒体2aの下端
が邪魔にならず、ソケット内筒体2aと下型外筒体3a
とが左右自在に動き易くなるので、好ましい。
【0038】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。例えば、ゴムカバ−13の
下端が下型外筒体3の第二係止鍔12の上面に当接され
ているが、ゴムカバ−13が上型内筒体1の外周面と下
型外筒体3の外周面とにかけて、嵌められていると、夏
冬の温度差によって軒樋4が伸縮して、下型外筒体3が
傾いても外れにくいのでよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の自在ドレンは、
ソケット内筒体の下端に外方向に突出した第一係止鍔
と、下型外筒体の上端に内方向に突出した第二係止鍔と
が設けられ、上型内筒体の筒体の下端と第一係止鍔との
隙間に、下型外筒体の第二係止鍔が挿入されて、第一係
止鍔の上に第二係止鍔が載せられているから、隙間内で
第一係止鍔と第二係止鍔とが上下、左右方向に摺動した
り、回動できる。従って、軒樋の夏冬の温度差によって
生じる伸縮や振動等がかかり、図3に示すように、上型
内筒体とソケット内筒体とが動き、下型外筒体が傾いた
ても、ソケット内筒体と下型外筒体とが外れず、伸縮や
振動等を吸収でき、又、施工時に軒樋に穿設した孔と竪
樋とが僅かながらずれているときでも、ソケット内筒体
と下型外筒体を傾けて取り付けることができるので、軒
樋、自在ドレン、竪樋等が破損せず、水漏れしない。
【0040】請求項2記載の本発明の自在ドレンは、上
型内筒体の外周面にゴムカバ−が嵌められ、このゴムカ
バ−の下端が下型外筒体の第二係止鍔の上面に当接され
ているから、又、ゴムカバ−で下型外筒体の第二係止鍔
の上面を押さえ付けているから、ソケット内筒体の第一
係止鍔と下型外筒体の第二係止鍔とがしっかりと係止し
ているし、又、上型内筒体にネジ接合されているソケッ
ト内筒体が、軒樋の伸縮や振動等によって動いて、ソケ
ット内筒体とつながれている下型外筒体が傾いた状態に
なっても、下型外筒体の第二係止鍔の上面に当接してい
るゴムカバ−が伸縮して、軒樋、自在ドレン、竪樋等が
破損しない。又、ゴムカバ−で、上型内筒体の筒体の下
端と第一係止鍔との隙間を隠すことができるから、自在
ドレンの接続部の外観を損なうことがない。
【0041】請求項3記載の本発明の自在ドレンは、ソ
ケット内筒体の下端部の周方向に複数個の通孔が設けら
れ、下型外筒体は、上端部に通孔に対応した位置に内方
向に突出した複数個の突設片とが設けられ、ソケット内
筒体の通孔に下型外筒体の突設片が嵌め込まれて、ソケ
ット内筒体と下型外筒体とが連結されているから、ソケ
ット内筒体の通孔内で下型外筒体の突設片とが上下、左
右方向自在に動いたり、回動することができる。従っ
て、軒樋の夏冬の温度差によって生じる伸縮によって、
図5に示すように、上型内筒体とソケット内筒体とが動
き、下型外筒体が傾いたても、ソケット内筒体と下型外
筒体とが外れず、伸縮を吸収でき、又、軒樋に穿設した
孔と竪樋とが僅かながらずれているときでも、ソケット
内筒体と下型外筒体を傾けて取り付けることができるの
で、軒樋、自在ドレン、竪樋等が破損せず、水漏れしな
い。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自在ドレンの一実施例を示すもので、軒
樋に自在ドレンを取り付け、竪樋を取り付けた状態を示
す説明図である。
【図2】本発明自在ドレンの一実施例を示すもので、ソ
ケット内筒体と下型外筒体とを連結している状態を示す
説明図である。
【図3】本発明自在ドレンの一実施例を示すもので、下
型外筒体が傾いた状態を示す説明図である。
【図4】本発明自在ドレンの別の実施例を示すもので、
軒樋に自在ドレンを取り付け、竪樋を取り付けた状態を
示す説明図である。
【図5】本発明自在ドレンの別の実施例を示すもので、
下型外筒体が傾いた状態を示す説明図である。
【図6】従来の自在ドレンの断面説明図である。
【符号の説明】
A、B 自在ドレン 1、1a 上型内筒体 2、2a ソケット内筒体 3、3a 下型外筒体 4 軒樋 5、5a 鍔部 6、6a 筒体 7、7a 雌ネジ 8、8a 網体 9、9a 雄ネジ 10 第一係止鍔 11 隙間 12 第二係止鍔 13 ゴムカバ− 14 竪樋 15 孔 16 通孔 17 切欠部 18 突設片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型内筒体と、ソケット内筒体と、下型
    外筒体とからなる自在ドレンにおいて、 前記上型内筒体は、軒樋の底面に上方から当接する鍔部
    と、この鍔部の下に設けられた筒体とからなり、この筒
    体の内周面には雌ネジが設けられ、 前記ソケット内筒体は上端部外周面に雄ネジと、下端部
    に外方向に突出した第一係止鍔とが設けられ、 前記下型外筒体は上端部に内方向に突出した第二係止鍔
    と、下端部に竪樋接続部とが設けられ、 上型内筒体の雌ネジに、ソケット内筒体の雄ネジが螺合
    されて、上型内筒体とソケット内筒体とが接続され、上
    型内筒体の筒体の下端と第一係止鍔との隙間に、下型外
    筒体の第二係止鍔が挿入されて、第一係止鍔の上に第二
    係止鍔が載せられて、ソケット内筒体と下型外筒体とが
    連結されていることを特徴とする自在ドレン。
  2. 【請求項2】 上型内筒体の外周面にゴムカバ−が嵌め
    られ、このゴムカバ−の下端が下型外筒体の第二係止鍔
    の上面に当接されていることを特徴とする請求項1に記
    載の自在ドレン。
  3. 【請求項3】 上型内筒体と、ソケット内筒体と、下型
    外筒体とからなる自在ドレンにおいて、 前記上型内筒体は、軒樋の底面に上方から当接する鍔部
    と、この鍔部の下に設けられた筒体とからなり、この筒
    体の内周面には雌ネジが設けられ、 前記ソケット内筒体は上端部外周面に雄ネジと、下端部
    の周方向に複数個の通孔が設けられ、 前記下型外筒体は、上端部に前記通孔に対応した位置に
    内方向に突出した、複数個の突設片と、下端部に竪樋接
    続部とが設けられ、 上型内筒体の雌ネジに、ソケット内筒体の雄ネジが螺合
    されて、上型内筒体とソケット内筒体とが接続され、ソ
    ケット内筒体の通孔に下型外筒体の突設片が挿入され
    て、ソケット内筒体と下型外筒体とが連結されているこ
    とを特徴とする自在ドレン。
JP22670296A 1996-06-24 1996-08-28 自在ドレン Pending JPH1072916A (ja)

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JP16320196 1996-06-24
JP8-163201 1996-06-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015071929A (ja) * 2013-09-09 2015-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドレン

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JP2015071929A (ja) * 2013-09-09 2015-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドレン

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