JPH1072392A - オリゴグリセリンの製造方法 - Google Patents

オリゴグリセリンの製造方法

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JPH1072392A
JPH1072392A JP8245756A JP24575696A JPH1072392A JP H1072392 A JPH1072392 A JP H1072392A JP 8245756 A JP8245756 A JP 8245756A JP 24575696 A JP24575696 A JP 24575696A JP H1072392 A JPH1072392 A JP H1072392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のオリゴグリセリンを選択性よくかつ高
収率で製造する方法を提供する。 【解決手段】 グリセリンとグリセリンカーボネート
を、塩基触媒又は酸触媒の存在下、80〜250℃の温
度で反応させることを特徴とするオリゴグリセリンの製
造方法。グリセリンカーボネートを、塩基触媒又は酸触
媒の存在下、80〜250℃で反応させた後、水の存在
下でさらに反応させることを特徴とするオリゴグリセリ
ンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非イオン性界面活
性剤原料等として有用なオリゴグリセリンの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジグリセリンや、トリグリセリン、テト
ラグリセリン等のオリゴグリセリンは、非イオン性界面
活性剤原料や化粧品配合成分等として広く利用されてい
る。このようなオリゴグリセリンの製造方法としては、
従来、各種の方法が知られている。例えば、特開平7−
216082号公報には塩基触媒を使うグリセリンの重
縮合法、米国特許第3968169号には酸触媒を使う
グリセリンの重縮合法、特表平7−507779号公報
にはゼオライト触媒を使うグリセリンの重縮合法が開示
されている。しかしながら、これらの重縮合方法では、
未反応のグリセリンが多量残存する上、得られるオリゴ
グリセリンは多種類の混合物からなる分子量分布の広い
ものである。また、これらの方法の場合、環状生成物を
相当量副生するという問題もある。特開平1−2832
46号公報には、グリセリンとエピクロルヒドリンを反
応させる方法が示されているが、この方法の場合、反応
選択性が低い上に、環状生成物を相当量副生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特定のオリ
ゴグリセリンを選択性よくかつ高収率で製造する方法を
提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、グリセリンとグ
リセリンカーボネートを、塩基触媒又は酸触媒の存在
下、80〜250℃の温度で反応させることを特徴とす
るオリゴグリセリンの製造方法が提供される。また、本
発明によれば、グリセリンカーボネートを、塩基触媒又
は酸触媒の存在下、80〜250℃で反応させた後、水
の存在下でさらに反応させることを特徴とするオリゴグ
リセリンの製造方法が提供される。さらに、本発明によ
れば、グリセリンカーボネートと一般式
【化1】 (式中、R1及びR2は水素原子又は炭化水素基を示し、
1とR2が炭化水素基を示す場合、R1とR2とは結合し
て炭素環を形成していてもよい)で表されるグリセリン
誘導体とを、塩基触媒又は酸触媒の存在下、80〜25
0℃の温度で反応させた後、得られた反応生成物を加水
分解処理することを特徴とするオリゴグリセリンの製造
方法が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】グリセリンカーボネート(以下、
GCと略記することもある)は、従来オリゴグリセリン
(以下、OGLと略記することもある)の製造原料には
使われていなかったが、本発明者らの研究によれば、G
Cを原料にすると環状物等の副生物の生成が抑制される
上に重合度制御が可能になることが知見された。そし
て、GCはグリセリンから容易に製造できる安全性の高
い化合物である。グリセリンの重縮合は触媒存在下に2
50℃付近で進行するが、GCを原料にすると150℃
付近でもオリゴグリセリンを容易に得ることができる。
本発明は、このように利点の多いGCをOGL製造原料
にすることを骨子としている。なお、GCは単独でも触
媒存在下に反応して環状物等の少ないOGL前駆体を生
成するが、グリセリン又はグリセリンのアセタールやケ
タール(以下、これらをGLDとも云う)と反応させる
と更に利点が多く、反応容易な上に重合度の制御が容易
になる。本発明のOGL製造方法には、GCとグリセリ
ンを原料にする方法、GCだけを原料にする方法及びG
CとGLD(グリセリンのアセタール又はケタール)を
原料にする方法の3種の方法がある。以下、これらの方
法について詳記する。
【0006】〔A〕GCとグリセリンを原料にする方法 この方法は、GCとグリセリンから下記一般式(2)で
表されるカルボキシレート中間体を生成させ、これを脱
炭酸する方法である。
【化2】 (式中、Yは水素原子又はカルボキシル基を示し、mと
nは同じでも異なつていても良いが、これらは0又は1
〜3の整数を示し、mとnの和は5以下である) 以下、この方法によるOGL生成過程の1例を反応式で
説明する。下記(3)式は、GCとグリセリンとの反応
(求核置換反応)により生成したカルボキシレート中間
体が脱炭酸してジグリセリンを生成する反応例を示す。
下記(4)式は、GCとジグリセリンとの反応により生
成したカルボキシレート中間体が脱炭酸してトリグリセ
リンを生成する反応例を示す。本発明におけるGCとグ
リセリン水酸基との反応は、求核置換反応であり、この
求核置換反応は、その反応により生成されるカルボキシ
レート中間体の脱炭酸反応により促進されるものと推定
される。このような求核置換反応を繰返し行うことによ
って、オリゴグリセリンが生成される。
【0007】
【化3】
【化4】
【0008】本発明で原料に使うGCは、従来公知の方
法で容易に製造することができる。例えばグリセリンと
ホスゲンの反応やエピクロルヒドリンと炭酸塩の反応で
得られるし、グリセリンとエチレンカーボネートからは
前記の方法よりも有利に製造することができる(特開平
6−329663号)。本発明の反応は、塩基触媒又は
酸触媒の存在下で進行する。塩基触媒としては、アルカ
リ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸
塩、重炭酸塩等が用いられ、塩基性イオン交換樹脂も使
用可能である。これらのうち特に好ましいのはナトリウ
ムやカリウムの水酸化物、炭酸塩、及び重炭酸塩であ
る。また、塩基触媒は単独でも2種以上混合して使って
も良い。酸触媒としては、硫酸、塩酸、臭化水素酸、硝
酸、リン酸等の無機酸;p−トルエンスルホン酸、トリ
フルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、酢酸等の有
機酸;シリカ、アルミナ、ゼオライト、カオリン、ヘテ
ロポリ酸/シリカ複合体等の固体酸;多孔質物質上に前
記無機酸を担持した固体酸;酸型イオン交換樹脂等が用
いられる。酸型イオン交換樹脂としては、ナフイオン
(デュポン)やダイアイオン(三菱化学)等のようなス
ルホン酸型のものの使用が好ましい。
【0009】塩基触媒の使用量は、塩基として、グリセ
リン100g当り、0.01〜40g当量、好ましくは
0.1〜15g当量である。酸触媒の場合は、酸とし
て、グリセリン100g当り、0.01〜40g当量、
好ましくは0.1〜15g当量である。前記酸触媒又は
塩基触媒は、反応液に均一溶解した状態で使っても反応
液に不溶の状態で使っても良いが、均一溶解状態で使う
と使用量を少なくすることができる。一方、反応液に不
溶の状態で使うと反応後の生成液から容易に触媒を分離
回収することができる。イオン交換樹脂や固体酸等の反
応液に不溶性触媒を使用する際は、反応方式に応じてペ
レット状やシート状等に加工して使うことができる。
【0010】GCの使用割合は、グリセリン1モル当
り、0.2〜20モル、好ましくは0.5〜10モルの
割合である。GCとグリセリンとの反応は、グリセリ
ンとGCを混合加熱する;加熱グリセリン中にGCを
滴下する;加熱GC中にグリセリンを滴下する;など
の方式で行っても良いが、の方式が好ましい。の方
式では、反応初期の反応液中に大量のグリセリンと少量
のGCが存在するから、GCは優先的にグリセリンと反
応してGC間の反応が抑制される。また、GCとグリセ
リンの反応生成物に新しく滴下されたGCが反応して逐
次的に反応が進行し、その結果として所望量のGCをグ
リセリンと反応させることができる。本発明の方法にお
いては、得られるOGLの重合度はGCの使用量と関係
し、GC使用量がグリセリン使用量の1〜1.5モル倍
ではジグリセリンが主に生成し、GC使用量がグリセリ
ン使用量の2〜2.6モル倍ではトリグリセリンが主に
生成し、GC使用量がグリセリン使用量の3〜3.6モ
ル倍ではテトラグリセリンが主に生成する。また、この
場合のGC滴下速度は、目的物の種類や反応温度及び反
応量等の諸反応因子で異なるが、通常は全量を0.5〜
20時間、好ましくは4〜12時間で滴下する速度に規
定するのがよい。滴下終了後も1〜15時間、好ましく
は3〜10時間反応を継続するのが良く、これによって
滴下GCの全量を反応させることができる。反応温度は
80〜250℃、好ましくは100〜210℃、より好
ましくは110〜180℃であり、反応温度80℃未満
では反応速度が著しく遅く、反応温度が250℃を超え
ると副生物量が多くなる上、製品OGLに着色を生じる
等の問題がある。
【0011】前記反応により、GCとグリセリンとの間
の求核置換反応と、その反応により生成したカルボキシ
レート中間体の脱炭酸反応が起り、オリゴグリセリンが
生成される。〔A〕法でOGLを製造する場合、反応は
常圧開放系、常圧密閉系、加圧系及び減圧系のいずれの
方式で行っても良いが、生成した二酸化炭素の除去が容
易な減圧系や常圧開放系で行うのが好ましい。そして、
常圧開放系の場合は、窒素ガス等の不活性ガスを流通さ
せて二酸化炭素除去を容易にするのが好ましい。
【0012】前記のようにして得られる反応生成物は、
通常、使用量の2〜15重量%に相当する未反応グリセ
リンと生成OGLの1〜3重量%に相当する微量の環状
生成物を含み、重合度1〜4のOGLの得率は全OGL
の80重量%以上である。従って、常法によって反応生
成物を精製処理することにより、高品質のオリゴグリセ
リンを得ることができる。例えば、固形物を濾別後に酸
又はアルカリ水を加えて生成液を中和してから、この液
を減圧トッピングして水とグリセリンの過半を留去し、
釜残中の固形物(中和時に生成する塩等)を濾別すれば
高純度のオリゴグリセリンが得られる。また、中和後の
生成液を減圧下に単蒸留すれば高品質のオリゴグリセリ
ンが得られ、減圧精留すれば更に高品質のオリゴグリセ
リンが得られる。
【0013】〔B〕GCだけを原料にする方法 この方法は、GCから下記一般式(5)で表されるカル
ボキシレート中間体を生成させ、これを加水分解及び脱
炭酸させてオリゴグリセリンを生成させる方法である。
【化5】 (式中、Yは水素原子又はカルボキシル基を示し、mは
0又は1〜3の整数を示す) 以下、この方法によるOGLの生成過程の1例を反応式
で説明する。下記(6)式は、2モルのGCの反応(求
核置換反応)により生成したカルボキシレート中間体が
脱炭酸してオリゴグリセリン前駆体を生成する反応例を
示す。下記(7)式は、前記(6)式で得られたオリゴ
グリセリン前駆体がさらにGCと反応し、この反応によ
り生成したカルボキシレート中間体が脱炭酸して分子量
の高められたオリゴグリセリン前駆体を生成する反応例
を示す。下記(8)式は、前記(6)式で得られたオリ
ゴグリセリン前駆体が水の存在下でカルボキシレート中
間体となり、これが脱炭酸してオリゴグリセリンを生成
する反応例を示す。
【0014】
【化6】
【化7】
【化8】
【0015】〔B〕法はオリゴグリセリン前駆体の生成
後に加水分解及び脱炭酸してオリゴグリセリンを生成さ
せる方法であり、原料のGCは前記のようにグリセリン
から容易に製造することができる。GCからのOGL前
駆体の生成反応は、〔A〕法において示した触媒の存在
下に進行する。すなわち、アルカリ金属やアルカリ土類
金属の水酸化物、酸化物、重炭酸塩及び塩基型イオン交
換樹脂等の塩基触媒;無機酸、有機酸、固体酸及び酸型
イオン交換樹脂等の酸触媒;が触媒となる。塩基触媒の
添加量は、塩基として、GC100g当り、0.01〜
40g当量、好ましくは0.1〜15g当量である。酸
触媒添加量は、酸として、GC100g当り0.01〜
40g当量、好ましくは0.1〜15g当量である。触
媒は〔A〕法の場合と同様に種々の状態で反応系に添加
することができる。
【0016】前記(8)式で例示される加水分解反応
は、理論量の1〜50モル倍、好ましくは1〜10モル
倍の水の存在下に進行する。この場合の加水分解用触媒
としては、前記した塩基触媒や酸触媒を用いることがで
きる。前記〔B〕法において、触媒としてアルカリ金属
やアルカリ土類金属の水酸化物を用いる場合、(6)式
で示されるGC相互の求核置換反応とその反応により生
成したカルボキシレート中間体の脱炭酸反応、(7)式
で示される脱炭酸反応生成物とGCとの求核置換反応と
その反応により生成したカルボキシレート中間体の脱炭
酸反応、及び(8)式で示される脱炭酸反応生成物の加
水分解反応とその加水分解生成物の脱炭酸反応は、それ
らの反応が殆ど同時並行的に進行するため、同じ反応条
件下で実施することができる。GCと等モル以上のアル
カリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物を用いる場合、
前記求核反応により水が副生し、前記加水分解反応は、
この副生水を用いて実施することができることから、外
部からの水の添加は特に必要とされない。この場合の反
応温度は25〜250℃、好ましくは30〜210℃、
より好ましくは30〜180℃である。反応時間は1〜
20時間、好ましくは4〜12時間程度である。前記
〔B〕法において、触媒として酸触媒又はアルカリ金属
やアルカリ土類金属の水酸化物以外の塩基触媒を用いる
場合には、前記求核置換反応においては水が副生しない
ことから、前記(8)式の加水分解反応を実施するに
は、外部からの水の添加が必要となる。従って、この
〔B〕法の場合、前記(6)式や(7)式で示されるO
GL前駆体生成反応と、前記(8)式で示されるOGL
生成反応とは、必ずしも同じ反応条件で実施する必要は
なく、異った反応条件で実施することもできる。(8)
式の反応は、低温で実施することができ、25〜250
℃、好ましくは30〜210℃、より好ましくは30〜
180℃の反応温度で実施することができる。反応時間
は1〜20時間、好ましくは4〜12時間である。外部
からの水の添加は、所定反応時間の10〜90%、好ま
しくは15〜70%経過した時点において行えばよい。
さらに、前記反応は、2段階で行うことができ、25〜
50℃行った後、80〜180℃で行うことができる。
【0017】〔B〕法でOGLを製造する場合、反応は
常圧開放系、常圧密閉系、加圧系及び減圧系のいずれの
方式で行っても良いが、生成した二酸化炭素の除去が容
易な減圧系や常圧開放系で行うのが好ましい。そして、
常圧開放系の場合は、窒素ガス等の不活性ガスを流通さ
せて二酸化炭素除去を容易にするのが好ましい。反応生
成液は、〔A〕法の場合と同様に濾過、中和、減圧トッ
ピング及び釜残の濾過だけで高品質のオリゴグリセリン
とすることができる。また、〔A〕法の場合と同様に減
圧単蒸留や減圧精留によってさらに高品質のオリゴグリ
セリンを得ることができる。
【0018】〔C〕GCとGLDを原料にする方法 この方法は、GCと下記一般式(9)で表されるGLD
から下記一般式(10)で表されるカルボキシレート中
間体を生成させ、これを脱炭酸及び加水分解する方法で
ある。
【化9】 前記式中、R1とR2は同じでも異なっていても良いが、
これらは水素原子又は炭化水素基を示し、R1及びR2
炭化水素基を示す場合、R1とR2が結合して炭素環を形
成していてもよい。炭化水素基としては、炭素数1〜1
2、好ましくは1〜6のアルキル基や、フェニル基、ト
リル基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基等
が挙げられる。
【化10】 (式中、Yは水素又はカルボキシル基を示し、R1とR2
は前記と同じ意味を有し、mは0又は1〜3の整数を示
す) 前記(9)式で表されるGLDの具体例としては、2,
2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノール
(ソルケタール)、2,2−ジエチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−メタノール、2,2−ジフェニル−1,3
−ジオキソラン−4−メタノール、2−メチル−1,3
−ジオキソラン−4−メタノール、2−フェニル−1,
3−ジオキソラン−4−メタノール等が挙げられる。
【0019】以下、この方法によるOGLの生成過程の
1例を反応式で説明する。下記(11)式は、GCとG
LDの求核反応により生成したカルボキシレート中間体
が脱炭酸してオリゴグリセリン前駆体を生成する反応例
を示す。下記(12)式は、前記(11)式で得られた
オリゴグリセリン前駆体がさらにGCと反応し、この反
応により生成したカルボキシレート中間体が脱炭酸して
分子量の高められたオリゴグリセリン前駆体を生成する
反応例を示す。下記(13)式は、オリゴグリセリン前
駆体が加水分解してオリゴグリセリンを生成する反応例
を示す。
【0020】
【化11】
【化12】
【化13】
【0021】前記(11)及び(12)式の反応は
〔A〕法や〔B〕法で詳記した反応と同様のGCに対す
るグリセリン水酸基の求核反応とそれに続く脱炭酸反応
によるOGL前駆体生成反応であり、塩基触媒又は酸触
媒の存在下で進行する。一方、(13)式はアセタール
やケタールが分解する公知の加水分解反応によるOGL
生成反応をであり、酸触媒の存在下で進行する。
【0022】〔C〕法で原料とするGCは、前記のよう
にグリセリンから容易に製造することができる。〔C〕
法で原料とするGLDは、前記(9)式においてR1
びR2が水素原子又は炭素数1〜4の低炭化水素基であ
るものが好ましいが、R1及びR2が炭素数5以上の脂肪
族炭化水素基や芳香族基であっても良いし、R1とR2
結合してシクロヘキサン環等の環を形成していても良
い。また、GLDは酸触媒を使う公知法、例えばOr
g.Synth.28 73(1948)に記載されて
いる方法で容易に製造することができる。GCとグリセ
リン水酸基との反応用触媒は、塩基触媒又は酸触媒が用
いられ、前記で示した各種の塩基触媒又は酸触媒が用い
られ、特に、ナトリウムやカリウムの水酸化物、炭酸塩
及び重炭酸塩等の塩基触媒の使用が好ましい。この触媒
の添加量は、塩基又は酸として、GLD100g当り、
0.01〜40g当量、好ましくは0.1〜15g当量
である。前記グリセリン前駆体の加水分解用触媒として
は、酸触媒が用いられる。この酸触媒としては、前記し
た各種のものが用いられる。この酸触媒の添加量は、酸
として、GLD100g当り、0.01〜40g当量、
好ましくは0.1〜15g当量である。
【0023】GCの使用割合は、GLD1モル当り、
0.2〜20モル、好ましくは0.5〜10モルであ
る。GCとGLDとの反応は、GLDとGCを混合加
熱する;加熱GLD中にGCを滴下する;加熱GC
中にGLDを滴下する;などの方式で行っても良いが、
の方式が好ましい。の方式では、反応初期の反応液
中に大量のGLDと少量のGCが存在するから、GCは
優先的にGLDと反応してGC間の反応が抑制される。
また、GCとGLDの反応生成物に新しく滴下されたG
Cが反応して逐次的に反応が進行し、その結果として所
望量のGCをGLDと反応させることができる。本発明
の方法においては、GCとGLDから得られるOGLの
重合度はGCの使用量に関係し、GC使用量がGLD使
用量の1〜1.5モル倍ではジグリセリンが主に生成
し、GC使用量がGLD使用量の2〜2.6モル倍では
トリグリセリンが主に生成し、GC使用量がGLD使用
量の3〜3.6モル倍ではテトラグリセリンが主に生成
する。また、この場合のGC滴下速度は目的物の種類や
反応温度及び反応量等の諸反応因子で異なるが、通常は
全量を0.5〜20時間、好ましくは4〜12時間で滴
下する速度とするのがよい。なお、滴下終了後も1〜1
5時間、好ましくは3〜10時間反応を継続するのが良
く、これによって滴下GCの全量を反応させることがで
きる。
【0024】前記(13)式で例示されるグリセリン前
駆体の加水分解反応は、理論量の1〜100モル倍、好
ましくは1〜20モル倍の水を使用し、酸触媒の存在下
に行われる。この酸触媒としては、前記した各種のもの
が用いられる。酸触媒の添加量は、酸として、水100
g当り、0.01〜40g当量、好ましくは0.1〜1
5g当量である。
【0025】GCとGLDとの反応及びこの反応により
得られたカルボキシレート中間体の脱炭酸反応は殆ど同
時に進行し、その反応温度は、80〜250℃、好まし
くは100〜210℃、より好ましくは110〜180
℃である。反応温度が前記範囲を超えると、副生物の量
が著しくなったり、製品に着色を生じるようになる。一
方、反応温度が前記範囲より低くなると、反応速度の低
下が著しくなる。反応時間は、1〜20時間、好ましく
は4〜12時間程度である。グリセリン前駆体の加水分
解反応温度は、25〜250℃、好ましくは50〜20
0℃であり、反応時間は1〜15時間、好ましくは2〜
8時間である。GCとGLDとの反応及びそれに続く脱
炭酸反応によるグリセリン前駆体生成反応とグリセリン
前駆体の加水分解によるオリゴグリセリン生成反応と
は、同一反応容器を用いて実施してもよいし、それぞれ
別の反応容器を用いて実施してもよい。同じ反応容器を
用いて実施する場合には、グリセリン前駆体生成反応終
了後、水の存在下で引続き加水分解反応を行う。この場
合、グリセリン前駆体生成反応で用いた触媒が酸触媒で
あるときには、後続の加水分解反応では、外部からの酸
触媒の添加は特に必要とされず、外部から水を添加して
引続き加水分解反応を実施すればよい。一方、グリセリ
ン前駆体生成反応で用いた触媒が塩基触媒であるときに
は、GCとGLDとの反応で水が副生成することから、
外部からの水の添加は特に必要とされず、その塩基触媒
を中和又は除去した後、酸触媒を添加して引続き加水分
解反応を実施してもよいし、多量の酸触媒を加えて引続
き加水分解反応を実施すればよい。
【0026】グリセリン前駆体生成反応とその加水分解
によるオリゴグリセリン生成反応をそれぞれ別の反応容
器を用いて実施する場合には、グリセリン前駆体生成反
応により得られた反応生成物から、そのグリセリン前駆
体を分離し、これを水及び酸触媒とともに別の容器に入
れ、加水分解反応を実施すればよい。
【0027】〔C〕法でOGLを製造する場合、反応は
常圧開放系、常圧密閉系、加圧系及び減圧系のいずれの
方式で行っても良いが、生成した二酸化炭素の除去が容
易な減圧系や常圧開放系で行うのが好ましい。そして、
常圧開放系の場合は、窒素ガス等の不活性ガスを流通さ
せて二酸化炭素除去を容易にするのが好ましい。反応生
成液を〔A〕法の場合と同様に処理することにより、高
純度オリゴグリセリンが得られる。
【0028】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例によって更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって
限定されない。なお、実施例及び比較例の実験における
生成物分析は、直径0.32mmで長さ5mのキャピラ
リーカラム(ヒューレットパッカード社製;商品名:ウ
ルトラ2)を使用するガスクロマトグラフ法で行った。
この場合、各成分の組成比は、各成分のガスクロマトグ
ラフのピークの面積%で求めた。また、ガスクロマトグ
ラフ測定時の試料としては、あらかじめBSTFA
〔(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド〕と
ピリジンを加えて加熱反応させ、水酸基をシリルエーテ
ルに変換したものを用い、これを試料として測定を行っ
た。
【0029】実施例1 撹拌機、温度計、滴下ロート、試料採取口及び還流冷却
器を備えた内容積2リットルの四つ口フラスコを反応器
とし、これにグリセリン552g(6.0モル)と純度
95重量%以上の試薬用水酸化カリウム27.6g
(0.47モル)を仕込んだ。フラスコ内容物を撹拌し
ながら150℃に加熱すると共に、還流冷却器の上部を
アスピレーターに接続してフラスコ内を30mmHgと
して3時間保持した。次いで、撹拌下にフラスコ内容物
を150℃に保つと共にフラスコ内を30mmHgの減
圧としたまま、滴下ロートから920.4g(7.8モ
ル)のグリセリンカーボネートを6時間で滴下した。滴
下終了後も適宜フラスコ内容物を分析しながら減圧下に
150℃で加熱撹拌を続けたところ、滴下終了後5時間
でフラスコ内容物中のグリセリンカーボネートが消失し
たので反応を終了した。反応終了後の反応生成液の重量
は1125.7gであった。反応生成液を分析すると、
この中にはグリセリン138.5g、ジグリセリン74
0.7g、トリグリセリン176.7g及び重合度4〜
10のオリゴグリセリン69.8gが含まれており、ジ
グリセリンが主成分(65.8重量%)であった。反応
生成液中には環状物が含まれていたが、その量は微量
(2.2重量%)であった。
【0030】実施例2 実施例1で使ったものと同じ反応器を使用し、これにグ
リセリンとアセトンから得られたソルケタール〔一般式
(9)においてR1及びR2がメチル基の化合物〕660
g(5.0モル)及び48重量%水酸化ナトリウム水溶
液70g(水酸化ナトリウムとして0.84モル)を仕
込んだ。フラスコ内容物の温度を90℃とした以外はフ
ラスコ内を実施例1と同じ状態とし、この状態を6時間
保持してからフラスコ内容物を150℃とした。この状
態のまま滴下ロートから767.0g(6.5モル)の
グリセリンカーボネートを6時間で滴下し、実施例1の
場合と同様にフラスコ内容物中のグリセリンカーボネー
トが消失するまで反応を継続した。滴下終了後4時間で
反応が終了し、この時点でフラスコ内の反応生成液の重
量は1137.2gであった。反応終了後の液にIN塩
酸水溶液を1500g加え、フラスコ内容物を120℃
として3時間撹拌することでフラスコ内容物を加水分解
した。加水分解生成液から水を留去した残液934.2
gを分析すると、この中にはグリセリン110.2g、
ジグリセリン645.5g、トリグリセリン120.5
g及び重合度4以上のオリゴグリセリン57.9gが含
まれており、ジグリセリンが主成分(69.1重量%)
であった。また、残液中には環状物が含まれていたが、
その量は微量(1.8重量%)であった。
【0031】実施例3 実施例1で使ったものと同じ反応器を使用し、これにグ
リセリン184.0g(2.0モル)と純度95重量%
以上の試薬用水酸化ナトリウム13.8g(0.33モ
ル)を仕込んだ。グリセリンカーボネート滴下量は81
4.2g(6.9モル)とし、滴下時間を7時間、滴下
終了後の反応継続時間を6時間とした以外は実施例1と
同様に実験を行った。得られた反応生成液659.9g
を分析すると、この中にはグリセリン30.4g、ジグ
リセリン107.6g、トリグリセリン403.9g及
び重合度4〜10のオリゴグリセリン118.1gが含
まれており、その主成分はトリグリセリン(61.2重
量%)であった。また、反応生成液中には環状物が含ま
れていたが、その量は微量(2.2重量%)であった。
【0032】実施例4 水酸化ナトリウム使用量を9.2g(0.23モル)と
し、グリセリンカーボネート滴下量を926.0g
(7.8モル)とした以外は実施例3と同様にして実験
を行ったところ、滴下終了後6時間で反応が終了し、反
応生成液756.3gが得られた。この反応生成液を分
析すると、この中にはグリセリン27.2g、ジグリセ
リン65.8g、トリグリセリン89.2g、テトラグ
リセリン457.6g及び重合度4以上のオリゴグリセ
リン116.8gが含まれており、その主成分はテトラ
グリセリン(60.5重量%)であった。また、生成液
中には環状物が含まれていたが、その量は微量(2.7
重量%)であった。
【0033】実施例5 グリセリン460.0g(5モル)およびパラトルエン
スルホン酸−水塩13.8g(グリセリンに対して3重
量%)を2リットルの4ッ口フラスコに入れ、撹拌しな
がら150℃に加熱し、グリセリンカーボネート70
8.0g(6モル)を滴下ロートを用いて5時間かけて
加えた。その後、減圧下に150℃で加熱撹拌を続けた
ところ、滴下終了後6時間でフラスコ内容物中のポリカ
ーボネートが消失したので反応を終了した。反応終了後
の反応生成液の重量は902.8gであった。反応生成
液を分析すると、この中にはグリセリン102.9g、
ジグリセリン553.4g、トリグリセリン166.1
g及び重合度4〜10のオリゴグリセリン80.3gが
含まれており、その主成分はジグリセリン(61.3重
量%)であった。また、反応生成液中には環状物が含ま
れていたが、その量は微量(1.9重量%)であった。
【0034】実施例6 グリセリン460.0g(5モル)および陽イオン交換
樹脂(ダウケミカル製、DowEX50−X8、100
〜200メッシュ)23.0g(グリセリンに対して5
重量%)を2リットルの4ッ口フラスコに入れ、撹拌し
ながら180℃に加熱し、グリセリンカーボネート70
8.0g(6モル)を滴下ロートを用いて6時間かけて
加えた。その後、減圧下に180℃で加熱撹拌を続けた
ところ、滴下終了後7.5時間でフラスコ内容物中のポ
リカーボネートが消失したので反応を終了した。反応終
了後の反応生成液から陽イオン交換樹脂を濾別した。得
られた反応生成液897.1gを分析すると、この中に
はグリセリン108.5g、ジグリセリン535.6
g、トリグリセリン193.8g及び重合度4〜10の
オリゴグリセリン59.2gが含まれており、その主成
分はジグリセリン(59.7重量%)であった。また、
反応生成液中には環状物が含まれていたが、その量は微
量(2.9重量%)であった。
【0035】実施例7 実施例1で使ったものと同じ反応器を使用し、これにグ
リセリンカーボネート926.0g(7.8モル)と純
度95重量%水酸化ナトリウム20g(0.5モル)を
仕込んだ。フラスコ内を50mmHgの減圧として撹拌
下に150℃に加熱すると、7時間でグリセリンカーボ
ネートが消失した。さらに、水3000gを加え、30
℃で2時間、110℃で4時間加熱して、反応を終了し
た。得られた反応生成液542.6gを分析すると、こ
の中にはグリセリン21.2g、ジグリセリン315.
8g、トリグリセリン123.7g及び重合度4〜10
のオリゴグリセリン81.9gが含まれており、その主
生成物はジグリセリン(58.2重量%)であった。ま
た、反応生成液中には環状物が含まれていたが、その量
は微量(3.1重量%)であった。
【0036】実施例8 実施例1で使ったものと同じ反応器を使用し、これにグ
リセリンカーボネート926.0g(7.8モル)とり
ん酸20gを仕込んだ。常圧において撹拌下に150℃
に加熱すると、10時間でグリセリンカーボネートが消
失し、反応を終了した。この反応液に水3000gを加
えて110℃で4時間撹拌した。反応液を中和、脱水、
脱塩して、得られた反応生成液538.2gを分析する
と、この中にはグリセリン24.1g、ジグリセリン3
01.9g、トリグリセリン132.7g及び重合度4
〜10のオリゴグリセリン79.5gが含まれており、
その主生成物はジグリセリン56.1重量%であった。
また、反応生成液中には環状物が含まれていたが、その
量は微量3.3重量%であった。
【0037】比較例1 実施例1で使ったものと同じ反応器を使用し、これにグ
リセリン1104g(12.0モル)と純度95重量%
以上の試薬用水酸化カリウム55.2g(0.93モ
ル)を仕込んだ。反応温度及びフラスコ内の圧力を実施
例1の場合と同じ150℃とし、撹拌下に12時間保持
してから反応生成物を分析すると、大部分がグリセリン
であり、150℃の温度ではグリセリンの縮合反応がほ
とんど起こらないことが分った。
【0038】比較例2 撹拌機、温度計、ガス入口、試料採取口及び還流冷却器
を備えた内容積2リットルの四つ口フラスコを反応器と
し、これにグリセリン552g(6.0モル)と純度9
5重量%以上の試薬用水酸化カリウム9.5g(0.1
6モル)を仕込んだ。そして、ガス入口から250ml
/分の速度で窒素を反応器内に導入し還流冷却器上部か
ら排出すると共に、フラスコ内容物を撹拌下に240℃
に保持した。得られた反応生成液を分析すると、この中
にはグリセリン128.8g、ジグリセリン138.1
g、トリグリセリン82.1g、テトラグリセリン3
8.9g及び重合度5〜10のオリゴグリセリン56.
1gが含まれており、オリゴグリセリンの分子量分布は
ブロードなものであった。また、反応生成液中にはかな
り大量の環状物(23.4重量%)が含まれていた。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、環状物の副生を抑え、
オリゴグリセリンを過酷な反応条件を必要とせずに収率
よく製造することができる。また、本発明によれば、仕
込み原料組成を調節することにより、特定のオリゴグリ
セリンを選択的に生成させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 晴彦 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセリンとグリセリンカーボネート
    を、塩基触媒又は酸触媒の存在下、80〜250℃の温
    度で反応させることを特徴とするオリゴグリセリンの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 グリセリンカーボネートを、塩基触媒又
    は酸触媒の存在下、80〜250℃で反応させた後、水
    の存在下でさらに反応させることを特徴とするオリゴグ
    リセリンの製造方法。
  3. 【請求項3】 グリセリンカーボネートと一般式 【化1】 (式中、R1及びR2は水素原子又は炭化水素基を示し、
    1とR2が炭化水素基を示す場合、R1とR2とは結合し
    て炭素環を形成していてもよい)で表されるグリセリン
    誘導体とを、塩基触媒又は酸触媒の存在下、80〜25
    0℃の温度で反応させた後、得られた反応生成物を加水
    分解処理することを特徴とするオリゴグリセリンの製造
    方法。
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